JPS6313888Y2 - - Google Patents

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JPS6313888Y2
JPS6313888Y2 JP19901082U JP19901082U JPS6313888Y2 JP S6313888 Y2 JPS6313888 Y2 JP S6313888Y2 JP 19901082 U JP19901082 U JP 19901082U JP 19901082 U JP19901082 U JP 19901082U JP S6313888 Y2 JPS6313888 Y2 JP S6313888Y2
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nozzle
sectional area
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electrical resistance
cross
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JP19901082U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、連続鋳造用浸漬ノズルの構成に関
し、特にノズルの長手方向両端面に電極を設け直
接通電によりノズルを加熱する際に、ノズル長手
方向の温度分布が均一になるようなノズルの構成
に関するものである。
連続鋳造用浸漬ノズルの直接通電加熱は第1図
に示すように、上部電極2と下部電極4の間に、
下部電極4の下方に設けた昇降装置3を用いてノ
ズル1を挾持し、電源5より電圧5〜20Vで1000
〜3000Aの交流電流を供給しジユール熱で発熱さ
せることにより行なわれる。ここで電流はノズル
全体の電気抵抗に応じて流れるが、連続鋳造用浸
漬ノズルはノズル長手方向に直交する断面積(以
下単に断面積という)が溶融金属吐出口近傍部と
その他の部分とで大きく異なつているので、その
断面積のちがいによつてそれぞれの断面積の電流
密度に大きな差が生じ、それぞれの断面積におけ
る発熱量にも大きな差異が生まれる。
その結果、第2図に示すように断面積の大きい
部分7,8に対して、断面積の小さい溶融金属吐
出口6近傍部9は温度がはやく上昇する。この温
度分布の不均一にもとづく局部的な熱応力により
組織劣化、ヘアクラツク、更には割れなどを発生
し鋳造時のトラブルの原因となるなどの問題点を
有する。
本考案は上記問題点を解決した連続鋳造用浸漬
ノズルであり、その特徴は、上下両端部に当接さ
れた電極を通して通電加熱される連続鋳造用浸漬
ノズルにおいて、平均断面積の小さい溶融金属吐
出口近傍部を、平均断面積の大きい他部を構成す
る導電性耐火物よりも炭素含有量が多く、電気抵
抗の小さい導電性耐火物で構成したところにあ
り、こうすることによつて、該ノズルの平均断面
積の小さい溶融金属吐出口近傍部の電気抵抗を小
にし、ノズル各部の発熱量分布を均一化すること
ができ、従来の連続鋳造用浸漬ノズルにみられる
ようなノズル各部における発熱量の不均一化とい
う好ましくない現象を解消することができた。
一般に電気抵抗による発熱は周知のジユールの
式 Q=0.24I2Rt ……(1) Q:発熱量(cal)、I:電流(A) R:抵抗(Ω)、t:時間(sec) であらわされるので、断面積が異なる場合でも各
部を均一に加熱するには電気抵抗を変化させれば
よい。即ちノズル内を流れる電流はノズルのどの
断面においても等しいので、断面積の小さい部位
では電気抵抗を低下させることによつて発熱量の
増加を押えることができる。
第3図は一例としてアルミナ−カーボン質れん
が中の炭素量と固有抵抗との関係を示した図であ
る。図からどれだけ炭素量が多くなれば、どれだ
け電気抵抗値が減少するかが判る。そこで吐出孔
近傍部の発熱量と他部位の発熱量とを判定し、そ
の差に基づいて、両発熱量がほぼ等しくなるよう
に、炭素富化に伴う密度、比熱などの変化を考慮
し、吐出口近傍部の炭素量を選定することができ
る。
本考案にもとづいて製作した連続鋳造用浸漬ノ
ズルの一例を第4図Aに示す。
第4図Aに示すノズルは連続鋳造用浸漬ノズル
であり、ノズル上部11部、ノズル中央部内面側
11′部の材質はアルミナ−カーボン質であり、
ノズル中央部外面側12部はパウダーライン部
(鋳型内溶融金属上面に添加されるパウダーに接
する部分)で、この部分の材質はジルコニア−カ
ーボン質である。13部が溶融金属吐出口近傍部
であり、この部分も11,11′部と同じアルミ
ナ−カーボン質であるが、その炭素量は次式を満
足する13部の固有抵抗を示す炭素量とし、1
1,11′部の炭素量より多くしてある。即ち、
ノズルを流れる電流は、ノズル全体としての電気
抵抗により決定され、11,11′,12,13
の各部にはそれぞれ第4図Bに示す回路にしたが
つて電流が流れ、溶融金属吐出口近傍部13部の
炭素量は該部の電気抵抗値が下式を満足するよう
に定めてある。
R1=R3 ……(2) R1=ρ1・l1/S1、R3=ρ3・l3/S3 ここで R1:11部の電気抵抗 ρ1:11部の固有抵
抗 l1:11部の長さ S1:11部の断面積 R3:13部の電気抵抗 ρ3:13部の固有抵
抗 l3:13部の長さ S3:13部の平均断面積 同様にしてパウダーライン部12部の電気抵抗
も11部と等しくなるように炭素量を調整して発
熱量の均一化をはかつてある。
以上のように炭素量を調整した結果、ノズルの
通電加熱に際して昇温速度のバラつきはなくなり
ノズル全体にわたり均一な加熱が可能となつた。
そして、ノズル組織の劣化、ヘヤクラツク、割れ
などの問題は発生しなかつた。
【図面の簡単な説明】
第1図はノズルの通電加熱装置の説明図、第2
図はノズルの部位別昇温速度を示す図表、第3図
はれんが中の炭素量と電気抵抗の関係を示す図
表、第4図Aは本考案の実施例に用いられたノズ
ルの断面図、第4図Bは第4図Aのノズルの電気
抵抗の等価回路を示す図である。 1……ノズル、2……上部電極、3……昇降装
置、4……下部電極、5……電源、11……ノズ
ル上部、11′……ノズル中央部内面側、12…
…ノズル中央部外面側、13……溶融金属吐出口
近傍部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下両端部に当接された電極を通して通電加熱
    される連続鋳造用浸漬ノズルにおいて、平均断面
    積の小さい溶融金属吐出口近傍部を、平均断面積
    の大きい他部を構成する導電性耐火物よりも炭素
    含有量が多く、電気抵抗の小さい導電性耐火物で
    構成してなり、ノズル各部における発熱量を均一
    化するようにした連続鋳造用浸漬ノズル。
JP19901082U 1982-12-27 1982-12-27 連続鋳造用浸漬ノズル Granted JPS59102247U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19901082U JPS59102247U (ja) 1982-12-27 1982-12-27 連続鋳造用浸漬ノズル

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JP19901082U JPS59102247U (ja) 1982-12-27 1982-12-27 連続鋳造用浸漬ノズル

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Publication Number Publication Date
JPS59102247U JPS59102247U (ja) 1984-07-10
JPS6313888Y2 true JPS6313888Y2 (ja) 1988-04-19

Family

ID=30424562

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JP19901082U Granted JPS59102247U (ja) 1982-12-27 1982-12-27 連続鋳造用浸漬ノズル

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JPS59102247U (ja) 1984-07-10

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