JPS6312382A - 改良タツピングボ−ル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は反撥弾性と耐磨耗性の両特性共に優れたタッピ
ングボールに関するものである。

タッピングボールは１反撥弾性をもつ素材で作られたボ
ールであって１例えばジャイレトリーシフターの篩の目
詰り防止に用いられている。ジャイレトリーシフターの
場合は、ボールは篩枠内に納められて、ｉの振動によっ
てその網面を叩いて、目詰り粒子を除去する役割を果し
ている。

（ロ）従来の技術 従来のタッピングボールは、均一の材質で作られており
、その材質により反撥弾性および耐磨耗性がおのずと決
められていた。

ところが０反撥弾性の大きい材質のボールは耐磨耗性が
劣り、耐磨耗性の大きい材質のボールは反撥弾性が劣る
のが現状である。

すなわち、天然ゴムのタッピングボールは。

反撥弾性が大きいので、目詰り除去効果が大きく１例え
ばＩＯＭ（１６８０μ）程度の比較的粗い篩からｔＯＱ
Ｍ（１４９μ）以上の細い篩にまで用いられているとこ
ろが天然ゴムのタッピングボールでは、ｒＲ網や粉体と
の接触による磨耗が避けられず０例えばテスト篩による
２４時間の稼働で、ボール（径３２ｍ）１コ当り＋０３
１９の磨耗片の発生が認められた。

一方耐磨耗性の大きい材質としてウレタンゴムがある。

上記と同じ磨耗試験でウレタンゴムのタッピングボール
では磨耗片の発生は全く認められなかった。ところが一
方では、ウレタンゴムは反撥弾性が低いため例えば１０
０Ｍ（ｔ　４９μ）の篩では、目詰り除去効果が著しく
低くなり、篩効率も低下して長時間運転には耐えられな
い。

このように微粉末の篩別に用いられるタッピングとして
０反撥弾性と耐磨耗性を共に充分に兼ね備えたタッピン
グボールは存在シてい々かった。

＋−→発明が解決しようとしている問題点（ロ）に説明
した如〈従来のタッピングボールを用いた篩では０反撥
弾性と耐磨耗性を兼ね備えたタッピングボールがないた
め、１１別工程に於いては０作業効率か品質（製品中の
異物管理）の何れか一方を犠牲にしているのが業界の状
況である。

ところがこの何れも非常に重大な問題であって、ｉｉ工
程の作業効率の低下は微粉末篩別では経済的生産を不能
とする程度であり、製品中の異物は例えば医薬品製造等
にあって僅かなものであっても決して看過出来ない重要
問題でその解決が強く望まれていた。

本発明はタッピングボールに実用上充分な反撥弾力と耐
磨耗性とを附与することによ抄タッピングボールに於け
るこの二律背反の課題を一挙に解決するものである。

に）問題点を解決するための手段 本発明の改良タッピングボールは、材質を異にする外殻
と内芯から成っている。外殻は篩枠、網および粉体との
接触によっても、磨耗のおきない材質のものより選ばれ
、内芯の材質は目詰り除去に充分な反撥弾性のものより
選ばれる。外殻の厚味と、内芯の径の比は。

内芯の反撥弾性が損われず、しかも外殻の強度が充分く
保たれるように選定する。

磨耗性の評価方法としては、ジャイレトリーシフター（
徳寿製作所　コトブキジャイロシフター　Ｇ　Ｓ　−Ｂ
　Ｉ　Ｉ（）を用いた。６室（３室×２列）に仕切られ
た篩枠に一室当り３個の検体ボール（径３２鴫）を納め
篩網は１００−メツシュ　タテ５２α　ヨコ３１１．５
　国ヲ用いてシフターを２２　Ｏｒ、ｐ、ｍ　　″！２
４時間運転して発生する磨耗斤量をポール１個当りの■
として表わした。

反撥弾性の評価方法としては、検体ボールを１メートル
の高さから、１０ｍ厚の鉄板上に自然落下させ、撥ね上
る高さのメートル値で表わした、 上の条件に於いて外殻の材質の磨耗性は、好ましくは０
．１〜以下、最も好ましくは　１１．０■であり、ウレ
タン、ゴム、ナイロン等ヲ用いることが出来る。内芯の
材質の反撥弾性は０、５５　ｍ以上、最も好しくはｌ）
、　６０　ｍ以上であり、スチレンゴム、天然ゴム等が
用いられる。

外殻の厚味の内芯の径に対する比は、好ましくは１５俤
以下、最も好ましくは３乃至１０チである。

なおボールの形状は必ずしも球ｍ、に限るものではなく
、多面体であってもよい。この場合内芯の径は、内芯多
面体を同体積の球と仮定して計算により求められる直径
で表わすものとして、外殻の厚味と内芯の径の比を表わ
すものとする。

（ホ）作用 改良タッピングボールがに）に示した構造をもっている
ので、内芯は外殻の耐磨耗性で保護されていながら、外
殻の厚味がボールの形状に対し適切な範囲にあるため外
殻に充分な柔軟性が与えられて、内芯の反撥弾性をその
まま発揮することが出来るものである。

（へ）実施例１ ７．９レンゴムよ抄成る径２６鴫の球型ボールを径３０
種の球型金型内に、ボールと金型の中心を一致させて支
持し、射出成型法によりナイロンゴムを外殻として被覆
した。得られた改良タッピングボールをテストしたとこ
ろ。

反撥弾性は０．７３ｍ＃耗性は０．Ｏｌダであった。。

実施例２ 天然ゴムより成る径：（０鴫の球型ボールを厚さ１鴫の
ウレタンゴムチェーブチ包み、径３２ｍの球型金型内に
支持して、中空成型法にて成型して、ウレタンゴムで被
［した。

得られたタッピングボールをテストシタトコろ反撥弾性
ｔｄ　ｌ）、　６２　ｍｍ　磨耗性０．０ｑであった。

（ト）発明の効果 実施例１および２で製作した改良タッピングボールをそ
れぞれの外殻または内芯の素材と同一で単一素材から成
るタッピングボールを比較したところ表１の通りであっ
た。

表１

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）外殻が耐磨耗性の大なる材質であり、内芯が反撥
   弾性の大なる物質である構造をもつことを特徴とする改
   良タッピングボール。
2. （２）外殻の材質がウレタンゴム、ナイロンであること
   を特徴とする特許請求範囲（１）の改良タッピングボー
   ル。
3. （３）内芯が天然ゴム、スチレンゴムであることを特徴
   とする特許請求範囲（１）又は（２）の改良タッピング
   ボール。
4. （４）内芯の直径に対する外殻の厚味の比率が３乃至１
   ０％であることを特徴とする特許請求の範囲（１）又は
   （２）又は（３）の改良タッピングボール。