JPS63119212A - プラスチツク磁石の製造方法 - Google Patents

プラスチツク磁石の製造方法

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JPS63119212A
JPS63119212A JP26461286A JP26461286A JPS63119212A JP S63119212 A JPS63119212 A JP S63119212A JP 26461286 A JP26461286 A JP 26461286A JP 26461286 A JP26461286 A JP 26461286A JP S63119212 A JPS63119212 A JP S63119212A
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JP
Japan
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magnet powder
magnet
plastic
resin binder
plastic resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP26461286A
Other languages
English (en)
Inventor
Tokuji Abe
阿部 徳治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は磁場配向率が大幅に改善されたプラスチック磁
石の製造方法に関するものである。
(従来の技術と問題点) 従来、プラスチック磁石の製造には磁石粉末とプラスチ
ック樹脂バインダーとからなる混合物を常法により室温
で磁場配向プレス成形する方法が知られている。希土類
磁石の保磁力(iHc)は、−般に6 KQe −15
KOe程度であり、得られる成形品の磁場配向率を向上
させるためには、成形時の磁界強度を15KOe以上と
する必要があった。
しかしながら従来の方法はこのために装置の構造が複雑
化するばかりでなく、コスト的に高価となる点に問題が
あり、改善されたプラスチック磁石の製造方法が要望さ
れていた。
(問題点を解決するための手段) 本発明者は、従来のような高い磁界強度を必要とせず、
比較的低い磁界強度で磁場配向率の高いプラスチック磁
石を得るべく鋭意研究を進め、ここに前記問題点を解決
できる新規な方法を提案するものである。
一般に磁石粉末の保磁力は温度の上昇に伴い第1図から
明らかなように、はぼ直線的に減少する。その結果従来
のような室温でのプレス成形では室温の保磁力より一層
高い磁界強度を必要とするが、本発明者は、加熱した磁
石粉末をプレス成形する場合には意外にも比較的低い磁
界強度でも成形が可能であり、しかも高い配向率の成形
品が得られることを確認し、これに基づいて本発明を完
成するに至ったのである。
すなわち本発明は磁石粉末とプラスチック樹脂パイン、
グーとからなるコンパウンドを加熱しながら磁場配向プ
レス形成することを要旨とするプラスチック磁石の製造
方法であって以下これをさらに詳しく説明する。
本発明に使用する磁石粉末としては、RCQ 5または
R2Co17(ただし、Rは希土類元素を表わす)タイ
プの希土類系磁石やフェライト磁石などであるが、特に
第2図に示したように、初磁化曲線における変曲点が3
KOe以」二のものに対しより効果が発揮され、R2C
01□タイプに好適である。
つぎに本発明のプラスチック樹脂バインダーとしては、
エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂、メ
ラミン樹脂などの熱硬化性樹脂が使用される。
本発明においてコンパウンドを得るには前記の磁石粉末
とプラスチック樹脂バインダーとを単に混合すればよく
、この際必要に応じてベンゼン、トルエン、キシレン等
の芳香族系アセトン、メチルエチルケトン等のケトン系
、メチルアルコール、エチルアルコール、プロピルアル
コール等のアルコール系、酢酸メチル、酢酸エチル等の
エステル系等の有機溶剤を使用することができる。
磁石粉末とプラスチック樹脂バインダーとの混合割合は
特に制限されないが、磁気特性と配向率の点から磁石粉
末100重量部当りプラスチック樹脂バインダー20重
量部以下好ましくは2〜IO重量部の範囲である。なお
有機溶剤を使用した場合には、加熱乾燥または減圧乾燥
して有機溶剤を除去することが好ましい。
つぎに」1記で得た磁石粉末とプラスチック樹脂バイン
ダーとからなるコンパウンドを加熱しながら磁場配向プ
レス成形するのであるが、この場合加熱温度としては6
0℃以上を要するが使用する磁石粉末の室温における保
磁力の80%以下となる温度に加熱することが好ましく
、具体的な温度としては60〜200℃の範囲、好まし
くは80〜150℃の範囲である。
また、プレス成形時における磁界強度としては使用する
磁石粉末の加熱温度における保磁力の1.5倍以上とす
るか、lO〜15KOeの範囲とすればよい。
プレス成形時における圧力としてはlOO〜4 、00
0Kg/ crn’の範囲好ましくは300〜2 、 
OOOKg/ ctn’ノ範囲である。
上記したとおり該コンパウンドを磁場配向プレス成形し
たのち、さらに必要に応じて、加熱処理することもでき
、これによりプラスチック樹脂バインダーをより強固に
硬化させることができる。
つぎに実施例をあげて本発明を具体的に説明する。
実施例1 初磁化曲線における変曲点5KOeの希土類磁石(信越
化学工業(株)製、商品名R−30)をプレイン粒度1
0〜30 gmの粉末に粉砕した。この粉末100重量
部に液状エポキシ樹脂(シェル化学社製、商品名工ピコ
−)828)4重量部、硬化用触媒(四国化成、商品名
C17Z)、0.2重量部およびアセトン15重量部を
加え十分かく拌混合したのち、約50℃の減圧乾燥処理
によりアセトンを除去しコンパウンドを得た。
このコンパウンドな80℃、lOO”Oおよび120℃
にそれぞれ加熱し、予め120℃に加熱した金型に供給
し、圧力1000Kg/ crn’、磁界強度10KO
eで磁場配向プレス成形し、プラスチック磁石を得た。
ついでこれを脱磁したのち金型より取出し、150℃の
オーブンで1時間加熱し、硬化を促進させた。このプラ
スチック磁石の特性を測定し、その結果を第1表に示し
た。なお比較のために、コパウンドと金型を加熱せず上
記の条件で磁場配向プレスしたもの(No、4)および
コパウンドと金型を加熱せず、しかも磁場を与えず単に
上記の圧力でプレスしたもの(No、5)を同表に併記
した。
実施例2 初磁化曲線における変曲線が1.0 KOeであるSm
Go5の希土類磁石粉末(粒径4〜77tm)をプレイ
ン粒度10〜30 g、mに粉砕し、この粉末100重
量部に液状エポキシ樹脂(シェル化学社製、商品名工ピ
コ−)828)4重量部、硬化用触媒(四国化成(株)
商品名C17Z)、0.2重量部およびアセトン15重
量部を加え、十分かく拌混合したのち、約50℃の減圧
乾燥処理によりアセトンを除去し、コンパウンドを得た
このコンパウンドを100℃に加熱し、予め120℃に
加熱した金型に供給し、圧力1000Kg/crn’、
磁界強度10KOeで磁場配向ブレス成形し、プラスチ
ック磁石を得た。この磁石を脱磁したのち、金型より取
り出し、150℃のオーブンで1時間加熱し硬化を促進
させた。このプラスチック磁石の特性は第2表のとおり
である。比較のためコンパウンドの加熱温度を20℃と
した場合のプラスチック磁石イ、口について特性を同表
に併記した。
(発明の効果) 本発明のプラスチック磁石の製造方法によれば磁性粉末
とプラスチック樹脂バインダーとからなるコンパウンド
を加熱しながら磁場配向ブレス成形するものであり、こ
の加熱により磁界強度を低くすることが可能となり装置
構造上無理な負担がなくなるばかりでなく、得られるプ
ラスチック磁石の配向率を高くするほか、生産性の向上
に寄与するという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は磁石粉末の保磁力iHcと温度との関係を示す
グラフ、第2図は磁石の初磁化曲線と履歴曲線を示すグ
ラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、磁石粉末とプラスチック樹脂バインダーとからなる
    コンパウンドを加熱しながら磁場配向プレス成形するこ
    とを特徴とするプラスチック磁石の製造方法。 2、前記磁石粉末は初磁化曲線における変曲点が3KO
    e以上である特許請求の範囲第1項記載のプラスチック
    磁石の製造方法。 3、加熱温度が磁石粉末の室温における保磁力の80%
    以下の温度である特許請求の範囲第1項記載のプラスチ
    ック磁石の製造方法。
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