JPS63118711A - 音響光学素子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、レーザ光の変調用に使用される音響光学素子
に関するものである。

従来の技術 従来、この種の音響光学素子（以下「ム０素子ｊと称す
る）は、上述したようにレーザ光の変調用に丈用されて
いる。以下、図面を参照しながら、従来のム０素子につ
いて説明する。

第２図は、ム０素子の原理図である。第２図において、
１は音響光学媒体（以下「ム０媒体」と称す）、２は圧
電板で、上記ムＯ媒体１の主面にはシ合わせである。３
は上記ム０媒体１と圧電板２とのはり合わせ面に設けら
れた電極、４は上記圧電板２の背面に設けた背面電極で
ある。６．６はリード線であり、高周波電源７と上記は
り合わせ面の電極３．背面電極６とを電気的に接続して
いる。８．９は上記ムＯ媒体１の主面と交差する面に設
けた光入出射面であり、一方より光ビーム１０を入射し
、他方より透過光１１を出射できるように鏡面仕上げが
なされている。

以上のように溝底されたム０素子について、以下その動
作について説明する。

まず、高周波電源７で発生した電気エネルギは、リード
線６．６を経由して、圧電板２の対向する２面に設けら
れたはり合わせ面電極３と、背面電極４に印加される。

ここで、圧電板２は電気エネルギを機械振動エネルギに
変換するので、変換された機械振動エネルギは超音波と
して、上記圧電板２をはり合わせたム０媒体１中に放射
される。

１ａは人０媒体１中を伝播する超音波束を表わしている
。上記ム０媒体１中に放射された超音波束１ｍは、上記
ム０媒体１を超音波の波長の周期で、周期的疎密状態を
誘起する。また、この誘起された疎密状態場においては
、屈折率も周期的に変化しているので、上記超音波束１
ａの伝播部分は光学位相格子として働かせることができ
る。つまり、回折条件を満足する適当な方向から、上記
ム０媒体１の一方の光入出射面８を介して光ビーム１゜
を入射すると、光回折現象が発生し、他方の光入出射面
９を介して回折光１２が発生する。この発生した上記回
折光１２の強度は、高周波電源７の出力Ｐの大きさによ
り変化し、下記の４式に示すような関係を有する。

η＝ム・５ｈＩ２（Ｂ−ＪＴ） 但し、　η：回折光強度 ム、Ｂ：任意定数 Ｐ：高周波電源の出力 上記式で明らかなように、高周波電源７の出力を可変す
ることにより、回折光強度を任意に可変することができ
るので、これを利用して光量制御などに利用されている
。

第３図は、以上で説明したムＯ素子の斜視図である。第
３図において、１３はム０媒体、１４は圧電板、１５は
上記ム０媒体１３と圧電板１４とのはり合わせ面に設け
たはシ合わせ面電極、１６は圧電板１４の背面電極であ
り、リード線接続部１７及び１８でリード線１９　、２
０を接合しである。上記２本のリード線１９，２ｏは高
周波電源２１に接続されている。また、２２．２３は上
記ＡＯ媒体１３に設けた光入出射面であり、鏡面仕上が
施されている。

発明が解決しようとする問題点 このような従来の構成では、圧電板に設けた超音波励振
用背面電極に、金属または金属粒子含有の樹脂によって
リード線を接続しているため、圧電板により励振された
超音波がリード線固定用の金属または金属粒子含有の樹
脂部内に伝播し、本来放射されるべきム０媒体側への超
音波エネルギが減衰し、効率の良い光回折が防げられて
いた。

本発明はこのような問題点を解決するもので、圧電板に
より励振された超音波エネルギが効率良く、光ビームの
伝播領域に放射されるようにして、良好な光回折現象を
実現することを目的とするものである。

問題点を解決するための手段 この問題を解決するために本発明は、圧電板の背面内で
、光ビームの方向と交差する方向に電極リード線接続部
と、上記電極リード線接続部と超音波放射を行なう電極
とを電気的に接続する配線パターンを設け、上記電極リ
ード線接続部に金属または金属粒子含有樹脂でリード線
を接続するようにしたものである。

作用 この構成により、圧電板の光回折に寄与する超音波放射
部分の背面に設けてあった金属または金属粒子含有樹脂
を除去することができるため、圧電板で励振された機械
振動は−様な超音波束としてム０媒体中を伝播するので
、ム０媒体中に放射される超音波束がリード線接続部で
乱されることが防止でき、効率の良い光回折を実現でき
ることとなる。

実施例 以下本発明の一実施例について図面を参照しながら説明
する。第１図は本発明の一実施例によるム０素子の斜視
図であシ、第１図において４１はム０媒体、４２は圧電
板であり、はり合わせ面電極４３を介して上記ム０媒体
４１にはり合わせである。４４は背面電極であり、上記
はり合わせ面電極４３との間に高周波電圧を印加するこ
とにより光回折に寄与する超音波束を発生させる。４６
は上記圧電板４２の背面内に設けた電極リード線接続部
であり、４６は上記背面電極４４と電極リード線接続部
４６とを電気的に接続する配線パターンであり、光ビー
ムと交差する方向（ｙ方向）に設けである。４７．４８
はリード線であり、圧電板４２に高周波電圧を印加する
ために、高周波電極４９と接続されている。５０．６１
は光人出射面であり、光ビームはＸ軸方向に入射される
。

次に本発明による一実施例の動作について説明する。高
周波電源４９で発生した電気エネルギは、リード線４７
．４８を介して、一方は上記圧電板の背面に設けた電極
リード線接続部へ、他方ははり合わせ面電極４３に接続
され、上記背面電極４４とリード線接続部４６と配線パ
ターン４６により決まる形状の超音波束を上記ムＯ媒体
４１中に放射する。光回折を起こす光ビームは４４の背
面電極４４のＸ軸方向に沿って入射されるので、金属ま
たは金属粒子含有樹脂が密着している電極リード線接続
部４５から放射される超音波束には影響されない。従っ
て光回折に寄与する超音波束は、電極リード線接続部４
６の影響を受けないので、効率的な光回折を実現し得る
ことになる。

発明の効果 以上のように本発明によれば、圧電板の背面電極に高周
波電源を接続するリード線接続部から超音波がモレでも
、光回折に寄与する超音波束には影響を与えないので光
回折を効率的に行なえるム０素子が実現でき、またリー
ド線接続部のバラツキによる超音波束のバラツキが防止
できるので量産品の性能バラツキの小さな製品を得るこ
とができるので、実用的効果は大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例によるム０素子を示す斜視図
、第２図はム０素子の原理図、第３図は従来のムＯ素子
の斜視図である。 ４１・・・・・・ＡＯ媒体、４２・・・・・・圧電板、
４３・・・・・・はり合わせ面電極、４４・・・・・・
背面電極、４６・・・・・・電極リード線接続部、４ｅ
・・・・・・配線パターン。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 音響光学媒体に圧電板をはり合わせ、上記圧電板のはり
   合わせ面と、上記はり合わせ面と対向する背面に、電圧
   を印加して超音波放射を行う電極を設け、かつ圧電板の
   背面に設けた電極に、圧電板の背面内で光ビームの方向
   と交差する方向に電極リード線接続部とこの電極リード
   線接続部と超音波放射を行う電極とを電気的に接続する
   配線パターンを設けた音響光学素子。