JPS63136987A - 永久磁石を用いた動力発生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は永久磁石のエネルギーを利用した動力発生装置
に関する。

（従来の技術およびその問題点） 従来、動力を発生する装置としては多種類のものが提供
されている。たとえば、ガソリンの爆発力を利用するガ
ソリンエンジン、また電気エネルギーを利用するモータ
等である。

これら従来の駆動源等においては、通常電気エネルギー
等を利用するものがほとんどであって、磁気エネルギー
を利用したものはほとんどないものである。

そこで、本発明は上記従来の動力発生装置に鑑みてなさ
れたものであり、磁気エネルギーを利用して動力を発生
させる装置を提供することを目的とする。

（問題点を解決するための手段） 本発明は上記問題点を解消するため次の構成をそなえる
。

すなわち、シリンダｌＯ内の上部に固設された固定永久
磁石１２と、該固定永久磁石１２に対し、該固定永久磁
石１２の極と同極性の極を対向する側に着磁された永久
磁石を頂部に有するピストンヘッド１４と、該ピストン
ヘッド１４の底部に一端を軸着するクランク１６と、該
クランク１６の他端を軸着するクランク軸１８と、前記
固定永久磁石１２とピストンヘッド１４間において、ピ
ストンへソド１４の往復運動に連動して、前記ピストン
ヘッド１４が前記固定永久磁石１２に接近する際には永
久磁石間の磁束を遮断し、ピストンヘッド１４が固定永
久磁石１２から離反する際には磁束を透過させるべく周
期的に永久磁石間の磁束を遮断・透過する遮蔽板２４を
具備することを特徴とする。

（作用） つぎに、作用を図とともに説明する。

ピストンヘッド１４は遮蔽板２４の動作によって、固定
永久磁石１２から周期的に反発力を得る。

これによって、ピストンヘッド１４およびクランク１６
はシリンダ１０内を往復移動し、永久磁石のエネルギー
を動力として取り出すことができる。

（実施例） 以下本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に
説明する。

第１図は、本発明に係る一実施例を示す説明図である。

１０は円筒状のシリンダであり、１２はこのシリンダ１
０内の上部に固定する固定永久磁石である。シリンダ１
０は透磁性の物質によって形成する。

１４は永久磁石が頂部に固定されたピストンヘッドであ
り、前記シリンダ１０内に形成されるシリンダ孔に内挿
される。

このピストンヘッド１４に固設される永久磁石と前記固
定永久磁石とは同極を対向させて設置する。すなわち、
Ｎ極とＮ極あるいはＳ極とＳ極が対向するように設置す
る。したがって、前記固定永久磁石１２とピストンヘッ
ド１４間には反発力が働く位置関係にある。

１６はピストンヘッド１４の底面に軸支されるクランク
であり、このクランク１６の他端はシリンダ１０外へ突
出し、その端部をクランク軸１８に軸着される。

クランク軸１８は支持部２０．２０によって回動自在に
軸支され、クランク軸１８の一端は駆動部（図示せず）
に連繋され、他端には歯車２２が固設される。

２４はシリンダＩＯの軸方向に対して垂直に回転する円
板状をなす磁束の遮蔽板であり、前記固定永久磁石１２
の端面に近接して回転するように設置する。

２６はこの遮蔽板２４の回転中心となる軸であり、遮蔽
板２４の周縁部にばかさ歯が刻設される。

２８は遮蔽板２４と係合するかさ歯車であり、前記歯車
２２とチェーン３０により連繋している。

第２図は前記遮蔽板２４の構成を示す平面図である。遮
蔽板２４は高透磁率の物質によって形成する。同図に示
すように、遮蔽板２４は円板状の部材であり、３４は遮
蔽板２４に穿設する透孔である。この透孔３４は前記ピ
ストンヘッド１４と略同径に開口し、回転方向め前端部
Ａは円弧状に切り欠かれている。１４は前記ピストンヘ
ッドの透孔３４にたいする位置を示す。

続いて上述した実施例の作用について説明する。

前記遮蔽板２４はかさ歯車２８の回転によって軸２６を
中心として一方向に回転する。

遮蔽板２４には前述したように透孔３４が穿設されてい
るので、遮蔽板２４の回転にともなって、ピストンヘッ
ド１４と固定永久磁石１２はたがいに遮蔽される位置と
開口する位置を周期的に操り返す。

この遮蔽板２４上の透孔３４がピストンヘッド１４と固
定永久磁石１２間を開口する位置にあるときは、ピスト
ンヘッド１４は固定永久磁石１２から反発力を受け、遮
蔽板２４がピストンヘッド１４と固定永久磁石１２を遮
蔽する位置にあるときは、固定永久磁石１２とピストン
ヘッド１４間の磁束を遮蔽して反発力を回避する。この
際、磁束は遮蔽板２４内を通過してシリンダ１０内を透
過するので固定永久磁石１２とピストンヘッド１４間の
反発力を阻止することができる。

前記遮蔽板２４の回転のタイミングはその透孔３４とピ
ストンへラド１４の往復運動に合わせてなされるように
ギア比等を調節する。すなわち、ピストンヘッド１４が
最高点に達して下降する際にピストンヘッド１４が反発
力を受け、ピストンヘッド１４が最下点を通過して上昇
する際には反発力を受けないようにするものである。

こうしてピストンへラド１４は下降時においてクランク
軸１８側に押しやられ、上昇時においてはピストンヘッ
ド１４、クランク１６等の慣性によって上昇し、往復運
動を続けることになる。

前記遮蔽板２４はクランク軸１８に連繋し、クランク軸
１８の回転に連動して回転する。ただし、ピストンヘッ
ド１４の動作開始時にあってはモータ３２によってかさ
歯車２８を回動させる。

第２図において、透孔３４の円弧状の前端部Ａは遮蔽板
２４が回動してピストンヘッド１４との遮蔽を解除する
際のたちあがりを速くするためのものである。また、透
孔３４は遮蔽板２４の回転にともなって動くのでピスト
ンヘッド１４の上昇時に反発力が働かないように、ピス
トンへラド１４が最高点にきた位置で透孔３４が完全に
ピストンヘッド１４の頂部を開口しない位置（図の破線
で示す）にくるタイミングで遮蔽板２４をセントする。

これによって、永久磁石間の反発力はピストンヘッド１
４が下降する際に作用するのでピストンヘッド１４の往
復運動をより確実にすることができる。

以上の構成により、クランク軸１８は固定永久磁石１２
とピストンヘッド１４の頂部に固設した永久磁石との間
の反発力を利用して、クランク軸１８を回転させること
ができ、クランク軸の回転として駆動力を取り出すこと
ができる。

第３図は前記遮蔽板の他の実施例を示す平面図−である
。

図で遮蔽板３３は高透磁率の材料を略扇形状に形成され
、その中央部に磁束を通過させる透孔３４が穿設される
。３６は遮蔽板３３の頂部を軸支する軸であり、３８は
遮蔽板３３の側端面から突出するアームである。このア
ーム３８はクランク軸１８に連繋して回転する押動アー
ム４０に係合し、クランク軸１８の回転とともにアーム
３８を周期的に押動する。４２は遮蔽板３３の戻しバネ
である。４４はガイドで一端が軸支され、他端に遮蔽板
３３の円弧状の周面にそって転勤するローラ４６が軸着
される。この遮蔽板３３は前記ピストンヘッド１４の往
復運動にタイミングを合わせて軸３６を中心として反転
し周期的に磁束を遮蔽して、前述した遮蔽板２４と同様
に作用する。

また、より円滑な動作をさせるために、上述した動力発
生装置を複数個並置し、各クランク軸を連繋するととも
に、各ピストンヘッドの動作に係る位相を少しずつ変え
てセットし、各動力発生装置の駆動力を利用することに
より円滑なりランク軸の回転をさせることが可能である
。

（発明の効果） 本発明によれば、上述したように、シリンダ内に固定永
久磁石とこの固定永久磁石の対向するように永久磁石を
設置したピストンを往復できるように設置したことによ
り、永久磁石のエネルギーを駆動力として利用すること
ができるという著効を奏する。

以上、本発明について好適な実施例を挙げて種々説明し
たが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、
発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得る
のはもちろんのことである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る一実施例を示す説明図、第２図は
遮蔽板の実施例を示す平面図、第３図は遮蔽板の他の実
施例を示す平面図である。 １０・・・シリンダ、 １２・・・固定永久磁石、 １４・・・ピストンヘッド、 １６・・・クランク、　１８・・・クランク軸、２０・
・・支持部、　２２・・・歯車、２４・・・遮蔽板、　
２６・・・軸、 ２８・・・かさ歯車、　３０・・・チェーン、３２・・
・モータ、　　３３・・、・遮蔽板、３４・・・透孔、
　３６・・・軸、 ３日・・・アーム、　　４０・・・押動アーム、４２・
・・戻しバネ、　　４４・・・ガイド、４６・・・ロー
ラ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、シリンダ内の上部に固設された固定永久磁石と、該
   固定永久磁石に対し、該固定永久磁石の極と同極性の極
   を対向する側に着磁された永久磁石を頂部に有するピス
   トンヘッドと、該ピストンヘッドの底部に一端を軸着す
   るクランクと、該クランクの他端を軸着するクランク軸
   と、前記固定永久磁石とピストンヘッド間において、ピ
   ストンヘッドの往復運動に連動して、前記ピストンヘッ
   ドが前記固定永久磁石に接近する際には永久磁石間の磁
   束を遮断し、ピストンヘッドが固定永久磁石から離反す
   る際には磁束を透過させるべく周期的に永久磁石間の磁
   束を遮断・透過する遮蔽板を具備することを特徴とする
   永久磁石を用いた動力発生装置。