JPS631338A - 小形回転電機の軸受組立構造 - Google Patents
小形回転電機の軸受組立構造Info
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- JPS631338A JPS631338A JP14449386A JP14449386A JPS631338A JP S631338 A JPS631338 A JP S631338A JP 14449386 A JP14449386 A JP 14449386A JP 14449386 A JP14449386 A JP 14449386A JP S631338 A JPS631338 A JP S631338A
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- Motor Or Generator Frames (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
この発明はステンピングモータあるいはマイクロモータ
等を対象とした小形回転電機の軸受組立構造に関する。 まずこの発明の実施対象である頭記モータの一般構造を
第5図に示す0図において、1はステータ、2はロータ
、3はロータに嵌め合い結合した回転軸、4はステータ
1の左右両側にねし止めないし接着剤で結合したブラケ
ットであり、このうち左側のブラケット4のセンタ部に
形成した軸受ハウジング41と回転軸3との対向部位に
スリーブ軸受5が介装設置されている。なお右側のブラ
ケットと回転軸3の軸端面との間にはボール6を皿ばね
7で支持したボール形スラスト軸受が設けである。ここ
で前記スリーブ軸受5は円筒形の一体構造であって軸受
ハウジング41の開口部へ圧入嵌合等によ固着されてお
り、この軸受5に挿入された回転軸3がロータ2ととも
に摺動回転する。 ところでこの種の小形モータでは、励磁電流を少なくし
て効率、力率改善を図り、かつに単位体積当たりの出力
を増大するためにも、前記ステータ1とロータ2との間
の空隙8に付いてはそのギャップ寸法gができる限り狭
く、かつ全周面域で均一であることが望まれる。すなわ
ち空隙8がその周域で不均一であると、磁気不平衡に起
因したトルク脈動の発生によるモータの性能低下、振動
。 騒音の発生、およびステータとロータとの機械的な接触
等の不具合な事態が発生する。 また軸受部に付いても、回転軸と軸受との間の隙間は出
来る限り少ないのが望ましく、この部分の隙間が大であ
るとガタが発生してロータが半径方向に振れたり籾摺り
回転運動を引き起こし、このことが前記したステータと
ロータ間の空隙を不均一にする原因となる。しかも第5
図のように軸受に円筒形のスリーブ軸受5を採用したも
のでは、軸受5に回転軸3を挿入するために回転軸30
周面と軸受5の内周軸受面との間に僅かながら隙間9が
残存しており、かつこの残余隙間9が大きいとモータ組
立状態で軸受5.つまりステータ1の軸中心と回転軸5
の軸中心との間に成る傾きθが生じ、このことがステー
タ1とロータ2との間の空隙を不均一にする大きな原因
となる。 かかる観点から小形回転電機ではその組立に際して極め
て高い組立精度が要求され、特にステッピングモータ等
の小形精密モータではステータとロータ間の空隙値が0
.1〜0.2ms+程度に設計されていてその許容誤差
は極めて狭く、非常に高い組立精度が要求される。 一方、前記した組立精度上の要求に対し、従来ではモー
タの個々の構成部品に対する加工精度を高めることによ
り要求される組立精度を得るようにしており、かつ各構
成部品の寸法精度は全て加工機械の加工精度に依存して
いるのが現状である。 しかして個々の部品に付いて高い加工寸法精度を得るに
はそれだけ高価な精密加工機械設備が必、要であって′
モータの製作コストが嵩むことになることに加え、さら
に従来の軸受構造では次記のような問題が残る。 すなわち第5図に示すモータの軸受構造では、軸受部に
おける回転軸3とスリーブ軸受5との間の隙間をできる
だけ少なくして組立るには、回転軸3の外径寸法とスリ
ーブ軸受5の内径寸法とが殆ど−敗し、かつ同軸となる
ように軸および軸受に高い仕上がり精度が要求されるが
、−般には部品の製作精度にバラツキがあることから、
回転軸と軸受との組合せで仕上がり精度の高い部品のみ
を選別することは難しく、歩留りの面からコスト高とな
る。 なおステータ1とロータ2との間の空隙8分布に影響を
及ぼす素因としては、前記したスリーブ軸受5と回転軸
3との間の隙間、同軸度の他に、ステータ1とブラケッ
ト4と間の嵌合部の同軸度。 スリーブ軸受5とブラケット4と間の嵌合部の同軸度、
および回転軸3とロータ2と間の嵌合部の同軸度等が挙
げられる。
等を対象とした小形回転電機の軸受組立構造に関する。 まずこの発明の実施対象である頭記モータの一般構造を
第5図に示す0図において、1はステータ、2はロータ
、3はロータに嵌め合い結合した回転軸、4はステータ
1の左右両側にねし止めないし接着剤で結合したブラケ
ットであり、このうち左側のブラケット4のセンタ部に
形成した軸受ハウジング41と回転軸3との対向部位に
スリーブ軸受5が介装設置されている。なお右側のブラ
ケットと回転軸3の軸端面との間にはボール6を皿ばね
7で支持したボール形スラスト軸受が設けである。ここ
で前記スリーブ軸受5は円筒形の一体構造であって軸受
ハウジング41の開口部へ圧入嵌合等によ固着されてお
り、この軸受5に挿入された回転軸3がロータ2ととも
に摺動回転する。 ところでこの種の小形モータでは、励磁電流を少なくし
て効率、力率改善を図り、かつに単位体積当たりの出力
を増大するためにも、前記ステータ1とロータ2との間
の空隙8に付いてはそのギャップ寸法gができる限り狭
く、かつ全周面域で均一であることが望まれる。すなわ
ち空隙8がその周域で不均一であると、磁気不平衡に起
因したトルク脈動の発生によるモータの性能低下、振動
。 騒音の発生、およびステータとロータとの機械的な接触
等の不具合な事態が発生する。 また軸受部に付いても、回転軸と軸受との間の隙間は出
来る限り少ないのが望ましく、この部分の隙間が大であ
るとガタが発生してロータが半径方向に振れたり籾摺り
回転運動を引き起こし、このことが前記したステータと
ロータ間の空隙を不均一にする原因となる。しかも第5
図のように軸受に円筒形のスリーブ軸受5を採用したも
のでは、軸受5に回転軸3を挿入するために回転軸30
周面と軸受5の内周軸受面との間に僅かながら隙間9が
残存しており、かつこの残余隙間9が大きいとモータ組
立状態で軸受5.つまりステータ1の軸中心と回転軸5
の軸中心との間に成る傾きθが生じ、このことがステー
タ1とロータ2との間の空隙を不均一にする大きな原因
となる。 かかる観点から小形回転電機ではその組立に際して極め
て高い組立精度が要求され、特にステッピングモータ等
の小形精密モータではステータとロータ間の空隙値が0
.1〜0.2ms+程度に設計されていてその許容誤差
は極めて狭く、非常に高い組立精度が要求される。 一方、前記した組立精度上の要求に対し、従来ではモー
タの個々の構成部品に対する加工精度を高めることによ
り要求される組立精度を得るようにしており、かつ各構
成部品の寸法精度は全て加工機械の加工精度に依存して
いるのが現状である。 しかして個々の部品に付いて高い加工寸法精度を得るに
はそれだけ高価な精密加工機械設備が必、要であって′
モータの製作コストが嵩むことになることに加え、さら
に従来の軸受構造では次記のような問題が残る。 すなわち第5図に示すモータの軸受構造では、軸受部に
おける回転軸3とスリーブ軸受5との間の隙間をできる
だけ少なくして組立るには、回転軸3の外径寸法とスリ
ーブ軸受5の内径寸法とが殆ど−敗し、かつ同軸となる
ように軸および軸受に高い仕上がり精度が要求されるが
、−般には部品の製作精度にバラツキがあることから、
回転軸と軸受との組合せで仕上がり精度の高い部品のみ
を選別することは難しく、歩留りの面からコスト高とな
る。 なおステータ1とロータ2との間の空隙8分布に影響を
及ぼす素因としては、前記したスリーブ軸受5と回転軸
3との間の隙間、同軸度の他に、ステータ1とブラケッ
ト4と間の嵌合部の同軸度。 スリーブ軸受5とブラケット4と間の嵌合部の同軸度、
および回転軸3とロータ2と間の嵌合部の同軸度等が挙
げられる。
【発明の目的】
この発明は上記の点にかんがみなされたものであり、前
記した各構成部品の加工寸法精度の誤差分を軸受の組立
ての際にこの部分で巧みに吸収させ、かつ回転軸とスリ
ーブ軸受との間の隙間を無くしてロータの振れ、籾摺り
回転運動の発生を1図制しつつ、同時にステータとロー
タとの間の全周面域で均一な空隙が容易に確保できるよ
うにした小形回転電機の軸受組立構造を提供することを
目的とする。
記した各構成部品の加工寸法精度の誤差分を軸受の組立
ての際にこの部分で巧みに吸収させ、かつ回転軸とスリ
ーブ軸受との間の隙間を無くしてロータの振れ、籾摺り
回転運動の発生を1図制しつつ、同時にステータとロー
タとの間の全周面域で均一な空隙が容易に確保できるよ
うにした小形回転電機の軸受組立構造を提供することを
目的とする。
上記目的を達成するために、この発明はスリーブ軸受を
周方向に分割して互いに切離された複数個の円弧状軸受
セグメンの集合体で構成するとともに、回転電機の組立
に際し前記各軸受セグメントをばね部材を介して回転軸
の周面上の所定位置に当接支持し、かつステータとロー
タとの間を組立後に排除する芯出用スペーサを介して芯
出し保持した仮組立状態で、軸受セグメントの外周面と
軸受ハウジングの内周面との間の残余間隙に充填物を充
填、固着して組立構成することにより、加工寸法精度の
誤差分を全て軸受組立工程で充填物を充填する軸受セグ
メントと軸受ハウジングとの間の残余間隙で一括吸収さ
せ、これにより組立状態で回転軸とスリーブ軸受との間
に不要な隙間の発生を押えつつ、同時にステータとロー
タとの間の全周面域で均一な空隙の確保が図れるように
したものである。
周方向に分割して互いに切離された複数個の円弧状軸受
セグメンの集合体で構成するとともに、回転電機の組立
に際し前記各軸受セグメントをばね部材を介して回転軸
の周面上の所定位置に当接支持し、かつステータとロー
タとの間を組立後に排除する芯出用スペーサを介して芯
出し保持した仮組立状態で、軸受セグメントの外周面と
軸受ハウジングの内周面との間の残余間隙に充填物を充
填、固着して組立構成することにより、加工寸法精度の
誤差分を全て軸受組立工程で充填物を充填する軸受セグ
メントと軸受ハウジングとの間の残余間隙で一括吸収さ
せ、これにより組立状態で回転軸とスリーブ軸受との間
に不要な隙間の発生を押えつつ、同時にステータとロー
タとの間の全周面域で均一な空隙の確保が図れるように
したものである。
第1図はこの発明の実施例による小形回転!8!の構成
断面図、第2図ないし第4図はそれぞれ第1図における
スリーブ軸受の軸受セグメントに対する異なる実施例の
構造を示すものであり、第5図に対応する同一部材には
同し符号が付しである。 まず第1図において、°回転軸3に対向してブラケット
4の軸受ハウジング41に装着されたスリーブ軸受5は
、第2図に示すように周方向に分割して互いに切離した
複数個の円弧状軸受セグメント51(図示例では3個)
の集合体として構成されている。ここで各軸受セグメン
ト51はその内周面が回転軸3の周面に対応した曲率半
径の円弧面を成しており、かつその周方向の円弧長は軸
受セグメントを回転軸3の周面上に並べて配置した状態
で隣り合う軸受セグメントとの間に若干の隙間を残して
回転軸3の周面に当接するように設定されている。また
軸受セグメント51はその外周面が後記する充填物との
結着性をよくするために梨地状に粗面化され、かつ外周
面の中央に後記のばね部材が嵌り込む窪み52が形成さ
れている。なおこの実施例では、軸受セグメント51は
回転軸3とともにセラミック材で作られている。 また第1図に戻り、前記の軸受セグメント51は回転軸
3の周面上に当接して並置した状態で符号10で示すば
ね部材により外周側から一括して押圧支持されており、
さらに軸受5はその外周面とブラケット4の軸受ハウジ
ング41の内周面との間の残余隙間Gに充填された符号
11で示す充填物により軸受ハウジング41に固着され
ている。ここで前記ばね部材10は、軸受組立の際の仮
組立状態で前記各軸受セグメント51を一括して回転軸
3の周面上に当接支持させる役目を果たすものであり、
該ばね部材10は例えばその周上の一箇所を切欠いた断
面C字形の摺割り付き円筒ばねとして成り、前記軸受セ
グメント51の外周窪み52へ嵌め込むことにより各軸
受セグメントを一括して回転軸3の周面上に押圧支持す
る。また該ばね部材IOは軸受セグメント51を僅かな
接触圧で回転軸3の周面に当接させるように適宜なばね
常数に定めである。なお12は軸受ハウジング41およ
び軸受5の内方端とロータ2の側面との間に介装したス
ラスト薄型受けと充填物11のシール部材を兼ねたブツ
シュである。 次に上記構成による回転有機およびその軸受の組立法を
説明する。まずステータ1に対し左側のブラケット4を
ねじ止め、接着により結合する。 −方、ロータ2に回転軸3を圧入した後に、この回転軸
上にはブツシュ12を嵌め込み、さらに所定位置にスリ
ーブ軸受5の各軸受セグメント51をばね部材10とと
もに装着する。この状態では各軸受セグメント51がば
ね部材に押圧されて回転軸3の周面に当接支持されてい
る。またロータ2に対しては、あらかじめ周面上の軸方
両端部に段差を形成する凹溝部を形成して置き、この凹
溝部に符号13で示した熱収縮性樹脂で作られたリング
状の芯出用スペーサが装着されている。このスペーサ1
3は次の工程でステータ1ヘロータ2を挿入して仮組立
した際にステータとロータとの間に全周面で均一な空隙
8を設定、確保させる役目を果たすものである。 次にロータ2と回転軸3との組立体を右側からステータ
1とブラケット4との組立体に挿入する。 なお軸受ハウジング41の開口部内径は軸受5の外径寸
法より充分大に選定されている。この仮組立状態では、
前記したロータ側に装着のスペーサ13によりステータ
1とロータ2との間で芯出し保持および均一な空隙8の
確保がなされてロータ2および回転軸3の軸中心がステ
ータ1の軸中心に正しく合致するとともに、−方では軸
受ハウジング41の内周面と軸受5の外周面との間には
隙間Gか残存しており、かつこの隙間の内方端が完配し
たブツシュ12により閉塞されている。 続いて前記仮組立の状態のまま、軸受5と軸受ハウジン
グ41との間の隙間Gを充填物11を充填。 固化して軸受5を軸受ハウジング41に固着結合させる
。ここで前記充填物11には、例えば常温硬化性ないし
は前記した熱収縮樹脂製の芯出用スペーサ13の熱収縮
開始温度以下で硬化する熱硬化性のモールド樹脂等の有
機材、あるいは無機のモールド材が採用される。また充
填物11の材料としては、後記する加熱工程の際に不当
な熱応力が加わるのを防止するために回転軸3およびブ
ラケット4の各熱膨張率と近似ないしはその中間の熱膨
張率を持つものが使用されている。なお必要に応じて軸
受セグメント51と回転軸3とが接する面にはあらかじ
め離型剤を極薄く塗布して置き、充填物11の充填の際
に一緒に固着するのを防止するようにしている。またこ
の離型剤はブツシュ12にも塗布されている。 また前記した充填材11の充填工程が終了すると、次に
右側のブラケット4をスラスト軸受とともに組込み、最
後にモータ全体を完配スペーサ13の熱収縮樹脂が収縮
する温度で加熱する。これによりステータ1とロータ2
との間に介装していたリング状の芯出用スペーサ13が
内周側に熱収縮してロータ側の凹溝段差内に収まって空
隙8の領域から後退排除され、かくしてステータ1とロ
ータ2との間には全周で均一な空r48だ形成確保され
ることになる。しかも各構成部品の加工精度誤差1組)
、誤差の集積分は全て前記した仮組立の状態でプル博゛
1 ラケット4の軸受ハウジング41と軸受5との間の残余
間隙Gに一括吸収され、回転電機の組立完成状態ではス
テータ1とロータ2との間の空隙8に影響を及ぼすこと
はない、しかも回転軸3とスリーブ軸受5との間にはガ
タの原因となる隙間が生じない。 次にスリーブ軸受5の軸受セグメント51に付いて第2
図と異なる別な実施例を第3図、第4図に示す、まず第
3図の実施例では第2図と同様に軸受セグメン)51の
内周面が回転軸3の周面に対応した円弧面を成している
とともに、さらにその内周面には軸方向に並んで複数条
の周i#53が形成されている。この周溝53は回転軸
3との間の接触面積を減らして摺動摩擦損失を軽減させ
るとともに、必要に応して軸受潤滑剤のリザーバとして
利用される。 また第4図に示す実施例では、軸受セグメント51の内
周側に回転軸3に対して線接触する二つの接線平面54
が形成されており、かつこの接線平面〜\と回転軸3の
周面との接触点は左右対象位置に設定されている;なお
55は前記した接線平面54を切削加工する際の逃げ溝
であり、かつ必要に応じてこの溝55が軸受潤滑剤のリ
ザーバとしても利用できる。かかる構造により軸受セグ
メント51を回転軸3の周面上に装着する際にガタ付き
無しに安定よく取付けできるとともに、軸受セグメント
と回転軸との間が線接触となるので摺動摩擦損失の軽減
化を図ることができて存利である。
断面図、第2図ないし第4図はそれぞれ第1図における
スリーブ軸受の軸受セグメントに対する異なる実施例の
構造を示すものであり、第5図に対応する同一部材には
同し符号が付しである。 まず第1図において、°回転軸3に対向してブラケット
4の軸受ハウジング41に装着されたスリーブ軸受5は
、第2図に示すように周方向に分割して互いに切離した
複数個の円弧状軸受セグメント51(図示例では3個)
の集合体として構成されている。ここで各軸受セグメン
ト51はその内周面が回転軸3の周面に対応した曲率半
径の円弧面を成しており、かつその周方向の円弧長は軸
受セグメントを回転軸3の周面上に並べて配置した状態
で隣り合う軸受セグメントとの間に若干の隙間を残して
回転軸3の周面に当接するように設定されている。また
軸受セグメント51はその外周面が後記する充填物との
結着性をよくするために梨地状に粗面化され、かつ外周
面の中央に後記のばね部材が嵌り込む窪み52が形成さ
れている。なおこの実施例では、軸受セグメント51は
回転軸3とともにセラミック材で作られている。 また第1図に戻り、前記の軸受セグメント51は回転軸
3の周面上に当接して並置した状態で符号10で示すば
ね部材により外周側から一括して押圧支持されており、
さらに軸受5はその外周面とブラケット4の軸受ハウジ
ング41の内周面との間の残余隙間Gに充填された符号
11で示す充填物により軸受ハウジング41に固着され
ている。ここで前記ばね部材10は、軸受組立の際の仮
組立状態で前記各軸受セグメント51を一括して回転軸
3の周面上に当接支持させる役目を果たすものであり、
該ばね部材10は例えばその周上の一箇所を切欠いた断
面C字形の摺割り付き円筒ばねとして成り、前記軸受セ
グメント51の外周窪み52へ嵌め込むことにより各軸
受セグメントを一括して回転軸3の周面上に押圧支持す
る。また該ばね部材IOは軸受セグメント51を僅かな
接触圧で回転軸3の周面に当接させるように適宜なばね
常数に定めである。なお12は軸受ハウジング41およ
び軸受5の内方端とロータ2の側面との間に介装したス
ラスト薄型受けと充填物11のシール部材を兼ねたブツ
シュである。 次に上記構成による回転有機およびその軸受の組立法を
説明する。まずステータ1に対し左側のブラケット4を
ねじ止め、接着により結合する。 −方、ロータ2に回転軸3を圧入した後に、この回転軸
上にはブツシュ12を嵌め込み、さらに所定位置にスリ
ーブ軸受5の各軸受セグメント51をばね部材10とと
もに装着する。この状態では各軸受セグメント51がば
ね部材に押圧されて回転軸3の周面に当接支持されてい
る。またロータ2に対しては、あらかじめ周面上の軸方
両端部に段差を形成する凹溝部を形成して置き、この凹
溝部に符号13で示した熱収縮性樹脂で作られたリング
状の芯出用スペーサが装着されている。このスペーサ1
3は次の工程でステータ1ヘロータ2を挿入して仮組立
した際にステータとロータとの間に全周面で均一な空隙
8を設定、確保させる役目を果たすものである。 次にロータ2と回転軸3との組立体を右側からステータ
1とブラケット4との組立体に挿入する。 なお軸受ハウジング41の開口部内径は軸受5の外径寸
法より充分大に選定されている。この仮組立状態では、
前記したロータ側に装着のスペーサ13によりステータ
1とロータ2との間で芯出し保持および均一な空隙8の
確保がなされてロータ2および回転軸3の軸中心がステ
ータ1の軸中心に正しく合致するとともに、−方では軸
受ハウジング41の内周面と軸受5の外周面との間には
隙間Gか残存しており、かつこの隙間の内方端が完配し
たブツシュ12により閉塞されている。 続いて前記仮組立の状態のまま、軸受5と軸受ハウジン
グ41との間の隙間Gを充填物11を充填。 固化して軸受5を軸受ハウジング41に固着結合させる
。ここで前記充填物11には、例えば常温硬化性ないし
は前記した熱収縮樹脂製の芯出用スペーサ13の熱収縮
開始温度以下で硬化する熱硬化性のモールド樹脂等の有
機材、あるいは無機のモールド材が採用される。また充
填物11の材料としては、後記する加熱工程の際に不当
な熱応力が加わるのを防止するために回転軸3およびブ
ラケット4の各熱膨張率と近似ないしはその中間の熱膨
張率を持つものが使用されている。なお必要に応じて軸
受セグメント51と回転軸3とが接する面にはあらかじ
め離型剤を極薄く塗布して置き、充填物11の充填の際
に一緒に固着するのを防止するようにしている。またこ
の離型剤はブツシュ12にも塗布されている。 また前記した充填材11の充填工程が終了すると、次に
右側のブラケット4をスラスト軸受とともに組込み、最
後にモータ全体を完配スペーサ13の熱収縮樹脂が収縮
する温度で加熱する。これによりステータ1とロータ2
との間に介装していたリング状の芯出用スペーサ13が
内周側に熱収縮してロータ側の凹溝段差内に収まって空
隙8の領域から後退排除され、かくしてステータ1とロ
ータ2との間には全周で均一な空r48だ形成確保され
ることになる。しかも各構成部品の加工精度誤差1組)
、誤差の集積分は全て前記した仮組立の状態でプル博゛
1 ラケット4の軸受ハウジング41と軸受5との間の残余
間隙Gに一括吸収され、回転電機の組立完成状態ではス
テータ1とロータ2との間の空隙8に影響を及ぼすこと
はない、しかも回転軸3とスリーブ軸受5との間にはガ
タの原因となる隙間が生じない。 次にスリーブ軸受5の軸受セグメント51に付いて第2
図と異なる別な実施例を第3図、第4図に示す、まず第
3図の実施例では第2図と同様に軸受セグメン)51の
内周面が回転軸3の周面に対応した円弧面を成している
とともに、さらにその内周面には軸方向に並んで複数条
の周i#53が形成されている。この周溝53は回転軸
3との間の接触面積を減らして摺動摩擦損失を軽減させ
るとともに、必要に応して軸受潤滑剤のリザーバとして
利用される。 また第4図に示す実施例では、軸受セグメント51の内
周側に回転軸3に対して線接触する二つの接線平面54
が形成されており、かつこの接線平面〜\と回転軸3の
周面との接触点は左右対象位置に設定されている;なお
55は前記した接線平面54を切削加工する際の逃げ溝
であり、かつ必要に応じてこの溝55が軸受潤滑剤のリ
ザーバとしても利用できる。かかる構造により軸受セグ
メント51を回転軸3の周面上に装着する際にガタ付き
無しに安定よく取付けできるとともに、軸受セグメント
と回転軸との間が線接触となるので摺動摩擦損失の軽減
化を図ることができて存利である。
以上述べたようにこの発明によれば、スリーブ軸受を周
方向に分割して互いに切離された複数個の円弧状軸受セ
グメンの集合体で構成するとともに、回転iit機の組
立に際し前記各軸受セグメントをばね部材を介して回転
軸の周面上の所定位置に当接支持し、かつステータとロ
ータとの間を組立後に排除する芯出用スペーサを介して
芯出し保持した仮組立状態で、軸受セグメントの外周面
と軸受ハウジングの内周面との間の残余間隙に充填物を
充填、固着して組立構成したことにより、回転法ぜ3リ
ーブ軸受と0間の隙間を無くして0−ターへλA の振れ、籾摺り回転運動の発生を確実に防止しつつ、同
時に回転有機を構成する各部品の加工寸法誤差分を全て
組立途中の仮組立状態で軸受ハウジングとスリーブ軸受
との間の残余間隙部分へ一括吸収させてステータとロー
タとの間の芯出保持により両者間には全周域で均一な空
隙を確保することができ、かくして各構成部品の機械加
工による加工精度の条件を緩和しつつ、しかも特性面で
のバラツキが無い高組立精度の小形回転電機を容易かつ
安価に提供することができる。
方向に分割して互いに切離された複数個の円弧状軸受セ
グメンの集合体で構成するとともに、回転iit機の組
立に際し前記各軸受セグメントをばね部材を介して回転
軸の周面上の所定位置に当接支持し、かつステータとロ
ータとの間を組立後に排除する芯出用スペーサを介して
芯出し保持した仮組立状態で、軸受セグメントの外周面
と軸受ハウジングの内周面との間の残余間隙に充填物を
充填、固着して組立構成したことにより、回転法ぜ3リ
ーブ軸受と0間の隙間を無くして0−ターへλA の振れ、籾摺り回転運動の発生を確実に防止しつつ、同
時に回転有機を構成する各部品の加工寸法誤差分を全て
組立途中の仮組立状態で軸受ハウジングとスリーブ軸受
との間の残余間隙部分へ一括吸収させてステータとロー
タとの間の芯出保持により両者間には全周域で均一な空
隙を確保することができ、かくして各構成部品の機械加
工による加工精度の条件を緩和しつつ、しかも特性面で
のバラツキが無い高組立精度の小形回転電機を容易かつ
安価に提供することができる。
第1図はこの発明の実施例による小形モータの組立状態
を示す構成断面図、第2図は第1図におけるスリーブ軸
受の軸受セグメントの外形斜視図、第3図は第2図と異
なる軸受セグメントの実施例の構造を示す軸方向断面図
、第4図はさらに異なる軸受セグメントの実施例の構造
を示す軸と直角方向の断面図、第5図は従来におけるモ
ータの構造断面図である。各図において、 1:ステータ、2:ロータ、3:回転軸、4ニブラケツ
ト、41:軸受ハウジング、5ニスリーブ軸受、51:
軸受セグメント、8:ステータとロータとの間の空隙、
10:ばね部材、11:充填物、13:第1図 第2図
を示す構成断面図、第2図は第1図におけるスリーブ軸
受の軸受セグメントの外形斜視図、第3図は第2図と異
なる軸受セグメントの実施例の構造を示す軸方向断面図
、第4図はさらに異なる軸受セグメントの実施例の構造
を示す軸と直角方向の断面図、第5図は従来におけるモ
ータの構造断面図である。各図において、 1:ステータ、2:ロータ、3:回転軸、4ニブラケツ
ト、41:軸受ハウジング、5ニスリーブ軸受、51:
軸受セグメント、8:ステータとロータとの間の空隙、
10:ばね部材、11:充填物、13:第1図 第2図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)ステータに結合したブラケットの軸受ハウジングと
ロータの回転軸との対向部位にスリーブ軸受を介装して
成る小形電機において、前記スリーブ軸受を周方向に分
割して互いに切離された複数個の円弧状軸受セグメンの
集合体で構成するとともに、回転電機の組立に際し前記
各軸受セグメントをばね部材を介して回転軸の周面上の
所定位置に当接支持し、かつステータとロータとの間を
組立後に排除する芯出用スペーサを介して芯出し保持し
た仮組立状態で、軸受セグメントの外周面と軸受ハウジ
ングの内周面との間の残余間隙に充填物を充填、固着し
て組立構成したことを特徴とする小形回転電機の軸受組
立構造。 2)特許請求の範囲第1項記載の軸受組立構造において
、充填物として有機ないし無機のモールド材を用いたこ
とを特徴とする小形回転電機の軸受組立構造。 3)特許請求の範囲第1項記載の軸受組立構造において
、充填物が軸受セグメント材とブラケット材の各熱膨張
率と近似ないしその中間の熱膨張率を持つ材料であるこ
とを特徴とする小形回転電機の軸受組立構造。 4)特許請求の範囲第1項記載の軸受組立構造において
、ばね部材が回転軸上に並置した各軸受セグメントを外
周側から一括して軸周面へ押圧支持する摺割り付きの円
筒ばねであることを特徴とする小形回転電機の軸受組立
構造。 5)特許請求の範囲第1項記載の軸受組立構造において
、軸受セグメントおよび回転軸の材料としてセラミック
材を用いたことを特徴とする小形回転電機の軸受組立構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14449386A JPS631338A (ja) | 1986-06-20 | 1986-06-20 | 小形回転電機の軸受組立構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14449386A JPS631338A (ja) | 1986-06-20 | 1986-06-20 | 小形回転電機の軸受組立構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS631338A true JPS631338A (ja) | 1988-01-06 |
Family
ID=15363620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14449386A Pending JPS631338A (ja) | 1986-06-20 | 1986-06-20 | 小形回転電機の軸受組立構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS631338A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009019625A (ja) * | 2007-07-10 | 2009-01-29 | Siemens Ag | 風力タービンとその取付け法及び風力タービンの発電機の回転子と固定子との空隙の調整方法 |
JP2014042448A (ja) * | 2012-08-21 | 2014-03-06 | Stabilus Gmbh | 電気モータおよびそれを有するモータ・ギヤ装置と可変長駆動手段 |
-
1986
- 1986-06-20 JP JP14449386A patent/JPS631338A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009019625A (ja) * | 2007-07-10 | 2009-01-29 | Siemens Ag | 風力タービンとその取付け法及び風力タービンの発電機の回転子と固定子との空隙の調整方法 |
JP2014042448A (ja) * | 2012-08-21 | 2014-03-06 | Stabilus Gmbh | 電気モータおよびそれを有するモータ・ギヤ装置と可変長駆動手段 |
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