JPS63128959A - 通電熱転写型記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は熱溶融性インクを記録紙に熱転写記録する通電
熱転写型記録装置に関する。

（従来の技術） 従来、この種の装置としてジャーナル・オブ・イメージ
ング・テクノロジー（Ｊｏｕｒｎａｌ　ｏｆ　Ｉｍａｇ
−ｉｎｇ　Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ　）　、　１２（２）
　（１９８６−４，）　（米）ｐ、１００−１０５に記
載されるものがあった。第２図はこの装置の構成を示す
概略図であシ、第３図はこの装置の動作原理を示す説明
図である。第２図、第３図において、１は通電熱転写シ
ート（あるいはりボン）であり、適切な抵抗値をもつよ
うにカーボンブラックを含ませたポリカーデネイトから
成る約１６μｍ厚のｄ？　リマー抵抗層２と、この抵抗
層２上にアルミニウムを蒸着して形成した非常に薄い金
属導電層３と、この導電層３上にポリケトンをコーティ
ングして成る剥離層４と、この剥離層４上にコーティン
グされた常温固体で且つ加熱により溶融する４〜５μｍ
厚の熱溶融性インク層５とから構成されている。また、
６は記録紙、７は通電熱転写シート１の送り方向と垂直
な方向に所定の解像度のピッチで整列された記録電流を
流すための複数の針状′の記録電極、８は導電層４を接
地するための針状接地電極で抵抗層２内に突き刺さった
状態となる。さらに９は溶融されたインクを記録紙６に
転写するための転写ローラである。

以上の構成で、記録電極２にパルス電圧が加わると、第
３図の如くこの記録電極６よシ導電層３に向かって電流
１０が流れ、この電流１ｏにょシ抵抗層２が極部的に発
熱する。これにより、導電層３、剥離層４を通して熱溶
融性インク層５が加熱されて、溶融したインクが記録紙
６に接着し、転写ローラ９により押圧されることにより
このインクが通電熱転写シト１から剥離して完全に記録
紙６に転写され５．記録が行なわれる。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、従来の装置では、高価なポリマー抵抗層
を持った通電熱転写シート（あるいはリデン）を用いて
、使い捨てで記録を行なうため、ランニングコストが高
いという問題があった。

本発明は上述の欠点を除去し、ランニングコストの安い
通電熱転写記録装置を提供することにある。

（問題点を解決するための手段）　　　′本発明は前述
の問題点を解決するために、記録信号に応じて記録電極
により抵抗層に選択的に記録電流を流すことによって、
前記抵抗層の前記記録電極との接触部及びその近傍を極
部的に発熱させ、該発熱部分近傍の熱転写インク層を記
録紙に熱溶融転写させる通電熱転写型記録装置において
、回転可能に支持されたものであって、外表面に金属導
電層を被着した可撓性、の抵抗層からなるエンドレス、
フィルムと、 所定の位置で前記エンドレス７、イル□ムの内面側の・
前記抵抗層に当接する如く配置された複数の記録電標と
、 他の所定の位置で前記エンドレスフィルムの外表面の前
記金属導電層と当接する如く配置された接地ローラと、 ベースフィルム上に熱転写インク層を、設けたものであ
って、少なくとも前記記録電極の配置された記録位置及
びその近傍で前記ベースフィルム側が前記エンドレスフ
ィルムの前記金属導電層と当接し且つ前記熱転写インク
層側が記録紙と当接する如く配置され、しかも前記記録
電極による熱転写記録に応じて順次先送りされる熱転写
インクフィルムとを備えるようにしたものである。

（作用） 本発明の通電熱転写記録装置は前述の如き構成を有して
いるため、従来と異なり、抵抗層及びその上の金属導電
層はく９返しの使用が可能となり、使い捨て部分は熱転
写インクフィルムのみとなる。

さらにこの熱転写イイクフィルムをエンドレス状とし熱
溶融性インク塗布機構によりイ／りを塗布するようにす
れば、インク再生型としての使用も可能なものとなる。

（実施例） 第１図は本発明の一実施例の構成図である。

第、１図において、、２１はエンドレスフィルムシート
であり、適切な抵抗値をもつように例えばカーボンブラ
ックを含ませたポリカーボネイト、からなる１０μｍ厚
程度の工、ンドレス状の？リマー抵抗層２１ｍと、この
抵抗層２１ａの外表面に１００ＯＸ厚程度のアルミニウ
ムを蒸着してなる金属導電層２１ｂとから構成されてい
る。このエンドレスフィルムシート２１は搬送ローラ２
２　ａ　ｅ　２　Ｊ　ｂにより矢印Ａ方向に回転可能に
支持されている。

２３は前記エンドレスフィルムシートト略同−の幅を有
し且つフィルムシート２１の金属導電層２１ｂを接地す
るための接地ローラであり、この接地ローラ２３と前記
搬送ローラ２２ａとでエンドレスフィルムシート２１を
挾み込むようになっている。２４は針状の記録電極であ
り、直径２５μｍのタングステンワイヤを１０ドツト／
韻キツチで記録紙の送シ方向に垂直な方向に複数整列さ
せ略エンドレスフィルムの幅に対応して配列し且つ各々
の先端が前記エンドレスフィルムシートの内面に当接す
る如く設けられている。２５は２〜４μｍ厚ノペースフ
ィルム２５ａ上に４〜５μｍ厚の常温固体且つ加熱によ
り溶融する熱溶融性インク層２５ｂをコーティングして
なる熱転写インクシートでアリ、ベースフィルム２５ａ
側がエンドレスフィルムシート２１の金属導電層２１ｂ
に当接する如く配される。２６は熱転写インクシート２
５のインク層２５ｂに当接する如く配される記録紙であ
り、２７は溶融したインクの記録紙２６への転写及び熱
転写インクシート２５の送シを行なう転写ローラである
。

以上の構成において、記録信号に応じて記録電極２４に
選択的に・ぐルス電圧が印加されると、記録電極２４よ
ジエンドレスフィルムシート２Ｊの金属導電層２１ｂに
向って記録電流が流れ、抵抗層２１ａが極部的に発熱し
、これによりこの発熱部に接触した熱転写インクシート
２５の熱溶融性インク層２１ｂがエンドレスフィルムシ
ート２１の金属導電層２１ｂ及び熱転写インクシート２
５のベースフィルム２５ａを通して加熱されて溶融する
。溶融したインクは記録紙２６に接着し、転写ローラ２
７により押圧されることにより熱転写インクシート２５
から剥離して完全に記録紙２６に転写され、記録が行な
われる。記録電極２４へ任意の一行分のノヤルス電圧を
印加する毎にエンドレスフィルムシートはエンドレスに
１行分へ方向に送られ、これと同期して熱転写インクシ
ート及び記録紙２６も１行分同一の方向に紙送りされ、
次行の記録を再び行なう。これを順次くシ返して各行の
記録を行なっていく。なお転写ローラは熱転写シート２
５及び記録紙２６を介して記録電極２４と対向する位置
に設けても良い。

また前述の実施例ではエンドレスフィルムシート２１及
び熱転写インクシートをシート状に構成し、ラインプリ
ント的に印字を行なう装置について説明したが、エンド
レスフィルムシートに代工てエンドレスフィルムリデン
を用い、ま７’Ｃ熱転写インクシートに代えて熱転写イ
ンクリボンを用い、エンドレスフィルムリデン２１と搬
送ローラ２２ｍ。

２２ｂと接地ローラ２３と記録電極２４と転写ローラ２
７とを一体的に組み合わせた印字ヘッドとして、この印
字ヘッドを記録紙２６への記録に応じて左右に移動可能
な構成としたシリアル的に印字を行なう装置とすること
もできる。この場合記録紙２６０紙送シ方向は紙面に垂
直な方向となる。

また前述の各実施例において、熱転写インクシート（あ
るいはりデン）をエンドレス状とし、熱溶性インク塗布
機構を別途設けて、インク再生タイプとすることも可能
である。

（発明の効果） 以上詳細に説明したように、本発明の通電熱転写記録装
置によｎば、ポリマー抵抗層及びその上の金属導電層は
エンドレスフィルムとし、熱転写インクフィルムと分離
したため、従来の如き特殊なインクフィルムを用いる必
要がなく、感熱転写記録用として一般に用いられている
ベースフィルム上に熱溶融性インク層を形成した熱転写
インクフィルムを用いることができ、ランニングコスト
が安くなる。さらに本発明の装置によればエンドレスフ
ィルムの表面に金属導電層が露出しているため接地が容
易であり、通電型熱転写記録が安定して行なえる利点も
ある。また本発明は、熱溶融性インクを用いた熱転写イ
ンクフィルムに代えて、昇華性熱転写インクフィルムを
用いて記録を行なう場合にも適用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の概略構成を示す図、第２図
は従来の通電熱転写記録装置の概略構成を示す図、第３
図は第２図の動作原理の説明図。 ２Ｉ・・・エンドレスフィルムシート、２１ａ・・・ポ
リマー抵抗層、２１ｂ・・・金属導電層、２２ａ。 ２２ｂ・・・搬送ローラ、２３・・・接地ローラ、２４
・・・記録電極、２５・・・熱転写インクシート、２５
ａ・・・ヘースフィルム、２５ｂ・・・熱溶融性インク
層、２６・・・記録紙、２７・・・転写ローラ。 特許出願人　沖電気工業株式会社 １１通電煕転与択蜂辰装。構成 第２図 ｔｏ’！も蛛電汽 ｈｉｐ、ｔ；、駄ｓｓも食事５の會刀イ果力λＪ！Ｊ兇
明　しａ第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 記録信号に応じて記録電極により抵抗層に選択的に記録
   電流を流すことによって、前記抵抗層の前記記録電極と
   の接触部及びその近傍を極部的に発熱させ、該発熱部分
   近傍の熱転写インク層を記録紙に熱溶融転写させる通電
   熱転写型記録装置において、 回転可能に支持されたものであって、外表面に金属導電
   層を被着した可撓性の抵抗層からなるエンドレスフィル
   ムと、 所定の位置で前記エンドレスフィルムの内面側の前記抵
   抗層に当接する如く配置された複数の記録電極と、 他の所定の位置で前記エンドレスフィルムの外表面の前
   記金属導電層と当接する如く配置された接地ローラと、 ベースフィルム上に熱転写インク層を設けたものであっ
   て、少なくとも前記記録電極の配置された記録位置及び
   その近傍で前記ベースフィルム側が前記エンドレスフィ
   ルムの前記金属導電層と当接し且つ前記熱転写インク層
   側が記録紙と当接する如く配置され、しかも前記記録電
   極による熱転写記録に応じて順次先送りされる熱転写イ
   ンクフィルムとを備えたことを特徴とする通電熱転写型
   記録装置。