JPS63125545A - 着色オレフイン系樹脂組成物 - Google Patents

着色オレフイン系樹脂組成物

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JPS63125545A
JPS63125545A JP27231986A JP27231986A JPS63125545A JP S63125545 A JPS63125545 A JP S63125545A JP 27231986 A JP27231986 A JP 27231986A JP 27231986 A JP27231986 A JP 27231986A JP S63125545 A JPS63125545 A JP S63125545A
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olefin resin
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、耐候性に優れた着色オレフィン系樹脂成形体
が得られ、かつ成形性に優れた着色オレフィン系樹脂組
成物に関する。
(従来の技術) ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル
共重合体などのオレフィン系樹脂は、各種フィルム、繊
維製品をはじめとする各種成形体に広く利用されている
オレフィン系樹脂は本質的に紫外線や熱による劣化のた
め脆化や粉化が起こりやすく、特に屋外に置かれた場合
の劣化は早い。従って1通常2安定剤が添加される。例
えば、特公昭61−11255号公報には、安定剤とし
て、ビス(フェニル−2−ヒドロキシ−4−オクチルオ
キシフェニルケトオキシム)ニッケルが開示されている
。このような安定剤が加えられるため樹脂の劣化は抑制
される。
しかし1着色のためにオレフィン系樹脂に添加される顔
料が樹脂劣化(光劣化、熱劣化)を促進する場合がある
。これまでの研究では、オレフィン系樹脂の劣化を抑制
もしくは劣化を促進しない顔料と、該樹脂の劣化を促進
する顔料のあることが知られている。例えば無機顔料の
うち、黄鉛などのクロム酸鉛系顔料;カドミウムイエロ
ー、カドミウムオレンジなどのカドミウム系顔料(いず
れも重金属系顔料と呼ばれる)は、オレフィン系樹脂の
劣化を抑制するか、もしくは劣化を実質的に促進させな
い。しかし、これらは生物に対して有害であるためこれ
を使用すると環境汚染のおそれがある。逆に2 チタン
ホワイト、チタンイエローなどのチタン系顔料:ベンガ
ラ、黄色酸化鉄と通称される合成酸化鉄系顔料は、生物
に対して無害であるかもしくは低毒性であるが、オレフ
ィン系樹脂の劣化を促進させる。顔料を選択することに
より樹脂の劣化は抑制されうるが、緑色系、白色系、黄
色系の顔料に関しては、無害でありかつ樹脂劣化を促進
しない顔料がいまだ開発されていない。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記従来の欠点を解決するものであり。
その目的とするところは、耐候性に優れ、生物体に対し
て低毒性である顔料を含有しかつ所望の色に着色された
オレフィン系樹脂成形体を調製しうる着色オレフィン系
樹脂組成物を提供することにある。本発明の他の目的は
、成形性に優れた着色オレフィン系樹脂組成物を提供す
ることにある。
(問題点を解決するための手段および作用)本発明は、
R料に起因する遊離の金属イオン(特に遷移金属イオン
)が原因となりオレフィン系樹脂の劣化が促進されるた
め、この遊離遷移金属イオン濃度をできるだけ低下させ
れば樹脂劣化が抑制されるという発明者の知見に基づき
完成された。
それゆえ1本発明の着色オレフィン系樹脂組成物は、オ
レフィン系樹脂;無機顔料表面が珪素酸化物および/ま
たは珪素水酸化物で被覆された表面処理無機顔料;およ
び軟化点の異なる少なくとも2種の安定剤;を含有し、
そのことにより上記目的が達成される。
本発明の組成物に含有されるオレフィン系樹脂としては
、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−エチルアクリレー
ト共重合体などの通常のオレフィン系樹脂があり、その
種類は成形体の種類や利用目的に応じて選択される。
着色に用いられる顔料は主として無機顔料であり、既知
顔料のいずれもが使用されうる。それには例えば、チタ
ンホワイトチタンイエローのような酸化チタン系顔料;
ベンガラ、黄色酸化鉄などと通称される合成酸化鉄を含
む酸化鉄系顔料:酸化クロム系顔料;スピネルグリーン
のようなスピネル型焼成顔料などが挙げられる。
このような無機顔料は、それ自体が金属化合物であるた
め2本発明においては、その表面を珪素酸化物および/
または珪素水酸化物により被覆し。
表面処理無機顔料として使用される。表面処理無機顔料
は2例えば上記通常の無機顔料を水中に微細に分散させ
、これに珪酸ナトリウム、珪酸カリウムなどの水溶液お
よび希硫酸水溶液を滴下して撹拌する常法により得られ
る。生成した表面処理無機顔料においては、無機顔料粒
子の表面は珪素酸化物および/または珪素水酸化物でほ
ぼ均質に被覆されている。この珪素酸化物および/また
は珪素水酸化物は無機顔料100重量部あたり10〜1
00重量部、好ましくは25〜60重量部の割合で含を
される。珪素酸化物および/または珪素水酸化物の量が
過少であると、樹脂劣化防止作用が不充分であり、過剰
であると顔料表面が厚くコーティングされるために所望
の着色度を確保するためには多量の表面処理無機顔料を
必要とする。そのうえ。
珪素酸化物および/または珪素水酸化物の量に比例した
樹脂劣化防止作用は認められない。上記反応液中に生成
した表面処理無機顔料は、充分に水洗し乾燥後使用され
る。表面処理無機顔料は、i1M常1Mi成物中に0.
1〜5重量%の割合で含有される。
上記表面処理無機顔料の他に有機顔料が含有されていて
もよい。有機顔料も公知の化合物が使用され得る。それ
には例えば、モノアゾ系顔料;ジスアゾ系顔料;ポリア
ゾイエローのような縮合アゾ系顔料;アンスラキノン系
顔料;ペリノン・ペリレン系顔料;インジコ・チオイン
ジコ系顔料;イソインドリノンイエローのようなイソイ
ンドリノン系顔料;フタロシアニングリーン、フタロシ
アニンブルーのようなフタロシアニン系顔料;キナクリ
ドンのようなキナクリドン系顔料;ジオキサジン系顔料
;カーボンブラックがある。
上記有機顔料には1通常、これを合成するときに使用す
る触媒や未反応原料に由来する。あるいは製造機器から
混入する。銅、鉄、コバルト、マンガン、チタンのよう
な金属の金属酸化物がH’lrに存在(通常200pp
m以上)する。このように200ppm以上の遷移金属
イオン、特に銅イオンが存在すると、上記無機顔料の場
合と同様に樹脂の劣化が促進される。そのため2本発明
においては、低金属含量の有機顔料が用いられる。この
ような有機顔料としては1組成物中の遊離遷移金属イオ
ン濃度がオレフィン系樹脂の重量に対してl ppm以
下となるようなものが選択される。通常、使用する有機
顔料中の遊離遷移金属イオン濃度が1100pp以下、
好ましくは50ppm以下である有機顔料が利用される
。このような有機顔料は2例えば、市販の有機顔料ある
いは合成により得られた有機顔料を希酸水溶液中で充分
に洗浄し遷移金属イオンを除去することにより得られる
。有機顔料は、その種類や所望する着色の度合により異
なるが9通常。
組成物中に2重量%以下の割合で含有される。
次に1本発明の組成物に含有される安定剤について説明
する。−最に、オレフィン系樹脂組成物に含有される安
定剤は、軟化点が50〜150°Cの化合物が多い。こ
れらは、オレフィン系樹脂組成物を成形して得られる成
形体の表面に徐々に浸出しくブルーミング現象と呼ばれ
る)、そこで光安定効果を発揮する。このような安定剤
は2Mi成物を用いた混練・成形時、成形後の加工(例
えば延伸加工)時などにも樹脂から分離して析出する傾
向にある。ところで、上記のように2本発明では。
オレフィン系樹脂の劣化を防止するため表面処理無機顔
料が使用される。この表面処理無機顔料は顔料表面が珪
素酸化物および/または珪素水酸化物で被覆されている
ため1通常の無機顔料を使用する場合と同等の着色度を
得るためには、約15〜30%過剰に配合される必要が
ある。このように比較的大量の表面処理無機顔料が添加
されるため。
該表面処理無機顔料が上記成形加工時や延伸加工時に、
上記安定剤9組成物中の分散剤などと共に樹脂表面に析
出する。無機顔料はその融点が高いため成形時において
固体であり、これが上記安定剤(加熱されて軟化してい
る)などと混ざりあって泥状となり析出するため、これ
が、金型、延伸ロール、熱セント板などに付着する。付
着した析出物は、安定剤が高軟化点(120〜150℃
)の場合は冷却されて固化し、さらにその上に析出物が
付着するという結果2例えば繊維では糸切れが生じるな
どして加工効率が低下する。成形や加工が不能となる場
合もある。
このような成形上の問題を解決するため9本発明では1
組成物中に少なくとも2種の安定剤が配合される。この
複数の安定剤のうち、最も軟化点の高い安定剤と最も軟
化点の低い安定剤との軟化点の差は10℃以上である。
このように軟化点の異なる安定剤を使用すると、成形加
工時に加熱により低軟化点を有する安定剤が液状となり
先に析出する。液状となった安定剤は、滑剤の働きを有
するため、上記顔料などが樹脂中から析出しても成形金
型や成形ロールに付着しない。このように。
成形時あるいはその後の加工時において1組成物は自浄
作用を存すると言える。そのため成形性に優れ、長期間
運転しても障害の起こるごとがない。
本発明に使用しうる安定剤は、公知の化合物であり、そ
れには例えば、コハク酸ジメチル−1−(2−ヒドロキ
シエチル)−4−ヒドロキシ−2゜2、6.6−チトラ
メチルビベリジン重縮合物(軟化点:55〜70℃);
ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル
)セバケート(軟化点:85’C)  ;N、 N’−
ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル
)へキサメチレンジアミン重合体(軟化点=93〜98
℃);ポリ ((6−(L 1.3゜3−テトラメチル
ブチル)イミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ピ
ペリジル)  C2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジル)イミノ〕へキサメチレン((2,2,6,
6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ〕 (軟化
点:100℃〜135°C)などがある。これらの安定
剤のうち、最も高い軟化点を有する安定剤の軟化点と最
も低い軟化点を有する安定剤の軟化点との差が10℃以
上となるような化合物の2種以上が選択される。このよ
うな安定剤は、その合計量がオレフィン系樹脂に対して
0.01〜2重■%、好ましくは0.1〜0.8重量%
の割合で配合される。個々の安定剤の配合割合は。
オレフィン系樹脂の種類や耐候性の度合などの目的に応
じて定められる。本発明の組成物には、その他、必要に
応じて充填剤、顔料の分散剤などが含有される。
本発明の組成物を用いて、成形体を調製するには、上記
オレフィン系樹脂、顔料、安定剤、および必要に応じて
充填剤1分散剤を混合し、押出機等を用い、常法により
成形する。通常、鉗〆4を高濃度で含有するペレット状
のマスターバッチを調製し、これをオレフィン系樹脂と
混練する。例えば、ポリプロピレン製人工芝を得る場合
には、まず緑色系の色が発現されるような顔料を配合し
たマスターバッチペレットを9周製する。これをポリプ
ロピレン樹脂と配合し、240〜260℃で成膜し。
120〜140℃で延伸し割織処理を行う。さらに13
0〜150℃で熱処理し、15〜55の態率で撚糸する
これを所望の長さく14〜60mm)に切断し、″11
密度1.0〜3.0本/ cm 、そして約10 X 
10’ 〜70 X 103デニール(D)/cdの割
合で植毛する。このようにして所望の成形体が調製され
る。
本発明の組成物には、その表面を珪素酸化物および/ま
たは珪素水酸化物で被覆した表面処理無機顔料が用いら
れるため、無機顔料とオレフィン系樹脂との間には隔壁
が形成される。そのため。
成形体中には実質的に遊離遷移金属イオンが存在せず2
合成酸化鉄などのオレフィン系樹脂の劣化を促進するよ
うな無機顔料を使用しても樹脂の劣化が促進されない。
有機顔料を添加する場合にも上記のように該顔料中の遊
離遷移金属イオン濃度が低い顔料が用いられ、有機顔料
自体には実質的にオレフィン系樹脂を劣化させる作用が
ないため。
得られる成形体は耐候性に優れる。
さらに軟化点の異なる2種の安定剤が含有されるため、
上記のように成形時や加工時において樹脂中から析出す
る顔料や安定剤が成形金型、熱セツト板などに付着せず
、成形性に優れる。得られた成形体においては、低軟化
点側の安定剤は比較的早い時期に成形体表面に移行し、
その機能を発揮する。成形体内部に残った少量の低軟化
点安定剤、および高軟化点安定剤は徐々に成形体表面に
移行する。そのため、長期間にわたりオレフィン系樹脂
の安定化作用が得られる。
(実施例) 以下に本発明を実施例につき説明する。
犬上炎上 (八)マスターバッチペレ・ソトの調製:〔マスターバ
ンチ組成物〕 \        −里旦皇一 (表面処理無機顔料) 表面処理合成酸化鉄        20.6(有機顔
料) 銅フタロシアニングリーン      2.0(遊離銅
イオン濃度: 40ppm以下)(遊離鉄イオン濃度:
 10ppm以下)イソインドリノンイエロー    
  4.1(遊離銅イオン濃度: 10ppm以下)(
遊離鉄イオン濃度: 10ppI11以下)ポリ縮合ア
ゾレッド        0.3(遊離銅イオン濃度:
 10ppm以下)(遊離鉄イオン濃度: 10ppm
以下)カーボンブランク         0.1(遊
離銅イオン濃度: 10ppm以下)(遊離鉄イオン濃
度:18ppm以下)(分散剤) 低分子量ポリエチレン      16.4(安定剤) コハク酸ジメチル−1−(2− ヒドロキシエチル)−4−ヒ ドロキシ−2,2,6,6−チトラ メチルピペリジン重縮合物 (軟化点55〜70℃)8.4 N、 N’−ビス(2,2,6,6− テトラメチル−4−ピペリジル) ヘキサメチレンジアミン重縮合物 (M、W、2000 ;軟化点93〜98℃)1.4(
オレフィン系樹脂) ポリプロピレンベレット (チッソ■#5014)          44.9
上記マスタ一ハツチ組成物をヘンシェルミキサーで5分
間予備混合し、ヘントタイブの押出機にて220〜24
0℃で熔融押出してペレット化し、ポリプロピレン人工
芝用グリーンマスターハツチを得た。
上記組成物において2表面処理合成酸化鉄顔料はジンク
フェライト系合成酸化鉄顔料を水中に微細に分散させ、
これに常法に従って珪酸ナトリウム水溶液および希硫酸
水溶液を滴下・攪拌した後。
湯洗、水洗し、乾燥して得られた。この表面処理合成酸
化鉄は、原料の合成酸化鉄100重量部に対して珪素酸
化物および/または珪素水酸化物を30重量部の割合で
含有する。
上記銅フタロシアニングリーン顔料およびポリ縮合アゾ
レット顔料は、常法により合成後、水中に微細に分散さ
せ、希硫酸を加えて攪拌し、濾取し、湯洗し、さらに水
洗した後、乾燥・粉砕して得られた。
(B)オレフィン系樹脂成形体(人工芝)の調製=(A
)項で得られたマスターバンチベレット1重量部および
ポリプロピレンベレット(チッソ■#5014)17重
量部を混練しくこの組成物中の遊離遷移金属イオン濃度
はポリプロピレン重量に対して0. O7ppm以下で
ある)、成形温度240〜260℃でインフレーション
方式で成膜を行った。得られたシートを加熱ロール上で
130〜150℃にて約5倍に延伸し。
スプリンタ−で割繊処理を行った。さらに、加熱炉およ
び熱ロールを用いて、130℃における熱収縮率が10
%以内となるように熱処理を行い、厚みが60μmの8
000デニール(D)の割繊維を得た。これを態率27
で撚糸した。態率は下記式で示される:この繊維を45
mの長さに切断し、2.4本/ cmの縦密度で、かつ
24 X 10’D/cotの密度で2重さ100g/
Mのポリプロピレン基布上に植毛した。その結果。
繊維丈が2011の人工芝が得られた。
(C)組成物および成形体の性能評価二上記人工芝の製
造工程において、成膜時および延伸時における押出金型
や延伸ロールへの樹脂、顔料、安定剤などの付着は48
時間運転後もほとんど認められなかった。糸の延伸切れ
やロールへの巻付きがほとんどなく、生産効率は90%
以上であった。
得られた人工芝の耐候性をウェザロメーターを用いて評
価した。試験開始後1600時間経過後に。
この人工芝表面に#100のサンドペーパーの粗面を密
着させ1 kgの荷重で10回擦過したところ樹脂の粉
化は認められなかった。次に、別の新たな人工芝の試験
片を80℃の温水に6時間浸漬し、これを用いて上記と
同様に耐候試験を行ったところ。
試験開始後1100時間経過時にも樹脂の粉化は認めら
れなかった。
此1u11 (A)マスターバッチベレットの調製:安定剤トして次
の化合物のみを使用したこと以外は実施例1と同様の組
成のマスターバッチ組成物を得た。
(安定剤) コハク酸ジメチル−1−(2−ヒ ドロキシエチル−4−ヒドロキシ −2,2,6,6−チトラピベリジン 重縮合物(軟化点:55〜70℃)9.8重量部(B)
オレフィン系樹脂成形体(人工芝)の調製二本比較例(
八)項の組成物を用いて実施例1と同様に人工芝を調製
し、得られた製品の性能評価を行った。
(C)成形体の性能評価二本比較例(B)項で得られた
成形体のウェザロメーターによる耐候性を調べたところ
、 1ooo時間以内に劣化(粉化)が認められた。
此MJILL (A)マスターバッチペレットの調製:安定剤として次
の化合物を使用したこと以外は実施例1と同様の組成の
マスターバッチ組成物を得た。
(安定剤) ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル
)セバケート (M、W、 480 ;軟化点85℃)9.8重量部(
B)オレフィン系樹脂成形体(人工芝)の調製二本比較
例の(−)項で得られたマスターバッチペレット1重量
部およびポリプロピレンペレット(チッソal製#50
14) 17重量部を混練し、成形温度260℃でイン
フレーション方式で成膜を行った。得られたシートを加
熱ロール上で約5倍に延伸し、スプリッターで割繊処理
を行った。さらに、130〜150℃の加熱炉および熱
ロールを用いて、130°Cにおける熱収縮率が10%
以内となるように熱処理を行い、 8000デニール(
D)の割繊維を得た、この繊維を35回/mの割合で撚
糸し、タフティングマシーンで重さ100g/rrfの
ポリプロピレン基布上に植毛した。その結果、 24X
10’D/c+aで繊維丈が20mmの人工芝が得られ
た。
(C)成形体の性能評価二本比較例(B)項で得られた
成形体を用いたウェザロメーターによる耐候試験では、
試験開始後1500時間では劣化が認められなかった。
しかし、実施例1と同様の方法で温水処理した試験片に
ついては、500時間で著しい劣化が認められた。
止笠炭ユ (A)マスターバンチペレットの調製二安定剤として次
の化合物を使用したこと以外は実施例1と同様の組成の
マスターバッチ組成物を得た。
N、N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジル)ヘキサノ チレンジアミン重合体(M、W、2000 ;軟化点:
93〜98℃)9.8重量部 (B)オレフィン系樹脂成形体(人工芝)の調製二本比
較例(八)項で得られたマスターバッチペレットを用い
、比較例2の方法に準じて人工芝の調製を行った。
(C)組成物および成形体の性能評価:本比較例の組成
物を用いると、成膜押出時に、安定剤および顔料(表面
処理合成酸化鉄および一部のを機顔料)が運転開始後2
時間位から付着しはじめ、延伸時の糸の切断が起こった
。48時間運転時の生産効率は83%であった。
ウエザロメーターによる耐候試験では、試験開始後15
00時間では劣化が認められなかった。さらに、実施例
1と同様の方法で温水処理した試験片についても、 1
200時間以内においては著しい劣化が認められなかっ
た。
止較±工 (A)マスターバッチペレットの調製:安定剤として次
の化合物を使用したこと以外は実施例1と同様の組成の
マスターバッチ組成物を得た。
(安定剤) ポリ((6−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)
イミノ−1,3,5− トリアジン−2,4−ピペリジル〕 (2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イ
ミノ〕へキサメチ レン((2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジ
ル)イミノ〕 (M、W、2500以上ご軟化点:100′c〜135
℃)9.8重量部 (B)オレフィン系樹脂成形体(人工芝)の調製二本比
較例(八)項で得られたマスターバンチペレットを用い
、比較例2の方法に準じて人工芝の調製を行った。
(C)組成物および成形体の性能評[i :本比較例の
組成物を用いると、成膜押出時に、安定剤および顔料(
表面処理合成酸化鉄および一部の有機顔料)が運転開始
後2時間位から付着しはじめ、延伸時の糸の切断が起こ
った。
ウェザロメーターによる耐候試験では、試験開始後13
00時間では劣化が認められなかった。さらに、実施例
1と同様の方法で温水処理した試験片についても、 1
100時間以内におい”ζは著しい劣化が認められなか
った。
(発明の効果) このように2本発明によれば、所望の色に着色され、耐
候性に優れたオレフィン系樹脂成形体を調製しうる着色
オレフィン系樹脂組成物が得られる。組成物を用いた成
形体の調製時の成形性も良好である。この組成物には生
体に対して無毒もしくは低毒性の顔料が使用されている
ため環境を汚染することがない。得られる成形体は、特
に屋外に設置されるような製品2例えば人工芝、農業用
フィルム、雑ロープに有用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、オレフィン系樹脂、 無機顔料表面が珪素酸化物および/または珪素水酸化物
    で被覆された表面処理無機顔料、および軟化点の異なる
    少なくとも2種の安定剤、 を含有する着色オレフィン系樹脂組成物。 2、前記安定剤のうちの少なくとも2種の軟化点の差が
    10℃以上である特許請求の範囲第1項に記載の組成物
    。 3、さらに有機顔料を含有し、該系に含有される遊離遷
    移金属イオン濃度が該オレフィン系樹脂の重量に対して
    1ppm以下である特許請求の範囲第1項に記載の組成
    物。 4、前記表面処理無機顔料が、前記無機顔料100重量
    部に対して珪素酸化物および/または珪素水酸化物を1
    0〜100重量部の割合で含有する特許請求の範囲第1
    項に記載の組成物。 5、前記遊離遷移金属イオンが主として有機顔料に起因
    する特許請求の範囲第3項に記載の組成物。 6、前記有機顔料中の遊離遷移金属イオン濃度が100
    ppm以下である特許請求の範囲第5項に記載の組成物
    。 7、前記無機顔料が鉄酸化物系顔料である特許請求の範
    囲第1項に記載の組成物。 8、前記遷移金属イオンが銅イオンである特許請求の範
    囲第3項に記載の組成物。
JP27231986A 1986-11-14 1986-11-14 着色オレフイン系樹脂組成物 Granted JPS63125545A (ja)

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