JPS6313252Y2 - - Google Patents

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JPS6313252Y2
JPS6313252Y2 JP1982181718U JP18171882U JPS6313252Y2 JP S6313252 Y2 JPS6313252 Y2 JP S6313252Y2 JP 1982181718 U JP1982181718 U JP 1982181718U JP 18171882 U JP18171882 U JP 18171882U JP S6313252 Y2 JPS6313252 Y2 JP S6313252Y2
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JP
Japan
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tank
guide roller
plating
passage path
movable guide
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JP1982181718U
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JPS5983973U (ja
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  • Cleaning In General (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)
  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はめつき前処理槽における長尺体の浸漬
時間を調整可能にしためつき前処理槽に関する。
まず従来より用いられている長尺体用めつき装
置を第1図(平面図)により説明する。第1図に
おいて、長尺体供給装置1から巻取機2側(矢印
F側)へと順に、前処理槽3、ストライクめつき
槽4、主めつき槽5及び仕上用水洗槽6が接続さ
れている。前処理槽3は例えば4つの分槽からな
つており、供給装置1側から順に、脱脂分槽7、
第1水洗分槽8、酸洗分槽9及び第2水洗分槽1
0に区分されている。脱脂分槽7には例えば水酸
化ナトリウム水溶液が入つており、酸洗分槽9に
は例えば硫酸溶液が入つており、ストライクめつ
き槽4及び主めつき槽5には例えば長尺体に銅め
つきを施す場合、硫酸銅溶液が入つている。また
ストライクめつき槽4及び主めつき槽5の両側壁
部分にはアノードとして銅めつきの場合は多数の
銅片11が配置されており、両側の銅片11群は
それぞれ正電極に接続されている。巻取機2及び
供給装置1等による長尺体Sのライン速度は、適
宜の速度変更機構により変更できるようになつて
いる。12は分離槽である。なお各槽7,8,
9,10の入口及び出口部分には、図示しないが
液漏防止用シールが備えられる。
長尺体供給装置1から供給される長尺体(例え
ば金属帯)Sは、まず前処理槽3で清浄処理され
る。即ち脱脂分槽7内で長尺体表面を脱脂し、第
1水洗分槽8で水洗いした後、酸洗分槽9で長尺
体表面の酸化被膜等を除去し、第2水洗分槽10
でさらに水洗いする。前処理槽3で清浄処理され
た長尺体Sは、場合によりストライクめつき槽4
内で薄くストライクめつきが施され、次に主めつ
き槽5内で所定の厚さまでめつきが施され、仕上
用水洗槽6内で水洗いされた後、巻取機2に巻き
取られる。
このような長尺体用めつき装置においてめつき
厚を変更する場合には、主めつき槽5に流す電流
と通電時間のいずれかを変更すればよい。即ちめ
つき厚は上記電流と通電時間の積(電気量)に正
比例するからである。ところが電気めつきにおい
てはめつき浴組成及び撹拌条件が一定の場合、最
適電流密度は狭い範囲内に限定されてしまうの
で、電流密度を変更することによる上記めつき厚
の変更は困難である。一方通電時間の変更により
めつき厚を変更する場合には、主めつき層5自体
の長さを変更することが困難であることを考え
て、長尺体Sのライン速度を変更することにより
通電時間を変更せざるを得ない。
一方前処理槽3における最適浸漬時間も狭い範
囲に限定されており、しかもめつき厚の変更にか
かわらず常に一定の狭い範囲内に限定されてい
る。ところが前述のように長尺体Sのライン速度
の変更によりめつき厚を変更すると、前処理槽3
内における浸漬時間が最適浸漬時間範囲から外れ
てしまい、適正な前処理を行えなくなるという不
具合が生じる。
本考案は上記不具合を解消するものであり、め
つき厚の変更のために長尺体のライン速度を変更
しても、前処理槽の浸漬時間を一定に保つことが
できる前処理槽を提供しようとするものである。
即ちその要旨とするところは、本願実用新案登録
請求の範囲に記載の通りである。以下実施例図面
に基づいて本考案を説明する。
第2図(平面図)において、前処理槽3の脱脂
分槽7内には第1、第2定置式ガイドローラ2
1,22と、第1、第2移動式ガイドローラ2
3,24とを備えており、4つのガイドローラ2
1,22,23,24は垂直軸心回り回転自在で
ある。第1定置式ガイドローラ21は入口スリツ
ト26近くに配置され、第2定置式ガイドローラ
22は脱脂分槽7の出口スリツト27近くに配置
され、また両定置式ガイドローラ21,22は、
両スリツト26,27を結ぶ線に対して矢印A側
と矢印B側とにそれぞれ配置されている。第1移
動式ガイドローラ23は実線で示す位置、即ち出
口スリツト27側でかつ第2定置式ガイドローラ
22より矢印A側へ一定距離隔てた位置から、仮
想線で示す位置、即ち入口スリツト26側でかつ
第1定置式ガイドローラ21に近接する矢印B側
の位置まで直線的に移動可能であり、上記両位置
間にわたり任意の位置に固定できる。第2移動式
ガイドローラ24は実線で示す位置、即ち入口ス
リツト26側でかつ第1定置式ガイドローラ21
より矢印B側へ一定距離隔てた位置から、仮想線
で示す位置、即ち出口スリツト27側でかつ第2
定置式ガイドローラ22に近接する矢印A側の位
置まで直線的に移動可能であり、上記両位置間に
わたり任意の位置に固定することができる。
即ち第1、第2移動式ガイドローラ23,24
はそれぞれ仮想線で示す位置が最短通過経路構成
位置となり、その時の長尺体Sの通過経路は入口
スリツト26と出口スリツト27を結ぶ直線と重
なる最短の通過経路となる。一方実線で示す位置
が第1、第2移動式ガイドローラ23,24の最
長通過経路構成位置となり、脱脂分槽7の全長の
略3倍に近い長さの折り畳み状の最長通過経路と
なる。
入口スリツト26から供給される長尺体Sはま
ず第1定置式ガイドローラ21に係合し、順次第
1移動式ガイドローラ23、第2移動式ガイドロ
ーラ24及び第2定置式ガイドローラ22に係合
し、出口スリツト27を通して第1水洗槽8に入
る。
めつき厚を薄くするために長尺体Sのライン速
度を速くする場合には、両移動式ガイドローラ2
3,24をそれぞれ実線で示す位置側にくるよう
に固定し、それにより脱脂分槽7内における長尺
体Sの通過経路長さを長くして、最適浸漬時間を
確保する。めつき厚を厚くするために長尺体Sの
ライン速度を遅くする場合は、遅くする度合に対
応させて両移動式ガイドローラ23,24を仮想
線で示す位置側へと移動させ、それにより脱脂分
槽7内における長尺体Sの通過経路長さを短く
し、最適浸漬時間を確保する。
即ちライン速度が変更されても、両移動式ガイ
ドローラ23,24の位置を変更することによつ
て脱脂分槽7内の長尺体通過経路長さを調節し、
常に一定の浸漬時間を確保する。
次に移動式ガイドローラ23,24を脱脂分槽
7に移動自在に取り付ける手段について説明する
が、両移動式ガイドローラ23,24は共に同様
な手段を採用することができるので、ここでは第
1移動式ガイドローラ23の取付手段の1例につ
いて説明する。即ち第3図において、脱脂分槽7
の底板7aにはガイドレール30が固着され、こ
のガイドレール30は上開きU字状のガイド溝3
1を有すると共にガイド溝31の両側にボルト通
路32を備えている。ボルト通路32にはボルト
33の頭部が収納され、このボルト33はボルト
通路32の上壁に形成されたボルト挿通溝34を
通つて上方へ延び出している。ガイドレール30
には下向き凸部を有する取付台35が上側から嵌
合し、この取付台35のボルト挿通孔36には上
記ボルト33が挿入されており、ボルト33にナ
ツト38を螺着することにより、取付台35をレ
ール30に締付固定する。取付台35には上方へ
延びる支軸39が固着されており、支軸39には
第1移動式ガイドローラ23が回転自在に支承さ
れている。ガイドレール30は第4図に示すよう
に第1移動式ガイドローラ23を移動すべき方向
に延びている。従つて取付台35をボルト33及
びナツト38と共にレール30上を移動させ、ボ
ルト33等により締付固定することにより、第1
移動式ガイドローラ23を所望の位置に設定する
ことができる。
第5図は別の実施例を示しており、4個の移動
式ガイドローラ41,42,43,44及び2個
の定置式ガイドローラ21,22を脱脂分槽7内
に備えた例である。入口スリツト26側から順に
第1定置式ガイドローラ21、第1、第2、第
3、第4移動式ガイドローラ41,42,43,
44及び第2定置式ガイドローラ22が配置され
ている。移動式ガイドローラ41,42,43,
44は両スリツト26,27を結ぶ直線に対して
直角方向に移動自在となつている。第1、第3移
動式ガイドローラ41,43は実線で示す位置、
即ち矢印A側端部分の位置から仮想線で示す位
置、即ち両スリツト26,27を結ぶ直線に近接
する矢印B側の位置まで移動可能であり、第2、
第4移動式ガイドローラ42,44は実線で示す
位置、即ち矢印B側端部分の位置から仮想線で示
す位置、即ち両スリツト26,27を結ぶ直線に
近接する矢印A側の位置まで移動可能である。
この第5図の実施例も第2図の場合と同様に、
各移動式ガイドローラ41,42,43,44の
位置を仮想線の位置から実線の位置側へと変更す
ることにより、長尺体Sの通過経路長さを長くす
ることができる。
また第5図の移動式ガイドローラ41,42,
43,44の取付手段としては、第3、第4図で
説明した手段と同様な手段を採用することができ
る。
なお第2図及び第5図ではめつき前処理槽3の
脱脂分槽7にガイドローラ23等を配置している
が、前処理槽3内の酸洗分槽9(第1図)にも第
2図又は第5図と同様なガイドローラ群を配置す
ることができる。勿論脱脂作業を前処理作業中の
主作業とするような場合には、脱脂分槽7内のみ
にガイドローラ群を配置してもよく、反対に酸洗
作業を前処理作業中の主作業とする場合には、酸
洗分槽9内のみにガイドローラ群を配置してもよ
い。
また移動式ガイドローラの数を5個以上にする
こともできる。
以上説明したように本考案は、長尺体供給装置
とめつき槽の間に配置されるめつき前処理槽内
に、長尺体の通過経路を形成する複数個のガイド
ローラを配置し、前処理槽内の長尺体通過経路長
さを変更しうるようにガイドローラの位置を変更
自在としているので、めつき厚を変更するために
長尺物のライン速度を変更する場合、ガイドロー
ラの位置を変更調整するだけで、いかなるライン
速度に対しても前処理槽内における浸漬時間を一
定の最適値にすることができる。即ち前処理槽の
大きさ(長さ)をライン速度の変更に対して変更
する必要がなく、めつき厚の変更のための作業が
極めて容易になる。しかも常に良好なめつき前処
理を行える。
また移動式ガイドローラ23,24を配置する
分槽の長さをコンパクトに保ちながらも、分槽の
長さに略相当する最短通過経路からそれよりも十
分に長い通過経路を自在に確保でき、分槽の配置
スペースが短くて済み、めつき処理装置全体のラ
イン長さをコンパクトにできる。
即ち入口スリツト26と出口スリツト27を結
ぶ直線を前処理槽3の分槽の最短通過経路とし、
上記最短通過経路を挾むように最短通過経路に対
して互いに反対側に第1、第2移動式ガイドロー
ラ23,24を配置し、移動式ガイドローラ2
3,24の上記位置を最短通過経路構成位置と
し、各移動式ガイドローラ23,24を、最短通
過経路構成位置から長尺体を互いに反対方向に突
出させるように上記最短通過経路を通過して反対
側の最長通過経路構成位置まで互いに平行に移動
自在とし、最長通過経路構成位置により折り畳み
状の最長通過経路を形成するので、最短通過経路
の長さが分槽長さと略同じになり、移動式ガイド
ローラ23,24を最長通過経路構成位置まで移
動するに従い通過経路は分槽の長さよりも段々と
長くなる。ちなみに第2図では分槽長さの略3倍
の通過経路まで確保できる。
従つて分槽をコンパクトに保ちながらも、分槽
長さに相当する最短通過経路長さからそれよりも
十分に長い最長通過経路まで自在に確保でき、前
処理槽3の配置スペース及びめつき処理装置全体
のライン長さをコンパクトにできる。
なおガイドローラは耐アルカリ性及び耐酸性を
有する材料、例えばプラスチツク材より製造され
ている。また長尺体としては金属線を用いること
もできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一般の長尺体用めつき装置の全体平面
図、第2図は本考案を適用した前処理槽の平面
図、第3図は第2図の−断面拡大断面図、第
4図は第3図の矢視図、第5図は別の実施例を
示す平面図である。 1……長尺体供給装置、3……めつき前処理
槽、4,5……ストライクめつき槽、主めつき槽
(めつき槽の一例)、23,24……移動式ガイド
ローラ、(ガイドローラの一例)、41,42,4
3,44……移動式ガイドローラ(ガイドローラ
の一例)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長尺体供給装置とめつき槽の間に配置される前
    処理槽において、前処理槽を構成する分槽に入口
    スリツト及び出口スリツトを形成し、両スリツト
    を結ぶ直線を上記分槽の最短通過経路とし、入口
    スリツト近傍に第1定置式ガイドローラを配置
    し、出口スリツト近傍に第2定置式ガイドローラ
    を配置し、分槽内に、上記最短通過経路を挾むよ
    うに最短通過経路に対して互いに反対側に第1、
    第2移動式ガイドローラを配置し、上記移動式ガ
    イドローラの位置を最短通過経路構成位置とし、
    各移動式ガイドローラを、最短通過経路構成位置
    から長尺体を互いに反対方向に突出させるように
    上記最短通過経路を通過して反対側の最長通過経
    路構成位置まで互いに平行に移動自在とし、最長
    通過経路構成位置により折り畳み状の最長通過経
    路を形成することを特徴とするめつき前処理槽。
JP18171882U 1982-11-30 1982-11-30 めつき前処理槽 Granted JPS5983973U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18171882U JPS5983973U (ja) 1982-11-30 1982-11-30 めつき前処理槽

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JP18171882U JPS5983973U (ja) 1982-11-30 1982-11-30 めつき前処理槽

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Publication Number Publication Date
JPS5983973U JPS5983973U (ja) 1984-06-06
JPS6313252Y2 true JPS6313252Y2 (ja) 1988-04-14

Family

ID=30393712

Family Applications (1)

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JP18171882U Granted JPS5983973U (ja) 1982-11-30 1982-11-30 めつき前処理槽

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JP (1) JPS5983973U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5562575U (ja) * 1978-10-20 1980-04-28

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JPS5983973U (ja) 1984-06-06

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