JPS63131674A

JPS63131674A - 無線放送電子新聞

Info

Publication number: JPS63131674A
Application number: JP61279159A
Authority: JP
Inventors: Tomoyuki Ishikawa; 智之石川
Original assignee: Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Current assignee: Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Priority date: 1986-11-20
Filing date: 1986-11-20
Publication date: 1988-06-03

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野本発明は、配達、古新聞回収の必要がない、無線放送新
聞に関するものであり、特に実際の放送時ではなく、自
動的に受信され、保管された情報を、使用者が随時繰り
返して使用し得るという特徴を有するものである。

（ロ）従来の技術従来からある新聞は、紙面上に文字、数字、記号、写真
等を印刷されて形を成し、使用者に販売されているもの
であり、使用者はその印刷された文字、数字、記号等を
読み、または写真を見て新聞の内容を把握するものであ
った。

しかしながら、この従来の新聞は一般家庭にて毎日使用
するために、配達を必要とするものであり、さらに不要
となった大量の新聞紙を定期的に処分する必要があった
。そのため、−軒一軒に新聞を配達し、後日回収するた
めの膨大な手間がかかっており、また、紙の材料となる
貴重な天然資源である木材を浪費していた。

また、使用者の立場でも、紙を使ったことによる経費節
約の影響を受けた悪質の新聞紙が家庭内のほこりの原因
となる、新聞の印刷のために使用される黒インキでその
新聞紙を使う毎に手が汚れる、毎日配達されてくるため
、常にたまった状態にある古新聞紙で家庭内が汚れる、
といった欠点があった。

（ハ）発明の目的本発明は、前述した数々の問題点を解決するものであり
、機能的で清潔な無線放送電子新聞に関するものである
。

（ニ）発明の構成本発明は特許請求の範囲第１項にあるように、「無線放
送電波受信装置と、画像表示装置と、外部より入力する
キーボードと、大容量のキャラクタ−メモリと、マイク
ロコンピュータと、電子時計とを有する、無線放送電子
新聞において、文字数字、記号、グラフ等の画像情報か
らなる情報がディジタル符号に変換された放送を、前記
電子時計にあらかじめ設定された時刻に、自動的に前記
受信装置にて受信し、前記マイクロコンピュータにて前
記キャラクタ−メモリに新聞情報として保管し、使用者
が外部入力キーにより指定した頁を必要に応じて何度で
も繰り返し表示し、使用者が前記画像処理装置に表示さ
れた文字、数字、記号グラフ等の画像情報等を読むまた
は見ることにより新聞の内容を把握し得ることを特徴と
する無線放送電子新開。ｊを特徴とするものであります
。

即ち、記事、テレビ番組表、株価一覧、広告等からなる
新聞をディジタル符号に交換し、テレビ電波等によって
放送された情報を、定時刻に受信し、自動的にメモリに
保管し、電子的にマイクロコンピュータを使ってこれを
取り出して再生表示し、この放送された情報とそれを再
生する再生装置とを一組として新聞の機能を有するもの
である。

この再生装置は付随する表示部の特定領域に、この再生
したデータを表示するか、あるいは家庭用テレビ受信機
に接続して表示するか、あるいは、印字装置によって印
字することにより使用者に認識させ得るものである。

この再生するデータはコンピュータ内部でディジタル化
されて取り扱えるため、例えば、任意の時刻の任意の放
送局の番組表をキーボードを使って指定して即座に取り
出すことができる。また、毎日放送された株価を記憶す
ることができ、指定銘柄の株価変動グラフを書くことも
できるという画期的な装置である。記事種類の指定によ
って使用者は自分の好みの分野の記事を読むことができ
る。全ての情報は電子メモリに保管されているため、全
ての情報は待つことなく、即座に取り出し利用すること
ができる。

また、本発明は、特許請求の範囲第５項にあるように「
特許請求の範囲第１項において、新聞情報と直結した局
番を自動的に呼び出して、商品、旅券、入場券、有価証
券等の注文、決済等を行えるように電話回線と接続する
音響カプラまたはモデム装置を用いたことを特徴とする
、無線放送電子新聞。」を特徴とするものであります。

即ち、定型化された広告形式を用いることによって、内
蔵マイクロコンピュータが自動的に商品価格、販売会社
の電話番号等を認識し、商品の形状と価格を表示し、使
用者の指示によって自動的に電話回線を接続して注文を
出すことによって、洗練された活発な経済活動を促進し
得るものである。

本発明のメモリは、大容量でかつ、不揮発性のものが望
ましい。なぜならば、たとえキャラクタ情報だけに限っ
ても、数日分の記事、当日分のテレビ番組覧、日数契約
された広告、そして大量の数値データからなる株価情報
等を保管するべきだからであり、また不意の停電に備え
て情報の紛失を防ぐためである。

また本発明の表示部は、文字を長時間に渡って見る可能
性があるため、目が疲れないように高解像度のものを使
うことが適している。ブラウン管であれば水平解像度５
６０本以上のものを用いるが特に液晶表示装置力（好ま
しい。なぜならば、液晶表示装置はブラウン管よりも目
の疲労度がはるかに少なく、平面型で薄＜、かさばらな
いという特徴を有するものであり、この方式の表示は家
庭内で使われることを目指す本発明の目的とよく一致す
るものである。

以下、実施例により本発明を説明する。

〔実施例１〕図１、図２に本発明の製品の実施例を示す。図１は正面
図、図２は側面図を示すものである。両図において、電
子新聞本体（１）は表示部（２）と、入力キー（３）と
画像情報出力端子（４）。

（５）、　　（６）と、アンテナ（７）と、電源入力端
子（８）により構成されている。

本実施例の場合、表示部（２）としてＡ４版の小型液晶
表示装置を採用している。外部の、より大きな画面と接
続するために、本実施例では、ＲＦ　（ＲａｄｉｏＦｒ
ｅｑｕｅｎｃｙ）出力端子（４）、ビデオ信号出力端子
（５）　、ＲＧＢ信号出力端子（６）を備えており、使
用する外部表示装置にあった端子を用いて外部表示装置
に接続し、表示部（２）の代わりとすることができる。

また本体（１）の内部には図５　（９）に示す領域の機
能を持つ部分が装着されている。この電子装置において
入力キー（３）の操作により新聞記事用メモリ　（１０
）よりマイクロコンピュータがデータを取り出し、それ
を加工してディスプレイに表示し、使用者がその表示を
読むことにより新聞の機能を有せしめた。画面構成は、
放送内容によって指定することによって柔軟性を与えた
。

図３、図４は本実施例の表示動作の一部である。

手で紙をめくる代わりにキー人力によって読みたい記事
を捜し当てることができる。例えば、図３はこの日の朝
刊の表紙であるが、経済面を読みたいときは「２」のキ
ーを押すことによって、図４の内容を得ることができる
０図４で、さらに「３」のキーを押せば、４力月分の株
価チャートがグラフになって表示される。これは不揮発
性・大容量のメモリに保管されている情報である。この
ような情報は、毎日放送されてくる新しい情報（例えば
、１日分の株価）を加え、いらなくなった古い情報を捨
てることとした。これによって、新聞の配達・回収の手
間が省けることはもちろん、使いやすさと今までにない
新しい機能を持った本発明を完成させることができた。

〔実施例２〕全体の構成は実施例１とほぼ同じであるが、表示部（２
）を省き、小型化したものである。

外部表示装置として水平解像度５６０本以上の家庭用大
型テレビを用いることにすると、テレビと電子新聞の同
時使用ができなくなるという欠点はあるが、表示部（２
）は省くことができる。本実施例は実施例１より表示部
（２）を省くことによってこれを実現した。これによっ
て、電子新聞本体を、上面に入力キーのみが付いた小型
の箱型とすることができた。

〔実施例３〕全体の構成は実施例１とほぼ同じであるが、印字装置へ
の接続装置を付は加えた。

表示部（２）に表示した情報を持ち出すために印字装置
を接続して、表示した内容をそのまま紙に印字すること
ができるようにした。これによって、従来の新聞と同じ
携帯性を維持することができた。

（ホ）効果以上延べたように、本発明により配達・回収する手間が
不要で、清潔で、操作性に優れ、さらに新しい機能を持
った新聞を実現することができた。

〔特許保護の重要性〕

社会的意義が大きい本発明が実用化され、広く世の中に
役立つためには、特許によって保護された製品開発が非
常に重要であります。これは次のような理由による。

新聞情報は、ｒ無線放送」という形態で全ての家庭に行
きわたるが、それぞれの使用者と契約し課金することは
以下のように非常に困難である。

（案１）情報を暗号化し、放送する。これを解読するための特殊
な解読装置のレンタルをもって契約・課金を行う。

一暗号電波は現行電波法に触れるため、現実的ではない
。また解読装置は、使用者の費用負担を増してしまう。

（案２）購入・使用者の任意申し出による契約・課金。

−おそら（非常に低い契約率となり、採算が取れずに情
報提供者が減り、新聞としての情報量を維持できなくな
る。悪循環により、本発明は、単なる興味本章の玩具と
なってしまう。

そこで、現在のテレビやラジオと同様に、広告主が情報
の提供とともに広告を行い、読者と相互に利益を得て、
無線放送電子新聞が世の中に広まり、定着することが望
ましい。しかし、ここで広告に関して重大な問題点があ
る。

（１）従来のテレビやラジオと異なり、内蔵マイクロコ
ンピュータの動作（完全自動）によって、任意の広告を
排除できる機械（新聞）を作成することができる。

（２）使用者は一般に（１）の一方式によって広告を排
除した記事だけの新聞を好む傾向があると予想され、（
１）の方式の機械が広くゆきわたる。

発明者と広告主が設計した機械はあまり使われない。

（３）その結果、広告主は当初期待していた広告効果が
得られず、情報提供を続けることが出来なくなる。

（１）のような海賊版新聞を特許によって排除し健全な
無線放送電子新聞の育成を計ることは、この新聞の成否
に関わる問題であり、失敗は社会的損失となります。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は本発明の装置の概略図を示す。第３図、第４図は本発明の装置の表示動作を示す。第５図は本発明の装置のシステムの概略を示す。

Claims

【特許請求の範囲】１、無線放送電波受信装置と、画像表示装置と、外部よ
り入力するキーボードと、大容量のキャラクターメモリ
と、マイクロコンピュータと、電子時計とを有する、無
線放送電子新聞において、文字、数字、記号、グラフ等
の画像情報からなる情報がディジタル符号に変換された
放送を、前記電子時計にあらかじめ設定された時刻に、
自動的に前記受信装置にて受信し、前記マイクロコンピ
ュータにて前記キャラクターメモリに新聞情報として保
管し使用者が外部入力キーにより指定した頁を、必要に
応じて何度でも繰り返し表示し、使用者が前記画像処理
装置に表示された文字、数字、記号、グラフ等の画像情
報等を読むまたは見ることにより新聞の内容を把握し得
ることを特徴とする無線放送電子新聞。２、特許請求の範囲第１項において、前記文字、数字、
記号、画像情報等をディジタル符号に変換し、これを音
声帯域信号に変換し、現行電波法に触れることなくテレ
ビ放送またはラジオ放送の音声帯域を利用して放送した
ものを、前記受信装置にて受信し、前記コンピュータに
て音声信号より復号化することを特徴とする、無線放送
電子新聞。３、特許請求の範囲第１項において、画像表示装置の代
わりまたは追加装置として、大容量画像メモリと、ビデ
オ信号外部出力装置、ＲＦ信号外部出力装置、ＲＧＢ信
号外部出力装置のうち一部、または全部の外部出力装置
を持つ無線放送電子新聞において、画像情報を前記外部
出力装置より出力し、これに接続可能な家庭用画像表示
装置を接続して、前記文字、数字、記号、画像情報等を
家庭用画像表示装置に表示することを特徴とする、無線
放送電子新聞。４、特許請求の範囲第１項において、画像表示装置の代
わりまたは追加装置として、印字装置への接続装置また
は印字装置を用いたことを特徴とする、無線放送電子新
聞。５、特許請求の範囲第１項において、新聞情報と直結し
た局番を自動的に呼び出して、商品、旅券入場券、有価
証券等の注文、決済等を行えるように電話回線と接続す
る音響カプラまたはモデム装置を用いたことを特徴とす
る、無線放送電子新聞。