JPS6312261A - 少塩みその製造方法 - Google Patents

少塩みその製造方法

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JPS6312261A
JPS6312261A JP61156308A JP15630886A JPS6312261A JP S6312261 A JPS6312261 A JP S6312261A JP 61156308 A JP61156308 A JP 61156308A JP 15630886 A JP15630886 A JP 15630886A JP S6312261 A JPS6312261 A JP S6312261A
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JP
Japan
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miso
salt
exchange membrane
electrodialysis
flavor
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Pending
Application number
JP61156308A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Matsunaga
松永 義則
Noboru Idemoto
出本 昇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokuyama Corp
Original Assignee
Tokuyama Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は少塩みその製造方法に関し、詳しくは、特に麦
、大豆などを醸造して得られるみそが有する独特の味お
よび風味を損なうことなく、該みそ中に含まれる10乃
至10数%の食塩を簡単に除去する方法を提供するもの
である。
(従来技術および発明が解決しようとする課題)米、麦
、大豆などを原料とした普通みそ(以下、単にみそと記
す)は、それぞれの原料に由来する独特の味および風味
を有し、一般に汁物等の用途に好適である。このような
みその製造方法は、主に原料を蒸煮し麹菌を繁殖させ(
製麹工程)、別に蒸煮した大豆、食塩および水と混合し
く仕込工程)、貯蔵して酵母、乳酸菌、麹菌などの微生
物作用によって旨味成分および香気成分などを醸成させ
る(熟成工程)などの工程を経る。最近、このようなみ
その中で成人病防止などのために、特に食塩含量が4〜
6%程度の少塩みそか要望されている。
上記した従来の方法で少塩みそを製造するためには、熟
成期間を短かくして、食塩の仕込量を少なくすることが
必要であり、米を原料とした少塩みそか一般に白みそと
して市販され、8亥白みその熟成期間は一般に7日〜2
週間である。しかしながら、麦みそや豆みその製造には
一般に1〜3ケ月間またはそれ以上の熟成期間を要する
ため、食塩の仕込量が少ない場合には、熟成時に腐敗を
生じ製造ができない。したがって、麦みそや豆みその食
塩含量は一般に10〜14%程度が限度であり、これら
の少塩みそは得られなかった。したがって、本発明の課
題は従来の方法によって得たみそから、該みそ独特の味
および風味を撰なわずに食塩を減少させることにある。
(課題を解決するための手段) 本発明者等は上記課題の解決を鋭意検討した結果、熟成
後の粘体状のみそ、即ち一般に固形分と水分とが重量比
で約1=1〜2:1であるみそを水で希釈して特定な粘
度以下の懸Sii溶液状態(スラリー状態)にしてイオ
ン交換膜法電気透析法で処理することにより、意外にも
該みその味や風味を損なうことなく含有食塩を簡単に除
去できることを見い出し、本発明を提案するに至った。
即ち、本発明は食塩を含むみそを懸濁溶液状態にしてイ
オン交換膜法電気透析装置の脱塩室に供給して電気透析
することを特徴とする少塩みその製造方法である。
本発明の電気透析に供せられるみそは米、麦、豆などを
原料とし、これに前記のような製麹、仕込、熟成後、み
そごし機ですりつぶして得たもの、あるいはその後みそ
ごし機にかけながら調味料、甘味料、着色料、保存料、
栄養強化剤等の添加剤を添加して得たものが制限なく用
いられる。特に調味料、甘味料などの添加剤を添加する
前のみそを用いて電気透析に供する場合には、含有食塩
の脱塩と共に調味料、甘味料などの有効成分が損われる
おそれがないため有利である。即ち、本発明においては
、電気透析により脱塩したみそに必要な調味料、甘味料
などの添加剤を後添加する少塩みその製造法が推奨され
る。しかしながら、本発明においては、調味料、甘味料
などの添加剤を添加したみそを電気透析に供した場合に
も、後記するように味および風味を実質的に損うことな
く、少塩みそを得ることが出来る。
本発明は、上記したみそを懸濁溶液状態にしてイオン交
換膜法電気透析法で処理することが重要で、このように
することにより所期の目的が達成される。本発明におい
て懸濁溶)夜状態とは、一般に粘体状のみそと水が均一
に混合したスラリー状物(以下、これをみそスラリーと
記す)で、みそと水との混合比は一般に重量比で1:0
.4〜0.8程度で、みそスラリーの粘度は一般に35
00センチボイス(CP)以下が好ましい。みそスラリ
ーの粘度が余り大きくなると流動しないため電気透析処
理が不能となり、逆に粘度が低すぎると、みその濃度が
低下するため、電気透析処理した後、水分を除去する操
作が必要で煩雑になる。
本発明に用いるイオン交換膜法電気透析装置は、陽極、
陰極間に陽イオン交換膜と陰イオン交換膜を配列して構
成される基本構造であれば、公知のイオン交換膜法電気
透析装置が特に制限なく使用される。例えば、陽・陰極
間に陽・陰イオン交換膜をそれぞれ1枚組込んだ3室型
、電極間に陽イオン交換膜と陰イオン交換膜とを室枠を
介して交互に配列し、これらの両イオン交換膜と室枠と
によって脱塩室と濃縮室とを形成させた基本構造よりな
るフィルタープレス型やユニットセル型などである。か
かるイオン交換膜法電気透析装置に用いる陰・陽イオン
交換膜の種類、膜数、あるいは脱塩室および濃縮室の流
路間隔(膜間隔)等は、処理するみそスラリーの種類や
処理量により適宜選定されるが、特に脱塩室の流路間隔
はみそ中の固形分により流路が閉塞しないことが必要で
あるため、−iに10鰭以上が好ましい。また脱塩室に
攪拌器を設けることも好ましい。
本発明のイオン交換膜法電気透析装置を用いてみそスラ
リー中の食塩を減少する方法は、透析装置の脱塩室に前
記したみそスラリーを、濃縮室に電解質溶液をそれぞれ
供給し、さらに陰・陽極室にも食塩水等の電解質溶液よ
りなる電極液を供給した状態で、陽極と陰極との間に直
流電流を通ずることにより実施される。即ち、本発明に
おいては上記状態で通電することにより、脱塩室に供給
されるみそスラリー中における食塩のナトリウムイオン
(Na′″)および塩素イオン(1!−)がそれぞれ膜
を透過して濃縮室側(王室型の透析装置では電極室側)
に排出されるため、みそスラリー中の食塩含有量は時間
の経過と共に減少する。したがって、通電時間を調整す
ることによりみそ中の食塩濃度を所望の値にコントロー
ルすることが出来る。一方、本発明においては食塩のN
a”やCl−の移動に伴ってみそ中の前述したような味
や風味の成分となるイオンも濃縮室側(電極室側)に排
出されるはずであるが、後述する実施例の結果より明ら
かな如く、これらの成分は殆ど除去されずに残存してい
る意外な事実が認められる。この理由については明確に
出来ないが、電気透析において食塩が選択的に膜を透過
し、上記した味や風味の成分は極めて透過し難いという
現象を呈するものと推測される。
かかる本発明における電気透析において、電気透析装置
に印加する電圧、電流密度および処理時間は除去すべき
食塩の濃度により適宜選定されるが、印加する電圧およ
び電流密度は小さい程、みそスラリーの温度上昇が抑制
されるため、該みそスラリー中に含有される味や風味の
成分の変質が避けられるし、みそスラリー中の固形分が
透析装置内で堆積しない程度の流速を与えることが好ま
しい。このようにして処理した後におけるみそ中の食塩
濃度は、約4〜6重量%にとどめることが得られる少塩
みその味および風味を損わないために望ましい。即ち、
食塩濃度を4重■%以下にまで透析した場合には、塩分
と共に他の味および風味の成分も除去されるためか、味
および風味が著しく撰われる。
(効果) 以上に説明したように、本発明の方法によれば、10乃
至10数%の食塩を含むみそを懸濁溶液にしてイオン交
換膜法電気透析装置に供給するという簡便な方法で、み
そが有する独特の味や風味を損なわずに且つ食塩を所望
する濃度、−iには4〜6%まで減少させたみそを得る
ことが出来る。
(実施例) 以下、本発明を具体的に説明するための実施例を示すが
、本発明はこれらに限定されるものではない。
尚、実施例において、味および風味の評価は、7名の熟
練したパネラ−によって、透析前後のみそスラリーの味
および風味を3点法で採点して示した。
3点・・・・・・良い 2点・・・・・・普通 1点・・・・・・劣る 実施例1 陽極、陰極間に陽イオン交換膜(ネオセプタCM2、徳
山曹達社製)と陰イオン交換膜(ネオセプタAC5、徳
山曹達社製)をそれぞれ1枚組込んで構成した3室型電
気透析装置(有効膜面積20cI+l/枚)を用い、そ
の脱塩室(膜間隔50n)に市販の麦みそ30重量部に
対して水50重量部の比率で混合した麦みそスラリー8
0gを供給して、攪拌しながら第1表に示す条件で電気
透析した。
電気透析の前後におけるみそスラリーの性状を第2表に
、また味、風味の評価を第3表に示した。
第  1  表 第2表 第3表 実施例2 実施例1の麦みそを豆みそにした以外は、全て実施例1
と同様にした。電気透析処理の前後における食塩濃度は
、それぞれ11.0重量%、6.0重量%で、また味、
風味の評価も電気透析処理の前後で差はなかった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)食塩を含むみそを懸濁溶液状態にしてイオン交換
    膜法電気透析装置の脱塩室に供給して電気透析すること
    を特徴とする少塩みその製造方法。
  2. (2)懸濁溶液の粘度が3500センチポイズ以下であ
    る特許請求の範囲第(1)項記載の少塩みその製造方法
JP61156308A 1986-07-04 1986-07-04 少塩みその製造方法 Pending JPS6312261A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014087748A (ja) * 2012-10-30 2014-05-15 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 液間イオン移送方法及び液間イオン移送装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58175463A (ja) * 1982-04-08 1983-10-14 Torao Toyama 高たん白質含有食品の製造法
JPS6062956A (ja) * 1983-09-14 1985-04-11 Ajinomoto Co Inc 和風液体調味料及びその製造法

Patent Citations (2)

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