JPS63119987A - クランプ治具の設計方法 - Google Patents

クランプ治具の設計方法

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JPS63119987A
JPS63119987A JP61266155A JP26615586A JPS63119987A JP S63119987 A JPS63119987 A JP S63119987A JP 61266155 A JP61266155 A JP 61266155A JP 26615586 A JP26615586 A JP 26615586A JP S63119987 A JPS63119987 A JP S63119987A
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clamp jig
clamp
jig
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は車輌等の構造体の組立作業、特に前記構造体の
各部を形成する板状部材を溶接によって一体化する工程
において、前記板状部材を位置決めし、あるいは押え等
を行うために用いられるクランプ治具の設計方法並びに
製造システムに関するものであり、−層詳細には、コン
ピュータ設計支援システム(CAD)を用いて複雑な曲
面を有する自動車車体等の構造体を形成する板状部材を
溶接し組み立てる際に、当該板状部材を位置決めし、あ
るいは押さえるためのクランプ治具の形状を前記板状部
材を考慮して適切な当り面を有するように設計するため
の設計方法および前記設計方法を用いて設計された各種
形状のクランプ治具を製造する一連の製造システムに関
する。
一般に、車輌等の構造体は複数の部位に分割され、板金
等の板状部材を夫々の部位の形状、曲面に従って加工し
た後、各部位を構成する板状部材を溶接して組み立てる
工程を採用している。このような組み立て溶接作業にお
いては組み立てられるべき板状部材を位置決めし、ある
いは押え機能を果たすクランプ治具、ガバリ治具等が必
要となる。
一方、近年、コンピュータを利用したコンピュータ支援
設計システム(以下、CADと称する)が普及しつつあ
り、特に三次元形状を取り扱うCADは、 ■ 立体イメージをグラフィックディスプレイ上に表示
する、 ■ 実験、試作等の代行をする、 ■ ツール等生産設備の工程、動作の確認を行う 等の設計の構想段階から生産のシミュレーションまで幅
広く応用されている。
このようなCADシステムは自動車等の車輌の設計製造
においても採り入れられつつあり、上記のクランプ治具
の設計、製造ばがりでな(車体設計、各種シミュレーシ
ョン等にも利用されている。
上記のクランプ治具の設計は、一般に、■ 車体等の形
状モデルをスキャニング装置により走査し、形状データ
を得てモデル線図を得る、 ■ モデル線図よりクランプ部位を指定し、指定された
クランプ位置に対応する部位の断面線図データを得る、 ■ 断面線図データに従ってクランプ治具の当り面形状
を算出する という手順によっていた。
然しなから、この方法では、クランプ治具において外側
の板面を押さえる側のクランプ部の当り面形状は上記モ
デル線図により求められるが、内側の板面を押さえる側
のクランプ部は上記モデル線図がクランプすべき板金部
材の板厚を考慮して、いない線であるため正確な当り面
形状を算出することは事実上極めて困難である。
また、クランプ部において板状部材をクランプする場合
、クランプ治具の支点近傍とクランプされるべき板状部
材との隙間も考慮されないため、正確な治具設計が困難
であった。
従って、設計時にクランプ治具をやや大きめの形状とな
るように考慮して設計作図し、実際にクランプ治具を加
工して得た後に、現実の車体形状に合わせてクランプ部
の当り面等を修正する工程が必要であった。
このように、従来のクランプ治具の設計は車輌の形状が
複雑な曲面で構成されており、クランプ治具の当り面形
状を正確に算出することが困難であるため、製造された
クランプ治具の当り面形状等を修正する工程が必要であ
るという不都合を生じている。
また、前記クランプ治具の修正の工程においても、修正
面が単純な平面でないため、多大な時間を要するという
欠点を露呈している。
本発明は前記の不都合を克服するためになされたもので
あって、コンピュータ支援設計システムを用いクランプ
すべき構造体の形状データ、および標準クランプ治具の
形状データからなるデータベースを備え、クランプすべ
き部位を指定すると共に標準クランプ治具を選択し、ク
ランプすべき部位の形状データと選択した標準クランプ
治具の形状データをもとにクランプ治具の先端部(クラ
ンプ部)の形状を指示し、次いで板厚、隙間データを入
力してクランプ部の当り面形状を算出することにより複
雑な曲面を有する構造体に沿った適切な当り面形状を有
するクランプ治具の設計を自動的に行うことが可能なり
ランプ治具の設計方法および製造システムを提供するこ
とを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は所要のデータベ
ースを構築するための記憶手段と、予め定められた手順
に従って所定の処理を行うコンピュータと、前記コンピ
ュータに接続され所要のデータの入力および出力を行う
入力手段および出力手段とから構成されるコンピュータ
支援設計システムとを備え、複数の部位に分割され且つ
各部位の形状に基づいて形成された板状部材を逐次加工
して構造体を組み立てる際に使用する前記板状部材の位
置決めおよび/または押え機能を果たすクランプ治具の
設計方法であって、前記設計方法は形状モデルデータを
記憶手段中の第1の領域に格納する第1のステップと、
入力手段よりクランプすべき部位を指定する第2のステ
ップと、指定されたクランプ部位に関連する形状モデル
データを前記第1記憶領域から読み出す第3のステップ
と、入力手段より前記クランプすべき部位の断面位置を
指定し前記クランプ部位に関連する形状モデルデータか
ら断面形状データを得て記憶手段中の第3の領域に格納
する第4のステップと、記憶装置中の他の領域に格納さ
れた標準クランプ治具データの中の少なくとも1つを入
力手段より指定する第5のステップと、前記断面形状デ
ータに基づき入力手段よりクランプ治具の先端部形状を
指定する第6のステップと、入力手段よりクランプすべ
き部位の板厚、隙間データを入力する第7のステップと
、前記クランプ治具の先端部形状と前記断面形状データ
および前記クランプすべき部位の板厚、隙間データとか
ら当該クランプ治具の当り面形状を求めて記憶手段中の
第3領域に格納する第8のステップと、前記クランプ治
具の当り面形状と前記指定された標準クランプ治具デー
タとからクランプ治具形状を特定して記憶手段中の第4
領域に格納し出力手段に当該クランプ治具形状を出力す
る第9のステップとからなることを特徴とする。
また、本発明は複数の部位に分割され各部位の形状に基
づいて形成された板状部材を加工して構造体を組み立て
る際に使用され、前記板状部材の位置決めおよび/また
は押え機能を果たすクランプ治具の製造システムであっ
て、当該製造システムは少なくとも前記クランプ治具の
クランプ対象となる板状部材を供給する素材ストッカと
、当該板状部材から所定の加工データに基づいて前記ク
ランプ治具を切り出す加工機と、制御用コンピュータを
含み、前記コンピュータは製造すべき各種クランプ治具
の形状データを第1の記憶領域に格納する記憶手段と、
前記板状部材において加工すべきクランプ治具の種類と
板状部材上の位置を支持する入力手段とを備え、当該入
力手段からの指示に基づいて前記記憶手段の第1の記憶
領域から所定のクランプ治具の形状データを逐次読み出
して編集し、前記記憶手段中の第2の記憶領域に格納し
、次いで当該第2記憶領域に格納されたクランプ治具の
形状データを前記加工機の加工制御用データに変換し、
当該加工制御用データに基づいて前記加工機に前記素材
ストッカより板状部材を供給し当該板状部材から所定の
クランプ治具を切り出すよう構成することを特徴とする
次に、本発明に係るクランプ治具の設計方法および製造
システムについて好適な実施例を挙げ、添付の図面を参
照しながら以下詳細に説明する。
第1図は本発明に係るクランプ治具の設計に用いられる
コンピュータ支援設計システムの概略構成を示し、この
中、参照符号10はコンピュータであり、当8亥コンピ
ュータ10はCADII?1部12、会話処理部14、
図形処理部16等から基本的に構成されている。CAD
ill;J1)部12は会話処理部14、図形処理部1
6の初期化等システム全体の制御を行うためのものであ
り、一方、会話処理部14はキャラクタディスプレイ1
8a1キーボード18bから構成される入出力手段18
から入力されたコマンド、パラメータをシンタックスフ
ァイル20に登録されている構文定義に基づいて解析し
処理する。入力されたコマンド、パラメータが正しいと
判断されれば、会話処理部14はメツセージファイル2
2、および処理手順ファイル24から当該コマンドに対
応したコミュニケーションプログラム、あるいは処理プ
ログラムを読み出し、入出力手段18のキャラクタディ
スプレイ18aに所定のメツセージを表示して利用者に
次の操作指示を行うと共に、入力されたコマンドの処理
を行う。
図形処理部16はグラフィック(図形)ディスプレイ2
6a、タブレット26bから構成される入出力手段26
、あるいは入出力手段18からの図形データ、数値デー
タ等を処理する部分であり、図形創成、編集、特定点の
座標計算、記憶手段28中のデータベース28a1ワー
クフアイル28bのアクセス等の機能を有し、キャラク
タディスプレイ18a、図形ディスプレイ26aから入
力されたデータに基づいて図形を創成、あるいは編集し
、図形ディスプレイ26aに表示し、また、データベー
ス28a1ワークフアイル28bを408し、所要のデ
ータを取り出し処理し、あるいは格納する等のファイル
管理を行う。
参照符号30はプリンタ、プロフタ等の出力機器であり
、本発明に係るコンピュータ支援設計システムで処理さ
れた結果を図面、表として出力する場合に用いられる。
参照符号32はスキャンニング装置であり、本発明では
車輌等を走査し、外形形状を読み取り、記憶手段2日中
のデータベース28aの所定の領域に形状モデルデータ
として蓄積格納される。
本発明に使用されるコンピュータ支援設計システムは概
略的には以上のように構成されるものであり、次に本発
明に係るクランプ治具の設計方法に関連してその動作を
詳細に説明する。
第2図は本発明に係るクランプ治具の設計手順を示すフ
ローチャートである。本発明によれば、先ず第1に、対
象となる車輌等のモデルの形状をスキャンニング装置3
2により走査し、車体(ボディ)の三次元座標データを
得、記憶手段2日中のデータベース28aの所、定の領
域(DB−1)に線図データとして格納する(ステップ
1)。スキャンニング装置32は門型スキャンニングマ
シンであり、この中を車輌等のモデルを順次移動させ、
各部の形状を三次元直交座標として読み取っていくもの
である。第1表はデータベース28a中に上記スキャン
ニング装置32により走査して得た車輌の形状テーブル
(線図データ)の−例を示すものであり、関連する各部
毎にライン名(LINE−NAME)を付し、走査ポイ
ント毎にX、Y、Zの三次元直交座標データで表されて
いる。
第1表 次に、クランプ位置が指定されると、会話処理部14、
図形処理部16によりデータベース2Ba中の領域DB
−1が参照され、関連する部位毎の線図データ、例えば
、第1表のライン名A−1乃至A−3、Bの1乃至Bの
2・・・・・・の1群のデータがグルービングされ(ス
テップ2)、ワークファイル28bに格納されると共に
、図形ディスプレイ26aに当該部分の線図が表示され
る。
次いで、キーボード18bにより前記グルービングされ
た線図データの実際にクランプする部分を示す断面位置
を示す断面指示線を入力する。
すなわち、クランプ治具は、後述するように、板厚が1
0n〜30n+程度の板状素材から切削加工されるもの
で、その板厚寸法が実際に車体を押さえるクランプ部の
幅となる。従って、線図データの実際にクランプ部で押
さえられる部分の正確な形状を用いてクランプ治具の先
端(クランプ部)の設計を行うため、断面形状を求める
ものである。
第2表はキーボード18bより入力される断面指示デー
タの一例である。
第2表 □□□□□□□□■ 断面指示データが入力されると、会話処理部14、図形
処理部16はステップ2においてグルービングされた線
図データ(ワークファイル28bに格納されたライン名
Bの線図データ)と比較し、同じ座標値を持つ点(断面
指示データと線図データの交点)を求め、断面形状デー
タとしてデータベース中の第2の領域DB−2に格納す
る(ステップ3)、第3表はこのようにして求めた断面
形状データの一例を示すものであり、ライン名毎に・断
面指示データと線図データとの交点のデータが断面形状
データとして格納される。
第3表 一方、記憶手段28のデータベース28aの他の領域D
B−nには標準クランプ治具データが格納しである。こ
れは車体の各部位をクランプするクランプ治具において
、クランプ治具の先端部、すなわち実際にクランプする
部分の形状はクランプする部位によって当り面が全て異
なるが、後述するように、駆動ピストン、シリンダ、回
転軸等標準的な部分はクランプする部位によって共通的
な設計が可能である。標準クランプ治具データはこのよ
うな観点に従って予め共通データとして設計されており
、データベース28a中の領域DB−nに準備されてい
るものである。ステップ3において、クランプすべき部
位の断面形状データが求められると、次に、キーボード
18bから当該領域DB−nに格納されている標準クラ
ンプ治具データからクランプ部位に応じた標準クランプ
治具を指定する。この指定が行われると、図形処理部1
6はデータベース28a中の領域DB−nから指定され
た標準クランプ治具データを読み出し、図形ディスプレ
イ26aに表示する(ステップ4)。
次いで、ステップ3において得たクランプ位置における
車体等の形状モデルデータの断面形状データと前記の標
準クランプ治具データとからクランプ治具の先端部形状
を指定する(ステップ5)、これは、図形ディスプレイ
26aに表示された標準クランプ治具および前記断面形
状データとを作業者が目視しながらタブレット26bを
用いて詳細形状設計を行うものである。
すなわち、標準クランプ治具データは標準的部分を共通
化した形状のみを示すものであり、作業者はクランプ部
の断面形状データを確認しつつクランプ治具の先端部、
換言すれば、クランプ部の形状をタブレット26b、若
しくは図形ディスプレイ26aから数個所乃至数十個所
の位置座標として入力し、図形処理部16において入力
座標を基に直線補間により先端部の細部設計が行われる
ものである。
第3図は標準クランプ治具およびクランプ部に対応した
形状モデルデータの断面形状の一例を示す断面図であり
、参照符号40.42がクランプ治具先端の可動クラン
プ部を示し、P2およびP4を支点としPl、P3を駆
動点とする回動運動を行う可動部である。
参照符号44はガバリと称されるクランプ治具先端のク
ランプ部で、固定の押さえ、位置決めのために用いられ
る。参照符号46a、46bは可動クランプ部40.4
2の駆動点P1、P3を駆動するピストンであり、シリ
ンダ48.50によって動作する。参照符号34.36
はクランプすべき部位の形状モデルデータの断面形状を
示すもので、所定の部位を溶接する際に、本クランプ治
具が位置決めおよび押さえの機能を果たすものである。
可動クランプ部40.42および固定クランプ部44は
いずれも10日〜20鶴の厚さを有する板状の素材から
切削加工されるものであり、その先端部形状は前述した
ように作業者が断面形状データを確認しつつQ、乃至Q
、に示されるように数個所乃至数十個所の位置座標とし
て入力し、図形処理部により直線補間して先端部形状設
計を行う。
このようにして、先端部形状データが付加されたクラン
プ治具データはワークファイル28bに一旦格納される
。次いで、キャラクタディスプレイ18a1キーボード
18bからクランプすべき部位の板厚、隙間データを入
力し、ワークファイル28b中に格納する(ステップ6
)、この場合、ステップ1において得た形状モデルデー
タは車輌の外形寸法を走査して得た肉板数値であり、車
輌の各部位を構成する板状部材の板厚が考慮されたもの
ではないため、この板厚データを入力することによって
ステップ5で得たクランプ治具先端部の当り面形状をよ
り適切な値に設計するためのものである。
前記板厚、隙間データが入力されると、次に、ステップ
5により得られたクランプ部先端部形状およびステップ
3で得られた断面形状データと、当該板厚、隙間データ
とからクランプ治具の当り面形状が算出され、データベ
ース28a中の第3の領域DB−3に格納される(ステ
ップ7)。この当り面形状の算出方法については後述す
る。前記ステップ7においてクランプ治具の当り面形状
が算出されると、標準クランプ治具データと当該当り面
形状とから最終的なりランプ治具形状が特定され、この
治具データはデ−タベース中の第4の領域DB−4に格
納されると共に、図形ディスプレイ26aに表示し、あ
るいは出力機器30に図面としてプリント出力される(
ステップ8)。
第4図は第2図の処理手順におけるステップ7のクラン
プ治具の当り面形状算出の詳細手順を示す図であり、第
4図aはフローチャート、第4図す乃至第4図gは第4
図aのフローチャートの各ステップにおける処理の概念
を説明するための図である。
先ず、クランプ部の線図データA、B、Cをクランプ部
の中心である第4図すのSからクランプ材の厚み分だけ
オフセットした位置S1、SZ(すなわち、クランプ材
の厚み方向の両側面線)で切断し、夫々の切断点をDl
、D2、D3、D4およびD5、D6とする(ステップ
A)。次いで、交点D1から垂線を立て、線Bとの交点
D3’を求める(ステップB)。これは、第4図Cに示
すように、Dl点での接線を含む接平面を求め、Dl点
より垂線を立て接線を軸に回転させ、線Bと交わる点D
3’を求めることにより得られる。
次いで、点D1、D3’から線分DI−D3’に対する
垂線を板厚方向に板厚を分だけ延長させる(ステップC
1第4図d参照)0次に、点D1と相対する線B上の点
D3からステップB、ステップCと同様に線Aに向かっ
て垂線を立て、線Aとの交点Di’を求め、線分D3、
DI’に対する垂線を板厚方向に板厚を分だけ延長させ
る(ステップD、第4図e参照)0次いで、線Aおよび
線Bから板厚を分だけ延長した垂線の端点DI’、D=
およびD3#、D# (第4図e参照)、夫々の中点R
1、R22を板厚を加味した求めるべきクランプ治具の
当り面数値とする(ステップE、第4図f参照)、以下
、mA、BSC(!:切断線S1.52(7)各一対の
交点(D3、D5)、(D2、D4)、(D4、D6)
毎にステップB乃至ステップEを繰り返し、当り面数値
を求める(ステップF)。
次に、求めたポイントのデータが2個所と共有なもの、
例えば、線Bの点D3、D4は線Aの点D1と線Cの点
5とから求められた共有なものとなるが、この場合は夫
々の延長線の交点を求め、最終的なデータとする(ステ
ップG、第4図g)。すなわち、第4図gにおいて、点
■は点D1との関係で求めた位置である。これらを夫々
延長し、交点り、#を最終的なデータとする。このよう
にして求められた板厚を加味した当り面形状データは、
前記のように、標準クランプ治具データとから最終的な
りランプ治具形状が特定され、データベース中に格納さ
れることになる。
次に、前記のようにして得られたクランプ治具の設計デ
ータに基づいて当該クランプ治具を製造する製造システ
ムについて説明する。
第5図は本発明に係るクランプ治具の製造システムの概
略構成を示す図である。図において、参照符号60は製
造ラインの制御および加工データの作成、編集を行うた
めのコンピュータであって、主として製造ラインの制御
等を行うCAM制御部62と、加工データの作成、編集
に係る図形処理部64により構成されている。
参照符号66は記憶手段であり、前述の方法によって求
められた車輌の各部位に対応するクランプ治具の形状テ
ーブルが蓄積されている。参照符号68.70は入出力
手段であり、夫々キャラクタディスプレイ68a1キー
ボード68b1図形ディスプレイ70a、タブレッl−
70bを備えており、コンピュータ60と会話形式で加
工データの作成、編集や製造ラインの各装置に対する制
御コマンド等を入力することが出来る。参照符号72は
クランプ治具の材料となる板状の素材を供給する素材ス
トッカであり、参照符号74.76はクランプ治具の標
準部を供給する標準品ストッカを示す。参照符号78は
NC加工機械であり、加工データに基づいて所定位置に
穴加工するドリル装置を含む。参照符号80はワイヤカ
ット放電加工機で、コンピュータ60から制御部82に
送られる加工データに従って素材ストッカ72から供給
された板状素材よりクランプ治具の形状を切り出す加工
を行う、参照符号84は溶接機械であり、ワイヤカント
放電加工機80により切り出されたクランプ治具を必要
に応じて溶接し組み立てるものであり、ここで組み立て
られたクランプ治具はさらに必要により標準品スト7カ
74.76より供給されるクランプ治具標準部と組み合
わされて最終的なりランプ治具が製造される。
参照符号86は自動搬送ユニットであり、ワイヤカット
放電加工機80への素材の供給およびワイヤカット放電
加工機80から切り出されたクランプ治具の搬出を行う
ものである。
本発明に係るクランプ治具の製造システムは概略的には
以上のように構成されるものであり、以下その動作並び
に作用について説明する。
先ず、作業者は記憶手段66中に格納されている各クラ
ンプ治具データに基づき当該クランプ治具を切り出すべ
き板状の素材からどのクランプ治具をどの位置に配置し
て切り出せば素材の使用効率が最もよくなるか、あるい
はワイヤカット放電加工機における切削加工時間が短く
なるか等種々の条件を考慮して板状素材において加工す
べきクランプ治具の種類、板状素材上の位置を入出力手
段68乃至70を使用してコンピュータ60の図形処理
部64に入力し、板取り作業を行う0図形処理部64は
この指示に従って記憶手段66から該当するクランプ治
具の形状データを逐次読み出し編集していく、この読み
出し、編集の順序は指示されたクランプ治具の板状素材
上の位置によりワイヤカット放電加工機80の切削順序
に適応するように行われるものである。
このようにして編集された形状テーブルは記憶手段66
の他の記憶領域に格納される。
次いで、コンピュータ60は当該記憶手段66の他の領
域に格納された編集法のクランプ治具形状データを加工
制御用データ、すなわち、工具通路データ(NCデータ
)に変換し、ワイヤカット放電加工機80の制御部82
に送出すると共に、素材ストッカ72から板状素材の供
給および搬送路の制御を行い、ワイヤカット放電加工機
80に素材を供給して所定のクランプ治具の切り出しを
行うものである。
なお、途中において、所定個所に穴加工を行う場合には
NC加工機78が動作し、所定の穴加工を行い、また、
ワイヤカット放電加工機80において切り出されたクラ
ンプ治具が他の部品と溶接組立が必要な場合には溶接機
械84に搬送され、溶接して組み立てられるようコンピ
ュータ60による制御が行われる。さらに、クランプ治
具の標準品部分との結合が必要な場合には標準品ストッ
カ74.76から所定の標準品が供給され結合される。
以上説明したように、本発明によれば、コンピュータ支
援設計システムを用いクランプすべき構造体の形状デー
タおよび標準クランプ治具の形状データからなるデータ
ベースを備え、クランプすべき部位を指定すると共に標
準クランプ治具を選択しクランプすべき部位の形状デー
タと、選択した標準クランプ治具の形状データをもとに
クランプ治具の先端部形状を指示し、次いで板厚、隙間
データを入力することによってクランプ部の当り面形状
を算出するものであるから、複雑な曲面を有する構造体
に適した当り面形状を有するクランプ治具をコンピュー
タとの会話形式で直接的に設定することが可能であり、
当り面の修正に要する多大な工数が不要となる大きな利
点を有する。
さらに、本発明によれば、前記の方法によって設計され
たクランプ治具の形状データをもとにコンピュータによ
り制御される製造システムにおいて、工具通路データ(
NCデータ)への変換、素材上でのクランプ治具の板取
り指定に基づくクランプ治具の形状データの編集を自動
的に行うことが出来、製造ラインの自動制御が可能とな
る利点が得られる。
以上、本発明について好適な実施例を挙げて説明したが
、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並びに設
計の変更が可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るクランプ治具の設計に用いられる
コンピュータ支援設計システムの概略構成を示す図、 第2図は本発明に係るクランプ治具の設計手順を示すフ
ローチャート、 第3図は標準クランプ治具およびクランプ部に対応した
形状モデルデータの断面形状の一例を示す図、 第4図は第2図の手順におけるステップ8のクランプ治
具の当り面形状算出の詳細処理手順を示す出力図であり
、第4図aはフローチャート、第4図す乃至第4図gは
第4図aのフローチャートにおける各ステップの処理の
概念を説明するための図、 第5図は本発明に係るクランプ治具の製造システムの概
略構成図である。 10・・・コンピュータ    12・・・CAD制御
部14・・・会話処理部     16・・・図形処理
部18・・・入出力手段 18a・・・キャラクタディスプレイ 18b・・・キーボード    26・・・入出力手段
26a・・・図形ディスプレイ 26b・・・タブレフ
)28・・・記憶手段      28a・・・データ
ベース28b・・・ワークファイル  3o・・・出力
機器32・・・スキャンニング装置 6o・・・コンピ
ュータ62・・・CAM*[1部    64・・・図
形処理部66・・・記憶手段      68.7o・
・・入出力手段72・・・素材ストッカ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)所要のデータベースを構築するための記憶手段と
    、予め定められた手順に従って所定の処理を行うコンピ
    ュータと、前記コンピュータに接続され所要のデータの
    入力および出力を行う入力手段および出力手段とから構
    成されるコンピュータ支援設計システムとを備え、複数
    の部位に分割され且つ各部位の形状に基づいて形成され
    た板状部材を逐次加工して構造体を組み立てる際に使用
    する前記板状部材の位置決めおよび/または押え機能を
    果たすクランプ治具の設計方法であって、前記設計方法
    は形状モデルデータを記憶手段中の第1の領域に格納す
    る第1のステップと、入力手段よりクランプすべき部位
    を指定する第2のステップと、指定されたクランプ部位
    に関連する形状モデルデータを前記第1記憶領域から読
    み出す第3のステップと、入力手段より前記クランプす
    べき部位の断面位置を指定し前記クランプ部位に関連す
    る形状モデルデータから断面形状データを得て記憶手段
    中の第3の領域に格納する第4のステップと、記憶装置
    中の他の領域に格納された標準クランプ治具データの中
    の少なくとも1つを入力手段より指定する第5のステッ
    プと、前記断面形状データに基づき入力手段よりクラン
    プ治具の先端部形状を指定する第6のステップと、入力
    手段よりクランプすべき部位の板厚、隙間データを入力
    する第7のステップと、前記クランプ治具の先端部形状
    と前記断面形状データおよび前記クランプすべき部位の
    板厚、隙間データとから当該クランプ治具の当り面形状
    を求めて記憶手段中の第3領域に格納する第8のステッ
    プと、前記クランプ治具の当り面形状と前記指定された
    標準クランプ治具データとからクランプ治具形状を特定
    して記憶手段中の第4領域に格納し出力手段に当該クラ
    ンプ治具形状を出力する第9のステップとからなること
    を特徴とするクランプ治具の設計方法。
  2. (2)複数の部位に分割され各部位の形状に基づいて形
    成された板状部材を加工して構造体を組み立てる際に使
    用され、前記板状部材の位置決めおよび/または押え機
    能を果たすクランプ治具の製造システムであって、当該
    製造システムは少なくとも前記クランプ治具のクランプ
    対象となる板状部材を供給する素材ストッカと、当該板
    状部材から所定の加工データに基づいて前記クランプ治
    具を切り出す加工機と、制御用コンピュータを含み、前
    記コンピュータは製造すべき各種クランプ治具の形状デ
    ータを第1の記憶領域に格納する記憶手段と、前記板状
    部材において加工すべきクランプ治具の種類と板状部材
    上の位置を支持する入力手段とを備え、当該入力手段か
    らの指示に基づいて前記記憶手段の第1の記憶領域から
    所定のクランプ治具の形状データを逐次読み出して編集
    し、前記記憶手段中の第2の記憶領域に格納し、次いで
    当該第2記憶領域に格納されたクランプ治具の形状デー
    タを前記加工機の加工制御用データに変換し、当該加工
    制御用データに基づいて前記加工機に前記素材ストッカ
    より板状部材を供給し当該板状部材から所定のクランプ
    治具を切り出すよう構成することを特徴とするクランプ
    治具の製造システム。
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