JPS6312702A

JPS6312702A - 使い捨ておむつ

Info

Publication number: JPS6312702A
Application number: JP61158610A
Authority: JP
Inventors: 磨鈴木; 光三越智; 武司工藤
Original assignee: Unicharm Corp
Current assignee: Unicharm Corp
Priority date: 1986-07-04
Filing date: 1986-07-04
Publication date: 1988-01-20
Anticipated expiration: 2011-12-18
Also published as: JP2565492B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（１、発明の名称〔産業上の利用分野〕本発明は、使い捨ておむつ、とくに排泄物の漏れ防止構
造を特徴とする該おむつに関する。

〔従来の技術〕

従来、着用者の側口りに柔かく接するサイドフラップを
備えない使い捨ておむつであって、吸収性コアの下面に
位ごする不透水性バックシートの対向側が該コアの対向
側を覆うように上方へ折り曲げられ、しかも、該コアの
上面に位置する透水性トップシートの対向側縁にその縦
方向にギヤザーを作るポリウレタンフォーム酸のエラス
チックバンドが平面的に配設されたものが、特開昭５４
−１００５０号公報に開示されている。この出願にかか
る発明の主旨は、前記エラスチックバンドの伸縮性が前
記コアの剛性により拘束されることを少なくするため、
該バンドが接着した部位の前記トップシートおよび前記
バックシートの各部分が該コアに対して自由であるよう
にした点にある。

一方、着用者の側口りに柔かく接するサイドフラップを
備える使い捨ておむつであって、該フラップの縦方向に
ギヤザーを作るゴム製のエラスナックバンドが設けられ
た　ものが多数提案され、一般に実用に供されているが
、その代表的なおむつは、特公昭５２−４０２８７号公
報に開示されている。この出願にかかる発明の主旨は、
前記エラスチックバンドを介して該フラップが肌に圧接
するようにした点にある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

一般に、使い拾ておむつにおいては、吸収性コアは、綿
状バルブを主材としているが、その吸収性を向上するた
め、高吸収性ポリマー粒子を混合したり、エンボスを付
与したりされている。しかし、前記トップシートおよび
前記コアの吸収速度はその上面に尿が排泄された途端に
これを一挙に吸収するほど高くはないので、尿が該シー
トの上面でその横方向に流動しておむつの対向側縁から
漏れることがある。こうした漏れは一度に排泄される量
が比較的多いほど起こり易いことはいうまでもない。

ところで、前記前者のおむつにおいては、着用者の側口
りに前記エラスチックバンドをその弾性で平面的に着用
者の側口りに圧接させることだけで排泄物の漏れを防止
するが、前記後者のおむつのようにサイドフラコ・ブに
、該バンドが設けられていないため、前記後者のおむっ
４比較して該バンドの伸縮性が悪くて着用者の身体に追
従密接せず、おむつを着用させた状態が少しでも悪かっ
たり、着用者が動いて成る姿勢になったりすると、該／
ヘンドの部位と肌との間に隙間が生じ易い、したがって
、該隙間から前記流動する尿はもちろん、流動性大便（
軟便）さえも漏れることがある。

一方、前記後者のおむつにおいては、前記サイドフラッ
プを前記エラスチックバンドで着用者の側口りに圧接す
るから、該フラップが比較的よく肌に密接する傾向があ
り、前記前者のおむつよりも漏れを防止するうえで優れ
ている。しかし、肌に接する該トップシートは透水性で
あるばかりでなく、おむつの外側に位こするサイドフラ
ップの側口りに対する圧接だけで漏れを防止するもので
あるため、その防止に関してはいまだ不十分である。

者のおむつが有する排泄物の漏れを有効に防止すること
ができる使い捨ておむつを提供することにある。

第２番目の本発明の主たる目的は、第１番目の本発明の
前記目的に加え、吸収性コアの対向側縁にもエラスチッ
クバンドを設けることにより、前記両者のおむつが有す
る排泄物の漏れをさらに有効に防止することができる使
い捨ておむつを提供することにある。

なお、従来における前記両者のおむつにおいては、それ
ぞれの前記主旨および前記問題点から明らかなように、
本発明のごとき構成を示唆する記載もない。したがって
、これらは本発明をなんら教示するものではないと理解
されよう。

（２）発１．！１１の構成〔問題点を解決するための手段〕第１′ｙｉ目の本発明の構成要旨は、吸収性コアと、該
コアの少なくとも上面を覆う透水性トップシートと、該
コアの少なくとも下面を覆う不透水性バックシートと、
該コアの対向側縁から外側へ延出する不透水性サイドフ
ラップと、該フラップの縦方向に伸縮ギヤザーを作るエ
ラスチックバンドとを含み、前記コアの対向側は不透水
性シートで覆われていることを特徴とする使い捨ておむ
つに存する。

第２番目の本発明の構成要旨は、第１番目の本発明の前
記構成に加え、前記コアの対向側縁にあってその縦方向
に伸縮ギヤザーを作る第２のエラスチックバンドを含む
ことを特徴とする使い捨ておむつに存する。

第１および第２番目の本発明のとくに好ましい実施態様
においては、前記コアの対向側を覆う前記不透水性シー
トは、前記サイドフラップを形成する不透水性シートの
一部であり、また、前記サイドフラップは、前記コアの
対向側縁から外側へ延出する前記バックシート部分と、
該シートの上面に接合した不透水性シートとからなる。

その他の好ましい実施態様は、下記実施例から明らかに
されよう。

〔実施例〕

さらに、図面を参照しながら、本発明を図示の実施例に
基づいて説明すると、以下のとおりである。

ａ）第１番目の本発明第１および第２図に示すように、おむつは、所要厚さを
有する吸収性コアｌと、透水性トップシート２と、不透
水性バックシート３と、不透水性サイドフラップ４と、
エラスチックバンド５とを含む。

トップシート２は、コア１の上面と周側とを覆っている
。バックシート３は、コア１の下面を覆うとともに、コ
アｌの同縁から外側へ延出している。サイドフラップ４
は、バックシート３の対向側の延出部３αと、その上面
に接合した不透水性シート６からなる。シート６の内側
部６ａはコアｌの対向側を覆うトップシート２に接合し
ている。

エラスチックバンド５は、サイドフラップ４を形成する
延出部３αとシート６との間に介在接着している。エラ
スチックバンド５は、ゴム番ポリウレタンフォームなど
から作られるが、その材質・形態および本数は問わない
、また、エラスチックバンド５は、第１図に示すように
、一般におむつはその前領域よりも後領域が広くなるよ
うに形成されているが、その形態に沿っておむつが着用
者の身体に適合するようにするため、その対向側間隔が
おむつの前領域よりも後領域において広く形成されてい
ることが好ましい。

コア１は、綿状パイルまたは繊維ウェブもしくは不織布
中に高吸収性ポリマー粒子（図示せず）が混在する吸収
保持層７と、これよりも密度が低くて多くの空間を有し
、かつ、湿潤下の圧縮弾性回復率が高いｍ維つェブであ
る隔離層８とからなる。隔離層８は、トップシート２と
吸収保持層７との間に位口してその両者を隔離して、排
泄液が該隔離層をすばやく透過する一方、吸収保持層７
に吸収された排泄液が該吸収保持層の上面に逆流してト
ップシート２に滲出することを少なくし、さらにコア１
にクッション性を付与して、着用者に剛性感を与えない
、といった機能を有する。こうした機能を十分に有する
ためには、隔ｇＩ層８は、長さ３５〜ｌｏＯ＋ｓ■の繊
維が交差点で融着してウェブ形態を維持していることが
好ましい、繊維としては疎水性繊維、好ましくはそのう
ち少なくとも５０重量２が吸水性（いわゆる吸汗性）を
有するｔｉａｍ、とくに吸汗性ポリエステルｔａｎが用
いられる。また、繊維融着を容易にするため、低融点（
１１０〜２００℃）のポリエステル繊維、ポリエチレン
繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン／ポリプロピ
レン・低融点ポリエステル／通常のポリエステルの各フ
ンジュケー）Ｉｎ（サイド　バイ　サイド、芯−鞘型）
などを最高３０重量２含むことが好ましい、隔離層８の
厚さは３　ｇ／ｃｍ２　の荷重を１分間かけた後の測定
が２〜ＩＯｍ＋ｗ、坪量が２０〜Ｂｏｇ／ｍ２、湿潤状
態での圧縮弾性回復率が３０Ｘ以上で、好ましくは５０
％以上であり、繊度は３〜１３ｄである。

トップシート２は、繊維が互いに交絡して不織布形態を
維持するとともに、排泄液の透過性をよくするために全
体に規則的に開孔９を有し、開孔９は繊維が分配される
ことによって形成されている。開孔９は、見掛上、その
孔内を横切る繊維が存在していない１町確な輪郭を有す
るものが好ましい、このようなトップシート２は、たと
えば、突起群を有する支持体に繊維ウェブを導き、その
上面から高速水流を噴射して繊維交絡するとともにｍ雄
を前記突起群により周囲に分配する方法によりえられる
。開孔９は、各面積が７〜５０＋ｓｍ２．円形であるに
は直径が２〜１０＋ｍｓ、配列ピッチが６〜２０ｍｍ、
全表面積に対する組合間孔率が１５〜７ａＸであること
が好ましい、トップシート２は、尿、汗などの体液で非
開孔部分の表面が濡れず、その体液が透過するように構
成されているとともに、公知の撥水剤で処理されている
。繊維としては、繊度が　０．５〜３ｄのレーヨンｍ維
が７０重に％以上用いられていることが最も好ましい、
しかし、前記吸水性を有するｍ雄または通常の疎水性繊
維が７０重量％以上用いられてもよく、これらのＦａ雄
として最も好ましいのは、繊度が１〜３ｄ、のポリエス
テル繊維が挙げられる。トップシート２の坪量は、一般
には１５〜４５ｇ／ｍ２である。

バックシート３は１通気防液性を有するプラスチックフ
ィルムまたはこれとＦａ雄不織布とのラミネートからな
る。

サイドフラップ４の一部を形成する不透水性シート６は
、不織布、好ましくはポリプロピレンのスパンポンド不
織布を撞木処理した通気性を有するシートが好ましい。

こうしたおむつは、公知の使い捨ておむつと同様に、後
領域のウェストの対向側に備えたテープファスナー１１
の自由端を前領域のバックシート３の対向側に固定する
ことによって組み立て着用される。

ｂ）第２番目の本発明第３図に示すように、おむつは、前述した第１番目の本
発明の構成に加え、第２のエラスチックハンド１０を含
む。

エラスチックバンドＩＯは、コア１の対向側の上縁にあ
って、不透水性シート６の内側部６ａの内縁で包まれて
位置している。前記特開昭５４−１００５０号公報が教
示するように、エラスチックバンド１０が位置する部位
のトップシート２は、該バンドがコア１の剛性によって
伸縮性をあまり拘束されないように、適宜領域にわたっ
てコア１に接着されていないことが好ましい、エラスチ
ックバンド１０のその他の点およびその他の構成部材に
ついては、前述した第１番１」の本発明と全く同じであ
る。

なお、第１図に示すように、エラスチックハンド１０は
、おむつの対向端近くまで延設されているが、エラスチ
ックバンド５のように少なくとも股下区域に設けられて
おればよい。

（３）発明の効果ａ）第１番目の本発明本発明によれば、排泄液がコアに吸収されて該コアの対
向側縁へ達しても、コアの対向側は不透水性シートで覆
われているので、コアの対向側縁から漏れる２とがない
。また、排泄液がコアに吸収される前にコアの上面で溢
れてその外側に位置するサイドフラップへ流出しても、
該フラップにはギヤザーを作って該フラップを側口りに
弾性的に圧接するエラスチックバンドが位置しているの
で、バンドが位置する部位によって塞き止められ、おむ
つの対向側縁から漏れることが少ない。

ｂ）第２番目の本発明本発明によれば、前記エラスチックバンドと同様な機能
を有する第２のエラスチックバンドがコアの対向側縁に
位置しているので、排泄液がコアの上面で溢れて対向側
の上縁へ流動しても、まず該第２のエラスチックバンド
が位置する該上縁で塞き止められる。また、かりに該上
縁を越えてその外側に位置するサイドフラップに流出し
ても、この場合には、排泄液量や排泄部位などが第１番
目の本発明のおむつの場合と同条件であるとすると、そ
の流出量は後者の場合に比較してきわめて少ないが、そ
の流出した排泄液もサイドフラップに位置する前述のエ
ラスチックバンド部位で塞き止められる。したがって、
おむつの対向側縁からの漏れはほぼ確実に防止される。

【図面の簡単な説明】

第１図は第１および第２番目の本発明おむつを示す展開
平面図、第２図は第１番目の本発明おむつを示す第１図
ｘ−Ｘ線断面図、第３図は第２番目の本発明おむつを示
す第１図ｘ−Ｘ線断面図。１・・・コア　　　　　　２・・・トラ７”ｙ　−）３
・・・バックシート　　４・・・サイドフラップ５・・
・エラスチックバンド６・・・不透水性シート１０・・・エラスチックバンド：’、’：、（“□ 代Ｊ！Ｅ人ブ？Ｊ里±　　１　１　　“　　”′ト第　
　１　　図第２図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）吸収性コアと，該コアの少なくとも上面を覆う透
水性トップシートと、該コアの少なくとも下面を覆う不
透水性バックシートと、該コアの対向側縁から外側へ延
出する不透水性サイドフラップと、該フラップの縦方向
に伸縮ギャザーを作るエラスチックバンドとを含み、前
記コアの対向側は不透水性シートで覆われていることを
特徴とする使い捨ておむつ。
（２）前記コアの対向側を覆う前記不透水性シートは、
前記サイドフラップを形成する不透水性シートの一部で
ある特許請求の範囲第１項記載のおむつ。
（３）前記サイドフラップは、前記コアの対向側縁から
外側へ延出する前記バックシート部分と、該シートの上
面に接合した不透水性シートとからなる特許請求の範囲
第１項記載のおむつ。
（４）吸収性コアと、該コアの少なくとも上面を覆う透
水性トップシートと、該コアの少なくとも下面を覆う不
透水性バックシートと、該コアの対向側縁から外側へ延
出する不透水性サイドフラップと、該フラップの縦方向
に伸縮ギャザーを作る第１のエラスチックバンドと、該
コアの対向側縁にあってその縦方向に伸縮ギャザーを作
る第２のエラスチックバンドとを含み、前記コアの対向
側は不透水性シートで覆われていることを特徴とする使
い捨ておむつ。
（５）前記コアの対向側を覆う前記不透水性シートは、
前記サイドフラップを形成する不透水性シートの一部で
ある特許請求の範囲第４項記載のおむつ。
（６）前記サイドフラップは、前記コアの対向側縁から
外側へ延出する前記バックシート部分と、該シートの上
面に接合した不透水性シートとからケる特許請求の範囲
第４項記載のおむつ。