JPS63108260A - 質量分析装置を用いた定性分析方法 - Google Patents

質量分析装置を用いた定性分析方法

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JPS63108260A
JPS63108260A JP61253485A JP25348586A JPS63108260A JP S63108260 A JPS63108260 A JP S63108260A JP 61253485 A JP61253485 A JP 61253485A JP 25348586 A JP25348586 A JP 25348586A JP S63108260 A JPS63108260 A JP S63108260A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
channels
output signal
mass
threshold level
charge ratios
Prior art date
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Pending
Application number
JP61253485A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Kobayashi
勉 小林
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Jeol Ltd
Original Assignee
Jeol Ltd
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Publication date
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  • Other Investigation Or Analysis Of Materials By Electrical Means (AREA)
  • Electron Tubes For Measurement (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は質1分析装置を用いた定性分析方法に関し、特
に選択イオンモニター法を利用することにより、感度の
すぐれた定性分析を行なうことのできる分析方法に関す
る。
[従来技術1 ガスクロマトグラフ(GC)と質重分析装置(MS)を
結合したGCMSが広く普及している。
このGCMSは、混合物試料をGCによって各成分に分
離展開し、この分離された各成分を順次MSへ導入する
と共に、MSにおいて繰返し質量数掃引を行ない、得ら
れた質量スペクトルデータに基づき、例えば特定の質量
範囲に含まれるイオン総量の時間的変化を示すRIC(
リコンストラクテッド・イオン・クロマトグラム)等を
求めている。
第5図はRIGを説明するための因であり、一定間隔で
測定された質量スペクトルSo 、 31 。
S2 、 S3 、  ・・・が時間を一質吊電荷比m
/Z平面上に並べられ、各スペクトル中に含まれるイオ
ンの総出をプロットした曲線としてRICが得られる。
そして、RICは表示装置の画面上に横軸を時間軸とし
て表示される。
ところで、GCMSを用いて多成分混合物中の特定成分
を同定する場合、従来は試料を注入してからRICにピ
ークとして出現するまでの保持時間(リテンションタイ
ム)に着目したり、更にそのピークが出現した時の質量
スペクトルをライブラリーサーチすることにより、その
特定成分を決定している。
[発明が解決しようとする問題点] ところが、このような従来の方法では、RICにピーク
として現われないような微量成分は見逃されてしまうた
め、ある程度以上の濃度で存在する試料成分しか同定す
ることができなかった。
本発明は上述した点に鳳みてなされたものであり、選択
イオンモニター法をライブラリーサーチと結びつけるこ
とにより、RIGにピークとして現われないような微量
成分であっても同定することのできる定性分析方法を提
供することを目的としている。
[問題点を解決するための手段1 この目的を達成するため、本発明の定性分析方法は、選
択イオンモニター法により予め定めた複数チャンネルの
異なった質m電荷比のイオンをタイムシェアリングでモ
ニターすると共に、モニター出力として得られる各チャ
ンネルの出力信号を予め定めたスレッショルドレベルと
比較し、全チャンネルの出力信号がスレッショルドレベ
ルを越えた時刻における各チャンネルの出力信号強度情
報を記憶し、該出力信号強度情報と各チャンネルの質量
電荷比に基づき、予め各チャンネルの質m電荷比と強度
比について作成したライブラリーデータベースを検索す
るようにしたことを特徴としている。
[作用コ 本発明においては、イオン源におけるイオン加速電圧又
は分析磁場強度を複数段階に繰返しスイッチングするこ
とにより、予め定めた複数チャンネルの異なった質量電
荷比のイオンのみをタイムシェアリングでモニターする
、所謂選択イオンモニター(selected ion
 monitorina : S I M )法を採用
し、全チャンネルの出力信号がスレッショルドレベルを
越えた時に特定成分が出現したと判断し、その時刻にお
ける各チャンネルの出力信号強度を一種のスペクトルと
して記憶する。そして、予め各チャンネルの質ff1W
荷比と強度比について作成したライブラリーデータベー
スを、上記記憶した出力信号強度と各チャンネルの質量
電荷比に基づいて検索するようにしており、感度的にす
ぐれている81M法の特徴を生かして微量成分の定性分
析を行なうことができる。
[実施例〕 以下、図面を用いて本発明の一実施例を詳説する。
第1図は本発明にかかる定性分析方法を実施するための
質量分析装置の一例を示す概略図である。
図において1はGC,2はイオン源39分析場4゜検出
部5より構成されるMS、6は!!@電源、7は質m電
荷比を5チヤンネル設定するための設定部、8はタイム
シェアリングされている5チヤンネルの出力信号を分離
して取出すための復調部、9はA−D変換器、10は5
チヤンネルの出力信号に基づいて波形を記録するプロッ
タ、11は5チヤンネルの出力信号を予め設定されたス
レッショルドレベルと比較する5つの比較器、12はこ
の5つの比較器のAND出力を得るためのAND回路、
13はこのAND回路の出力に基づいて5チヤンネルの
出力信号を記憶するレジスタ、14はこのレジスタに記
憶された5チヤンネルの出力信号強度に基づいてライブ
ラリー検索を行なうためのデータ処理装置、15はこの
データ処理装置に接続されるライブラリーデータベース
、16はライブラリーデータベース15に基づいて作成
された簡易ライブラリーデータベース、17は検索結果
を出力するプリンタである。
上述の如き構成において、多成分混合試料中に特定物質
へが存在するか否かを測定する場合、オペレータは例え
ば第2図に示すように予め知られているその物質への質
量スペクトル中の、物質Aに特有の5つのピークを選択
し、その5つのピークの質量電荷比m1〜m5を設定部
7に設定する。
この物質には多数の異性体A1〜Anが存在し、各異性
体の質mスペクトルにはm1〜m5のピークが存在する
が、その5つのピークの強度比は次表に示すようにすべ
て異なるものとする。
データ処理装置14は、多数の物質の質量スペクトルが
検索可能に登録されているライブラリーデータベース1
5に予備検索を施し、上記質量電荷比m1〜m5をスペ
クトルピークとして持つ物質のデータを抜出して簡易ラ
イブラリーデータベース16を作成する。このデータベ
ース16には、上記異性体A1−八〇をはじめとするご
く限られた数の物質のスペクトルデータのみが後出され
ることになる。
そして、GCIに対象となる多成分混合試料をインジェ
クトし、MS2の動作を開始させると、磁場電源6は分
析磁場の強度を第3図に示すようにmlに対応する強度
B (ml )からm5に対応する強度B (m5 )
までステップ的に変化させ、このステップ変化を充分に
短い周期で繰返す。復調器8は、検出部5から得られる
検出信号を上記ステップ変化に同期して復調(分離)す
るため、その5つの出力チャンネルからはm1〜m5の
イオンの強度の時間的変化を示す信号が得られる。
この5チヤンネルの出力信号をブロック10によりプロ
ットすれば、例えば第4図(a)に示すようなマスフラ
グメントグラムが得られることになる。
比較器11は、5チヤンネルの出力信号を適宜設定した
スレッショルドレベルと比較し、AND回路12はその
5チヤンネルの比較結果のAND出力を求めるため、A
ND回路12からは、5チヤンネルの出力信号が全てス
レッショルドレベルを越えた時、例えば第4図(b)に
おける時刻tのタイミングで一致パルスが発生する。レ
ジスタ13はこの一致パルスに基づいて、その時点の5
チヤンネルの出力信号強度d1〜d5を取込んで保持す
る。
そして測定後(あるいは測定継続中でもかまわないが)
、データ処理装置14は、このレジスタ13に保持され
た5チヤンネルの出力信号強度データを読込み、このデ
ータを各チャンネルの設定質量電荷比と(ml 、 d
i )、  (m2 、 d2 )。
・・・、(m5.d5)のように対応させた検索スペク
トルデータとして保持すると共に、この検索スペクトル
データに基づいて前記簡易ライブラリーデータベース1
6内のスペクトルデータを検索し、一致度が高いものを
捜し出す。例えばdl :d2 :d3 :d4 :d
5が0.4: 1: 0.6: 0.7:0.9であれ
ば上記時刻tに異性体A2が出現したものと判定され、
この判定結果はプリンタ17によって印字出力される。
尚、レジスタ13を複数用意しておぎ、AND回路12
から一致パルスが出力されるたびに、その時点の出力信
号強度を順次異なるレジスタに取込んで行くようにすれ
ば、1回の測定でm1〜m5のピークを持つ成分が複数
出現しても対応でき ゛る。
又、予め設定するピークの数は5本に限らず何本でも良
いことは言うまでもない。
更に、上記実施例では検索結果をプリンタによって出力
したが、例えばフラグメントグラムをCRT表示装置で
表示するような場合には、そのCRT画面に同時に表示
するよう゛にしても良い。
更に、上記実施例ではIl場強度のスイッチングによる
81M法を用いたが、イオン加速電圧のスイッチングに
よる81M法を用いても良いことは言うまでもない。た
だし、その場合には、加速電圧の変化(スイッチング)
に伴い、質mN荷比が大きい程強度が低下する傾向が出
て来るため、検索を行う前にそれを補正する必要がある
[効果] 以上詳述した如く、本発明では、予め選択された質量電
荷比のイオンのみを時分割的にモニターするため測定感
麿の高い31M法を利用し、選択した複数チャンネルの
出力信号が全てスレッショルドレベルを越えた時点の各
チャンネルの出力信号強度を記憶して簡易ライブラリー
データベースを検索するため、RIGに基づいてライブ
ラリー検索を行う従来では不可能であった微量成分につ
いても同定できる定性分析方法が実現される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる定性分析方法を実施するための
質量分析装置に一例を示す概略図、第2図はvt量スペ
クトルの一例を示す図、第3図は分析磁場強度ステップ
変化を説明するための図、第4図はフラグメントグラム
を説明するための図である。 1:GC2:MS 3:イオン源    4:分析場 5:検出部     6:磁場電源 7:設定部     8:復調部 9:A−D変換器  10:プロツタ 11;比較器    12 : AN[)回路13:レ
ジスタ   14:データ処理装置15ニライブラリ−
データベース 16:簡易ライブラリーデータベース 17:プリンタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 選択イオンモニター法により予め定めた複数チャンネル
    の異なった質量電荷比のイオンをタイムシェアリングで
    モニターすると共に、モニター出力として得られる各チ
    ャンネルの出力信号を予め定めたスレッショルドレベル
    と比較し、全チャンネルの出力信号がスレッショルドレ
    ベルを越えた時刻における各チャンネルの出力信号強度
    情報を記憶し、該出力信号強度情報と各チャンネルの質
    量電荷比に基づき、予め各チャンネルの質量電荷比と強
    度比について作成したライブラリーデータベースを検索
    するようにしたことを特徴とする質量分析装置を用いた
    定性分析方法。
JP61253485A 1986-10-24 1986-10-24 質量分析装置を用いた定性分析方法 Pending JPS63108260A (ja)

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JPS63108260A true JPS63108260A (ja) 1988-05-13

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ID=17252036

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004090526A1 (ja) * 2003-03-31 2004-10-21 Medical Proteoscope Co., Ltd. 試料解析方法及び試料解析プログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004090526A1 (ja) * 2003-03-31 2004-10-21 Medical Proteoscope Co., Ltd. 試料解析方法及び試料解析プログラム

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