JPS6311488B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6311488B2
JPS6311488B2 JP12435683A JP12435683A JPS6311488B2 JP S6311488 B2 JPS6311488 B2 JP S6311488B2 JP 12435683 A JP12435683 A JP 12435683A JP 12435683 A JP12435683 A JP 12435683A JP S6311488 B2 JPS6311488 B2 JP S6311488B2
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JP
Japan
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net member
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shape
blade
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JP12435683A
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JPS6016616A (ja
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Toshio Nozuna
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KYOSEI GIJUTSU KAIHATSU KIKO KK
SABO JISUBERI GIJUTSU SENTAA
Original Assignee
KYOSEI GIJUTSU KAIHATSU KIKO KK
SABO JISUBERI GIJUTSU SENTAA
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Publication date
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Publication of JPS6016616A publication Critical patent/JPS6016616A/ja
Publication of JPS6311488B2 publication Critical patent/JPS6311488B2/ja
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Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02DFOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
    • E02D17/00Excavations; Bordering of excavations; Making embankments
    • E02D17/20Securing of slopes or inclines

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Paleontology (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Retaining Walls (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は土留擁壁の構築方法および構築用ユニ
ツトに関するものである。
本発明は特に治山治水に使う土留擁壁の構築方
法および構築用ユニツトに関するものである。我
国においては台風等による集中豪雨に見舞われる
ことが多く、また急峻な山岳地帯をもつので、急
斜面を落下する水流が斜面、河堤および河床を侵
食して荒廃させるだけでなく土砂流となつて森
林、河川、土木工作物、耕作地そして集落を襲い
大きな被害をもたらす。また噴火により堆積した
火山灰や火山れきの降雨または崩落に伴う泥流ま
たは土砂くずれなどの被害も大きい。本発明は特
にこのような被害を防ぐための土留擁壁の構築方
法および構築用ユニツトを提供することを目的と
する。
このような土留擁壁としては、準備し現地まで
運搬する資材がなるべく重量容量ともに小さくて
すみそして現地での構築作業がなるべく迅速簡単
にすむものが観迎される。省力化が望まれる時代
であるからだけでなく、災害防止および復旧など
構築に緊急を要する場合も多いからである。従つ
て、現地の土砂を使つて迅速に構築することので
きる構築方法の開発が待望されていた。
現在知られている現地土砂使用の土留擁壁はそ
のほとんどが日本古来の牛類および枠類などの透
過水制工にその発想の源を有する1種の枠工によ
るものであり、鉄筋コンクリートまたは鋼鉄の柱
およびはりを使つて組立てその中に土砂を詰めた
枠を必要なだけ縦横に連結して構築するものであ
る。これら公知の枠工による擁壁は強度および耐
久性の点では一応満足のゆくものであるが、柱お
よびはりなどの枠材料の重量が大きい上に枠の組
立および枠相互の連結に溶接またはボルトナツト
締などの作業を要し、省力化の点では決して満足
のゆくものではない。さらに、擁壁全体の構造が
剛に過ぎて変形性に欠け、基礎の不同沈下がある
と構造全体の安定性を失つてしまう。中には枠組
に多少の変形性をもたせるように工夫されたもの
もあるが、枠材料の重量が大きい点および組立に
繁雑な手数を要する点では何ら改善されていな
い。
本発明者はエキスパンドメタルが軽量でありそ
して適度の変形性を有することに注目して、エキ
スパンドメタルの多用により枠材料重量を大幅に
小さくしそして構造に適度の変形性をもたせる技
術をいくつか提案した。
その1つはエキスパンドメタルを折曲加工して
作つた屋根形構造ユニツト(=Rユニツト)を使
うものである。このRユニツトを屋根形が並列す
るようにそして上段のユニツトの両側縁の剣先状
の歯が下段のRユニツトの網目とかみ合うように
何段にも積み上げてゆくのである(特公昭54−
2961)。
またもう1つはエキスパンドメタルを弓形に反
らせ、その両端部分の網目に棒状部片の両端部分
を留めて緊張した弦の形とした弓形緊張ユニツト
(=BTユニツト)を使うものである。このBTユ
ニツトを連結しながら階段上に積み上げてゆくの
である(実公昭57−16916)。
さらにもう1つはエキスパンドメタルをフエン
ス形そしてJ字構造に加工したフエンス形J字構
造ユニツト(=FJユニツト)を使うものである。
このFJユニツトを剣先歯と網目とのかみ合わせ
および棒状部片と網目との組合わせにより連結し
ながら階段状に積み上げてゆくのである(特公昭
57−13692)。
これらの土留擁壁はエキスパンドメタルそれ自
体のもつ上記の利点を充分に生かすと同時に、エ
キスパンドメタル接合部分でのボルトナツト接合
等繁雑な現場作業を不要とし、迅速かつ低コスト
の構築を可能とすることに成功したものである。
しかしながら、Rユニツトについては、屋根形
構造の故に土砂を横方向から詰めねばならず、機
械力たとえばシヨベルドーザによる土砂詰には必
ずしも好適とはいえない。また、BTユニツトお
よびFJユニツトについては上段ユニツトと下段
ユニツトの連結をさらに簡単に行えることが望ま
しい。さらに、これら3種のユニツトはいずれも
法面をエキスパンドメタルで平面的に覆う目的で
作られたものではない。
本発明者は鋭意研究の結果、機械力による土砂
詰に好適であつてしかも上段ユニツトと下段ユニ
ツトの連結が簡単な新しいユニツトを使い、法面
表面を網板で平面的に覆つた土留擁壁の構築方法
を開発することに成功した。
すなわち本発明は、 (イ) 翼片2枚W1,W2をもつ断面L字型としそ
の少くとも一方の翼片W1の端部E1付近にL
字型外部に開口する溝状部Gを形成して成る金
属製のL字型網部材LXと 網部材LXの溝状部Gに適合する形状のビー
ム部材Bと 網部材LXの溝状部Gにあてがつたビーム部
材Bに一端部をそして網部材LXの翼片W2の
端部E2付近に他端部を各各係合できるように
加工した棒部材Rと を各各複数個用意し、 (ロ) ビーム部材Bを網部材LXの溝状部Gにあて
がい、棒部材Rの一端部をビーム部材Bを介し
て網部材LXの端部E1付近に他端部を網部材
LXの端部E2付近に各各係合させ、 (ハ) 工程(ロ)の前、後または中途において、網部材
LXを、翼片W1の翼面が法面方向にそしてそ
の端部E1が法面上方に向くように、そして他
方の翼片W2の翼面が法面内部部方向に向くよ
うに位置させ、 (ニ) 網部材LXの翼片W1の翼面の内側に土砂を
詰め、 (ホ) 網部材LXの翼片W1の端部E1より法面内
部方向に別の網部材LXの翼片W2を位置させ
て、工程(ロ)(ハ)(ニ)を繰返す ことから成る、土留擁壁の構築方法を提供するも
のである。
さらに本発明は、 翼片2枚W1,W2をもつ断面L字型としその
少くとも一方の翼片W1の端部E1付近にL字型
外部に開口する溝状部Gを形成して成る金属製の
L字型網部材LXと、 網部材LXの溝状部Gにあてがつたビーム部材
Bと 一端部をビーム部材Bに他端部を網部材LXの
翼片W2の端部E2付近に係合させた棒部材Rと から成る、土留擁壁構築用ユニツトを提供するも
のである。
本発明方法によれば、L字型網部材LXとビー
ム部材Bと棒部材Rとで構成されるユニツト
(LX−BRユニツト)を上下に段積した土留擁壁
が得られる。網部材LXの1方の翼片W1の翼面
はその端部E1を法面上方に向けて法面方向に位
置する。網部材LXの他方の翼片W2の翼面は法
面内部方向へと延びて位置する。ビーム部材Bが
網部材LXの翼片W1の溝状部Gにあてがわれそ
して棒部材Rが両翼片W1,W2を結んで延びて
いる。
従つてユニツト上方は開放しているので、機械
力による土砂詰は非常に容易に行うことができ
る。また、上段ユニツトと下段ユニツトとは、下
段LX−BRユニツトの網部材LXの翼片W1の端
部E1より法面内部方向に、上段ユニツトの網部
材LXの翼片W2が位置するように置けばよい。
実際、ユニツトを予め組立てておけば、ユニツト
を吊上げて所定の位置に吊下しそして土砂詰を行
う工程を、シヨベルドーザと運転手とだけで、連
続して行うことも容易である。もちろん、網部材
LXを所定の位置に吊下してから他の部材と組合
わせてもよい。
網部材LXの法面内部方向に延びる翼片W2の
翼面を水平方向に向けておけば、土砂詰の後の締
固めも水平にするだけでよいので、工法が一層簡
単になる。
得られる擁壁は法面表面が網部材LXの翼片W
1の翼面で平面的に覆われている。注目すべき重
要な特徴はこの覆われた法面平面の傾斜は網部材
LXの折曲角度に変化をもたせるだけで自在に変
化させることができることである。コンクリート
ブロツクの場合のように寸法の異なる各種のユニ
ツトおよびそのための型枠を用意する必要は全く
ない。
ビーム部材Bと棒部材Rとは網部材LXの折曲
角度を維持する、すなわち擁壁に対して腹おこし
材として働く、作用をする。網部材LXの両翼片
W1,W2を結んで延びる網部材Rにかかる引張
力は、ビーム部材Bを介して網部材LXの溝状部
Gに均一にかかる。このため、応力が網目1個に
部分的に集中することがなく、ユニツトの破壊強
度が高まつている。
溝状部Gの存在もまたユニツトの剛性を高めて
いる。溝状部Gの形状はビーム部材Bの形状と適
合するものであればよい。たとえば網部材LXの
端部E1付近にこれと平行して走る断面U字型ま
たはV字型の溝状部Gを設け、ビーム部材Bとし
て丸棒鋼または山形鋼を使う。
棒部材Rの係合端部は種種の形状とすることが
できる。最も簡単にはU字型に折曲げた端部とす
る。一端部のU字型を網部材LXの溝状部Gの網
目に通しそしてU字型内部にビーム部材Bを通す
ことによつて、容易に棒部材Rの一端部をビーム
部材Bを介して網部材LXの端部E1付近に係合
させることができる。他端部のU字型は網部材
LXの網目に通しそして引戻すことによつて、容
易に網部材LXの端部E2付近に係合させること
ができる。このとき、網目を通したU字型内にビ
ーム部材B′を通すこともできる。
また、端部E2付近にも同様の溝状部G′を形
成した網部材LXを使い、溝状部G′にビーム部材
B′をあてがい、端部E1と同様の係合を行うこ
ともできる。
さらに、他端部をT字型とした棒部材Rを使う
こともできる。
いずれにしても係合にあたつて、網目の一筋一
筋にかかる応力をなるべく小さくそして平均化で
きるような係合手段をとることが好ましい。
また、棒部材Rは主として引張力を受持つもの
であるので、可撓性材料で作つたものたとえばワ
イヤーロープであつてもよい。
網部材LXは、それ自体で板状を保持する剛性
と適度の変形性とをもつ金属性鋼板を市販されて
いるもの、たとえばエキスパンドメタルまたは溶
接鉄筋網の中から選んで、それから作ることがで
きる。
隣接するユニツト間を所望により結合すること
ができる。たとえば隣接する網部材同志LX,LX
をクリツプ部片Cにより結合する。このとき、上
下に隣接するユニツト間を緊密に結合することは
避けることが好ましい。
擁壁の重量により土砂が圧縮されまたは雨水に
より土砂が流失して上下ユニツト間の距離が大き
く変化しても、網部材を使つたユニツトは一般に
それ自体が適度に変形して良くその変化に耐え、
擁壁としての強度は非常に高い。
しかし、現地土砂のもつ性質および現地の気
候、地殻等立地条件により、土砂の圧縮、流失、
沈下等が相当程度に予測される場合がある。
このような場合には、上下ユニツト間を擁壁構
築時に緊密に接合してしまうと上段ユニツトが下
段ユニツトを比較的早期に圧縮しはじめ、ユニツ
トの変形が早い。この早期変形の問題を避けるに
は、上下ユニツトを擁壁構築時に緊密に接合しな
ければ良い。しかしながら網部材を使つたユニツ
トで擁壁を構築するとき、上下ユニツトを緊密に
接合せずに安全な擁壁を得ることは決して容易な
ことではない。
本発明で使用するユニツトは法面方向に延びる
翼片W1と法面内部方向に延びる翼片W2とをも
つ網部材LXを含む。翼片W1が法面を安定化す
る作用をするのはもちろんである。翼片W2は擁
壁内土砂との摩擦によりユニツトにかかる背圧に
耐えると共に、ユニツト内土砂の重量を下段ユニ
ツト内土砂に伝える作用をする。このとき下段ユ
ニツトの法面方向に延びる翼片W1は変形力を受
けず、法面内部方向に延びる翼片W2のみが圧縮
力を受けて擁壁内土砂との摩擦が高まり、壁体を
一層安定化する。翼片W2にかかる圧縮力は棒部
材Rおよびビーム部材Bを介して翼片W1に伝え
られ、法面を押圧してユニツト内土砂を圧縮する
方向に働く。さらに壁体の安定性が増すことにな
る。
こうして本発明では翼片W1の端部E1を上段
ユニツトに対して緊密に接合しないことによつ
て、ユニツトの早期変形を回避することができる
のである。
一方で本発明では、網部材LXとビーム部材B
と棒部材Rとの接合に、ボルトナツト接合等の繁
雑な現場作業を行う必要はない。実際、接合技術
それ自体については既に提供してきた前記技術の
中から、またはもし望むなら他の公知の接合技術
の中から、程宜選定して使うことができるし、以
下に述べる実施態様においても単純作業により行
うことのできる接合方式が開示してある。
網部材LXの内側に目の細かい通気性通水性材
料から成るマツトをあてがうことは、たとえば現
地土砂の粒子が小さく、網部材LXの網目から流
出するおそれがある場合に特に好ましい。また、
植物種子をあらかじめ分布保持させた植生用のも
のをこのマツトとして使えば、壁面の速やかなそ
して均一な緑化が可能となり、壁体からの土砂流
出を防ぐと共に自然環境の回復を早めることがで
きる。これらのマツトは各種のものが市場で入手
可能である。
こうして本発明は先行技術のもつ利点を生かし
たまま、有用な新しい土留擁壁の構築方法および
構築用ユニツトを提供することに成功したのであ
る。
以下本発明を添付図面に例示した実施態様を参
照しつつ詳細に説明する。
第1図a,bは各各本発明で使用する網部材
LXの例を縦断面図で示す。a,b共に翼片2枚
W1,W2をもつ断面L字型にエキスパンドメタ
ルを折曲げたものである。aは翼片W1の端部E
1付近に断面U字型の溝状部GをL字型外部に開
口するように形成してある。bは翼片W1,W2
の端部E1,E2付近に各各断面V字型の溝状部
G,G′を同様に形成してある。
第2図c,dは各各第1図aの網部材LXにビ
ーム部材Bおよび棒部材Rを組合わせたユニツト
の例を同様に縦断面図で示す。c,d共にビーム
部材Bとして丸鋼棒を使つている。cでは棒部材
Rとして一端部がU字型に他端部がT字型に加工
してあるものを使つている。U字型端部を端部E
2付近の網目および溝状部Gの網目に通し、U字
型の中にビーム部材Bを通して組合わせる。dで
は棒部材Rとして両端部がU字型に加工してある
ものを使つている。各端部を端部E2付近の網目
および溝状部Gの網目に通し、各U字型の中にビ
ーム部材B,B′を通す。
第1図bの例では、図示していないが、第3図
fの例と同様にビーム部材B,B′として山形鋼
を使う。断面V字型の溝状部G,G′にビーム部
材B,B′の山形を適合させる。両端部をU字型
に加工した棒部材Rの各端部を溝状部G,G′の
網目およびビーム部材B,B′に形成したスリツ
トに通し、U字型の中にピン部片を挿入して組合
わせる。
上記のユニツトはいずれも網部材LX1個につ
き、ビーム部材B1個または2個および棒部材R2
個(図では重なつている)を使う例であるが、ビ
ーム部材Bおよび棒部材Rの個数は適宜変更可能
である。たとえば、ビーム部材Bは長尺の1個を
複数の網部材LXで共用することもできる。長尺
の網部材LXに3個以上の棒部材Rを使つてもよ
い。
第3図e,fは各各第2図cのユニツトおよび
第1図bの網部材LXの翼角度を直角としたもの
を使つたユニツトを上下に段積した状態を示す縦
断面図である。下段ユニツトを置き、またはその
場で作り、下段ユニツト内に土砂を詰め、下段ユ
ニツトの端部E1より法面内部方向に上段ユニツ
トの翼片W2が位置するように上段ユニツトを置
き、またはその場で作り、上段ユニツト内に土砂
を詰める。
下段ユニツト内の土砂容量が減ると、上段ユニ
ツトが下降し下段ユニツト内の土砂を締固める。
このとき下段ユニツトの法面にある翼片W1は変
形を受けない。締固められた土砂が下段ユニツト
の翼片W1を押し、摩擦により背圧に耐える力を
増すと共に棒部材Rおよびビーム部材Bを介し翼
片W1を法面内部方向へと引張り法面を安定化す
る。
第4図は第2図cのユニツトを使つて構築した
土留擁壁の1例を一部縦断面で示す斜視図であ
る。ここでユニツトは上段になるにつれて、網部
材LXの翼角度が開いたものとなつているので、
勾配が上方にゆくに従つて急となるいわゆるお寺
勾配の土留擁壁が得られている。上下段のユニツ
ト間において、各網部材LXは同一の貯蔵材料か
ら折曲角度を変えて作つてあるという点でだけ相
違し、またビーム部材Bおよび棒部材Rはすべて
同じものである。棒部材Rはそのあてがい位置を
変えて使つている。各ユニツトは布目積し、水平
方向に隣接するユニツト間をワイヤクリツプCに
より結合してある。
以上詳細に説明したところから明らかなよう
に、本発明は網部材LXとビーム部材Bと棒部材
Rとを巧妙に組合せた新しいユニツトにより優れ
た土留擁壁を簡単に構築するという独創的技術に
基づく、新しい工法およびユニツトを提供する。
なお前記の実施態様は本発明の具体例を開示す
るだけであつて、本発明の技術範囲は決してこれ
に限定されるものではなく、種種の変化変形をも
含むものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法およびユニツトに使う網部
材LXの具体例を示す縦断面図であり、第2図は
本発明方法により組立てた本発明のユニツトの例
を示す縦断面図であり、第3図は第2図cのユニ
ツトを上下に段積した状態を示す縦断面図であ
り、そして第4図は第2図cのユニツトを応用し
て構築した土留擁壁を一部断面で示す斜視図であ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (イ) 翼片2枚W1,W2をもつ断面L字型と
    しその少くとも一方の翼片W1の端部E1付近
    にL字型外部に開口する溝状部Gを形成して成
    る金属製のL字型網部材LXと 網部材LXの溝状部Gに適合する形状のビー
    ム部材Bと 網部材LXの溝状部Gにあてがつたビーム部
    材Bに一端部をそして網部材LXの翼片W2の
    端部E2付近に他端部を各各係合できるように
    加工した棒部材Rと を各各複数個用意し、 (ロ) ビーム部材Bを網部材LXの溝状部Gにあて
    がい、棒部材Rの一端部をビーム部材Bを介し
    て網部材LXの端部E1付近に、他端部を網部
    材LXの端部E2付近に各各係合させ、 (ハ) 工程(ロ)の前、後または中途において、網部材
    LXを、翼片W1の翼面が法面方向にそしてそ
    の端部E1が法面上方に向くように、そして他
    方の翼片W2の翼面が法面内部方向に向くよう
    に位置させ、 (ニ) 網部材LXの翼片W1の翼面の内側に土砂を
    詰め、 (ホ) 網部材LXの翼片W1の端部E1より法面内
    部方向に別の網部材LXの翼片W2を位置させ
    て、工程(ロ)(ハ)(ニ)を繰返す ことから成る、土留擁壁の構築方法。 2 棒部材Rの他端部と網部材LXの端部E2付
    近との係合を、端部E2付近に網部材LXのL字
    型外部からあてがつたビーム部材B′を介して行
    う、前項1に記載の方法。 3 網部材LXとして、翼片W2の端部E2付近
    にも同様の溝状部G′を形成して成るものを使い、
    棒部材Rの他端部と網部材LXの端部E2付近と
    の係合を、溝状部G′にあてがつたビーム部材
    B′を介して行う、前項2に記載の方法。 4 棒部材Rとして、一端部をU字型にそして他
    端部をT字型に加工したものを使う、前項1に記
    載の方法。 5 隣接する網部材同志LX,LXをクリツプ部片
    Cにより結合する、前項1に記載の方法。 6 翼片W2の翼面を水平方向に置く、前項1に
    記載の方法。 7 網部材LXとしてエキスパンドメタル製のも
    のを使う、前項1に記載の方法。 8 翼片2枚W1,W2をもつ断面L字型としそ
    の少くとも一方の翼片W1の端部E1付近にL字
    型外部に開口する溝状部Gを形成して成る金属製
    のL字型網部材LXと、 網部材LXの溝状部Gにあてがつたビーム部材
    Bと 一端部をビーム部材Bに他端部を網部材LXの
    翼片W2の端部E2付近に係合させた棒部材Rと から成る、土留擁壁構築用ユニツト。 9 棒部材Rの他端部と網部材LXの端部E2付
    近との係合が、端部E2付近に網部材LXのL字
    型外部からあてがつたビーム部材B′を介するも
    のである、前項8に記載のユニツト。 10 網部材LXが、翼片W2の端部E2付近に
    も同様の溝状部G′を形成して成るものであり、
    棒部材Rの他端部と網部材LXの端部E2付近と
    の係合が、溝状部G′にあてがつたビーム部材
    B′を介するものである、前項9に記載のユニツ
    ト。 11 棒部材Rが一端部をU字型にそして他端部
    をT字型に加工したものである、前項8に記載の
    ユニツト。 12 網部材LXがエキスパンドメタル製のもの
    である、前項8に記載のユニツト。
JP12435683A 1983-07-08 1983-07-08 土留擁壁の構築方法および土留擁壁構築用ユニツト Granted JPS6016616A (ja)

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