JPS6312308A - 液体混合物の分離方法 - Google Patents

液体混合物の分離方法

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JPS6312308A
JPS6312308A JP4310287A JP4310287A JPS6312308A JP S6312308 A JPS6312308 A JP S6312308A JP 4310287 A JP4310287 A JP 4310287A JP 4310287 A JP4310287 A JP 4310287A JP S6312308 A JPS6312308 A JP S6312308A
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JP
Japan
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group
membrane
copolymer
electron
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Application number
JP4310287A
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English (en)
Inventor
Kiyohide Matsui
松井 清英
Kazuhiko Ishihara
一彦 石原
Kazumi Suzuki
鈴木 七美
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Sagami Chemical Research Institute
Original Assignee
Sagami Chemical Research Institute
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子供与性を有する重合体より成る分lll1
ilを用いる液体混合物の分離方法に関する。
特に、本発明の方法は、浸透気化法に代表される非多孔
性膜を用いる膜分離プロセスにおいて有−用な方法であ
る。
〔従来の技術〕
この浸透気化法は通常の蒸留法では分離できないような
有機液体混合物、例えば共沸混合物、近沸点混合物、構
造異性体、熱変性しやすい物質を含む混合物の分離にを
効である。
芳香族化合物を含む上記の液体混合物、特に芳香族核置
換異性体の液体混合物の分離は工業上多くの問題を抱え
ている0例えばトルエンの塩素化により得られるジクロ
ロトルエンの異性体の分離には高度の精密薫留、分別結
晶並びに化学反応を組合わせた極めて繁雑な操作を繰返
す必要があり、効率的な分離法の開発が強く望まれてい
る。この分離に上記浸透気化法を適用する試みも行なわ
れており、分H膜としてはシクロデキストリン含有高分
子膜が公知であるが、膜透過性が著しく悪く、実用化は
困難である。
以上の様に現在に至るまで液体混合物、特に芳香族核置
換異性体の液体混合物を効率良く分離する高分子膜は知
られていない。
又、本発明の如き電荷移動相互作用が分離の駆動力とな
ろように設計された分1IIIII!としてジニトロフ
ェニル基の如き電子受容性基を含むものは知られている
が、(石原、松井ら第33口高分子討論会G!EO8)
、電子供与性基を存するものは従来全く知られていない
〔発明が解決しよとする問題点〕
本発明は、液体混合物、とりわけピリジンあるいは電子
受容性の核If換基を有する芳香族化合物を含む液体混
合物を効率的に分離することのできる方法を提供するこ
とにより上記従来法における欠点を解決しようとするも
のである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明において用いる分離膜は、電子供与性基ををする
重合体より形成される。
電子供与性基としては、少なくとも111以上のアルキ
ル基、ビニル基、アリル基、アミノ基、アルコキシル基
又は水酸基で置換された芳香族基、あるいは無置換のナ
フチル基、アンスリル基、フリル基、ピロリル基等を例
示することができる。
特に、アルキル基、アルコキシル基、水酸基、アミノ基
よりなる群から選ばれた1以上の基でW1換されたフェ
ニル基、ナフチル基、フリル基又はピロリル基、あるい
は無置換のナフチル基、フリル基又はピロリル基が、優
れた選択性を発現する上で好ましい、11合体中に電子
供与性基を担持する方法としては、これらの基を有する
単量体のラジカル重合法、イオン重合法、縮合反応等に
よる単独重合もしくは他の単量体との共重合反応さらに
は高分子反応により該電子供与性基を尋人あるいは形成
する方法が利用できる。
該電子供与性基の導入率は重合体中、単量体モル百分率
にしてO,、l−100%で好ましくは5〜80%の範
囲である。又、重合体膜の機械的強度の点で重合体の分
子量は1万以上であることが望ましい。
本発明における電子供与性基を有する重合体としては、
例えば もしくは 咲CF’2CP+−− などの操り返し単位から成る単独共重合体、又はなどの
繰り返し単位とから成る共重合体を例示することができ
る。
本発明の方法においては、上記の重合体を成膜して得ら
れる分a膜を用いるものである。
その成膜方法は、特に限定されることなく、公知あるい
は周知の方法でよい0例えば重合体溶液をポリエチレン
板、ポリテトラフルオロエチレン板、金属板、ガラス板
、または水面上などに展延した後、溶媒を蒸発させて丈
夫な膜とすることができる。また多孔質の支持体を重合
体溶液に浸漬したのち引き上げたり、支持体に溶液を塗
布、乾燥させるなどの方法も採用することができる。
重合体溶液を作製するための有8g溶媒としては、重合
体を良(溶解するものであれば特に限定することなく用
いることができる。
本発明の分離膜は、充分な液体透過量を与え、かつ実用
的な強度を持つために、膜の厚さが0.01〜200.
un、特に0.05〜lOO,c+mであることが好ま
しい、*厚が1μm以下のm膜では支持体とともに用い
ることが好ましい、支持体としでは、織布状または不織
布状支持体、ミクロフィルター、限外濾過膜など膜を支
持する充分な強度を有する多孔質体であればこれを用い
ることができる。
重合体膜は架橋処理をしないで用いることが望ましいが
、分離の対象となる液体混合物に重合体膜が著しく膨潤
するか、あるいは溶解する際には架橋処理により不溶化
し用いることもできる。
又、本発明において、分離膜は均質膜、非対称膜、複合
膜あるいはこの分離膜を他の膜と重ね合せた積層膜の形
で用いることもできる。
又、このようにして得られる膜は、平膜、管状膜、中空
糸膜等いかなる形状においても用いることができる。
本発明の方法は上記分離膜の片側に膜中に存在する電子
供与性基と電荷移動相互作用しつる物質を含む液体混合
物を存在させ、分離膜の反対側に上記物質を優位に透過
させるものである。
選択透過しうる上記物質としては、ピリジン、の他、ハ
ロゲン、ポリハロアルキル基、ニトロ基、シアノ基、ス
ルホニル基、アシル基等で核置換された芳香族化合物を
例示することができ、これらの化合物を少なくとも一種
以上含む液体合物に対して本発明の方法を適用できる。
上記の電荷移動相互作用しうる物質として、クロロベン
ゼン、フルオロベンゼン、ジクロロベンゼン、ジブロモ
ベンゼン、ブロモクロロベンゼン、ジクロロトルエン、
ニトロベンゼン、ベンゾニトリル、ヘキサフルオロベン
ゼン、フルオロニトロベンゼン、ニトロトルエン、アセ
トフェノン、ニトロナフタレン、ピリジン、クロロピリ
ジン、ペンゾトリフルオリド、クロロ安息香酸メチル、
メチルフェニルスルホン等を例示することができる。
〔発明の効果〕
本発明の方法により、従来の分離法では分離が困難な共
沸混合物、近沸点混合物、構造異性体混合物等の液体混
合物を簡便かつ効率良く分離することができる。
以下、本発明を実施例、参考例によりさらに詳しく説明
する。
参考例1 びメタクリル酸2−ヒドロキシエチル(HEMA)を仕
込みモル組成比HEA/HEMA−0,710,3、全
単量体濃度が2 m o 1 / j!になるように各
々19.51 g、9.37 gをガラス製重合アンプ
ルに仕込み、希釈剤としてN、N−ジメチルホルムアミ
ド(DMF)91,1ml及び重合開始剤として2.2
゛−アゾビスイソブチロニトリル(A I BN)0.
082 gをアンプル内に入れ常法に従い、十分に脱気
した後、高真空下(104mmHg以下)に封管した。
これを60℃にて1.0時間振りまぜ重合反応を行なっ
た0反応混合物をメタノールで希釈し、これを大量のジ
エチルエーテル中に投じ、収量6.5g、収率22.5
%でHEA−HEMA共重合体を得た。該共重合体中の
HEAモル分率はNMRの結果0.467であった。
参考例2 HEAとの仕込みモル組成比をHEA/HEMA−0,
7510,25とした以外は参考例1と同様の方法でH
EA−HEMA共重合体を収率26%で得た。該共重合
体中のHEAモル分率はNMRの結果0.673であっ
た。
参考例3 参考例1で得られたHEA−HEMA共重合体1.0g
をピリジン30m1に溶解し、これにトリエチルアミン
1.68gを加え0℃に冷却した。この溶液を激しく攪
拌下、3.4−ジメトキシ安息香酸クロリド2.5gを
含むピリジン溶液20 m lを滴下し、その後70℃
にて20時間反応した。
反応混合液を濃縮し大量の純水中に投じることにより重
合物を沈澱させ、これを濾別した。これを再びDMFに
溶解、ジエチルエーテル中に溶液を滴下することにより
側鎖に3.4−ジメトキシフェニル基を有する共重合体
を精製した。乾燥後の共重合体の収量は1.57g、収
率は89.9%であり、IR,スペクトル測定の結果、
3100cm−’、1600cm−’にフェニル基、1
720〜17003−’にカルボニル基を基づくピーク
が観測された。
また元素分析結果より3.4−ジメトキシフェニル基の
導入率は55.0モル%であった。
元素分析値C:58.52%、H:6.29%得られた
共重合体の5wt%DMF溶液5mlを25−のポリエ
チレン板上に流延、溶媒を40tにて加熱、留去するこ
とにより膜厚8oμmの透明均一な高分子膜を得た。
参考例4 参考例2で得られたHEA−HEMA共重合体1.0g
をピリジン30m1に溶解し、これにトリエチルアミン
1.68gを加え0℃に冷却した。この溶液に2.3−
ジメトキシ安息香酸クロリド2.5gを含むピリジン2
0m!を滴下し、70℃にて20時間反応した0反応混
合物を参考例3と同様の方法にて精製し、収率85.6
%にて側鎖に2゜3−ジメトキシフェニル基を有する共
重合体を得た。IRスペクトル測定の結果、3100c
m−’、1609cm−’にフェニル基、1735cm
−’にカルボニル基に由来するピークが観測された。ま
た元素分析結果より2.3−ジメトキシフェニル基の導
入率は81.3モル%であった。
元素分析値C:59.75%、H:6.16%分子11
(ポリスチレン換算) M!−31,4X10’ 得られた共重合体を参考例3と同様の方法で成膜し、厚
さ60μmの均一な高分子膜を得た。
参考例5 参考例2で得られたHEA−HEMA共重合体1.0g
をピリジン30m1に溶解し、これにトリエチルアミン
0.813gを加え0℃に冷却した。
この溶液3,5−ジメトキシ安息香酸クロリド0.99
6gを含むピリジン20m1を滴下し、60℃にて16
時間、その後70℃にて4時間反応させた0反応混合物
を参考例3と同様の方法にて精製し、収量1.41g、
収率97.0%にて側鎖に3.5−ジメトキシフェニル
基を有する共重合体を得た。IRスペクトル測定の結果
、34001−1に水酸基、3100cm−’、160
0cm−’にフェニル基、1730es+−’にカルボ
ニル基に由来するピークが観測された。また元素分析結
果より3゜5−ジメトキシフェニル基の導入率は33.
17モル%であった。
元素分析値C:57.05%、H:6.53%得られた
共重合体を参考例3と同様の方法で成膜し、厚さ60μ
mの均一な高分子膜を得た。
参考例6 HEMA  1 g (7,68mmo 1)をピリジ
ン30m1に溶解し、これにトリエチルアミン1.55
 g (15,36mmo I)を加えた。コノ溶液に
3.4−ジメトキシ安息香酸クロリド1.54g (7
,68mmo I)を含むピリジン20 m lを加え
、室温にて24時間、さらに70℃にて24時間反応さ
せた。ピリジンを減圧留去した後、残渣をジエチルエー
テルに溶解、これを飽和硫酸水素カリウム水溶液にて洗
浄し、さらにジエチルエーテルを留去、残渣をジエチル
エーテルより再結晶してメタクリル酸2− (3,4−
ジメトキシベンゾイルオキシ)エチル(3,4−DME
M)の無色板状晶730Qlを得た。収率32%。
元素分析値(理論値) C:61.22%、H:6.16% (分析値) CF61.21%、H:6.09% IRスペクトル(cs−’)  : 2950 (C−
H) 。
1725、 1705  (C−0)、  1640(
C−C)、160G (ベンゼン環)。
1230、 1020  (C−0−C)得られた3、
4−DMEMとHEAの仕込みモル組成比が3.4−D
MEM/HEA−0,410,6となるようにそれぞれ
0.657g及び0.173gを重合アンプルに仕込み
全単量体濃度が0.83mol/j!になるようにDM
F4.89m1を加えた。さらに重合開始剤としてAI
BN6■を加え参考例1と同様の方法にて高真空下に封
管した。
これを60℃にて17時間振りまぜ重合反応を行なった
0反応混合物を大量のジエチルエーテル中に投じ、共重
合体を精製した。沈澱物を濾別、乾燥し、収量0.53
0g、収率63.9%で3.4−DMEM−HEA共重
合体を得た0元素分析値より共重合体中の3.4−DM
EM&l成は38.45モル%であった。
元素分析値C;57.54%、H:6.50%得られた
共重合体0.3gをDMF3mlに溶解し、これをポリ
エチレン板上に流延、DMFを60℃にて留去すること
により膜厚47μmの均一で透明な膜を得た。
参考例7 HEMA2.0g (15,36mmo 1)をピリジ
ン60m1に溶解し、これにトリエチルアミン1.86
 g (18,44mmo l)を加えた。コノ溶液に
2,3−ジメトキシ安息香酸クロリド3,08g (1
5,36mmo l)を含むピリジン40m1を加え室
温にて24時間反応させた。ピリジンを減圧留去した後
、残渣をジエチルエーテルに溶解、これを飽和硫酸水素
カリウム水溶液にて洗浄し、次にジエチルエーテルを留
去、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精
製することによりメタクリルa2− (2,3−ジメト
キシベンゾイルオキシ)エチル(2,3−DMEM)を
収量2.82g、収率62.3%にて得た。
元素分析値(理論値) C:61.22%、H:6.16% (分析値) C:60.87%、H:6.00% IRスペクトル(ロー’)? 2950 (C−H)。
1725.1705 (C−0)、1640(C−C)
、1600 (ベンゼン環)。
1230.1020 (C−0−C) 得られた2、3−DMEMとHEAの仕込みモル組成比
が2.3−DMEM/HEA=0.410.6となるよ
うにそれぞれ1.42g及び0.37gを重合アンプル
に仕込み、全単量体濃度が1.Omol/1になるよう
にDMF6.25m1を加えた。さらに重合開始剤とし
てAIBNを13■加え参考例1と同様の方法←て高真
空下に封管した。これを60℃にし4.5時間振りまぜ
重合反応を行なった0反応混合物を大量のメタノール中
に投じ共重合体を精製した。沈殿物を濾別・乾燥し、収
量0.691 g、収率38.6%で、2.3−DME
M−HEA共重合体を得た0元素分析値より共重合体中
の2.3  DMEM組成は58.29%であった。
元素分析値C:59.13%、H:6.11%得られた
共重合体0.3gをT HF 3 m lに溶解し、こ
れをポリテトラフルオロエチレン板上に流延、T HF
を30℃にて留去することにより膜厚55μmの透明な
高分子膜を得た。
参考例8 参考例2で得たHEA−HEMA共重合体0.63gを
ピリジン20 m lに溶解し、これにトリエチルアミ
ン0.528gを加え0℃に冷却した。この溶液に3.
4−ジメトキシフェニル酢酸クロリド0.90gを含む
ピリジン2Qmlを滴下し、次に室温にて16時間反応
させた0反応混合物を参考例3と同様の方法にて精製し
、収310.353g、収率76.9%にて側鎖に3.
4−ジメトキシベンジル基を有する共重合体を得た。r
Rスペクトル測定の結果、17303−’にカルボニル
基、1590cm−’にベンゼン環に由来するピークが
観測された。また、NMR測定により3.4−ジメトキ
シベンジル基の導入率は15.3モル%であった。
元素分析値C:54.17%、Hニア、01%得られた
共重合体を参考例3と同様の方法で成膜し厚さ75μm
の均一、透明な高分子膜を得た。
参考例9 3,4−ジメトキシアニリン5.0gをクロロホルム3
Qtnlに溶解し、トリエチルアミン6.67gを加え
た。この溶液にアクリロイルクロリド2.99gを含む
クロロホルム溶液20WLIlを0℃にて加え、室温で
15時間反応させた0反応溶液をIN  NaOH水溶
液で洗浄後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ベ
ンゼン/酢酸エチル部7/3)により精製し、さらに5
0%エタノール水溶液より再結晶後、エタノールより再
結晶して3.4−ジメトキシアクリルアニリド2.2g
  (収率27%)を無色針状晶として得た。
元素分析値 理論値 C:63.76%、H:6.32%、N:6.76%。
分析値 C:63.35%、H:6.43%、N:6.65%。
!Rスペクトル(cs−’)  : 3230 (NH
) 。
315G (NH)、3050 (CH)。
1660 (C−0)、1630 CC−C”)。
1600 (ベンゼン環)。
’H−NMRスペクトル(δ、ppm):3.86 (
6H,0CHs)5.72 (LH。
ビニル)、6.33 (IH,ビニル)、6.86(I
H,ビニル)、7.50 (3H,ベンゼン環)、7.
60 (NH)。
参考例10 3.5−ジメトキシアニリン5.0gをクロロホルム3
011/に溶解し、トリエチルアミン6.67gを加え
た。この溶液にアクリロイルクロイド2.99’gを含
むクロロホルム溶液’lQmlを0℃にて加え、室温で
24時間反応させた0反応溶液をlNNaOH水溶液で
洗浄後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ベンゼ
ン/酢酸エチル−8/2)により精製し、さらにエタノ
ールより再結晶して3.5−ジメトキシアクリルアニリ
ド2.24g(収率33%)を無色針状晶として得た。
元素分析値 理論値 CF 63.76%、H:6.32%、N:6.76%
分析値 C:63.64%、H:6.42%、N:6.66%。
!Rスペクトル(as−’)  : 3300〜303
0(NH)、1670 (C−0)、1630(C−C
)、1605 (ベンゼン環)。
’1(−NMRスペクトル(δ、ppm):3.76 
(6H,0CHs)5.75 (IH。
ビニル)、6.06〜6.56 (3H,ビニル。
ベンゼン環) 、  6.83 (2H,ベンゼン環)
7.53 (IH,NH)。
参考例11 3−(3,4−ジメトキシフェニル)プロパツール5.
0gをクロロホルム30 m/に溶解し、トリエチルア
ミン5.06gを加えた。この溶液にアクリロイルクロ
リド2.31gを含むクロロホルム溶液2Q Fd′を
0℃にて加え、室温で21時間反応させた0反応溶液を
IN  NaOH水溶液で洗浄後、シリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(ベンゼン/酢酸エチル−971)に
より精製してアクリル酸3− (3,4−ジメトキシフ
ェニル)プロピル2.89g(収率46%)を無色油状
物として得た。
元素分析値 理論値 C:67.18%、H:7.25%。
分析値 C:67.34%、Hニア、25%。
IRスペクトル(3−’)  : 1720 (C掌0
)。
’H−NMRスペクトル(δ、ppm):1.96 (
2H,CHよ)、2.64 (2H。
ベンジル)、3.86 (6H,0CRs)。
4.16 (2H,OCHg)、5.70〜6.50(
3H,ビニル)、6.73 (3H,ベンゼン環)。
参考例12 メタクリル酸2−ヒドロキシエチル1.0gをベンゼン
29 m/に溶解し、トリエチルアミン1.16gを加
えた。この溶液に3.4−ジメトキシフェニル酢酸クロ
リド1.64gを含むベンゼン溶液20mrを加え、5
0℃で16時間反応させた0反応溶液をIN  NaO
H水溶液で洗浄後、シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(ベンゼン/酢酸エチル−92/8)により精製して
メタクリル酸3.4−ジメトキシフェニルアセトキシエ
チル1.06g(収率45%)を無色油状物として得た
参考例13 0、〜1e 参考例9で得た3、4−ジメトキシアクリルアニリド(
3,4−DMAA)及びメタクリル酸2−ヒドロキシエ
チル(HEMA)を仕込みモル組成比3.4−DMAA
/HEMA−0,710,3、全単量体濃度が1 m 
o l / jになるように各々1.20g、0.32
gをガラス製重合アンプルに仕込み、希釈剤としてN、
 N−ジメチルホルムアミド(DMF)6.75m及び
重合開始剤として2゜2′−アゾビスイソプ子ロニトリ
ル(A I BN)6.79■をアンプル内に入れ常法
に従い、十分に脱気した後、高真空下(10−’mmH
g以下)に封管した。これを60℃にて3時間振り混ぜ
重合反応を行なった0反応混合物をメタノールで希釈し
、これを大量のジエチルエーテル中に投じ、収量1.3
6g、収率89.5%で3.4−DMAA−1(EMA
共重合体を得た。該共重合体中の3.4−DMAAモル
分率は元素分析の結果0.287であった。
元素分析値 C:58.65%、Nニア、10%、Nニア、22%。
得られた共重合体のlQwt%D M F 溶液5I+
!/を25cm”のポリエチレン板上に流延し、溶媒を
40℃で留去することにより、1111100μmの透
明な高分子膜を得た。
参考例14 参考例13において、3.4−DMAAの代わりに参考
例10で得た3、5−ジメトキシアクリルアニリド(3
,5−DMAA)1.30gを用い、HEMA、DMF
SA I BNを同じ割合で用いて参考例13と同様の
操作を行なって、3.5−〇MAA−HEMA共重合体
を収量1.36g(収率82.4%)で得た。この共重
合体の3.5−DMAAモル分率は、元素分析の結果0
.268であった。
元素分析値 C:5B、46%、Hl、11%、N:6.78%。
得られた共重合体のl Qwt%DMF溶液5mlを溶
液5スlポリエチレン板上に流延し、溶媒を40℃で留
去する−ことにより、膜厚90μmの透明な高分子膜を
得た。
参考例15 参考例13において、3.4−DMAAの代わりに参考
例11で得たアクリル#3− (3,4−ジメトキシフ
ェニル)プロピル(3,4−DMPPA)0.893g
を用い、HEMA、、DMF。
AIBNを同じ割合で用いて参考例13と同様の操作を
行なって、3.4−DMPPA−HEMA共重合体を収
量0.47g(収率43.0%)で得た。
この共重合体中の3.4−DMPPAモル分率は、元素
分析の結果0.391であった。
元素分析値 c:si、c+o%、Nニア、48%。
得られた共重合体のl Qwt%クロロホルム溶液5J
I/ヲ25calのポリテトラフルオロエチレン仮上に
流延し、溶媒を40℃で留去することにより、膜厚12
0μmの透明な高分子膜を得た。
参考例16 参考例12で得たメタクリル酸3.4−ジメトキシフェ
ニルアセトキシエチル(3,4−DMPAM)1.06
8とHEMAo、06gとを混合し、60℃で一週間放
置することにより、3゜4−DMPAM−HEMA部分
架橋共重合体を1.02g得た。
元素分析値 C:61.85%、H:6.68%。
得られた共重合体のlQwt%DMF懸濁液5iを25
18のポリエチレン板上に流延し、溶媒を40℃で留去
することにより、膜厚90μmの透明な高分子膜を得た
実施例1 参考例3で得られた重合体膜をステンレス製浸透気化セ
ルにはさみ込み、供給液としてジクロロトルエン(DC
T)異性体混合物を用い常法に従い選択透過試験を行な
った。透過液組成はガスクロマトグラフィーにより定量
した0選択性α1及び透過速度Pは次式を用いて算出し
た。
その結果、供給液中の成分比が2.5−ジクロロトルエ
ン(2,5−DCT)/2.6−ジクロロトルエン(2
,6−DCT)/2.4−ジクロロトルエン(2,4−
DCT)=40.0/35.0/25.0の場合、通過
液中の成分比が2.5−DCT/2.6−DCT/2.
4−OCT−48,9/30.6/20.5となりα2
・ゝ−act 麿1.44゜P−5,47xlO°”(
g−m/rd−hr)であった。
実施例2〜11 実施例1と同様の方法で重合体膜の選択透過性試験を行
なった。結果を表1に示す。
実施例12 参考例4で得られた重合体膜を用いて実施例1と同様の
方法によりm−ジクロロベンゼン(m −DCB)とシ
クロヘキサン(Ch)混合物の選択透過試験を行なった
。その結果、供給液中の成分比がm−DCB/Ch=4
4.5155.5の場合、透過液中の成分比がm−DC
B/Ch=93.4/6.6となり、ex”−DC” 
−17,77、P−1,33X10−30−3(/rr
f −h r)であった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電子供与性基を有する重合体より成る分離膜の片
    側に、膜中に存在する電子供与性基と電荷移動相互作用
    しうる物質を含む液体混合物を存在させ、反対側に上記
    物質を優位に透過させることを特徴とする液体混合物の
    分離方法。
  2. (2)電子供与性基が、アルキル基、アルコキシル基、
    水酸基、アミノ基よりなる群から選ばれた一以上の基で
    置換されたフェニル基、ナフチル基、フリル基又はピロ
    リル基、あるいは無置換のナフチル基、フリル基又はピ
    ロリル基である特許請求の範囲第1項に記載の液体混合
    物の分離方法。
  3. (3)電荷移動相互作用をしうる物質が、ハロゲン原子
    、ポリハロアルキル基、ニトロ基、シアノ基、スルホニ
    ル基又はアシル基で核置換された芳香族化合物、あるい
    はピリジンである特許請求の範囲第1項又は第2項に記
    載の液体混合物の分離方法。
JP4310287A 1986-03-20 1987-02-27 液体混合物の分離方法 Pending JPS6312308A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10280342B2 (en) * 2013-07-30 2019-05-07 The Regents Of The University Of California Adhesive materials and methods of making and using the same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10280342B2 (en) * 2013-07-30 2019-05-07 The Regents Of The University Of California Adhesive materials and methods of making and using the same

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