JPS63123916A - 微粉炭製造供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は石炭焚ボイラ等における微粉炭製造供給装置に
関するものである。

［従来の技術］ 第２図は従来の微粉炭製造供給装置の一例を示すもので
、原炭バンカｌからの石炭が原炭供給機２を介して微粉
炭機３に供給されることにより微粉砕され、且つ通風機
４から図示しないボイラ排ガス等によって予熱を行うよ
うにした空気予熱器を介して供給される１次空気５によ
り、前記微粉炭が搬送されて微粉炭管６によりボイラの
バーナ等に供給されるようになっている。

しかし、上記従来装置においては、微粉炭機の起動時に
は微粉炭機及び微粉炭機への空気供給系統の暖機運転（
ウオーミングアツプ）を要し、その際石炭を充分に乾燥
させつつ良好な微粉砕を行わせることができず、そのた
めに第３図中実線で示すように、安定微粉炭供給量を確
保するまでに長い時間ｔが掛ると共に、ボイラ起動時に
おける微粉炭機３出炭量が不安定でしかも実際の出炭量
を確実に知ることができないために、ボイラの蒸気温度
の制御系がふらつき、制御性が悪化する問題を有してい
た。

このため、近年、第４図に示すように、微粉炭機３から
の微粉炭管６をバグフィルタ−７に接続して微粉炭の分
離を行うようにし、且つ排気を吸引ファン８を介して大
気等に排出するようにし、更に前記バグフィルタ−７に
て分離した微粉炭を微粉供給機９を有した大型の微粉貯
蔵ビン１０に貯蔵するようにし、且つ前記通風機４から
の１次空気５或いは別個に供給するようにした１次空気
により、前記微粉供給機９から切出される微粉炭をバー
ナ等に搬送して供給することが計画されている。

即ち、微粉炭を常時微粉貯蔵ビン１０に貯めながら、微
粉供給機９により所要量ずつ切出すようにし、よってボ
イラ起動時等の負荷変化に微粉貯蔵ビン１０内の微粉炭
量の変化によって対応するようにし、第３図中破線で示
すように、ボイラの制御に応じた微粉炭供給量の変化を
行わせるようにしている。

［発明が解決しようとする問題点コ しかし、上記従来装置においては、微粉炭を微粉貯蔵ビ
ンＩＯに必ず一旦貯めてから供給する方式であるために
、負荷変動時における微粉炭＃＆３の出炭口の応答性の
悪さ等から微粉貯蔵ビン１０を非常に大容量のものとし
ておく必要があるため、設備的に高価になる問題があり
、又バグフィルタ−７による微粉炭の分離を行うように
しているために、吸引ファン８が必要であると共に、吸
引ファン８による空気は大気へ排出するため、前記微粉
炭機３を介してバグフィルタ−７に導く空気と、微粉供
給機９からの微粉炭をバーナへ導く１次空気５を同一の
通風機４にて供給するようにした場合、通風機４の容量
を非常に大きくする必要が生じて高価になる問題があり
、又これを別系統により空気供給方式によって行っても
、通風機が別個に必要になるためにやはり同様の問題を
生じる。又、前記したように、微粉炭を一旦分離する方
式においては、完全な分離のために性能の優れたバグフ
ィルタ−７を必要として高価になると共に、目詰り等を
防止して安定した作動を行わせるための手段、或いは頬
繁なメンテナンスを要する、等の問題も有していた。

本発明は、上記従来装置の問題点に着目してなしたもの
で、小型且つ安価な装置で、しかも低運転コストにて、
ボイラ等の負荷変動時における微粉炭を安定して供給で
きる装置を提供することを目的とする。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、上記技術的課題を解決しようとしたもので、
微粉炭機からの微粉炭を搬送する微粉炭管に、夫々に切
換用のダンパを有した分配器を設けて流路を分岐し、一
方の給炭流路をバーナに導くと共に、他方の貯炭流路を
サイクロンセパレータ及び微粉供給機を備えた補給貯蔵
ビンを介して前記給炭流路に接続し、且つ前記給炭流路
における前記貯炭流路の接続位置より上流側位置に、前
記サイクロンセパレータの排気管を接続したことを特徴
とする微粉炭製造供給装置、に係るものである。

［作　　　用］ 従って、本発明では、予め小型の補給貯蔵ビンに所要量
の微粉炭を貯蔵しておき、ボイラ起動時等の負荷変化時
、サイクロンセパレータにより微粉炭を分離して補給貯
蔵ビンに貯めなから該補給貯蔵ビンの微粉炭を、微粉供
給機を介して切出し且つ前記サイクロンセパレータから
の排気によりバーナに供給するようにし、又、微粉炭機
の出炭量が安定している定常時は微粉炭機からの微粉炭
を直接バーナに供給するように切換える。

［実　施　例］ 以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。

第１図は本発明の一例を示すもので、原炭バンカ１から
原炭供給機２を介して供給される石炭を微粉炭機３で微
粉砕し、同時に通風機４からの１次空気５により微粉砕
した微粉炭を浮遊させて搬送する微粉炭機３の微粉炭管
６に、各分配流路にカットダンパ１１．１２を有した２
方向の分配器１３を設け、一方の給炭流路１４をそのま
まバーナ側に導く。

又、前記他方の貯炭流路１５を、サイクロンセパレータ
１６に導いて微粉炭の分離を行うようにし、且つ分離し
た微粉炭を、微粉供給機１７を備えた小容量の補給貯蔵
ビン１８に貯蔵するようにし、該補給貯蔵ビン１８の微
粉炭を前記微粉供給機１７を介して前記給炭流路１４に
供給するように接続する。

又、前記サイクロンセパレータ１Ｂに接続された排気管
１９を、前記給炭流路１４における微粉供給機１７の接
続位置より上流側位置に接続する。

上記構成において、カットダンパ１１を閉め、１２を開
けた状態で微粉炭機３を作動すると、微粉炭管６からの
微粉炭が、貯炭流路１５を介しサイクロンセパレータ１
６に導かれて分離され、補給貯蔵ビン１８に貯蔵される
。このようにして、所要量の微粉炭を補給貯蔵ビン１８
に貯めておく。

ボイラの起動時は、上記したように、カットダンパ１１
を閉じ、１２を開けることにより微粉炭管６からの微粉
炭をサイクロンセパレータ１６を介して補給貯蔵ビン１
８に回収させる状態において、微粉供給機１７により補
給貯蔵ビン１８の微粉炭を所要量ずつ切出し、排気管１
９からの排気により搬送して、微粉炭供給量がボイラの
制御に応じて例えば第３図中破線で示す状態になるよう
に調整する。これにより、ボイラ起動時におけるボイラ
制御系を安定させることができる。

１次空気５の温度及びドラフト及び石炭供給量等が安定
して、微粉炭機３の作動が安定した定常状態になったら
、前記カットダンパ１１を開き、１２を閉じることによ
り、微粉炭管６からの微粉炭をそのまま給炭流路１４を
介してバーナに供給する。

尚、前記補給貯蔵ビン１８への微粉炭の貯蔵は、ボイラ
起動時、貯止時等に行うようにする。

尚、本発明は上記実施例にのみ限定されるものではなく
、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を
加え得ることは勿論である。

［発明の効果］ 上記したように、本発明の微粉炭製造供給装置によれば
、微粉炭機からの微粉炭を直接バーナに導く流路と、−
旦補給貯蔵ビンに貯めてから導く流路を切換え可能に備
えた構成を有しているので、補給貯蔵ビンがボイラ等の
負荷変化時における微粉炭の不足分を貯蔵できる小型の
容量をもつもので良く、更に微粉炭の供給が１次空気用
の１台のしかも小型の通風機で良いため、装置全体の小
型低廉化及び運転コストの低減化を図ることかでき、ボ
イラ等の負荷変動時における微粉炭の供給量制御を安定
且つ容易に実施できる優れた効果を奏し得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す説明図、第２図は従来
の一般的な装置の一例を示す説明図、第３図はボイラ起
動時における微粉炭機の出炭量と時間の関係を示す線図
、第４図は従来装置の別の例を示す説明図である。 ２は原炭供給機、３は微粉炭機、４は通風機、６は微粉
炭管、１１．１２はカットダンパ、１３は分配器、１４
は給炭流路、１５は貯炭流路、１６はサイクロンセパレ
ータ、１７は微粉炭供給機、１８は補給貯蔵ビン、１９
は排気管を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）微粉炭機からの微粉炭を搬送する微粉炭管に、夫々
   に切換用のダンパを有した分配器を設けて流路を分岐し
   、一方の給炭流路をバーナに導くと共に、他方の貯炭流
   路をサイクロンセパレータ及び微粉供給機を備えた補給
   貯蔵ビンを介して前記給炭流路に接続し、且つ前記給炭
   流路における前記貯炭流路の接続位置より上流側位置に
   、前記サイクロンセパレータの排気管を接続したことを
   特徴とする微粉炭製造供給装置。