JPS63126515A - 空気清浄器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は空気清浄器に関し、特にファンによる強制循環
式の空気清浄器に関する。この空気清浄器は例えば部屋
の壁等に縦向きに取付るのに特に適している。また同じ
向きのまま床上環に設置することもできる。

〔従来の技術〕

強制循環式空気清浄器は従来広く使用されており、この
公知の空気清浄器は、ケースの壁部に空気取入口及び空
気排出口を設け、これらの空気取入口から空気排出口へ
至るケース内の空気通路にはフィルタエレメントが設け
られ、フィルタエレメントに隣接してモータにより回転
駆動されるファンを設けたものがほとんどである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、従来の空気清浄器はフィルタエレメント
を交換又は補修する場合に、ケースの蓋を取り外してフ
ィルタエレメントに接近しなければならなかった。また
、複数のフィルタエレメントを組み込んだ空気清浄器に
おいても、一般には１つの空気清浄器に種々の目的に応
じた複数のエレメントを任意に組み合わせて使用するこ
とは不可能なものがほとんどであった。そこで、本願発
明ではケースの蓋等を取り外さなくてもフィルタエレメ
ントの交換を極めて容易になしえ、しかも種々の目的に
応じた複数のフィルタエレメントを任意に組み合わせて
使用することのできる空気清浄器を提供することである
。

〔問題点を解決するための手段〕

このような問題点を解決するために、本発明によれば、
ケースの外壁を貫通して該ケース内へ複数の板状のフィ
ルタエレメントを互いに重なるように各々独立して挿入
可能にし、これらのフィルタエレメントによりケース内
を空気導入領域及び空気排出領域に仕切るとともに、空
気導入領域側のケース壁部に空気取入口を設け、空気排
出領域側のケース壁部に空気排出口を設け、更に空気排
出口側にはフィルタエレメントに隣接してモータにより
回転駆動されるファンを設けたことを特徴とする空気清
浄器が提供される。

〔作　用〕

種々の目的に応じて任意に組み合わせた複数のフィルタ
エレメントは、ケースの外壁よりケース内へ１個づつ挿
入され、ケース内ではこれらのフィルタエレメントが互
いに重なるように設置される。モータによりファンが駆
動されると、空気取入口より流入した空気が複数のフィ
ルタエレメントを通過し、浄化された空気が空気排出口
より排出される。

〔実施例〕

以下、添付図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明
する。

第１図は本願発明の空気清浄器の平面図で、外観が左右
に略対称であるので左半分のみを示す。

第２図は同じ空気清浄器の左側面図、第３図は同じ空気
清浄器の略斜視図、第４図はＨＡＭを取り去って裏面よ
り見た同じ空気清浄器の概略図である。

この空気清浄器のケース１０は、前面１１、左側壁１２
、右側壁１３、上壁１４及び下壁１５がポリプロピレン
等の合成樹脂により箱状に一体的に成形されたもので、
その裏面が取り外し可能な裏１ｉ１６で閉じられるよう
になっている。上壁１４はＭ蓋１６の側に広がるように
傾斜しており、左側壁１２及び右側壁１３も裏蓋１６の
側にやや広がるように少し傾斜している。左側壁１２及
び右側壁１３の下部には縦方向の多数のスリットからな
る空気取入口２２．２３が設けられ、また前面１１の最
下部ないし下壁１５の最上部にもやや小さな空気取入口
２５が設けられている。一方、上壁１４のほぼ全域にわ
たって縦方向の多数のスリットからなる空気排出口２４
が設けられている。

前面１１のほとんどすべての領域は空気取入口や排出口
を含んでおらず、この領域に例えば模様や図案等を表し
、意匠的効果を生ずるようにしてもよい。

ケース１０の左側壁１２の略中央部にはフィルタ挿入用
の開口４１があり、複数の、例えば図示のように５枚の
板状のフィルタエレメント４０がケース１０の上壁１４
と略平行にしかも互いに重なるように各々独立して挿入
できるようになっている。これらのフィルタエレメント
４０の挿入によりケースの内部は、下部の空気導入領域
Ａと上部の空気排出領域Ｂとに仕切られる。勿論、空気
取入口２２．２３及び２５は空気導入領域Ａ側の壁部に
あり、空気排出口２４は空気排出領域Ｂ側の壁部にある
。

各板状のフィルタエレメント４０は矩形のカートリッジ
内に必要に応じて活性炭等の脱臭剤、吸着剤等を含むフ
ィルタ材が充填されたもので、アンモニア・アミン用、
硫化水素用等の酸性ガス用、又は有機物用等の種々のも
のを使用することができる。これらは同一種類のエレメ
ント４０を複数含んでいてもよく、また使用目的、用途
に応じて異種のものを適宜組み合わせて使用してもよい
。

空気排出領域Ｂ側にはフィルタエレメント４０に隣接し
てモータ３０により回転駆動されるファン３１が設けら
れる。このファン３１は板状のフィルタエレメント４０
に対面して略中夫に位置するが、ファン３１の周囲は第
４図に示すようにケース１０と一体の壁部１７及び裏蓋
１６（第４図には図示せず）により空気通路１８が規定
される。

また、ケース１０内の空気排出領域Ｂのファン３１の直
ぐ下流にはフィルタエレメント４０に均一に空気を導く
ためのじゃま板３２が設けられる。

このじゃまＦｉ３２はファンモータ３０の部位からケー
スｌＯの上壁左右のコーナ部に向けてその途中までＶ字
形に延びており、更にそのＶ字形の両側先端部３３はじ
ゃま板の高さが低くなっており、空気の一部はこれらの
先端部３３を乗り越えて空気排出口２４に向かうように
なっている。

スイッチ３６を操作することによりモータ３０が回転し
、ファン３１も回転すると、空気取入口２２．２３及び
２５から吸入された空気は空気導入領域Ａから複数のフ
ィルタエレメント４０を通過して浄化されたのち、空気
排出領域Ｂにおいてじゃま板３２により第４図の如く偏
向され、ケースＩＯの上壁１４の排出口２４から外部に
排出される。このように空気排出領域Ｂではじゃま板３
２により空気は一旦両外側に向かいその後やや内側に向
かって排出口２４から排出されるようになっている。も
っとも、空気の一部は上述のようにじゃま板３２の先端
部３３を乗り越えてややストレートに空気排出口２４に
向かう。このように空気の流れをじゃま板３２により制
御することにより、即ち直進しようとする空気の流れを
抑制することにより板状フィルタエレメント４０に均一
に空気を導くことができる。

板状フィルタニレメン）４０の一部又は全部を取り替え
る必要のあるときは、裏蓋１６等を取り外さなくてもケ
ース１０の側壁１２よりフィルタエレメントを抜き取り
、新たな又は清掃したフィルタエレメントを挿入するだ
けで済み、空気清浄器そのものは例えば部屋の壁等に掛
けたまま容易に交換、補修等を行うことができるのであ
る。

〔発明の効果〕

以上のように、本発明によれば、フィルタエレメント４
０の交換を極めて容易になしえ、しかも種々の目的に応
じた複数のフィルタエレメントを任意に組み合わせて使
用することができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本願発明の空気清浄器の平面図で、外観が左右
に略対称であるので左半分のみを示す。 第２図は同じ空気清浄器の左側面図、第３図は同じ空気
清浄器の略斜視図、第４図は１１蓋を取り去って裏面よ
り見た同じ空気清浄器の概略図である。 １０・・・ケース １１・・・前面 １２．１３・・・側壁、 １４・・・上壁 １５・・・下壁 ２２．２３．２５・・・空気取入口 ２４・・・空気排出口 ３０・・・モータ ３１・・・ファン ３２・・・じゃま板 勿１図 第２図 第３図 第４図 ３０・・・モータ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ケースの外壁を貫通して該ケース内へ複数の板状の
   フィルタエレメントを互いに重なるように各々独立して
   挿入可能にし、これらのフィルタエレメントによりケー
   ス内を空気導入領域及び空気排出領域に仕切るとともに
   、空気導入領域側のケース壁部に空気取入口を設け、空
   気排出領域側のケース壁部に空気排出口を設け、更に空
   気排出口側にはフィルタエレメントに隣接してモータに
   より回転駆動されるファンを設けたことを特徴とする空
   気清浄器。 ２、ケースは前面、上壁、下壁及び左右側壁が一体の樹
   脂成形体と、取り外し可能な裏蓋とで構成され、複数の
   板状のフィルタエレメントは左右側壁の何れか一方の略
   中央部よりケースの下壁と略平行に挿入可能であり、更
   に空気取入口はケースの下部の複数領域に、空気排出口
   はケースの上壁にそれぞれ設けられる特許請求の範囲第
   １項記載の空気清浄器。 ３、空気排出口はケースの上壁のほぼ全域にわたる多数
   のスリットで構成され、ケース内の空気排出領域のファ
   ンの直ぐ下流にはフィルタエレメントの全域に空気を導
   くためのじゃま板が設けられる特許請求の範囲第２項記
   載の空気清浄器。