JPS6311643B2 - - Google Patents
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- JPS6311643B2 JPS6311643B2 JP9349777A JP9349777A JPS6311643B2 JP S6311643 B2 JPS6311643 B2 JP S6311643B2 JP 9349777 A JP9349777 A JP 9349777A JP 9349777 A JP9349777 A JP 9349777A JP S6311643 B2 JPS6311643 B2 JP S6311643B2
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- Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
- Lenses (AREA)
- Optical Systems Of Projection Type Copiers (AREA)
Description
本発明は投影装置特に、物体の鏡像を投影面上
に形成する投影装置に関するものである。 物体の鏡像を投影面に形成する投影装置は転写
工程を有する複写装置等に於いて適用されてい
る。 従来の複写装置の投影装置は1つの投影レンズ
系が使用されていた。しかしながら、1つの投影
レンズ系はそのコンジユゲートが比較的長いた
め、1つの投影レンズを用いた複写機は比較的大
きかつた。このため、複写機全体の大きさをコン
パクトにするため、比較的コンジユゲートの短い
レンズ系を複数個配列し、これらの各々のレンズ
系に投影すべき物体の各一部を受け持たせ、各々
のレンズ全体で物体全体の投影像を投影面に形成
する投影装置が提案されている。 すなわち、昭和49年2月28日に公告された昭和
49年特許出願公告公報第8893号には複写されるべ
き原稿の帯状領域をこの帯状領域の長手方向に沿
つて複数のレンズ系を配列し、これらのレンズ系
によつて帯状領域の各部分像を感光体上に形成す
る投影装置が示されている。 この様な投影装置を使用することによつてこの
複写機は比較的コンパクト化され得る。 本発明はこの種の投影装置の改良に係るもので
ある。そしてその改良点は1つのレンズ系を構成
するレンズの個数を少なくした点である。 前述の出願公告公報に示された投影装置の各々
のレンズ系は3つのレンズ、すなわち、前側、中
間、後側のレンズより構成され、前側レンズによ
つて原稿の1部の中間像が前側と後側のレンズの
間に配された中間レンズ上に形成される。そして
中間レンズ上に形成された中間像は後側レンズに
よつて感光材上に再形成される。この中間レンズ
はフイールドレンズ作用を行うもので、本来の投
影作用に何等関係のないものである。しかしなが
らこのフイールドレンズは感光材上に形成される
投影像の明るさを一様に保つ点から重要なレンズ
である。 本発明はこのレンズ系のレンズ個数を減少させ
るために、有効径に比べて光軸に沿つた長さが長
い第1、第2のレンズを使用している。 有効径に比べて光軸に沿つた長さが長いレンズ
は1964年4月8日に完全明細書が発行された英国
特許954629号に示されている。しかしながら、こ
のレンズを使用した装置は1つのレンズ系によつ
て、物体の一部の像を投影するものであつて、本
願の如きレンズ系アレーを構成し、各々のレンズ
系によつて形成される部分像を合成するものでは
ない。又更に、この英国特許に示されたレンズは
後に述べる如く、本願のレンズ系の特徴の1つで
あるテレセントリツクレンズ系でもなく又、第1
レンズと第2レンズの間に中間像を形成するもの
でもない。 又更に、レンズ系アレーによつて、部分像を合
成する投影レンズ系であつて、テレセントリツク
配置を取つている例が、昭和45年特許公告第
30787号公報に示されている。しかしながら、こ
の投影レンズ系は通常のレンズ系であつて、光軸
に沿つた長さがレンズの有効径に対して長いレン
ズではない。 従つて、本発明の投影装置の特徴は複数個の投
影光学系を有し、各々の投影光学系が第1、第2
レンズを有し、この第1、第2レンズの間に原稿
の1部の中間像が形成され、これらの第1、第2
のレンズの光軸に沿つた長さが有効径(例えば1
mm〜2mm)に比べて比較的大きく(例えば2〜60
倍)更に、第1のレンズが出射側テレセントリツ
クレンズ、第2レンズが入射側テレセントリツク
レンズになつていることである。 そして、このような構成上の特徴を持つことに
よつて、複写機に適用するに最適な投影光学系が
得られる。 以下本発明を添付した図面に基づいて説明す
る。第1図は先に述べた公告公報に示された複写
機である。全体として1と銘打たれた機械は複写
しようとする原文書Dを表面を下にして支持する
為の透明プラテン2と、感光性材料層を上にした
感光性の板Pに対する固定された支持板3と、全
体として5と銘打たれた光学影像装置を支持する
可動キヤリツジ4と、文書の対向する表面及び感
光性表面Pをよぎつてキヤリツジ4を駆動する為
に可逆定速電動機6及び歯車箱7を含んだ駆動系
とから構成されている。 キヤリツジ4はそれらの軸線を平行にして、支
持板3の両端上に離隔して配列された駆動ねじ1
0及び軸受棒11上に装着されている。歯車箱7
は駆動ねじ10に連結されていて、走査系5をど
ちらかの方向へ駆動する為にその駆動ねじを回転
させるのに適している。その駆動系はその系がそ
の行程のどちらかの端に来る時に反転されるのに
適した一定運動で光学影像系をどちらかの方向へ
運動させるのに適していなければならない。 その系5は一端をねじ10と螺合するブロツク
14によつて支持され且つ他端を棒11を滑動自
在に受けるブロツク15によつて支持された長い
ハウジング13から構成されており、それらのブ
ロツク14及び15はそれと共に動かされるべき
キヤリツジ4の一部分を形成している。適当なソ
ケツトに装着されて居り且つ適当な電源(図示せ
ず)から附勢される一対の螢光灯Lはブロツク1
4及び15の間でそれらの上に装着されている。
それらのランプは文書を照明してその光線を発生
する為に複写しようとする文書Dの側面付近でハ
ウジング13の両側上に物理的に平行に配列され
ている。 ハウジング13内には、文書Dと感光性表面P
との間で互に重畳関係でハウジングの長さに沿つ
て配列された3個の長いレンズ条片20,21及
び22が装置されている。一番上のレンズ条片2
0はその条片の全長に沿つて走る複数個のレンズ
部品24で形成されている。第2図に於いて見ら
れる如く、条片20は2つの平行列のレンズ部品
24で形成されており、第2列は一列中の任意の
2つのレンズ部品間の距離の半分に等しい距離だ
けシフトさせられている。レンズ条片20はすべ
てのレンズ部品24がその条片の他の部分を形成
する材料と一体となつた成形プラスチツクから作
られていることが望ましい。 レンズ条片21,22は条片20と全く同じで
あつて、各条片のレンズ素子(部品)が他の条片
のレンズ素子(部品)と同軸であつて単一の影像
装置を形成する様な方法で条片20に対して配列
されている。全体として25と銘打された単一影
像装置が、レンズ条片20の一部分であり、レン
ズ条片21のレンズ素子26及びレンズ条片22
の一部分であるレンズ素子27と同軸のレンズ素
子24と共に第3図に示されている。第3図の光
学影像装置25はレンズ条片20,21及び22
のお互いに対する適当な位置の結果として影像系
5中に存在している多くの内の1つを表わしてい
る開口31及びフイールドストツプ(視野絞り)
32と共に同じレンズ24,26,27から構成
されている。第3図に示されている如く、各影像
装置は文書Dのレンズ素子24の焦点面内にある
素子又は別個の面積を走査し、その素子面積の像
をレンズ素子27の焦点にある感光性表面P上へ
投射するのに適している。複写しようとする全文
書Dは一端からその他端への系の一完全な運動で
走査されることは影像系5を構成している複数個
の影像装置から明らかである。 すべての装置25による完全走査を保証する為
に、影像装置5はその各々が条片20の対応する
レンズ素子24上に整置されている複数個の開口
31を有する有孔板30を含んでいる。第3図に
於いて、各開口31は各装置25中へ入る光線の
量を制御する為に対応するレンズ素子24に対す
るアパーチヤストツプ(開口絞り)の作用をして
いる。フイールドストツプ32は対物面積のカバ
リツジを制御し、それによつて任意の影像装置2
5によつて任意の1つの時刻に走査される素子面
積の大きさを限定する作用をする。各影像装置に
於いて、レンズ素子24はその影像装置に対する
対物レンズの作用をして、第4図に示されている
如く、その文書のその素子面積をフイールドレン
ズ26上へ集束するのに適している。一例とし
て、第4図に於いて、文字Rはレンズ25の平面
と一致したレンズ24の焦点面に影像を作られる
ので、光線軌跡で表わされている。文字Rは反転
され且つ再び元に戻されることは注意を要する。 レンズ27は転じて感光性表面P上にフイール
ドレンズ26に於ける文字Rの像を作り且つ第4
図の例から、文字Rは現在文書D上のオリジナル
レターに対して反転像(鏡像)関係になつている
ことが注意される。次いで系5中の各影像装置は
例えば文書Dの如き対物平面の素子面積を再生し
た影像平面上に対応した反転像を形成するのに適
している。その様にして作られた素子像の複合体
は文書D上の情報の完全な写真表示を与える。影
像平面Pが例えばゼログラフセレン光導電体板又
はドラムの如き再使用しうる静電複写板の形を呈
している場合には、その板又はドラム上の潜像は
粉付して現像された像が正読像として紙シートへ
転写される様に反転されている。 第5,6図には本発明の改良された投影装置を
複写装置に適用した実施例が示されている。図中
60はドラムで不図示のモータによつて矢印方向
に定速で回転駆動されているが、周囲に導電性基
層、光導電体層、表面透明絶縁層を順に層合して
成る感光体61を有している。この感光体61は
まずコロナ放電器62により表面に均一な帯電を
受けるが、その極性は前記光導電体がN型半導体
の場合は正、P型の場合は負である。次に感光体
61は、ドラム60の回転に同期して、矢印方向
にドラム60の周速に結像倍率の逆数を乗じた速
度で(等倍像形成の場合同速)矢印方向に移動せ
しめられる透明原稿台63上に載置された原稿6
4の像露光を受けるが、この像は投影レンズアレ
イ65によつて感光体61上に結像されるもので
ある。上記原稿64のアレイ65が対向する領
域、即ち感光体61上に結像せしめられる領域は
ランプと反射笠より成る照明系66によつて照明
されている。ここで、例えば照明光量を調整すれ
ば感光体61に対する露光量が調整できるもので
ある。 感光体61は上記アレイ65による像露光を受
けると同時にACコロナ放電器62と逆極性のコ
ロナ放電器67により除電作用を受け、これによ
つて感光体61上に原稿64の光像に対応した帯
電パターンが形成されることになるが、この感光
体61は更にランプ68により全面均一な露光を
受けコントラストのよい静電潜像が形成されるこ
とになる。形成された潜像はカスケード型、マグ
ネツトブラシ型等の現像器69によりトナー像と
して顕画化される。次にこのトナー像は不図示の
供給手段から送出され、ローラ70,71によつ
て感光体61に接しめられて感光体61と同速で
送られる転写紙72に転写される。転写効率を高
める為、転写位置に於いて転写紙72の裏面には
現像像を形成したトナーと逆極性の帯電が与えら
れるが、これはコロナ放電器73によつてなされ
る。転写紙72に転写されたトナー像は、転写紙
に圧接した対のローラ74,75を備えた加熱定
着器等の適宜の定着器で定着され、不図示の収納
手段に搬送される。 転写終了後の感光体表面は、これに圧接した弾
性体ブレード76のエツジによつて残留トナーの
拭い取りクリーニングを受けて清浄面に復し、再
び上記の画像処理サイクルに投入されるものであ
る。尚、前記放電器67は光像露光と同時に感光
体61表面を除電するように設置されているが、
帯電器62と結像系間の間に配置されて光像露光
前に感光体61表面を除電するようにしてもよ
い。この場合はランプ68は不要である。また感
光体61は表面絶縁層を持たないものであつても
よい。この場合は放電器67とランプ68は不要
である。次で、第5図に示した投影レンズアレイ
65の詳細を第6図を使用して説明する。 共軸的に配された第1、第2レンズ40,41
によつて構成されたレンズ系は第2図と同様に2
列状に配列されている。尚図に於いて2列の配列
が示されているが更に多くの配列であつてもよ
い。 第7図には、レンズ40,41の作用が説明さ
れている。この図に於いて50は物体すなわち原
稿の一部である。51はレンズ40の入射瞳に置
かれた明るさ絞り、52は第1のレンズ40によ
つて形成された物体50の中間像53が形成され
る面に配された視野絞りである。この視野絞りは
物体面の適用範囲を定める作用をする。この視野
絞り52はレンズ40の像界側の面及びレンズ4
1の物界則の面からなるべく離す方が、これら面
に付着するゴミの像が投影面上に形成されること
を防ぐ上から好ましい。この視野絞り52を入れ
るため中間像は縮小されていることが好ましい。
54は主光線を示す。第7図のレンズ40,41
は先に述べた様にレンズ40は像界側テレセント
リツクなレンズであり、レンズ41は物界側テレ
セントリツクなレンズであるため、レンズ40,
41を射出又は入射する主光線は光軸と平行にな
る。従つて、中間像を形成した光はレンズ41に
よつて光量を損失することなく効率良く投影面上
に再結像される。すなわち、レンズ40,41を
テレセントリツクなレンズにすることによつて、
レンズ40の像界側の面、及びレンズ41の物界
側の面はあたかも空気レンズを形成するが如く作
用して、第4図のフイールドレンズ26の作用を
兼る。この様にして、本実施例は投影像の明るさ
を減じることなく、レンズの個数を減少させてい
る。 尚、本件発明者等の実験によれば、レンズ4
0,41を同一のレンズ(但し、中間像53に対
して面対称とすること)として、更にレンズの有
効径に対して、光軸に沿つたレンズ肉厚を2〜60
倍に構成することによつて、良好な結果が得られ
ることが判明された。 又、これらレンズ40,41の設計は後述する
様に、第1レンズ40については式(6)〜(10)、第2
レンズ41については式(16)〜(20)を満足す
ることが望まれる。以下このことについて述べ
る。 まず。第1レンズ40について説明する。第1
レンズの説明を簡単にするため第8図に付した記
号を使用する。 図中、第1レンズ40の第1面すなわち物界側
の面、の曲率半径をr1、第2面すなわち像界側の
面の曲率半径をr2(図では負量)、第1レンズの中
心厚すなわち光軸に沿つた第1面と第2面とのレ
ンズ肉厚をd1′と表記し、このレンズの材質の主
屈折率すなわち、代表的な設計波長に対する屈折
率をn1′とする。又、このレンズの有効径をφで
表わし、物体50の大きさをφ0、これのレンズ
40によつて形成される中間像53の大きさを
φ2とし、このレンズ40の第1面よりはかつて
物体50までの距離をS1(図では負量)、第1のレ
ンズ40の第2面より中間像53までの距離を
S2′と表記する。更に中間像53の物体50に対
する横倍率をβ1(≡−|φ2/φ0|)で表わす。そし
て このレンズ40の物体側有効FナンバーをFeで
表わすこととする。 照明条件から定められる有効Fナンバー、即ち 及び部分画像のケラレがない様設定する中間像の
横倍率β1(|β1|<1)、それに物体距離S1及び中
間像までのレンズバツクS2′はあらかじめ設定で
きる量である。又、材質の主屈折率n1′は材質を
設定することによつて定められる。これらの5つ
の設定量Fe、β1、S2′、n1′より、第1レンズ40
の第1面の曲率半径r1、第2面の曲率半径r2、第
1レンズ中心厚d1′、及び第1レンズの有効径φ1、
それと物体の有効部分径φ0を理想結像理論を用
いて次の条件により定める。 まず倍率β1とレンズの構成データーとの関係は
次式で与えられる。 β1=1/{1+2−1e1′2}S1+{1−e1′2
}……(2) ここに1≡n1′−1/r1(第1面の屈折力) 2≡1−n1′/r2(第2面の屈折力) e1′≡d1′/n1′ 次に、物体からの入射光束の主光線即ち第1面
の中心を通過する光線が第2面を出た後光軸と平
行に出射する条件は、丁度第2面の焦点距離(即
ち1/2)がe1′と等しいことと等価であること
から次の関係で表わされる。 1/2=e1′ ……(3) 次に、有効物体径φ0の端からレンズ40に入
射する光束光がケラレない為の条件として(第7
図参照)、光束の下の光線が第1面を通過後光束
と平行なレンズ40の縁に沿つてゆくことから、
次の関係式が得られる。 1=−1/S1{1+φ0/φ1} ……(4) 最後に、第1レンズ40の第2面から中間像位
置までの距離S2′をあらかじめ適正値に保つ為の
条件から次の関係式が必要となる。 S2′=β1×{(1−1e1′)S1−e1′ ……(5) 以上(1)〜(5)式の条件をr1、r2;d1′、φ1;φ0につ
いて連立して解くことによつて一意的に次の結果
を得る。 r1=(n1′−1)×β1S1/〔(1−β1)−S′2/β1S
1〕……(6) r2=(1−n1′)×β1S1 ……(7) d1′=n1′×β1S1 ……(8) φ0=〔(S2′/β1)−S1/β1S1〕×φ1 ……(10) 次に、第2レンズ41について説明する。先と
同様に第8図に付した記号を使用する。 図中、第2レンズ41の第1面すなわち、物界
側の面の曲率半径をr3、第2面すなわち像界側の
曲率半径をr4(図においては負量)、第2レンズの
中心厚、すなわち光軸に沿つた第1面と第2面と
のレンズ肉厚をd2′と表記し、このレンズの材質
の主屈折率、すなわち代表的な設計波長に対する
屈折率をn2′とする。又、このレンズの有効径を
φ3で表わし、投影面上の第2レンズに対する投
影像の大きさをφ4で表わし、このレンズ41の
第1面よりはかつて中間像53までの距離をS3
(図では負量)、第2のレンズ41の第2面より投
影像までの距離をS4′と表記する。更に投影像5
5の中間像53に対する横倍率をβ2(≡−|φ4/φ2 |)で表わす。そしてこのレンズ41の像界側有
効FナンバーをFe′で表わすとする。 投影像の明るさに関する条件から定められる有
効Fナンバー、即ち、 及び部分画像のケラレがない様、設定する投影
像の横倍率β2(|β2|>1)、それに中間像距離S3
及び投影面までのレンズバツクS4′はあらかじめ
設定できる量である。又、材料の主屈折率n2′は
材質を設定することによつて定められる。これら
の設定量Fe′、β2、S3、S4′、n2′より第2レンズ4
1の第1面の曲率半径r3、第2面の曲率半径r4、
第2レンズのレンズ中心厚d2′、及び第2レンズ
の有効径φ3、それに投影像の有効部分径φ4を理
想結像理論を用いて次の条件より定める。 まず横倍率β2とレンズ41の構成データーとの
関係は次式で与えられる。 1/β2=1/{3+4−3e1′4}(−S4′)+
{1−e2′3} ……(12) ここに 次に、光軸と平行な主光軸を有する入射光束
が、この第2レンズの有効径φ3に対して過不足
なく、この第2レンズを通過する為には、この第
2レンズの第2面に射出瞳があることが望まし
い。この要請は丁度第1面の焦点距離(即ち1/
3)がe2′に等しいことと等価であることから次
の関係を得る。 1/3=e1′ ……(13) 次に、有効中間像径φ2の端から第2レンズ4
1に入射する光束がケラレない為の条件として
(第7図参照)、光束の下の光線が第1面を通過後
光軸と平行なレンズ41の縁に沿つてゆくことか
ら、次の関係式が得られる。 4=1/S4′{1+φ4/φ3} ……(14) 最後に第2レンズ41の第1面から中間像位置
までの距離S3をあらかじめ適正値に保つ為の条件
から次の関係式が必要となる。 S3=1/β2×{(1−4e2′)S4′+e2′}……(15
) 以上(1)〜(5)式の条件式をr3、r4、d2′、φ3、φ4に
ついて連立して解くことによつて一意的に次の結
果を得る。 r3=(1−n2′)×S4′/β2 ……(16) r4=(n2′−1)×S4′/β2/〔(1−1/β2)−S3
×β2/S4′〕 ……(17) d2′=−n2′×S4′/β2 ……(18) φ4=〔S3β2−S4′/S4′/β2〕×φ3 ……(20) そこで、第1レンズ40と第2レンズ41を結
合した光軸光学系において、まず第1レンズによ
り被投影物体(物体径φ0)の中間像(像径の大
きさφ2)が形成され、引き続いてこの中間像が
第2レンズによつて投影像面上に投影像径φ4の
正立像として明るさの一様性を損失することな
く、リレーされることになる。その際物体面の全
体像を第1レンズ及び第2レンズよりなる共軸光
学系を複数個配列することによつて結果として投
影面上に矛盾なく形成するには一般にβ1×β2=+
1、すなわち、等倍で使用されなければならない
ことに注意を要する。 すなわち、 β2=1/β1 ……(21) の関係を満たすように第1レンズ及び第2レンズ
の構成を配慮する必要がある。そしてこのような
配慮においては必然的にFe′=Fe(22)は自明で
ある。 結局、第1レンズ40と第2レンズ41を結合
した正立等倍の光軸光学系では、第1レンズ40
についてβ1及びFeを適正な条件によつて設定さ
れるとすれば、第2レンズのβ2、Fe′は自ずと式
(21)及び(22)によつて定められる。しかし、
第1レンズの他の設定値であるS1、S2′、n1′及び
第2レンズの設定値であるS3、S4′、n2′は互に独
立に適正な条件より定めてよいことは注意されな
ければならない。 さて、一般に第1レンズと第2レンズの構成が
異なることは二種のレンズを作ることになり、製
造上の観点からみて避けることが望ましい。 この観点からすれば、前述の第1レンズと第2
レンズを結合した正立等倍の共軸光学系の条件式
(21)及び(22)を満たす第2レンズとして、即
座に第1レンズを中間像面に関して対称に配置し
た共軸光学系が考えられる。従つてこの考えに基
づけば第2レンズとして第1レンズを流用するこ
とが可能となる。この場合、第2レンズを構成す
る諸元は第1レンズを構成する諸元と次の関係で
えられる。即ち r3=rr2、r4=−r1、d2′=d1′、n2′=n1′、φ3=
φ1、φ4=φ0、β2=1/β1、S2=−S2′、S4′=−
S1、Fe′=Fe、である。 次に、表1に中間像面に関して、第1レンズと
第2レンズを対称に配置した実施例1〜10の設計
値を挙げる。
に形成する投影装置に関するものである。 物体の鏡像を投影面に形成する投影装置は転写
工程を有する複写装置等に於いて適用されてい
る。 従来の複写装置の投影装置は1つの投影レンズ
系が使用されていた。しかしながら、1つの投影
レンズ系はそのコンジユゲートが比較的長いた
め、1つの投影レンズを用いた複写機は比較的大
きかつた。このため、複写機全体の大きさをコン
パクトにするため、比較的コンジユゲートの短い
レンズ系を複数個配列し、これらの各々のレンズ
系に投影すべき物体の各一部を受け持たせ、各々
のレンズ全体で物体全体の投影像を投影面に形成
する投影装置が提案されている。 すなわち、昭和49年2月28日に公告された昭和
49年特許出願公告公報第8893号には複写されるべ
き原稿の帯状領域をこの帯状領域の長手方向に沿
つて複数のレンズ系を配列し、これらのレンズ系
によつて帯状領域の各部分像を感光体上に形成す
る投影装置が示されている。 この様な投影装置を使用することによつてこの
複写機は比較的コンパクト化され得る。 本発明はこの種の投影装置の改良に係るもので
ある。そしてその改良点は1つのレンズ系を構成
するレンズの個数を少なくした点である。 前述の出願公告公報に示された投影装置の各々
のレンズ系は3つのレンズ、すなわち、前側、中
間、後側のレンズより構成され、前側レンズによ
つて原稿の1部の中間像が前側と後側のレンズの
間に配された中間レンズ上に形成される。そして
中間レンズ上に形成された中間像は後側レンズに
よつて感光材上に再形成される。この中間レンズ
はフイールドレンズ作用を行うもので、本来の投
影作用に何等関係のないものである。しかしなが
らこのフイールドレンズは感光材上に形成される
投影像の明るさを一様に保つ点から重要なレンズ
である。 本発明はこのレンズ系のレンズ個数を減少させ
るために、有効径に比べて光軸に沿つた長さが長
い第1、第2のレンズを使用している。 有効径に比べて光軸に沿つた長さが長いレンズ
は1964年4月8日に完全明細書が発行された英国
特許954629号に示されている。しかしながら、こ
のレンズを使用した装置は1つのレンズ系によつ
て、物体の一部の像を投影するものであつて、本
願の如きレンズ系アレーを構成し、各々のレンズ
系によつて形成される部分像を合成するものでは
ない。又更に、この英国特許に示されたレンズは
後に述べる如く、本願のレンズ系の特徴の1つで
あるテレセントリツクレンズ系でもなく又、第1
レンズと第2レンズの間に中間像を形成するもの
でもない。 又更に、レンズ系アレーによつて、部分像を合
成する投影レンズ系であつて、テレセントリツク
配置を取つている例が、昭和45年特許公告第
30787号公報に示されている。しかしながら、こ
の投影レンズ系は通常のレンズ系であつて、光軸
に沿つた長さがレンズの有効径に対して長いレン
ズではない。 従つて、本発明の投影装置の特徴は複数個の投
影光学系を有し、各々の投影光学系が第1、第2
レンズを有し、この第1、第2レンズの間に原稿
の1部の中間像が形成され、これらの第1、第2
のレンズの光軸に沿つた長さが有効径(例えば1
mm〜2mm)に比べて比較的大きく(例えば2〜60
倍)更に、第1のレンズが出射側テレセントリツ
クレンズ、第2レンズが入射側テレセントリツク
レンズになつていることである。 そして、このような構成上の特徴を持つことに
よつて、複写機に適用するに最適な投影光学系が
得られる。 以下本発明を添付した図面に基づいて説明す
る。第1図は先に述べた公告公報に示された複写
機である。全体として1と銘打たれた機械は複写
しようとする原文書Dを表面を下にして支持する
為の透明プラテン2と、感光性材料層を上にした
感光性の板Pに対する固定された支持板3と、全
体として5と銘打たれた光学影像装置を支持する
可動キヤリツジ4と、文書の対向する表面及び感
光性表面Pをよぎつてキヤリツジ4を駆動する為
に可逆定速電動機6及び歯車箱7を含んだ駆動系
とから構成されている。 キヤリツジ4はそれらの軸線を平行にして、支
持板3の両端上に離隔して配列された駆動ねじ1
0及び軸受棒11上に装着されている。歯車箱7
は駆動ねじ10に連結されていて、走査系5をど
ちらかの方向へ駆動する為にその駆動ねじを回転
させるのに適している。その駆動系はその系がそ
の行程のどちらかの端に来る時に反転されるのに
適した一定運動で光学影像系をどちらかの方向へ
運動させるのに適していなければならない。 その系5は一端をねじ10と螺合するブロツク
14によつて支持され且つ他端を棒11を滑動自
在に受けるブロツク15によつて支持された長い
ハウジング13から構成されており、それらのブ
ロツク14及び15はそれと共に動かされるべき
キヤリツジ4の一部分を形成している。適当なソ
ケツトに装着されて居り且つ適当な電源(図示せ
ず)から附勢される一対の螢光灯Lはブロツク1
4及び15の間でそれらの上に装着されている。
それらのランプは文書を照明してその光線を発生
する為に複写しようとする文書Dの側面付近でハ
ウジング13の両側上に物理的に平行に配列され
ている。 ハウジング13内には、文書Dと感光性表面P
との間で互に重畳関係でハウジングの長さに沿つ
て配列された3個の長いレンズ条片20,21及
び22が装置されている。一番上のレンズ条片2
0はその条片の全長に沿つて走る複数個のレンズ
部品24で形成されている。第2図に於いて見ら
れる如く、条片20は2つの平行列のレンズ部品
24で形成されており、第2列は一列中の任意の
2つのレンズ部品間の距離の半分に等しい距離だ
けシフトさせられている。レンズ条片20はすべ
てのレンズ部品24がその条片の他の部分を形成
する材料と一体となつた成形プラスチツクから作
られていることが望ましい。 レンズ条片21,22は条片20と全く同じで
あつて、各条片のレンズ素子(部品)が他の条片
のレンズ素子(部品)と同軸であつて単一の影像
装置を形成する様な方法で条片20に対して配列
されている。全体として25と銘打された単一影
像装置が、レンズ条片20の一部分であり、レン
ズ条片21のレンズ素子26及びレンズ条片22
の一部分であるレンズ素子27と同軸のレンズ素
子24と共に第3図に示されている。第3図の光
学影像装置25はレンズ条片20,21及び22
のお互いに対する適当な位置の結果として影像系
5中に存在している多くの内の1つを表わしてい
る開口31及びフイールドストツプ(視野絞り)
32と共に同じレンズ24,26,27から構成
されている。第3図に示されている如く、各影像
装置は文書Dのレンズ素子24の焦点面内にある
素子又は別個の面積を走査し、その素子面積の像
をレンズ素子27の焦点にある感光性表面P上へ
投射するのに適している。複写しようとする全文
書Dは一端からその他端への系の一完全な運動で
走査されることは影像系5を構成している複数個
の影像装置から明らかである。 すべての装置25による完全走査を保証する為
に、影像装置5はその各々が条片20の対応する
レンズ素子24上に整置されている複数個の開口
31を有する有孔板30を含んでいる。第3図に
於いて、各開口31は各装置25中へ入る光線の
量を制御する為に対応するレンズ素子24に対す
るアパーチヤストツプ(開口絞り)の作用をして
いる。フイールドストツプ32は対物面積のカバ
リツジを制御し、それによつて任意の影像装置2
5によつて任意の1つの時刻に走査される素子面
積の大きさを限定する作用をする。各影像装置に
於いて、レンズ素子24はその影像装置に対する
対物レンズの作用をして、第4図に示されている
如く、その文書のその素子面積をフイールドレン
ズ26上へ集束するのに適している。一例とし
て、第4図に於いて、文字Rはレンズ25の平面
と一致したレンズ24の焦点面に影像を作られる
ので、光線軌跡で表わされている。文字Rは反転
され且つ再び元に戻されることは注意を要する。 レンズ27は転じて感光性表面P上にフイール
ドレンズ26に於ける文字Rの像を作り且つ第4
図の例から、文字Rは現在文書D上のオリジナル
レターに対して反転像(鏡像)関係になつている
ことが注意される。次いで系5中の各影像装置は
例えば文書Dの如き対物平面の素子面積を再生し
た影像平面上に対応した反転像を形成するのに適
している。その様にして作られた素子像の複合体
は文書D上の情報の完全な写真表示を与える。影
像平面Pが例えばゼログラフセレン光導電体板又
はドラムの如き再使用しうる静電複写板の形を呈
している場合には、その板又はドラム上の潜像は
粉付して現像された像が正読像として紙シートへ
転写される様に反転されている。 第5,6図には本発明の改良された投影装置を
複写装置に適用した実施例が示されている。図中
60はドラムで不図示のモータによつて矢印方向
に定速で回転駆動されているが、周囲に導電性基
層、光導電体層、表面透明絶縁層を順に層合して
成る感光体61を有している。この感光体61は
まずコロナ放電器62により表面に均一な帯電を
受けるが、その極性は前記光導電体がN型半導体
の場合は正、P型の場合は負である。次に感光体
61は、ドラム60の回転に同期して、矢印方向
にドラム60の周速に結像倍率の逆数を乗じた速
度で(等倍像形成の場合同速)矢印方向に移動せ
しめられる透明原稿台63上に載置された原稿6
4の像露光を受けるが、この像は投影レンズアレ
イ65によつて感光体61上に結像されるもので
ある。上記原稿64のアレイ65が対向する領
域、即ち感光体61上に結像せしめられる領域は
ランプと反射笠より成る照明系66によつて照明
されている。ここで、例えば照明光量を調整すれ
ば感光体61に対する露光量が調整できるもので
ある。 感光体61は上記アレイ65による像露光を受
けると同時にACコロナ放電器62と逆極性のコ
ロナ放電器67により除電作用を受け、これによ
つて感光体61上に原稿64の光像に対応した帯
電パターンが形成されることになるが、この感光
体61は更にランプ68により全面均一な露光を
受けコントラストのよい静電潜像が形成されるこ
とになる。形成された潜像はカスケード型、マグ
ネツトブラシ型等の現像器69によりトナー像と
して顕画化される。次にこのトナー像は不図示の
供給手段から送出され、ローラ70,71によつ
て感光体61に接しめられて感光体61と同速で
送られる転写紙72に転写される。転写効率を高
める為、転写位置に於いて転写紙72の裏面には
現像像を形成したトナーと逆極性の帯電が与えら
れるが、これはコロナ放電器73によつてなされ
る。転写紙72に転写されたトナー像は、転写紙
に圧接した対のローラ74,75を備えた加熱定
着器等の適宜の定着器で定着され、不図示の収納
手段に搬送される。 転写終了後の感光体表面は、これに圧接した弾
性体ブレード76のエツジによつて残留トナーの
拭い取りクリーニングを受けて清浄面に復し、再
び上記の画像処理サイクルに投入されるものであ
る。尚、前記放電器67は光像露光と同時に感光
体61表面を除電するように設置されているが、
帯電器62と結像系間の間に配置されて光像露光
前に感光体61表面を除電するようにしてもよ
い。この場合はランプ68は不要である。また感
光体61は表面絶縁層を持たないものであつても
よい。この場合は放電器67とランプ68は不要
である。次で、第5図に示した投影レンズアレイ
65の詳細を第6図を使用して説明する。 共軸的に配された第1、第2レンズ40,41
によつて構成されたレンズ系は第2図と同様に2
列状に配列されている。尚図に於いて2列の配列
が示されているが更に多くの配列であつてもよ
い。 第7図には、レンズ40,41の作用が説明さ
れている。この図に於いて50は物体すなわち原
稿の一部である。51はレンズ40の入射瞳に置
かれた明るさ絞り、52は第1のレンズ40によ
つて形成された物体50の中間像53が形成され
る面に配された視野絞りである。この視野絞りは
物体面の適用範囲を定める作用をする。この視野
絞り52はレンズ40の像界側の面及びレンズ4
1の物界則の面からなるべく離す方が、これら面
に付着するゴミの像が投影面上に形成されること
を防ぐ上から好ましい。この視野絞り52を入れ
るため中間像は縮小されていることが好ましい。
54は主光線を示す。第7図のレンズ40,41
は先に述べた様にレンズ40は像界側テレセント
リツクなレンズであり、レンズ41は物界側テレ
セントリツクなレンズであるため、レンズ40,
41を射出又は入射する主光線は光軸と平行にな
る。従つて、中間像を形成した光はレンズ41に
よつて光量を損失することなく効率良く投影面上
に再結像される。すなわち、レンズ40,41を
テレセントリツクなレンズにすることによつて、
レンズ40の像界側の面、及びレンズ41の物界
側の面はあたかも空気レンズを形成するが如く作
用して、第4図のフイールドレンズ26の作用を
兼る。この様にして、本実施例は投影像の明るさ
を減じることなく、レンズの個数を減少させてい
る。 尚、本件発明者等の実験によれば、レンズ4
0,41を同一のレンズ(但し、中間像53に対
して面対称とすること)として、更にレンズの有
効径に対して、光軸に沿つたレンズ肉厚を2〜60
倍に構成することによつて、良好な結果が得られ
ることが判明された。 又、これらレンズ40,41の設計は後述する
様に、第1レンズ40については式(6)〜(10)、第2
レンズ41については式(16)〜(20)を満足す
ることが望まれる。以下このことについて述べ
る。 まず。第1レンズ40について説明する。第1
レンズの説明を簡単にするため第8図に付した記
号を使用する。 図中、第1レンズ40の第1面すなわち物界側
の面、の曲率半径をr1、第2面すなわち像界側の
面の曲率半径をr2(図では負量)、第1レンズの中
心厚すなわち光軸に沿つた第1面と第2面とのレ
ンズ肉厚をd1′と表記し、このレンズの材質の主
屈折率すなわち、代表的な設計波長に対する屈折
率をn1′とする。又、このレンズの有効径をφで
表わし、物体50の大きさをφ0、これのレンズ
40によつて形成される中間像53の大きさを
φ2とし、このレンズ40の第1面よりはかつて
物体50までの距離をS1(図では負量)、第1のレ
ンズ40の第2面より中間像53までの距離を
S2′と表記する。更に中間像53の物体50に対
する横倍率をβ1(≡−|φ2/φ0|)で表わす。そし
て このレンズ40の物体側有効FナンバーをFeで
表わすこととする。 照明条件から定められる有効Fナンバー、即ち 及び部分画像のケラレがない様設定する中間像の
横倍率β1(|β1|<1)、それに物体距離S1及び中
間像までのレンズバツクS2′はあらかじめ設定で
きる量である。又、材質の主屈折率n1′は材質を
設定することによつて定められる。これらの5つ
の設定量Fe、β1、S2′、n1′より、第1レンズ40
の第1面の曲率半径r1、第2面の曲率半径r2、第
1レンズ中心厚d1′、及び第1レンズの有効径φ1、
それと物体の有効部分径φ0を理想結像理論を用
いて次の条件により定める。 まず倍率β1とレンズの構成データーとの関係は
次式で与えられる。 β1=1/{1+2−1e1′2}S1+{1−e1′2
}……(2) ここに1≡n1′−1/r1(第1面の屈折力) 2≡1−n1′/r2(第2面の屈折力) e1′≡d1′/n1′ 次に、物体からの入射光束の主光線即ち第1面
の中心を通過する光線が第2面を出た後光軸と平
行に出射する条件は、丁度第2面の焦点距離(即
ち1/2)がe1′と等しいことと等価であること
から次の関係で表わされる。 1/2=e1′ ……(3) 次に、有効物体径φ0の端からレンズ40に入
射する光束光がケラレない為の条件として(第7
図参照)、光束の下の光線が第1面を通過後光束
と平行なレンズ40の縁に沿つてゆくことから、
次の関係式が得られる。 1=−1/S1{1+φ0/φ1} ……(4) 最後に、第1レンズ40の第2面から中間像位
置までの距離S2′をあらかじめ適正値に保つ為の
条件から次の関係式が必要となる。 S2′=β1×{(1−1e1′)S1−e1′ ……(5) 以上(1)〜(5)式の条件をr1、r2;d1′、φ1;φ0につ
いて連立して解くことによつて一意的に次の結果
を得る。 r1=(n1′−1)×β1S1/〔(1−β1)−S′2/β1S
1〕……(6) r2=(1−n1′)×β1S1 ……(7) d1′=n1′×β1S1 ……(8) φ0=〔(S2′/β1)−S1/β1S1〕×φ1 ……(10) 次に、第2レンズ41について説明する。先と
同様に第8図に付した記号を使用する。 図中、第2レンズ41の第1面すなわち、物界
側の面の曲率半径をr3、第2面すなわち像界側の
曲率半径をr4(図においては負量)、第2レンズの
中心厚、すなわち光軸に沿つた第1面と第2面と
のレンズ肉厚をd2′と表記し、このレンズの材質
の主屈折率、すなわち代表的な設計波長に対する
屈折率をn2′とする。又、このレンズの有効径を
φ3で表わし、投影面上の第2レンズに対する投
影像の大きさをφ4で表わし、このレンズ41の
第1面よりはかつて中間像53までの距離をS3
(図では負量)、第2のレンズ41の第2面より投
影像までの距離をS4′と表記する。更に投影像5
5の中間像53に対する横倍率をβ2(≡−|φ4/φ2 |)で表わす。そしてこのレンズ41の像界側有
効FナンバーをFe′で表わすとする。 投影像の明るさに関する条件から定められる有
効Fナンバー、即ち、 及び部分画像のケラレがない様、設定する投影
像の横倍率β2(|β2|>1)、それに中間像距離S3
及び投影面までのレンズバツクS4′はあらかじめ
設定できる量である。又、材料の主屈折率n2′は
材質を設定することによつて定められる。これら
の設定量Fe′、β2、S3、S4′、n2′より第2レンズ4
1の第1面の曲率半径r3、第2面の曲率半径r4、
第2レンズのレンズ中心厚d2′、及び第2レンズ
の有効径φ3、それに投影像の有効部分径φ4を理
想結像理論を用いて次の条件より定める。 まず横倍率β2とレンズ41の構成データーとの
関係は次式で与えられる。 1/β2=1/{3+4−3e1′4}(−S4′)+
{1−e2′3} ……(12) ここに 次に、光軸と平行な主光軸を有する入射光束
が、この第2レンズの有効径φ3に対して過不足
なく、この第2レンズを通過する為には、この第
2レンズの第2面に射出瞳があることが望まし
い。この要請は丁度第1面の焦点距離(即ち1/
3)がe2′に等しいことと等価であることから次
の関係を得る。 1/3=e1′ ……(13) 次に、有効中間像径φ2の端から第2レンズ4
1に入射する光束がケラレない為の条件として
(第7図参照)、光束の下の光線が第1面を通過後
光軸と平行なレンズ41の縁に沿つてゆくことか
ら、次の関係式が得られる。 4=1/S4′{1+φ4/φ3} ……(14) 最後に第2レンズ41の第1面から中間像位置
までの距離S3をあらかじめ適正値に保つ為の条件
から次の関係式が必要となる。 S3=1/β2×{(1−4e2′)S4′+e2′}……(15
) 以上(1)〜(5)式の条件式をr3、r4、d2′、φ3、φ4に
ついて連立して解くことによつて一意的に次の結
果を得る。 r3=(1−n2′)×S4′/β2 ……(16) r4=(n2′−1)×S4′/β2/〔(1−1/β2)−S3
×β2/S4′〕 ……(17) d2′=−n2′×S4′/β2 ……(18) φ4=〔S3β2−S4′/S4′/β2〕×φ3 ……(20) そこで、第1レンズ40と第2レンズ41を結
合した光軸光学系において、まず第1レンズによ
り被投影物体(物体径φ0)の中間像(像径の大
きさφ2)が形成され、引き続いてこの中間像が
第2レンズによつて投影像面上に投影像径φ4の
正立像として明るさの一様性を損失することな
く、リレーされることになる。その際物体面の全
体像を第1レンズ及び第2レンズよりなる共軸光
学系を複数個配列することによつて結果として投
影面上に矛盾なく形成するには一般にβ1×β2=+
1、すなわち、等倍で使用されなければならない
ことに注意を要する。 すなわち、 β2=1/β1 ……(21) の関係を満たすように第1レンズ及び第2レンズ
の構成を配慮する必要がある。そしてこのような
配慮においては必然的にFe′=Fe(22)は自明で
ある。 結局、第1レンズ40と第2レンズ41を結合
した正立等倍の光軸光学系では、第1レンズ40
についてβ1及びFeを適正な条件によつて設定さ
れるとすれば、第2レンズのβ2、Fe′は自ずと式
(21)及び(22)によつて定められる。しかし、
第1レンズの他の設定値であるS1、S2′、n1′及び
第2レンズの設定値であるS3、S4′、n2′は互に独
立に適正な条件より定めてよいことは注意されな
ければならない。 さて、一般に第1レンズと第2レンズの構成が
異なることは二種のレンズを作ることになり、製
造上の観点からみて避けることが望ましい。 この観点からすれば、前述の第1レンズと第2
レンズを結合した正立等倍の共軸光学系の条件式
(21)及び(22)を満たす第2レンズとして、即
座に第1レンズを中間像面に関して対称に配置し
た共軸光学系が考えられる。従つてこの考えに基
づけば第2レンズとして第1レンズを流用するこ
とが可能となる。この場合、第2レンズを構成す
る諸元は第1レンズを構成する諸元と次の関係で
えられる。即ち r3=rr2、r4=−r1、d2′=d1′、n2′=n1′、φ3=
φ1、φ4=φ0、β2=1/β1、S2=−S2′、S4′=−
S1、Fe′=Fe、である。 次に、表1に中間像面に関して、第1レンズと
第2レンズを対称に配置した実施例1〜10の設計
値を挙げる。
【表】
【表】
単位はmm
更に本件発明者は第1レンズ及び第2レンズが
先の条件式(6)〜(10)、(16)〜(20)から±10%程
度すなわち、 K1×(n1′−1)×β1S1/〔(1−β1)−S2/β1S1
〕≦r1 ≦K2×(n1′−1)×β1S1/〔(1−β1)−S2′/
β1S1〕 K1×(1−n1′)×β1S1≧r2≧K2 ×(1−n1′)×β1S1 K1×n1′×β1S1≦d1′≦K2×n1′×β1S1 K1×〔(S2′/β1)−S1/β1S1〕×φ1≦φ0 ≦K2×〔(S2′/β1)−S1/β1S1〕×φ1 (1−n2′)×S4′/β2×K1≦r3 ≦K2×(1−n2′)×S4′/β2 K1×(n2′-1)×S4′/β2/〔(1−1/β2)−S3×β
2/S4′〕 ≧r4≦K2×(n2′-1)×S4′/β2/〔(1−1/β2)
−S3×β2/S4′〕 −n2′×S4′/β2×K1≦d2′≦K2×(-n2′) ×S4′/β2 〔S3β2−S4′/S4′/β2〕×φ3×K1≦φ4 ≦〔S3β2−S4′/S4′/β2〕×φ3×K2 但し、K1=0.9、K2=1.1である。 で表わされる程度のものであつても良いことを実
際設計し確認した。 表2にその例のデーターを示す。
単位はmm
更に本件発明者は第1レンズ及び第2レンズが
先の条件式(6)〜(10)、(16)〜(20)から±10%程
度すなわち、 K1×(n1′−1)×β1S1/〔(1−β1)−S2/β1S1
〕≦r1 ≦K2×(n1′−1)×β1S1/〔(1−β1)−S2′/
β1S1〕 K1×(1−n1′)×β1S1≧r2≧K2 ×(1−n1′)×β1S1 K1×n1′×β1S1≦d1′≦K2×n1′×β1S1 K1×〔(S2′/β1)−S1/β1S1〕×φ1≦φ0 ≦K2×〔(S2′/β1)−S1/β1S1〕×φ1 (1−n2′)×S4′/β2×K1≦r3 ≦K2×(1−n2′)×S4′/β2 K1×(n2′-1)×S4′/β2/〔(1−1/β2)−S3×β
2/S4′〕 ≧r4≦K2×(n2′-1)×S4′/β2/〔(1−1/β2)
−S3×β2/S4′〕 −n2′×S4′/β2×K1≦d2′≦K2×(-n2′) ×S4′/β2 〔S3β2−S4′/S4′/β2〕×φ3×K1≦φ4 ≦〔S3β2−S4′/S4′/β2〕×φ3×K2 但し、K1=0.9、K2=1.1である。 で表わされる程度のものであつても良いことを実
際設計し確認した。 表2にその例のデーターを示す。
第1図から第4図は従来公知の複写装置に適用
された投影装置を説明する図、第5,6図は本発
明の投影装置を示す図、第7図は第6図のレンズ
系を取り出して示した図、第8図は第7図のレン
ズ系に符号を付すための図である。図中 40は第1レンズ、41は第2レンズ、50は
物体、51は明るさ絞り、52は視野絞り、53
は中間像、54は投影像である。
された投影装置を説明する図、第5,6図は本発
明の投影装置を示す図、第7図は第6図のレンズ
系を取り出して示した図、第8図は第7図のレン
ズ系に符号を付すための図である。図中 40は第1レンズ、41は第2レンズ、50は
物体、51は明るさ絞り、52は視野絞り、53
は中間像、54は投影像である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 少なくとも部分的に対向関係にある物体面及
び投影面の間に前もつて定められた方向に沿つて
配列された複数個のレンズ系によつて、前記物体
面上の物体の像を前記投影面上に形成する投影装
置において、 前記各々のレンズ系は、光軸に沿つた長さがレ
ンズの有効径に比べて長い第1および第2のレン
ズを、第1のレンズが前記物体面の一部の中間像
を第1および第2のレンズの間に形成し、第2の
レンズがこの中間像を前記投影面の一部に再形成
するように互いに共軸に配して成り、かつ、前記
中間像が形成される位置に視野絞りを設けるとと
もに、第1のレンズの構成データ及び有効径が以
下の式 K1×(n′1−1)×β1S1/〔(1−β1)S′2/β1S1
〕 ≦r1≦K2×(n′1-1)×β1S1/〔(1−β1)S′2/β
1S1〕 K1×(1−n′1)×β1S1≧r2≧K2 ×(1−n′1)×β1S1 K1×n′1×β1S1≦d′1≦K2×n′1×β1S1 K1×〔(S′2/β1)−S1/β1S1〕×φ1≦φ0≦K2 ×〔(S′2/β1)−S1/β1S1〕×φ1 但し、r1は第1レンズの物界側の面の曲率半
径、r2は第1レンズの像界側の面の曲率半径、
d1′は第1レンズの物界側の面と第1レンズの像
界側の面との光軸上のレンズ肉厚、φ1は第1レ
ンズの有効径、φ0は物体の大きさ、n1′は第1レ
ンズの媒質の設計波長に対する屈折率、β1は第1
レンズの横倍率、S1は第1レンズの物界側の面を
基準とした物体面までの光軸に沿つた距離、
S2′は像界側の面を基準とした中間像面までの光
軸に沿つた距離、Feは物界側有効Fナンバー、
K1=0.9、K2=1.1で与えられ、第2のレンズの構
成データ及び有効径が以下の式 K1×(1−n′2)×S′4/β2≦r3≦K2 ×(1−n′2)×S′4/β2 K1×(n′2−1)×S′4/β2/〔(1−1/β2)−S3
×β2/S′4〕 ≧r4≧K2×(n′2-1)×S′4/β2/〔(1−1/β2)
−S3×β2/S′4〕 −n′2×S′4/β2×K1≦d′2≦K2 ×(−n′2)×S′4/β2 〔S3β2−S′4/S′4/β2〕×φ3×K1≦φ4≦〔S3β2
−S′4/S′4/β2〕 ×φ3×K2 但し、r3は第2レンズの物界側の面の曲率半
径、r4は第2レンズの像界側の面の曲率半径、
d2′は第2レンズの物界側の面と像界側の面との
光軸に沿つたレンズ肉厚、φ3は第2レンズの有
効径、φ4は投影面上の第2レンズによる投影像
の大きさ、n2′は第2レンズの媒質の設計波長に
対する屈折率、β2は第2レンズの横倍率、S3は第
2レンズの物界側の面を基準とした中間像面まで
の光軸に沿つた距離、S4′は第2レンズの像界側
の面を基準とした投影像までの光軸に沿つた距
離、Fe′は第2レンズの像界面の有効Fナンバー、
K1=0.9、K2=1.1で与えられることを特徴とする
投影装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9349777A JPS5428130A (en) | 1977-08-03 | 1977-08-03 | Projector |
| DE19782813763 DE2813763A1 (de) | 1977-03-31 | 1978-03-30 | Projektionseinrichtung |
| US06/134,222 US4431299A (en) | 1977-03-31 | 1980-03-26 | Projection apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9349777A JPS5428130A (en) | 1977-08-03 | 1977-08-03 | Projector |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5428130A JPS5428130A (en) | 1979-03-02 |
| JPS6311643B2 true JPS6311643B2 (ja) | 1988-03-15 |
Family
ID=14083974
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9349777A Granted JPS5428130A (en) | 1977-03-31 | 1977-08-03 | Projector |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5428130A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013031163A1 (ja) | 2011-08-26 | 2013-03-07 | 京セラ株式会社 | 正立等倍レンズアレイユニット、画像読取装置および画像形成装置 |
| JP5981836B2 (ja) * | 2011-12-02 | 2016-08-31 | 京セラ株式会社 | 正立等倍レンズアレイユニット、画像読取装置、および画像形成装置 |
-
1977
- 1977-08-03 JP JP9349777A patent/JPS5428130A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5428130A (en) | 1979-03-02 |
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