JPS63127049A

JPS63127049A - 貯湯式給湯装置の運転制御方式

Info

Publication number: JPS63127049A
Application number: JP61271397A
Authority: JP
Inventors: Katsunao Inagaki; 稲垣　克尚; Toshikazu Aki; 安芸　俊数
Original assignee: SANUEEBU KOGYO KK; Sun Wave Corp
Current assignee: SANUEEBU KOGYO KK; Sun Wave Corp
Priority date: 1986-11-14
Filing date: 1986-11-14
Publication date: 1988-05-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、貯湯式の給湯装置であって、貯湯槽に貯湯
する温水の温度と量を予め設定しておくことが出来、予
約した温度と量の温水が貯湯されると給湯運転を自動的
に停止制御するようにした運転制御方式に関する。

（従来の技術）従来、温水を貯湯槽に貯湯しておき、必要に応じて貯湯
槽がら取り出して使用するようにした貯湯式の給湯装置
は公知である。

このような貯湯式の給湯装置は、一般には暖房装置と組
み合わせた暖房・給湯装置若しくは冷暖房装置と組み合
わせた冷暖房・給湯装置として、暖房装置や冷暖房装置
の余剰出力の利用を図ると共に安価な深夜電力の利用が
可能な電気式のものが多用され、暖房装置や冷暖房装置
の出力に余裕があるときや深夜に温水を生成して貯湯槽
に貯湯し、必要に応じて貯湯槽から取り出して使用する
ようになっている。

この為、貯湯槽に現在何度の温水がどの程度の量残って
いるかを知ることは、実際の使用においてはきわめて重
要なことであり、例えば風呂を使用する為に多量の温水
が必要とされるにもかかわらず、貯湯槽にこの必要量に
見合う温水がない場合には、使用に先立って必要量の温
水を生成し貯湯しておくことが要求される。

しかしながら、従来の貯湯式給湯装置にあっては、温水
残量を表示する表示装置はあっても、使用量に見合う温
水量を予め設定し、自動的に温水を生成して貯湯するよ
うにしたものは提案されていない。

又、一般の電気で作動する貯湯式給湯装置は、貯湯槽内
下部に電気ヒータが配設され、貯湯槽の全量を一定の温
度の温水とする構造である為、必要量だけの温水を生成
して貯湯しておくことが出来ず、電気エネルギーが無駄
に消費されてしまう欠点があった。

かかる欠点を解消するために、貯湯槽の中間部に電気ヒ
ータを配設して貯湯槽の上半部を温水にし、それ以上の
温水が必要となる場合には、貯湯槽の上部と下部とをポ
ンプで循環させて、貯湯槽の全量を温水とする構造のも
のが提案されている。

しかしながら、かかる構造においても、予め設定した所
要量の温水を選択的に貯湯槽に貯めておくことは出来な
かったのである。

（発明が解決しようとする問題点）この発明は、予め設定した温度と量の温水を生成して貯
湯槽に貯湯しておくことが可能であると共に、設定され
た温度と量の温水が貯８されたときに、給湯運転を自動
的に停止するようにぜんとするものである。

（問題点を解決するための手段）上記問題点を解決するために、この発明が採った手段は
、生成した温水を貯湯槽の上部に供給して湯水分離状態
で貯渇し給湯を行う貯湯式給湯装置において、貯湯槽内
に複数の湯温センサを上下に間隔をおいて配置し貯湯槽
内を複数段の領域に区分し、各領域内の湯温を表示する
ことにより残湯量とその温度を検知可能にすると共に、
予約操作部により所望の湯量と湯温とを選択予約し、該
選択された湯量と湯温とを表示部に表示すると共に、前
記検知された残湯量及びその湯温と比較液算して、不足
分の湯量と湯温に対応して給湯運転を行うようにするこ
とを特徴とする。

（作　用）貯湯槽内に上下に適宜の間隔で複数のセンサを配置して
貯湯槽内を上部から複数段の領域に区分し、該区分され
た領域の湯温を検出することにより、貯湯槽内に残存す
る温水の量と温度とを検知する。一方、操作部において
必要とする温水の量と温度とをセットすると、前記検知
されている貯湯槽内の残存する温水と対比して、不足す
る湯量と湯温に見合って給湯運転が行なわれ、貯湯槽内
に予約した湯温の湯量が貯湯されると該状態を前記セン
サで検出して給湯運転が停止される。

生成された温水は貯湯槽の上部に湯水分離層を形成しつ
つ供給される為、貯湯槽の上部から所定の湯温の温水が
貯湯され、必要にして充分な量の温水の貯湯が可能とな
る。

（発明の効果）この発明によれば、操作部において予め設定した量と温
度の温水を貯湯することが出来る為、１日の使用量や特
定の使用量に応じて必要最小限の給湯運転を行えば良く
、エネルギーの無駄をなくし省力化を図ることが出来る
と共に、使用に際して残湯不足を招来するようなおそれ
がなくなる。

（実施例）以下に図面を参照しつつこの発明の好ましい実施例を説
明する。図示の実施例は、この発明をヒートポンプ式の
冷暖房・給湯装置に適用した例を示すものであるが、こ
れに限られるものではなく、暖房・給湯装置若しくは給
湯装置単独にも適用可能であり、又ヒートポンプ式以外
のものに適用出来るものである。

第１．２図を参照して、（１）は圧縮機、（２’）は室
内に配置される室外熱交換機、（３）は室外に配置され
る室外熱交換機、（４）は膨張弁、（５）は貯湯槽、（
６）は冷水側を該貯湯槽（５）の下部に、温水側を貯湯
槽（５）の上部にそれぞれ接続した温水回路、（７）は
貯湯槽（５）の下部に給水弁（８）を介して接続された
給水パイプ、（９）は貯湯槽（５）の上部に一端を接続
し、他端をシャワー（ｉｏ）、風呂（１１）、流し台（
１２）、洗面台（１３）等の温水使用端末機器のカラン
に接続した給湯パイプである。温水回路（６）には、循
環ポンプ（１４）、第１、第２給湯用熱交換機（１５）
（１Ｂ）並びに流量制御弁（１７）がこの順序で冷水側
から温水側に配設される。（１８）（１９）は第１、第
２回路切換弁であって、圧縮！（１）、室内熱交換ｆｉ
（２）、室外熱交換ｆｉ（３）、膨張弁（４）、第１、
第２給湯用熱交換槻（１５）（１８）を結ぶ冷媒回路に
介装され、好ましくは四方切換弁からなる。（２０）は
同様に冷媒回路に介装されたマニホールド逆止弁、（２
１）はアキュームレータ、（２２）はストレーナである
。

第１、第２四方切換弁（１８）（１９）を切り換えるこ
とにより、暖房サイクル又は冷房サイクルの切り換えが
なされて、暖房運転又は冷房運転を行うことが出来ると
共に、循環ポンプ（１４）を駆動して貯湯槽（５）から
温水回路（６）に水を流すことにより給湯運転を行うこ
とが出来る。室内及び室外の熱交換ｆｉ（２）（３）は
ヒートポンプ式熱交換磯であり、又圧縮機（１）はイン
バータ制御により、所要の出力に相応する作動周波数で
運転制御される。室内熱交換機（２）には室温センサ（
２３）、熱交換センサ（２４）並びに湿度センサ（２５
）が取り付けられ、室外熱交換機（３）には熱交換セン
サ（２６）が取り付けられる。

２つの給湯用熱交換ｆｉ　（１５）（１６）は、水と加
熱冷媒とを向流させて熱交換を行い、温水回路（６）を
流れる冷水を温水となす熱交換コイルであって、第１の
熱交換機（１５）は室内熱交換機（２）と膨張弁（４）
との間において加熱冷媒と熱交換して冷水をプレヒート
し、第２の熱交換ａ　（１６）は圧縮機（１）と第１四
方切換弁（１８）との間において高温、高圧の冷媒と熱
交換する。流量制御弁（１７）は、その受圧部を冷媒高
圧回路の検出部（２７）に介設され、冷媒圧力を検出し
て温水回路（６）の流量を制御するものであり、冷媒圧
力が充分でないとき、すなわち暖房運転量が大きく余剰
の熱量がないときには、給湯運転を制限し、低温の温水
が貯湯槽に送られないようにしている。

貯湯槽（５）には上部から適宜の間隔をおいて複数の湯
温センサ（２８）が配設され、該複数の湯温センサ（２
８）により貯湯槽（５）内を複数段の領域に区分する。

湯温センサ（２８）はそれぞれの領域内の湯温を検出す
るものであり、該検出信号は後述するように給湯制御部
（３０）に入力され所要の給湯制御を行うと同時にコン
トロールパネルの表示部に残湯表示を行う。図示の実施
例にあっては、湯温センサ（２８）は５個用いられてお
ｌ）　、３５０ｆの貯湯槽（５）の容量を７０１毎の５
段階の領域に区分し、各領域内の湯温を検出するように
なっているが、これに限られるものではなく、貯湯槽（
５）の容量及び各領域内の容量に応じて湯温センサ（２
８）を適宜増減しても良いことは勿論である。

第３図を参照して、貯湯槽（５）内に湯温センサ（２８
）で検出された湯温は温度認識部（２９）で認識され給
湯制御部（３０）を介して操作部である給湯リモコン装
置（３２）の演算部（３１）に入力され、第４図に示す
給湯リモコン装置（３２）の残湯表示部（３３）に表示
される。残１！ｉ表示部（３３）は第４図に示すように
、前記５段階の領域に対応する５つの表示ランプ（３４
）からなり、湯温が６０℃以上では赤色に、５０〜６０
℃では緑色に点灯し、５０℃以下では消灯する。したが
って、残湯表示部（３３）の点灯した表示ランプ（３４
）とその点灯色によって、残湯の量と温度とを知ること
が出来る。

給湯リモコン装置（３２）には予約スイッチ（３５）と
予約表示部（３６）が組み込まれている。予約スイッチ
（３５）は湯量セットボタン（３７）と湯温セットボタ
ン（３８）の２種類がらなり、各セットボタン（３７０
３８）の操作により湯量と湯温とを予約セットすること
が出来る。予約表示部（３６）は、前記残湯表示部（３
３）の５つの表示ランプ（３４）に対応して同様に５つ
の表示ランプ（３９）を有しており、湯量セットボタン
（３７）の操作に対応しで予約された湯量に応じた表示
ランプ（３９）が湯温セットボタン（３８）で選択され
た湯温に応じて赤色又は緑色に点灯する。予約されなか
った湯量の表示ランプは消灯したままに保たれる。

予約スイッチ（３５）で予約選択された湯量と湯温の信
号が演算部（３１）に入力され、湯温センサ（２８）で
検出された貯湯槽（５）内の残湯量及びその温度と比較
演算され、不足する湯量と湯温がある場合、給湯制御部
（３０）に不足分に応じた信号が出され、給湯制御部（
３０）から梧湯運転指令信号が空調／給湯比較部（４０
）を介して、室内制御部（４１）、室外制御部（４２）
に出されると同時に、循環ポンプ（１４）が始動し給湯
運転が開始される。空調／給湯比較部（４０）は空調を
給湯に優先して行わせるための制御部であり、給湯運転
指令が出ても、空調が優先されなければならない場合に
は、給湯運転指令を保留する。

給湯運転により貯湯槽（５）内の湯量と湯温か予約セッ
トした湯量と湯温に達すると、残湯表示部（３３）にそ
れが表示され、同時に演算部（３１）から停止指令が出
て、給湯運転が停止される。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る冷暖房給湯装置の外観斜視図、
第２図は同回路図、第３図は作動ブロック図、第４図は
給湯リモコンの操作パネルの正面図である。（１）・・・圧縮機　　　　（２）・・・室内熱交換機
（３）・・・室外熱交換機　（４）・・・膨張弁（５）
・・・貯湯槽　　　　（６）・・・温水回路（７）・・
・給水パイプ　　（８）・・・給水弁（９）・・・給湯
パイプ　　（１ｏ）・・・シャワー（１１）・・・風　
呂　　　　（１２）・・・流し台（１３）・・・洗面台
　　　　（１４）・・・循環ポンプ（１５）（１６）・
・・給湯用熱交換機（１７）・・・流量制御弁　　（１
８）（１９）・・・回路切換弁（２０）・・・マニホー
ルド逆止弁（２１）・・・アキュームレータ（２２）・・・ストレーナ　　（２３）・・・室温セン
サ（２４）・・・熱交換センサ　（２５）・・・湿度セ
ンサ（２６）・・・熱交換センサ　（２７）・・・検出
部（２８）・・・湯温センサ　　（２９）・・・温度認
識部（３０）・・・給湯制御部　　（３１）・・・演算
部（３２）・・・給湯リモコン装置（３３）・・・残湯表示部　　（３４）・・・表示ラン
プ（３５）・・・予約スイッチ　（３６）・・・予約表
示部（３７）・・・湯量セットボタン１ｌ− （３８）・・・湯温セットボタン（３９）・・・表示ランプ　　（４０）・・・空調／給
湯比較部（４１）・・・室内制御部　　（４２）・・・
室外制御部特許出願人　　　　　サンウエーブ工業株式
会社第１図に）（転）し尚

Claims

【特許請求の範囲】

（１）生成した温水を貯湯槽の上部に供給して湯水分離
状態で貯湯し給湯を行う貯湯式給湯装置において、貯湯
槽内に複数の湯温センサを上下に間隔をおいて配置し貯
湯槽内を複数段の領域に区分し、各領域内の湯温を表示
することにより残湯量とその温度を検知可能にすると共
に、予約操作部により所望の湯量と湯温とを選択予約し
、該選択された湯量と湯温とを表示部に表示すると共に
、前記検知された残湯量及びその湯温と比較演算して、
不足分の湯量と湯温に対応して給湯運転を行うようにす
ることを特徴とする貯湯式給湯装置の運転制御方式。