JPS631186A - デイジタルコンバ−ゼンス装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、カラーテレビジジン受像機において、コンバ
ーゼンス補正を迅速かつ精度よく調整できるディジタル
コンバーゼンス装置に関するものである。

従来の技術 一般のカラーテレビジョン受像機に用いられているンヤ
ドウマスク方式のカラー陰極線管（以下ＣＲＴと略称す
る）は、周知のように、赤、緑、青と３本の電子銃を持
っている。

ところが、これらの複数の電子銃すべてをＣＲＴの中心
軸に配置することは構造上不可能なため、中心軸から少
し離し、また中心軸に対して内側にわずかに傾けて取り
付けている。そのため、この中心軸上の画面においては
、各電子ビームはシャドウマスクの所で収れんし、同時
に同じ穴を通って、赤、緑、青それぞれの螢光ドツトを
発光させ、コンバーゼンスがとれた状態となる。しかし
偏向中心からシャドウマスクの中心までの距離にくらべ
てシャドウマスクの曲率半径の方が大きいため、ＣＲＴ
の中心軸以外の所では３本の電子ビームはシャドウマス
クの手前で収れんしてしまう。そのため、３本の電子ビ
ームが同時に同じ穴を通ることができず、再現される画
像は画面中央から離れるにしたがって色ずれ、即ちコン
バーゼンスずれが大きくなる。

このような不都合を防ぐために画面全体にわたりシャド
ウマスクの所で３本の電子ビームが収れんするようなコ
ンバーゼンス補正を行う必要がある０ このコンバーゼンス補正回路は、−般的には水平フライ
バックパルス及び垂直偏向波形より、コイルＬ、コンデ
ンサＣ２抵抗Ｒなどの受動素子を用いてアナログ的にコ
ンバーゼンス補正波形を得る方式が採用されているが、
コンバーゼンス精度の点で問題がある。

これに対してより精度の高いコンバーゼンスを行う方法
として、ディジタル的にコンバーゼンス補正を行う方法
が提案されている。その概念は画面上にクロスハツチな
どのコンバーゼンス補正用パターンを映出し、その交点
ごとのコンバーゼンス補正量のデータをディジタル的に
１フレームメモリに書き込み、この情報を水平走査及び
、垂直走査に同期して読み出して、Ｄ／Ａ変換、増幅し
てコンバーゼンス補正を行うものである。

以下、第２図、第３図にもとづいて説明する。

第２図に示すように画面に例えば横方向に９列、縦方向
に７行の調整点を示すクロスハツチ２９をハツチ発生器
２″７より映出する。このクロスハツチ２９の交点が調
整点となる。

ｉｆ、第３図のコントロールパネル１のカーソルキー２
１で調整点を選択するとＣＰＵ２はその調整点のカーソ
ルアドレスを求め、カーソルを映出するレジスタにセッ
トする。この時、１フレームメモリ３のアドレスも求め
る。次に補正したい色、例えば赤↓を選択キー２２で選
び、データ書き込みキー２３で画面を見ながら赤の色ず
れを調整し所望のデータを１フレームメモリ３の前記指
定されたアドレスに書き込む。そして順次、緑＼、青↓
、青→についても同様に行う。以下、同様に画面の全調
整点について行う。

次に１フレームメモリ３に書き込まれているコンバーゼ
ンス補正量の読み出しについて説明する。

１フレームメモリ３には第２図に示す調整点に対応する
位置の補正データしかないので、垂直方向の調整点間に
ついて走査線ごとの内挿を行う必要がある。そこで、例
えば１フレームメモリ３から読み出された第１行目及び
第２行目の補正データを用いて、第１行目と第２行目の
調整点間に含まれる走査線での補正量を内挿演算により
求め１フレームメモリ（ＲＡＭ）３１に記憶する。そし
て、各色の出力信号を、Ｄ／ム変換器５，６，７゜８で
アナログ量に変換し、低域通過フィルタ（Ｌ、Ｐ、Ｆ）
９，１０．ｊｌ　、１２で平滑し、増幅器１３，１４，
１５．１６で増幅後、出力端１７．１８，１９．２０よ
り各色のコンバーゼンスコイルに供給する。

以上のディジタルコンバーゼンス装置では、調整点は独
立に任意の補正ができるので精度よくコンバーゼンス補
正が出来る。

次に、上記内挿演算方式の動作を詳細に説明する。横方
向に９列、縦方向に７行の調整点の補正データを１フレ
ームメモリ（不揮発性）３に記憶している。テレビ受像
機の電源を入れると１フレームメモリ（不揮発性）３の
補正データが他の１フレームメモリ（ＲＡＭ）３１の指
定されたアドレスに書き込まれる。

３１は垂直方向の調整点およびその間の走査線に対応す
る補正データを記憶するランダムアクセスメモリ（ＲＡ
Ｍ）の１フレームメモリであり、上記操作では第２図に
示す調整点に対応する位置（クロスハツチの交点）の補
正データしか書き込んでいないので、調整点間の走査線
ごとの補正データはＣＰＵ２が近似計算で求め、指定さ
れたアドレスに補正データを書き込むことにより全走査
線の補正データが１フレームメモＩＪ（ＲＡＭ）３１に
書き込まれることになる。

上記近似計算は次のようにして求める。第２図に示すよ
うに例えば第１行目の補正データ＆と、第２行目の補正
量すから調整点間の走査線ごとの変化分を求め、この変
化分と第２行目の補正量を加え合せて各走査線ごとの補
正量を求める。すなわち第１行目からＮ木目（Ｎ６Ｍ）
の補正量Ｃは　−ｂ Ｃ＝　−ｘ　Ｎ　＋　ｂ　　で近似している。

Ｍ−）−１ 発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成の内挿演算方式は、全走
査線に対応する補正データのメモリを必要とするので、
大きい容量の１フレームメモリ（ＲＡＭ）を必要とする
という問題点を有していた０ 本発明は上記問題点に鑑み、小さい容量のランダムアク
セスメモリ（ＲＡＭ）で内挿演算し、各走査線に対応す
る補正データを発生し、Ｄ／人変換器でアナログ量に変
換する方式のディジタルコンバーゼンス装置を提供する
ものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明のディジタルコンバ
ーゼンス装置は、調整点の補正データを記憶する不揮発
性の１フレームメモリと、全走査線に対応する補正デー
タを記憶する１フレームメモＩＪ　（ＲＡ　Ｍ　）とを
備え、垂直方向の２つの調整点およびその間の走査線に
対応する補正データを１フレームメモＩＪ（ＲＡＭ）の
−方に書き込むようにするとともに、この−方の１フレ
ームメモリ（ＦＩＡＭ　）に補正データを書き込んでい
る期間、他方の１フレームメモリ（ＲＡ　Ｍ　）より他
の調整点および調整点間の走査線に対応して補正データ
を読み出すようにしてコンバーゼンスずれを調整するよ
うにしたものである。

作用 本発明によれば、従来の１フレームメモリの約２／８　
の小さい容量のメモリを用いて、全画面、精度よくコン
バーゼンスずれを調整することができる。

実施例 以下、本発明の一実施例のディジタルコンバーゼンス装
置について図面を参照しながら説明する。

第１図は本発明の実施例におけるディジタルコンバーゼ
ンス装置である。第１図に於いて、４は垂直方向の調整
点およびその間の走査線に対応する補正データを記憶す
るランダムアクセスメモリ（以下ＲＡＭと略称する）で
（２Ｍ＋３）本の走査線に対応する補正データを記憶で
きる。他のものは第３図と同様であり説明は省略する。

以上のように構成されたディジタルコンバーゼンス装置
について第１図を用いてその動作を説明する。

第２図に示すように画面に例えば、横方向に９列、縦方
向に７行の調整点を表示するコンバーゼンス補正用クロ
スハツチ信号２日をハツチ発生器２７より供給する。こ
の信号に基くクロスハツチ２９の交点が調整点となり、
この調整点の補正データを１フレームメモリ３、に記憶
している。

マス、コントロールパネル１のカーソルキー２１で調整
点を移動すると、ＣＰＵ２はその調整点のカーソルアド
レスを求め、カーソルを映出するレジスタにセットする
。次にコンバーゼンスずれを補正したい色、例えば赤／
を選択キー２２で選び、データ書き込みキー２３で画面
を見ながら赤の色ずれを調整し、所窒のデータを１フレ
ームメモリ３の前記指定されたアドレスに書き込む。

そして１１１次、緑＼、青↓、青→についても同様の操
作を行う。以下画面の全調整点についてもカーソル３０
を移動しながら同様に行う。

次に、コンバーゼンス補正量の読゛み出しについて説明
する。１フレームメモリ３には、第２図に示す調整点に
対応する位置の補正データしか書き込んでいないので、
垂直方向の調整点間に含まれるＭ本の走査線ごとの補正
データを近似計算により求める必要がある。

そこで、第２図に示すように例えば第１行目の補正量ａ
と、第２行目の補正量すから第１行目と第２行目の調整
点間の走査線ごとの変化分を求め、この変化分と第２行
目の補正量を加えて各走査線ごとの補正量を求める。す
なわち、第１行目からで近似する。

この計算はＣＰＵ２で行い、第１行目の調整点の補正デ
ータと共にＲＡＭ４の領域（イ）に記憶する。

この領域（イ）に記憶されたデータをテレビ受像機の同
期信号と同期して読み出し、各色のＤ／ム変換器５，６
，７．８でアナログ量に変換し、低域通過フィルタ（Ｌ
、Ｐ、Ｆ）９，１０，１１　．１２で水平方向の平滑を
行い、増幅器１３，１４，１５゜１６で増幅後各色のコ
ンバーゼンスヨークに供給する。

一方、上記ＲＡＭ４の領域（イ）から補正データを読み
出している期間、第２行目と第３行目の調整点間の全て
の走査線に対応した補正量の計算を前記と同様に行いＲ
ＡＭ４の領域（ロ）に記憶する。そしてテレビ受像機の
同期信号と同期してＲＡＭ４の領域（ロ）に記憶されて
いる補正データを読み出す。

同様に、領域（ロ）から補正データを読み出している期
間、第３行目と第４行目の調整点間の全ての走査線に対
応した補正量の計算を行い、このデータはＲＡＭ４の領
域（イ）に記憶し、そして同期信号に同期してこのＲＡ
Ｍ４の領域（イ）の補正データを読み出す。

同様に、第８行目まで、調整点間の補正量の計算を行い
メモリ４の領域（イ）と（ロ）を交互に書き込み、読み
出しに使用することにより画面の全走査線のコンバーゼ
ンスずれ補正データをＤ／ム変換器５゜６．７．８に供
給することができる。

以上のように本構成は従来のメモリの１／４の容量で、
従来と同じ内挿演算を行うことができ、迅速、かつ精度
よくコンバーゼンスずれを調整することができる。

発明の効果 以上のように、本発明によれば、垂直方向の２つの調整
点６間の走査線に対応する補正データをＣ１ＰＵ２で近
似計算し、調整点およびその間の走査線に対応する補正
データを記憶するＲＡＭ（イ）を設け、次の２つの調整
点間の走査線に対応する補正データもＣＰＵ２で近似計
算し、調整点およびその間の走査線に対応する補正デー
タをＲＡＭ（ロ）に記憶し、ＲＡＭ（イ）と（ロ）を交
互に書き込み、読み出しに使用することにより画面の全
走査線のコンバーゼンスずれを従来と同じ方法で、しか
も従来の１／４のメモリ容量で迅速かつ、精度よく調整
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるディジタルコンバー
ゼンス装置のブロック図、第２図ハソのコンバーゼンス
補正用パターン信号であるクロスハツチの映出状態を示
す正面図、第３図は従来例のディジタルコンバーゼンス
装置のブロック図である。 １・・・・・・コントロールパネル、２・・・・・・Ｃ
ＰＵ、３・・・・・・調整点の補正データを記憶する不
揮発性の１フレームメモリ、４・・・・・・ＲＡＭ（イ
）、（ロ）、６，６゜ア、８・・・・・・Ｄ／人コンバ
ータ、９，１０，１１　。 １２・・・・・・Ｌ、Ｐ、Ｆ１１３，１４，１５．１６
・・・・・・電流増幅器、１７，１８，１９．２０・・
・・・・コンバーゼンス補正信号出力端子、２１・・・
・・・カーソルキー、２２・・・・・・選択キー、２３
・・・・・・データ書き込みキー、２４・・・・・・水
平同期信号入力端、２５・・・・・・垂直同期信号入力
端、２６・・・・・・各種制御回路、２７・・・・・・
クロスハツチ発生器、２８・・・・・・クロスハツチ信
号、２９・・・・・・スクリーンに映出されたクロスハ
ツチ、３ｏ・・・・・・カーソル。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第２
図 ｑ列

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. カラー陰極線管画面に水平方向及び垂直方向に複数のコ
   ンバーゼンス調整点を有するようにコンバーゼンス補正
   用パターンを表示するための信号を発生する手段と、前
   記コンバーゼンス調整点の位置情報を１フレームメモリ
   に入力する手段と、２つの垂直方向の調整点間の全ての
   走査線に対応した補正データを前記１フレームメモリよ
   り読出した調整点の補正データより近似計算で求め、第
   １のランダムアクセスメモリに書き込む手段と、前記補
   正データを第１のランダムアクセスメモリに書き込んで
   いる期間、第２のランダムアクセスメモリから調整点及
   び垂直方向の調整点間の走査線に対応した補正データを
   読み出す手段とを備え、上記ランダムアクセスメモリを
   交互に書き込み、読み出しに使用することにより画面の
   全走査線のコンバーゼンスずれを調整するようにしたこ
   とを特徴とするディジタルコンバーゼンス装置。