JPS63133921A - オタネニンジン幼苗の大量生産方法 - Google Patents

オタネニンジン幼苗の大量生産方法

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JPS63133921A
JPS63133921A JP28072786A JP28072786A JPS63133921A JP S63133921 A JPS63133921 A JP S63133921A JP 28072786 A JP28072786 A JP 28072786A JP 28072786 A JP28072786 A JP 28072786A JP S63133921 A JPS63133921 A JP S63133921A
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JP
Japan
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panax ginseng
embryo
seedlings
mass production
callus
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西岡 五夫
征洋 正山
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Nippon Mining Co Ltd
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  • Breeding Of Plants And Reproduction By Means Of Culturing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、オタネニンジン(Panax ginsen
g C。
A、Meyer)の組織培養により、幼苗を大量に生産
する方法に関する。
[従来の技術] オタネニンジン(通称、朝鮮人参)は、薬用植物として
栽培され、通常は種子により増殖されているが、最近、
このオタネニンジンを組織培養により増殖することが試
みられている。この方法として、オタネニンジンの根、
茎、葉等の植物組織をオーキシン類及びサイトカイニン
類を含有するカルス誘導培地を用いてカルスを誘導し、
当該カルスを増殖し、次いで、該カルスを光照射下に再
分化させる方法(特開昭61−216619号公報)ま
た、カルスから不定胚を誘導増殖して、次いで再分化さ
せる方法(W。
C,Chang、 ’/、1.Hsing:セオリティ
カル、アンド、アプライド、ゼネティクス(Theor
itical andApplied Genetic
s) 57,133(1980))等が、提案されてい
る。
尚、オアタネニンジンの組織培養を行なうための外植片
としては、根、葉柄、葉、花柄等が試みられているが(
R,G、Butenko et、al、 :ボタニチェ
スキイ、ジェルナール(BotanichaskiiZ
hurnal)ヱ、906(1968))、花芽が用い
られた例はない。さらに、上記文献において、花柄を用
いた時は、全く培養物は得られなかった旨記載されてい
る。
一方、外植片として花芽を用いる例は、フリージアにあ
る(R,L、M、Pierik et、al、:ネザー
ランド、ジャーナル、オブ、アグリカルチャー、サイエ
ンス(Netherlands Journal of
 AgriculturalScience) 23,
334(1975))が、この例は、不定芽の誘導を目
的としたもので、不定胚にっては何ら記載されていない
[発明が解決しようとする開運点] 上記オタネニンジンの根、茎、葉からカルスを誘導して
再分化する方法、あるいはこのようなカルスから不定胚
を誘導増殖して再分化させる方法は、カルスから不定胚
を誘導するのに長期間の培養を必要とし、また不定胚の
誘導率も低いという問題があった。
本発明者は、これらの問題を解決するために鋭意研究を
進めた結果、オタネニンジンの花芽を外植片として用い
ることによりカルスから不定胚が極めて短期間のうちに
誘導され、またその誘導率も極めて高いこと、不定胚か
ら形成されるシュート(shoot)を増殖してマルチ
プルシュート(multiple 5hoot)化でき
ること、さらには、未熟な不定胚は継代培養することに
より二次胚形成により増殖し、再分化できること、等を
見い出した。
本発明は、かかる知見に基づいてなされたもので、本発
明の目的は、短期間にしかも効率良くオタネニンジンの
クローン苗を大量に得る方法を提供することにある。
[問題卓を解決するための手段] 本発明は、オタネニンジンの花芽を外植片として用いて
組織培養を行ない、幼苗とすることから成るもので、特
に好ましくは、前記組織培養による幼苗の生産をカルス
から不定胚を誘導増殖した後に、再分化させることから
成り、さらには、この再分化を、不定胚からシュートを
形成し、当該シュートを増殖させた後、発根させること
及び前記不定胚が未熟胚のとき、当該胚の成熟と二次胚
の形成増殖を行なった後、再分化させるものであること
から成るオアネニンジン幼苗の大量生産方法である。
本発明で用いられるオタネニンジンの花芽は。
特に制限はないが、花芽分化直後から6力月程度以内の
植物体から得たもので、花柄および花がくを除き、1〜
10+u+の大きさの切片としたものを用いることが好
ましい。
この花芽の切片は、ツイーン(Tween) 80を添
加した次亜塩素酸ナトリウム水溶液やエタノール等の滅
菌液で滅菌した後、組織培養に供する。
本発明においては、まず、この花芽の切片を、2.4−
ジクロロフェノキシ酢酸(2,4−D)、インドール酢
酸、ナフタレン酢酸(NAA)等のオーキシン類、或い
はベンジルアミノプリン(BAP) 、カイネチン等の
サイトカイニン類を添加したムラシゲ−スクーグ(MS
)、ホワイト、リンスマイヤー−スクーグ、ガウスレッ
ト、ヘラ−等のカルス化及び不定胚誘導培地で、暗黒下
に、約12週間培養する。これにより。
花芽はカルス化し、次いで不定胚が誘導される。
このようにして誘導された不定胚のうち成熱狂は、光照
射下に、サイトカイニン類及びジベレリン(GA)等を
含有させた再分化用培地で培養することにより、4週間
程度で発芽し、シュートが得られる。
一方、未成熱狂は、光照射下に、サイトカイニン類及び
オーキシン類等を含有させた培地で継代培養し、胚の成
熟促進と二次胚の形成増殖を行い、上記再分化用培地で
再分化させると良い。
上記シュートは、BAP−GA又はNAA−BAPを添
加した培地で、光照射下に培養するとマルチプルシュー
トを形成する。
このようにして得られるシュートは、NAA、インドー
ル酪酸(IBA)等のオーキシン類を含む発根培地で、
光照射下に培養すると7週間程度で発根し、幼苗が得ら
れる。
この幼苗を土壌へ移植することにより、オタネニンジン
を栽培することができる。
[実施例] (実施例) オタネニンジンの芽から、発芽後約2週間口の花芽の花
柄および花がくを除いた5mmの花芽切片をツイーン8
0を0.1重量%添加した3重量%の次亜塩素酸ナトリ
ウム水溶液で10分間、さらに70容量%のエタノール
溶液で3o秒間滅菌した後、滅菌精製水で2回洗浄した
この滅菌後の花芽切片を2.4−Dを1 ppm添加し
たMS培地に移植し、25±1℃の温度で、暗黒下に1
2週間培養した。この結果、100%カルス化し、その
80%から不定胚誘導が認められた。
この不定胚のうち成熟胚を取り出し1MS培地組成液を
2倍に希釈し、これにBAP及びGAをそれぞれ0.5
ppmづつ、さらにシュークロース(sucrose)
を1.5重量%あるいは3重量%添加して調製した寒天
培地に移植し、22±1℃の温度で、16時間/日照明
下に4週間培養した。この結果、シュークロースを1.
5重量%添加した培地では70%の胚から、また3重量
%の培地では45%の胚から正常なシュートが得られた
尚、上記不定胚のうち未熟胚について、NAA 2pp
m、 B A P 2.5ppm添加したMS寒天培地
で継代培養した結果、未熟胚は、すべて成熟し、二次胚
形成による不定胚の増殖が盛んに起こった。この成熟胚
を上記シュークロース1.5重量%添加の培地で、同様
の条件で培養した結果。
上記と同様に正常なシュートが得られた。
次に、このシュートを、MS培地組成液を2倍に希釈し
、これにGA及びBAPをそれぞれ5PP鵬づつ、さら
番こシュークロース1.5%を添加した寒天培地で、2
2±1℃の温度で、16時間/日照明下に8週間培養し
た。この結果、全てのシュートから平均シュート数5.
9本のマルチプルシュートが得られた。
上記で得られたシュートを、NAA、IBAをそれぞれ
1 ppmづつ添加したMS寒天培地で、2o±1℃の
温度で、16時間/日照明下に7週間培養した結果、N
AAを添加した培地で75%、IBAを添加した培地で
50%のシュートが発根し、クローン苗が得られた。
この幼苗を土壌に移植したが、順調に生育している。
(比較例) 実施例の花芽を得たのと同じオタネニンジンの組織から
根、茎1葉の部分を用いて実施例と同様の培地でカルス
及び不定胚の誘導を行った。
尚、この場合、根は、表皮を除き厚さ約2m+n直径約
511111の円盤状の切片とし、茎は、厚さ約21の
円盤状の切片とし、葉は、葉身約1cof角の切片とし
て用いた。
この結果、根、茎、葉の切片のいずれにおいても、10
0%カルス化したが、12週間目で不定胚形成に至るも
のはなく、6〜9力月を経過しても不定胚分化に至るも
のは1〜10%程度であった。
[発明の効果コ 本発明は、オタネニンジンの花芽を外植片として用いて
組織培養を行なうようにしたため、短期間にしかも効率
良くオタネニンジンの不定胚が誘導でき、クローン苗を
大量に得ることができるという格別の効果を奏するもの
である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)オタネニンジンの花芽を用いて組織培養を行ない
    、幼苗とすることを特徴とするオタネニンジン幼苗の大
    量生産方法。
  2. (2)上記組織培養による幼苗の生産が、カルスから不
    定胚を誘導増殖した後に、再分化させるものであること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載するオタネニ
    ンジン幼苗の大量生産方法。
  3. (3)上記再分化が、不定胚からシュートを形成し、当
    該シュートを増殖させた後、発根させるものであること
    を特徴とする特許請求の範囲第2項に記載するオタネニ
    ンジン幼苗の大量生産方法。
  4. (4)上記不定胚が未熟胚のとき、当該胚の成熟と二次
    胚の形成増殖を行なった後、再分化させるものであるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第2項及び第3項に記載
    するオタネニンジン幼苗の大量生産方法。
JP28072786A 1986-11-27 1986-11-27 オタネニンジン幼苗の大量生産方法 Granted JPS63133921A (ja)

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JPS63133921A true JPS63133921A (ja) 1988-06-06
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