JP2004064170A - 電子広告システム及びそれに用いる携帯端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】閲覧者に料金を負担させたり電子メールサーバに負荷させることなく、多くの利用者に効率的に電子広告を配信できる電子広告システムを提供する。
【解決手段】電子広告データを蓄積する広告サーバ4と、広告サーバ4から読み出された電子広告データを通信網3および無線ネットワークを介しブロードキャストチャネルを用いて配信する無線基地局2と、配信された広告データを受信する携帯端末1とを備え、無線基地局からブロードキャストチャネルを介して配信した広告データを携帯端末1で受信することにより、効率的に電子広告を配信することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】電子広告データを蓄積する広告サーバ4と、広告サーバ4から読み出された電子広告データを通信網3および無線ネットワークを介しブロードキャストチャネルを用いて配信する無線基地局2と、配信された広告データを受信する携帯端末1とを備え、無線基地局からブロードキャストチャネルを介して配信した広告データを携帯端末1で受信することにより、効率的に電子広告を配信することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線ネットワークを利用して携帯端末に電子広告を配信する電子広告システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
最近では、電子メールを送受信することができる携帯端末の普及にともない、製品の紹介などの広告を電子メールで携帯端末へ送信することや、または、電子メールに広告を掲載したホームページのURLを記述しておき、この電子メールを受信した携帯端末からそのホームページへアクセスして広告を閲覧することなどが一般に行われている。
【0003】
従来の電子広告システムとしては、特開2001−224861号広報に記載されたものが知られている。この電子広告システムは、ゲームの配信を行うゲームサーバと、製品広告を電子的に蓄積した広告サーバとを備え、ゲームサーバは携帯端末からの要求に応じ、通信回線を介して要求した携帯端末にゲームコンテンツを配信する。その後、各遊戯者から返送されたゲーム結果を収集し、さらに、遊戯者から広告サーバに対するアクセス回数を取得して、ゲームの参加者数やゲーム結果を返送した遊戯者数を収録し、広告サーバに対するアクセス回数が予め定められた所定値を超えたときに、ゲーム成績の上位者に対しスポンサーから景品を送付するよう決定するというように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の電子広告システムでは、電子広告の配信業者によっては、電子メールの受信者に課金する場合があるため、必要のない広告に対しても受信者が料金を負担しなければならないという問題があった。
また、電子メールサーバから大量の電子メールを送信すると、電子メールサーバの負荷が重くなり、電子メールサーバの処理能力を超える場合もあり、電子メールサーバの処理能力を超えると電子メールサーバがダウンしてしまうという問題があった。
【0005】
また、特開2001−224861号広報に記載された電子広告システムでは、遊戯者が自分で携帯端末を操作して広告サーバへアクセスしなければならないため、ゲームの遊戯者が電子広告へアクセスしようという気持ちになったとしても、そのアクセス手順が面倒であり、広告サーバへのアクセス回数が限られてしまうという問題があった。
【0006】
本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたもので、広告の閲覧者に料金を負担させたり、電子メールサーバに負荷をかけることなく、多くの利用者に効率的に電子広告を配信することができる電子広告システムを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明における電子広告システムは、電子広告データを蓄積する広告サーバと、前記広告サーバから読み出された電子広告データを無線ネットワークを介しブロードキャストチャネルを用いて配信する無線基地局と、配信された広告データを受信する携帯端末とを備えるという構成を有している。この構成により、広告の閲覧者に料金を負担させたり、電子メールサーバに負荷をかけることなく、多くの利用者に効率的に電子広告を配信することができる。
【0008】
本発明における電子広告システムは、前記電子広告データが、複数のカテゴリに分類されどのカテゴリに属するかを示すインデクス情報を含むという構成を有している。この構成により、電子広告をその内容によって分類することができる。
【0009】
本発明における電子広告システムは、前記電子広告データが、無線基地局毎に異なる電子広告データを配信するという構成を有している。この構成により、無線基地局が設置されている地域毎に、その地域に適合した電子広告を配信することができる。
【0010】
本発明における電子広告システムは、前記電子広告データが、時刻によって異なる電子広告データを配信するという構成を有している。この構成により、電子広告を配信する時刻に適合した電子広告を配信することができる。
【0011】
本発明における電子広告システムは、前記電子広告データが文字データであるという構成を有している。この構成により、文字データで構成された電子広告を多くの利用者に効率的に配信することができる。
【0012】
本発明における電子広告システムは、前記電子広告データが音楽データであるという構成を有している。この構成により、音楽データで構成された電子広告を多くの利用者に効率的に配信することができる。
【0013】
本発明における電子広告システムは、前記電子広告データが画像データであるという構成を有している。この構成により、画像データで構成された電子広告を多くの利用者に効率的に配信することができる。
【0014】
本発明における電子広告システムは、前記電子広告データが動画データであるという構成を有している。この構成により、動画データで構成された電子広告を多くの利用者に効率的に配信することができる。
【0015】
本発明における電子広告システムは、前記電子広告データが前記携帯端末で動作するアプリケーションプログラムであるという構成を有している。この構成により、アプリケーションプログラムで構成された電子広告を多くの利用者に効率的に配信することができる。
【0016】
本発明における携帯端末は、請求項1ないし9のいずれかに記載の電子広告システムに用いる携帯端末であって、無線ネットワークを介しブロードキャストチャネルを用いて配信された電子広告データを受信する受信手段を備えるという構成を有している。この構成により、広告の閲覧者に料金を負担させたり、電子メールサーバに負荷をかけることなく、多くの利用者に効率的に電子広告を配信することができる。
【0017】
本発明における携帯端末は、受信を希望する電子広告のカテゴリを入力する入力手段と、前記入力手段から入力された前記電子広告のカテゴリに該当するインデクス情報を含む電子広告データのみを受信する制御手段を備えるという構成を有している。この構成により、電子広告をその内容によって分類し、利用者が興味のある電子広告のみを受信することができる。
【0018】
本発明における携帯端末は、前記携帯端末が携帯電話端末またはPHS端末であるという構成を有している。この構成により、広告の閲覧者に料金を負担させたり、電子メールサーバに負荷をかけることなく、多くの利用者に効率的に電子広告を配信することができる携帯電話端末またはPHS端末を提供することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づき、本発明の第1ないし第7の実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
まず、図1および図2を参照して、本発明の第1の実施の形態における電子広告システムを詳細に説明する。図1に示す本実施の形態における電子広告システムは、ブロードキャストチャネルで無線送受信する携帯端末1と、通信網3と接続され複数の携帯端末1と無線送受信する無線基地局2と、電子広告データを蓄積して配信する広告サーバ4と、配信を行う電子広告データを決定し無線基地局2へ電子広告データを配信するよう指示する管理サーバ5と、無線基地局2、広告サーバ4および管理サーバ5の間で情報を伝送する通信網3とにより構成される。
【0020】
次に、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態における電子広告システムの動作を説明する。広告サーバ4には、例えば製品の紹介等の電子広告データが蓄積されている。無線基地局2、広告サーバ4、および管理センター5は通信網3を介して相互に接続されている。通信網3の一例としては、携帯電話会社の専用線網があげられるが、これに限定されるものではない。管理サーバ5は配信を行う電子広告データを決定し、無線基地局2へ決定した電子広告データを配信するよう指示を行う。指示を受けた無線基地局2は通信網3を介して広告サーバ4にアクセスし、電子広告データをブロードキャストチャネルで無線送信する。携帯端末1はこのブロードキャストチャネルで無線送信された電子広告データを受信する。これにより利用者に電子広告データを配信することができる。
【0021】
次に、図1および図2を参照して、携帯端末1と無線基地局2との間の無線回線で使用されるチャネルについて、携帯端末1を例に説明する。図2は待ち受け中のチャネルの使用方法を示している。待ち受け中においては、下りチャネルはブロードキャストチャネルとコントロールチャネルとして使用され、上りチャネルはコントロールチャネルとして使用される。ここで、ブロードキャストチャネルとは、無線基地局2が通信網3を含む無線ネットワークの情報を放送形式で無線基地局2のエリア内の携帯端末1に対して送信するチャネルであり、コントロールチャネルとは携帯端末1と無線基地局2との間で制御信号を送受信するチャネルである。待ち受け中の携帯端末1は、図2に示すように、常に無線信号の送受信を行っているのではなく、一定間隔で受信と送信を行っており、ブロードキャストチャネルで使用する時間を広げて電子広告データを受信する余裕を持っている。
【0022】
また、ブロードキャストチャネルは、無線基地局2のエリア内に存在する全ての携帯端末1が受信するよう構成されているので、ブロードキャストチャネルで電子広告データを送信すれば、エリア内に存在する全ての携帯端末1の利用者に電子広告データを配信することができる。また、電子広告の料金を広告のスポンサーから徴収することにより、電子メールによる広告のように携帯端末1の利用者が料金を負担する必要はない。
【0023】
なお、上記の例では、携帯端末1を例に説明したが、無線基地局2がエリア内の携帯端末1に対して放送形式で送信するブロードキャストチャネルを使用する他の方式、例えば、PHS端末でも同様に適用することができる。
【0024】
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態における電子広告システムは、電子広告データを蓄積する広告サーバ4と電子広告データを配信する無線基地局2とを備え、電子広告データを無線ネットワークを介してブロードキャストチャネルで配信し、配信した電子広告データを携帯端末1で受信するようにしたことにより、広告の閲覧者に料金を負担させたり、電子メールサーバに負荷をかけることなく、多くの利用者に効率的に電子広告を受信することができる。
【0025】
(第2の実施の形態)
次に、図3および〔表1〕を参照して、本発明の第2の実施の形態における電子広告システムを詳細に説明する。本発明の第2の実施の形態における電子広告システムの構成は、第1の実施の形態のものと同様であるから説明は省略する。図3は、本発明の第2の実施の形態における電子広告システムに使用され、無線基地局2から携帯端末1に対しブロードキャストチャネルで無線配信される電子広告データの構成を示すものであり、その電子広告データは、ヘッダ部とデータ部とにより構成される。
【0026】
ヘッダ部には、電子広告データの名前、データ量、データの種類等の情報を格納し、データ部には、電子広告データの本体を格納する。また、ヘッダ部には、データ部に格納する電子広告データが、どのカテゴリに属するかを示すインデクス情報も含まれる。
【0027】
次に、下記〔表1〕を参照して、インデクス情報と電子広告データのカテゴリの対応関係について説明する。下記〔表1〕はインデクス情報として、8ビットで表される2進数を使用した場合の一例を示すものである。
【0028】
【表1】
【0029】
〔表1〕に示す例では、電子広告データのカテゴリは、「電気製品」、「食品」、「衣料品」、「書籍」、「その他」の5つに分けられ、インデクス情報の値である「00000000」が「電気製品」に、「00000001」が「食品」に、「00000010」が「衣料品」に、「00000011」が「書籍」に、「11111111」が「その他」に割り当てられている。電子広告データを配信する場合、電気製品に関する電子広告データを配信するときは、ヘッダ部のインデクス情報に「00000000」を設定し、食品に関する電子広告データを配信するときは、ヘッダ部のインデクス情報に「00000001」を設定し、衣料品に関する広告データを配信するときは、ヘッダ部のインデクス情報に「00000010」を設定し、書籍に関する電子広告データを配信するときは、ヘッダ部のインデクス情報に「00000011」を設定し、いずれにも関連しない電子広告データを配信するときは、ヘッダ部のインデクス情報に「11111111」を設定する。
【0030】
電子広告データのインデクス情報を上記のように構成することによって、電子広告データをその内容によって分類することが可能となり、電子広告データを受信したときにその内容をインデクス情報から想像することができる。
なお、第2の実施の形態においては、インデクス情報として8ビットで表される2進数を使用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。インデクス情報として数バイトを使用しても良いし、7ビット以下で表すようにしても良い。
【0031】
また、本実施の形態においては、インデクス情報とカテゴリを1対1に対応させたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、8ビットの各ビットにカテゴリを対応させ、電子広告データが複数のカテゴリに属する場合は、同時に複数のビットに1を設定するようにしても良い。
本実施の形態における電子広告システムは、上記のように構成することによって、電子広告をその内容のカテゴリによって分類することができ、無線基地局6〜8が設置されている地域毎に、その地域に適したカテゴリの電子広告を配信することができる。
【0032】
(第3の実施の形態)
次に、図4および〔表2〕を参照して、本発明の第3の実施の形態における電子広告システムを詳細に説明する。本発明の第3の実施の形態における電子広告システムの構成は、第1の実施の形態のものと同様であるから説明は省略する。ただ、図4は無線基地局2のエリアと電子広告を提供するスポンサーの位置関係を示すものである。
第3の実施の形態における電子広告システムは、管理サーバ5の制御により無線基地局2毎に異なる電子広告データを配信するところが、第1の実施の形態の電子広告システムと異なる点である。
【0033】
図4に示す例では、第1の無線基地局6のエリア内に電子広告を提供するスポンサーである第2の電気店9が存在し、第2の無線基地局7のエリア内に電子広告を提供するスポンサーである第3の電気店10が存在する。また、図示してはいないが、全国的に販売店を展開する第1の自動車もスポンサーとして電子広告を提供するものとする。このような場合に、管理サーバ5は複数存在する無線基地局6〜8毎に配信を行う電子広告データを管理する。
【0034】
【表2】
【0035】
上記〔表2〕は管理サーバ5が保持する電子広告データの管理情報を示すものである。〔表2〕によると、管理サーバ5は、第1の無線基地局6では第1の自動車と第2の電気店9から提供される電子広告データを配信するように指示し、第2の無線基地局7では第1の自動車と第3の電気店10から提供される電子広告データを配信するように指示し、第3の無線基地局8では第1の自動車から提供される電子広告データだけを配信するように指示する。
【0036】
このように、無線基地局毎に異なる電子広告データを配信することによって、電気店のように遠く離れた場所で広告を行っても効果があまり期待できない場合は、電気店の存在するエリアだけで電子広告データの配信を行い、自動車会社のように広い範囲で広告を行った方が効果的な場合は広い範囲に電子広告データを配信するようにすることができる。
本実施の形態における電子広告システムは、このように構成することによって、無線基地局6〜8が設置されている地域毎に、その地域に適した電子広告を配信することができる。
【0037】
なお、本実施の形態においては、電子広告のスポンサーが無線基地局6〜8のエリア内に存在する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、若者が集まるエリアに若者向け商品の電子広告データを配信したり、オフィス地区を含むエリアにビジネスマン向け商品の電子広告データを配信するようにしても良い。
【0038】
(第4の実施の形態)
次に、下記〔表3〕を参照して、本発明の第4の実施の形態における電子広告システムを詳細に説明する。本発明の第4の実施の形態における電子広告システムの構成は、第1の実施の形態のものと同様であるから説明は省略する。
【0039】
【表3】
【0040】
第4の実施の形態における電子広告システムは、管理サーバ5の制御により時刻によって異なる電子広告データを配信するところが、第1の実施の形態の電子広告システムと異なる点である。〔表3〕は管理サーバ5が保持する電子広告データの管理情報を示すものである。管理サーバ5は、〔表3〕に示す例では、無線基地局6〜8に対して、午前0時から正午までは飲食店の昼食の電子広告データを配信するように指示し、正午から午後6時まではスーパーマーケットの特売品の電子広告データを配信するように指示する。
【0041】
このように時刻によって異なる電子広告データを配信することによって、昼食のメニューやスーパーマーケットの特売品のように利用者が広告の対象となる商品を購入する時刻に合わせて電子広告データを配信することができる。
本実施の形態における電子広告システムは、このように構成することによって、電子広告データを広告する時刻に適合した電子広告データを配信することができる。
【0042】
(第5の実施の形態)
次に、図3を参照して、本発明の第5の実施の形態における電子広告システムを詳細に説明する。本発明の第5の実施の形態における電子広告システムの構成は、第1の実施の形態のものと同様であるから説明は省略する。
図3は第2の実施の形態で説明した通り、本発明における電子広告システムに使用され、無線基地局2から携帯端末1に対しブロードキャストチャネルで無線配信される電子広告データの構成を示しており、ヘッダ部およびデータ部から構成される。
【0043】
本実施の形態における電子広告システムは、電子広告データの本体であるデータ部に、文字データ、音楽データ、画像データ、動画データまたはアプリケーションプログラムを格納する。ここで、文字データとは英数字、ひらがな、カタカナ、漢字、あるいは、記号などを0または1で表される2進数に変換したデジタルデータを示す。
また、音楽データとは、MP3、Quick−Time等の音楽データ形式のデータを示す。また、画像データとは、GIF、JPEG形式等の画像データ形式のデータを示す。また、動画データとはMPEG等の動画データ形式のデータを示す。また、アプリケーションプログラムとはJava(登録商標)等で作成され、受信側の携帯端末1で実行することができる実行形式データを示す。
【0044】
本実施の形態では、これらの電子広告データを電子広告データのデータ部に格納することによって、文字、音楽、画像、動画、あるいはアプリケーションを使用した電子広告データを配信することが可能となり、多くの利用者に効果的な電子広告を効率的に配信することができることになる。
【0045】
(第6の実施の形態)
次に、図5を参照して、本発明の第6の実施の形態における電子広告システムの携帯端末を詳細に説明する。図5に示す本実施の形態における電子広告システムの携帯端末は、マイクやスピーカを備えた音声制御部11と、制御信号や音声信号や電子広告データの通信を可能にすべくこれらの信号の変復調機能を備えた通信制御部12と、CPU等で構成された制御部13と、プログラムや受信した電子広告データ等を格納すべく制御部13に接続された記憶部14と、テンキーやタッチパネル等で構成された入力手段を有する操作部15と、液晶表示器等で構成された表示部16と、アンテナおよび通信制御部12からなる受信手段とを備えて構成される。
【0046】
次に、図5を参照して、本発明の第6の実施の形態における電子広告システムの携帯端末における電子広告データの受信動作を説明する。待ち受け中における携帯端末は、制御部13が通信制御部12を制御することによって、一定の周期ごとに、ブロードキャストチャネルを受信する。受信を行っているブロードキャストチャネルの中に電子広告データが含まれていることがわかると、制御部13は電子広告データの受信を認識し、受信した電子広告データを記憶部14へ格納する。
【0047】
次に、図5を参照して、本実施の形態における電子広告システムの携帯端末において、受信した電子広告データを閲覧する際の動作について説明する。まず、利用者が操作部15からキー入力等を行うことにより表示部16にメニュー画面を表示する。メニュー画面には受信した電子広告データの一覧が表示される。次に、利用者が閲覧したい電子広告データを操作部15のキー入力等でメニュー画面から選択すると、制御部13は選択された電子広告データを記憶部14から読み出し、読み出した電子広告データのヘッダ部を解析する。電子広告データが文字データ、画像データ、あるいは動画データの場合は電子広告データのデータ形式に合わせたデコード処理を行った後に、デコードされた文字、画像、あるいは動画データを表示部16に表示する。
【0048】
電子広告データが音楽データの場合は、制御部13は、音楽データのデータ形式に合わせたデコード処理を行った後に、デコードされた音楽データを音声制御部11へ送り、音声制御部11はデコードされた音楽データをスピーカから音楽として出力する。電子広告データがアプリケーションプログラムの場合は、制御部13は、アプリケーションプログラムをそのデータ形式に合わせた処理で実行する。アプリケーションプログラムが実行された後の動作はアプリケーションプログラムの種類によって異なるが、通常、表示部16への表示やスピーカからの音声出力等が行われる。
【0049】
以上説明したように、本発明の第6の実施の形態における電子広告システムの携帯端末1は、無線ネットワークを介してブロードキャストチャネルで配信された電子広告データを受信する受信手段を備えて構成される。また、ブロードキャストチャネルは、無線基地局のエリア内に存在する全ての携帯端末1が受信するように構成されるので、ブロードキャストチャネルで電子広告データを配信すれば、エリア内に存在する全ての携帯端末1の利用者に電子広告データを配信することができる。また、電子広告の料金を広告のスポンサーから徴収すれば、電子メールによる広告のように携帯端末1の利用者が料金を負担する必要もない。
【0050】
本実施の形態における電子広告システムの携帯端末1は、以上のように構成することにより、広告の閲覧者に料金を負担させたり、電子メールサーバに負荷をかけることなく、多くの利用者に効率的に電子広告を配信することができる。
なお、無線基地局6〜8がエリア内の携帯端末1に対して放送形式で配信するブロードキャストチャネルを使用する方式としては、携帯電話端末やPHS端末等の利用が挙げられる。なお、上記携帯端末1の一例として、携帯電話端末やPHS端末を適用することができる。
【0051】
(第7の実施の形態)
次に、図6および図7のフローチャートを参照して、本発明の第7の実施の形態における電子広告システムの携帯端末の動作を詳細に説明する。本発明の第7の実施の形態における携帯端末の構成は、第6の実施の形態のものと同様であるから説明を省略する。
【0052】
まず、図6を参照して、電子広告のカテゴリを入力する際の動作を説明する。利用者が予め定められたキー入力等の操作を行うことにより、動作ステップにおいて、利用者が受信を希望する電子広告のカテゴリを選択するためのメニューが表示される(S101)。
次に、メニューの終了が判断され、操作部15のキー操作等によりメニューの終了の操作が行われると、電子広告のカテゴリ入力のためのメニューを終了する(S102)。メニューの終了の操作が行われない場合はステップS103へ進み、電子広告のカテゴリ入力が判断される(S103)。キー操作等により利用者が受信を希望する電子広告のカテゴリ入力があった場合はステップS104へ進む。電子広告のカテゴリ入力がない場合はステップS102へ戻り、メニューの終了か電子広告のカテゴリ入力があるまで処理を繰り返す(S103)。次に、ステップS104において、入力された電子広告のカテゴリを保存して電子広告のカテゴリ入力のためのメニューを終了する(S104)。
【0053】
なお、ステップS101における利用者が受信を希望する電子広告のカテゴリ入力のためのメニュー表示は、選択が可能なカテゴリの一覧を表示して、利用者が閲覧したい電子広告のカテゴリを選択するよう構成しても良いし、利用者が閲覧したい電子広告のカテゴリを直接入力するよう構成しても良い。
【0054】
次に、図7を参照して、待ち受け中に携帯端末がブロードキャストチャネルで配信された電子広告データを受信する際の動作について説明する。まず、ブロードキャストチャネルの受信かどうかが判断される(S201)。受信しているチャネルがブロードキャストチャネルでない場合は、ブロードキャストチャネル以外のチャネルの受信処理が行われた後にステップS201へ戻り処理が繰り返される(S206)。受信しているチャネルがブロードキャストチャネルである場合は、従来のブロードキャストチャネルの受信時における処理が行われる(S202)。
【0055】
次に、ブロードキャストチャネルに電子広告データが含まれるかどうかが判断される(S203)。電子広告データが含まれていない場合はステップS201へ戻り処理が繰り返される。電子広告データが含まれている場合はステップS204へ進み電子広告データのカテゴリが、前述の電子広告のカテゴリ入力の動作によって保存された電子広告のカテゴリと一致するインデクス情報を含んでいるかどうかが判断される(S204)。一致するインデクス情報を含んでいない場合はステップS201へ戻り処理が繰り返される。一致するインデクス情報を含んでいる場合はステップS205へ進み、受信した電子広告データを保存してからステップS201へ戻り処理が繰り返される(S205)。
【0056】
本実施の形態における電子広告システムは、上記のように、利用者が受信を希望する電子広告のカテゴリを入力する操作手段15と、操作手段によって入力されたカテゴリに該当するインデクス情報を含む電子広告データのみを受信する制御部13を設けることにより、電子広告をその内容によって分類し、利用者が興味のある電子広告のみを受信することができる。
【0057】
【発明の効果】
本発明における電子広告システムは、上記のように構成され、特に、電子広告を蓄積した広告サーバを備え、無線基地局は、広告サーバに蓄積された電子広告データをブロードキャストチャネルにより配信し、携帯端末がこれを受信することにより、広告の閲覧者に料金を負担させたり、電子メールサーバに負荷をかけることなく、多くの利用者に効率的に電子広告を配信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における電子広告システムの構成を示すブロック図、
【図2】本発明の第1の実施の形態における電子広告システムで用いる待ち受け中のチャネルの構成を示す図、
【図3】本発明の第2の実施の形態における電子広告システムで用いる待ち受け中のチャネルの構成を示す図、
【図4】本発明の第3の実施の形態における電子広告システムの無線基地局のエリアと電子広告を提供するスポンサーの位置関係を示す図、
【図5】本発明の第6の実施の形態における電子広告システムの構成を示すブロック図、
【図6】本発明の第7の実施の形態における携帯端末に対し電子広告のカテゴリを入力する際の動作手順を示すフローチャート、
【図7】本発明の第7の実施の形態における携帯端末により電子広告データを受信する際の動作手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 携帯端末
2 無線基地局
3 通信網
4 広告サーバ
5 管理サーバ
6 第1の無線基地局
7 第2の無線基地局
8 第3の無線基地局
9 第2の電気店
10 第3の電気店
11 音声制御部
12 通信制御部
13 制御部
14 記憶部
15 操作部
16 表示部
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線ネットワークを利用して携帯端末に電子広告を配信する電子広告システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
最近では、電子メールを送受信することができる携帯端末の普及にともない、製品の紹介などの広告を電子メールで携帯端末へ送信することや、または、電子メールに広告を掲載したホームページのURLを記述しておき、この電子メールを受信した携帯端末からそのホームページへアクセスして広告を閲覧することなどが一般に行われている。
【0003】
従来の電子広告システムとしては、特開2001−224861号広報に記載されたものが知られている。この電子広告システムは、ゲームの配信を行うゲームサーバと、製品広告を電子的に蓄積した広告サーバとを備え、ゲームサーバは携帯端末からの要求に応じ、通信回線を介して要求した携帯端末にゲームコンテンツを配信する。その後、各遊戯者から返送されたゲーム結果を収集し、さらに、遊戯者から広告サーバに対するアクセス回数を取得して、ゲームの参加者数やゲーム結果を返送した遊戯者数を収録し、広告サーバに対するアクセス回数が予め定められた所定値を超えたときに、ゲーム成績の上位者に対しスポンサーから景品を送付するよう決定するというように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の電子広告システムでは、電子広告の配信業者によっては、電子メールの受信者に課金する場合があるため、必要のない広告に対しても受信者が料金を負担しなければならないという問題があった。
また、電子メールサーバから大量の電子メールを送信すると、電子メールサーバの負荷が重くなり、電子メールサーバの処理能力を超える場合もあり、電子メールサーバの処理能力を超えると電子メールサーバがダウンしてしまうという問題があった。
【0005】
また、特開2001−224861号広報に記載された電子広告システムでは、遊戯者が自分で携帯端末を操作して広告サーバへアクセスしなければならないため、ゲームの遊戯者が電子広告へアクセスしようという気持ちになったとしても、そのアクセス手順が面倒であり、広告サーバへのアクセス回数が限られてしまうという問題があった。
【0006】
本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたもので、広告の閲覧者に料金を負担させたり、電子メールサーバに負荷をかけることなく、多くの利用者に効率的に電子広告を配信することができる電子広告システムを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明における電子広告システムは、電子広告データを蓄積する広告サーバと、前記広告サーバから読み出された電子広告データを無線ネットワークを介しブロードキャストチャネルを用いて配信する無線基地局と、配信された広告データを受信する携帯端末とを備えるという構成を有している。この構成により、広告の閲覧者に料金を負担させたり、電子メールサーバに負荷をかけることなく、多くの利用者に効率的に電子広告を配信することができる。
【0008】
本発明における電子広告システムは、前記電子広告データが、複数のカテゴリに分類されどのカテゴリに属するかを示すインデクス情報を含むという構成を有している。この構成により、電子広告をその内容によって分類することができる。
【0009】
本発明における電子広告システムは、前記電子広告データが、無線基地局毎に異なる電子広告データを配信するという構成を有している。この構成により、無線基地局が設置されている地域毎に、その地域に適合した電子広告を配信することができる。
【0010】
本発明における電子広告システムは、前記電子広告データが、時刻によって異なる電子広告データを配信するという構成を有している。この構成により、電子広告を配信する時刻に適合した電子広告を配信することができる。
【0011】
本発明における電子広告システムは、前記電子広告データが文字データであるという構成を有している。この構成により、文字データで構成された電子広告を多くの利用者に効率的に配信することができる。
【0012】
本発明における電子広告システムは、前記電子広告データが音楽データであるという構成を有している。この構成により、音楽データで構成された電子広告を多くの利用者に効率的に配信することができる。
【0013】
本発明における電子広告システムは、前記電子広告データが画像データであるという構成を有している。この構成により、画像データで構成された電子広告を多くの利用者に効率的に配信することができる。
【0014】
本発明における電子広告システムは、前記電子広告データが動画データであるという構成を有している。この構成により、動画データで構成された電子広告を多くの利用者に効率的に配信することができる。
【0015】
本発明における電子広告システムは、前記電子広告データが前記携帯端末で動作するアプリケーションプログラムであるという構成を有している。この構成により、アプリケーションプログラムで構成された電子広告を多くの利用者に効率的に配信することができる。
【0016】
本発明における携帯端末は、請求項1ないし9のいずれかに記載の電子広告システムに用いる携帯端末であって、無線ネットワークを介しブロードキャストチャネルを用いて配信された電子広告データを受信する受信手段を備えるという構成を有している。この構成により、広告の閲覧者に料金を負担させたり、電子メールサーバに負荷をかけることなく、多くの利用者に効率的に電子広告を配信することができる。
【0017】
本発明における携帯端末は、受信を希望する電子広告のカテゴリを入力する入力手段と、前記入力手段から入力された前記電子広告のカテゴリに該当するインデクス情報を含む電子広告データのみを受信する制御手段を備えるという構成を有している。この構成により、電子広告をその内容によって分類し、利用者が興味のある電子広告のみを受信することができる。
【0018】
本発明における携帯端末は、前記携帯端末が携帯電話端末またはPHS端末であるという構成を有している。この構成により、広告の閲覧者に料金を負担させたり、電子メールサーバに負荷をかけることなく、多くの利用者に効率的に電子広告を配信することができる携帯電話端末またはPHS端末を提供することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づき、本発明の第1ないし第7の実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
まず、図1および図2を参照して、本発明の第1の実施の形態における電子広告システムを詳細に説明する。図1に示す本実施の形態における電子広告システムは、ブロードキャストチャネルで無線送受信する携帯端末1と、通信網3と接続され複数の携帯端末1と無線送受信する無線基地局2と、電子広告データを蓄積して配信する広告サーバ4と、配信を行う電子広告データを決定し無線基地局2へ電子広告データを配信するよう指示する管理サーバ5と、無線基地局2、広告サーバ4および管理サーバ5の間で情報を伝送する通信網3とにより構成される。
【0020】
次に、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態における電子広告システムの動作を説明する。広告サーバ4には、例えば製品の紹介等の電子広告データが蓄積されている。無線基地局2、広告サーバ4、および管理センター5は通信網3を介して相互に接続されている。通信網3の一例としては、携帯電話会社の専用線網があげられるが、これに限定されるものではない。管理サーバ5は配信を行う電子広告データを決定し、無線基地局2へ決定した電子広告データを配信するよう指示を行う。指示を受けた無線基地局2は通信網3を介して広告サーバ4にアクセスし、電子広告データをブロードキャストチャネルで無線送信する。携帯端末1はこのブロードキャストチャネルで無線送信された電子広告データを受信する。これにより利用者に電子広告データを配信することができる。
【0021】
次に、図1および図2を参照して、携帯端末1と無線基地局2との間の無線回線で使用されるチャネルについて、携帯端末1を例に説明する。図2は待ち受け中のチャネルの使用方法を示している。待ち受け中においては、下りチャネルはブロードキャストチャネルとコントロールチャネルとして使用され、上りチャネルはコントロールチャネルとして使用される。ここで、ブロードキャストチャネルとは、無線基地局2が通信網3を含む無線ネットワークの情報を放送形式で無線基地局2のエリア内の携帯端末1に対して送信するチャネルであり、コントロールチャネルとは携帯端末1と無線基地局2との間で制御信号を送受信するチャネルである。待ち受け中の携帯端末1は、図2に示すように、常に無線信号の送受信を行っているのではなく、一定間隔で受信と送信を行っており、ブロードキャストチャネルで使用する時間を広げて電子広告データを受信する余裕を持っている。
【0022】
また、ブロードキャストチャネルは、無線基地局2のエリア内に存在する全ての携帯端末1が受信するよう構成されているので、ブロードキャストチャネルで電子広告データを送信すれば、エリア内に存在する全ての携帯端末1の利用者に電子広告データを配信することができる。また、電子広告の料金を広告のスポンサーから徴収することにより、電子メールによる広告のように携帯端末1の利用者が料金を負担する必要はない。
【0023】
なお、上記の例では、携帯端末1を例に説明したが、無線基地局2がエリア内の携帯端末1に対して放送形式で送信するブロードキャストチャネルを使用する他の方式、例えば、PHS端末でも同様に適用することができる。
【0024】
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態における電子広告システムは、電子広告データを蓄積する広告サーバ4と電子広告データを配信する無線基地局2とを備え、電子広告データを無線ネットワークを介してブロードキャストチャネルで配信し、配信した電子広告データを携帯端末1で受信するようにしたことにより、広告の閲覧者に料金を負担させたり、電子メールサーバに負荷をかけることなく、多くの利用者に効率的に電子広告を受信することができる。
【0025】
(第2の実施の形態)
次に、図3および〔表1〕を参照して、本発明の第2の実施の形態における電子広告システムを詳細に説明する。本発明の第2の実施の形態における電子広告システムの構成は、第1の実施の形態のものと同様であるから説明は省略する。図3は、本発明の第2の実施の形態における電子広告システムに使用され、無線基地局2から携帯端末1に対しブロードキャストチャネルで無線配信される電子広告データの構成を示すものであり、その電子広告データは、ヘッダ部とデータ部とにより構成される。
【0026】
ヘッダ部には、電子広告データの名前、データ量、データの種類等の情報を格納し、データ部には、電子広告データの本体を格納する。また、ヘッダ部には、データ部に格納する電子広告データが、どのカテゴリに属するかを示すインデクス情報も含まれる。
【0027】
次に、下記〔表1〕を参照して、インデクス情報と電子広告データのカテゴリの対応関係について説明する。下記〔表1〕はインデクス情報として、8ビットで表される2進数を使用した場合の一例を示すものである。
【0028】
【表1】
【0029】
〔表1〕に示す例では、電子広告データのカテゴリは、「電気製品」、「食品」、「衣料品」、「書籍」、「その他」の5つに分けられ、インデクス情報の値である「00000000」が「電気製品」に、「00000001」が「食品」に、「00000010」が「衣料品」に、「00000011」が「書籍」に、「11111111」が「その他」に割り当てられている。電子広告データを配信する場合、電気製品に関する電子広告データを配信するときは、ヘッダ部のインデクス情報に「00000000」を設定し、食品に関する電子広告データを配信するときは、ヘッダ部のインデクス情報に「00000001」を設定し、衣料品に関する広告データを配信するときは、ヘッダ部のインデクス情報に「00000010」を設定し、書籍に関する電子広告データを配信するときは、ヘッダ部のインデクス情報に「00000011」を設定し、いずれにも関連しない電子広告データを配信するときは、ヘッダ部のインデクス情報に「11111111」を設定する。
【0030】
電子広告データのインデクス情報を上記のように構成することによって、電子広告データをその内容によって分類することが可能となり、電子広告データを受信したときにその内容をインデクス情報から想像することができる。
なお、第2の実施の形態においては、インデクス情報として8ビットで表される2進数を使用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。インデクス情報として数バイトを使用しても良いし、7ビット以下で表すようにしても良い。
【0031】
また、本実施の形態においては、インデクス情報とカテゴリを1対1に対応させたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、8ビットの各ビットにカテゴリを対応させ、電子広告データが複数のカテゴリに属する場合は、同時に複数のビットに1を設定するようにしても良い。
本実施の形態における電子広告システムは、上記のように構成することによって、電子広告をその内容のカテゴリによって分類することができ、無線基地局6〜8が設置されている地域毎に、その地域に適したカテゴリの電子広告を配信することができる。
【0032】
(第3の実施の形態)
次に、図4および〔表2〕を参照して、本発明の第3の実施の形態における電子広告システムを詳細に説明する。本発明の第3の実施の形態における電子広告システムの構成は、第1の実施の形態のものと同様であるから説明は省略する。ただ、図4は無線基地局2のエリアと電子広告を提供するスポンサーの位置関係を示すものである。
第3の実施の形態における電子広告システムは、管理サーバ5の制御により無線基地局2毎に異なる電子広告データを配信するところが、第1の実施の形態の電子広告システムと異なる点である。
【0033】
図4に示す例では、第1の無線基地局6のエリア内に電子広告を提供するスポンサーである第2の電気店9が存在し、第2の無線基地局7のエリア内に電子広告を提供するスポンサーである第3の電気店10が存在する。また、図示してはいないが、全国的に販売店を展開する第1の自動車もスポンサーとして電子広告を提供するものとする。このような場合に、管理サーバ5は複数存在する無線基地局6〜8毎に配信を行う電子広告データを管理する。
【0034】
【表2】
【0035】
上記〔表2〕は管理サーバ5が保持する電子広告データの管理情報を示すものである。〔表2〕によると、管理サーバ5は、第1の無線基地局6では第1の自動車と第2の電気店9から提供される電子広告データを配信するように指示し、第2の無線基地局7では第1の自動車と第3の電気店10から提供される電子広告データを配信するように指示し、第3の無線基地局8では第1の自動車から提供される電子広告データだけを配信するように指示する。
【0036】
このように、無線基地局毎に異なる電子広告データを配信することによって、電気店のように遠く離れた場所で広告を行っても効果があまり期待できない場合は、電気店の存在するエリアだけで電子広告データの配信を行い、自動車会社のように広い範囲で広告を行った方が効果的な場合は広い範囲に電子広告データを配信するようにすることができる。
本実施の形態における電子広告システムは、このように構成することによって、無線基地局6〜8が設置されている地域毎に、その地域に適した電子広告を配信することができる。
【0037】
なお、本実施の形態においては、電子広告のスポンサーが無線基地局6〜8のエリア内に存在する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、若者が集まるエリアに若者向け商品の電子広告データを配信したり、オフィス地区を含むエリアにビジネスマン向け商品の電子広告データを配信するようにしても良い。
【0038】
(第4の実施の形態)
次に、下記〔表3〕を参照して、本発明の第4の実施の形態における電子広告システムを詳細に説明する。本発明の第4の実施の形態における電子広告システムの構成は、第1の実施の形態のものと同様であるから説明は省略する。
【0039】
【表3】
【0040】
第4の実施の形態における電子広告システムは、管理サーバ5の制御により時刻によって異なる電子広告データを配信するところが、第1の実施の形態の電子広告システムと異なる点である。〔表3〕は管理サーバ5が保持する電子広告データの管理情報を示すものである。管理サーバ5は、〔表3〕に示す例では、無線基地局6〜8に対して、午前0時から正午までは飲食店の昼食の電子広告データを配信するように指示し、正午から午後6時まではスーパーマーケットの特売品の電子広告データを配信するように指示する。
【0041】
このように時刻によって異なる電子広告データを配信することによって、昼食のメニューやスーパーマーケットの特売品のように利用者が広告の対象となる商品を購入する時刻に合わせて電子広告データを配信することができる。
本実施の形態における電子広告システムは、このように構成することによって、電子広告データを広告する時刻に適合した電子広告データを配信することができる。
【0042】
(第5の実施の形態)
次に、図3を参照して、本発明の第5の実施の形態における電子広告システムを詳細に説明する。本発明の第5の実施の形態における電子広告システムの構成は、第1の実施の形態のものと同様であるから説明は省略する。
図3は第2の実施の形態で説明した通り、本発明における電子広告システムに使用され、無線基地局2から携帯端末1に対しブロードキャストチャネルで無線配信される電子広告データの構成を示しており、ヘッダ部およびデータ部から構成される。
【0043】
本実施の形態における電子広告システムは、電子広告データの本体であるデータ部に、文字データ、音楽データ、画像データ、動画データまたはアプリケーションプログラムを格納する。ここで、文字データとは英数字、ひらがな、カタカナ、漢字、あるいは、記号などを0または1で表される2進数に変換したデジタルデータを示す。
また、音楽データとは、MP3、Quick−Time等の音楽データ形式のデータを示す。また、画像データとは、GIF、JPEG形式等の画像データ形式のデータを示す。また、動画データとはMPEG等の動画データ形式のデータを示す。また、アプリケーションプログラムとはJava(登録商標)等で作成され、受信側の携帯端末1で実行することができる実行形式データを示す。
【0044】
本実施の形態では、これらの電子広告データを電子広告データのデータ部に格納することによって、文字、音楽、画像、動画、あるいはアプリケーションを使用した電子広告データを配信することが可能となり、多くの利用者に効果的な電子広告を効率的に配信することができることになる。
【0045】
(第6の実施の形態)
次に、図5を参照して、本発明の第6の実施の形態における電子広告システムの携帯端末を詳細に説明する。図5に示す本実施の形態における電子広告システムの携帯端末は、マイクやスピーカを備えた音声制御部11と、制御信号や音声信号や電子広告データの通信を可能にすべくこれらの信号の変復調機能を備えた通信制御部12と、CPU等で構成された制御部13と、プログラムや受信した電子広告データ等を格納すべく制御部13に接続された記憶部14と、テンキーやタッチパネル等で構成された入力手段を有する操作部15と、液晶表示器等で構成された表示部16と、アンテナおよび通信制御部12からなる受信手段とを備えて構成される。
【0046】
次に、図5を参照して、本発明の第6の実施の形態における電子広告システムの携帯端末における電子広告データの受信動作を説明する。待ち受け中における携帯端末は、制御部13が通信制御部12を制御することによって、一定の周期ごとに、ブロードキャストチャネルを受信する。受信を行っているブロードキャストチャネルの中に電子広告データが含まれていることがわかると、制御部13は電子広告データの受信を認識し、受信した電子広告データを記憶部14へ格納する。
【0047】
次に、図5を参照して、本実施の形態における電子広告システムの携帯端末において、受信した電子広告データを閲覧する際の動作について説明する。まず、利用者が操作部15からキー入力等を行うことにより表示部16にメニュー画面を表示する。メニュー画面には受信した電子広告データの一覧が表示される。次に、利用者が閲覧したい電子広告データを操作部15のキー入力等でメニュー画面から選択すると、制御部13は選択された電子広告データを記憶部14から読み出し、読み出した電子広告データのヘッダ部を解析する。電子広告データが文字データ、画像データ、あるいは動画データの場合は電子広告データのデータ形式に合わせたデコード処理を行った後に、デコードされた文字、画像、あるいは動画データを表示部16に表示する。
【0048】
電子広告データが音楽データの場合は、制御部13は、音楽データのデータ形式に合わせたデコード処理を行った後に、デコードされた音楽データを音声制御部11へ送り、音声制御部11はデコードされた音楽データをスピーカから音楽として出力する。電子広告データがアプリケーションプログラムの場合は、制御部13は、アプリケーションプログラムをそのデータ形式に合わせた処理で実行する。アプリケーションプログラムが実行された後の動作はアプリケーションプログラムの種類によって異なるが、通常、表示部16への表示やスピーカからの音声出力等が行われる。
【0049】
以上説明したように、本発明の第6の実施の形態における電子広告システムの携帯端末1は、無線ネットワークを介してブロードキャストチャネルで配信された電子広告データを受信する受信手段を備えて構成される。また、ブロードキャストチャネルは、無線基地局のエリア内に存在する全ての携帯端末1が受信するように構成されるので、ブロードキャストチャネルで電子広告データを配信すれば、エリア内に存在する全ての携帯端末1の利用者に電子広告データを配信することができる。また、電子広告の料金を広告のスポンサーから徴収すれば、電子メールによる広告のように携帯端末1の利用者が料金を負担する必要もない。
【0050】
本実施の形態における電子広告システムの携帯端末1は、以上のように構成することにより、広告の閲覧者に料金を負担させたり、電子メールサーバに負荷をかけることなく、多くの利用者に効率的に電子広告を配信することができる。
なお、無線基地局6〜8がエリア内の携帯端末1に対して放送形式で配信するブロードキャストチャネルを使用する方式としては、携帯電話端末やPHS端末等の利用が挙げられる。なお、上記携帯端末1の一例として、携帯電話端末やPHS端末を適用することができる。
【0051】
(第7の実施の形態)
次に、図6および図7のフローチャートを参照して、本発明の第7の実施の形態における電子広告システムの携帯端末の動作を詳細に説明する。本発明の第7の実施の形態における携帯端末の構成は、第6の実施の形態のものと同様であるから説明を省略する。
【0052】
まず、図6を参照して、電子広告のカテゴリを入力する際の動作を説明する。利用者が予め定められたキー入力等の操作を行うことにより、動作ステップにおいて、利用者が受信を希望する電子広告のカテゴリを選択するためのメニューが表示される(S101)。
次に、メニューの終了が判断され、操作部15のキー操作等によりメニューの終了の操作が行われると、電子広告のカテゴリ入力のためのメニューを終了する(S102)。メニューの終了の操作が行われない場合はステップS103へ進み、電子広告のカテゴリ入力が判断される(S103)。キー操作等により利用者が受信を希望する電子広告のカテゴリ入力があった場合はステップS104へ進む。電子広告のカテゴリ入力がない場合はステップS102へ戻り、メニューの終了か電子広告のカテゴリ入力があるまで処理を繰り返す(S103)。次に、ステップS104において、入力された電子広告のカテゴリを保存して電子広告のカテゴリ入力のためのメニューを終了する(S104)。
【0053】
なお、ステップS101における利用者が受信を希望する電子広告のカテゴリ入力のためのメニュー表示は、選択が可能なカテゴリの一覧を表示して、利用者が閲覧したい電子広告のカテゴリを選択するよう構成しても良いし、利用者が閲覧したい電子広告のカテゴリを直接入力するよう構成しても良い。
【0054】
次に、図7を参照して、待ち受け中に携帯端末がブロードキャストチャネルで配信された電子広告データを受信する際の動作について説明する。まず、ブロードキャストチャネルの受信かどうかが判断される(S201)。受信しているチャネルがブロードキャストチャネルでない場合は、ブロードキャストチャネル以外のチャネルの受信処理が行われた後にステップS201へ戻り処理が繰り返される(S206)。受信しているチャネルがブロードキャストチャネルである場合は、従来のブロードキャストチャネルの受信時における処理が行われる(S202)。
【0055】
次に、ブロードキャストチャネルに電子広告データが含まれるかどうかが判断される(S203)。電子広告データが含まれていない場合はステップS201へ戻り処理が繰り返される。電子広告データが含まれている場合はステップS204へ進み電子広告データのカテゴリが、前述の電子広告のカテゴリ入力の動作によって保存された電子広告のカテゴリと一致するインデクス情報を含んでいるかどうかが判断される(S204)。一致するインデクス情報を含んでいない場合はステップS201へ戻り処理が繰り返される。一致するインデクス情報を含んでいる場合はステップS205へ進み、受信した電子広告データを保存してからステップS201へ戻り処理が繰り返される(S205)。
【0056】
本実施の形態における電子広告システムは、上記のように、利用者が受信を希望する電子広告のカテゴリを入力する操作手段15と、操作手段によって入力されたカテゴリに該当するインデクス情報を含む電子広告データのみを受信する制御部13を設けることにより、電子広告をその内容によって分類し、利用者が興味のある電子広告のみを受信することができる。
【0057】
【発明の効果】
本発明における電子広告システムは、上記のように構成され、特に、電子広告を蓄積した広告サーバを備え、無線基地局は、広告サーバに蓄積された電子広告データをブロードキャストチャネルにより配信し、携帯端末がこれを受信することにより、広告の閲覧者に料金を負担させたり、電子メールサーバに負荷をかけることなく、多くの利用者に効率的に電子広告を配信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における電子広告システムの構成を示すブロック図、
【図2】本発明の第1の実施の形態における電子広告システムで用いる待ち受け中のチャネルの構成を示す図、
【図3】本発明の第2の実施の形態における電子広告システムで用いる待ち受け中のチャネルの構成を示す図、
【図4】本発明の第3の実施の形態における電子広告システムの無線基地局のエリアと電子広告を提供するスポンサーの位置関係を示す図、
【図5】本発明の第6の実施の形態における電子広告システムの構成を示すブロック図、
【図6】本発明の第7の実施の形態における携帯端末に対し電子広告のカテゴリを入力する際の動作手順を示すフローチャート、
【図7】本発明の第7の実施の形態における携帯端末により電子広告データを受信する際の動作手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 携帯端末
2 無線基地局
3 通信網
4 広告サーバ
5 管理サーバ
6 第1の無線基地局
7 第2の無線基地局
8 第3の無線基地局
9 第2の電気店
10 第3の電気店
11 音声制御部
12 通信制御部
13 制御部
14 記憶部
15 操作部
16 表示部
Claims (12)
- 電子広告データを蓄積する広告サーバと、前記広告サーバから読み出された電子広告データを無線ネットワークを介しブロードキャストチャネルを用いて配信する無線基地局と、配信された広告データを受信する携帯端末とを備えることを特徴とする電子広告システム。
- 前記電子広告データは、複数のカテゴリに分類され属するカテゴリを示すインデクス情報を含むことを特徴とする請求項1記載の電子広告システム。
- 前記無線基地局毎に異なる電子広告データを配信することを特徴とする請求項1記載の電子広告システム。
- 時刻によって異なる電子広告データを配信することを特徴とする請求項1記載の電子広告システム。
- 前記電子広告データは文字データを有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の電子広告システム。
- 前記電子広告データは音楽データを有することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の電子広告システム。
- 前記電子広告データは画像データを有することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の電子広告システム。
- 前記電子広告データは動画データを有することを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の電子広告システム。
- 前記電子広告データは前記携帯端末で動作するアプリケーションプログラムを有することを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の電子広告システム。
- 請求項1ないし9のいずれかに記載の電子広告システムに用いる携帯端末であって、無線ネットワークを介しブロードキャストチャネルを用いて配信された電子広告データを受信する受信手段を備えることを特徴とする携帯端末。
- 受信を希望する電子広告のカテゴリを入力する入力手段と、前記入力手段から入力された前記電子広告のカテゴリに該当するインデクス情報を含む電子広告データのみを受信する制御手段を備えることを特徴とする請求項10記載の携帯端末。
- 前記携帯端末は携帯電話端末、またはPHS端末であることを特徴とする請求項10または11記載の携帯端末。
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