JPS63109851A - 縫合糸の保存方法 - Google Patents

縫合糸の保存方法

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JPS63109851A
JPS63109851A JP62130013A JP13001387A JPS63109851A JP S63109851 A JPS63109851 A JP S63109851A JP 62130013 A JP62130013 A JP 62130013A JP 13001387 A JP13001387 A JP 13001387A JP S63109851 A JPS63109851 A JP S63109851A
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suture
polyglycolic acid
copolymer
spinning
intrinsic viscosity
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高柳 弘
忠 小林
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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    • A61L17/06At least partially resorbable materials
    • A61L17/10At least partially resorbable materials containing macromolecular materials
    • A61L17/12Homopolymers or copolymers of glycolic acid or lactic acid
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    • A61B2017/00004(bio)absorbable, (bio)resorbable, resorptive

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ポリグリコール酸またはi−ラクタイドを1
5モル%以下含有するグリコール酸共重合物から得られ
た外科用縫合糸の保存方法に関する。
(従来技術及び問題点) ポリグリコール酸、ポリラクタイドおよびこれらの共重
合物は、固体の生体吸収性および加水分解性の重合体で
あり、縫合糸などの外科用に使用されている。これらの
縫合糸用重合体として、ポリグリコール酸は、通常、例
えば、特公昭45−13595号に記載されているよう
に塩化第一錫、ステアリン酸第一錫のような重合触媒を
モノマーに対して0.0005〜0.0025重M工程
度用い、これと助触媒としてラウリルアルコールなどの
飽和脂肪族アルコールを若干用いて、200℃以上の高
温で重合させて得られている。
また、グリコライドと2−ラクタイドとの共重合は、例
えば、特公昭56−14688号に記載されているよう
に85〜90モ、ルχのグリコライドと10〜15モル
χのl−ラクタイドとの混合物を、オクタン酸第一錫の
みを、七ツマ−に対してso、 ooo〜150.00
第一錫のみを、モノマーに対して50.000〜150
,000:1モル比の割合、部ち、0.008〜0.0
027重I%用いて、200 ’C以上の高温で重合さ
せて得られている。
このようなポリグリコール酸またはその共重合物は、外
科用縫合糸として、天然の腸線より多くの長所を有する
ことが知られているが、その長所の中には一方では短所
となっている。
例えば、特長である加水分解性能は縫合糸の保存上問題
を生じ、特にポリグリコール酸は水分に曝されると急速
に引張り強度が低下し、生体分解性が損なわれる。従っ
て、これの縫合糸の保存には水分を完全に遮断する必要
があるとされている。
ポリグリコール酸から得られる縫合糸の保存に関して、
特公昭49−44754号明細書には、縫合系のバッキ
ングに際してアルミ箔などの水分を完全に通さない容器
を用い、空気遮断下、水分が殆ど零になる状態まで充分
な時間加熱乾燥させて水分を完全に追い出し、真空包装
または窒素、アルゴンなどの不活性ガスで置換して水分
を零にした状態で包装する方法が記載されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このように水分を零にするような厳密な
包装は、非常に手間のかかる不便な方法であり、またこ
のような厳密なバッキングにより管理保存しても、貯蔵
環境によっては極く微量の水分が混入しても縫合糸の劣
化が避けられず、品質にばらつきが生じる。
本発明の目的は、ポリグリコール酸またはその共重合物
より得られる縫合糸の保存を、前記の特公昭49−44
754号明細書に記載の方法のような手間のかかる、厳
重な水分遮断による管理保存方法ではなく、通常の医薬
品保存において実施されている程度に水分を排除した包
装により保存する方法および縫合糸を包装したパッケー
ジを提供することである。
本発明者等は、このような目的の達成のため鋭意検討し
、その結果、ポリグリコール酸またはその共重合物でも
特定の物性を有する縫合糸であれば厳重な水分遮断によ
る管理保存方法でなくても、保存可能であることを初め
て見出して、本発明を完成した。
(問題を解決するための手段) 本発明は、ポリグリコール酸またはその共重合物より得
られる縫合糸であって、その固有粘度[η〕で代表され
る粘度平均重合度が特定の値以上の縫合糸であれば、厳
重な水分遮断による管理保存方法ではなくても、通常の
使用期間保存されたあとでも、生体分解性が損なわれる
ことなく使用できる縫合糸の保存方法である。
言い換えれば、本発明は、ポリグリコール酸またはその
共重合物より得られる縫合糸を、縫合糸の固有粘度〔η
〕で管理保存する方法である。
本発明の方法によれば、包装に際して、通常の方法、す
なわち、縫合糸を包装する容器は掻く微量の水分なら通
過しても差し支えなく、実質的に殆ど水分を通さない程
度であれば充分であり、このような容器を用いて、通常
市販されている程度の乾燥空気を縫合糸バッキング時に
充填させておくだけの簡単な包装で充分貯蔵可能である
すなわち、本発明は、ポリグリコール酸またはグリコラ
イドとこれに対して15モル%以下の!−ラクタイドと
のグリコール酸共重合物を紡糸して得られる固有粘度が
0.85以上である縫合糸を、実質的に水薫気を通さな
い材料で作られた容器に内蔵し、乾燥空気を密封して包
装したポリグリコール酸またはその共重合物からなる縫
合糸の保存方法、およびこの方法で包装されたポリグリ
コール酸またはその共重合物からなる縫合糸パッケージ
を提供するものである。
このように、本発明のポリグリコール酸または共重合物
縫合糸の保存方法は、縫合糸の有する固有粘度に基づい
て管理保存され、重合度の高い縫合糸にして保存するの
で、貯蔵中の縫合糸の経時変化による劣下は少なく、通
常の貯蔵期間経過後の縫合系でも充分使用できる。
本発明にかかわるポリグリコール酸およびその共重合物
は、グリコライド、2−ラクタイドを原料として製造さ
れる。ポリグリコール酸共重合物の場合は、2−ラクタ
イドをグリコライドに対して多くとも15モル%以下用
いて共重合させたものであり、この含有量を越える!−
乳酸単位の含有量の多い共重合物では所望の〔η〕を有
する縫合糸が得られない。
本発明の方法では、保存される縫合糸の固有粘度が重要
であり、そのためにはポリグリコール酸またはその共重
合物の重合方法にもまた考慮する必要がある6例えば、
前記したような公知の重合方法では、得られた重合体の
固有粘度【η〕にばらつきが生じたり、また固有粘度〔
η〕が通常0゜8程度のものしか得られない、このよう
な物性の縫合糸では本発明の保存方法は有効ではない。
したがって、本発明の方法において、縫合糸の製造に用
いられるポリグリコールまたはその共重合物はいずれも
、その重合において触媒として、オクタン酸第一錫を用
いるのが好ましい、これ以外の触媒、例えば、塩化第一
錫のような触媒を用いても所望の高重合度のポリグリコ
ール酸およびその共重合物は得られない。
重合触媒は、グリコライドまたはグリコライドとl−ラ
クタイドに対して0.001〜0.005重iχの範囲
で用いるのが好ましい、また助触媒及び重合Ill剤と
してはラウリルアルコールを用いて、これは触媒として
用いたオクタン酸第一錫に対して、60〜120倍と常
法より比較的多量に用いるのがよい。この範囲外の使用
量では、所望の物性が得難い。
また、重合温度は220〜240℃の範囲であり、比較
的高温で反応させる。
このような条件下で2〜6時間重合させて得られるポリ
グリコール酸および共重合物は、スズ含を量が極めて少
なく、分子量約1〜10万の間となり、以下のように定
義し、測定した固有粘度が0.85〜1.1であって、
メルトインデックスが1.0〜5.0であるポリグリコ
ール酸または共重合物が得られる。
遥2LL ポリマーをフェノール(10重量部)とトリクロロフェ
ノール(7重量部)の混合溶媒に溶解しウベローデ粘度
計を用いて30+0.1℃、濃度0.5χで測定した対
数粘度の値を固有粘度とした。
メルトインデクス 門■) 米国材料試験協会(American 5ociety
 for Testing  Materials)で
発行されたASTM法01238−65Tに準じた方法
、すなわち、メルトインデクサ−で重ff1325gお
よび2.11のオリフィスを用いて230℃で押出し、
10分5たりのグラム数でMlを表示する。
本発明の方法においては、保存される縫合糸の固有粘度
は少なくとも0.85を有するものでなければならず、
そのためには、紡糸に用いるポリグリコール酸またはそ
の共重合物の固有粘度〔η〕は0.85〜1.1を有す
るものでなければならない。〔η〕が1.1を越えると
紡糸時の適切な押出性が得られず押出湯度を250℃以
上としなければならなず、たとえ紡糸後の〔η〕が0.
95程度と高いものが得られてもポリグリコール酸また
はその共重合物の熱劣化、分子量低下は避けられず良好
な紡糸ができない。
また、ポリグリコール酸またはその共重合物の〔η〕が
0.85未満であると、延伸時に糸切れが多くなり、歩
留りが悪くなる。また得られた縫合糸の〔η〕が0.8
以下となってしまう。
また本発明において使用される縫合糸の〔η〕は0.8
5以上であれば通常の貯蔵期間なら、なんら差し支えな
い。しかし、紡糸時の成形性、歩留りなどを考慮し、紡
糸後の縫合糸の〔η〕は0.85〜0.95の範囲のも
のが好ましく使用される。この範囲の〔η〕を有する縫
合糸を得るには紡糸条件によっては0.85程度の〔η
〕を有するポリグリコール酸またはその共重合物も使用
できるが、通常、紡糸に用いるポリグリコール酸または
その共重合物としては、〔η〕が0.9〜1.0の範囲
のものが好ましい。
前記のように重合におけるこれらの〔η〕の制御は、主
に、触媒と助触媒の使用割合によって自由に調整できる
0例えば、〔η〕が1.0〜1.1付近のものを得よう
とすれば、オクタン酸第一錫を、モノマーに対して0.
003〜o、 oos重Iχで使用し、ラウリルアルコ
ールをオクタン酸第一錫に対して60fflffi倍付
近で使用すればよい。
また、以上のようにして得られたポリグリコール酸また
はその共重合物から本発明に使用する縫合糸を得るには
、通常の溶融押出機を用いて8〜40大のノズルを通し
て溶融紡糸し、マルチフィラメントを製造する。
押出スクリューによる押出圧力は10〜200kg/c
+f、押出温度は熱劣化を防止するため250 ”C以
下、好ましくはポリグリコール酸の場合は230〜24
5℃の範囲であり、グリコール酸共重合物の場合は22
5〜235℃である。防止後は連続的に120℃に維持
された熱板上に導入され、ここで約4倍延伸して、引張
強度6.5g/デニール程度の〔η〕が0゜85以上の
良好なマルチフィラメントが得られる。
これは編組し常法に従い滅菌後密封し、手術用縫合糸と
する。
本発明の方法では、このようにして得られた縫合糸を、
実質的に水蒸気を通さない材料で作られた容器に内蔵し
、乾燥空気を密封して包装して保存される。すなわち、
得られた縫合系を、滅菌、乾燥した後、実質的に水分を
通さない容器に収納し、パックした容器に乾燥空気を充
填して保存される。
本発明に用いる容器は、通常、水分を殆ど通さない材料
として知られる材料を用いて作られた容器であれば何等
差支えがな(、したがって、アルミ箔などのような完全
に水蒸気を遮断する材料よりなる容器を必ずしも使用す
る必要はない、使用できる容器としては、例えば、通常
、腸線縫合系のパックに使用されているスコッチパック
(登録商品名で、主材料はポリエステル−ポリエチレン
のラミネートフィルム)やサラン(登録商品名で塩化ビ
ニールと塩化ビニリデン共重合体)−ポリエチレンのラ
ミネートフィルムなどを材料にした容器のようなものが
挙げられる。
また、本発明のバッキングの際充填される乾燥空気は、
通常の吸湿用モレキュラーシーブスのカラム中へ空気を
室温で通過させた程度の乾燥空気(露点−20″C1空
気に対する水含有量10− ”kg/kg)で充分であ
り、このような0.1%以下の水分を含有した乾燥空気
はボンベでも市販されており、容易に入手できる。
この乾燥空気を用いた場合、通常の市販包装形態のP1
Wi偏平状にバッキングされた場合は縫合糸に対して5
〜10pps+程度の水分比となる。
以上の方法によって外科手術用に加工された特定の開存
粘度を存するポリグリコール酸またはその共重合物から
得られる縫合糸を、乾燥空気とともに内包したパッケー
ジが得られる。外科手術に際して、このパッケージから
縫合糸を取り出して使用する。
このパッケージに、縫合糸は安定に保存されており、所
定の使用期間の保存でも生体分解性等の性能に劣化は殆
ど認められない。
以下、本願発明を実施例で説明する。
実施例−1 (1)ポリグリコール酸の重合および濱合糸の製造オキ
シ酢酸(グリコール酸)より得られたグリコライド(融
点83,5〜84.5℃)2kgを肉厚の円筒型ステン
レス製重合容器(セパラブル式の本体とカバーが分離可
能)に装入し、オクタン酸第一錫0.06g(0,00
3重量%、1.5 Xl0−’モル)のトルエン溶液1
0mlとラウリルアルコール5.4g(0,27重量%
、2.9 xlo−zモル、オクタン酸第一錫の90重
量倍)とを容器中へ添加し、真空(1〜5o+n+Hg
)で2時間脱気した後、窒素ガスで置換した。
この混合物を窒素雰囲気下でマントルヒータを用いて3
時間、230〜235℃で加熱、重合させた。
重合終了後はそのまま容器下部より抜き出し、ペレタイ
ザに導きペレット化すると、無色のポリグリコール酸1
.8kgが得られた。
このポリグリコール酸を前記した測定方法で粘度を測定
すると固有粘度〔η]・1.0であり、旧・2.2であ
った。
このペレットを通常の溶融押出機を用いて30大のノズ
ルを通して、押出圧力100kg/aa、押出温度24
5℃で溶融紡糸し、その後120℃の熱板上で4倍延伸
した結果、引張強度6.5g/デニールの良好なマルチ
フィラメントを得た。
このフィラメントを績組し、米国規格2−0サイズの縫
合糸を得た。
縫合糸の粘度を、これも前記した測定方法で測定すると
〔η〕・0.9であった。また直線抗張力は6.49k
gであった。
なお、直線抗張力は通常の強度測定機を用いて試料長2
 cm、クロスヘッドスピード100糟m/分、ストレ
ート時の切断強度を示す。
(2)縫合糸のバッキング (1)で得られたポリグリコール酸縫合糸を酸化エチレ
ン蒸気で滅菌した後、70℃で3時間真空乾燥し、市販
の乾燥空気ボンベ(水分台to、iχ)で置換した。 
このように滅菌、乾燥した縫合系を、予め乾燥空気中に
保存しておいた市販の腸線用パッケージ(スコッチバッ
ク)へ装入し、乾燥空気を充填しながら密封バッキング
した。
また、比較サンプルを得るため、特公昭45−1359
5明細書記載の実施例1の方法で製造したポリグリコー
ル酸より、上記(1)の実施例と同様の方法で紡糸、編
組して縫合糸を得た。このものの〔η〕は0.80、直
線抗張力は6.43kgであり、この縫合糸を本発明の
縫合糸のバッキングと同様にしてスコッチバックに装入
密封した。
(3)貯蔵後の縫合糸溶解性試験 このようにして得られたそれぞれの縫合糸が封入された
パッケージをそのまま、および55.6℃相対湿度10
χ(1週間の貯蔵は22゛Cにおける1年間の保存に相
当)の条件下で5週間貯蔵した後、開封し縫合糸を37
℃の生理的食塩水に漬け、1週、2週、3週および4週
目後に取出し直線抗張力を測定した。その結果を表1に
示す。
表かられかるように、5週間貯蔵後の縫合糸は〔η〕が
0.8のものは4週間後は残存抗張力が殆どなくなり、
縫合糸の機能を果たさないことがわかった。また、〔η
〕が0.9のものは、ごく微量の水分は縫合糸の機能に
は殆ど影響されず、通常の市販品が実施されている程度
の貯蔵期間経過後でも充分使用できることがわかった。
実施例−2 (1)グリコール酸共重合物の重合および縫合糸の製造 オキシ酢酸(グリコール酸)より得られたグリコライド
(融点83.5〜84.5℃)1.8kgl1!:、f
−乳酸より得られたi−ラクタイド0.2kgを肉厚の
円筒型ステンレス製量合容器(セパラブル式の本体とカ
バーが分離可能)に装入し、オクタン酸第一錫0゜06
8 (0,003重量%: 、 1.5 Xl0−’モ
ル)のトルエン溶液10111 (!: ’j ’7 
’J /L/77L/ :I−ル5.4g(0,27重
5H12,9XIQ−”モル、オクタン酸第一錫の90
重量倍)とを容器中へ添加し、真空(1〜5m+*)f
g)で2時間脱気した後、窒素ガスで置換した。
この混合物を窒素雰囲気下でマントルヒータを用いて3
時間、220〜230″Cで加熱、重合させた。
重合終了後はそのまま容器下部より抜き出し、ベレタイ
ザに導きベレット化して、グリコール酸−2−乳酸共重
合物を1.8 kg得た。この共重合物はN?IRS定
結果グリコール酸単位91モルχ、乳酸単位9モル2で
あった。
また、このグリコール酸共重合物を前記した測定方法で
粘度を測定すると固有粘度〔η) −0,95であり、
旧−2,5であった。
このベレットを通常の溶融押出機を用いて30大のノズ
ルを通して、押出圧力100kg/cj、押出温度23
0℃で溶融紡糸し、その後120℃の熱板上で4倍延伸
した結果、引張強度6.3g/デニールの良好なマルチ
フィラメントを得た。
このフィラメントを瘍組し、米国規格2−0サイズの縫
合糸を得た。
縫合糸の粘度を測定すると〔η〕・0.89であった。
また直線抗張力は6.12kgであった。
なお、直線抗張力は通常の強度測定機を用いて試料長2
cm+、クロスヘッドスピード100mm/分、ストレ
ート時の切断強度を示す。
(2)縫合糸のバッキング (1)でポリグリコール酸共重合物縫合糸を酸化エチレ
ン蒸気で滅菌した後、70℃で3時間真空乾燥し、市販
の乾燥空気ボンベ(水分含量0.1χ)で置換した。 
このように滅菌、乾燥した縫合糸を、予め乾燥空気中に
保存しておいた市販の腸線用パッケージ(スコッチバッ
ク)へ装入し、乾燥空気を充填しながら密封バンキング
した。
また、比較サンプルを得るため、特公昭56−1468
8明細書記載の実施例1の方法で製造したポリグリコー
ル酸−l−乳酸共重合物より、上記(1)の実施例と同
様の方法で紡糸、編組して縫合糸を得た、このものの〔
η〕は0.81、直線抗張力は6.13kgであり、こ
の縫合糸を本発明の縫合糸のバッキングと同様にしてス
コッチバックに装入密封した。
(3)貯蔵後の縫合糸熔解性試験 このようにして得られたそれぞれの縫合糸が封入された
パッケージをそのまま、および55.6℃相対湿度10
χ(1週間の貯蔵は22℃における1年間の保存に相当
)の条件下で5週間貯蔵した後、開封し縫合系を37℃
の生理的食塩水に漬け、1週、2週、3週および4週目
後に取出し直線抗張力を測定した。その結果を表2に示
す。
表かられかるように、5通間貯蔵後の縫合糸は〔η〕が
0.81のものは4週間後は残存抗張力が殆どなくなり
、縫合糸の機能を果たさないことがわかった。また、〔
η〕が0.9のものは、ごく微量の水分は縫合糸の機能
には殆ど影響されず、通常の市販品が実施されている程
度の貯蔵期間経過後でも充分使用できることがわかった

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポルグリコールル酸、またはグリコライドとこれ
    に対して15%以下のl−ラクタイドとのグリコール酸
    共重合物を紡糸して得られる固有粘度が0.85以上で
    ある縫合糸を、実質的に水蒸気を通さない材料で作られ
    た容器に内蔵し、乾燥空気を密封して包装するポリグリ
    コール酸またはその共重合物からなる縫合糸の保存方法
  2. (2)ポリグリコール酸またはグリコール酸共重合物が
    、グリコライドまたはグリコライドとl−ラクタイドに
    対し、0.001〜0.005重量%のオクタン酸第一
    錫、およびオクタン酸第一錫に対して60〜120重量
    倍のラウリルアルコールを用い、220〜240℃で重
    合して得られる重合物である特許請求の範囲第(1)項
    記載の方法。
  3. (3)ポリグリコール酸またはグリコール酸共重合物の
    固有粘度が、0.85〜1.1(フェノール10重量部
    とトリクロールフェノール7重量部からなる溶剤に溶解
    させた0.5g/100ml溶液)の範囲にある特許請
    求の範囲第(1)項記載の方法。
  4. (4)ポリグリコール酸のまたはグリコール酸共重合物
    の固有粘度が、0.9〜1.0の範囲である特許請求の
    範囲第(3)項記載の方法。
  5. (5)ポリグリコール酸の紡糸が、235〜245℃で
    実施したものである特許請求の範囲第(1)項記載の方
    法。
  6. (6)グリコール酸共重合物の紡糸が225〜235℃
    で実施したものである特許請求の範囲第(1)項記載の
    方法。
  7. (7)ポリグリコール酸またはグリコール酸共重合物を
    紡糸後の縫合糸の固有粘度が、0.85〜0.95の範
    囲である特許請求の範囲第(1)項記載の方法。
  8. (8)乾燥空気が、0.1以下の水分を含有するもので
    ある特許請求の範囲第(1)項記載の方法。
JP62130013A 1986-06-02 1987-05-28 縫合糸の保存方法 Pending JPS63109851A (ja)

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JP61-125909 1986-06-02
JP12590986 1986-06-02

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CA1293475C (en) 1991-12-24
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