JPS63112531A - 2−(1−ヒドロキシ−4−メチル−4−ペンテニル)−1,4,5,8−テトラメトキシナフタレンおよびその製造法 - Google Patents

2−(1−ヒドロキシ−4−メチル−4−ペンテニル)−1,4,5,8−テトラメトキシナフタレンおよびその製造法

Info

Publication number
JPS63112531A
JPS63112531A JP25555186A JP25555186A JPS63112531A JP S63112531 A JPS63112531 A JP S63112531A JP 25555186 A JP25555186 A JP 25555186A JP 25555186 A JP25555186 A JP 25555186A JP S63112531 A JPS63112531 A JP S63112531A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
methyl
formula
pentenyl
hydroxy
chloro
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP25555186A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0470295B2 (ja
Inventor
Akira Terada
寺田 晁
Yasuhiro Tagami
田上 保博
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYUSHU KOGYO UNIV
Original Assignee
KYUSHU KOGYO UNIV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KYUSHU KOGYO UNIV filed Critical KYUSHU KOGYO UNIV
Priority to JP25555186A priority Critical patent/JPS63112531A/ja
Publication of JPS63112531A publication Critical patent/JPS63112531A/ja
Publication of JPH0470295B2 publication Critical patent/JPH0470295B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、シコニンの合成中間体である2−(1ヒドロ
キシ−4−メチル−4−ペンテニル)−1,4,5,8
−テトラメトキシナフタレンとその製造法に関する。
(従来の技術) 日本、中国、朝鮮半島に産する紫根の主成分であるシコ
ニンおよびそのエステルは古代からの有名な漢方薬で、
皮膚消炎剤、抗腫瘍剤、抗菌剤として勝れた効果を有す
るのみならず、古代紫染染ネ斗としても、つと(こ貴重
品とされてきた。しかるにその資jJ:jとしては自然
植生の紫草の根を探すのみであったから、年々枯渇の一
途をたどり、現在では専ら中国からの輸入に依存してい
るのである。
これらの理由から、近時カルス培養法による製造も開始
されたが極めて高価である。
本発明者等は君にシコニン製造法を特開昭59−175
449号に、またシコニン合成中間体の’M’a法を特
開昭61−204153号として提案した。これら提案
した方法は、2−ホルミル−1,4,5,8−テトラメ
トキシナフタレンを原料として途中4工程を経て化成し
た2−(1’−アセトキシ−4′−オキシ−4′−メチ
ルペンチル)−5,8−ジアセトキシ−1,11−ナフ
トキノンより出発する合成法であり、かかる出発原料の
製造工程を大幅に短縮し全工程の合理化を図る必要があ
った。
(この発明が解決しようとする問題点)シコニンの合成
は(2)式に示すシコニンの化学構造のうち、A s分
とB部分とに分けてそれぞれを作り、その合体によって
構成するのが普通である。しかしながら、B部分には化
学的に極めて活性な災患二重結合が含まれているために
、従来の合成化学的知識を以てしては、へ部分と結合さ
せることが困難であった。このために本発明者らがその
全合成法を開発する以前には/コニンの化学合成は成功
しなかったのである(J、Chem、Soc、、 Ch
em。
Commun、、  1983.987)。
HO シコニン(2) そこで本発明は、別途出願の1.4.5.8−テトラメ
トキシナフタレン製造法の結果物である2−ホルミル誘
導体から、工業的に実施容易な、工程の短縮されたシコ
ニン製造法を提供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的は、2−ホルミル−1,4,5,8−テトラメ
トキシナフタレンに4−クロロ−2−メチル−1−フチ
7のグリニヤール化合物を反応させることを特徴とする
化学構造式、 0CR30CH8 で表される2−(1−ヒドロレキ−4−メチル−4−ペ
ンテニル)−1,4,5,8−テトラメトキシナフタレ
ンの製造法によって達成される。
上記(1)式で表される化合物は新規物質である。
本発明方法に適用される原料物質である2−ホルミル−
1,4,5,8−テトラメトキシナフタレンは式、囲3
囲3 で表され先に本発明者らが新規化合物として合成したも
ので<J、 Chem、Soc、、Chem、 Com
mun、、1983゜987)、今一つの原料4−クロ
ロ−2−メチル−1−ブテンは市販の3−メチル−3−
ブテン−1−オールから容易に化成することができる。
本発明化合物は、上記4−クロロ−2−メチル−1−ブ
テンにエーテル中で常法によりマグネシウムを作用させ
てグリニヤール化合物となし、上記2−ホルミル−1,
4,5,8−テトラメトキシナフタレンのテトラヒドロ
フランなどの溶媒溶液を加え、室温下に反応させ、塩析
後、常法によりクロロホルムなどで抽出・精製すること
によって取得することができる。
次に実施例を挙げて本発明の内容をさらに詳QITJに
説明する。
実施例1 ・1. !i、 5.8−テトラメトキシナフタレン6
、 Og (25mmol) をクロロホルム5Qml
に溶かし、塩化ホスホリル19.0g(125mmol
)  とN、N−ジメチルホルムアミド9゜Og (1
25mmo l)を滴下する。のち反応系を6時間還流
下に加熱する。氷水中に注ぎ分解したのちクロロホルム
で抽出した。抽出液を常法により水洗、乾燥したのち、
クロロホルムを蒸発させると結晶が残る。ヘキサン−ベ
ンゼン混合液で再結晶して精製し、6.72g(99%
)の収率で2−ホルミル−1,4゜5.8−テトラメト
キシナフタレンの黄色結晶を得た。
融点は124〜125.5℃である。標準試料と混融し
てrKl、3忍した。
実施例2 4−クロロ−2−メチル−1−ブテン(原料物質)の製
仏 3−メチル−3−ブテン−1−オール102g (1,
18mo りをピリジ7103g(1,30mol)に
溶かし、−5℃に冷却して塩化チオニル155g(1,
30mol)を−5〜+3℃で3時間で滴下する。なお
0℃で6時間かきまぜて反応を続け、のち室温で一夜放
置する。2QQmlの水を加えて水蒸気蒸留する。食塩
で塩析して有機物層を分かち、塩化力ルンウムで乾燥す
る。分別蒸留すると21.l1g(20%)のイソプレ
ン(bp34.5℃)が留出したのち、4−クロロ−2
−メチル−1−ブテン24、5g (20%) 、bp
 102.5℃(文献値102℃。
W、Kirmse、 M、Kapps、 R,B、t(
ager、 Chem、 Ber、。
196699.2855)  が得られる。
実施例3 4−クロロ−2−メチル−1−ブテン1.04g(0,
Olmol)を2mlのエーテルとlQmlのテトラヒ
ドロフランで覆ったマグネ・シウム0.2114g(0
,Olmol)  に滴下し、グリニヤール溶液をつく
る。2−ホルミル−1,4,5,8−テトラメトキシナ
フタレン(3) 0.77g (2,8mmol)をテ
トラヒドロフラン5mlに溶かした溶液を0℃でかきま
ぜながら滴下し、さらに室温で1時間反応させる。のち
塩化アンモニウム水溶液を加えて分解し、クロロホルム
で抽出する。抽出液を常法により炭酸水累ナトリウム水
、食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒
を除くと油状の生成物(1)0.96g(95%)が得
られる。要すればシリカゲル、もしくはアルミナゲルの
カラムクロマトグラフィーでクロロホルムを用いて精製
する。
以下に示す分析によって化合物(1)であることが確J
忍された。
赤外分析 3480 (叶)、 1645(C=C)、
 880cm ’< 、l′c =CH2)。
N !、+ R分析 (CDCI、)  δ1.75 
(s、 311. C)+3) 、1.8〜2、4(m
、 5H,2xcト12  と叶)、  4.74 (
m、 211゜’:;C=Cll2)、5.22 (t
、  Ill、  J=6.411z。
−CH(OH)→、  6.81(s、  2H,八r
H)、  6.98(s、  ill、  ArH) 
 。     ′マススペクトル分析 !、IS m/
e 346(!、1” )、 328(M。
−It□O)、  313. 258. 243. 2
34゜元素分析 C20H2GO5としての計算値C,
69,34:H,7,56%分析値C,6g、 84:
H,7,54%赤外分析図、N 1.I R分析図、マ
ススペクトル分析図をそれぞれ第1〜3図に示す。
(発明の効果) 本発明によりシコニンの合成法における工程が著しく短
縮され、合理化が達成される。その工程を反応式で示せ
ば次の通りである。
1754.4+1号の方法〕
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は、本発明新規化合物についてのそれぞ
れ赤外分析図、N!、+ R分析図およびマススペクト
ル分析図である。 特許出願人 九州工業人パ″f<、長 代理人弁理士  杉   村   暁   査問 弁理
士   杉   ト・[興   作←、       
          O一◆

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、化学構造式、 ▲数式、化学式、表等があります▼(1) で表される2−(1−ヒドロキシ−4−メチル−4−ペ
    ンテニル)−1,4,5,8−テトラメトキシナフタレ
    ン。 2、2−ホルミル−1,4,5,8−テトラメトキシナ
    フタレンに4−クロロ−2−メチル−1−ブテンのグリ
    ニャール化合物を反応させることを特徴とする化学構造
    式、 ▲数式、化学式、表等があります▼(1) で表される2−(1−ヒドロキシ−4−メチル−4−ペ
    ンテニル)−1,4,5,8−テトラメトキシナフタレ
    ンの製造法。
JP25555186A 1986-10-29 1986-10-29 2−(1−ヒドロキシ−4−メチル−4−ペンテニル)−1,4,5,8−テトラメトキシナフタレンおよびその製造法 Granted JPS63112531A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25555186A JPS63112531A (ja) 1986-10-29 1986-10-29 2−(1−ヒドロキシ−4−メチル−4−ペンテニル)−1,4,5,8−テトラメトキシナフタレンおよびその製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25555186A JPS63112531A (ja) 1986-10-29 1986-10-29 2−(1−ヒドロキシ−4−メチル−4−ペンテニル)−1,4,5,8−テトラメトキシナフタレンおよびその製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63112531A true JPS63112531A (ja) 1988-05-17
JPH0470295B2 JPH0470295B2 (ja) 1992-11-10

Family

ID=17280294

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25555186A Granted JPS63112531A (ja) 1986-10-29 1986-10-29 2−(1−ヒドロキシ−4−メチル−4−ペンテニル)−1,4,5,8−テトラメトキシナフタレンおよびその製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63112531A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100336792C (zh) * 2005-04-21 2007-09-12 上海交通大学 全合成法制备消旋体紫草素
JP2018528859A (ja) * 2016-01-13 2018-10-04 厦門理工学院 アントラキノン機能化したポリフッ化ビニリデン超ろ過膜の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100336792C (zh) * 2005-04-21 2007-09-12 上海交通大学 全合成法制备消旋体紫草素
JP2018528859A (ja) * 2016-01-13 2018-10-04 厦門理工学院 アントラキノン機能化したポリフッ化ビニリデン超ろ過膜の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0470295B2 (ja) 1992-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6122046A (ja) スチルベン誘導体
Aral et al. The First Synthesis of (+)-(S, S)-1, 1-Bis (p-Tolyl-Sulfinyl) Ethene, A Latent Chiral Ketene Equivalent in Diels-Alder Reaction
DE69823844T2 (de) Verfahren zur herstellung von als protease inhibitoren wervollen 4-hydroxy-2-oxo-pyran-derivaten
Benedeković et al. Divergent total synthesis of crassalactones B and C and evaluation of their antiproliferative activity
Liu et al. Synthetic utility of alkenylcyclobutenedione monoketals. Michael additions and the synthesis of a natural benzofuranosesquiterpenequinone
JPS63112531A (ja) 2−(1−ヒドロキシ−4−メチル−4−ペンテニル)−1,4,5,8−テトラメトキシナフタレンおよびその製造法
Koft Total Synthesis of (±)-Barbatusol
JPS61129145A (ja) ヒドロキノン誘導体及びその製造方法
CN101805339B (zh) 一种制备恩替卡韦化合物的方法
EP1506958B1 (en) Process for producing shogaol and intermediates for the synthesis thereof
Asakawa et al. Sesquiterpene lactones of Eremanthus incanus and Porella japonica. Crystal structure and stereochemistry of eregoyazidin
CN108440460B (zh) 紫苏烯及其类似物的制备方法
Braude et al. Alkenylation with lithium alkenyls. Part IX. Synthesis of dimethylbutadienecarboxylic acids
Richter et al. Synthesis of muscalure and homologous hydrocarbons
Eber Synthesis of 1, 1'-Dideaza-Quinine: A Proof of Concept
CN106496087B (zh) 一种通过脱羧偶联反应一锅法合成含硒类化合物的方法
JPS6149294B2 (ja)
KATO et al. Studies on Ketene and Its Derivatives. LVII. Reaction of Diketene with β-Diketones
Yamamoto et al. First synthesis of both enantiomers of pseudohygrophorone A12, an anti-fungal cyclohexenone derivative isolated from Hygrophorus abieticola
JPH0358335B2 (ja)
KR100256866B1 (ko) 디엘-무스콘으로부터 엘-무스콘과 디-무스콘의 제조방법
CN108368023A (zh) 消散素e1的全合成方法
JPS63284169A (ja) フォルスコリンの新規な誘導体、その製造方法及び中間体、医薬としてのその使用、並びにそれを含有する医薬組成物
SU943240A1 (ru) Способ получени производных 10-окси-10н-пиридо [2,3- @ ХРОМЕНОВ
DE1958646C3 (de) In 4-Stellung substituierte 3,5-DimethyUsoxazole und deren Herstellung

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term