JPS63139603A - ドリルチャック - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、ハンマドリルのチャックホルダへの接続のた
めに形成されたアダプタシャフトを備えたドリルチャッ
クであって、このシャフトは回転接続と軸方向のあそび
とをもってドリルチャック中に保持されており、このド
リルチャックは軸方向の連結路を有していて、アダプタ
シャフトの衝撃作用が、この連結路を通して、ドリルチ
ャック中において中央に移動可能なチャックジョーの間
に保持されるドリルビットの端部に伝えられるものに関
する。

［従来の技術とその問題点］ 前記のようなドリルチャックは、例えば西独公開明細書
第２８４２７８３号より公知であり、このハンマドリル
を用いれば、そのチャックホルダに特別に適合したドリ
ルビットとは別のドリルビットの使用も可能となる。と
いうのは、このドリルチャック中では、ドリルシャフト
の直径に適合したチャックジ腸−にドリルビットが保持
され、このドリルチャックではアダプタシャフトがハン
マドリルのチャックホルダ中に入れられ、アダプタシャ
フトの端部がチャックホルダに特別に適合したドリルビ
ットの端部のように構成されるからである。この際、ア
ダプタシャフトは、ハンマドリリングの際のハンマドリ
ルの衝撃作用ができるだけドリルチャックによって損わ
れることなく、ドリルチャック中に同様に軸方向に移動
可能に保持されたドリルビットに伝えられるように、ハ
ンマドリルのチャックホルダ中ばかりでなく、ドリルチ
ャック中においても、固定された複数のストッパによっ
てそれぞれ制限を受ける自由な軸方向のあそびを有して
いる。しかしながら、単なる回転による穴あけが意図さ
れていて、そのためにドリルビットがチャックジョーの
間で締め付けられて固定されるなら、アダプタシャフト
の軸方向のあそびは、穴あけ工程の際の正確さを損うの
で非常に厄介である。

ハンマドリルのチャックホルダ中でも、ドリルチャック
中でも、アダプタシャフトの軸方向のあそびを簡単に除
去することができ、ドリルチャックとチャックホルダと
の間の実際に堅固な連結が形成され得るように冒頭に述
べたドリルチャックを構成するという課題が、本発明の
根底をなしている。

［問題点を解決するための手段］ 本発明によれば、ストッパがドリルチャックに案内され
ていて、このストッパは、アダプタシャフト側のドリル
チャック端部を越えて軸方向に移動可能であり、この方
向においてハンマドリルのチャックホルダに対して摩擦
かつ形状接続で支えられることによって前記課題が解決
される。

［作　用］ チャックホルダに対するストッパの支持によって、チャ
ックホルダ中及びドリルチャック中においてアダプタシ
ャフトの軸方向のあそびが除去され、両者がストッパを
介して実際に互いに堅固に連結されるばかりでなく、チ
ャックホルダ中のアダプタシャフトは、通常あそびを前
方に向かって制限しかつ対応するストッパによって固定
された前方終端位置にもたらされ、このことによって、
前記アダプタシャフトは、単なる回転による穴あけが意
図された場合にうつかりしてハンマ機構が連結をはずさ
れなかったとしても、ハンマドリル中の衝撃作用を与え
るアンビルの作用を免れる。したがって、支えられた位
置にあるストッパは、ハンマドリルの誤操作に対する保
護機能を有する。

本発明の好ましい実施態様は、チャックジョーとアダプ
タシャフトとを受け入れて案内するチャック体に対して
、回転可能かつ軸方向に移動不能に取り付けられた円形
ナツトに、軸方向に移動可能かつ回転不能に配設された
ストッパのおねじが係合することを特徴としている。こ
の円形ナツトの手による回転によって、チャックホルダ
に対してストッパが調整され、固定され得る。

合目的には、ストッパが、アダプタシャフトを取囲むリ
ングプレートと、このプレートから軸方向に突出する複
数の案内ウェブとからなり、これらのウェブが、おねじ
を有し、チャック体に沿って軸方向に伸びかつ周方向に
おいてチャック・ジョーの間に伸びる複数の案内ノツチ
中を移動可能である。すなわち、ドリルチャックにおけ
る案内ウェブの案内がチャックジョーの案内の間に至る
まで伸びていて、対応する長さに構成されていてもよく
、ストッパに関する軸方向の良い案内状態が達成され、
他方、リングプレートは、特にストッパがドリルチャッ
クから離れてチャックホルダへと前方へ出された際に、
アダプタシャフトにおける補足的案内を引き起こす。好
ましい実施態様は、複数の案内ノツチが案内切欠によっ
て形成されていて、案内ウェブのおねじは、これらの切
欠から半径方向外方に突出し、円形ナツトが案内ノツチ
の間に取り付けられていることを特徴とする。

詳細には、複数の案内ノツチが直接チャック体に形成さ
れており、円形ナツトがチャック体において案内ノツチ
の間に取り付けられていてもよい。このことは、構造上
比較的構成部分が少ないという長所を有するが、製造上
は、チャック体において案内ノツチと、円形ナツトの取
り付けのために必要な部分とを形成するために、チャッ
ク体に対してコストアップにつながる工程が必要になる
という欠点を有する。

したがって、本発明の他の提案によると、チャック体が
軸方向に移動不能かつ回転不能なチャックスリーブを担
持しており、このスリーブに複数の案内ノツチが形成さ
れていて、このスリーブに円形ナツトが取り付けられ、
案内ウェブがチャックスリーブと共軸のシリンダ壁の軸
に平行な複数の断片によって形成されている。

案内ノツチと、これらのノツチ中の案内ウェブとは、チ
ャックスリーブの壁に一列に統合されることができ、こ
の際、チャックスリーブ自身は、比較的容易にコストを
節約して、例えば合成物質からなる射出成形部分として
製造し得る。

合目的には、チャックスリーブが、チャックジョー側に
おいて案内ノツチの間の周方向に、チャックジョーのた
めの複数の切込を有しており、チャックスリーブによる
チャックジ１−の調整は、スリーブ長が比較的大の場合
でも損われることがない。さらに、チャックジョーとは
反対側に、合成物質からなるチャックスリーブにおいて
案内ノツチを解放しておくスチールリングをはめ込み、
このリングの内面をチャックスリーブと無段に並設し、
このリングによってチャック体中を半径方向に移動可能
でチャック体をアダプタシャフトに連結する連続部材の
ためのストッパを形成してもよい。スチールリングは、
たいていは鋼球からなる連結部材のストッパとして必要
であって、合成物質からなるチャックスリーブによって
はもたらされることのない表面強度と表面硬度とを提供
する。さらに、スチールリングは、円形ナツトの取り付
けのために非常に好都合に利用され得る。この限りでは
、本発明の好ましい実施態様は、スチールリングが、案
内ノツチの間の外側縁部に、半径方向外側に曲げられて
チャックスリーブの縁部を越えて突出する複数の舌片を
有しており、これらの舌片が円形ナツトの内面に設けら
れたリング状切欠に係合することを特徴とする。このこ
とによって円形ナツトは軸方向の移動が阻止される。合
目的には、複数の舌片が周方向において互いに隣接する
対をなすようにそれぞれ配設されていて、対をなす２つ
の舌片間にそれぞれ空隙が形成され、この空隙にチャッ
クスリーブに設けられた各突起が係合することによって
、スチールリングはチャックスリーブに対して回転する
ことができない。チャックスリーブが、チャックジョー
側の縁部に、チャック体に固定された複数の突起のため
の受け入れ部を有していて、これらの突起がチャックス
リーブの回転を阻止するようにしてもよい。

［実施例コ 以下、図面に描かれた実施例を用いて本発明の詳細な説
明する。

図面に描かれたドリルチャックは、アダプタシャフトｌ
を有していて、このシャフトの自由端１ａは、第１図及
び第５図において一部が一点鎖線でのみ示されたハンマ
ドリルのチャックホルダ２中に受け入れられる。このた
めに、アダプタ・シャフトｌは、直径方向に互いに対向
して両端が閉じられた２つの縦溝１．１を有するととも
に、これらの溝に対して９０°だけ位置をずらして、同
様に直径方向に互いに対向しアダプタシャフト１ａの端
部へと向かって開かれた２つの縦溝１．２を有している
。後者の縦溝１゜２は、チャックホルダ２中でのアダプ
タシャフトｌの回転接続駆動に役立ち、他方、両端が閉
じられた縦溝１．１によって、チャックホルダ中のアダ
プタシャフトは、縦溝１．１の両端によって制限される
軸方向のあそびを有する。縦溝１．１　。

１．２には、駆動部材又は半径方向に移動可能なチャッ
クホルダ２のロック部材が係合するが、この詳細は公知
であり、したがってさらに説明する必要はない。

アダプタシャ−フトｌは、ドリルチャック中でも回転接
続と軸方向のあそびとをもって保持されている。本実施
例では、アダプタシャフトｌを受け入れるチャック体３
中に連結部材４が設けられていて、軸方向においてこの
連結部材４より長く同様に軸方向においてアダプタシャ
フトｌのフランジ５中を走行する溝６に連結部材４が係
合し、軸方向のあそびにかかわらずチャツク体３とアダ
プタシャフト１との回転接続を引き起こす。チャック体
３におけるアダプタシャフト１の軸方向のあそびは、第
１図のドリルチャックの場合、一方ではチャック体３の
リング状ストッパ面７によって制限され、他方ではアダ
プタシャフトｌのフランジ５のためにチャック体３には
め込まれたストッパリング８によって制限される。これ
に対して、第５図の実施例においては、連結部材４がチ
ャック体３中において軸方向に移動不能に保持されてい
て、溝Ｂの軸方向両端がアダプタシャフト１の軸方向の
あそびを制限する。

いずれの場合にも、チャック体３は軸方向の連結路９を
有していて、アダプタシャフトｌの衝撃作用が、この連
結路を通して、ドリルチャック中において中央に移動可
能なチャックジョー１０の間に保持される不図示のドリ
ルビットの端部に伝えられる。チャックジョー１０は、
チャック軸に対して斜めにチャック体３中に案内されて
いて、歯切１１を有しており、この歯切がチャック体３
に回転可能かつ軸方向において移動不能に取り付けられ
た連結リング１２のめねじに係合する。この連結リング
１２は、２つのリング半部からなり、両半部がアダプタ
スリーブ１３によって互いに連結されている。単なる回
転による穴あけのためには、チャックジョーＩＯの間に
ドリルビットをしっかりと固定することができるように
、チャック体３に締付はキー１４が取り付けられてもよ
く、このキーはビニオン１５が連結リング１２の歯車リ
ム１Ｂに係合する。これに対して、ハンマドリリングの
ためには、ドリルビットはチャックジョー１０の間にお
いて軸方向に可動に案内される。この際、チャックジョ
ー１０の不必要な摩耗を回避するために、チャックジ＝
１１０は締付は面に硬質合金部が設けられている。後者
の作動様式において、連結リング１２の自然回転とこれ
による思いがけないチャックジａ−１０の移動とを回避
するために、係止スリーブ１９が回転不能にではあるが
バネ１８の圧力によって軸方向に移動可能にチャック体
３に案内されていて、このスリーブは、連結リング１２
側の縁部に歯切２０を有していて、この歯切はバネ１８
の圧力を受けて連結リング１２の歯切に係合し、連結リ
ング１２と係止スリーブ１９とが歯切係止によって互い
に連結されている。しかしながら、この歯切係止は、バ
ネ１８の力に抗して係止スリーブ１９を移動させ、これ
に対する斜めの歯面を通過させれば、歯切係止を解除し
得るので、直接手による又は締付はキー１４を用いた連
結リング１２の意図的回転を阻止することはない。チャ
ック体３の半径方向の穴ぐり中に差し込まれているボル
ト２２に形成された複数の突起２１によって、係止スリ
ーブ１９の回転が阻止される。係止スリーブ１９の内面
には各突起２１の画一側に当接する２つのストッパ２３
が設けられているが、このストッパが係止スリーブ１９
の軸方向の移動を阻止することはない。

このハンマドリルにおいて、チャック体３中ばかりでな
くチャックホルダ２中においてもアダプタシャフトｌの
軸方向のあそびを除去することができるように、ストッ
パ２４がドリルチャックに案内されていて、このストッ
パは、アダプタシャフト　ｌ側のドリルチャック端部を
越えて軸方向に移動可能であり、この方向においてハン
マドリルのチャックホルダ２に対して摩擦かつ形状接続
で支えられる。ストッパ２４のこの位置は、第１図及び
第５図において、それぞれ２４°で描かれている。さら
に、両図は、ドリルチャック中にしっかりと入り込んだ
ストッパ２４をも示している。ストッパ２４は、チャッ
ク体３に対して軸方向に移動可能かつ回転不能に配設さ
れている。チャック体３に対して回転可能かつ軸方向に
移動不能に取り付けられていて外から手で操作可能な円
形ナツト２６に対して、ストッパ２４は、おねじ２５が
係合する。ストッパ２４は、アダプタシャフト１を取囲
むリングプレート２７と、このプレートからチャックホ
ルダ２とは反対側に軸方向に突出する複数の案内ウェブ
２８とからなり、各ウェブが前記おねじ２５を有し、チ
ャック体３に沿って軸方向に伸びかつ周方向においてチ
ャックジョー１０の間に伸びる複数の案内ノツチ２９中
を移動可能である。これらの案内ノツチ２９は、案内切
欠によって形成されていて、案内ウェブ２８のおねじ２
５は、円形ナツト２６に係合するまでこれらの切欠から
半径方向外方に突出し、この円形ナツトが周方向におい
て案内ノツチ２９の間に取り付けられて１する。

第１図〜第４図の実施例では、複数の案内ノツチ２９が
直接チャック体３に形成されている。

円形ナツト２８は、チャック体８において案内ノツチ２
９の間に取り付けられている。さらに、第１図の場合に
は、チャック体３が案内ノツチ２９の間の領域に半径方
向外方に向けられたリング状ウェブ３０を備えていで、
このリング状ウェブが円形ナツト２６の内面のリング状
切欠３１に係合して軸方向の移動を阻止する。これに対
して第２図の実施例では、円形ナツト２６ばかりでな（
チャック体３中にも対向するリング状切欠が設けられて
いて、スプリングワッシャ３２がこの切欠に係合し、こ
のワッシャが案内ウェブ２８の領域に案内ウェブ２８の
おねじ２５の受け入れのために必要なりリアランスを有
している。

これに対して、第５図〜第９図の実施例では、チャック
体３が軸方向に移動不能かつ回転不能なチャックスリー
ブ３３を担持しており、このスリーブに複数の案内ノツ
チ２９が形成されていて、このスリーブに円形ナツト２
６が取り付けられている。案内ウェブ２８は、チャック
スリーブ３３と共軸のシリンダ壁の軸に平行な複数の断
片によって形成されていて、これらの案内ウェブがチャ
ックスリーブ３３の外面と一列に並んで案内ノツチ２９
中にはめ込まれる。このチャックスリーブ３３には、チ
ャックジョー１０側において案内ノツチ２９の間の周方
向に、チャックジョーＩＯのための複数の切込３４が形
成されていて、チャックスリーブ３３がチャックジｇ−
１０の移動を阻止することはない。チャックスリーブ３
３は、通常合成物質からなる射出成型部として製造され
る。

したがって、実際には、このスリーブの表面硬度が連結
部材４に必要な半径方向のストッパの形成には十分でな
い。したがって、このチャックスリーブ３３には、チャ
ックジａ−１０とは反対側において案内ノツチ２９を解
放しておくスチールリング３５がはめ込まれており、こ
のリングは内面がチャックスリーブ３３と無段に並設さ
れて連結部材４のためのストッパを形成する。このスチ
ールリングは、案内ノツチ２９の間の外側縁部に、半径
方向外側に曲げられてチャックスリーブ３３の縁部を越
えて突出する複数の舌片３６を有しており、これらの舌
片が円形ナツト２６の内面に設けられたリング状切欠３
１に係合して円形ナツト２６の軸方向の移動を阻止する
。複数の舌片３６は、周方向において互いに隣接する対
をなすようにそれぞれ配設されていて、対をなす２つの
舌片間にそれぞれ空１２３７が形成され、この空隙にチ
ャックスリーブ３３に設けられた各突起３８が係合し、
スチールリング３５がチャックスリーブ３３に回転不能
に保持される。このチャックスリーブ３３は、チャック
ジョーｌθ側の縁部に複数の突起２１のための受け入れ
部３９を有していて、これらの突起は、係止スリーブ１
９だけでなくチャックスリーブ３３の回転をも阻止する
。チャックスリーブ３３の軸方向の移動阻止は、一方で
はチャック体３におけるリングフランジ４０によって、
他方ではチャック体３の切欠にはめ込まれたスプリング
ワッシャ４１によって達成され、これらのフランジ又は
ワッシャにおいて、チャックスリーブ３３又はスチール
リング３５の縁部が軸方向に支持される。

ストッパ２４が、ドリルチャックに完全に入り込んだ状
態から、チャックホルダ２に向かって２４°で記された
位置まで軸方向に移動させられ、チャックホルダ２に支
持されると、このドリルチャックは、アダプタシャフト
ｌがドリルチャック中及びチャックホルダ２中において
、このシャフトの軸方向の移動を対応して制限する各ス
トッパに当接するまで、チャックホルダ２から軸方向に
押し離される。このことは、アダプタシャフト１がそれ
ぞれ最大限；チャックホルダ２又はドリルチャックから
構成される装置と同じ意味である。このことによって、
例えばドリルチャックとチャックホルダとが互いに堅固
に連結されるだけでなく、チャックホルダ２中において
アダプタシャフトｌがアンビルの衝撃領域からも出され
、この作動状態において、ハンマドリルの誤操作によっ
てハンマ機構が連結をはずされずに、アンビルがさらに
自身のハンマ運動を行う場合でも、アダプタシャフトｌ
に何らの衝撃も加えられることがない。

［発明の効果］ 本発明によれば、チャックホルダに対するストッパの支
持によって、チャックホルダ中及びドリルチャック中に
おいてアダプタシャフトの軸方向のあそびが除去され、
両者がストッパを介して実際に互いに堅固に連結される
ばかりでなく、チャックホルダ中のアダプタシャフトは
、通常あそびを前方に向かって制限しかつ対応するスト
ッパによって固定された前方終端位置にもたらされ、こ
のことによって、前記アダプタシャフトは、単なる回転
による穴あけが意図された場合にうっかりしてハンマ機
構が連結をはずされなかったとしても、ハンマドリル中
の衝撃作用を与えるアンビルの作用を免れる。したがっ
て、支えられた位置にあるストッパは、ハンマドリルの
誤操作に対する保護機能を有する。

［要　約］ 本発明のドリルチャックは、ハンマドリルのチャックホ
ルダ（２）への接続のために形成されたアダプタシャフ
ト（１）を有していて、このシャフトは回転接続と軸方
向のあそびとをもってドリルチャック中に保持されてい
る。アダプタシャフト（１）の衝撃作用が、軸方向の連
結路（９）を通して、中央に移動可能なチャックジョー
　（１０）の間に保持されるドリルビットの端部に伝え
られる。ストッパ（２４）がドリルチャックに案内され
ていて、このストッパは、ドリルチャックを越えた軸方
向の位置（２４°）に移動可能であり、ハンマドリルの
チャックホルダ（２）に対して摩擦かつ形状接続で支え
られる。このことによって、アダプタシャフト（１）の
軸方向のあそびは、ドリルチャック中及びチャックホル
ダ（２）中において除去され、ドリルチャックがチャッ
クホルダに実際にしっかりと連結される。

（第１図）

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の実施例に係るドリルチャックの軸方
向断面図、 第２図は、本発明の他の実施例に係る第１図と同様の図
、 第３図は、第１図の■−■横断面図、 第４図は、第１図のＩＶ−ＩＶ縦断面図、第５図は、本
発明のさらに他の実施例に係るドリルチャックの軸方向
断面図、 第６図は、′！Ａ５図のＶｌ−Ｖｌ横断面図、第７図は
、第５図の■−■横断面図、 第８図は、第５図の■−■縦断面図、 第９図は、チャック各部が軸方向において互いに分離さ
れた状態の第５図〜第７図のドリルチャックの斜視図で
ある。 符号の説明 ｌ・・・アダプタシャフト、２・・・チャックホルダ、
３・・・チャック体、４・・・連結部材、９・・・連結
路、１０・・・チャックジョー、２１・・・突起、２４
・・・ストッパ、２５・・・おねじ、２６・・・円形ナ
ツト、２７・・・リングプレート、２８・・・案内ウェ
ブ、２９・・・案内ノツチ、３１・・・リング状切欠、
３３・・・チャックスリーブ、３４・・・切込、３５・
・・スチールリング、３８・・・舌片、３７・・・空隙
、３８・・・突起、３９・・・受け入れ部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ハンマドリルのチャックホルダ（２）への接続のた
   めに形成されたアダプタシャフト（１）を備えたドリル
   チャックであって、このシャフトは回転接続と軸方向の
   あそびとをもってドリルチャック中に保持されており、
   このドリルチャックは軸方向の連結路（９）を有してい
   て、アダプタシャフト（１）の衝撃作用が、この連結路
   を通して、ドリルチャック中において中央に移動可能な
   チャックジョー（１０）の間に保持されるドリルビット
   の端部に伝えられるものにおいて、ストッパ（２４）が
   ドリルチャックに案内されていて、このストッパは、ア
   ダプタシャフト（１）側のドリルチャック端部を越えて
   軸方向に移動可能であり、この方向においてハンマドリ
   ルのチャックホルダ（２）に対して摩擦かつ形状接続で
   支えられることを特徴とするドリルチャック。 ２、チャックジョー（１０）とアダプタシャフト（１）
   とを受け入れて案内するチャック体（３）に対して、回
   転可能かつ軸方向に移動不能に取り付けられた円形ナッ
   ト（２６）に、軸方向に移動可能かつ回転不能に配設さ
   れたストッパ（２４）のおねじ（２５）が係合すること
   を特徴とする特許請求の範囲第１項に記載のドリルチャ
   ック。 ３、ストッパ（２４）は、アダプタシャフト（１）を取
   囲むリングプレート（２７）と、このプレートから軸方
   向に突出する複数の案内ウェブ（２８）とからなり、こ
   れらのウェブは、おねじ（２５）を有し、チャック体（
   ３）に沿って軸方向に伸びかつ周方向においてチャック
   ジョー（１０）の間に伸びる複数の案内ノッチ（２９）
   中を移動可能であることを特徴とする特許請求の範囲第
   ２項に記載のドリルチャック。 ４、複数の案内ノッチ（２９）は、案内切欠によって形
   成されていて、案内ウェブ（２８）のおねじ（２５）は
   、これらの切欠から半径方向外方に突出し、円形ナット
   （２６）が案内ノッチ（２９）の間に取り付けられてい
   ることを特徴とする特許請求の範囲第３項に記載のドリ
   ルチャック。 ５、複数の案内ノッチ（２９）が直接チャック体（３）
   に形成されていて、円形ナット（２６）がチャック体（
   ３）において案内ノッチ（２９）の間に取り付けられて
   いることを特徴とする特許請求の範囲第４項に記載のド
   リルチャック。 ５、チャック体（３）が軸方向に移動不能かつ回転不能
   なチャックスリーブ（３３）を担持しており、このスリ
   ーブに複数の案内ノッチ（２９）が形成されていて、こ
   のスリーブに円形ナット（２６）が取り付けられ、案内
   ウェブ（２８）がチャックスリーブ（３３）と共軸のシ
   リンダ壁の軸に平行な複数の断片によって形成されてい
   ることを特徴とする特許請求の範囲第４項に記載のドリ
   ルチャック。 ７、チャックスリーブ（３３）が、チャックジョー（１
   ０）側において案内ノッチ（２９）の間の周方向に、チ
   ャックジョー（１０）のための複数の切込（３４）を有
   することを特徴とする特許請求の範囲第６項に記載のド
   リルチャック。 ８、チャックジョー（１０）とは反対側において合成物
   質からなるチャックスリーブ（３３）に、案内ノッチ（
   ２９）を解放しておくスチールリング（３５）がはめ込
   まれており、このリングは、内面がチャックスリーブ（
   ３３）と無段に並設され、チャック体（３）中を半径方
   向に移動可能でチャック体（３）をアダプタシャフト（
   １）に連結する連続部材（４）のためのストッパを形成
   することを特徴とする特許請求の範囲第６項又は第７項
   に記載のドリルチャック。 ９、スチールリング（３５）は、案内ノッチ（２９）の
   間の外側縁部に、半径方向外側に曲げられてチャックス
   リーブ（３３）の縁部を越えて突出する複数の舌片（３
   ６）を有しており、これらの舌片が円形ナット（２６）
   の内面に設けられたリング状切欠（３１）に係合するこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第８項に記載のドリルチ
   ャック。 １０、複数の舌片（３６）は、周方向において互いに隣
   接する対をなすようにそれぞれ配設されていて、対をな
   す２つの舌片間にそれぞれ空隙（３７）が形成され、こ
   の空隙にチャックスリーブ（３３）に設けられた各突起
   （３８）が係合することを特徴とする特許請求の範囲第
   ９項に記載のドリルチャック。 １１、チャックスリーブ（３３）は、チャックジョー（
   １０）側の縁部に、チャック体（３）に固定された複数
   の突起（２１）のための受け入れ部（３９）を有してい
   て、これらの突起がチャックスリーブ（３３）の回転を
   阻止することを特徴とする特許請求の範囲第６項〜第１
   ０項のいずれか１項に記載のドリルチャック。