JPS63117639A - 回転電機の鉄心のスロツト絶縁処理方法 - Google Patents
回転電機の鉄心のスロツト絶縁処理方法Info
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- JPS63117639A JPS63117639A JP26270786A JP26270786A JPS63117639A JP S63117639 A JPS63117639 A JP S63117639A JP 26270786 A JP26270786 A JP 26270786A JP 26270786 A JP26270786 A JP 26270786A JP S63117639 A JPS63117639 A JP S63117639A
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Landscapes
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は、回転電機の製造方法に係り、特に、回転電機
の鉄心のスロットの絶縁処理方法に関するものである。
の鉄心のスロットの絶縁処理方法に関するものである。
(従来の技術)
最近の回転電機においては、単機容但の増大とともに小
形軽量化とメンテナンスフリーの要求が強くなっている
。これらの要求は、材料や製造技術の進歩改良によって
満たされるようになった。
形軽量化とメンテナンスフリーの要求が強くなっている
。これらの要求は、材料や製造技術の進歩改良によって
満たされるようになった。
特に、H種以上の耐熱性を有しかつ耐電圧にも極めて優
れているアラミド紙、ポリイミドフィルムなどの薄葉材
料は、絶縁厚さの薄肉化に大きく役立っている。
れているアラミド紙、ポリイミドフィルムなどの薄葉材
料は、絶縁厚さの薄肉化に大きく役立っている。
なお、第5図は、最も一般的に用いられている従来方法
の交流電動機ステータコイルの断面を示したもので、絶
縁コイル]をフィルムのスロット絶縁2で包み、鉄心3
のスロット4に挿入して楔5で固定している。6はスロ
ットギャップを示す。
の交流電動機ステータコイルの断面を示したもので、絶
縁コイル]をフィルムのスロット絶縁2で包み、鉄心3
のスロット4に挿入して楔5で固定している。6はスロ
ットギャップを示す。
一方、含浸樹脂においても、耐熱性H種を有し、低粘度
で含浸し易い無溶剤エポキシ樹脂、ポリイミド系樹脂な
どが市販されるようになった。製造方法では従来から知
られているようにレデンリッヂテープなどを巻回して絶
縁するプリプレグ方法、非常に少量の接着剤で貼合わせ
てなるドライテープ(例えばガラスクロスとマイカ紙の
貼合わせ、フィルムとマイカ紙の貼合わせなどに使用さ
れる接着剤の徂を重量比で数%〜10数%程度に制限す
る)を巻回して樹脂を含浸する方法がある。この含浸す
る方法の中には、主絶縁を施したコイルに含浸するコイ
ル単体含浸法と、鉄心にコイルを組込んだ後樹脂を含浸
する全含浸法がある。後者の全含浸法は、コイルの接続
も含めたステータを一体含浸できるため、水分や粉塵な
どの耐環境性によく、メンテナンスフリーに寄与してい
る。このような全含浸の長所を生かすためには、コイル
の主絶縁に使用する材料も含浸性を考慮して、上記した
ドライテープを使用したり、また、含浸した樹脂の流出
を防ぐため、主絶縁の最外層に熱収縮性テープを巻回す
るかシール用ワニスを塗布するなどの工夫がなされてい
る。全含浸は、このように多くの長所を備えていること
から、この製造方法が多く用いられるようになってきて
いる。
で含浸し易い無溶剤エポキシ樹脂、ポリイミド系樹脂な
どが市販されるようになった。製造方法では従来から知
られているようにレデンリッヂテープなどを巻回して絶
縁するプリプレグ方法、非常に少量の接着剤で貼合わせ
てなるドライテープ(例えばガラスクロスとマイカ紙の
貼合わせ、フィルムとマイカ紙の貼合わせなどに使用さ
れる接着剤の徂を重量比で数%〜10数%程度に制限す
る)を巻回して樹脂を含浸する方法がある。この含浸す
る方法の中には、主絶縁を施したコイルに含浸するコイ
ル単体含浸法と、鉄心にコイルを組込んだ後樹脂を含浸
する全含浸法がある。後者の全含浸法は、コイルの接続
も含めたステータを一体含浸できるため、水分や粉塵な
どの耐環境性によく、メンテナンスフリーに寄与してい
る。このような全含浸の長所を生かすためには、コイル
の主絶縁に使用する材料も含浸性を考慮して、上記した
ドライテープを使用したり、また、含浸した樹脂の流出
を防ぐため、主絶縁の最外層に熱収縮性テープを巻回す
るかシール用ワニスを塗布するなどの工夫がなされてい
る。全含浸は、このように多くの長所を備えていること
から、この製造方法が多く用いられるようになってきて
いる。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、全含浸法にも、絶縁コイルとスロットと
のギャップに樹脂を充填させることに問題が残されてい
る。なぜならばスロット絶縁の多くにフィルムが用いら
れており、このフィルムには樹脂の保持性は殆ど期待で
きないからである。
のギャップに樹脂を充填させることに問題が残されてい
る。なぜならばスロット絶縁の多くにフィルムが用いら
れており、このフィルムには樹脂の保持性は殆ど期待で
きないからである。
ざらに、ステータの熱容量によって、樹脂の硬化に必要
な温度まで加熱するのに、かなりの長時間を要するため
、含浸樹脂がゲル化する以前に含浸樹脂の粘度が著しく
低下する。そのため、絶縁コイルとスロットとのギャッ
プに充填された樹脂は流出してボイドを形成することが
しばしばある。
な温度まで加熱するのに、かなりの長時間を要するため
、含浸樹脂がゲル化する以前に含浸樹脂の粘度が著しく
低下する。そのため、絶縁コイルとスロットとのギャッ
プに充填された樹脂は流出してボイドを形成することが
しばしばある。
このボイドは、導体から発生する熱の伝達を妨げ、温度
上昇の原因となったり、鉄心と絶縁コイルとの接着力が
低下して、電磁力や振動などの機械的強度を損う。また
、導体に電圧が印加されればボイドに電界が集中し、コ
ロナ放電で絶縁は短時間に損傷されるなど絶縁性能上好
ましくない結果となる。このため、再度含浸処理を行う
などしてボイドの減少に努めており、この改善が望まれ
ていた。
上昇の原因となったり、鉄心と絶縁コイルとの接着力が
低下して、電磁力や振動などの機械的強度を損う。また
、導体に電圧が印加されればボイドに電界が集中し、コ
ロナ放電で絶縁は短時間に損傷されるなど絶縁性能上好
ましくない結果となる。このため、再度含浸処理を行う
などしてボイドの減少に努めており、この改善が望まれ
ていた。
本発明の目的は、上記した問題点をなくし、スロットギ
ャップにボイドのない絶縁組成を得ることのできる回転
電機の鉄心のスロットの絶縁処理方法を提供することに
ある。
ャップにボイドのない絶縁組成を得ることのできる回転
電機の鉄心のスロットの絶縁処理方法を提供することに
ある。
[発明の構成コ
(問題点を解決するための手段および作用)本発明は、
鉄心のスロットに組込んだ絶縁コイルに、絶縁性樹脂を
含浸した後加熱硬化する回転電機の鉄心のスロット絶縁
処理方法において、スロットに、含浸する絶縁性樹脂が
スロットギャップから流出するのを防止する植毛層を形
成し、スロットギャップにボイドが形成されるのを防止
するようにしたものでおる。
鉄心のスロットに組込んだ絶縁コイルに、絶縁性樹脂を
含浸した後加熱硬化する回転電機の鉄心のスロット絶縁
処理方法において、スロットに、含浸する絶縁性樹脂が
スロットギャップから流出するのを防止する植毛層を形
成し、スロットギャップにボイドが形成されるのを防止
するようにしたものでおる。
ここで、植毛用の短繊維は、直径が細くかつ繊維長が長
い程含浸する樹脂の保持性に優れるが、反面植毛性は悪
くなる。この理由は、繊維径に比べて繊維長が長くなる
と、繊維相互のからまりが強くなり、ふるいによって繊
維の塊りがほぐれずかつ繊維の分散性が悪くなるからで
ある。植毛するため短繊維は、乾いた砂のようにざらざ
らしていることが望ましく、繊維の分散性の悪いものは
植毛できない。繊維長は特に規定するものではないが、
スロットギャップの1.2〜3倍位が良好な結果を得ら
れる。
い程含浸する樹脂の保持性に優れるが、反面植毛性は悪
くなる。この理由は、繊維径に比べて繊維長が長くなる
と、繊維相互のからまりが強くなり、ふるいによって繊
維の塊りがほぐれずかつ繊維の分散性が悪くなるからで
ある。植毛するため短繊維は、乾いた砂のようにざらざ
らしていることが望ましく、繊維の分散性の悪いものは
植毛できない。繊維長は特に規定するものではないが、
スロットギャップの1.2〜3倍位が良好な結果を得ら
れる。
また、接着剤は、ポリエステル、アクリル、エポキシ樹
脂などを主成分とするもので、特に規定するものではな
い。スロットへの接着剤の塗布厚さは、スペースファク
ターの向上から薄い程よくo、oi 〜o、itnm程
度が望ましい。0.01m1ll以下になると繊維の接
着強度が低く抜は易い。短繊維は、アクリル、ナイロン
、ポリエステル、アラミドなどの有機質またはロックウ
ール、アスベスト、ガラスなどで代表される無機質繊維
からなるもので、特に規定するものではないが、耐熱性
のよいもの程熱劣化は少ない。この短繊維の植毛方法に
ついては、スプレガンによる吹(=l植毛法、超音波振
動植毛法1機械的振動植毛法、静電植毛法等各種の植毛
法を用いることができる。
脂などを主成分とするもので、特に規定するものではな
い。スロットへの接着剤の塗布厚さは、スペースファク
ターの向上から薄い程よくo、oi 〜o、itnm程
度が望ましい。0.01m1ll以下になると繊維の接
着強度が低く抜は易い。短繊維は、アクリル、ナイロン
、ポリエステル、アラミドなどの有機質またはロックウ
ール、アスベスト、ガラスなどで代表される無機質繊維
からなるもので、特に規定するものではないが、耐熱性
のよいもの程熱劣化は少ない。この短繊維の植毛方法に
ついては、スプレガンによる吹(=l植毛法、超音波振
動植毛法1機械的振動植毛法、静電植毛法等各種の植毛
法を用いることができる。
(実施例)
以下、本発明の回転電機の鉄心のスロットの絶縁処理方
法を、交流電動機に適用した一実施例について説明する
。第1図は、鉄心3のスロット4に植毛層7を形成した
状態を示す断面図である。
法を、交流電動機に適用した一実施例について説明する
。第1図は、鉄心3のスロット4に植毛層7を形成した
状態を示す断面図である。
第2図は、鉄心3のスロット4に植毛層7が形成され、
絶縁コイル1が組込まれ、飛び出しを防ぐために楔5で
押えられている状態を示す断面図、第3図は、鉄心3の
スロット4に形成した植毛層7の拡大図でおる。植毛層
7の構成は、可撓性エポキシ樹脂を主成分とする接着剤
(例えば東芝ケミカル株式会社の商品名 TVB202
4ワニス)で厚さo、 05mm程度の塗膜7aを形成
し、短繊維7bには芳香族ポリアミドからなる耐熱性繊
維(例えばユニチカ株式会社の商品名 アビエール)で
太ざ2デニル、長さ1.2mmを選んだ。この短繊維7
bを静電植毛法で植毛層7を得る。この植毛層7を形成
したスロット4に絶縁コイル1を組込み、楔5で固定し
て後、ビスフェノール型エポキシ樹脂(例えばシェル化
学株式会社の商品名 エピコート828)とエポキシノ
ボラック樹脂(例えばダウケミカル社の商品名 DEN
438)と酸無水物系硬化剤(例えば日立化成株式会社
の商品名 HN−2200)とイミダゾール系硬化促進
剤(例えば四国化成株式会社の商品名 キュアゾールC
++Z)からなる含浸用樹脂を真空加圧含浸し、回転装
置で回転させながら加熱炉で硬化させれば、スロットギ
ャップ6には、植毛層7の短繊維7bによって含浸樹脂
が保持され、ボイドが形成されることなく特性が著しく
向上する。第4図は、120KW交流電動機の誘電正接
−電圧特性を従来例と比較して示す。同図から明らかな
ように、本実施例の特性8は従来例の特性9に比較して
大幅に向上した。また、この120KW交流電動機の定
格運転1時間後のステータコイル温度は、6°C(抵抗
法)低下した。
絶縁コイル1が組込まれ、飛び出しを防ぐために楔5で
押えられている状態を示す断面図、第3図は、鉄心3の
スロット4に形成した植毛層7の拡大図でおる。植毛層
7の構成は、可撓性エポキシ樹脂を主成分とする接着剤
(例えば東芝ケミカル株式会社の商品名 TVB202
4ワニス)で厚さo、 05mm程度の塗膜7aを形成
し、短繊維7bには芳香族ポリアミドからなる耐熱性繊
維(例えばユニチカ株式会社の商品名 アビエール)で
太ざ2デニル、長さ1.2mmを選んだ。この短繊維7
bを静電植毛法で植毛層7を得る。この植毛層7を形成
したスロット4に絶縁コイル1を組込み、楔5で固定し
て後、ビスフェノール型エポキシ樹脂(例えばシェル化
学株式会社の商品名 エピコート828)とエポキシノ
ボラック樹脂(例えばダウケミカル社の商品名 DEN
438)と酸無水物系硬化剤(例えば日立化成株式会社
の商品名 HN−2200)とイミダゾール系硬化促進
剤(例えば四国化成株式会社の商品名 キュアゾールC
++Z)からなる含浸用樹脂を真空加圧含浸し、回転装
置で回転させながら加熱炉で硬化させれば、スロットギ
ャップ6には、植毛層7の短繊維7bによって含浸樹脂
が保持され、ボイドが形成されることなく特性が著しく
向上する。第4図は、120KW交流電動機の誘電正接
−電圧特性を従来例と比較して示す。同図から明らかな
ように、本実施例の特性8は従来例の特性9に比較して
大幅に向上した。また、この120KW交流電動機の定
格運転1時間後のステータコイル温度は、6°C(抵抗
法)低下した。
なお、本発明は直流電動機の電機子鉄心にも適用できる
ことはいうまでもない。
ことはいうまでもない。
[発明の効果コ
本発明は、以上のように鉄心のスロットに植毛層を形成
することによって、スロットギャップに短繊維が配置さ
れ、含浸樹脂の保持性が向上し、ボイドのない堅固な一
体構造となる。
することによって、スロットギャップに短繊維が配置さ
れ、含浸樹脂の保持性が向上し、ボイドのない堅固な一
体構造となる。
従って、絶縁コイルから鉄心への熱伝達が良くなってコ
イルの冷却が向上すると共に、電気特性も大幅に向上し
た回転電機を得ることができる。
イルの冷却が向上すると共に、電気特性も大幅に向上し
た回転電機を得ることができる。
第1図は本発明の一実施例に係る回転電機の鉄心のスロ
ットに植毛層を形成した状態を示す断面図、第2図は第
1図に示す回転N機の鉄心のスロットに絶縁コイルを組
込んだ状態を示す断面図、第3図は本発明の一実施例に
係る植毛層の構成を示す拡大図、第4図は本発明の一実
施例に係る誘電正接−電圧特性を示す線図、第5図は従
来方法による回転電機の鉄心のスロットに絶縁コイルを
組込んだ状態を示す断面図である。 1・・・絶縁コイル、 3・・・鉄心4・・・スロッ
ト、 6・・・スロットギャップ7・・・植毛層
、 7a・・・塗膜7b・・・短繊維 代理人 弁理士 則 近 憲 佑 同 三俣弘文 第1図 第2図
ットに植毛層を形成した状態を示す断面図、第2図は第
1図に示す回転N機の鉄心のスロットに絶縁コイルを組
込んだ状態を示す断面図、第3図は本発明の一実施例に
係る植毛層の構成を示す拡大図、第4図は本発明の一実
施例に係る誘電正接−電圧特性を示す線図、第5図は従
来方法による回転電機の鉄心のスロットに絶縁コイルを
組込んだ状態を示す断面図である。 1・・・絶縁コイル、 3・・・鉄心4・・・スロッ
ト、 6・・・スロットギャップ7・・・植毛層
、 7a・・・塗膜7b・・・短繊維 代理人 弁理士 則 近 憲 佑 同 三俣弘文 第1図 第2図
Claims (1)
- 鉄心のスロットに組込んだ絶縁コイルに、絶縁性樹脂を
含浸した後加熱硬化する回転電機の鉄心のスロット絶縁
処理方法において、前記スロットに、前記絶縁性樹脂が
スロツトギヤツプから流出するのを防止する植毛層を形
成したことを特徴とする回転電機の鉄心のスロット絶縁
処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26270786A JPS63117639A (ja) | 1986-11-06 | 1986-11-06 | 回転電機の鉄心のスロツト絶縁処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26270786A JPS63117639A (ja) | 1986-11-06 | 1986-11-06 | 回転電機の鉄心のスロツト絶縁処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63117639A true JPS63117639A (ja) | 1988-05-21 |
Family
ID=17379476
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26270786A Pending JPS63117639A (ja) | 1986-11-06 | 1986-11-06 | 回転電機の鉄心のスロツト絶縁処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63117639A (ja) |
-
1986
- 1986-11-06 JP JP26270786A patent/JPS63117639A/ja active Pending
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