JPH1156819A

JPH1156819A - 電子万歩計端末

Info

Publication number: JPH1156819A
Application number: JP9229118A
Authority: JP
Inventors: Hiroko Suketa; 浩子助田; Eiji Ohira; 栄二大平; Yoshito Tsunoda; 義人角田
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1997-08-26
Filing date: 1997-08-26
Publication date: 1999-03-02

Abstract

(57)【要約】【課題】総合的な健康管理あるいはダイエット管理を効
果的に行える電子万歩計を提供する。【解決手段】歩数，消費カロリー，摂取カロリー，体
重、運動記録などのデータを入力，表示できる手段を用
意し、これらのデータを端末で一元管理し、ネットワー
ク上のサーバと各利用者の端末とのデータ通信手段を設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、歩数，消費カロリ
ー，摂取カロリー，体重，運動記録等を一元管理し、利
用者の健康管理やダイエットを支援する電子万歩計端末
に関する。

【０００２】

【従来の技術】利用者が服装の一部（多くはウェストの
ベルト）に携帯し、歩数を自動的に数え、その歩数を画
面に表示する万歩計は、従来から広く使われており、歩
数と利用者の体重などから消費カロリーを計算する機能
を持つ万歩計も製品化されている。

【０００３】一方、健康管理あるいは美容のためのダイ
エットを目的として、１日の歩数，消費カロリー，摂取
カロリー，体重，運動記録をノートなどにより管理し、
余分な体重を減らすための試みが多くなされている。特
に、エステティックサロンなどでは、定期的にサロンに
通うたびに、摂取カロリーと消費カロリーを厳しく管理
したりアドバイスをしたりして、ダイエットを成功させ
ようとしている。

【０００４】また、端末に対して送られたメッセージを
表示したり、音や振動でメッセージ着信を知らせるペー
ジャはごく普通に使われており、数字だけを表示するも
のから、最近ではカナ文字，かな漢字文字によるメッセ
ージの表示もできるようになっている。

【０００５】さらに、現在、ＦＭ放送の隙間に文字デー
タを混在させるＦＭ文字多重放送が行われており、ＦＭ
文字多重対応型のラジオも多数製品化され、文字による
データを閲覧できるようになっている。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】従来、通常の万歩計で
は、歩数を数え、その数字を表示するだけであり、利用
者の体重などから消費カロリーを計算し、表示できるも
のもあるが、それ以上の機能を付加した万歩計はない。
また、１日の歩数，消費カロリー，摂取カロリー，体
重，運動等の記録は、ノートなどの紙媒体に記録される
のが普通で、書き写しが必要であり、利用者の時間，負
担を大きくすることから、書き写しを忘れてしまった
り、途中でやめてしまうことにつながりやすい。

【０００７】本発明の目的は、さまざまな情報を一元管
理し、さらにネットワーク上のサーバと連携をとること
により、健康管理あるいはダイエットを効果的に行える
ようにした電子万歩計端末を提供することにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明では、１日の歩
数，消費カロリーに加えて、摂取カロリー，体重，運動
等の記録を入力，表示でき、これらの情報を一元管理す
ることのできる電子万歩計端末を提供する。

【０００９】また、電子万歩計端末の利用者を会員登録
し、各端末上の情報を管理する電子万歩計端末管理サー
バをネットワーク上に設け、各会員の状況に応じたメッ
セージを配信したり、随時ダイエット情報や一般ニュー
ス等をＦＭ波などの電波により放送したりするようにす
る。

【００１０】このため、各電子万歩計端末にページャの
機能を持たせ、電子万歩計端末管理サーバから送られて
きたメッセージや情報を画面に表示できるようにし、Ｆ
Ｍ波などの電波を受信する機能を追加して、電子万歩計
端末管理サーバから随時送られてくるダイエット情報，
ニュースなどを音声出力したり画面に表示できるように
し、各端末の利用者がこれらのメッセージ，情報を参照
できるようにする。

【００１１】

【発明の実施の形態】本発明の一実施例を、図１から図
７により説明する。

【００１２】図１は、本発明により実現される電子万歩
計端末と電子万歩計端末管理サーバを用いたサービスの
例として、エステティックサロンの会員向けを想定した
サービスのシステム構成図の一例である。

【００１３】電子万歩計端末１０１の利用者は、エステ
ティックサロンの会員として登録され、電子万歩計端末
１０１をサロンから貸し出しあるいは買い取りの形で入
手し、常に携帯しているものとする。電子万歩計端末１
０１は、歩数を数えたり、消費カロリー，摂取カロリ
ー，体重，運動等の記録を入力，表示できる他に、公衆
回線１０４により接続された電子万歩計端末管理サーバ
１０３からのメッセージを、ページャ基地局１０２経由
で受信し、画面に表示する、ページャ機能を持ってい
る。ここで、ページャ基地局１０２経由で電子万歩計端
末管理サーバ１０３から電子万歩計端末１０１に送られ
るメッセージとしては、次回予約日時など、個別の会員
に関する情報に関するもので、受信する電子万歩計端末
１０１のＩＤを指定した形で送信される。また、この電
波を利用して、随時ダイエット情報や一般のニュースな
どを発信し、電子万歩計端末１０１上で見ることができ
る。

【００１４】エステティックサロン１０５では、前回か
らの更新情報（例えば、ここ１週間の歩数，消費カロリ
ー，摂取カロリー，体重，運動等の記録など）を、各サ
ロンに設置された簡易サーバ１０６にアップロードし、
この情報は公衆回線１０４を通じて電子万歩計端末管理
サーバ１０３に送信される。電子万歩計端末管理サーバ
１０３では、各会員の前回からの実績および目標から、
次回までの最適なダイエット計画を立案し、これを簡易
サーバ１０６から電子万歩計端末１０１にダウンロード
する。

【００１５】図２は、万歩計機能時の電子万歩計端末１
０１の外観図である。電子万歩計端末１０１の大きさ
は、通常の万歩計やページャとほぼ同じサイズで、高さ
約８０mm，幅約５０mm，厚さ約１５mmほどであり、腰の
ベルトに装着しても邪魔にならない程度のサイズになっ
ている。また、２０文字程度の文字列を５行程度表示で
きるくらいのサイズの液晶画面２０１を備え、モードの
切替えを行うための機能ボタン２０２〜２０５および選
択ボタン２０６，確定ボタン２０７を備えている。

【００１６】機能ボタンには、万歩計機能を呼び出す万
歩計機能ボタン２０２，食事記録の入力機能を呼び出す
食事入力機能ボタン２０３，日々の体重の入力機能を呼
び出す食事入力機能ボタン２０４，ニュースを閲覧する
ためのニュース呼び出し機能ボタン２０５がある。選択
ボタン２０６は、画面の文字をスクロールしたり、画面
上の文字列などのオブジェクトを選択したりするのに用
いられる。確定ボタン２０７は、選択確定や、受信メッ
セージの確認を行うのに用いられる。

【００１７】図３は、食事記録入力機能時の電子万歩計
端末１０１の外観図である。食事記録入力機能では、摂
取カロリーを直接入力することもできるし、図３のよう
に食事リストから選んで入力することもできる。図３で
は、液晶画面２０１に食事と一般的なカロリーがリスト
表示され、端末の利用者は、選択ボタン２０６を使っ
て、必要に応じて画面のリストをスクロールさせなが
ら、摂取した食事，カロリーを入力する。

【００１８】図４は、体重入力機能時の電子万歩計端末
１０１の外観図である。選択ボタン２０６および確定ボ
タン２０７を使って測定した体重を入力すると、図４の
液晶画面２０１のような画面になり、画面にキャラクタ
４０１が現れる。その日の目標を達成できなかった場合
は、キャラクタ４０１が悲しそうな表情をしたり、目標
を達成できた日にはキャラクタ４０１がうれしそうな表
情をしたりする。また、目標に対する体重の増減に応じ
て、キャラクタの顔の幅が変化し、利用者にやる気を出
させるように工夫している。また、画面上の「グラフ」
アイコンを選択ボタン２０６により選択すると、過去１
週間および過去１カ月の体重の増減をグラフにして表す
こともできる。

【００１９】図５は、ニュース呼び出し機能時の電子万
歩計端末１０１の外観図である。ニュースは電子万歩計
端末管理サーバ１０３から随時送信されており、電子万
歩計端末１０１に蓄積されている。ここで、電子万歩計
端末１０１に蓄積されるニュースは最近５０件程度であ
り、古いものから消去される。この蓄積されたニュース
を、ニュース呼び出し機能ボタン２０５を押すことによ
って液晶画面２０１にて閲覧することができる。ニュー
スは、そのジャンルごとに分類されており、メニュー形
式によって、例えば天気予報／スポーツニュース／経済
情報／ダイエット情報などのジャンルに分類されたニュ
ースを選択することができる。選択ボタン２０６および
確定ボタン２０７を用いてジャンルの選択や画面のスク
ロールを行い、興味のあるニュースだけを読むことがで
きる。

【００２０】図６は、メッセージ受信時の電子万歩計端
末１０１の外観図である。電子万歩計端末管理サーバ１
０３からある電子万歩計端末１０１に向けてメッセージ
が発信されると、その電子万歩計端末１０１においてメ
ッセージが届いたことを、音声または振動で利用者に伝
える。利用者が確定ボタン２０７を押すと、届いたメッ
セージの内容が液晶画面２０１に表示される。

【００２１】図７は、電子万歩計端末１０１の内部構成
を示す図である。CPU705を中心に、電波受信部７０１，
信号処理部７０２，万歩計機能部（歩数カウンタ）７０
３，画面表示制御部７０４，メモリ７０６，ボタン押下
検出部７０７から構成されている。電波受信部７０１で
は、電子万歩計端末管理サーバ１０３から電子万歩計端
末１０１に向けて送信されている電波を受信し、信号処
理部７０２でこれを処理し、画面で見られるようにす
る。万歩計機能部（歩数カウンタ）７０３は、従来の万
歩計と同様に、利用者の歩数を自動的にカウントし、こ
の値を必要に応じてCPU705に送る。画面表示制御部７０
４は、CPU705からの命令を受けて、液晶画面２０１に表
示する内容を制御する。メモリ７０６は、例えば最大１
カ月前からの歩数，消費カロリー，摂取カロリー，体
重，運動等のデータを保存しておく。また、電子万歩計
端末管理サーバ１０３から送られてきたデータ、例えば
ニュースの場合最新５０項目のデータを保存する。ボタ
ン押下検出部では、ボタン202から２０７までのボタン
が押されたことを検出し、押されたボタンの種類をCPU7
05に送る。

【００２２】本実施例では、電子万歩計端末管理サーバ
１０３から電子万歩計端末１０１への通信手段としてペ
ージャを用いたが、通信手段としてＦＭ波による文字多
重を用いることによっても、ほぼ同様のサービスが実現
できる。通信手段としてＦＭ文字多重を用いる場合に
は、一般的なニュースやダイエット情報は、エリア内に
いるすべての利用者にデータが送信されるが、個別の情
報やメッセージを送信する場合は、送信するデータの中
に、送信先の電子万歩計端末１０１のＩＤをつけて送信
する必要が生じる。また、電波受信部７０１および信号
処理部７０２には、ＦＭ多重放送の音声と文字データと
をデコードする手段が必要になる。

【００２３】図８に、本発明の別の実施例におけるシス
テム構成を表す。電子万歩計端末８０１は、ＰＨＳによ
る通信手段を内蔵しており、電子万歩計端末８０３は、
一般の電話回線に接続可能なモデムを内蔵している。

【００２４】第１の実施例と同様に、電子万歩計端末８
０１，８０３の利用者は、健康管理やダイエットを目的
として、サービス提供者の会員として登録されており、
貸与あるいは買い取りによって電子万歩計端末８０１，
８０３を携帯している必要があるが、各利用者は、わざ
わざサービス提供者のある場所（例えばエステティック
サロン）に通う必要はない。

【００２５】利用者は定期的にＰＨＳ（この場合、電子
万歩計端末８０１は、ＰＨＳ基地局８０２のエリア内に
いる必要がある）あるいは通常の電話回線によりサービ
ス提供者のサーバにアクセスし、電子万歩計端末８０
１，８０３に記憶されている前回接続時からの歩数，消
費カロリー，摂取カロリー，体重，運動等の記録をサー
バに送る。するとサーバは、各利用者に応じた計画を立
案し、計画とともにアドバイス，メッセージなどを、電
子万歩計端末８０１，８０３に送信する。

【００２６】以上の実施例では、サーバと端末の通信手
段として、ページャ，ＦＭ多重放送，ＰＨＳおよび通常
の電話回線について説明したが、街中に設置された赤外
線ポートによってデータの送受信をすることも可能であ
る。また、電子万歩計端末へのデータの入力手段とし
て、端末にボタンを用意し、これによってデータの入
力，項目の選択を行えるようにしたが、液晶画面にタッ
チパネルを張付け、タッチパネルによるデータの入力、
項目の選択という形態も可能である。

【００２７】

【発明の効果】本発明によれば、歩数，消費カロリー，
摂取カロリー，体重，運動等の記録を入力，表示でき、
電子万歩計端末において、これらの情報を一元管理する
ことができる。

【００２８】また、電子万歩計端末の利用者を会員登録
し、各端末上の情報を管理する電子万歩計端末管理サー
バをネットワーク上に設け、各会員の状況に応じたメッ
セージを配信したり、随時ダイエット情報や一般ニュー
ス等をＦＭ波などの電波により放送したりすることがで
きる。これらにより、健康管理あるいはダイエットが効
果的に行えるようになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の電子万歩計端末を用いたサ
ービスシステムの説明図。

【図２】本発明の一実施例の電子万歩計端末の外観（万
歩計機能）図。

【図３】本発明の一実施例の電子万歩計端末の外観（食
事記録入力機能）図。

【図４】本発明の一実施例の電子万歩計端末の外観（体
重記録入力機能）図。

【図５】本発明の一実施例の電子万歩計端末の外観（ニ
ュース呼び出し機能）図。

【図６】本発明の一実施例の電子万歩計端末の外観（メ
ッセージの表示）図。

【図７】本発明の一実施例の電子万歩計端末の内部構成
を示すブロック図。

【図８】本発明の他の実施例によるシステム構成図。

【符号の説明】

１０１…電子万歩計端末、１０２…ページャ基地局、１
０３…電子万歩計端末管理サーバ、１０４…公衆回線、
１０５…エステティックサロン、１０６…簡易サーバ、
２０１…液晶画面、２０２…万歩計機能ボタン、２０３
…食事入力機能ボタン、２０４…体重入力機能ボタン、
２０５…ニュース呼び出し機能ボタン、２０６…選択ボ
タン、２０７…確定ボタン、４０１…画面上のキャラク
タ、402…画面上のグラフ表示アイコン、７０１…電波
受信部、７０２…信号処理部、７０３…万歩計機能部
（歩数カウンタ）、７０４…画面表示制御部、７０５…
ＣＰＵ、７０６…メモリ、７０７…ボタン押下検出部、
８０１…ＰＨＳ内蔵電子万歩計端末、８０２…ＰＨＳ基
地局、８０３…モデム内蔵電子万歩計端末。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】歩数を自動的に数え、歩数を画面に表示す
る万歩計機能と、歩数から消費カロリーを計算して画面
に表示する機能と、食事内容や摂取カロリーを入力する
入力手段と、運動記録などを入力する入力手段と、測定
した体重を入力する入力手段と、目標の体重およびカロ
リー計画を入力する入力手段と、目標に対する実際の値
に応じてメッセージを画面に表示する手段を有してなる
ことを特徴とする電子万歩計端末。
【請求項２】請求項１に記載の電子万歩計端末におい
て、端末のそれぞれにユニークなＩＤを持たせ、上記Ｉ
Ｄに対して送られたメッセージを受信する通信機能と、
受信したメッセージを画面に表示するページャ機能とを
備えたことを特徴とする電子万歩計端末。
【請求項３】請求項１あるいは請求項２に記載の電子万
歩計端末において、ラジオ放送等の電波を受信する受信
機能と、スピーカあるいはイヤホンジャックによる音声
の出力機能を有することを特徴とする電子万歩計端末。
【請求項４】請求項３に記載の電子万歩計端末におい
て、ＦＭラジオの文字多重放送を受信して画面に表示す
る機能を有することを特徴とする電子万歩計端末。
【請求項５】請求項２から請求項４のいずれかに記載の
電子万歩計端末において、端末内のデータをネットワー
ク上のサーバに送出し、このデータから生成されたメッ
セージ・データをネットワーク上のサーバから受信する
通信手段と、サーバからのメッセージ・データを端末上
で参照する手段とを有してなることを特徴とする電子万
歩計端末。
【請求項６】請求項５に記載の電子万歩計端末におい
て、ネットワーク上のサーバから放送として流れてく
る、一般的なダイエット情報やニュースなどのデータを
受信し、これを音声または画面への表示として出力する
ことを特徴とする電子万歩計端末。
【請求項７】請求項１ないし請求項６のいずれかに記載
の電子万歩計端末において、画面に人間や動物を模した
キャラクタを表示し、目標に対する実際の値に応じたメ
ッセージやサーバから送られてくるメッセージを、キャ
ラクタの表情や形態で表現して画面に表示することを特
徴とする電子万歩計端末。
【請求項８】請求項１ないし請求項７のいずれかに記載
の電子万歩計端末において、歩数記録や消費カロリー記
録，摂取カロリー記録，体重記録等をグラフにして画面
に表示することを特徴とする電子万歩計端末。