JPS6311262Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6311262Y2
JPS6311262Y2 JP17208180U JP17208180U JPS6311262Y2 JP S6311262 Y2 JPS6311262 Y2 JP S6311262Y2 JP 17208180 U JP17208180 U JP 17208180U JP 17208180 U JP17208180 U JP 17208180U JP S6311262 Y2 JPS6311262 Y2 JP S6311262Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
basement
entrance
exit
ceiling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP17208180U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5793555U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP17208180U priority Critical patent/JPS6311262Y2/ja
Publication of JPS5793555U publication Critical patent/JPS5793555U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6311262Y2 publication Critical patent/JPS6311262Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Residential Or Office Buildings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、地下室に関するものである。
近年、地価の上昇により、一戸建住宅の敷地が
狭くなつた。そこで、土地を有効に利用するため
に、まず建物を上方へ延ばして階数を多くするこ
とが行なわれた。しかし、土地によつては、規制
により建物を上方へ延ばすことができない。その
ため、次に建物を地下へ延ばすことが考えられた
が、本式の地下室を設けるには、多額の工事費が
かかる。したがつて、本式の地下室を一般住宅に
設けるのは得策でない。
そこで、この考案者は、台所の下などに、物置
として用い得る程度の余り大きくない地下室を作
ることを考えた。それには、建物の床下にあたる
地面に穴を堀り、穴の中に底板と側壁と天井とか
らなる容器を入れて地下室とするのが、便利な方
法であると考えついた。というのは、水道水等を
貯えるために用いる、組立式または一体構造の容
器を作る技術が既に実用化されており、それによ
つて容器を安価に得ることができるからである。
また、このようにして作つた地下室へ出入りする
には、地下室の天井に出入口を設け、出入口の上
方に位置する床板に孔を穿設し、孔と出入口とを
通つて地下室へ出入りするのが便利な方法である
と考えついた。
しかし、実際にこのようにして地下室を作つて
みると、この地下室には1つの欠点があることが
わかつた。その欠点というのは、この地下室は建
物と別個に作られるため、地下室の天井を建物の
床板に密接させて作るのが容易でなく、これらを
引離して作らざるを得ないが、その結果床板の孔
と天井の出入口とが離れるので、出入口から昆虫
や小動物が地下室内へ侵入することである。
この欠点は、孔と出入口との間を人が通過でき
るような大口径の筒でつなぐと、防ぎ得ることが
わかつた。ところが、建物と地下室とが別個に作
られるため、孔と出入口との中心が一致しないこ
とが多く、そのためこれらの間を大口径の筒でつ
なぐことが容易でなかつた。この考案者は、孔と
出入口との間をつなぐ筒として、筒壁を蛇腹状に
屈曲させたものを用いることを試みた。その結
果、このような筒を用いると、孔と出入口との間
を容易につなぎ得ることがわかつた。さらにこの
考案者は、上記筒の端を孔の周りと出入口の周り
とに固定するのに、筒の端に周囲方向に延びる硬
質板を当接すると、固定が容易且つ確実となるこ
とに気付いた。この考案は、上記のような着想と
確認とに基づいてなされたものである。
すなわち、この考案は、建物の床下にあたる地
面に穴を堀り、穴の中に底板と側壁と天井とから
なる容器を入れて地下室とし、地下室の天井を建
物の床板から離れて位置させ、天井に出入口を設
け、出入口の上方に位置する床板に孔を穿設し、
孔と出入口との間に大口径の筒で、筒壁が蛇腹状
に屈曲している筒をさしわたし、筒の両端に周囲
方向に延びる硬質板を当接して、両端をそれぞれ
孔の周りと出入口の周りとに固定してなる地下室
である。
この考案に係る地下室を、図面に基づいて説明
すると次の通りである。第1図は、この考案に係
る地下室の一例を示す縦断面図である。第2図お
よび第3図は、この考案に係る地下室の上部を示
す部分縦断面図である。
第1図において、建物1の床下にあたる地面2
に孔21が堀られ、孔21の中に底板3と側壁4
と天井5とからなる容器が入れられて、地下室と
されている。地下室の天井5と建物の床板11と
は、離れて位置している。天井5には、出入口5
1が設けられ、床板11には、孔12が穿設され
ている。孔12と出入口51とは、大口径の筒6
でつながれている。筒6の筒壁は、蛇腹状に屈曲
している。筒6の両端に周囲方向に延びる硬質板
63が当接され、筒の両端が硬質板63とともに
ボルト及びナツトで孔12の周りと出入口51の
周りとに固定されている。硬質板63は筒6の周
囲方向に延びて筒6を囲繞している。このように
構成されたものが、この考案に係る地下室であ
る。
上記の地下室において、容器は組立式であつて
も、一体に作られたものであつてもよい。図示し
た例は組立式の場合である。底板3は、直角四辺
形の基板31の四周に、基板31に対して直立す
る直立接合縁32を設けてなる単位板を、単独で
用いるかまたは複数個接続されて構成されてい
る。側壁4は、直角四辺形の基板41の四周に、
基板41に対して135度の角度で傾斜する傾斜接
合縁42を設け、その先に直立接合縁43を設け
てなる単位板を、複数個接続して構成されてい
る。天井5は、直角四辺形の基板52に出入口5
1を設け、基板52の四周に直立接合縁53を設
けてなる単位板から構成されている。これらの単
位板は、金属または強化合成樹脂で作られる。
底板3と側壁4とは、直立接合縁32と43と
にわたつてアングル7を当接し、ボルト(図示省
略)で固定することにより接続されている。側壁
4と天井5も同様に接続されている。なお、天井
5と建物1の基礎には、それぞれ換気口54,1
3が設けられている。また地下室の下には、コン
クリートの土台8を設けることができる。
筒6は、ゴム、軟質合成樹脂、ゴム引き布等の
柔軟材料で作ることが望ましい。筒6の横断面
は、円形、または多角形(例えば四角形)の何れ
であつてもよい。筒径は、50ないし100cm程度
が適当である。筒6で孔12と出入口51とをつ
なぐには、筒6の両端開口部61,62の周縁を
孔12または出入口51の周りに当接し、ボルト
のようなもので固定するのが便利である。このと
き、開口部周縁に鉄、硬質合成樹脂等からなる硬
質板63を当接し、両端開口部61及び62を硬
質板63とともに、ボルト及びナツトでそれぞれ
孔12の周縁と出入口51の周縁とに固定する。
なお、筒6の蛇腹は環状またはらせん状の何れで
あつてもよい。また孔12には、開閉可能な蓋1
4を付設することができる。
この考案には、第1図に示したもののほか、こ
れに若干の変更を加えたものも含まれる。その変
更の例としては、次のようなものが含まれる。
第2図は、筒6として、蛇腹のひだに稜線が形
成されたものを用いた例を示している。
第3図は、筒6の開口部周縁の肉厚内に、硬質
板63が埋め込まれた例を示している。またこの
図は、筒6の内側に、孔12からフランジ付筒1
5を垂下させた例を示している。このフランジ付
筒は、筒6の内面の凹凸を隠して、美観を保つ役
目をする。
この考案に係る地下室は、地面に穴を堀り、穴
の中に底板と側壁と天井とからなる容器を入れて
地下室としたので、安価に地下室を作ることがで
きる。また、地下室の天井を建物の床板から離れ
て位置させたので、地下室の設置が容易である。
さらに、天井に出入口を設け、出入口の上方に位
置する床板に孔を穿設し、孔と出入口とを大口径
の筒でつないだので、床下に住む昆虫や小動物が
地下室に入らない。また、筒壁を蛇腹状に屈曲さ
せたので、筒を容易に屈曲または伸縮させること
ができる。それ故、孔と出入口の中心が多少ずれ
ていても、筒を屈曲させることによりずれを吸収
でき、孔と出入口の距離に多少の誤差があつて
も、筒を伸縮させることにより誤差を吸収でき
る。しかも、地下室または建物の沈下により上記
距離が変つても、筒の伸縮により対応できる。さ
らに、筒の両端に周囲方向に延びる硬質板を当接
して、両端をそれぞれ孔の周りと出入口の周りと
に固定したから、筒の固定が容易且つ確実とな
る。この考案に係る地下室は、上記のように、数
多くの利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の地下室の一例を示す縦断
面図、第2図および第3図は、この考案に係る地
下室の上部を示す部分縦断面図である。 各図において、1は建物、2は地面、3は底
板、4は側壁、5は天井、6は筒、7はアング
ル、8は土台、11は床板、12は孔、13は換
気口、14は蓋、15はフランジ付筒、21は
穴、31は基板、32は直立接合縁、41は基
板、42は傾斜接合縁、43は直立接合縁、51
は出入口、52は基板、53は直立接合縁、54
は換気口、61および62は両端開口部、63は
硬質板である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 建物の床下にあたる地面に穴を堀り、穴の中に
    底板と側壁と天井とからなる容器を入れて地下室
    とし、地下室の天井を建物の床板から離れて位置
    させ、天井に出入口を設け、出入口の上方に位置
    する床板に孔を穿設し、孔と出入口との間に大口
    径の筒で、筒壁が蛇腹状に屈曲している筒をさし
    わたし、筒の両端に周囲方向に延びる硬質板を当
    接して、両端をそれぞれ孔の周りと出入口の周り
    とに固定してなる地下室。
JP17208180U 1980-11-28 1980-11-28 Expired JPS6311262Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17208180U JPS6311262Y2 (ja) 1980-11-28 1980-11-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17208180U JPS6311262Y2 (ja) 1980-11-28 1980-11-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5793555U JPS5793555U (ja) 1982-06-09
JPS6311262Y2 true JPS6311262Y2 (ja) 1988-04-01

Family

ID=29530410

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17208180U Expired JPS6311262Y2 (ja) 1980-11-28 1980-11-28

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6311262Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6022645U (ja) * 1983-07-21 1985-02-16 積水化学工業株式会社 地下室
JPS60104539U (ja) * 1983-12-20 1985-07-17 積水化学工業株式会社 地下室
JPH1171919A (ja) * 1997-07-04 1999-03-16 Suzuki Shoji:Kk 電源装置を備えた防災用ハウス

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5793555U (ja) 1982-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5860258A (en) Modular building
US3605355A (en) Roof structure
IL37086A (en) Modular building construction and erection method utilizing selectively oriented modules
US3789435A (en) Prefabricated swimming pool
US3906688A (en) Swimming pool modular construction
US5067289A (en) Foundation system for manufactured housing
US4830543A (en) Foundation support for a building
JPS6311262Y2 (ja)
US4205499A (en) Pool wall and deck assembly and method of assembling the same
JPS5820676Y2 (ja) クミタテシキチカシツユニツト
JPH0119719Y2 (ja)
JPS6040768Y2 (ja) 地下収納庫
JPH0249317Y2 (ja)
EP3635197A1 (en) Building system
US20240018771A1 (en) Building system
JPH0215958Y2 (ja)
JPS629390Y2 (ja)
JP5332508B2 (ja) 建物、建物の構築方法
JPH0423157Y2 (ja)
JPH0368973B2 (ja)
JPS6022114Y2 (ja) 地下構造物
JPH03140557A (ja) ユニット式建物における竪樋の施行方法
JPS583884Y2 (ja) マンホ−ル用側塊
JPH0348273Y2 (ja)
JPS6340479Y2 (ja)