JPS6311548A - 屈折率分布ガラスの製造方法 - Google Patents

屈折率分布ガラスの製造方法

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JPS6311548A
JPS6311548A JP15690186A JP15690186A JPS6311548A JP S6311548 A JPS6311548 A JP S6311548A JP 15690186 A JP15690186 A JP 15690186A JP 15690186 A JP15690186 A JP 15690186A JP S6311548 A JPS6311548 A JP S6311548A
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JP
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glass
refractive index
salt bath
cations
index distribution
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JP15690186A
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Hisao Hatta
八田 比佐雄
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Ohara Inc
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Ohara Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、収差の改善されたレンズや光導波路等に用い
る屈折率分布ガラスの製造方法に関する。
〔従来の技術〕
近来、高次の屈折率分布を有する単レンズを半導体レー
ザーのコリメーターレンズや光ディスクのピックアップ
対物レンズ等として用いる試みがなされており、たとえ
ば、特開昭80−1403019号公報には、高次の球
面収差を補正する上で望ましい屈折率分布型レンズとし
て、ロッド縦断面における半径方向の屈折率分布がレン
ズの光軸付近で負の勾配、周辺部で正の勾配を有し、ロ
ッド縦断面における屈折率分布が全体としてW型の波形
を呈するもの(以下この種の屈折率分布をW型という)
が開示されている。
また、収差補正用のレンズとして、上記の屈折率分布と
は逆の分布を有するもの(以下M型という)も特公昭4
B−37098号公報により知られている。
ところが、これら高次の屈折率分布を有するガラスを効
率的に製造する方法については未だ知られていない。
また同様に高次の屈折率分布を有するガラスとして、光
導波路用等のものが知られており、たとえば、特開昭8
0−237405号公報には、先導波路を得るため、ガ
ラスをこのガラスの屈折率増大に′8!g−する陽イオ
ンを含む溶融塩に接触させて、上記イオンをガラス中に
拡散させた後、このガラスの屈折率減少に寄与する陽イ
オンを含む溶融塩に再1g接触させる2段階のイオン交
換処理を行う方法が知られている。
しかし、このような方法による場合は、イオン交換の処
理工程が複雑であり、屈折率分布の制御が困難になり易
い。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、上記の状況に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、収差の改善されたレンズ等に用いる
W型またはM型等の高次の屈折率分布を有するガラスを
効率的に製造し得る方法を提供するところにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者は、上記目的を達成するため種々の試験研究を
重ねた結果、5i02− R20系ガラスを高温の塩浴
と接触させ、ガラス中の陽イオンを塩浴中の別種の陽イ
オンと交換して屈折率分布ガラスを製造するに際し、こ
れらの陽イオンの屈折率効果と拡散速度差を利用し、ガ
ラスの屈折率を増大させるイオン交換と減少させるイオ
ン交換とを同時に異なる反応速度で行わせることにより
、1回の処理で所望のW型またはM型等の高次の屈折率
分布を形成させ得ることをみいだし、本発明炎なすに至
った。
未発明にかかる屈折率分布ガラスの製造方法の特徴は、
特許請求の範囲に記載のとおり、SiO□−R20系ガ
ラスを高温の温浴と接触させ、ガラス中の陽イオンを屈
折率効果の異なる塩浴中の別種の陽イオンと交換して屈
折率分布ガラスを製造する方法において、あらかじめ上
記のガラス中または塩浴中に屈折率効果の大きい陽イオ
ンと屈折率効果の小さい陽イオンをそれぞれ1種以上含
有させるとともに他方の塩浴またはガラス中には、これ
らのイオンに対し中間の屈折率効果を有する陽イオンを
1種以上含有させるところにある。
本発明において、ガラス中に屈折率効果の大きい1種以
上の陽イオンと屈折率効果の小さい1種以上の陽イオン
をそれぞれ含有させた場合には、これらの中間の屈折率
効果をもつ1種以上の陽イオンを含有させた塩浴を用い
、またガラス中に中間の屈折率効果を有する1種以上の
陽イオンを含有させた場合には、ガラス中の陽イオンよ
り屈折率効果の大きい1種以上の陽イオンと屈折率効果
の小さい1種以上の陽イオンをそれぞれ含有させた塩浴
を用いることが必要である。この際。
これらの陽イオンのガラスに与える屈折率効果の序列は
、1価のイオンについては、一般に↑ヒ〉Lビ> Cs
”> Rb”> Na”> K” C7)関係にあり、
またガラス中におけるこれらの陽イオンの拡散速度は、
一般にLi”> Na”> K” > Rb”> Tビ
> Cs”の関係にあるので、これらの特性を考慮して
、所望の屈折率分布を得るようガラス中および塩浴中に
上記所要の陽イオンを適宜含有させる。
たとえば、ガラスの形状をロッド状とし、あらかじめガ
ラス中に屈折率効果の大きいLi+と小さいK”を含有
させるとともに、他方の塩浴中には、これらの中間の屈
折率効果を有するNa+を含有させた場合には、各陽イ
オンの拡散速度がLi”>Na”> K+の関係にある
ので、反応の前期は2主としてガラス中のLi2と塩浴
中のNa+とのイオン交換がガラス園辺部から中心部に
向って行われ、後間には、ガラス中のに′″と塩浴中の
Na+とのイオン交換がガラス周辺部から追従して行わ
れる。
したがって、十分な時間処理することにより、ガラス中
心部と周辺部の屈折率がその中間部の屈折率より大きい
W型の屈折率分布を形成させることができる。この際半
径方向の屈折率分布を時間の推移と共に、第1図のa、
 bおよびCに示すとおり順次変化させ得る。
また、ガラスの形状をロッド状とし、ガラス中にCs”
l K+を含有させ、塩浴中にHa+を含有させた場合
には、屈折率の序列がCs”> Ha”> K”であり
、拡散速度はNa”> K” > Cs+であるから、
前期は、主としてガラス中のに′″と塩浴中のHa”と
のイオン交換が行われ、つぎに、ガラス中のC8+と塩
浴中のHa+とのイオン交換が行われるので、時間の推
移とともに第2図a、  bおよびCに示すM型の屈折
率分布を形成させることができる。
さらに、ガラス中にNa“を、また塩浴中にLビとに1
をそれぞれ含有させると、拡散速度の相違から、前期は
、主としてNa”g Li”&の交換が行われ、ついで
、主としてNa”とK“との交換が行われるので、同様
にM型の屈折率分布を形成し得る。
未発明の実施において、用いるSiO□−R20系ガラ
スの組成は、実用上要求されるガラスの溶融性や耐失透
性等を満たし、かつ、所望の屈折率分布を得るため、重
量%でSiO□成分が10〜85%、R2O成分、すな
わち、L+20 、 Na2O、K2O、Rb2O、C
s2OおよびTl2O等の1種または2種以上の合計が
5〜60%であることが望ましい、そして、ガラスの溶
融性、均質性、耐失透性、化学的耐久性、光学恒数、イ
オン交換速度および屈折率分布状態等の改善または調整
のため、820350%、A120330%、ZrO2
20%、Ta20530%、Nb20530%、l11
0330%、TlO240%、La2O3、Gd2O3
およびY2O3の1種または2種以上の合計量50%、
MgO、CaO1SrOおよびBaOの1種または2種
以上の合計量60%、ZnO、PbOおよびCdOの1
種または2種以上の合計針80%、220520%、 
GeO250%、5n025%、 Bi2O340%、
 5b20330%、  As2O32%、 −ヒ記各
金屈元素の1種または2種以上の弗化物のFとしての合
計120%、およびV、 Cr、 No、 Mn、 F
e、Go、 Ni、Cu、 Se、 Ce、 Nd等の
酸化物や硫化物等の1種または2部以上の合計量5%程
度をそれぞれ限度とし、これらの成分の1種または2種
以−ヒを必要に応じ導入し得る。
また、本発明の実施において、イオン交換処理に用いる
塩浴は、前記の1価金属イオンを含む硝酸塩、1&酸塩
および塩化物等を単独または2種以上の混合物の形で用
いることができるが、イオン交換特性を調整したりする
ため、必要に応じ、適当量のMg  やZn  等の2
価金属イオンやTi   やZr   等の他の各種多
価金属イオンの1種または2種以上を添加してもよい。
なお、本発明の実施において、用いるガラスの形状は特
に限定されるものではなく、目的に応じ、横断面が円形
、楕円形および多角形のロッド状ガラス、球状ガラスお
よび板状ガラス等を適宜選定し、また必要に応じ、公知
の技術を付加し、これらのガラスの全体または1部に所
ψの屈折率分布を形成し得る。
〔実施例〕 つぎに、本発明にかかる屈折率分布ガラスの製造方法を
実施例に即して説明する。
実施例1゜ WyEの屈折率分布ガラスを得るため、重量%で、Si
0□ 50%、82035%、 Ti0214.7%、
Li2O10%、K2O15%、A12035%および
As2O3G、3%、の組成からなるガラスが得られる
ように、通常使用されている酸化物、炭酸塩および硝酸
塩等のガラス原料を秤量混合し、これを約1300℃の
電気炉中で白金坩堝を用いて溶融し、脱泡均質化後、金
型に鋳込み徐冷してガラスブロックを得た。ついで、こ
のガラスブロックから切断・研磨加工により、直径4.
0■の円形ロッドを作成し、これを500°CのNaN
O3塩浴中に、それぞれ48時間、86時間および14
4時間浸漬してイオン交換処理を行つた・ 処理後のロッドを厚さ0.1mmのディスク状に切断Φ
研磨し、干渉顕微鏡を用いて屈折率分布状態を測定(測
定波長;832.8n婁)したところ、これらは、第1
図に示したΔHa (中心部から中間部までの屈折率差
)およびΔNb(中間部から周辺部までの屈折率差)に
ついて、下記(表−1)の値を有するW型圧折率分布ガ
ラスであることが分った。
表−1 実施例2゜ M型の屈折率分布ガラスを得るため、重量′36で、S
iO□44.8%、 TiO25%、La2O310%
、K2O10%。
Cs2O30%およびAs2O30,2%の組成を有す
るガラスのブロックから、前記実施例1と同様にして、
直径2.0■の円形ロッドを作成し、 550℃のNa
NO3塩浴中に、それぞれ96時間、192時間および
288時間浸漬してイオン交換を行った。処理後の各ロ
ッドから厚ざ0.1mmのディスクを作成し、屈折率分
布を測定したところ、これらは、第2図に示したΔNa
およびΔNbについて、下記(表−2)の値を有するM
型圧折率分布ガラスであることが分った。
表−2 実施例3゜ M型の屈折率分布ガラスを得るため、重量%でSiO□
 47%、82035%、Ti0210%、Gd203
7.7%、Na2O25%、ZrO25%およびAs2
O30,3%の組成を有するガラスから前記実施例と同
様にして作成した直径5.Olの円形ロッドをLiNO
330%とKNO370%を有する470℃の塩浴中に
48時間、86時間および144時間浸漬してイオン交
換処理を行った後、前記実施例と同様に厚さ0.11曹
のディスクを作成し、屈折率分布を測定したところ、こ
れらは、ΔNaおよびΔNbについて、下記(表−3)
の値を有するM型圧折率分布ガラスであることが分った
表−3 実施例4〜7 つぎに、W型態折率分布ガラスを与える本発明の別の実
施例(No、4〜No、7)について、ガラス組成、ロ
ッド試料の直径、イオン交換処理条件(温度、時間)、
ΔNaおよびΔNbの数値を表−4に示す。
(以下余白) 上記の実施例から明らかなとおり、本発明においては、
用いるガラスの形状、ガラスの組成、塩浴の種類と組成
、処理温度および時間等を適宜選択・制御することによ
り、1回の比較的簡単な処理で、所望の屈折率分布を得
ることができる。
なお、上記実施例においては、ガラスの形状がロッド状
の場合について説明したが、本発明の方法は、前述のと
おり、上記実施例に限定されるものではなく、たとえば
光導波路用等の材料を得るためガラス基板の一部に同様
に高次の屈折率分布を形成させたりすることもできる。
〔発明の効果〕
上述のとおり、本発明にかかる屈折率分布ガラスの製造
方法は、比較的簡単な処理で所望のW型またはM型等の
高次の屈折率分布を形成し得るので、収差の改善された
各種のレンズ用材料や光導波路用材料等を効率的に製造
するに好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明におけるロッド状ガラスのW型圧折率
分布を示す説明図、第2図は1本発明におけるロッド状
ガラスのM型圧折率分布を示す説明図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. SiO_2−R_2O系ガラス(Rは1価の金属元素)
    を高温の塩浴と接触させ、ガラス中の陽イオンを塩浴中
    の別種の陽イオンと交換して屈折率分布ガラスを製造す
    る方法において、ガラスまたは塩浴中に屈折率効果の大
    きい陽イオンと小さい陽イオンをそれぞれ1種以上含有
    させるとともに、他方の塩浴またはガラス中には中間の
    屈折率効果を有する陽イオンの1種以上を含有させるこ
    とを特徴とする屈折率分布ガラスの製造方法。
JP15690186A 1986-07-02 1986-07-02 屈折率分布ガラスの製造方法 Pending JPS6311548A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100838837B1 (ko) * 2001-12-22 2008-06-17 주식회사 포스코 다단 머드건 노즐팁

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100838837B1 (ko) * 2001-12-22 2008-06-17 주식회사 포스코 다단 머드건 노즐팁

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