JPS6313289Y2 - - Google Patents

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JPS6313289Y2
JPS6313289Y2 JP1982116323U JP11632382U JPS6313289Y2 JP S6313289 Y2 JPS6313289 Y2 JP S6313289Y2 JP 1982116323 U JP1982116323 U JP 1982116323U JP 11632382 U JP11632382 U JP 11632382U JP S6313289 Y2 JPS6313289 Y2 JP S6313289Y2
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JP
Japan
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strength
asbestos
asbestos cement
reinforcing net
papermaking
Prior art date
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Application number
JP1982116323U
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JPS5921318U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は抄造方式によつて製造された石綿セメ
ント板に関するものである。
抄造方式によつて製造された石綿セメント板
は、抄造時に繊維が抄造方向に配向されて形成さ
れるので、抄造方向の強度と抄造方向に対して直
交する方向の強度とでは強度に方向性を生じ、強
度が大きく異なることになる。そして、このよう
にして製造された石綿セメント板の抄造方向に対
して直角方向の強度すなわち横方向の強度と、抄
造方向の強度すなわち縦方向の強度との比(横方
向/縦方向)は0.6〜0.8であり、石綿セメント板
の横方向の強度が縦方向の強度に比して弱いもの
である。そのため、石綿セメント板に踏み荷重等
の点荷重が働いた場合には第1図に示すように縦
方向の割れ3を生じて切断することがあり、石綿
セメント板4の強度が横方向の強度で支配されて
いてきわめて低いという欠点があつた。
本考案は上記の点に鑑みて成されたものであつ
て、強度に方向性を生じることがなく強度を高め
ることができる石綿セメント板を提供することを
目的とするものである。
すなわち、本考案は抄造された複数層の石綿セ
メント層1,1…間に抄造方向よりも抄造方向と
直角方向の引張強度が強い補強ネツト2を埋設し
て成る石綿セメント板により上記目的を達成した
ものである。
以下本考案を実施例により詳述する。石綿セメ
ント層1は石綿やセメントを含んだ石綿セメント
スリラー6を抄造して成形されるもので、第2図
に示すように抄造バツト5からセメントスリラー
6を抄造ロール7ですくい上げて抄造フエルト8
に付着させ、次いで抄造フエルト8上で脱水する
ことにより石綿セメント層1が形成される。補強
ネツト2は第3図aに示すように縦糸11と横糸
12とを十字に織つて形成されるもので、横糸1
2,12間のピツチを小さくすることにより横糸
12の本数を縦糸11よりも多くして横方向の引
張強度を強くしてある。また、第3図bに示すよ
うにピツチは縦糸11と同じようにして横糸12
の本数を縦糸11よりも多くすることにより横方
向の引張強度を上げるようにしてもよく、あるい
は第3図cのように糸の太さが大きくて強度の強
い横糸12を使用するようにしても良い。横糸1
2や縦糸11に使用する糸の種類は何ら限定する
ものではないが、ガラス繊維、有機繊維等を使用
することができる。この補強ネツト2は上記石綿
セメント層1をメーキングロール13で巻き取つ
て複数層積層する際に、石綿セメント層1,1の
層間に挿入して埋設するもので、第4図に示すよ
うに補強ネツト2の縦糸11が石綿セメント層1
の抄造方向に、また補強ネツト2の横糸12が石
綿セメント層1の抄造方向と直交する方向にくる
ように埋設するものである。また、第5図に示す
ように補強ネツト2は積層された石綿セメント層
1,1…のうち外側の石綿セメント層1の内面側
に埋設するのが強度を高める上で好ましく、この
ようにして補強ネツト2が挿入された方を張力側
にして使用することにより、石綿セメント板4の
張力側の引張強度を補強ネツト2で上げることが
できて、第6図に示すように外力Fに対する石綿
セメント板4の曲げ強度を高めることができるも
のである。一方、第7図のように外力Fに対して
圧縮側に補強ネツト2がくるように石綿セメント
板4を使用した場合には、石綿セメント板4の張
力側の引張強度を補強ネツト2で上げることがで
きないので、強度が弱く割れ易いものである。
しかして、抄造された複数層の石綿セメント層
1,1間に補強ネツト2を埋設することにより、
補強ネツト2の縦糸11と横糸12で石綿セメン
ト板4の曲げ、引張り等の機械的強度を向上する
ことができるものであり、特に石綿セメント層1
の抄造方向に補強ネツト12の縦糸11が向くよ
うに、また抄造方向と直角方向に補強ネツト2の
横糸12が向くようにして補強ネツト2を石綿セ
メント層1,1間に埋設することにより、石綿セ
メント層1の繊維の配向が少なくて強度の弱い石
綿セメント層1の抄造方向に対する直交方向の強
度を補助ネツト2の横糸12で特に高めることが
できて、石綿セメント板4の抄造方向と同程度に
強度を上げることができるものである。
上記のように本考案は、抄造された複数層の石
綿セメント層間に、抄造方向よりも抄造方向と直
角方向の引張強度が強い補強ネツトを埋設したの
で、補強ネツトで石綿セメント層の抄造方向と直
交する横方向の強度を抄造方向に比してより高め
ることで石綿セメント層の抄造方向及び直交する
方向のいずれの方向の強度をも同程度に高めるこ
とができ、石綿セメント板の強度の方向性をなく
すことにより踏み荷重等の点荷重が石綿セメント
板に働いた場合でも従来の如く強度の弱い方向に
割れるということがなく、石綿セメント板の強度
を向上することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の問題点を示す斜視図、第2図
は本考案一実施例の製造法を示す概略斜視図、第
3図a,b,cは同上の補強ネツトの上面図、第
4図は同上の石綿セメント層に補強ネツトを載置
した状態を示す要部斜視図、第5図は同上の石綿
セメント板の一部切欠断面図、第6図及び第7図
は同上の作用を示す断面図である。 1は石綿セメント層、2は補強ネツトである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 抄造された複数層の石綿セメント層間に抄造方
    向よりも抄造方向と直角方向の引張強度が強い補
    強ネツトを埋設して成る石綿セメント板。
JP11632382U 1982-07-31 1982-07-31 石綿セメント板 Granted JPS5921318U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11632382U JPS5921318U (ja) 1982-07-31 1982-07-31 石綿セメント板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11632382U JPS5921318U (ja) 1982-07-31 1982-07-31 石綿セメント板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5921318U JPS5921318U (ja) 1984-02-09
JPS6313289Y2 true JPS6313289Y2 (ja) 1988-04-15

Family

ID=30268190

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11632382U Granted JPS5921318U (ja) 1982-07-31 1982-07-31 石綿セメント板

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JPS5921318U (ja) 1984-02-09

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