JPS63112848A - 再生装置 - Google Patents

再生装置

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JPS63112848A
JPS63112848A JP61256491A JP25649186A JPS63112848A JP S63112848 A JPS63112848 A JP S63112848A JP 61256491 A JP61256491 A JP 61256491A JP 25649186 A JP25649186 A JP 25649186A JP S63112848 A JPS63112848 A JP S63112848A
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Kazuo Yoshino
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
A 産業上の利用分野 B 発明の概要 C従来の技術 D 発明が解決しようとする問題点 E 問題点を解決するための手段(第1図)F 作用 G 実施例 G1構成の説明 G2動作の説明 H発明の効果 A 産業上の利用分野 本発明は、スチル再生と通常再生とを繰り返すことによ
りスロー再生を行なうようにした再生装置に関する。
B 発明の概要 本発明はトラッキングのためのバイロフト信号が映像信
号と共に記録された磁気テープをスチル再生と通常再生
とを繰り返すことによりスロー再生を行なうようにした
再生装置において、スロー再生モードの最初のスチル再
生時にトラッキングエラー電圧を平均化し、この平均化
された電圧をもとに次の通常再生を制御するようにした
ことにより、通常再生モードからスロー再生モードに遷
移した直後に画面上または下にノイズが発生する゛こと
を防止するようにしたものである。
C従来の技術 従来、斜め記録トランクに映像信号と共にパイロット信
号を記録し、再往時にこのパイロット信号に基づいてト
ラッキングサーボをかけるようにすると共に、スチル再
生と通常再生とを繰り返すことによりスロー再生を行な
うようにしたVTRが提案されている。第4図はその再
生系の構成を示すものである。
同図において、+11は磁気テープであり回転ドラム(
2)の周面に略180°の角範囲をもって斜めに巻き付
けられて走行させられる。この磁気テープ+11上には
、第5図に示すように互いに記録アジマスを異にする記
録トランクT^、TBが交互に形成され、そして、各記
録トラックTA、TBごとに周波数がfx、f2.fa
、f4.fi、・・・と循環的に変化する4種類のパイ
ロット信号が映像信号(低域変換搬送色信号CLとFM
変調輝度信号YFMとの合成信号)と周波数多重されて
記録されている。パイロット信号の周波数f工、f2゜
fa、f4は、低域変換搬送色信号CLの下側帯域に選
定され、夫々例えば102.544kllz、 118
.951kHz。
165.210kHz、 148.689kllzとさ
れ、ある記録トランクのパイロット信号とこれと隣接す
る記録トランクのバイロフト信号との周波数差はΔf 
A ”” f H+ΔrB=3 fHとなるようにされ
ている。ただし、fHは水平周波数である。
また、回転ドラム(2)には、互いにいわゆるアジマス
角を異にする磁気へンドHA及びIIBが約180°の
角間隔をもって取り付けられる。ここで、磁気ヘッドH
Δ及びHaのアジマス角は、記録トランクTA及びTB
の記録アジマスに対応されている。また、回転ドラム(
2)には磁気ヘッドHBに近接して特殊再生用の磁気ヘ
ッドHA’が取り付けられる。この磁気ヘッドHへ′の
アジマス角は磁気ヘッドHAと同じくされている。
磁気ヘッドH^、He、HA’は1フレームで1回転す
るようになされ、奇数フィールドでは磁気ヘッドHAが
磁気テープ+11上を走査するようになされ、一方偶数
フイールドでは磁気ヘッドHB +B^′が磁気テープ
+11上を走査するようになされている。
磁気ヘッドHe及びH^′からの再生信号は、夫々再生
アンプ(3B)及び(3A’)を介して切換スイッチ(
4)のA側及びB側の端子に供給される。
また、(5)はマイクロコンピュータを有してなるシス
テムコントローラ(以下「シスコン」という)である。
このシスコン(5)には磁気ヘッドH^。
HB、HΔ′の回転位相に同期した、いわゆるRFスイ
ッチングパルスSWP (第6図Aに図示)が基準信号
として供給される。上述した切換スイッチ(4)にはシ
スコン(5)より切換制御信号SSが供給され、切換ス
イッチ(4)は通常再生モード及びスロー再生モードの
通常再生時にはA側に接続されると共にスロー再生モー
ドのスチル再生時にはB側に接続される。
また、磁気へンドH^からの再生信号は再生アンプ(3
A)を介して切換スイッチ(6)のA側の端子に供給さ
れると共に、この切換スイッチ(6ンのB側の端子には
切換スイッチ(4)の出力信号が供給される。この切換
スイッチ(6)にはRFスイッチングパルスSWPが切
換制御信号として供給され、この切換スイッチ(6)は
、磁気ヘッドH^が磁気テープ(1)上を走査するlフ
ィールド期間はA側に接続されると共に、磁気ヘッドH
s、HA′が磁気テープ(1)上を走査するlフィール
ド期間はB側に接続される。したがって、この切換スイ
ッチ(6)の出力信号は、通常再生モード及びスロー再
生モードの通常再生時には磁気ヘッドHA及びI(Bか
らの再生信号の連続されたものとなると共に、スロー再
生モードのスチル再生時には磁気ヘッド■]へ及びHA
’からの再生信号の連続されたものとなる。
この切換スイッチ(6)の出力信号は映像信号処理回路
(7)に供給され、この処理回路(7)より導出される
出力端子(8)には映像信号SVが出力される。
また、切換スイッチ(6)の出力信号はローパスフィル
タ構成のパイロット信号検出回路(11)に供給される
。この検出回路(11)で検出されたパイロット信号p
pは口)算回路(12)に供給される。
また、(13)はパイロット信号発生回路であり、この
発生回路(13)からはfx、f2.f3゜f、の周波
数の信号が発生され、夫々周波数切換回路(14)に供
給される。この周波数切換回路(14)にはシスコン(
5)より切換制御信号FSが供給され、この周波数切換
回路(14)からは、第6図Cに示すように磁気ヘッド
HA、HB、HΔ′が走査すべき記録トラックTΔ (
fl)〜Ts(f4)のパイロット信号(第6図Aに図
示)に対応して周波数の切換えられた信号が出力される
。即ち、通常再生モードでは周波数がフィールドごとに
f、→r2−→f3−→f4−→f1・・・のように循
環的に切換えられたものとなる。また、スロー再生モー
ドでは、あるスチル再生時には各フィールドで連続して
周波数がfl (f:+)となり、これに続く3フイー
ルドの通常再生時には周波数がf1→f2→f3 (f
3→f→→f1)とフィールドごとに切換えられたもの
となり、さらにこれに続くスチル再生時には各フィール
ドで連続して周波数がf3 (fl)となる。尚、第4
図例においては、スロー再生モードは通常再生モードに
おいてスロー再生の選択を行なうことによりなるもので
、スロー再生モードに遷移するときには、常に記録トラ
ンクTA (fl)でスチル再生状態となるようにされ
ている。
第6図Bは各フィールドにおいて切換選択される磁気ヘ
ッドを示している。
この周波数切換回路(14)の出力信号は基準パイロッ
ト信号Prとして掛算回路(12)に供給されて、検出
回路(11)からの再生パイロット信号ppと掛算され
る。掛算回路(12)の出力信号はバンドパスフィルタ
で構成された差周波数Δf^の検出回路(15)に供給
され、この検出回路(15)の出力信号はピーク検波回
路(16)に供給され、このピーク検波回路(16)の
出力信号は切換スイ・7チ(17)及び(18)の夫々
A側及びB側の端子に供給される。また掛算回路(12
)の出力信号はバンドパスフィルタで構成された差周波
数Δf8の検出回路(19)に供給され、この検出回路
(19)の出力信号はピーク検波回路(20)に供給さ
れ、このピーク検波回路(20)の出力信号は切換スイ
ッチ(17)及び(18)の夫々B側及びA側の端子に
供給される。
切換スイッチ(17)及び(18)にはシスコン(5)
より切換制御信号SW(第6図りに図示)が供給され、
切換スイッチ(17) 、  (18)は、通常再生モ
ード及びスロー再生モードの通常再生時では磁気ヘッド
HA及びHaが切換選択されるとき夫々A側及びB側に
接続されると共に、スロー再生モードのスチル再生時で
はA側にのみ接続される。
この切換スイッチ(17)及び(18)の出力信号S1
及びS2は夫々比較器(21)に供給される。
この比較器(21)からは、例えば51=32のときに
は零、Sl>32のときにはその差に応じたレベルの負
の信号、SL<32のときにはその差に応じたレベルの
正の信号が出力される。
また、(31)はキャプスタンモータ、(32)はその
回転を制御するモータドライブ回路、(33)はキャプ
スタンモータ(31)の回転速度に対応した周波数信号
を発生する周波数発電機である。周波数発電機(33)
からの周波数信月はアンプ(34)を介して速度サーボ
回路(35)に供給され、この速度サーボ回路(35)
からの速度エラー信号は加算器(36)を介してモータ
ドライブ回路(32)に供給される。これによりキャプ
スタンモータ(31)の回転速度が一定となるように制
御される。
また、上述した比較器(21)の出力信υは加算器(3
6)を介してモータドライブ回路(32)にATFエラ
ー信号(位相エラー信号)EΔTFとして供給される。
また、比較器(21)より得られるATFエラー信号は
ゲート回路を構成する接続スイッチ(41)の一端に供
給され、この接続スイッチ(41)の他端は抵抗器(4
2)及びコンデンサ(43)の直列回路を介して接地さ
れる。この接続スイッチ(41)には、スロー再生モー
ドのスチル再生時にシスコン(5)よりゲート信号GS
(第6図Fに図示)が供給される。そして、このゲート
信月GSはフィールド中央で高レベルとなり、接続スイ
ッチ(41)はスチル再生時においてフィールド中央に
対応してオンとされる。これにより、スチル再生時にお
いてATFエラー信号EATFのフィールド中央がサン
プリングされ、ある時定数をもってコンデンサ(43)
にホールドされる。
また、抵抗器(42)及びコンデンサ(43)の接続点
Pに得られる電圧はパンファアンプ(44)を介して反
転アンプ(45)に供給され、このアンプ(45)の出
力電圧Biは切換スイッチ(46)のA側の端子に供給
される。また、この切換スイッチ(46)のB側の端子
には電圧Bnが供給される。
この切換スイッチ(46)にはシスコン(5)より切換
制御信号SP/S (第6図Gに図示)が供給され、こ
の切換スイッチ(46)は通常再生モードではB側に接
続されると共に、スロー再生モードではA側に接続され
る。この切換スイッチ(46)の出力信号はバンファア
ンプ(47)を介してモータドライブ回路(32)にバ
イアス電圧として供給される。
また、シスコン(5)よりモータドライブ回路(32)
にはキャプスタンモータ制御信号SCが供給され、キャ
プスタンモータ(31)のオンオフ、加速、減速が制御
される。例えば第6図Eに示すように、キャプスタンモ
ータ(31)の速度が制御される。
以上の構成において、通常再生モードでは、切換スイッ
チ(6)の出力信号は、磁気ヘッドHAによる記録トラ
ックTΔ (fx)、TA (f3)からの再生信号と
、磁気ヘッド14Bによる記録トランクTB (fl)
、TB (f4)からの再生信号との連続した信号とな
る。また、周波数切換回路(14)から得られる基準パ
イロット信号Prは、第6図Cに示すように周波数がフ
ィールドごとにf1→f2→f3→f4→f1・・・の
ように循環的に切換えられたものとなる。
基準パイロット信号Prの周波数がfl、fl。
f3.f4となるフィールドにおいて、磁気ヘッドHA
またはHBの走査軌跡が記録トラックTA(fl)、T
B (fl)、TA (f3)、TB(f4)に対して
磁気テープ(1)の走行方向と逆の方向(右側)にずれ
る場合、磁気ヘッドHへが記録トラックTA (fl)
、TA (f3)を走査す1す るとき、掛算回路(12)より出力される周波数ΔfA
の差周波数信号のレベルは周波数ΔfBの差周波数信号
のレベルより大となり、ピーク検波回路(16)の出力
信号のレベルはピーク検波回路(20)の出力信号より
大となると共に、磁気ヘッドHeが記録トランクTB 
 (fl) 、TB  (f+ )を走査するとき、掛
算回路(12)より出力される周波数ΔrBの差周波数
信号のレベルは周波数ΔfAの差周波数信号のレベルよ
り大となり、ピーク検波回路(20)の出力信号はピー
ク検波回路(16)の出力信号より大となる。また、切
換スイッチ(17) 、  (18)には、第6図りに
示すような切換制御信号SWが供給され、磁気ヘッドH
^及びHBが切換選択されるとき夫々A側及びB側に接
続されるので、比較器(21)からのATFエラー信号
EATFは走査軌跡のずれ量に対応した大きさの負の電
圧となる。逆に基準バイロフト信号Prの周波数がfx
、fl、f3.f4となるフィールドにおいて、磁気ヘ
ッドHへまたはHBの走査軌跡が記録トラックTA  
(fl) 、TR(fl)、TA (f3) 、TB 
(f4)に対して磁気テープ(1)の走行方向(左側)
にずれる場合には上述走行方向と逆の方向にずれる場合
とは逆の関係となり、比較器(21)からのATFエラ
ー信号EATFは走査軌跡のずれ量に対応した大きさの
正の電圧となる。
このATFエラー信号EATFは加算器(36)を介し
てモータドライブ回路(32)に位相エラー信号として
供給され、これによりキャプスタンモータ(31)の回
転位相が制御され、磁気ヘッドHA。
HBが記録トランクTA  (11) 、TO(fl)
、TA  (f3) 、TB (f4)を正しく走査す
るようになされる。
また、スロー再生モードでは、モータドライブ回路(3
2)に制御信号SCが供給されて、キャプスタンモータ
(31)の速度は第6図已に示すように制御され、スチ
ル再生と通常再生とを繰り返すことにより、スロー再生
が行なわれる。
スチル再生時には切換スイッチ(6)の出力信号は磁気
ヘッドH^による記録トラックTA(fl)、TA (
f:+)からの再生信号と磁気ヘッドHA’による記録
トラックTA  (fx ) 、TA  (f3)から
の再生信号との連続した信号となる。一方、通常再生時
には、切換スイッチ(6)の出力信号は、磁気へノド■
]Δによる記録トラックTA (fl)、TA (f3
)からの再生信号と、磁気ヘッドI(Hによる記録トラ
ンクTB  (ft)、TB (f4)からの再生信号
との連続した信号となる。
また、周波数切換回路(14)から得られる基準パイロ
ット信号Prは、第6図Cに示すように、あるスチル再
生時には各フィールドで連続して周波数がfよ (f3
)となり、これに続く3フイールドの通常再生時には周
波数がf、−・ft −f3([3→r、→f□)とフ
ィールドごとに切換えられたものとなり、さらにこれに
続くスチル再生時には各フィールドで連続して周波数が
f3 (fl)となる。
また、基準パイロット信号Prの周波数がflとなるス
チル再生時においてジャストトラック時におりる磁気ヘ
ッドHΔ、Hへ′の走査軌跡は、第5図破線に示すよう
に長平方向における中央で記録I−ラックTΔ (fl
)と交差したものとなる。
この場合、掛算回路(12)より出力される周波数Δf
A及びΔfBの差周波数信号のレベルは、フィールド前
半では周波数ΔrΔの差周波数信号のレベルの方が犬と
なり、フィールド後半では周波数へfBO差周波数信号
のレベルの方が大となる。
そのため、フィールド前半ではピーク検波回路(16)
の出力信号はピーク検波回路(20)の出力信号より大
となり、フィールド後半ではその逆となる。また、切換
スイッチ(17)及び(18)には、第6図りに示すよ
うな切換制御信号SWが供給され、スチル再生時にはA
側に接続されるので、ジャストトラック時には、比較器
(21)からのATFエラー信号EATFは、第6図H
に示すようにフィールドの前半では負、フィールドの後
半では正、さらにフィールド中央では零となる鋸歯状波
電圧となる。ここで、磁気ヘッドHA、I(八′の走査
軌跡が磁気テープ(1)の走行方向と逆の方向(4側)
にずれる場合にはATFエラー信号EATFは全体的に
低くなりフィールド中央でずれ量に対応した大きさの負
の電圧となると共に、磁気ヘッド■(^。
HA’の走査軌跡が磁気テープ(1)の走行方向(左側
)にずれる場合にはATFエラー信号EATFは全体的
に高くなりフィールド中央でずれ量に対応した大きさの
正の電圧となる。以上のことは基準パイロット信号Pr
の周波数がf3となるスチル再生時においても同様であ
る。
また、接続スイッチ(41)には、第6図Fに示すよう
なゲート信号GSが供給され、スチル再生時において、
ATFエラー信号EATPのフィールド中央部分がサン
プリングされてコンデンサ(43)にボールドされ、こ
れがエラー電圧とされる。したがって、アンプ(45)
の出力電圧Eiは磁気ヘッドHA、HA’のずれ量に対
応した値となる。切換スイッチ(46)には、第6図G
に示す切換制御信号sp、’sが供給されてA側に切換
えられているので、このアンプ(45)の出力電圧Ei
がバンファアンプ(47)を介してモータドライブ回路
(32)にバイアス電圧として供給される。これにより
、ス チル きが、スチル再生時におけるヘッドI(八,HΔ′の走
査gL跡のずれに応じて変えられ、磁気ヘッドHA,H
A’の走査軌跡のずれがなくなるようにされる。
この第4図例のような再生装置は、例えば特願昭61−
134679号に詳述されている。
D 発明が解決しようとする問題点 この第4図例においては、スチル再生時の磁気ヘッドH
A,HΔ′の走査軌跡のずれをなくすのに、磁気ヘッド
HA,I−IΔ′が記録トラックTA (ft)、TA
(f3)を走査するときのATFエラー信号EΔTFを
使用している。この場合、パイロット信号f2とパイロ
ット信号f4との再生レベルに差があると、磁気ヘソ)
”HA,I(Δ′が記録トランクT^ (fl)を走査
するときと、記録トラックTA (f:+)を走査する
ときとでA T Fエラー信号EΔTFに差ができる。
例えば、周波数へfAの差周波数信号の検出回路(15
)のゲインをa、周波数ΔfBの差周波信号の検出回路
(19)のゲインをbとし、また、再生パイロット信号
のうちf2の周波数成分をA2、f4の周波数成分をA
4とし、さらに、ジャストトランク時に、磁気ヘッド1
1Δ、HA’は記録トランクの両端に夫々Tだけはみ出
しているものとする。この場合、磁気ヘッドHp、、H
^′が記録トラックTA (fl)上にあるときのAT
Fエラー信号EATFは、第7図に示すように(aA2
−bA4)Tであり、磁気ヘッドI(八、HA′が記録
トランクTA (f3)上にあるときのATFエラー信
号EA丁Fは、第8図に示すように(aA4−bA2)
Tであり、A2=A4でない場合には、2つのATFエ
ラー信号EΔTFは異なるものとなる。
スロー再生モードのステップ送り間隔に対して抵抗器(
42)及びコンデンサ(43)のサンプルホールド時定
数が十分に長い場合ムごは、このATFエラー信号EA
TFの電圧差は問題とならないが、あまり時定数を長く
するとトラッキングの追従速度が遅くなり好ましくない
。そこで、第4図例では、時定数をあまり長(せずに、
接続スイッチ(41)に供給されるゲート信号GSの数
を通常再生時となる直前の数フイールド期間T1のみに
制限して、積分効果を持たせている。
このようにすることにより、第9図破線に示すように磁
気ヘッドHA、Hへ′が記録トランクT^(fl)とT
A (f3)とを走査するときのエラー電圧の段差の略
中心がエラー電圧となる。
しかし、通常再生モードからスロー再生モードとされた
直後のスチル再生には、通常再生モードでコンデンサ(
43)は放電されているので、スロー再生中と同様のゲ
ート信号GSの供給のしかたでは正しいエラー電圧を得
ることができない。そのため、通常再生モードからスロ
ー再生モードとされた直後にはトラッキングエラーによ
り画面上または下にノイズが発生ずる問題があった。
本発明はこのような問題を解決することを目的とするも
のである。
El¥!i題点を解決するための手段 本発明はトラッキングのためのパイロット信号が映像信
号と共に記録された磁気テープ(1)をスチル再生と通
常再生とを繰り返すことによりスロー再生を行なうよう
にした再生装置を前提とするものである。そして、通常
再生モードからスロー再生モードの最初のスチル再生に
移行させるために磁気テープ(1)を停止させたときに
、トラッキングエラー電圧を平均化してスロー再生中の
トラッキングエラー電圧にほぼ等しい電圧を得、この電
圧をもとに次の通常再生を制御するようにしたものであ
る。
F 作用 以上の構成において、通常再生モードからスロー再生モ
ードにおける最初のスチル再生時にトラッキングエラー
電圧を平均化し、この平均化された電圧をもとに、次の
通常再生を制御するようにしたので、通常再生モードか
らスロー再生モードに遷移した直後にトラッキングエラ
ーが生ずることはなく、画面上または下にノイズが発生
するのが防止される。
G 実施例 以下、図面を参照しながら本発明の一実施例について説
明する。
G1構成の説明 本例は回路的には第4図例と同様であるが、シスコン(
5)により次のように制御される点で異なる。
本例においては、シスコン(5)により周波数切換回路
(14)が制御され、通常再生モードからスロー再生モ
ードに遷移した直後のスチル再生時では、基準パイロッ
ト信号Prが第1図Cに示すようにフィールドごとに周
波数f1とf3とが交互に繰り返すようにされる。
また、シスコン(5)より接続スイッチ(41)に供給
されるゲート信号GSは、第1図Fに示すように、通常
再生モードからスチル再生モードに遷移した直後の数フ
ィールドは高レベルとされ続けると共に、その後は各フ
ィールドの中央でのみ高レベルとされる。即ち、接続ス
イッチ(41)は通常再生モードからスロー再生モード
に遷移した直後のスチル再生時の数フィールドはオンと
され続けると共に、その後は各フィールドの中央でのみ
オンとされる。
また、ゲート信号GSが高レベルとされ続ける期間及び
その後の数フィールドの期間Toはトラッキングエラー
電圧が不確定な期間としてモード遷移が禁止される。
その他は第4図例と同様に構成される。尚、第1図A、
B、D、B、Gは第6図と同じものを示している。
G2動作の説明 本例において、通常再生モードからスロー再生モードに
遷移した直後のスチル再生時の数フィールドは接続スイ
ッチ(41)はオンとされ続けるので、コンデンサ(4
3)は急速に充電される。
また、通常再生モードからスロー再生モードに遷移した
直後のスチル再生時において、基準パイロット信号Pr
の周波数がflのフィールドでは、掛算回路(12)よ
り出力される周波数ΔfA及びΔfBの差周波数信号の
レベルは、フィールド前半では周波数ΔfAの差周波数
信号のレベルの方が大となり、フィールド後半では周波
数ΔfBの差周波数信号のレベルの方が大となる。その
ため、フィールド前半ではピーク検波回路(16)の出
力信号はピーク検波回路(20)の出力信号より大とな
り、フィールド後半ではその逆となる。また、切換スイ
ッチ(17)及び(18)には、第1図りに示すような
切換制御信号SWが供給され、A側に接続されるので、
比較器(21)からのATFエラー信号EATFは第1
図Hに示すようにフィールドの前半では負となり、フィ
ールドの後半では正となる。一方、基準パイロット信号
Prの周波数がf3のフィールドでは、掛算回路(12
)より出力される周波数ΔfA及びΔfBの差周波数信
号のレベルの関係は逆となるので、比較器(21)から
のATFエラー信号EATFは第1図Hに示すようにフ
ィールドの前半では正となり、フィールドの後半では負
となる。
ここで、周波数Δf^の差周波数信号の検出回路(15
)のゲインをa、周波数ΔfHの差周波数信号の検出回
路(19)のゲインをbとし、また、再生パイロット信
号のうちf2の周波数成分をA2、f+の周波数成分を
A4とし、さらにジャストトランク時に磁気ヘッドHA
、HA′は記録トランクの両端に夫々Tだけはみ出して
いるものとすると、磁気ヘッドHA、HA’が記録トラ
ックTΔ(fl)上にあるときのATFエラー信号EA
TFは、基準パイロット信号Prの周波数がflのフィ
ールドでは、第2図■に示すように(a A 2−bA
4)Tとなると共に、基準パイロット信号Prの周波数
がf3のフィールドでは、同図■に示すように(aA4
−bA2)Tとなる。
本例において、通常再生モードからスロー再生モードに
遷移した直後のスチル再生時では、基準パイロット信号
Prが第1図Cに示すようにフィールドごとに周波数f
1とf3とが交互に繰り返されるので、コンデンサ(4
3)にサンプリングホールドされるエラー電圧は(aA
2 bA4)Tと(aA4 bA2)Tとを平均化した
(a  b)  ・ (A2 +A4 )Tとなる(第
2図破線参照)。
これは、上述第7図及び第8図で示した磁気ヘッドHΔ
 HA′が記録トラックTA(fl)上にあるときのエ
ラー電圧(aA2  bA4)Tと、磁気ヘッドHA、
HA’が記録トラックTΔ (f3)上にあるときのエ
ラー電圧(aA4 bA2)Tとの平均電圧に他ならな
い。即ち、第9図破線に示すようなスロー再生モード中
のエラー電圧に略一致したエラー電圧となる。
このように本例によれば、通常再生モードからスロー再
生モードとした直後のスチル再生時には、スロー再生モ
ード中のエラー電圧に略一致したエラー電圧が得られる
ので、従来のように通常再生モードからスロー再生モー
ドとした直後にトラ、/キングエラーによる画面上また
は下にノイズが発生することが防止される。
尚、上述実施例においては、通常再生モードからスロー
再生モードに遷移した直後のスチル再生時では、基準パ
イロット信号Prの周波数が第1図Cに示すようにフィ
ールドごとにf 1−f 3−+f1→f3・・・と切
換えられるようにしたものであるが、f3→f1→f3
→f1・・・と切換えるようにしても、同様にATFエ
ラー信号EATFが得られるので、同様の作用効果を得
ることができる。
また、上述実施例は基準パイロ・ノド信号Prの周波数
をフィールドごとに切換えるものであるが、検出回路(
15)及び(19)のゲインが等しい場合には、基準パ
イロット信号Prの周波数を第1図■に示すように一定
とすると共に、切換スイ・ノチ(17)及び(18)に
供給される切換制御信号SWを第1図Jに示すようにし
て、通常再生モードからスロー再生モードに遷移した直
後のスチル再生時で切換スイッチ(17)及び(18)
をA側及びB側に交互に切換えるようにしてもよい。こ
の場合、切換スイッチ(17)及び(18)がA側に切
換えられるフィールドにおいて磁気ヘッドHΔ、HA’
が記録トランクTA (fl)上にあるときのATFエ
ラー信号EATFは第3図■′に示すように(aA2 
bA4)Tとなり、一方、切換スイッチ(17)及び(
18)がB側に切換えられるフィールドにおいて磁気ヘ
ッドHA、T(A’が記録トラックTA (fx)上に
あるときのATFエラー信号EA丁Fは第3図■′に示
すように(bA4−aA2)Tとなり、夫々、極性が異
なるものとなる。したがって、エラー電圧はこれらが平
均されて零となる。ところで、上述第7図及び第8図で
示した磁気ヘッドHA、HA’が記録トランクTA(f
l)上にあるときのエラー電圧(aA2−bA4)Tと
、磁気ヘッドHA、HA′が記録トラックTA (f:
+)上にあるときのエラー電圧(aA+  bA2)T
との平均電圧はa=bであれば零となる。即ち、検出回
路(15)及び(19)のゲインが等しければ、切換ス
イッチ(17)及び(18)がA側及びB側に切換える
ことによって得られるエラー電圧と、スロー再生モード
中のエラ一電圧とは一致する。したがって、切換スイッ
チ(17)及び(1B)を切換えることによっても、基
準バイロフト信号Prの周波数を切換える場合と同様の
作用効果を得ることができる。
尚、上述実施例では、通常再生モードからスロー再生モ
ードとしたとき、常に記録トランクTA(fl)でスチ
ル再生状態となるようにされるものであったが、記録ト
ランクT^ (f3)でスチル再生状態となるようにし
ても同様の作用効果を得ることができる。
H発明の効果 以上述べた本発明によれば、通常再生モードからスロー
再生モードにおける最初のスチル再生時にトラッキング
エラー電圧を平均化し、この平均化された電圧をもとに
、次の通常再生を制御するようにしたので、通常再生モ
ードからスロー再生モードに遷移した直後のトラッキン
グエラーによる画面上または下のノイズを防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は実施例の説明のだめの図、第3図は
他の実施例の説明のための図、第4図はVTRの再生系
の一例を示す図、第5図〜第9図はその説明のための図
である。 (11は磁気テープ、(5)はシステムコントローラ、
(11)はパイロット信号検出回路、(12)は掛算回
路、(14)は周波数切換回路、(15)及び(19)
は検出回路、(16)及び(20)はピーク検波回路、
(17)及び(18)は切換スイッチ、(21)は比較
器、(31)はキャプスタンモータ、(32)はモータ
ドライブ回路、(41)はゲート回路を構成する接続ス
イッチ、(43)はコンデンサである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 トラッキングのためのパイロット信号が映像信号と共に
    記録された磁気テープをスチル再生と通常再生とを繰り
    返すことによりスロー再生を行なうようにした再生装置
    において、 通常再生モードからスロー再生モードの最初の上記スチ
    ル再生に移行させるために上記磁気テープを停止させた
    ときに、トラッキングエラー電圧を平均化してスロー再
    生中のトラッキングエラー電圧にほぼ等しい電圧を得、
    この電圧をもとに次の上記通常再生を制御するようにし
    た再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59175054A (ja) * 1983-03-25 1984-10-03 Hitachi Ltd 磁気録画再生装置

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