JP2004184161A - 電子機器、時計装置および携帯端末 - Google Patents
電子機器、時計装置および携帯端末 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】ユーザが飽きることなく使い続けることのできる電子機器などを提供する。
【解決手段】目覚まし時計30は、予め定められた報知時刻の前に、携帯端末20を介してコンテンツ配信サーバ10から、ユーザによって予め指定されたコンテンツを受信し、報知時刻になった時に、受信したコンテンツにより示される情報を報知する。
【選択図】 図9
【解決手段】目覚まし時計30は、予め定められた報知時刻の前に、携帯端末20を介してコンテンツ配信サーバ10から、ユーザによって予め指定されたコンテンツを受信し、報知時刻になった時に、受信したコンテンツにより示される情報を報知する。
【選択図】 図9
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、近距離通信にてデータを受信する電子機器、時計装置、この電子機器にデータを送信する携帯端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、様々な機能を備えた電子機器が市販されており、このような電子機器の中から、ユーザは各自の必要とする機能を備えたものを選択し、購入することができる。しかしながら、このようにして購入した電子機器を使用するうちに、ユーザはその電子機器の機能に対して不満を感じたり、不足を感じたりすることがある。このような場合には、ユーザは、不満を感じる機能を変更することや、不足と感じている機能を新たに追加することを望むようになる。このようなユーザのニーズに応えるための技術として、特許文献1に開示されている技術がある。特許文献1には、電子機器を操作するための操作端末に、インターネットなどのネットワークを介してデータを取得させ、そのデータに基づいて該電子機器の制御内容を変えさせることにより、該電子機器の機能を変更することが開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−40057号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、最近では、電子機器が備える機能よりも、その電子機器に施されたデザインなどの付加的側面を基準に機器を選択、購入するユーザが多くなっている。このため、各メーカは、電子機器に施すデザインなどにも工夫を凝らし、他社製品との差別化を図るようにしている。
しかしながら、ユーザは、自分の好みに合ったデザインのものを選択、購入したとしても、その電子機器を使用している間に、電子機器に飽きてしまう場合がある。上述したように、特許文献1に開示されている技術により、電子機器の備える機能を変更することは可能であるが、このようなユーザの嗜好の変化にまで対応することはできない。このような場合、ユーザは、その電子機器を我慢して使い続けるか、または、他の電子機器に買い換えたりする他なかった。
【0005】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ユーザが飽きることなく使い続けることのできる電子機器、時計装置および携帯端末を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、時刻を計時する計時手段と、報知時刻を記憶する記憶手段と、携帯端末に記憶された第1のデータであって、ユーザによって予め指定され、当該ユーザに報知すべき第1のデータを送信する旨を示す送信要求を、前記計時手段により計時された時刻が前記報知時刻になる前に、当該携帯端末に近距離通信にて送信する送信手段と、前記送信要求に応じて前記携帯端末から近距離通信にて送信された第1のデータを受信する受信手段と、前記計時手段により計時されている時刻が前記報知時刻になった時に、前記第1の受信手段により受信された第1のデータにより示される情報を報知する報知手段とを備える電子機器を提供する。
【0007】
この電子機器によれば、前記計時手段により計時された時刻が前記報知時刻になる前に、携帯端末に送信要求が送信され、ユーザによって予め指定された第1のデータが携帯端末から受信される。そして、計時手段が計時する時刻が報知時刻になったときに、その受信された第1のデータに応じた情報が報知される。すなわち、ユーザが自分の好みに応じて第1のデータを適宜指定すれば、報知時刻になる度に、自分の好みに合った情報が報知されることとなる。
例えば、ユーザが第1のデータとして、好みに応じた音楽データや、お気に入りの画像データを指定すれば、好みに合った音楽や画像を再生、表示などさせることができる。このように、本発明によれば、報知時刻になる度に、ユーザの興味の対象となる情報の報知が行われるため、ユーザにとって飽きのこない電子機器が提供されるのである。
また、本発明に係る電子機器によれば、例えばユーザが第1のデータとして天気予報に関するデータを指定しておけば、報知時刻になる度に、天気予報を知らせるものとして電子機器を使うことができる。このように本発明に係る電子機器にあっては、その電子機器の本来の使い方と異なる使い方をユーザに対して提供することができる。
【0008】
また、上記目的を達成するために、本発明は、時刻を計時する計時手段と、報知時刻を記憶する記憶手段と、携帯端末に記憶されたデータであって、ユーザによって予め指定され、当該ユーザに報知すべきデータを送信する旨を示す送信要求を、前記計時手段により計時された時刻が前記報知時刻になる前に、当該携帯端末に近距離通信にて送信する送信手段と、前記送信要求に応じて前記携帯端末から近距離通信にて送信されたデータを受信する受信手段と、前記計時手段により計時されている時刻が前記報知時刻になった時に、当該時刻の到来を報知すると共に、前記受信手段により受信されたデータにより示される情報を報知する報知手段とを備える時計装置を提供する。
【0009】
この時計装置によれば、報知時刻の到来を報知するとともに、データによって示される情報が報知される。例えば、時計装置が目覚まし時計として使用される場合には、ユーザが目覚めたときに、即座に所望の情報を得ることができる。また、データが音声データと画像データとを含んで構成されている場合、ユーザが所望の音声データと画像データとを予め指定しておけば、毎朝、お気に入りの音声で目覚め、また、目覚めと共に、お気に入りの画像を観賞するといった使い方ができる。
【0010】
さらにまた、上記目的を達成するために、通信網を介して受信したデータを記憶する記憶手段を備えた携帯端末において、予め定められた時刻に情報を報知する電子機器から近距離通信にて、データを送信する旨を示す送信要求を受信する受信手段と、前記送信要求に応じたデータを記憶手段から読み出す読出手段と、前記読出手段により読み出されたデータを前記電子機器に近距離通信にて送信する送信手段とを備える携帯端末を提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。本実施形態では、電子機器の一態様である目覚まし時計に、コンテンツが配信される場合について例示する。ここで、コンテンツは、マルチメディアデータを含むものである。また、マルチメディアデータとは、例えば動画像データや静止画像データなどの画像データ、音声データや音楽データなどの音データ、または、それらが複合したデータであるものとする。
【0012】
図1は、本発明の第1実施形態に係るコンテンツ配信システムの構成を示す図である。図1において、ネットワーク2は、移動通信網や固定電話回線網、インターネット網などを含む広域データ通信網である。ネットワーク2には、コンテンツ配信サーバ10が接続されており、このコンテンツ配信サーバ10は、ネットワーク2を介して携帯端末20とHTTP(HyperText Transfer Protocol)などの通信プロトコルにてデータ通信し、コンテンツを配信する。携帯端末20は、携帯電話機であり、携帯電話機としての一般的な機能の他に、例えばIrDA(InfraRed Data Association)やBluetooth(登録商標)などの近距離無線通信規格に従って目覚まし時計30とデータ通信する機能を備えている。
【0013】
ここで、携帯端末20と目覚まし時計30の間の通信は、近距離無線通信に限らず、例えば、USB(Universal Serial Bus)規格などに準拠した有線による近距離通信であっても良い。以下の説明では、無線および有線を含めて、単に、近距離通信と言うことにする。また、携帯端末20は、携帯電話機に限らない。すなわち、ネットワーク2を介してコンテンツ配信サーバ10とデータ通信可能であり、かつ、近距離通信機能を備えたものであれば良く、例えば、PDA(Personal Digital Assistants)や可搬型パーソナルコンピュータなどであっても良い。また、図1には、携帯端末20と目覚まし時計30とが1つずつしか描かれていないが、各々が複数あっても良い。
【0014】
図2は、コンテンツ配信サーバ10の機能的構成を示す図である。同図に示すように、コンテンツ配信サーバ10は、制御部100を備えている。制御部100は、CPU(Central Processing Unit)を備え、各種演算や各部の動作の制御などをする。計時部110は、時刻を計時するものであり、計時結果を制御部100に出力する。また、記憶部120は、例えば、ハードディスクなどを備え、制御部100によって実行される制御プログラムなどの各種プログラムや、携帯端末20に配信すべきコンテンツを記憶している。コンテンツ管理データベース121は、記憶部120に記憶されているコンテンツを管理するためのデータベースを記憶し、例えばハードディスクなどから構成されている。図3は、コンテンツ管理データベース121の一例を示す図である。同図に示すように、コンテンツごとの識別情報がデータの種別およびジャンルごとに分類されて記録されている。より具体的には、コンテンツの識別情報は、動画データ、静止画像データ、音声データ、音楽データ、および、文字データの種別ごとに分類されると共に、コンテンツのデータ内容に応じて、着信メロディ、芸能、アニメキャラクター、ニュースなどのジャンルごとに分類されている。これにより、コンテンツの種別とジャンルが指定されれば、該当するコンテンツの識別情報が特定されるようになっている。なお、これらの分類は、あくまでも例示にすぎず、ジャンルとして、更に多数のものが用意されても良いことは勿論である。
【0015】
次に、図2において、配信管理データベース122は、携帯端末20と、この携帯端末20に配信すべきコンテンツと、このコンテンツを配信すべき時刻とを管理するためのものであり、例えばハードディスクなどから構成されている。さらに説明すると、図4に示すように、配信管理データベース122にあっては、携帯端末識別情報と、配信コンテンツ情報と、配信指定時刻との各々が対応付けられている。携帯端末識別情報は、例えば、携帯端末20の電話番号といった識別情報である。配信コンテンツ情報は、配信すべきコンテンツの識別情報であり、この欄には、上述したコンテンツ管理データベース121に記録されているコンテンツ識別情報が記録される。また、配信指定時刻は、携帯端末20にコンテンツを配信すべき時刻である。
次いで、図2において、通信I/F部140は、制御部100の制御の下、ネットワーク2を介して携帯端末20とコンテンツなどのデータを授受する。
【0016】
図5は、携帯端末20の機能的構成を示す図である。同図に示すように、携帯端末20は、制御部200を備えている。制御部200は、例えばCPUを有しており、携帯端末20の各部の動作を制御する。移動通信I/F部210は、アンテナや変復調回路などから構成され、制御部200の制御の下、ネットワーク2を介してコンテンツ配信サーバ10とデータを授受する。より具体的には、移動通信I/F部210は、コンテンツ配信サーバ10がネットワーク2に送出したコンテンツを、ネットワーク2に含まれる移動通信網の基地局を介して無線通信にて受信する。
【0017】
記憶部220は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)などの不揮発性メモリを備え、移動通信I/F部210が受信したコンテンツを記憶する。また、この他にも、記憶部220は、制御部200によって実行される制御プログラムやアプリケーションプログラムなどの各種プログラム、スケジュールデータ221などの各種データを記憶している。アプリケーションプログラムには、WWW(World Wide Web)ブラウザやJava VM(JavaVirtual Machine)などがある。このうち、Java VMは、Java(登録商標)言語にて記述されたコードがコンパイルされて生成された中間コードを、制御部200が解釈して実行するためのプログラムである。制御部200は、Java VMを実行することにより、Java中間コードとして生成されたコンテンツを実行(例えば動画像の再生や、静止画像の表示、音の再生など)できるようになっている。スケジュールデータ221は、ユーザのスケジュールを示すデータであり、図6に示すように、スケジュール項目であるイベントと、そのイベントが予定されている時刻を対応付けて日付毎に記録している。イベントには、例えば、会議の開始時刻や、待ち合わせ時刻、会食時刻などの他、ユーザの起床時刻などがある。なお、図6に示すスケジュールデータ221は、あくまでも例示であり、スケジュールデータ221としては、ユーザの起床時刻を含むものであれば、任意のデータ形式を用いることができる。
【0018】
次いで、図5において、操作部230は、ユーザに対して入力インターフェースを提供するものであり、例えば複数の押下式ボタンと、各ボタンの押下を検出するセンサなどを備えている。この操作部230は、ユーザの指示操作を検出し、この検出結果を制御部200に出力する。赤外線通信I/F部240は、IrDA規格に準拠して通信するものであり、制御部200の制御の下、赤外線にて外部の電子機器(本例では、目覚まし時計30)との間でデータを授受する。さらに詳述すると、赤外線通信I/F部240は、発光素子および受光素子と、変復調回路とを備えており、変調した赤外線を、外部機器に向けて放射することによりデータを送信する一方で、受光素子が受光した赤外線を復調することによりデータを取得する。また、表示部250は、液晶表示装置などから構成され、制御部200の制御の下、各種情報を表示する。本実施形態の携帯端末20は、上述した各構成要素の他にも、例えばマイクロホンやスピーカホンといった、一般的な携帯電話機が有する構成要素を備えている。
【0019】
図7は、目覚まし時計30の外観構成を示す図である。この図に示すように、目覚まし時計30は、液晶表示部370を備えており、この液晶表示部370には、時刻や、様々な画像が表示される。また、目覚まし時計30は、多数のボタン380aを有する操作部380を備えており、ユーザは、操作部380の各ボタン380aを押下するなどして、指示入力のための操作をする。また、液晶表示部370の図面上方には、赤外線通信に用いられる赤外線を透過する受光窓390が設けられている。この他にも、目覚まし時計30は、アラーム音を停止するためのボタンなども備えている。
【0020】
図8は、目覚まし時計30の機能的構成を示すブロック図である。同図に示すように、目覚まし時計30は、制御部300を備えている。制御部300は、例えばCPUを備えており、各種演算や、目覚まし時計30の各部の動作制御などをする。入力部350は、ユーザによる操作部380への操作を検出し、制御部300に出力するものであり、ボタン380aの押下に応じてON/OFFするスイッチなどから構成されている。計時部360は、時刻を計時するものであり、計時結果を制御部300に出力する。赤外線通信I/F部310は、制御部300の制御の下、携帯端末20との間で、赤外線にてデータを授受するものである。より具体的には、赤外線通信I/F部310は、携帯端末20に設けられた赤外線通信I/F部240と同様に、赤外線の受発光素子や変復調回路などを備えており、この受発光素子が上述した受光窓390を介して外部からの赤外線を受光し、また、受光窓390を介して外部に赤外線を出射し得る配置となるように目覚まし時計30に内蔵されている。
【0021】
記憶部320は、例えばEEPROMなどの不揮発性メモリを備え、赤外線通信I/F部310により受信されたデータや制御部300により実行される制御プログラムを記憶している。この他にも、記憶部320は、上述したJava VMなどの各種プログラムを記憶しており、携帯端末20と同様に、Java中間コードとして生成されたコンテンツを実行できるようになっている。放音部330は、制御部300の制御の下、音楽データに応じて放音するものであり、A/D変換器、信号増幅器、スピーカ装置などから構成されている。表示制御部340は、制御部300の制御の下、画像データに応じて液晶表示部370を駆動して各種画像表示をさせるものであり、例えば、液晶駆動回路などから構成されている。
【0022】
次いで、本実施形態の動作について説明する。図9は、コンテンツ配信サーバ10と、携帯端末20と、目覚まし時計30との夫々の動作シーケンスを示す図である。同図に示すように、ユーザは、コンテンツの配信サービスを受けるために、携帯端末20を操作して、コンテンツ配信サーバ10に対してサービスの登録情報を送信する(ステップS10)。より具体的には、このステップS10において、ユーザは、携帯端末20を用いて、コンテンツ配信サーバ10が提供するサービス登録用ホームページ124を閲覧し、登録に必要な情報を入力する。図10は、このサービス登録用ホームページ124の一例を示す概略図である。同図に示すように、サービス登録用ホームページ124には、ユーザの氏名が入力される欄の他、端末電話番号欄124aと、コンテンツ指定欄124bと、配信時刻設定欄124cとが設けられている。電話番号欄124aは、ユーザの携帯端末20に割り当てられた電話番号が入力される欄であり、コンテンツ指定欄124bは、ユーザに配信すべきコンテンツの選択情報が入力される欄である。より具体的には、同図に示すように、サービス登録用ホームページ124には、コンテンツの内容毎に分類された選択候補が多数示されており、ユーザは、所望のコンテンツの番号を選択情報としてコンテンツ指定欄124bに入力する。配信時刻設定欄124cは、ユーザによって指定されたコンテンツ配信時刻(起床時刻)が「○時×分」といったように分単位で入力される欄である。また、サービス登録用ホームページ124には、送信ボタン124dが設けられており、送信ボタン124dが押下されると、各欄に入力された情報が登録情報として携帯端末20からコンテンツ配信サーバ10に送信される。
【0023】
コンテンツ配信サーバ10は、登録情報を受信すると、このユーザを登録すべく、登録情報に含まれている各情報を上述した配信管理データベース122に記録する(ステップS20)。具体的には、コンテンツ配信サーバ10は、携帯端末20の電話番号を携帯端末識別情報として記録し、コンテンツの選択情報からコンテンツ識別情報を特定し、このコンテンツ識別情報を配信コンテンツ情報として記録する。また、コンテンツ配信サーバ10は、コンテンツ配信時刻(起床時刻)から10分を差し引いた時刻を配信指定時刻として記録する。ここで、コンテンツ配信時刻(起床時刻)から10分を差し引くのは、次の理由による。すなわち、目覚まし時計30にセットされる起床時刻までには、コンテンツが目覚まし時計30まで送信されている必要がある。このため、配信時刻設定欄124cに入力された時刻よりも10分前に、コンテンツ配信サーバ10がコンテンツを配信するのである。なお、コンテンツ配信サーバ10がコンテンツを配信する時刻は、ユーザの起床時刻の10分前に限らず、ユーザの起床時刻よりも前であれば何時でも良い。また、コンテンツがニュースや天気予報などの時事を示す情報を含む場合には、コンテンツ配信サーバ10が配信時刻において最新の時事情報を含むコンテンツを生成し、このコンテンツを目覚まし時計30に配信するようにすることが望ましい。このようにすれば、ユーザは、報知時刻において最新の情報を得ることができる。
【0024】
次に、ユーザは、目覚まし時計30の操作部380を操作して、目覚まし時計30に携帯端末20が記憶するスケジュールデータ221を受信させて、報知時刻を設定させる。より具体的には、目覚まし時計30の制御部300は、入力部350を介して係るユーザの操作を検出すると、携帯端末20に対するスケジュールデータ221の送信要求を赤外線通信I/F部310に送信させる(ステップS30)。携帯端末20は、スケジュールデータ221の送信要求を受信すると、この制御部200は、記憶部220からスケジュールデータ221を読出し、赤外線通信I/F部240に送信させる(ステップS40)。目覚まし時計30は、スケジュールデータ221を受信すると、そのスケジュールデータ221からユーザの起床時刻を抽出し、報知時刻として記憶部320に記憶させる(ステップS50)。さらに説明すると、図6に示すように、数日分のユーザのスケジュールがスケジュールデータ221に含まれており、このステップS50にあっては、日付ごとに、起床時刻が報知時刻として記憶される。これにより、数日分の報知時刻が一度に設定され、ユーザが報知時刻を毎日設定するといった手間が省けるのである。なお、ステップS30乃至ステップS50までの処理は、ユーザが登録情報をコンテンツ配信サーバ10に送信する前(すなわち、ステップS10)に行われても良く、また、コンテンツ配信サーバ10がコンテンツを配信する迄(すなわち、ステップS220)に行われていれば、いつ行われても良い。
【0025】
次いで、コンテンツ配信サーバ10がコンテンツを携帯端末20に配信してから、目覚まし時計30がコンテンツにより示される情報を報知するまでの動作について詳述する。図11は、コンテンツ配信サーバ10の制御部100によって実行される判定処理の処理手順を示すフローチャートである。この判定処理にあっては、配信管理データベース122の先頭レコードから最終レコードまでの各レコードの内、現時刻にコンテンツを配信すべきことを示すレコードがあるかが判定される。なお、配信管理データベース122には、各ユーザの配信指定時刻が1分単位まで記録されており、コンテンツを各配信指定時刻に漏らすことなく配信すべく、判定処理は、毎分ごとに実行されるようになっている。すなわち、配信指定時刻が配信管理データベース122に記録される最小時間単位毎に、判定処理が実行されれば良く、例えば、配信指定時刻が10分単位で記録されているのであれば、判定処理は、少なくとも10分ごとに実行されれば良いのである。
【0026】
さて、図11に示すように、先ず、コンテンツ配信サーバ10の制御部100は、配信管理データベース122から先頭レコードを取り出す(ステップS200)。そして、制御部100は、そのレコードにより示される配信指定時刻が現時刻と一致しているか否かを判別する(ステップS210)。この判別結果がYESであれば、制御部100は、配信コンテンツ情報により示されるコンテンツを記憶部120から読み出して、レコードに記録された携帯端末識別情報によって示される携帯端末に宛ててコンテンツを送信すべく、通信I/F部140を制御し(ステップS220)、処理手順をステップS230に進める。一方、ステップS210の判別結果がNOである場合も、処理手順をステップS230に進める。このステップS230において、制御部100は、ステップS210にて処理したレコードが配信管理データベース122における最後のレコードであるか否かを判別し、この判別結果がYESであれば、処理を終了する。一方、ステップS230における判別結果がNOである場合、制御部100は、配信管理データベース122から次のレコードを取り出し(ステップS240)、このレコードを処理すべく、処理手順をステップS210に戻す。以上説明した一連の判定処理によって、現時刻において配信すべきコンテンツが各携帯端末に配信されることとなる。
なお、配信管理データベース122に登録されているレコード数が多い場合、制御部100が毎分ごとに、全てのレコードについて処理できない恐れがある。そこで、これを回避すべく、配信管理データベース122に登録されているレコード数を減らすために、例えば、配信管理データベース122を、配信指定時刻が7時台用、8時台用、・・・などのように、時間ごとに用意し、配信指定時刻に従って、レコードを各配信管理データベース122に振り分けるようにしても良い。
【0027】
さて、コンテンツ配信サーバ10は、上述した判定処理において、現時刻が携帯端末20へコンテンツを配信すべき時刻であると判定された場合に、図9に示すように、この携帯端末20へコンテンツが配信されることになる(ステップS55)。携帯端末20は、コンテンツ配信サーバ10からコンテンツを受信すると、このコンテンツを記憶部220に記憶する(ステップS60)。一方、目覚まし時計30の制御部300は、計時部360の計時する時刻が記憶部320に記憶されている報知時刻になる前(例えば、報知時刻の1分前など)に、赤外線通信I/F部310を制御して、コンテンツを送信する旨を示す送信要求を携帯端末20に送信する(ステップS70)。携帯端末20の制御部200は、送信要求を受信すると、ステップS30にて記憶されたコンテンツを記憶部220から読出し、赤外線通信I/F部240を制御して、このコンテンツを目覚まし時計30に送信する(ステップS80)。そして、目覚まし時計30は、受信したコンテンツにより示される情報を報知する(ステップS90)。
【0028】
このステップS90における目覚まし時計30の動作について、より具体的に説明すると、目覚まし時計30の制御部300は、コンテンツが音声データや音楽データなどの音データを含むか否かを判別する。そして、コンテンツが音データを含まないのであれば、放音部330を制御して、報知時刻の到来を報知すべく、所定のアラーム音(例えば、工場出荷時に設定されているアラーム音)を発生させるとともに、表示制御部340を制御して、コンテンツにより示される画像データの画像を液晶表示部370に表示させる。例えば、図12に示すように、コンテンツが天気予報に関するものであり、その日の天気を示す画像データを含む場合、この画像データに対応した画像700が液晶表示部370に表示される。また、コンテンツに音データが含まれる場合は、制御部300は、放音部330を制御して、所定のアラーム音の代わりに、コンテンツに含まれる音データに応じた音を発生させる。また、コンテンツに含まれているデータが音データのみであった場合には、液晶表示部370には、時刻のみが表示される。なお、液晶表示部370には、受信したコンテンツの画像が所定時間(例えば、1時間など)だけ表示されるようにしても良いし、また、次のコンテンツが目覚まし時計30により受信されるまで表示されていても良い。
【0029】
以上説明したように、本実施形態によれば、ユーザは、目覚まし時計30に対して、設定した時刻に、所望するコンテンツに応じた情報を報知させるといった使い方ができ、自分の好みに応じて報知時刻や報知させる情報を変更することができる。従って、報知時刻になる毎に、自分の好みに応じた情報が報知されるから、ユーザは、目覚まし時計30を飽きることなく長く使い続けることができる。
また、本実施形態に係る目覚まし時計30にあっては、ユーザが目覚めると略同時に、所望の情報を得ることができる。例えば、ユーザは、報知時刻に報知させるコンテンツとして、例えば、天気予報などの各種時事情報を含むものを指定しておけば、目覚めと略同時にその情報を知ることができる。
【0030】
<変形例>
上述した実施形態は、あくまでも例示であって、本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変更可能である。そこで、以下に、種々の変形例について説明する。
【0031】
(変形例1)
上述した実施形態において、コンテンツの配信サービスに登録するべく、ユーザが携帯端末20からコンテンツ配信サーバ10に登録情報を送信する構成について例示したが、これに限らず、図13に示すように、ユーザが目覚まし時計30の操作部380を操作して登録情報を入力し、目覚まし時計30は、この登録情報を携帯端末20に送信し(ステップS1)、携帯端末20が登録情報をコンテンツ配信サーバ10に送信する構成であっても良い。この構成において、更に、目覚まし時計30に登録情報が入力されたときに、目覚まし時計30が登録情報として入力された情報の内、配信時刻を報知時刻として記憶部320に記憶することが望ましい。このような構成とすることで、ユーザは、目覚まし時計30に対する報知時刻の設定と、コンテンツ配信サーバ10に対するサービスの登録とを同時に行うことができる。なお、目覚まし時計30が登録情報から報知時刻を取得する場合には、携帯端末20が記憶するスケジュールデータ221を受信する必要がないことは言うまでもない。
【0032】
(変形例2)
上述した実施形態において、コンテンツ配信サーバ10は、ユーザによって指定された時刻にコンテンツを携帯端末20に配信する、いわゆるプッシュ型のコンテンツ配信について例示したが、これに限らず、プル型のコンテンツ配信であっても良い。すなわち、コンテンツ配信サーバ10は、携帯端末20にコンテンツを配信すべき時刻を管理せず、携帯端末20からコンテンツの配信要求を受信したときに、予め指定されたコンテンツを携帯端末20に配信する。具体的に説明すると、図14に示すように、目覚まし時計30は、計時部360が計時する時刻が報知時刻になる前(例えば、10分前など)に、携帯端末20にコンテンツの送信要求を送信する(ステップS500)。携帯端末20は、送信要求を受信すると、コンテンツ配信サーバ10にコンテンツの配信要求を送信する(ステップS510)。そして、コンテンツ配信サーバ10は、コンテンツの配信要求を受信すると、ユーザによって指定されたコンテンツを携帯端末20に送信する(ステップS520)。携帯端末20は、コンテンツを受信すると、このコンテンツを目覚まし時計30に送信する(ステップS80)。このように実施形態を変形することにより、コンテンツ配信サーバ10がコンテンツの配信時刻を管理しないため、ユーザは、自分の予定に合わせて毎日、目覚まし時計30に報知時刻を設定すれば、コンテンツ配信サーバ10に対してコンテンツ配信時刻を変更するための手続をすることなく、コンテンツ配信時刻を変更することができる。
【0033】
(変形例3)
また、例えば、上述した実施形態では、ユーザによって指定された同一のコンテンツが毎日配信される構成であった。しかしながら、この構成では、例えば、ユーザがアニメキャラクターの動画データをコンテンツとして指定した場合、毎日、同じ動画データが配信されることになり、ユーザは、その都度、コンテンツの指定を変更するための手続をコンテンツ配信サーバ10に対してしなければならない。そこで、コンテンツ配信サーバ10は、同一アニメキャラクターに対応するコンテンツを複数記憶し、ユーザがアニメキャラクターをコンテンツとして指定した場合には、この複数のコンテンツの中から、毎日ランダムに選択したものを配信するようにしても良い。このように、ユーザがコンテンツのジャンルだけを指定し、コンテンツ配信サーバ10が、ユーザによって指定されたジャンル内の複数のコンテンツの中から、毎回異なるコンテンツを配信するように実施形態を変形することで、ユーザは、マンネリ化することなく、ユーザにとって新鮮な情報を毎回楽しむことができる。
【0034】
(変形例4)
上述した実施形態にあっては、携帯端末20がネットワーク2を介してコンテンツ配信サーバ10からコンテンツを受信し、このコンテンツを電子機器である目覚まし時計30に送信する場合について例示した。しかしながら、目覚まし時計30に配信されるコンテンツは、携帯端末20が記憶しているマルチメディアデータであれば、コンテンツ配信サーバ10から配信されたコンテンツに限らない。すなわち、携帯端末20が記憶しているマルチメディアデータを目覚まし時計30が受信し、このマルチメディアデータに応じた情報を報知するように実施形態を変形しても良い。
【0035】
ここで、携帯端末20が記憶しているマルチメディアには、例えば、携帯端末20用にWEBサイトからネットワーク2を介してダウンロードした着信メロディや音楽などの音データや、写真や動画像などの画像データなどがある。また、写真などの画像データは、電子メールに添付されたものや、予め携帯端末20が記憶しているものであっても良い。
更に、目覚まし時計30は、携帯端末20に記憶されているマルチメディアデータとともに、この携帯端末20が記憶する新着電子メールデータ(ユーザが未読の電子メール)や、留守番電話のメッセージとして記録された音声データなども受信し、これらのデータに関する情報も、マルチメディアデータに応じた情報とともに報知するように実施形態を変形しても良い。例えば、新着電子メールデータに関する情報が報知される場合について例示すると、図15に示すように、情報が報知される時点において、ユーザが未読とされる電子メールの件名が液晶表示部370に表示される。
【0036】
(変形例5)
上述した実施形態において、携帯端末20と目覚まし時計30とが通信する際に、携帯端末20が目覚まし時計30に対して認証処理を行っても良い。さらに詳述すると、何ら制限をかけることなく、目覚まし時計30が携帯端末20からデータを受信可能とした場合、第3者が所有する目覚まし時計30により携帯端末20が記憶するデータが受信されてしまう恐れがある。そこで、例えば、目覚まし時計30が携帯端末20に送信するコンテンツ送信要求に、自装置に予め割り当てられた識別情報を付加して送信し、携帯端末20が、その識別情報に従って、コンテンツを配信すべき正当な装置であるか否かを判別する。このように、実施形態を変形することで、第3者が所有する目覚まし時計30により、携帯端末20から不当にデータが受信されるのが防止される。
【0037】
(変形例6)
上述した実施形態において、コンテンツ配信サーバ10は、配信するコンテンツに画像データが含まれる場合に、この画像データに、ユーザが指定したコンテンツ配信時刻(起床時刻)を示す画像を含めるようにしても良い。一方、目覚まし時計30は、受信したコンテンツに時刻を示す画像が含まれている場合には、液晶表示部370に時刻を表示せずに、受信した画像だけを表示する。また、ユーザの娯楽性といった観点から、ユーザが目覚まし時計30に表示される時刻の文字フォントや、文字サイズ、液晶表示部370の表示領域内における時刻の表示位置を任意に設定できるようにしても良い。上述した実施形態を、このように変形することで、ユーザの好みに応じた設定が可能となる。
【0038】
(変形例7)
上述した実施形態において、電子機器の一例として目覚し時計を例示したが、これに限らず、例えば、オーディオ機器などであっても良い。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ユーザが飽きることなく使い続けることのできる電子機器、時計装置および携帯端末が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るコンテンツ配信システムの構成を示す図である。
【図2】同コンテンツ配信サーバの機能的構成を示すブロック図である。
【図3】同コンテンツ管理データベースの一例を示す図である。
【図4】同配信管理データベースの一例を示す図である。
【図5】同携帯端末の機能的構成を示す図である。
【図6】同スケジュールデータの一例を示す図である。
【図7】同目覚し時計の外観構成を示す図である。
【図8】同目覚まし時計の機能的構成を示すブロック図である。
【図9】同コンテンツ配信サーバと、携帯端末と、目覚し時計との夫々の動作シーケンスを示す図である。
【図10】同登録用ホームページの一例を示す図である。
【図11】同判定処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図12】同目覚し時計の液晶表示部における画面表示の一例を示す図である。
【図13】本発明の第1の変形例に係る動作シーケンスを示す図である。
【図14】本発明の第2の変形例に係る動作シーケンスを示す図である。
【図15】本発明の第4の変形例に係る目覚し時計の液晶表示部に表示される画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
2・・・ネットワーク、10・・・コンテンツ配信サーバ、20・・・携帯端末、30・・・目覚まし時計、100、200、300・・・制御部、110、360・・・計時部、122・・・配信管理データベース、140・・・通信I/F部、310・・・赤外線通信I/F部、330・・・放音部、370・・・液晶表示部。
【発明の属する技術分野】
本発明は、近距離通信にてデータを受信する電子機器、時計装置、この電子機器にデータを送信する携帯端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、様々な機能を備えた電子機器が市販されており、このような電子機器の中から、ユーザは各自の必要とする機能を備えたものを選択し、購入することができる。しかしながら、このようにして購入した電子機器を使用するうちに、ユーザはその電子機器の機能に対して不満を感じたり、不足を感じたりすることがある。このような場合には、ユーザは、不満を感じる機能を変更することや、不足と感じている機能を新たに追加することを望むようになる。このようなユーザのニーズに応えるための技術として、特許文献1に開示されている技術がある。特許文献1には、電子機器を操作するための操作端末に、インターネットなどのネットワークを介してデータを取得させ、そのデータに基づいて該電子機器の制御内容を変えさせることにより、該電子機器の機能を変更することが開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−40057号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、最近では、電子機器が備える機能よりも、その電子機器に施されたデザインなどの付加的側面を基準に機器を選択、購入するユーザが多くなっている。このため、各メーカは、電子機器に施すデザインなどにも工夫を凝らし、他社製品との差別化を図るようにしている。
しかしながら、ユーザは、自分の好みに合ったデザインのものを選択、購入したとしても、その電子機器を使用している間に、電子機器に飽きてしまう場合がある。上述したように、特許文献1に開示されている技術により、電子機器の備える機能を変更することは可能であるが、このようなユーザの嗜好の変化にまで対応することはできない。このような場合、ユーザは、その電子機器を我慢して使い続けるか、または、他の電子機器に買い換えたりする他なかった。
【0005】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ユーザが飽きることなく使い続けることのできる電子機器、時計装置および携帯端末を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、時刻を計時する計時手段と、報知時刻を記憶する記憶手段と、携帯端末に記憶された第1のデータであって、ユーザによって予め指定され、当該ユーザに報知すべき第1のデータを送信する旨を示す送信要求を、前記計時手段により計時された時刻が前記報知時刻になる前に、当該携帯端末に近距離通信にて送信する送信手段と、前記送信要求に応じて前記携帯端末から近距離通信にて送信された第1のデータを受信する受信手段と、前記計時手段により計時されている時刻が前記報知時刻になった時に、前記第1の受信手段により受信された第1のデータにより示される情報を報知する報知手段とを備える電子機器を提供する。
【0007】
この電子機器によれば、前記計時手段により計時された時刻が前記報知時刻になる前に、携帯端末に送信要求が送信され、ユーザによって予め指定された第1のデータが携帯端末から受信される。そして、計時手段が計時する時刻が報知時刻になったときに、その受信された第1のデータに応じた情報が報知される。すなわち、ユーザが自分の好みに応じて第1のデータを適宜指定すれば、報知時刻になる度に、自分の好みに合った情報が報知されることとなる。
例えば、ユーザが第1のデータとして、好みに応じた音楽データや、お気に入りの画像データを指定すれば、好みに合った音楽や画像を再生、表示などさせることができる。このように、本発明によれば、報知時刻になる度に、ユーザの興味の対象となる情報の報知が行われるため、ユーザにとって飽きのこない電子機器が提供されるのである。
また、本発明に係る電子機器によれば、例えばユーザが第1のデータとして天気予報に関するデータを指定しておけば、報知時刻になる度に、天気予報を知らせるものとして電子機器を使うことができる。このように本発明に係る電子機器にあっては、その電子機器の本来の使い方と異なる使い方をユーザに対して提供することができる。
【0008】
また、上記目的を達成するために、本発明は、時刻を計時する計時手段と、報知時刻を記憶する記憶手段と、携帯端末に記憶されたデータであって、ユーザによって予め指定され、当該ユーザに報知すべきデータを送信する旨を示す送信要求を、前記計時手段により計時された時刻が前記報知時刻になる前に、当該携帯端末に近距離通信にて送信する送信手段と、前記送信要求に応じて前記携帯端末から近距離通信にて送信されたデータを受信する受信手段と、前記計時手段により計時されている時刻が前記報知時刻になった時に、当該時刻の到来を報知すると共に、前記受信手段により受信されたデータにより示される情報を報知する報知手段とを備える時計装置を提供する。
【0009】
この時計装置によれば、報知時刻の到来を報知するとともに、データによって示される情報が報知される。例えば、時計装置が目覚まし時計として使用される場合には、ユーザが目覚めたときに、即座に所望の情報を得ることができる。また、データが音声データと画像データとを含んで構成されている場合、ユーザが所望の音声データと画像データとを予め指定しておけば、毎朝、お気に入りの音声で目覚め、また、目覚めと共に、お気に入りの画像を観賞するといった使い方ができる。
【0010】
さらにまた、上記目的を達成するために、通信網を介して受信したデータを記憶する記憶手段を備えた携帯端末において、予め定められた時刻に情報を報知する電子機器から近距離通信にて、データを送信する旨を示す送信要求を受信する受信手段と、前記送信要求に応じたデータを記憶手段から読み出す読出手段と、前記読出手段により読み出されたデータを前記電子機器に近距離通信にて送信する送信手段とを備える携帯端末を提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。本実施形態では、電子機器の一態様である目覚まし時計に、コンテンツが配信される場合について例示する。ここで、コンテンツは、マルチメディアデータを含むものである。また、マルチメディアデータとは、例えば動画像データや静止画像データなどの画像データ、音声データや音楽データなどの音データ、または、それらが複合したデータであるものとする。
【0012】
図1は、本発明の第1実施形態に係るコンテンツ配信システムの構成を示す図である。図1において、ネットワーク2は、移動通信網や固定電話回線網、インターネット網などを含む広域データ通信網である。ネットワーク2には、コンテンツ配信サーバ10が接続されており、このコンテンツ配信サーバ10は、ネットワーク2を介して携帯端末20とHTTP(HyperText Transfer Protocol)などの通信プロトコルにてデータ通信し、コンテンツを配信する。携帯端末20は、携帯電話機であり、携帯電話機としての一般的な機能の他に、例えばIrDA(InfraRed Data Association)やBluetooth(登録商標)などの近距離無線通信規格に従って目覚まし時計30とデータ通信する機能を備えている。
【0013】
ここで、携帯端末20と目覚まし時計30の間の通信は、近距離無線通信に限らず、例えば、USB(Universal Serial Bus)規格などに準拠した有線による近距離通信であっても良い。以下の説明では、無線および有線を含めて、単に、近距離通信と言うことにする。また、携帯端末20は、携帯電話機に限らない。すなわち、ネットワーク2を介してコンテンツ配信サーバ10とデータ通信可能であり、かつ、近距離通信機能を備えたものであれば良く、例えば、PDA(Personal Digital Assistants)や可搬型パーソナルコンピュータなどであっても良い。また、図1には、携帯端末20と目覚まし時計30とが1つずつしか描かれていないが、各々が複数あっても良い。
【0014】
図2は、コンテンツ配信サーバ10の機能的構成を示す図である。同図に示すように、コンテンツ配信サーバ10は、制御部100を備えている。制御部100は、CPU(Central Processing Unit)を備え、各種演算や各部の動作の制御などをする。計時部110は、時刻を計時するものであり、計時結果を制御部100に出力する。また、記憶部120は、例えば、ハードディスクなどを備え、制御部100によって実行される制御プログラムなどの各種プログラムや、携帯端末20に配信すべきコンテンツを記憶している。コンテンツ管理データベース121は、記憶部120に記憶されているコンテンツを管理するためのデータベースを記憶し、例えばハードディスクなどから構成されている。図3は、コンテンツ管理データベース121の一例を示す図である。同図に示すように、コンテンツごとの識別情報がデータの種別およびジャンルごとに分類されて記録されている。より具体的には、コンテンツの識別情報は、動画データ、静止画像データ、音声データ、音楽データ、および、文字データの種別ごとに分類されると共に、コンテンツのデータ内容に応じて、着信メロディ、芸能、アニメキャラクター、ニュースなどのジャンルごとに分類されている。これにより、コンテンツの種別とジャンルが指定されれば、該当するコンテンツの識別情報が特定されるようになっている。なお、これらの分類は、あくまでも例示にすぎず、ジャンルとして、更に多数のものが用意されても良いことは勿論である。
【0015】
次に、図2において、配信管理データベース122は、携帯端末20と、この携帯端末20に配信すべきコンテンツと、このコンテンツを配信すべき時刻とを管理するためのものであり、例えばハードディスクなどから構成されている。さらに説明すると、図4に示すように、配信管理データベース122にあっては、携帯端末識別情報と、配信コンテンツ情報と、配信指定時刻との各々が対応付けられている。携帯端末識別情報は、例えば、携帯端末20の電話番号といった識別情報である。配信コンテンツ情報は、配信すべきコンテンツの識別情報であり、この欄には、上述したコンテンツ管理データベース121に記録されているコンテンツ識別情報が記録される。また、配信指定時刻は、携帯端末20にコンテンツを配信すべき時刻である。
次いで、図2において、通信I/F部140は、制御部100の制御の下、ネットワーク2を介して携帯端末20とコンテンツなどのデータを授受する。
【0016】
図5は、携帯端末20の機能的構成を示す図である。同図に示すように、携帯端末20は、制御部200を備えている。制御部200は、例えばCPUを有しており、携帯端末20の各部の動作を制御する。移動通信I/F部210は、アンテナや変復調回路などから構成され、制御部200の制御の下、ネットワーク2を介してコンテンツ配信サーバ10とデータを授受する。より具体的には、移動通信I/F部210は、コンテンツ配信サーバ10がネットワーク2に送出したコンテンツを、ネットワーク2に含まれる移動通信網の基地局を介して無線通信にて受信する。
【0017】
記憶部220は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)などの不揮発性メモリを備え、移動通信I/F部210が受信したコンテンツを記憶する。また、この他にも、記憶部220は、制御部200によって実行される制御プログラムやアプリケーションプログラムなどの各種プログラム、スケジュールデータ221などの各種データを記憶している。アプリケーションプログラムには、WWW(World Wide Web)ブラウザやJava VM(JavaVirtual Machine)などがある。このうち、Java VMは、Java(登録商標)言語にて記述されたコードがコンパイルされて生成された中間コードを、制御部200が解釈して実行するためのプログラムである。制御部200は、Java VMを実行することにより、Java中間コードとして生成されたコンテンツを実行(例えば動画像の再生や、静止画像の表示、音の再生など)できるようになっている。スケジュールデータ221は、ユーザのスケジュールを示すデータであり、図6に示すように、スケジュール項目であるイベントと、そのイベントが予定されている時刻を対応付けて日付毎に記録している。イベントには、例えば、会議の開始時刻や、待ち合わせ時刻、会食時刻などの他、ユーザの起床時刻などがある。なお、図6に示すスケジュールデータ221は、あくまでも例示であり、スケジュールデータ221としては、ユーザの起床時刻を含むものであれば、任意のデータ形式を用いることができる。
【0018】
次いで、図5において、操作部230は、ユーザに対して入力インターフェースを提供するものであり、例えば複数の押下式ボタンと、各ボタンの押下を検出するセンサなどを備えている。この操作部230は、ユーザの指示操作を検出し、この検出結果を制御部200に出力する。赤外線通信I/F部240は、IrDA規格に準拠して通信するものであり、制御部200の制御の下、赤外線にて外部の電子機器(本例では、目覚まし時計30)との間でデータを授受する。さらに詳述すると、赤外線通信I/F部240は、発光素子および受光素子と、変復調回路とを備えており、変調した赤外線を、外部機器に向けて放射することによりデータを送信する一方で、受光素子が受光した赤外線を復調することによりデータを取得する。また、表示部250は、液晶表示装置などから構成され、制御部200の制御の下、各種情報を表示する。本実施形態の携帯端末20は、上述した各構成要素の他にも、例えばマイクロホンやスピーカホンといった、一般的な携帯電話機が有する構成要素を備えている。
【0019】
図7は、目覚まし時計30の外観構成を示す図である。この図に示すように、目覚まし時計30は、液晶表示部370を備えており、この液晶表示部370には、時刻や、様々な画像が表示される。また、目覚まし時計30は、多数のボタン380aを有する操作部380を備えており、ユーザは、操作部380の各ボタン380aを押下するなどして、指示入力のための操作をする。また、液晶表示部370の図面上方には、赤外線通信に用いられる赤外線を透過する受光窓390が設けられている。この他にも、目覚まし時計30は、アラーム音を停止するためのボタンなども備えている。
【0020】
図8は、目覚まし時計30の機能的構成を示すブロック図である。同図に示すように、目覚まし時計30は、制御部300を備えている。制御部300は、例えばCPUを備えており、各種演算や、目覚まし時計30の各部の動作制御などをする。入力部350は、ユーザによる操作部380への操作を検出し、制御部300に出力するものであり、ボタン380aの押下に応じてON/OFFするスイッチなどから構成されている。計時部360は、時刻を計時するものであり、計時結果を制御部300に出力する。赤外線通信I/F部310は、制御部300の制御の下、携帯端末20との間で、赤外線にてデータを授受するものである。より具体的には、赤外線通信I/F部310は、携帯端末20に設けられた赤外線通信I/F部240と同様に、赤外線の受発光素子や変復調回路などを備えており、この受発光素子が上述した受光窓390を介して外部からの赤外線を受光し、また、受光窓390を介して外部に赤外線を出射し得る配置となるように目覚まし時計30に内蔵されている。
【0021】
記憶部320は、例えばEEPROMなどの不揮発性メモリを備え、赤外線通信I/F部310により受信されたデータや制御部300により実行される制御プログラムを記憶している。この他にも、記憶部320は、上述したJava VMなどの各種プログラムを記憶しており、携帯端末20と同様に、Java中間コードとして生成されたコンテンツを実行できるようになっている。放音部330は、制御部300の制御の下、音楽データに応じて放音するものであり、A/D変換器、信号増幅器、スピーカ装置などから構成されている。表示制御部340は、制御部300の制御の下、画像データに応じて液晶表示部370を駆動して各種画像表示をさせるものであり、例えば、液晶駆動回路などから構成されている。
【0022】
次いで、本実施形態の動作について説明する。図9は、コンテンツ配信サーバ10と、携帯端末20と、目覚まし時計30との夫々の動作シーケンスを示す図である。同図に示すように、ユーザは、コンテンツの配信サービスを受けるために、携帯端末20を操作して、コンテンツ配信サーバ10に対してサービスの登録情報を送信する(ステップS10)。より具体的には、このステップS10において、ユーザは、携帯端末20を用いて、コンテンツ配信サーバ10が提供するサービス登録用ホームページ124を閲覧し、登録に必要な情報を入力する。図10は、このサービス登録用ホームページ124の一例を示す概略図である。同図に示すように、サービス登録用ホームページ124には、ユーザの氏名が入力される欄の他、端末電話番号欄124aと、コンテンツ指定欄124bと、配信時刻設定欄124cとが設けられている。電話番号欄124aは、ユーザの携帯端末20に割り当てられた電話番号が入力される欄であり、コンテンツ指定欄124bは、ユーザに配信すべきコンテンツの選択情報が入力される欄である。より具体的には、同図に示すように、サービス登録用ホームページ124には、コンテンツの内容毎に分類された選択候補が多数示されており、ユーザは、所望のコンテンツの番号を選択情報としてコンテンツ指定欄124bに入力する。配信時刻設定欄124cは、ユーザによって指定されたコンテンツ配信時刻(起床時刻)が「○時×分」といったように分単位で入力される欄である。また、サービス登録用ホームページ124には、送信ボタン124dが設けられており、送信ボタン124dが押下されると、各欄に入力された情報が登録情報として携帯端末20からコンテンツ配信サーバ10に送信される。
【0023】
コンテンツ配信サーバ10は、登録情報を受信すると、このユーザを登録すべく、登録情報に含まれている各情報を上述した配信管理データベース122に記録する(ステップS20)。具体的には、コンテンツ配信サーバ10は、携帯端末20の電話番号を携帯端末識別情報として記録し、コンテンツの選択情報からコンテンツ識別情報を特定し、このコンテンツ識別情報を配信コンテンツ情報として記録する。また、コンテンツ配信サーバ10は、コンテンツ配信時刻(起床時刻)から10分を差し引いた時刻を配信指定時刻として記録する。ここで、コンテンツ配信時刻(起床時刻)から10分を差し引くのは、次の理由による。すなわち、目覚まし時計30にセットされる起床時刻までには、コンテンツが目覚まし時計30まで送信されている必要がある。このため、配信時刻設定欄124cに入力された時刻よりも10分前に、コンテンツ配信サーバ10がコンテンツを配信するのである。なお、コンテンツ配信サーバ10がコンテンツを配信する時刻は、ユーザの起床時刻の10分前に限らず、ユーザの起床時刻よりも前であれば何時でも良い。また、コンテンツがニュースや天気予報などの時事を示す情報を含む場合には、コンテンツ配信サーバ10が配信時刻において最新の時事情報を含むコンテンツを生成し、このコンテンツを目覚まし時計30に配信するようにすることが望ましい。このようにすれば、ユーザは、報知時刻において最新の情報を得ることができる。
【0024】
次に、ユーザは、目覚まし時計30の操作部380を操作して、目覚まし時計30に携帯端末20が記憶するスケジュールデータ221を受信させて、報知時刻を設定させる。より具体的には、目覚まし時計30の制御部300は、入力部350を介して係るユーザの操作を検出すると、携帯端末20に対するスケジュールデータ221の送信要求を赤外線通信I/F部310に送信させる(ステップS30)。携帯端末20は、スケジュールデータ221の送信要求を受信すると、この制御部200は、記憶部220からスケジュールデータ221を読出し、赤外線通信I/F部240に送信させる(ステップS40)。目覚まし時計30は、スケジュールデータ221を受信すると、そのスケジュールデータ221からユーザの起床時刻を抽出し、報知時刻として記憶部320に記憶させる(ステップS50)。さらに説明すると、図6に示すように、数日分のユーザのスケジュールがスケジュールデータ221に含まれており、このステップS50にあっては、日付ごとに、起床時刻が報知時刻として記憶される。これにより、数日分の報知時刻が一度に設定され、ユーザが報知時刻を毎日設定するといった手間が省けるのである。なお、ステップS30乃至ステップS50までの処理は、ユーザが登録情報をコンテンツ配信サーバ10に送信する前(すなわち、ステップS10)に行われても良く、また、コンテンツ配信サーバ10がコンテンツを配信する迄(すなわち、ステップS220)に行われていれば、いつ行われても良い。
【0025】
次いで、コンテンツ配信サーバ10がコンテンツを携帯端末20に配信してから、目覚まし時計30がコンテンツにより示される情報を報知するまでの動作について詳述する。図11は、コンテンツ配信サーバ10の制御部100によって実行される判定処理の処理手順を示すフローチャートである。この判定処理にあっては、配信管理データベース122の先頭レコードから最終レコードまでの各レコードの内、現時刻にコンテンツを配信すべきことを示すレコードがあるかが判定される。なお、配信管理データベース122には、各ユーザの配信指定時刻が1分単位まで記録されており、コンテンツを各配信指定時刻に漏らすことなく配信すべく、判定処理は、毎分ごとに実行されるようになっている。すなわち、配信指定時刻が配信管理データベース122に記録される最小時間単位毎に、判定処理が実行されれば良く、例えば、配信指定時刻が10分単位で記録されているのであれば、判定処理は、少なくとも10分ごとに実行されれば良いのである。
【0026】
さて、図11に示すように、先ず、コンテンツ配信サーバ10の制御部100は、配信管理データベース122から先頭レコードを取り出す(ステップS200)。そして、制御部100は、そのレコードにより示される配信指定時刻が現時刻と一致しているか否かを判別する(ステップS210)。この判別結果がYESであれば、制御部100は、配信コンテンツ情報により示されるコンテンツを記憶部120から読み出して、レコードに記録された携帯端末識別情報によって示される携帯端末に宛ててコンテンツを送信すべく、通信I/F部140を制御し(ステップS220)、処理手順をステップS230に進める。一方、ステップS210の判別結果がNOである場合も、処理手順をステップS230に進める。このステップS230において、制御部100は、ステップS210にて処理したレコードが配信管理データベース122における最後のレコードであるか否かを判別し、この判別結果がYESであれば、処理を終了する。一方、ステップS230における判別結果がNOである場合、制御部100は、配信管理データベース122から次のレコードを取り出し(ステップS240)、このレコードを処理すべく、処理手順をステップS210に戻す。以上説明した一連の判定処理によって、現時刻において配信すべきコンテンツが各携帯端末に配信されることとなる。
なお、配信管理データベース122に登録されているレコード数が多い場合、制御部100が毎分ごとに、全てのレコードについて処理できない恐れがある。そこで、これを回避すべく、配信管理データベース122に登録されているレコード数を減らすために、例えば、配信管理データベース122を、配信指定時刻が7時台用、8時台用、・・・などのように、時間ごとに用意し、配信指定時刻に従って、レコードを各配信管理データベース122に振り分けるようにしても良い。
【0027】
さて、コンテンツ配信サーバ10は、上述した判定処理において、現時刻が携帯端末20へコンテンツを配信すべき時刻であると判定された場合に、図9に示すように、この携帯端末20へコンテンツが配信されることになる(ステップS55)。携帯端末20は、コンテンツ配信サーバ10からコンテンツを受信すると、このコンテンツを記憶部220に記憶する(ステップS60)。一方、目覚まし時計30の制御部300は、計時部360の計時する時刻が記憶部320に記憶されている報知時刻になる前(例えば、報知時刻の1分前など)に、赤外線通信I/F部310を制御して、コンテンツを送信する旨を示す送信要求を携帯端末20に送信する(ステップS70)。携帯端末20の制御部200は、送信要求を受信すると、ステップS30にて記憶されたコンテンツを記憶部220から読出し、赤外線通信I/F部240を制御して、このコンテンツを目覚まし時計30に送信する(ステップS80)。そして、目覚まし時計30は、受信したコンテンツにより示される情報を報知する(ステップS90)。
【0028】
このステップS90における目覚まし時計30の動作について、より具体的に説明すると、目覚まし時計30の制御部300は、コンテンツが音声データや音楽データなどの音データを含むか否かを判別する。そして、コンテンツが音データを含まないのであれば、放音部330を制御して、報知時刻の到来を報知すべく、所定のアラーム音(例えば、工場出荷時に設定されているアラーム音)を発生させるとともに、表示制御部340を制御して、コンテンツにより示される画像データの画像を液晶表示部370に表示させる。例えば、図12に示すように、コンテンツが天気予報に関するものであり、その日の天気を示す画像データを含む場合、この画像データに対応した画像700が液晶表示部370に表示される。また、コンテンツに音データが含まれる場合は、制御部300は、放音部330を制御して、所定のアラーム音の代わりに、コンテンツに含まれる音データに応じた音を発生させる。また、コンテンツに含まれているデータが音データのみであった場合には、液晶表示部370には、時刻のみが表示される。なお、液晶表示部370には、受信したコンテンツの画像が所定時間(例えば、1時間など)だけ表示されるようにしても良いし、また、次のコンテンツが目覚まし時計30により受信されるまで表示されていても良い。
【0029】
以上説明したように、本実施形態によれば、ユーザは、目覚まし時計30に対して、設定した時刻に、所望するコンテンツに応じた情報を報知させるといった使い方ができ、自分の好みに応じて報知時刻や報知させる情報を変更することができる。従って、報知時刻になる毎に、自分の好みに応じた情報が報知されるから、ユーザは、目覚まし時計30を飽きることなく長く使い続けることができる。
また、本実施形態に係る目覚まし時計30にあっては、ユーザが目覚めると略同時に、所望の情報を得ることができる。例えば、ユーザは、報知時刻に報知させるコンテンツとして、例えば、天気予報などの各種時事情報を含むものを指定しておけば、目覚めと略同時にその情報を知ることができる。
【0030】
<変形例>
上述した実施形態は、あくまでも例示であって、本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変更可能である。そこで、以下に、種々の変形例について説明する。
【0031】
(変形例1)
上述した実施形態において、コンテンツの配信サービスに登録するべく、ユーザが携帯端末20からコンテンツ配信サーバ10に登録情報を送信する構成について例示したが、これに限らず、図13に示すように、ユーザが目覚まし時計30の操作部380を操作して登録情報を入力し、目覚まし時計30は、この登録情報を携帯端末20に送信し(ステップS1)、携帯端末20が登録情報をコンテンツ配信サーバ10に送信する構成であっても良い。この構成において、更に、目覚まし時計30に登録情報が入力されたときに、目覚まし時計30が登録情報として入力された情報の内、配信時刻を報知時刻として記憶部320に記憶することが望ましい。このような構成とすることで、ユーザは、目覚まし時計30に対する報知時刻の設定と、コンテンツ配信サーバ10に対するサービスの登録とを同時に行うことができる。なお、目覚まし時計30が登録情報から報知時刻を取得する場合には、携帯端末20が記憶するスケジュールデータ221を受信する必要がないことは言うまでもない。
【0032】
(変形例2)
上述した実施形態において、コンテンツ配信サーバ10は、ユーザによって指定された時刻にコンテンツを携帯端末20に配信する、いわゆるプッシュ型のコンテンツ配信について例示したが、これに限らず、プル型のコンテンツ配信であっても良い。すなわち、コンテンツ配信サーバ10は、携帯端末20にコンテンツを配信すべき時刻を管理せず、携帯端末20からコンテンツの配信要求を受信したときに、予め指定されたコンテンツを携帯端末20に配信する。具体的に説明すると、図14に示すように、目覚まし時計30は、計時部360が計時する時刻が報知時刻になる前(例えば、10分前など)に、携帯端末20にコンテンツの送信要求を送信する(ステップS500)。携帯端末20は、送信要求を受信すると、コンテンツ配信サーバ10にコンテンツの配信要求を送信する(ステップS510)。そして、コンテンツ配信サーバ10は、コンテンツの配信要求を受信すると、ユーザによって指定されたコンテンツを携帯端末20に送信する(ステップS520)。携帯端末20は、コンテンツを受信すると、このコンテンツを目覚まし時計30に送信する(ステップS80)。このように実施形態を変形することにより、コンテンツ配信サーバ10がコンテンツの配信時刻を管理しないため、ユーザは、自分の予定に合わせて毎日、目覚まし時計30に報知時刻を設定すれば、コンテンツ配信サーバ10に対してコンテンツ配信時刻を変更するための手続をすることなく、コンテンツ配信時刻を変更することができる。
【0033】
(変形例3)
また、例えば、上述した実施形態では、ユーザによって指定された同一のコンテンツが毎日配信される構成であった。しかしながら、この構成では、例えば、ユーザがアニメキャラクターの動画データをコンテンツとして指定した場合、毎日、同じ動画データが配信されることになり、ユーザは、その都度、コンテンツの指定を変更するための手続をコンテンツ配信サーバ10に対してしなければならない。そこで、コンテンツ配信サーバ10は、同一アニメキャラクターに対応するコンテンツを複数記憶し、ユーザがアニメキャラクターをコンテンツとして指定した場合には、この複数のコンテンツの中から、毎日ランダムに選択したものを配信するようにしても良い。このように、ユーザがコンテンツのジャンルだけを指定し、コンテンツ配信サーバ10が、ユーザによって指定されたジャンル内の複数のコンテンツの中から、毎回異なるコンテンツを配信するように実施形態を変形することで、ユーザは、マンネリ化することなく、ユーザにとって新鮮な情報を毎回楽しむことができる。
【0034】
(変形例4)
上述した実施形態にあっては、携帯端末20がネットワーク2を介してコンテンツ配信サーバ10からコンテンツを受信し、このコンテンツを電子機器である目覚まし時計30に送信する場合について例示した。しかしながら、目覚まし時計30に配信されるコンテンツは、携帯端末20が記憶しているマルチメディアデータであれば、コンテンツ配信サーバ10から配信されたコンテンツに限らない。すなわち、携帯端末20が記憶しているマルチメディアデータを目覚まし時計30が受信し、このマルチメディアデータに応じた情報を報知するように実施形態を変形しても良い。
【0035】
ここで、携帯端末20が記憶しているマルチメディアには、例えば、携帯端末20用にWEBサイトからネットワーク2を介してダウンロードした着信メロディや音楽などの音データや、写真や動画像などの画像データなどがある。また、写真などの画像データは、電子メールに添付されたものや、予め携帯端末20が記憶しているものであっても良い。
更に、目覚まし時計30は、携帯端末20に記憶されているマルチメディアデータとともに、この携帯端末20が記憶する新着電子メールデータ(ユーザが未読の電子メール)や、留守番電話のメッセージとして記録された音声データなども受信し、これらのデータに関する情報も、マルチメディアデータに応じた情報とともに報知するように実施形態を変形しても良い。例えば、新着電子メールデータに関する情報が報知される場合について例示すると、図15に示すように、情報が報知される時点において、ユーザが未読とされる電子メールの件名が液晶表示部370に表示される。
【0036】
(変形例5)
上述した実施形態において、携帯端末20と目覚まし時計30とが通信する際に、携帯端末20が目覚まし時計30に対して認証処理を行っても良い。さらに詳述すると、何ら制限をかけることなく、目覚まし時計30が携帯端末20からデータを受信可能とした場合、第3者が所有する目覚まし時計30により携帯端末20が記憶するデータが受信されてしまう恐れがある。そこで、例えば、目覚まし時計30が携帯端末20に送信するコンテンツ送信要求に、自装置に予め割り当てられた識別情報を付加して送信し、携帯端末20が、その識別情報に従って、コンテンツを配信すべき正当な装置であるか否かを判別する。このように、実施形態を変形することで、第3者が所有する目覚まし時計30により、携帯端末20から不当にデータが受信されるのが防止される。
【0037】
(変形例6)
上述した実施形態において、コンテンツ配信サーバ10は、配信するコンテンツに画像データが含まれる場合に、この画像データに、ユーザが指定したコンテンツ配信時刻(起床時刻)を示す画像を含めるようにしても良い。一方、目覚まし時計30は、受信したコンテンツに時刻を示す画像が含まれている場合には、液晶表示部370に時刻を表示せずに、受信した画像だけを表示する。また、ユーザの娯楽性といった観点から、ユーザが目覚まし時計30に表示される時刻の文字フォントや、文字サイズ、液晶表示部370の表示領域内における時刻の表示位置を任意に設定できるようにしても良い。上述した実施形態を、このように変形することで、ユーザの好みに応じた設定が可能となる。
【0038】
(変形例7)
上述した実施形態において、電子機器の一例として目覚し時計を例示したが、これに限らず、例えば、オーディオ機器などであっても良い。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ユーザが飽きることなく使い続けることのできる電子機器、時計装置および携帯端末が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るコンテンツ配信システムの構成を示す図である。
【図2】同コンテンツ配信サーバの機能的構成を示すブロック図である。
【図3】同コンテンツ管理データベースの一例を示す図である。
【図4】同配信管理データベースの一例を示す図である。
【図5】同携帯端末の機能的構成を示す図である。
【図6】同スケジュールデータの一例を示す図である。
【図7】同目覚し時計の外観構成を示す図である。
【図8】同目覚まし時計の機能的構成を示すブロック図である。
【図9】同コンテンツ配信サーバと、携帯端末と、目覚し時計との夫々の動作シーケンスを示す図である。
【図10】同登録用ホームページの一例を示す図である。
【図11】同判定処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図12】同目覚し時計の液晶表示部における画面表示の一例を示す図である。
【図13】本発明の第1の変形例に係る動作シーケンスを示す図である。
【図14】本発明の第2の変形例に係る動作シーケンスを示す図である。
【図15】本発明の第4の変形例に係る目覚し時計の液晶表示部に表示される画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
2・・・ネットワーク、10・・・コンテンツ配信サーバ、20・・・携帯端末、30・・・目覚まし時計、100、200、300・・・制御部、110、360・・・計時部、122・・・配信管理データベース、140・・・通信I/F部、310・・・赤外線通信I/F部、330・・・放音部、370・・・液晶表示部。
Claims (7)
- 時刻を計時する計時手段と、
報知時刻を記憶する記憶手段と、
携帯端末に記憶された第1のデータであって、ユーザによって予め指定され、当該ユーザに報知すべき第1のデータを送信する旨を示す送信要求を、前記計時手段により計時された時刻が前記報知時刻になる前に、当該携帯端末に近距離通信にて送信する送信手段と、
前記送信要求に応じて前記携帯端末から近距離通信にて送信された第1のデータを受信する受信手段と、
前記計時手段により計時されている時刻が前記報知時刻になった時に、前記第1の受信手段により受信された第1のデータにより示される情報を報知する報知手段と
を具備することを特徴とする電子機器。 - 前記受信手段は、画像データまたは音データの少なくとも何れか一を含む第1のデータを受信し、
前記報知手段は、前記第1のデータに応じて表示または放音する
ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。 - 前記受信手段は、前記携帯端末が記憶している第2のデータであって、少なくともユーザの起床時刻を含み、当該ユーザのスケジュールを示す第2のデータを受信し、
前記記憶手段は、前記受信手段により受信された第2のデータに含まれる起床時刻を報知時刻として記憶する
ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。 - 前記携帯端末に記憶されている第1のデータは、当該携帯端末によって通信網を介して受信されたものである
ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。 - 前記受信手段は、前記ユーザによって予め指定された第1のデータと共に、前記携帯端末により受信された電子メールであり前記ユーザが未読である電子メールに関する情報も受信し、
前記報知手段は、前記受信手段により受信された電子メールに関する情報も報知する
ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。 - 時刻を計時する計時手段と、
報知時刻を記憶する記憶手段と、
携帯端末に記憶されたデータであって、ユーザによって予め指定され、当該ユーザに報知すべきデータを送信する旨を示す送信要求を、前記計時手段により計時された時刻が前記報知時刻になる前に、当該携帯端末に近距離通信にて送信する送信手段と、
前記送信要求に応じて前記携帯端末から近距離通信にて送信されたデータを受信する受信手段と、
前記計時手段により計時されている時刻が前記報知時刻になった時に、当該時刻の到来を報知すると共に、前記受信手段により受信されたデータにより示される情報を報知する報知手段と
を具備することを特徴とする時計装置。 - 通信網を介して受信したデータを記憶する記憶手段を備えた携帯端末において、
予め定められた時刻に情報を報知する電子機器から近距離通信にて、データを送信する旨を示す送信要求を受信する受信手段と、
前記送信要求に応じたデータを記憶手段から読み出す読出手段と、
前記読出手段により読み出されたデータを前記電子機器に近距離通信にて送信する送信手段と
を具備することを特徴とする携帯端末。
Priority Applications (1)
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- 2002-12-02 JP JP2002349795A patent/JP2004184161A/ja not_active Withdrawn
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