JPS63140089A - アルミニウム合金膜のエツチング方法とその装置 - Google Patents

アルミニウム合金膜のエツチング方法とその装置

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JPS63140089A
JPS63140089A JP28644286A JP28644286A JPS63140089A JP S63140089 A JPS63140089 A JP S63140089A JP 28644286 A JP28644286 A JP 28644286A JP 28644286 A JP28644286 A JP 28644286A JP S63140089 A JPS63140089 A JP S63140089A
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JP
Japan
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alloy film
etching
electric field
aluminum alloy
magnetic field
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JP28644286A
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English (en)
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Tatsuo Asamaki
麻蒔 立男
Katsuzo Ukai
鵜飼 勝三
Kiyoushiyoku Kin
金 京植
Tsutomu Tsukada
勉 塚田
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Canon Anelva Corp
Original Assignee
Anelva Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明はアルミニウム合金膜のエツチング方法とその
装置に関し、特にリアクチブイオンエツチング(以下単
にRIE)等の異方性エツチングを行ないながらアルミ
ニウム合金膜のエツチングを行ないたい場合に適用して
効果の著しいものである。
(従来の技術) μmといった狭いパターンのアルミニウム合金膜のエツ
チングを行なう場合、2極放電あるいはマグネトロン放
電を用いたエツチング法が、秀れた方法として従来広く
用いられている。
(発明が解決しようとする問題点) アルミニウム合金膜例えば、Al−Cu合金膜の表面に
エツチングを行なう方法としては種々のものがあるが、
パターンが微細になるにつれて、エツチングを施した凹
部や穴部にCuの化合物が残渣として残留しく例えば、
後述の第3図に多数の点6て示したものがそれである)
、爾後の工程に支障を生じ、また製品の歩留りを悪くす
る不都合を生じている。
この残渣の除去は極めて困難で、そのため従来はその有
用性にも拘らずA1合金膜、特にAl−Cu合金膜の半
導体素子への適用は皆無に近いものとなっている。これ
はAl−3iなどの他のアルミニウム合金膜でも同様で
あって、こうしたアルミニウム合金膜のエツチング技術
は、今日のマイクロエレクトロニクスの分野で極めて重
要な課題として、各所で研究に研究が重ねられているも
のである。
(発明の目的) 本発明は、上記問題を解決する秀れたアルミニウム合金
膜のエツチングの方法とその装置の提供を目的とする。
(問題を解決するための手段) 本発明においては、上記問題の解決のために、被処理物
(以下、基板)の近傍にラジカルを大量に作り、このラ
ジカルで前記のアルミニウム合金膜のエツチングを行な
うもので、それを目的として、放電空間の電位を調節し
、電子のエネルギーを調整するものである。
一般に、放電空間にある電子のエネルギーと衝突断面積
との間には第1図に示すような関係(衝突断面積の最大
値を100として示しである)がある。即ち、曲線iは
、気体のイオン化断面積を示すものであって一般に電子
のエネルギー100eV近辺に最大値があり、一方、活
性種の断面積は第1図の曲線rに示すように電子のエネ
ルギーの数eVから十数eVのあたりに最大値がある。
従って、イオンは電子の高エネルギ一部分て多く生成し
、逆に活性種は電子の低エネルギ一部分で多く発生する
傾向を持つ。
さて、放電を利用して前記のアルミニウム合金膜のエツ
チングを行なおうとする場合には、基板の近くに大量の
活性種(ラジカル)を集中させる必要があるが、従来の
一般の二極放電における放電空間の電位分布を測定して
見ると、例えば、第2図の曲線d1に示すようになって
いる。ここでVrは陰極Kから距離rの位置における電
位、Vaは陽極電圧である。曲線の傾斜がその点の電界
強度を示し、平均値で云うとき、陰極近傍の電界強度は
他の部分の電界強度よりも必ず相当程度強くなっている
。 即ち、この電位分布曲線d1においては、陰極表面
近くに強い電界があって電子のエネルギーはそこで大き
くなり、従って、この位置では主としてイオンが生成し
活性種は不足している。従来基板はこの陰極上に載置さ
れているため、このイオンによる異方性エツチングが強
力に行なわれる反面、アルミニウム合金膜では、活性種
の不足によって残渣の除去が不可能どなったものである
本願の発明者はこの点に着目した。
本発明では、後記するさまざまな工夫により、電位分布
を第2図の曲線d2あるいはd3のように、基板(基板
は、陰極上に載置されている場合を代表的に示す)の表
面近傍において平均的電界強度を小さくし電子のエネル
ギーを小さく抑制することにより、基板即ちアルミニウ
ム合金膜の表面近くに活性種を大量に作るようにするも
のである。
一般に、放電空間の電位分布を示した第2図のdi、d
l、d3の曲線は、例えば次の数式で近似的に表すこと
が出来る。
即ち、陽極電圧なVa、陰極からの距離rにおける電位
をVr、電極間の距離をaとし、nを常数として、 Vr=Va (r/a)’ である。この表現方法を採用する場合は、dlはn<1
の場合であって従来の方法を示し、dlはn=L  d
3はn>1の場合であって本発明の方法を示すことにな
る。
さて、この本発明の方法を利用するときは、RIE法に
よっても異方性エツチングを可成り強力に行なうと同時
に、大量の活性種により、残渣を残さないアルミニウム
合金膜のエツチングを行なわせることが出来る。第3図
において、2は被エツチング体、1はフォトレジストで
ある。
良いアルミニウム合金膜のエツチングの為には、基板表
面に大量の活性種が存在し、そこへイオンが入射する態
様が理想的である。
その実現のためには、上式のnをなるべく大きくし従っ
て陰極の基板表面部が弱電界で、活性種が多く発生し、
他の部分例えば陽極の近くが強電界でイオンが多く生成
し、そのイオンが基板に向かって入射する、というのが
望ましい。
さらに望ましい態様として、放電空間の電極構造や磁場
を(後述のように)工夫することによって、プラズマが
、基板の近くに巧みに収束されるようにする構成がある
(実施例) 次にこの発明の実施例を図を用いて詳細に説明する。
第4図く正両断面図)、第5図(平面断面図)、および
第6図(概要図)の本発明の実施例において、10は真
空容器、11は処理室、12は排気管、13は排気の方
向を示す矢印である。20は処理系、21は陰極、22
は陽極、23および24は陽・陰画電極間に放電を起こ
させたりそれを制御したりするための陰極電源および陽
極電源である。25は基板であって、これは目的により
26(仮線)の位置、28(仮線)の位置あるいはその
他言語と電極の間など任意の位置に置くことが出来ろ(
・・・・・・但し、それらのときは電界強度分布は本発
明の趣旨に沿って、各調整されなければならない)。
また、筒状突起27(仮線)はプラズマを陽極22の近
くに閉じ込めるため設置されることのある補助電極であ
って、図では陽極22に接続されているが、これは陰極
21側に設けてもよい。または陽極、陰極の何れとも接
続せず、浮遊電位にし若しくは別に設けた電源に接続し
てもよい。
30は磁場設定手段で、31はポールピース、32はコ
イル、33はヨークである。34は発生する磁力線の1
例を示す。  35及び36は電磁コイル用交流電源で
、この実施例においては電源35と36の位相を90度
ずらし、作られる磁場38が、陽極22の表面に沿った
方向の面内で回転磁場を発生するようにしている。37
は必要により磁場の方向や分布を制御するため設けられ
ている補助ヨークである。
40は間欠的に電力を供給する必要のある場合、そのた
めの電源である。これは、第6図に見るように、41は
直流電源、42は安定抵抗であり、コイル43と、コン
デンサー44は、高周波電源23、マツチングボックス
231、ストップコンデンサ232から送られる高周波
電力(13,56M HZ ”)のストッパーである。
45は主コンデンサであって主放電の(直流)電力がい
ったんここに蓄えられるもの、46はスイッチ(電子式
、電気式、あるいは機械式何れでも良い)であって、こ
れの0N−OFFで直流パルス電力による主放電を間欠
的に行う仕組みになっている。この主放電は、陰極、陽
極間の電場と磁場が直交するいわゆるマグネトロン放電
であるので、放電インピーダンスは低く、大電力による
特殊なプラズマ状態を発生させるのに有効である。
この実施例の、真空容器10に(従って、電極21.2
2に)密着して設けられたポールピースを用いる磁場設
定手段30は、ヘルムホルツコイルを用いる方式の従来
の装置に比較して全体の装置を小型化出来る長所がある
。50はガス導入系で51が導入弁、52はガスボンベ
とガス流量計である。
この装置は通常のプラズマ処理装置と同様に運転する。
例えば、Al−Cu合金膜のエツチングの場合では、基
板を26の位置に置いて、処理室11の圧力を所定の圧
力にまで排気した後、ガス導入系50により反応性ガス
である5iC14を11005CC導入し、エツチング
圧力を10Paとして、コイル電源23を動作させエツ
チングを行う。
溝、穴のエツチングを行なったところ、第3図に示すよ
うな残渣6は皆無となってAl−Cu合金膜のエツチン
グが正確に行なわれていた。例えば、銅を1%(モル比
)含むSi合金の場合は基板表面での磁場が50ガウス
以上、銅を4%(モル比)含む合金では100ガウス以
上が望ましいことがわかった。
これはマグネトロン放電における電位分布が第2図のd
3て示されるような曲線形状になっている為であり、基
板の表面近くの低エネルギーの電子が大量の活性種を作
っていることによる。
電源の動作にも種々な動作方法がある。望ましいのは、
陰極型−[23を動作し、比較的弱いプラズマ状態をま
ず作っておいて、ついで主放電を行なわせる方法である
。さらに別の方法は、基板の温度上昇を低下させるのを
目的として、陰極電源23の出力を極めて小さく、場合
によっては零にすることである。即ち、陰極電源23を
スイッチ46と同期させて動作させ、主放電の発生直前
に弱い従放電(プラズマ処理に注目するとき、極め比例
して変化する曲線d2を実現するようにした場合である
。厳密な意味での比例関係にすることは出来ないが、基
板表面近傍での平均的電界強度を、他の部分の平均的電
界強度に等しいが、や\小さいものにして、基板表面近
傍に多量の活性種を作っている。
勿論グリッドの電位を陰極に近くなる程低下させてゆく
ことで、電界強度に大差の、ある第3図の曲線d3を実
現することも可能である。
第14図に示す別の実施例においては陽極22と陰極2
10間に出来る電界と、電磁コイル32で作られる磁界
が、はν平行になるように配慮しである。
この実施例においても、電位分布は先のn>1であり、
やはり基板の表面に大量の活性種を作りアルミニウム合
金膜のエツチングを行なうことが出来る。
第15図には、別の実施例を示しである。この実施例は
、はメ第14図の実施例と同じであるが、強磁性体のポ
ールピース37を配置することにより磁場の集中の態様
を前記より良好にしている。
なお、以上の実施例は何ら限定的な意味を持つものでは
なく、多数の変形が可能である。
例えば、電位分布はn>1であることが勿論大切である
が、電位分布には常に多少の凹凸があり、n=1の線を
越えて電位の一部がn<1の部分を持つことがあっても
支障はない。 平均しては家n>1が成立しておれば目
的は達成される。
また、磁場の設定方法にも各種の方法がある。
例えば、第6図の31に示すように、最も一般的な形状
の馬蹄形磁石を用いてその両脚で真空容器を挟んでもよ
いし、また永久磁石による靜磁界の代わりに電磁石によ
る交番磁場を用いてもよい。
(発明の効果) 本発明は以上説明したような構成と作用を有しているの
で、特に微細パターンにおいて前述の残渣のないアルミ
ニウム合金膜のエツチングを確実に行なうことが出来る
【図面の簡単な説明】
第1図は、電子のエネルギーと衝突断面積の関係を示す
グラフ。 第2図は、電位分布の例を示す図。 第3図は、従来のアルミニウム合金膜のエツチングのエ
ツチング残渣を示す断面図。 第4図、第5図および第6,7図は本発明の実施例の正
面断面図、平面断面図および概略図。 第8.9.10. 11. 12. 13. 14゜1
5図は、本発明の他の実施例の同様の図。 11は真空容器、21は陰極、22は陽極、25.26
.28は基板、46は主放電を間欠的に行なわせるスイ
ッチ、47はパルス電源、50はガス導入系である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)所定の圧力に排気する排気系と所定の圧力に所定
    の気体を導入するガス導入系を備えた真空容器内に陽極
    と陰極を配し、陽極と陰極間における放電を利用してこ
    の放電空間内に置かれたアルミニウム合金膜のエッチン
    グを行なう方法において、 アルミニウム合金膜表面部近傍の平均的電界の強度が、
    その他の部分の平均的電界強度よりも強くない状態でエ
    ッチングを行なうことを特徴とするアルミニウム合金膜
    のエッチング方法。
  2. (2)所定の圧力に排気する排気系と所定の圧力に所定
    の気体を導入するガス導入系を備えた真空容器内に陽極
    と陰極を配し、陽極と陰極間における放電を利用してこ
    の放電空間内に置かれたアルミニウム合金膜のエッチン
    グを行なう装置において、 アルミニウム合金膜表面部近傍の平均的電界強度が、そ
    の他の部分の平均的電界強度よりも強くないよう構成し
    たことを特徴とするアルミニウム合金膜のエッチング装
    置。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57203781A (en) * 1981-06-10 1982-12-14 Jeol Ltd Plasma working device
JPS5822381A (ja) * 1981-07-31 1983-02-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd プラズマエツチング方法およびそのための装置
JPS5829783A (ja) * 1981-08-13 1983-02-22 Shin Nisso Kako Co Ltd チオフエンカルボン酸類の製造方法
JPS5959984A (ja) * 1982-08-06 1984-04-05 チバ・ガイギ−・アクチエンゲゼルシヤフト シツクナ−および転写捺染により支持体を捺染するための捺染ペ−スト中でのその使用法

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