JPS631271Y2 - - Google Patents

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JPS631271Y2
JPS631271Y2 JP1980170558U JP17055880U JPS631271Y2 JP S631271 Y2 JPS631271 Y2 JP S631271Y2 JP 1980170558 U JP1980170558 U JP 1980170558U JP 17055880 U JP17055880 U JP 17055880U JP S631271 Y2 JPS631271 Y2 JP S631271Y2
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battery
wheel
bridge
train
protrusion
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JP1980170558U
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JPS5793888U (ja
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    • Y02E60/12

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  • Battery Mounting, Suspending (AREA)
  • Electromechanical Clocks (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、いわゆるコイン型リチウム電池等の
ように、単位体積当りのエネルギー容量が大きく
かつ厚さに比較して直径が大きな(すなわち平面
積が大きな)形状となつている偏平型電池を備え
た指針表示式電子腕時計の構造に関するものであ
る。
近年においては、時間標準発振器として水晶発
振回路を有し、ステツプモーター等の電気機械変
換器によつて輪列車や指針を駆動するように構成
された指針表示式水晶腕時計が、比較的急速に普
及されてきた。
しかし従来の指針表示式水晶腕時計において
は、前記のコイン型リチウム電池と比較すると単
位体積当りのエネルギー容量の小さな、いわゆる
ボタン型銀電池(酸化銀電池または過酸化銀電
池)を電源用電池として用いているために、電池
寿命も一般に2〜3年程度と短かく、従つて電池
交換のサイクルも比較的短かくならざるを得ない
こと、またボタン型銀電池自体も電解液の漏液が
生じやすい構造であるために、電池からの漏液に
よつて時計の回路部や輪列等に重大な故障を引き
起こすという事故も多いこと、等の欠点があげら
れる。
一方、最近においてはデジタル表示式電子腕時
計、電子卓上計算器等の小型電子機器の電源用電
池として、いわゆるコイン型リチウム電池が脚光
を浴びつつある。このコイン型リチウム電池は、
前述のボタン型銀電池と比較すると、いわゆる自
己放電による自然劣化率が小さい上に、単位体積
当りのエネルギー容量が大きく、しかも漏液も非
常に起こしにくいという長所を有しているが、そ
れにもかかわらず従来においてはリチウム電池を
電源用電池として用いた指針表示式電子腕時計
は、いまだ実現されるには至つていない。
すなわちリチウム電池は、その厚さを増加させ
ると内部抵抗も増加する傾向があるために、特に
腕時計用のリチウム電池の形状としては、厚さを
比較的小さく設定するとともに、厚さに比較して
直径を十分に大きくした、いわゆるコイン型の形
状とする必要がある。
従つて、腕時計において用いられるコイン型リ
チウム電池を想定すると、その好ましいサイズは
直径が約16〜25mmφ、厚さが0.6〜2.5mm程度、重
量は0.8〜4.0g程度となり、これに対して紳士用
の腕時計の地板の直径が約23〜28mmφ程度である
ことを考慮すると、特に指針表示式電子腕時計の
中にどのようにコイン型リチウム電池を配置し、
かつ支持するかという課題を解決しない限り、コ
イン型リチウム電池の採用は、現実的には非常に
困難であることが理解される。
すなわち指針表示式電子腕時計の場合には、デ
ジタル表示式電子腕時計の場合とは異なつて、電
気機械変換器によつて駆動される輪列を有してお
り、しかも該輪列は平面的には地板の略中央部付
近に配設されるとともに、断面的には前記地板と
輪列受との間に配設されている。従つて、地板の
直径とコイン型リチウム電池の直径との関係に着
目すれば明らかなように、指針表示式電子腕時計
においては輪列および輪列受が配設されているス
ペース上に、さらにコイン型リチウム電池を積み
重ねて配設することが必要となり、このことは指
針表示式電子腕時計を構成する各要素を、全体的
にどのように配置すれば、腕時計の厚さの増加や
構造の複雑化を抑えることができるかという第1
の課題と、コイン型リチウム電池をどのように支
持すれば、腕時計に外部から衝撃力が加えられた
ときでも、コイン型リチウム電池からの衝撃が、
可動部である前記輪列に対して直接的に伝達され
るのを防止できるかという第2の課題とを、同時
に解決することを要求することになる。
すなわち、腕時計は一般に厚さが小さいほど商
品価値が高くなるという性格を持つた商品であ
り、特に前述のようなコイン型リチウム電池を用
いる場合には、電池の直径dと地板の直径Dとの
比が0.65d/D0.95程度となり、電池が不可
避的に他の大部分のエレメントと重なりあつて配
設されることになるために、腕時計の厚さが増加
しないように特別に考慮された配置構造が必要と
なる。
また、デジタル表示式電子腕時計の場合とは異
なつて、指針表示式腕時計の場合には、例えば電
気機械変換器の一部や輪列等のように、微妙な支
持構造によつて回転等の機械的動作が行なわれる
ように支持されている可動部を有している。従つ
て、該可動部のさらに上に重量の大きなコイン型
リチウム電池を積み重ねて配設する場合には、該
電池の存在に帰因して発生する衝撃的な荷重力が
前記可動部に直接的に加えられて、該可動部を損
傷するような危険のある構造は避けなければなら
ない。もちろん、腕時計の外装の一部である裏ぶ
たを特別な構造として、該裏ぶた自体の中に偏平
型電池を保持したり、あるいは時計ムーブメント
と第1の裏ぶたとの間に、さらに第2の裏ぶたを
配設し、前記第1、第2の裏ぶた間に偏平型電池
を収納、保持したりするような構造は、既に提案
されている。しかし、そのような構造において
は、腕時計に落下等の衝撃が加えられたときでも
電池からの衝撃荷重が前記可動部に伝達されるこ
とは防止される反面、構造が非常に複雑になつて
コストの上昇を引き起こすとともに、腕時計の厚
さも著しく増加することになり、結局は実際の製
品に採用されることはなかつたというのが実状で
ある。
本考案は、指針表示式電子腕時計においても、
コイン型リチウム電池等の偏平型電池を用いるこ
とができる電池の配置構造、支持構造を提供する
ものであり、さらに具体的には、本考案の第1の
目的は、腕時計の厚さの増加や構造の複雑化を最
小限に抑えた上で、コイン型リチウム電池等の偏
平型電池を収容することのできる配置構造を提供
することにある。さらに、本考案の第2の目的
は、腕時計に落下等の衝撃が加えられたときにお
いても、前記偏平型電池の存在によつて生ずる衝
撃荷重が、輪列等の可動部に対して直接的に伝え
られて前記可動部が損傷したりするような危険の
ない偏平型電池の支持構造を提供することにあ
る。
従つて本考案によれば、エネルギー容量が大き
く、かつ漏液の発生頻度も非常に小さなコイン型
リチウム電池を電源用電池として採用した指針表
示式電子腕時計が、初めて実現されることにな
る。
以下図に従つて、本考案の詳細についての説明
を行なう。
第1図は、本考案の1実施例による指針表示式
水晶腕時計のムーブメントの構造を示す断面図で
あり、地板1は、合成樹脂材料を射出成形するこ
とによつて形成されており、該地板1の一部に形
成されたコイル収容用凹部1aには、ステツプモ
ーターの構成要素の一つであるコイル2が配設さ
れている。また前記コイル2および周知のステー
ターとローター(いずれも図示を省略)によつ
て、周知のステツプモーターが構成されており、
該モーターの機械的出力手段であるローターによ
つて、五番車、四番車(秒針車)3、三番車、二
番車(分針車)4、日の裏車、筒車(時針車)5
より成る周知の一連の時計輪列機構が駆動される
ように構成されている。
なお前記五番車、三番車、日の裏車についても
図示を省略しているが、前記一連の時計輪列は前
記地板1の略中央部に対応して配設されており、
しかも少くとも五番車より三番車にまで至る輪列
車については、地板1の上面側に配設されている
ものである。さらに上記のように地板1の上面側
に配設されている輪列車はローターとともに、そ
の上軸を金属製の輪列受6の輪列支持部6aによ
つて、また下軸を前記地板1によつて、それぞれ
支持されている。
一方、前記地板1の一部には、後述の偏平型電
池7の下面側となる位置に対応して第1の突出部
1bおよび1cが一体成形されるとともに、篇平
型電池7の外周部付近となる位置に対応して第2
の突出部1dが一体成形されている。
前記第1の突出部1bおよび1cは、前記輪列
受6の輪列支持部6aの最上面6bよりも更に上
方に突出するように且つ、偏平型電池7の下面に
対し垂直な方向に構成され、また前記第2の突出
部1bは、前記第1の突出部1bおよび1Cより
も、さらに上方に突出するように構成されてい
る。すなわち前記第1、第2の突出部は、輪列受
6の更に上に陰極部7aを下向きにした状態で積
み重ねる如く配設された、いわゆるコイン型リチ
ウム電池と呼称される偏平型電池7を位置決めお
よび支持するために設けられたものであり、前記
第1の突出部1bおよび1cによつて前記電池7
の下面の少くとも一部を支持するとともに、前記
第2の突出部1dによつて前記電池7の外周部を
保持して直径方向に対する位置決めを行なうよう
に構成されている。なお図示のように、前記第1
の突出部のうち1bが、前記輪列受6に設けられ
た逃げ穴6cを貫通して更に上方に突出している
のは、前記電池7の下面を好適な位置において支
持するためである。
また8は絶縁材料たとえば樹脂等で作られた輪
列受止メビヨウであり、スリツト部8aの存在に
よる弾性を利用して、地板1に形成された貫通穴
内の段部1eにフツク部8bを引掛けることによ
り、輪列受6を地板1に対して結合・固定する機
能ばかりでなく、前述の地板1の第1の突出部1
bおよび1cと共同して前記電池7の下面を受け
ささえる機能も果たしているものである。
さらに前記電池7は、電池押えバネ9によつて
上から押えられており、前記電池押えバネ9は、
輪列受6の穴6dの中を貫通し、図示のように端
部9aを介して輪列受6の下面側に掛止されてい
る。
従つて以上のような構成によれば、コイン型リ
チウム電池等の偏平型電池を非常に簡単な支持構
造によつて輪列受の上側に配置することが可能と
なり、指針表示式電子腕時計においても外径が大
きく、かつ容量の大きな電池を容易に使用するこ
とが可能となる。しかも腕時計に外部からの衝撃
力が加わつたときでも、重量の大きな偏平型電池
からの衝撃負荷が、比較的強度の弱い輪列受に対
して直接的に伝えられることもなく、前記合成樹
脂製の地板に一体成形された突出部によつて緩衝
されることになるために、輪列車等が損傷するこ
とも防止される。また、この様な外径の大きな電
池を使用する事により、コイル2の上面まで電池
で覆う事ができるために、電池によつてコイルを
外力から保護することが可能となるのみでなく、
一般に電池が透磁性材料より構成されていること
から、電池自体が磁気シールド板としての機能を
果たすことにもなり、時計の耐磁性も向上され
る。もちろん電池容量の多いコイン型リチウム電
池等を使用する事により、従来3〜5年で電池交
換を必要としていたものが7〜10年に1度電池交
換を行うだけで済むことにもなる。
なお地板は、比較的厚さも大きいために十分な
強度を持つことができ、本来なら地板は合成樹脂
または金属のいずれによつて構成してもよい。
これに対して輪列受は比較的厚さが小さいため
に、一般に強度を保証する上で金属で構成するこ
とが必要となる。しかし本願の構成によれば、輪
列受が金属であつても、絶縁材である合成樹脂製
の地板の突出部のために、偏平型電池の下面と輪
列受とが接触することはなく、輪列受と電池の間
を絶縁するための特別な絶縁部材を設ける必要も
ない。
なお電池の下面を支持している第1の突出部
は、電池を効率的に支持できる位置に設けること
が好ましく、例えば輪列機構の配設されている領
域を取り囲む如くに複数の箇所に分散配置する
と、好適な状態で前記電池を支持することができ
る。
また電池の外周を保持して直径方向に対する位
置決めを行なつている第2の突出部についても同
様であり、例えば電池の外周に沿つて数箇所に分
散して配置したり、あるいは円弧状の突出部を直
径方向に対向した2箇所に設けたりすることが好
ましい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の1実施例による指針表示式
電子腕時計の要部のムーブメント構造を示す断面
図。 1……地板、1b,1c……第1の突出部、1
d……第2の突出部、2……コイル、3……四番
車、4……二番車、6……輪列受、6a……輪列
支持部、6b……輪列支持部の最上面、6c……
逃げ穴、7……偏平型電池、7a……陰極部、9
……電池押えバネ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表輪列機構を構成する一連の輪列車を地板の略
    中央部上に配設し、該一連の輪列車の上に輪列受
    を、さらに該輪列受の上に偏平型電池をそれぞれ
    重ねて配設して成る指針表示式電子腕時計におい
    て、前記地板を合成樹脂材料で構成するととも
    に、前記電池の下面側となる位置に対応し該電池
    の下面に対し垂直な方向で、かつ前記輪列受の輪
    列支持部の上面よりも更に上方に突出し、少くと
    も前記輪列受を貫通するように構成されるものも
    含む複数の第1の突出部と、前記電池の外周部付
    近となる位置に対応して配設され、かつ前記第1
    の突出部よりも更に上方に突出するように構成さ
    れた第2の突出部とを、前記地板の一部にそれぞ
    れ一体成形して設け、前記第1の突出部によつて
    前記電池の下面の少くとも一部を支持するととも
    に、前記第2の突出部によつて前記電池を直径方
    向に対して位置決めしたことを特徴とする指針表
    示式電子腕時計の構造。
JP1980170558U 1980-02-19 1980-11-28 Expired JPS631271Y2 (ja)

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JP1980170558U JPS631271Y2 (ja) 1980-11-28 1980-11-28
US06/235,383 US4453833A (en) 1980-02-19 1981-02-17 Movement structure for hand display type electronic watch
GB8105284A GB2071365B (en) 1980-02-19 1981-02-19 Movement structure for hand display type electronic watch

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JPS5793888U JPS5793888U (ja) 1982-06-09
JPS631271Y2 true JPS631271Y2 (ja) 1988-01-13

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ID=29528987

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53111766A (en) * 1977-02-23 1978-09-29 Seiko Epson Corp Electric watch
JPS5533271U (ja) * 1978-08-25 1980-03-04

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JPS5793888U (ja) 1982-06-09

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