JPS63123929A - パ−ソナル作業スペ−スの暖房装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、パーソナル作業スペースの暖房装置に関する
。

（従来の技術） 一般に事務所などにおいては、室内を複数区画に画成し
て、パーソナル作業スペースを形成し、該スペースで各
種作業を行うようにしている。

しかして従来では、快適な作業環境を得るために、室内
単位で空調する代わりに、前記パーソナル作業スペース
を個別的に空調するパーソナル空調システムが提案され
ている。

このパーソナル空調システムは、特開昭６１−１１５３
５号公報に示され、かつ第６図に示したように、床面（
Ｆ）とスラブ（Ｓ）とのｌ？、’にエアチャンバ（Ａ）
を設け、該エアチャンバ（Ａ）に空調ユニツ）　（Ｕ）
を配置すると共に、前記床面（Ｆ）上に作業台板（Ｂ）
を一体に組付けた立壁（Ｗ）を設け、この立壁（Ｗ）の
内部に前記エアチャンバ（Ａ）に連通ずる空気通路（Ｃ
）を形成する一方、前記立壁（Ｗ）の上方部位に上部吹
出口（Ｋ１）を、また前記立壁（Ｗ）の下部位置に、前
記作業台板（Ｂ）で作業する執務者（ＯＰ）の足元近く
に延びる下部吹出口（Ｋ２）をそれぞれ形成して、前記
エアチャンバ（Ａ）から前記空気通路（Ｃ）に至った空
調空気を、前記各空気吹出口（Ｋｌ）（Ｋ２）を介して
、前記作業台板（Ｂ）で作業する執務者（ＯＰ）の上部
と足元とに吹出し、該執務者（ＯＰ）のパーソナル作業
スペースを個別に空調するようにしたものである。

（発明が解決しようとする問題点） ところで以上の空調システムによると、冬季に暖房運転
を行うような場合に、前記立壁（Ｖ／　）の下部吹出口
（Ｋ２）から吹出される温風が、執務者（ＯＰ）の足元
に直接あたって、該執務者（ＯＰ）にドラフト感を与え
る問題があり、またこれを避けるために、温風の吹出速
度を小さくしたりすると、温風が前記作業台板ＣＢ）の
下面に沿って上昇し、前記執務者（ＯＰ）の顔面などに
あたって、該執務者（ＯＰ）に不快感を与える問題があ
った。

本発明の目的は、パーソナル作業スペースの背面側から
温風を吹出すことにより、執務者にドラフト感や不快感
を与えたりすることなく、快適な作業環境を得ることが
できるパーソナル作業スペースの暖房装置を提供するこ
とにある。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、パーソナル作業スペースにおける床面のほぼ
全面に、該床面の前面側から背面側に延びる温風ガイド
（３）を設けて、該ガイド（３）の前面側を温風供給源
に連通させると共に、前記ガイド（３）の背面側に、温
風を前記ガイド（３）の背面から吹出す吹出口（３ｃ）
を設けたことを特徴とするものである。

（作用） しかして冬季など暖房運転を行うような場合には、前記
温風供給源から前記ガイド（３）に供給された温風が、
該ガイド（３）の吹出口（３ｃ）から執務者の背後へと
吹出され、該執務者にドラフト感や不快感を与えること
なく、前記パーソナル作業スペースの暖房が行われるの
である。

（実施例） 以下本発明にかかるパーソナル作業スペースノ暖房装置
を図面の実施例によって説明する。

第１図及び第２図において、（１）は室内の床面（Ｆ）
上に垂直状に立設した内部中空吠の立壁であって、該立
壁（１）の−側で高さ方向中間位置に、水平方向に延び
る作業台板（２）を一体状に組付け、この作業台板（２
）の周辺部をパーソナル作業スペース（ＰＳ）となすと
共に、前記作業台板（２）の前記立壁（１）と対向する
背方側に座席（ＳＴ）を設け、該座席（ＳＴ）に執務者
（ＯＰ）が着座し、前記作業台板（２）上において各種
作業を行うようにしている。

しかして前記パーソナル作業スペース（ＰＳ）における
床面（Ｆ）のほぼ全面上部に、この床面（Ｆ）の前記立
壁（１）と対接する前面側から背面側に向けて延びる所
定長さの温風ガイド（３）を取付けるのであり、この温
風ガイド（３）は、下面に前後方向に向けて延びる複数
の縦リブ（３ａ）を設け、該６縦リブ（３ａ）間にそれ
ぞれ空気通路（３ｂ）を設けて構成する。

また前記立壁（１）の下部位置で前記作業スペース（Ｐ
Ｓ）側に、横方向に長尺とした矩形吠の空気取出口（１
ａ）を形成し、該取出口（１ａ）を前記温風ガイド（３
）の各空気通路（３ｂ）に連通させると共に、前記取出
口（１ａ）と対向する前記立壁（１）の内部に、送風フ
ァン（４）を設ける一方、該ファン（４）を前記床面（
Ｆ）の下方に形成したエアチャンバ（Ａ）を介して温風
供給源（図示せず）に連通させ、前記送風ファン（４）
の回転駆動により前記エアチャンバ（Ａ）からの温風を
、前記取出口（１ａ）を介して前記温風ガイド（３）の
各空気通路（３ｂ）に供給し、前記ガイド（３）の背面
側に形成する空気吹出口（３ｃ）から前記執務者（ＯＰ
）の背後に吹出して、前記パーソナル作業スペース（Ｐ
Ｓ）’ｅ暖房するようになす。

斯くのどと（温風を、前記執務者（ＯＰ）の背後から吹
出して、前記作業スペース（ＰＳ）の暖房を行うことに
より、前記執務者（ＯＰ）に直接温風があたったりする
ことがなく、つまり執務者（ＯＰ）がドラフト感や不快
感を感じることな（、前記作業スペース（ＰＳ）の快適
な暖房が行えるのであり、しかも前記温風ガイド（３）
の内部を温風が通過して、該ガイド（３）の全体が暖め
られるため、床暖房的な効果が発揮されて、前記作業ス
ペース（ＰＳ）の効率的な暖房が行えるのである。

ところで本発明では、第３図に示したごとく、前記温風
ガイド（３）の前面但曜から背面側に至る途中で幅方向
両側に、それぞれ所定の長さとした矩形状の補助吹出口
（３ｄ）を形成し、この各補助吹出口（３ｄ）から前記
空気通路（３ｂ）を通過する温風の一部を、前記執務者
（ＯＰ）の両側部を経て前記作業スペース（ＰＳ）に吹
出すようにしてもよい。

また、第４図に示したごとく、前記温風ガイド（３）の
全面に、小さな円形孔からなる多数の補助吹出口（３ｄ
）を形成して、この各補助吹出口（３ｄ）から前記空気
通路（３ｂ）を通過する温風の一部を、前記執務者（Ｏ
Ｐ）の全体を覆うごとく、前記作業スペース（ＰＳ）に
吹出すようにしてもよい。

第３図及び第４図の実施例で示したごとく、前記温風ガ
イド（３）に補助吹出口（３ｄ）を設けるときには、前
記執務者（ＯＰ）の足元付近が前記補助吹出口（３ｄ）
から吹出される温風で暖められ、前記足元付近の温度低
下が防止できるのである。

更に本発明では、前記温風ガイド（３）を前記パーソナ
ル作業スペース（ＰＳ）の床面（Ｆ）に一体状に組込む
ことも可能であり、即ち第５図に示したごとく、内部に
前後方向に向けて延びる空気通路（３ｂ）を設け、かつ
後端上部に温風吹出口（３ｃ）を開設した内空状の温風
ガイド（３）を形成して、該ガイド（３）を前記パーソ
ナル作業スペース（ＰＳ）の床面（Ｆ）に面一状に組込
むと共に、前記空気通路（３ｂ）の前部を前記送風ファ
ン（４）の吹出側に対向させるのであり、斯くして前記
ファン（４）の回転駆動により、前記空気通路（３ｂ）
で案内される温風を、前記吹出口（３ｃ）から前記作業
スペース（ＰＳ）の背後に吹出すようになすのである。

尚、各図の実施例では、前記作業台板（２）の−側下部
に収納ケース（２ａ）を設けている。

（発明の効果） 以上説明したごとく本発明にかかるパーソナル作業スペ
ースの暖房装置では、パーソナル作業スペース（ＰＳ）
における床面（Ｆ）のほぼ全面に、該床面（Ｆ）の前面
側から背面側に延びる温風ガイド（３）を設けて、該ガ
イド（３）の前面側を温風供給源に連通させると共に、
前記ガイド（３）の背面側に、温風を前記ガイド（３）
の背面から吹出す吹出口（３ｃ）を設けたから、前記作
業スペース（ＰＳ）で作業する執務者（ＯＰ）にドラフ
ト感や不快感を与えたりするのを防止できて、快適な作
業環境を得ることができるに至ったのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にかかる暖房装置の一実施例を示す一部
切欠側面図、第２図は同暖房装置の分解斜面図、第３図
乃至第５図は他の実施・例を示す図面、第６図は従来例
を示す図面である。 （３）・・・１温風ガイド （３ｃ）・優・・吹出口 （３ｄ）　＠・・ψ補助吹出口 （ＰＳ）−・・・パーソナル作業スペース（Ｆ）・・・
・・床面 出願人　株式会社　骨中工務店（ほか１名）代理人　弁
理士　津　１）直　久 第１図 第２図 第４図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）パーソナル作業スペースにおける床面のほぼ全面
   に、該床面の前面側から背面側に延びる温風ガイド（３
   ）を設けて、該ガイド（３）の前面側を温風供給源に連
   通させると共に、前記ガイド（３）の背面側に、温風を
   前記ガイド（３）の背面から吹出す吹出口（３ｃ）を設
   けたことを特徴とするパーソナル作業スペースの暖房装
   置。
2. （２）温風ガイド（３）の前面側から背面側に至る途中
   に、補助吹出口（３ｄ）を設けている特許請求の範囲第
   １項記載のパーソナル作業スペースの暖房装置。