JPS63135700A - 低温液化ガスタンク内部点検装置の搬入搬出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は低温液化ガスタンクを稼働状態でその内部から
探傷点検等の検査するために用いられる内部点検装置の
搬入搬出装置に関する。

［従来の技術］ 従来、低温液化ガスタンクを稼働状態でその内部から探
傷・点検する装置はなかった。このため、タンク内壁面
を探傷・点検するには、液化ガスの稼働を停止させて行
なう必要があり、操業能率が悪くなるという問題点があ
った。

そこで、タンク内の液化ガスの稼働状態において、タン
ク内壁面を探傷・点検できるようにするためには、まず
第１に探傷・点検装置をタンク内に搬入し、かつタンク
外に搬出する搬入搬出装置の開発が不可欠である。

［発明が解決しようとする問題点１ 深傷・点検装置の搬入搬出のために用いる開口部として
は、新設のタンクにあっては専用の開口部を形成すれば
よいが、既設タンクではタンクを開放し、新設ノズルを
取付けると、長期間運用を停止する必要があるので、既
設ノズルを利用せざるを得なく、他の配管に供給されて
いない既設ノズルとして、安全弁ノズル、温度計ノズル
等があるが、これらはいずれも次のような理由で搬入搬
出口として適当でない。

（１）安全弁・・・安全弁を取り外すことは例えそれが
予備の安全弁であっても万一の場合に問題があり、又安
全弁ノズルの元弁は通常バタフライ弁が用いられていて
開状態でも弁軸がバイブ中央にあってパイプ断面を有効
に利用できない。

（２）予備ノズル・・・安全弁ノズルと同様に元弁は通
常バタフライ弁でノズルのパイプ断面を有効に利用でき
ない。

（３）温度計ノズル・・・ノズルの中には通常ケーブル
類が詰まってパイプ断面を有効に利用できない。

さらに、ノズルの他にマンホールがタンクに付属してい
るが、通常マンホールは建設時に厳重にシールされてお
り、低温下でこの開閉を頻繁に行なうと、低温下でのシ
ール製の確認が難しく好ましくない。又、タンク側部に
開口部を形成すると、万一の場合、液の流出があり得る
ので、タンク屋根に設けた方が安全であるが、屋根ノズ
ル又は屋根マンホールを開口部として用いると、ノズル
又はマンホール下端からタンク内癖面又はそこいたまで
の距離が長く、８００００に、Ｉ！ＬＮＧタンクでは約
４０ｍ程度になってしまい、上から内部点検装置を吊り
下げても振れてしまって所定位置に降ろせない等の不具
合がある。又、この場合吊り下げワイヤーが１本では万
一の破断時に回収ができなくなることがある。

そこで、本発明では大形の内部点検装置を用いることが
でき、又防災上も安全に取付けを行なうことができ、点
検中もタンクの安全弁等の防災装置の作動を妨げない低
温液化ガスタンク内部点検装置の搬入搬出装置を提供す
ることを目的とする。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は上記目的を達成するため、低温液化ガスタンク
に有するディスプレーサー式ノズルフランジ又は液面計
メンテナンス用マンホールフランジに、上記低温液化ガ
スタンクを稼動状態で内部から点検する内部点検装置の
搬入搬出装置を取付けたことを特徴とするものである。

［作用１ ディスプレーサー式液面計ノズルフランジ又は液面計メ
ンテナンス用マンホールフランジには、この中間に弁等
がないので、この部分を有効に利用でき、大形の内部点
検装置を設けることができ、安全弁ノズルを用いた場合
のように防災上の問題がない。

［実施例１ 以下、本発明について図面を参照して説明する。第１図
は本発明の一実施例を示す概略構成図であり、１はディ
スプレーサー式ノズル（以下ノズル称す）で、この直径
は通常６００ｒＲＩｎ程度あり。

この中間゛に弁等がないので、この部分を有効に利用し
て大形の内部点検装置を用いることができる。

ノズル１は図に示すようにラッパ型になっており、ワイ
ヤー固定用型り１２の引上げが容易なようになっている
。２は内Ｍ１屋根、３は外槽、４は伸縮継手、５は液面
計直管部、６は直管部５をノズル１に取付けるためのフ
ランジで内側にやや突出している。７はメンテナンス用
マンボール、８はマンホール７のフランジ、９は直管部
５の上フランジ古根、１０はディスプレーサ−ガイド用
ワイヤー１５のシール部、１１はディスプレーサ−用ワ
イヤー１６の為のノズル、１２はディスプレーサ−ガイ
ド用ワイヤー固定用の重り、１３は重り１２の受台で底
板に固定されている。１７はディスプレーサ−１１８は
本発明の内部点検装置の搬入搬出装置で、メンテナンス
用マンホール７のフランジ８に取付けられている。１つ
は内部点検装置吊下げワイヤー又は集合ケーブル（以下
ワイヤー等と称す）２３の巻取装置、２０．２１はワイ
ヤー笠２３のガイドプーリー、２２はプーリー２０゜２
１の保持材、２４は内部点検装置であり、探傷装置、テ
レビカメラ等が組込まれている。２５はタンク内液体で
ある。

このような栴成ものにおいて、通常の状態ではディスプ
レーサ−１７はタンク内液体２５の液面にあるが、まず
、これをワイヤー１６の巻上げによって第１図の状態に
巻上げ、次に重り１２をガイド用ワイヤー１５の巻上げ
によって巻上げる。

重り１２は、フランジ６に引掛って止まり、重り１２と
フランジ６の液接触面でシールされるので、メンテナン
ス用マンホール７を開放することができ、所要の防塁性
を有する搬入搬出装置１８をメンテナンス用マンホール
７のフランジ８に取付ける。この際、内部点検装置２４
は搬入搬出装置１８を取付は前に手動でワイヤー１５に
添わせても良く、取付は後に自動でワイヤー１５に添わ
せててもよい。次に重り１２を再度受台１３まで降ろし
、搬入搬出装置１８内の巻取装置１９によってワイヤー
等２３を巻戻し、内部点検装置２４をタンク内に降ろす
。内部点検＠置２４の回収あるいは徴収時はこれと逆の
手順となる。

万一ワイヤー等２３が破断した場合には、ワイヤー１５
により重り１２を引き上げれば重り１２の上に内部点検
装置２４を乗せて回収できる。

第２図は本発明の他の実施例を示す概略構成図であり、
第１図のメンテナンス用マンホール７がない場合の実施
例で、実施手順はほぼ第１図と同じであるが、重り１２
をワイヤー１５で引上げた後、このガイド用ワイヤー１
５を搬入搬出装＠１８のノズル２６に移設して、液面計
本体を一時撤去し、液面計ノズル１に搬入搬出装＠１８
を数句ける点が第１図の手順とは異なり、内部点検装置
２４をタンク内に降ろす手順は第１図と同じである。

次に、第２の実施例におけるシール保持構造について第
３図〜第７図を参照して詳細に説明する。

（１）ガイド用ワイヤ１５を第３図（ａ）ように、仮設
ワイヤー巻取装置（以下巻取装置）３０で巻取り、重り
１２をフランジ６に密着させてシール性を確認する。（
２）次に、ボルト等をゆるめて液面計直管部日板９を取
り外し、巻取装置３０の吊りピース３３にチェーンブロ
ック等をかけて、リフト用のピースを有するフランジ９
を上方に持上げる。（３）液面計直管部白板９を保持し
ている吊りピースとは別の吊りピースに掛けたチェーン
ブロック又は仮設ウィンチの仮設ワイヤー３５を、第３
図（ｂ）のようにワイヤ−クランプ３４によりクランプ
さｔ、第４図の状態にする。（４）仮設ワイヤー３５を
緊張させながら巻取装置３０をゆるめ、ガイドワイヤー
１５を巻戻し、ガイドワイヤー１５の先端のストッパお
よびクランプを除去してガイドワイヤー１５を液面計直
管部盲板９から引き抜く。（５）撤去した液面計直管部
盲板９の代りに、搬入搬出装置１８のノズル１ｏにガイ
ドワイヤー１５を通し、再び仮設ワイヤー３２にガイド
ワイヤー１５をワイヤークランプ３４によりクランプさ
せ、第５図の状態にする。

（６）巻取８置３０によりガイドワイヤー１５を巻取る
と同財にチェンブロックを戻して、仮設ワイヤー３５を
ゆるめる。ガイドワイヤー１５が巻取装置３０により完
全に緊張された後、仮設ワイヤー３５とガイドワイヤー
１５のワイヤークランプ３４を取り外す。（７）Ｒ人搬
出装＠１８内で内部点検装置２４をガイドワイヤー１５
にセットする等の必要な作業を行なった後、搬入搬出装
置１８を降ろしてフランジ６にセットする。（８）巻取
装置３０をゆるめて重り１２を降ろし、底板１４上に定
着させる。（９）内部点検を行ない、この後の手順は上
記手順とは逆に行なう。

次に、上記内部点横裂＠２４をガイドワイヤー１５に添
わせる手段について第６図および第７図を参照して説明
する。第６図はモータ２４ＡＣの回転によりクランプ２
４Ａｆを開閉するものであり、２４Ａａは点検装置本体
、２４Ａｂは固定具、２４Ａｄはナツト、２°４Ａｃは
ネジである。

第７図はモータ２４Ｂｂの回転により内側侃持具２４Ｂ
ｆをガイドワイヤー１５に押し付けるもので、２４８ａ
は点検・装置本体、２４Ｂｃはネジ、２４Ｂｄはナツト
、２４Ｂｅは外側保持具である。

さらに、第６図および第７図以外に次のようにすること
もできる。本発明は内部点検装置２４は独立した吊り下
げワイヤー２３により昇降されるので、ガイドワイヤー
１５との間は滑ればよいが、例えば第６図、第７図のい
ずれかにおいて、内部点検装置２４をガイドワイヤー１
５に固定し、ガイドワイヤー１５の上下によって内部点
検Ｈｔａ２４を上下するようにしてもよい。

以上述べた実施例によれば、ディスプレーサー式液面計
ノズル１は、中間に弁もないので、ノズル１の断面を有
効に利用でき、大形の内部点検装置２４を用いることが
でき、又液面計には通常予備が設けられている他、万一
の場合でも液面計の防災上の機能は重要ないので、安全
弁ノズルを用いた場合のように防災上の問題がない。さ
らに、ディスプレーサー式液面計にはディスプレーサ−
ガイドワイヤー１５を引き上げることによってノズル１
上部をタンク内からシールできるものが多く、この場合
には搬入搬出装置１８の取付けを安全に行なうことがで
きる。また、内部点検装置２４をディスプレーサ−ガイ
ド用ワイヤーに添わせて昇降させることにより、定位置
に降ろすことができ、点検の再現性が良くなる。また、
万一内部点検装置２４の吊り下げワイヤー２３が破断し
てもディスプレーサ−ガイドワイヤー１５を引き上げる
ことにより、内部点横裂＠２４を回収できる。

尚、本発明は上記した実施例に限定されるもので、はな
く、次のように変形してもよい。すなわち、上記点検装
置２４は１個である必要はなく、複数個でもよく、ガイ
ドワイヤー１５に添ってワイヤー等２３で吊り下げられ
る巳のを親機として他にガイドワイヤー１５とは離れて
タンク内を点検する親機とワイヤー、ケーブル等で連結
された子機を設けてもよい。又、第１図および第２図は
いずれも地上式低温タンクの例であるが、地下式低温タ
ンクの場合は多少異なるが、ディスプレーサー式液面計
ノズルの構造は同じであるので、上記実施例と同様に実
施できる。さらに、ＩＩＦｉ人搬出装置１８はディスプ
レーサー式液面計ノズル又はメンテナンス用マンホール
に取り付けるものであればよく、その内部構造、吊り下
げワイヤーまたは果合ケーブル２３の巻取り方法等は対
象とするノズルの形状によって適切なものを選択すれば
第１図、第２図に限定されるものではない。

［発明の効果１ 以上述べた本発明によれば、大形の内部点検装置を用い
ることができ、又防災上も安全に取付けを行なうことが
でき、点検中もタンクの安全弁等の防災装置の作動を妨
げない低温液化ガスタンク内部点検装置の搬入搬出８置
を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す概略構成図、第２図は
本発明の他の実施例を示す概略構成図、第３図〜第５図
はいずれも第２図の実施例におけるシール保持＠造を説
明するための図、第６図および第７図は同実施例の内部
点検装置のワイヤーへ添わせる手段を説明覆るだめの図
である。 １・・・ディスプレーサー式液面計ノズル、５・・・液
面計直管部、６・・・液面系取付はフランジ、７・・・
メンテナンス用マンホール、８・・・マンホールフラン
ジ、９・・・液面計直管部画板、１０．１１・・・ワイ
ヤーノズル、１２・・・ワイヤー固定用重り、１５・・
・ディスプレーサ−ガイド用ワイヤー、１７・・・ディ
スプレーサ−１１８・・・搬入搬出装置、１９・・・ワ
イヤー巻取装置、２４・・・内部点検装置、２５・・・
タンク内液体。 出願人復代理人弁理士　　鈴江　武彦 第１ｒｌＡ 第２図 （ａ）　　　　　　　　　　　　　　　（ｂ）第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 低温液化ガスタンクに有するディスプレーサー式ノズル
   フランジ又は液面計メンテナンス用マンホールフランジ
   に、上記低温液化ガスタンクを稼働状態で内部から点検
   する内部点検装置の搬入搬出装置を取付けたことを特徴
   とする低温液化ガスタンク内部点検装置の搬入搬出装置
   。