JPS6311216Y2 - - Google Patents

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JPS6311216Y2
JPS6311216Y2 JP1980009315U JP931580U JPS6311216Y2 JP S6311216 Y2 JPS6311216 Y2 JP S6311216Y2 JP 1980009315 U JP1980009315 U JP 1980009315U JP 931580 U JP931580 U JP 931580U JP S6311216 Y2 JPS6311216 Y2 JP S6311216Y2
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JP
Japan
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ventilation
iron plate
attached
decorative frame
outside
Prior art date
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JP1980009315U
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JPS56110210U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、建物の妻側壁面に開口した開口部に
設けられる矢切換気装置に関するものである。
従来、この種の換気装置として、上記の開口部
に、スリツトを有する合成樹脂又は木製の換気枠
を設けたものが用いられているが、需要者、すな
わち居住者においては、人工的な感じがする合成
樹脂製のものよりも、どちらかと言えば古来から
親しんで来た天然の木を用いた木製のものに対す
る根強い要求がある。
しかしながら、木製のものに限らず合成樹脂を
用いた換気枠であつても、火災発生時には瞬時に
焼失或いは溶解し、大きく開いた開口部が屋根裏
への火災の侵入口となつて災害を大きくするとい
う問題点があつた。
この考案は、このような問題点に鑑みて、広く
一般に好まれる木の持つ素材を生かしつつも、火
災時での火災の侵入等を極力防止することができ
るだけでなく、外部からの雨水が侵入しいくい水
密性の優れた矢切換気装置を提供することを目的
として成されたものである。
このような目的を達成するために、この考案で
は、建物の妻側壁面に設けた換気口3に、この換
気口3の上部を覆う換気用上部鉄板6と、下部を
覆う換気用下部鉄板7とを取付けて、これら上・
下部鉄板6,7の端部を互いにオーバーラツプせ
しめるとともに、上記上部鉄板6の下端若しくは
下部鉄板7の上端の少なくとも一方に凹部8を形
成して、外側下方から内側上方へ向かう換気用通
路9を設け、この換気用通路9に連通し、かつ外
側から内側へ向けて上昇する傾斜状の複数の換気
スリツト21,21…を有する木製の化粧枠17
を、前記上・下部鉄板6,7に取付て上記換気用
通路9を覆うとともに、その上面が外方へ向かつ
て傾斜状に降下する折曲部12を上記の下部鉄板
7の下端部分に設けて、その折曲部12の上方へ
前記化粧枠17の下端部分を配置している。
以下、本考案の構成を一実施例を示す図面に基
づいて説明すると、第1図において、1は、建物
のトラスに取付けられて妻側壁面を構成する矢切
板であり、この矢切板1には、屋根2の頂部形状
に合致する屋根形5角形の換気口3が開口されて
いる。4は、妻側上部の破風下地板である。
しかして、この換気口3には、換気用鉄板5が
取付けられるが、該換気用鉄板5は、第1図で示
すように、屋根形5角形の上部鉄板6と台形に近
い形をした6角形の下部鉄板7とからなり、それ
らのうち下部鉄板7は、その上端に内方へ突出す
る長方形の凹部8が形成されている。そして、本
実施例においては、まずこの下部鉄板7を前記の
換気口3下部に取付けて、該換気口3の下半部を
覆うものであり、この下部鉄板7の取付後に、も
う1つの上部鉄板6を同じく換気口3の上部に取
付けて、該換気口3の上半部を覆うとともに、第
5図の如く、これら上部鉄板6の下端と下部鉄板
7の上端を互いにオーバラツプせしめ、このよう
にして、その下部鉄板7の凹部8と上部鉄板6下
端との間に、外側下方から内側上方に向かう換気
用通路9を形成するものである。第5図に示す1
0は、下部鉄板7凹部8の上端を換気用通路9内
下方へ鋭角に折曲した折返し片で、この折返し片
10によつて下方から侵入してくる雨水を外側へ
返すものである。一方、上記凹部8に対応する上
部鉄板6の下縁は内方へ直角に折曲11されてい
る。12は、下部鉄板7の下端を外方へ折曲した
コ字形部、13は同じく左右両端を外方へ折曲し
たL字形部である。なお、この換気用鉄板5の取
付け後は、前記破風下地板4の上面に破風鉄板1
4が取付けられ、この破風鉄板14の下端15が
換気用上部鉄板6の上端を押えている。16は鬼
板である。
第二、第2図に示す17は、木製の化粧枠であ
り、換気口3と同じく屋根形の5角形に形成した
周囲枠18と、該周囲枠18の内側に左右に渡
し、かつ、第4図の如く互いに密着する多数の横
桟19とからなり、これらの横桟19…のうち、
中央部よりやや下側の4本には、第3図及び第4
図の如く、その下縁に切欠20されて、外側から
内側に向かつて上昇する傾斜状のスリツト21…
が複数個形成されている。そして、このように形
成された化粧枠17は、上記換気口3に付けられ
た換気用鉄板5の外側に付けられて、該鉄板5及
び換気用通路9を覆うとともに、そのスリツト2
1と前記鉄板5の換気用通路9を互いに連通せし
め、これらによつて屋根裏の換気を行なうもので
ある。
なお、第2図、第3図及び第5図に示す22
は、矢切板1の外面に取付けた表面材としてのサ
イデイング材である。
また、前記の鉄板5と化粧枠17の下方におい
て、上記の矢切板1の外面へ取付けられた2重の
サイデイング材22,22の上端部分は、前記の
下部鉄板7の下端部分に連続したコ字形部12に
よつて覆われている。なお、このコ字形部12の
上面は、第5図に示すように、外方へ向かつて傾
斜状に降下するとともに、内方へ略水平状態で屈
曲した先端縁は、外側のサイデイング材22の外
壁面へ当接している。そして、このコ字形部12
の上方には、第2図及び第3図に示すように、前
記の化粧枠17の周囲枠18の下端部分が配置さ
れることになる。すなわち、例えば化粧枠17へ
吹き付ける風雨等により、この化粧枠17と前記
換気用鉄板5との間に雨水等が入り込んだとして
も、上記コ字形部12の上面を伝わつて容易に排
出されるから、換気用鉄板5の腐食が防止されて
耐久性が向上するという利点がある。
なお、上記において、換気用鉄板5及び化粧枠
17の取付け方法はどのような方法でもよい。
本考案は以上のような構成であり、このように
本考案においては、建物の妻側壁面に設けた換気
口に取付けられた換気用鉄板と、その鉄板の外側
に取付けられた木製の化粧枠とによる2重構造と
なつているから、外側の化粧枠が火災時に焼失し
たとしても、火災の浸入又は噴出が内側の鉄板に
よつて防止されることから、広く一般に好まれる
木の素材を生かした外観形状が得られ、耐火性を
も考慮しつつ需要者の要望に応えることが可能と
なつたものである。また、このように外側の化粧
枠と内側の換気用鉄板とによる2重構造とするこ
とにより、鉄板に化粧細工を施す場合に比較して
安価となる利点がある。更に、本考案において
は、二つに別れた上部鉄板と下部鉄板とを有機的
に組み合わせる構成としているから、両者間に換
気用通路を形成するに際しても、例えば下部鉄板
の上端を内方へ折り曲げるだけの簡単な工作で済
むことから、換気用通路を有する一体物を換気口
に取付ける場合に比して施工コストが低減される
という利点がある。しかも、上記の換気用上部鉄
板と換気用下部鉄板とによつて有機的に形成され
た換気用通路が、外側下方から内側上方へ向かう
構造となつているばかりでなく、その換気用通路
の入口は、この換気用通路に連通し、かつ外側か
ら内側へ向けて傾斜状に上昇する換気スリツトを
有する前記の化粧枠によつて覆われているから、
雨水はまず上記換気スリツトを通つて換気用通路
側に入らなければならず、雨水の浸入を有効に防
止できるという効果が得られる。また、その上面
が外方へ向かつて傾斜状に降下する折曲部が前記
の下部鉄板の下端部分に連続して設けられて、そ
の折曲部の上方に前記の化粧枠の下端部分が配置
されているから、仮に外側の化粧枠と内側の換気
用鉄板との間に雨水が浸入したとしても、上記の
折曲部の上面を伝つて容易に排出されることにな
り、雨水等の滞留に起因する換気用鉄板の腐食が
防止されて耐久性が向上するという利点がある。
更に、前記の化粧枠の換気スリツトは複数個形成
されているため、各スリツトの幅を小さくしても
充分な換気量を確保することができることから、
そのように小幅のスリツトとすることにより、鼠
や小鳥の侵入を防止できるという効果が得られ
る。なお、化粧枠は、本実施例の如く屋根形とす
れば、従来の4角形のものに比較して建物との一
体観が強調でき、より外観が良好となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案実施例における換気用鉄板の
取付け方法を示す分解斜視図、第2図は同じく化
粧枠の取付け方法を示す分解斜視図、第3図は化
粧枠の取付け状態を示す正面図、第4図は化粧枠
の中央縦断端面図、第5図は換気用鉄板の取付け
状態を示す縦断面図である。 3……換気口、6……換気用上部鉄板、7……
換気用下部鉄板、8……凹部、9……換気用通
路、12……換気用下部鉄板のコ字形部、17…
…化粧枠、21……換気スリツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 建物の妻側壁面に設けた換気口に、この換気口
    の上部を覆う換気用上部鉄板と、下部を覆う換気
    用下部鉄板とを取付けて、これら上・下部鉄板の
    端部を互いにオーバーラツプせしめるとともに、
    上記上部鉄板の下端若しくは下部鉄板上端の少な
    くとも一方に凹部を形成して、外側下方から内側
    上方へ向かう換気用通路を設け、この換気用通路
    に連通し、かつ外側から内側へ向けて上昇する傾
    斜状の複数の換気スリツトを有する木製の化粧枠
    を、前記上・下部鉄板に取付て上記換気用通路を
    覆うとともに、その上面が外方へ向かつて傾斜状
    に降下する折曲部を上記の下部鉄板の下端部分に
    設けて、その折曲部の上方へ前記化粧枠の下端部
    分を配置したことを特徴とする矢切換気装置。
JP1980009315U 1980-01-28 1980-01-28 Expired JPS6311216Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1980009315U JPS6311216Y2 (ja) 1980-01-28 1980-01-28

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JP1980009315U JPS6311216Y2 (ja) 1980-01-28 1980-01-28

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Publication Number Publication Date
JPS56110210U JPS56110210U (ja) 1981-08-26
JPS6311216Y2 true JPS6311216Y2 (ja) 1988-04-01

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ID=29605964

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JP1980009315U Expired JPS6311216Y2 (ja) 1980-01-28 1980-01-28

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52148915A (en) * 1976-06-03 1977-12-10 Nippon Jiyuutaku Paneru Kougiy Corrosion preventive device of wooden house frame work*etc*

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JPS52148915A (en) * 1976-06-03 1977-12-10 Nippon Jiyuutaku Paneru Kougiy Corrosion preventive device of wooden house frame work*etc*

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JPS56110210U (ja) 1981-08-26

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