JPS63113214A - 袋詰廃棄物の燃焼制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は袋詰めされた放射性雑固体廃棄物を単位時間当
り一定重量ずつ焼却処理する場合等に用いられる袋詰廃
棄物の燃焼制御方法に関するものである。

（従来の技術） 原子力発電所等から発生する放射性雑固体廃棄物は２０
〜３０１入りのポリエチレン袋に袋詰めされたうえて焼
却炉に投入され、焼却処理されているが、雑固体廃棄物
にはウェス、ポリエチレンのような軽量物から木片、ゴ
ム片のような比重の大きいものまで種々雑多なものが含
まれるので各袋詰廃棄物の重量は均一にはならず、これ
を一定時間間隔で焼却炉に投入すると発熱量がばらつい
て炉内温度の変動の原因となる。そこで従来は作業具が
現場で袋詰廃棄物の重量を測定して測定結果を電話等に
て制御室のオペレータに連絡し、オペレータが投入間隔
のタイマを設定して単位時間当りの投入重量が一定とな
るように燃焼制御を行っていた。しかしこのような従来
の制御方法ではオペレータが４０〜５０分毎に制御盤の
タイマの設定変更を行う必要があるうえ、重量測定結果
の伝達や投入間隔の計算等に要する時間を含めるとがな
りの時間が必要となり、しかも計算ミスや設定変更のタ
イミング上のミスが生ずる危険を完全に防止するこ止は
できなかった。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明は上記したような従来の問題点を解決して、オペ
レータが上記のような作業を行わせなくても単位時間当
り一定重量の袋詰廃棄物を焼却炉へ自動的に投入させる
ことができる袋詰廃棄物の燃焼制御方法を目的として完
成されたものである（問題点を解決するための手段） 本発明は所定数の袋詰廃棄物が積載された容器毎に重量
測定を行い、測定された容器単位の袋詰廃棄物の１トｏ
と焼却炉の目標焼却型ｆｆ１Ｗとに基づいて投入間隔ｔ
を演算し、演算結果を数個の容器分記憶させておき、演
算された投入間隔をに基づき容器単位で焼却炉への自動
投入を行わせるとともに、投入後記憶部のデータを順次
シフトさせることを特徴とするものである。

次に本発明を図面を参照しつつ更に詳細に説明すると、
第１図において（１）は焼却炉、（２）は焼却炉ｉｌ＋
への袋詰廃棄物の投入機であり、更にその上方にはシャ
ッタ（３）とダンパ（４）とを備えたホッパ（５）が設
けられている。また（６）は重量計である。

本発明においては、袋詰廃棄物は例えば２０個等の所定
数ずつ容器（７）に積載され、容器単位で重量測定され
る。第２図に示されるように、このようにして測定され
た１容器分の袋詰廃棄物の重５ｉＷ。

は演算部（８）に入力され、また１容器当りの袋数Ｎ、
（２０個）及び焼却炉（１）の目標焼却型ａＷ　＜例え
ば１００　ｋｇ　／　Ｈ）も演算部（８）に入力される
。そして演算部（８）は次式によって投入間隔ｔの演算
を行う。

ｔ　（秒）　＝　３６００　ｘＷｏ／　（Ｎ、　　ＸＷ
）このようにして算出された投入間ｐｔは容器単位の袋
詰廃棄物の投入タイミングを指定するものであるが、第
１１Ｍに示される一般的な投入装置においてはホッパ（
５）の内部のシャッタ（３）、ダンパ（４）、投入機（
２）の内部等に数容器分の袋詰廃棄物がストックされて
いるのが普通であるため、演算結果は記憶部（９）に数
個の容器分記憶させておく。そして記憶部（９）の最終
段に記ｔαされた投入間隔ｔが投入機（２）のタイマに
設定され、タイマから発せられる定間隔パルスに従って
投入機（２）は容器単位で焼却炉（１）へ袋詰廃棄物を
自動投入する。投入が完了すると投入機（２）から記憶
部（９）ヘリセット信号が送られ、記憶部（９）に記憶
されたデータは一段ずつ順次シフトされることとなる。

このようにして記憶部（９）の最終段には、常に現在投
入中の袋詰廃棄物に対応するデータが記憶されている。

具体的な例を示すと、焼却炉＋１１の目標焼却重量Ｗが
１００ｋｇ／Ｈ１１容器当りの袋数が２０個であるとき
、−１〜患６の容器の袋詰廃棄物の重量−〇がそれぞれ
４３ｋｇ　、　３７ｋｇ　、　３９に＋ｒ、４５ｋｒ、
４２ｋｇ、３９に＋ｒであったとすると、演算部は前述
の式により投入間隔ｔを、７７．４秒、６６．６秒、７
０．２秒、８１．０秒、７５．６秒、７０．２秒と計算
し、この６個のデータを６段の記憶部（９）へ記憶させ
、その最終段のデータに従って焼却炉（１）への投入を
行うこととなる。この結果、オペレータは従来のような
現場からの重量測定結果の連絡、計算、タイマの設定変
更等の煩雑な作業を行う必要がなくなり、しかも焼却炉
＋１１は常に目標値どおりの安定した燃焼を継続するこ
とが可能となった。

（発明の効果） 本発明は以上の説明からも明らかなように、オペレータ
が煩雑な作業を行うことなく単位時間当り一定重量の袋
詰廃棄物を焼却炉内へ自動的に投入させることができる
ようにしたものであり、省力化を図ることができる効果
のほか、計算上あるいはタイマ設定変更のタイミングの
誤り等のミスを防止できる効果もある。

また本発明においては、容器単位で重量測定、投入間隔
の演算、記憶等を行うので制御部分が簡素化できるうえ
、記憶部のデータは容器単位で焼却炉への投入が完了す
るごとに順次シフトされるので、現在投入中の袋詰廃棄
物のデータを常に正しく出力することができる。

よって本発明は放射性雑固体廃棄物のような袋詰廃棄物
のみならず、その他一般の袋詰廃棄物の焼却にも適用で
きる袋詰廃棄物の燃焼制御方法として、産業の発展に寄
与するところは極めて大きいものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に用いられる焼却炉への投入装置の概略
図、第２図は本発明の燃焼制御方法のブロック図である
。 （１）：焼却炉、（２）二投入機、（６）二重置針、（
８）：演算部、（９）：記憶部。 特許出願人　　日本碍子株式会社 代　　理　　人　　　　名　　嶋　　　明　　　即問　
　　　　　　　　　　綿　　貫　　　達　　　離開　　
　　　　　　　　　山　　零　　　文　　　夫第　１　
図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 所定数の袋詰廃棄物が積載された容器毎に重量測定を行
   い、測定された容器単位の袋詰廃棄物の重量Ｗｏと焼却
   炉の目標焼却重量Ｗとに基づいて投入間隔ｔを演算し、
   演算結果を数個の容器分記憶させておき、演算された投
   入間隔をに基づき容器単位で焼却炉への自動投入を行わ
   せるとともに、投入後記憶部のデータを順次シフトさせ
   ることを特徴とする袋詰廃棄物の燃焼制御方法。