JPS63112074A - 金属缶胴の製造方法と装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は金属缶胴の製造方法および装置に関し、さらに
詳しくは比較的薄い金属ブランクより高速度で製造する
のに適した、重ね合せ部を接合し又なる金属缶胴の製造
方法および装置に関すｂｏ（従来の技術） 重ね合せ部をマツシュシーム溶接によシ接合してなる金
属缶胴の製造は従来次のようにし、て行なわれていた。

先づ平板状の金属ブランクをロールフォーマ−等によシ
丸めて１円筒状の缶胴プリフォームを形成し、このプリ
フォームをチェーン又は往復ロッドに付いた爪で後端部
を押して、接合１装置まで搬送した後、所謂台パーと称
するゲージとプリフォームの外周を規定する鼓状の案内
ロール群の組合せによって、所定幅の重ね合せ部を形成
し、この重ね合せ部を接合する。

しかしながら上記従来の方法を、厚さ０．１３ｍ以下の
極く薄い金属ブランクに適用しようとすると、０）スプ
リングバックが大きいため（スゾリングバックは、他の
条件が等しければ板厚が薄くなるほど大きくなる）、缶
胴グリフオームを、重ね合せ部を形成可能な円筒状に保
持することが困難である、（ロ）缶胴プリフォームを高
速度（例えば毎分５００缶）で搬送しようとすると、後
端部に爪跡がつくか、または局部的変形が生ずる、およ
び（ハ）前記重ね合せ部を形成するさい、局部的な撓み
や座屈等の変形を生じ易く、そのため所定幅の重ね合せ
幅を精度良く形成することが困難である等の問題が生じ
易い。

重ね合せ部を接着剤によ多接合してなる金属缶胴の製造
の場合も、前記（イ）、（ロ）の問題が生じ易い。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明は、後端部に爪跡や局部的変形を生ずることなく
、かつ所定の重ね合せ部幅を確保し℃、重ね合せ部を接
合してなる金属缶胴を、極く薄い金属ブランクよシ高速
度で製造するのに適した、金属缶胴の製造方法と装置を
提供することを目的とする。

（問題点を解決するだめの手段）・ 本発明の金属缶胴の製造方法は、金属ブランクをフレキ
シブルコンベア上に送入し、該ブランクを該コンベアに
止着して搬送しながら、該コンベアを断面欠円状に丸め
て、該ブランクを重ね合せ部を有する缶胴グリフオーム
に成形し、該コンベアを丸めた状態で該重ね合せ部を接
合することを特徴とする。

本発明の金属缶胴の製造装置は、ゴム磁石よりなる無限
循環するフレキシブルコンベア、金属ブランクを該コン
ベア上に送入する装置、該コンベアの上側行路に沿って
配設された、該コンベアを断面欠円状に丸めて、該ブラ
ンクを重ね合せ部を有する缶胴グリフオームに成形する
成形案内ロール装置、および該コンベアの前記重められ
た部分の間隙部に沿って配設された、該重ね合せ部の接
合装置を備えることを特徴とする。

金属ブランクとしては、強磁性体よりなるもの、特に厚
さ０．０５〜０．１３＋ｍｎの、極く薄い表面処理鋼板
（例えば錫めっき鋼板、ティンフリースチール等の）よ
り形成されたものが好ましく用いられる。

接合法としては、電気抵抗マッシ、シーム溶接法、もし
くは接着剤（例えばポリアミド樹脂、線状ポリエステル
樹脂等の）接合法が好ましく用いられる。

−（作用） 本発明の方法は、ブランクをフレキシブルコンベアに止
着した状態で、コンベアを断面欠円状に丸めることによ
って、ブランクを重ね合せ部を有する缶胴プリフォーム
に形成し、コンベアを丸めた状態で重ね合せ部を接合す
るのであるから、ブランクが極く薄い場合でも、接合の
さい缶胴グリフオームを重ね合せ部を有する円筒状に保
持し、かつ重ね合せ部の福を所定偏にすることが容易で
あり、かつブランクが極く薄い方が、その変形抵抗がよ
シ小さいので、コンベアと共にブランクを丸めることが
容易となる。

ブランクおよび缶胴プリフォームをコンベアに止着して
搬送するのであるから、搬送に爪を必要としない。従っ
て缶胴グリフオーム、つまり金属缶胴の後端部に爪跡が
ついたり、局部的変形が生ずるおそれがない。

本発明の装置は、ゴム磁石よりなるフレキシブルコンベ
アを備えるので、金属ブランクが強磁性体よりなる場合
、金属ブランクをコンベアに止着することが容易である
。また成形案内ロール装置を備えるので、コンベアを断
面欠円状に丸めて、ブランクを重ね合せ部を有する缶胴
シリフオームに形成することが可能である。さらに接合
装置はコンベアの丸められた部分の間隙部に溢って配設
され℃いるので、コンベアを丸めた状態で、従って缶胴
シリフオームに重ね合せ部が形成された状態で、重ね合
せ部の接合を行なうことが可能である。

（実施例） 第１図、第２図において、２４１２６は表面処理鋼帯の
コイル２０よシ巻戻して、鋼帯２２をカッターロール２
８．３０の間に送入するフィードロールである。下部カ
ンタ−ロール２８は対向する１対の刃３２を有しており
、上部カッターロール３０と協同して、鋼帯２２を一定
の長さに切断して、金属ブランク１２を形成する。

上部カンタ−ロール３０は、鋼帯２２および金属ブラン
ク１２をその円筒面上に真空吸着するための複数の吸着
孔３４を備えている。各吸着孔３４は、ロータリ真空バ
ルブ（図示されない）を介して真空源（図示されない）
に接続し、ロータリ真空バルブは、各吸着孔３４がロー
ル３０の下側周面３０ａＫ？８った位置にあるとき当該
吸着孔３４を真空源に接続し、上側周面３０ｂＫ浴りた
位置にあるとき当該吸着孔３４を大気に開放するように
構成されている。

１８は：＋”ム磁石よシなるフレキシブル・コンベアで
あって、特に幅方向に撓み易く構成されている。コンベ
ア１８は駆動ロール３６および７０によって、夫々押え
ロール３８．４０および７２による押圧下に矢印方向に
フィードされて無限循環する。

カッターロール２８．３０により切断形成されたブラン
ク１２は、上部ロール３０によってコンベア１８上に送
入されると、その磁力によってコンベア１８上に止着し
、上部押えロール４０とコンベア１８の間を通って矢印
方向に搬送される。

コンベア１８の幅はブランク１２の幅よシも若干狭く（
例えば約１０■狭く）定められておシ、ブランク１２の
両側端部１４，１６がコンベア１８より僅かにはみ出る
ようにブランク１２は送入される。

コンベア１８の上側行路に沿って上流側より下流側に向
って、順次１対のピンチロール４２゜４４周面が断面円
弧状に僅かに凹んだ下部成形案内ロール４６、局面が断
面円弧状（曲率半径が缶胴プリフォーム８の半径よシコ
ンベア１８のほぼ厚さ分大きい）に凹んで鼓状の下部成
形案内ロール４８、ロール４８に対向する太鼓状の内側
成形案内ロール５０（第３図）、鼓状の下部成形案内ロ
ール５２、ロール５２に対向する太鼓状の内側成形案内
ロール５４、対向する１対の鼓状の側部成形案内ロール
５６，５８、軸心がロール５６　、５８の軸心と同一の
鉛直面上にある鼓状の上部成形案内ロール６２、および
ロール６０に対向する太鼓状の内側成形案内ロール６０
（第４図）が配設されていて、これらの成形案内ロール
によってフレキシブルコンベア１８は下流に向って徐々
に、上方に間隙部１０を有する断面欠円状に丸められる
。

第４図に示すように、上部成形案内ロール６２は間隙部
１０の曙を規定すると同時に、内側成形案内ロール６０
と協同して、ブランク１２の側端部１４．１６を重ね合
せて重ね合せ部１３を形成する。間隙部１０の上流側近
傍には、断面例コ字形の下部突出部８０ａを有するガイ
ド板８０が配設されている（第３図）。

コンベア１８が丸められると同時に、コンベア１８に止
着されたブランク１２も円筒状に丸められて缶胴プリフ
ォーム８に形成される。そのさいブランク１２の１方の
側端部１４の端面１４ａは、ガイド板８０の下部突出部
８０ａの基部コーナ８０ｂに接触して周方向および上方
へ動きを規制され、他方の側端部１６は下部突出部８０
ａの下面に接触して上方への動きを規制される。上記規
制のため、ロール６０．６２による缶胴プリフォーム８
の重ね合せ部１３が形成が容易となり、かつ重ね合せ部
幅を所定の幅にすることができる。

ロール５２，５６．５８の下流側近傍に、対向する１対
の鼓状の側部ガイドロール６６．６８および軸心がロー
ル６６の軸心と同一の鉛直面上にある鼓状の下部ガイド
ロール６４が配設されていて（第６図）、コンベア１８
はロール５６と６６の間の区間で間隙部１０を有する断
面欠円状に保持され、従って缶胴プリフォーム８もその
形状を保持される。

７４および７６は夫々外側電極ロールおよび内側電極ロ
ールであって、その軸心がロール６４の軸心と同一鉛直
面上に位置するように、かつロール間隙が間隙部ｌ・０
に位置するように配設されている（第５図、第６図）。

内側電極ロール７６はマンドレル７８の先端部に軸支さ
れ℃おり、外側電極ロール７４は、ピン８２の周りに揺
動可能なレバー８４に軸支されておシ、かつスプリング
８６によって溶接加圧力を加えられるようになりている
。外側電極ロール７４は、その周速がコンベア１８の搬
送速度と同一になるように、図示されない駆動装置によ
り駆動される。なお電極ロール７４および７６は冷媒に
よって内部冷却される。

缶胴プリフォーム８は、電極ロール７４．７６によって
重ね合せ部１３をマツシュシーム溶接されて溶接部１を
有する金属缶胴２に形成される。

ロール６６の下流側においてコンベアＩ８は、除徐に元
の平板状に戻され、金属缶胴２は図示されないフィード
機構によシ、コンベア１８よシ次工程に送出される。な
お図示されないが、電極ロール７４および７６の夫々と
重ね合せ部１３の間に、公知の線状電極を介し℃マツシ
ュシーム溶接を行なっ℃もよい。

次に接着剤により接合された金属缶胴を製造する実施例
について述べる。

両側縁部（ブランク１２の側端部１４．１６に対応する
）に、公知の態様の接着剤層（図示されない）を形成さ
れたコイル２０を用意し、コイル２０よシ前記と同様の
装置で缶胴グリフオーム８を形成する。第７図はこの缶
胴ノリフオーム８の重ね合せ部１３を接着剤接合する装
置の例を示したものであって、第５図と同一符号の部分
は同様な部分を示す。

９０は重ね合せ部１３の通路の上方に、重ね合せ部１３
に接近するよう配設された高周波誘導加熱コイルであり
、９２．９４は加圧ロールであシ、９６．９８は冷媒（
例えば−４０℃の）によって内部冷却された多段冷却ｄ
−ル装置である。

重ね合せ部１３の側端部１４．１６の接着剤層（図示さ
れない）は、加熱コイル９０により℃加熱溶融した後、
加圧口〜ル９２，９４によって加圧されて融着した後、
冷却ロール装置９６　、９８によって急冷固化する。か
＜Ｌ”’Ｃ接着剤接合部１００を有する金属缶胴２が形
成される。なお１０２および１０４は夫々、ロール５２
および５４と同様な形状の案内ロールである。

（発明の効果） 本発明によれば、金属ブランクがごく薄い場合であって
も、後端部に爪跡や局部的変形を生ずることなく、所定
の重ね合せ幅を確保して、重ね合せ部を接合してなる金
属缶胴を高速で製造できるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例である、溶接金属缶胴を製造す
るための装置の斜視図、第２図、第３図、第４図、第５
図および第６図は夫々、第１図の■−■線、ｍ−ｍ線、
ｆｌ／−ＩＶ線、Ｖ−Ｖ線および■−■線に沿う縦断面
図、第７図は本発明の他の実施例である接着剤接合金属
缶胴を製造するだめの装置の、第６図に対応する部分近
傍の縦断面図である。 １・・・溶接部、２・・・金属缶胴、８・・・缶胴グリ
フオーム、１０・・・間隙部、１２・・・金属ブランク
、１３・・・重ネ合セ部、１８・・・フレキシブルコン
ベア、３０・・・上部カッターロール（金属ブランクを
コンベア上に送入する装置）、４６，４８，５０゜５２
．５４，５６．５８，６０，６２・・・成形案内ロール
、７４．７６・・・電極ロール（接合装置）、９０・・
・高周波誘導加熱コイル（接合装置）、９２゜９４・・
・加圧ロール（接合装置）、９６．９８・・・冷却ロー
ル装置（接合装置）、１００・・・接着剤接合部。 第３図 第４図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）金属ブランクをフレキシブルコンベア上に送入し
   、該ブランクを該コンベアに止着して搬送しながら、該
   コンベアを断面欠円状に丸めて、該ブランクを重ね合せ
   部を有する缶胴プリフォームに成形し、該コンベアを丸
   めた状態で該重ね合せ部を接合することを特徴とする金
   属缶胴の製造方法。
2. （２）ゴム磁石よりなる無限循環するフレキシブルコン
   ベア、金属ブランクを該コンベア上に送入する装置、該
   コンベアの上側行路に沿って配設された、該コンベアを
   断面欠円状に丸めて、該ブランクを重ね合せ部を有する
   缶胴プリフォームに成形する成形案内ロール装置、およ
   び該コンベアの前記丸められた部分の間隙部に沿って配
   設された、該重ね合せ部の接合装置を備えることを特徴
   とする金属缶胴の製造装置。