JPS63107999A - 治療用ヒト抗シユ−ドモナス・アエルギノサ抗体 - Google Patents

治療用ヒト抗シユ−ドモナス・アエルギノサ抗体

Info

Publication number
JPS63107999A
JPS63107999A JP62195397A JP19539787A JPS63107999A JP S63107999 A JPS63107999 A JP S63107999A JP 62195397 A JP62195397 A JP 62195397A JP 19539787 A JP19539787 A JP 19539787A JP S63107999 A JPS63107999 A JP S63107999A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aeruginosa
monoclonal antibody
pharmaceutical composition
effective amount
reacts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62195397A
Other languages
English (en)
Inventor
モーリーン ガモン
ノラン エツチ.シガル
ハンス ジェー.ツウイーリンク
カレン エム.マイナー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Merck and Co Inc
Original Assignee
Merck and Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Merck and Co Inc filed Critical Merck and Co Inc
Publication of JPS63107999A publication Critical patent/JPS63107999A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 シュードモナス・アエルギノサ(Pseudomona
saeruginosa)は、感染の危険にさらされた
宿主、特に嚢胞性繊維症、熱傷の患者、放射線療法もし
くは化学療法をうけた癌患者、腹部手術をうけた患者及
び集中治療中の患者に感染することが多い遍在的な細菌
である。 P。
アエルギノサによる病院感染症は、病原株が抗生物質に
耐性であることが多いことから治療が困難である。有効
な抗生物質療法が存在しないということが、シュードモ
ナス属細菌感染症を治療予防するための新たな療法の研
究を促した。P、アエルギノサ感染が免疫系に関与して
いる可能性は、正常ヒト血清中における抗シュードモナ
ス・アエルギノサ抗体の検出に端を発した[ヤングら、
インフェクション・アンド・イムニティー、第2巻、第
495−503頁、1970年(Y oung、 et
al、、 Infection and Immuni
ty 2 ; 495−503 (1970))]、 
 P、アエルギノサ敗血症敗者症患けるシュードモナス
・アエルギノサエキソトキシンA及びリボ多糖類(LP
S)と反応するポリクローナル抗体の存在は、生存率の
増加と相関関係があった[ボラック及びヤング、ジャー
ナル・オブ・クリニカル・インベスティゲーション、第
63巻、第276−286頁、1979年(P oll
ackand Young、 Journal of 
C11nical Investi−gation 6
3 : 276−286(1979))]。
抗リす多糖類免疫グロブリンはP、アエルギノサ感染を
防止し得ることが、マウス熱傷敗血症モデルにおいて最
近証明された[クリズ(Cryz)ら、インフェクショ
ン・アンド・イムニティー、第39巻、第1072−1
079年、1983年]、 P、アエルギノサ免疫型1
,2゜4及び69国際抗原分類系血清型(I nter
na−tional Antigenic Typin
g System 5erotypes。
IATS)と反応する抗体をはじめとするヒトポリクロ
ーナルIgGは、同一免疫型の生存P、アエルギノサの
侵入からマウスを保護したが、他の免疫型に対しては保
護できなかった[コリンズ及びロビー、アメリカン・ジ
ャーナル・オブ・メディシン、第76巻、第168−1
74頁、 1984年(Collinsand Rob
y、 American Journal of Me
dicine76:168−174.1984]、  
ホーマ血清型[ホーマら、JPNジャーナル・オブ・エ
クスペリメンタル・メデイシン、第41巻。
第89−94頁、1971年(Ho+1ma at a
l、。
J P N J ournal of Experim
ental Medicine41:89−94(19
71))1 2.7及び13 P、アエルギノサLPS
と反応するマウスモノクローナル抗体(MAb)が製造
された。これらのMAbはマウス系における感染に対し
高度な保護を及ぼした[サワダら、ジャーナル・オブ・
インフェクショス・ディジーシス、第150巻、第57
0−576頁。
1984年(Sawada、 et al、、 Jou
rnal ofinfectious Disease
s 150 : 570−576(1984))]。
ヒト由来ポリクローナル又はマウスモノクローナルいず
れかの抗P、アエルギノサ抗体のヒトにおける治療的用
途は、強い制限をうけている。広汎な治療的用途のため
にヒトドナー血清から十分量の適当なポリクローナル抗
体を製造することは極めて困難である。P。
アエルギノサと反応するマウスMAbの使用は、抗体が
異物として認識されかつ個体が治療用MAbに対し潜在
的に有害な免疫応答を引き起こすことから、ヒトの場合
では実現不可能である。
P、アエルギノサエキソトキシンと特異的に反応するヒ
トモノクローナル抗体が製造された(欧州特許出願筒1
76.365号明細書)。 この抗体は、P、アエルギ
ノサ微生物が侵入した場合にマウスを保護することがで
きる。P、アエルギノサ細胞を凝集させ得るヒトモノク
ローナル抗体は、最近日本特許出願筒60−24862
6号明細書で明らかにされた。これらの抗体はIgGイ
ソタイプに属し、それらはP、アエルギノサ感染からマ
ウスを保護していることが示唆されている。
シュードモナス・アエルギノサの表面上に存在するリボ
多糖類と特異的に反応する抗体を分泌するヒトリンパ芽
球細胞系及びハイブリドーマが開発されている。g々の
モノクローナル抗体は、P、アエルギノサのフィッシャ
ー(F 1sher)免疫型の1種以上に対して免疫的
に特異的である。抗シュードモナスモノクローナル抗体
類は、P、アエルギノサ感染症を治療上又は予防上処置
するために個別に又は併用して使用される。1種以上の
モノクローナル抗体は、免疫上の危険にされかつ免疫的
に抑制された個体を治療上又は予防上処置するために、
1種以上の抗生物質と一緒に同時投与される。
以上のように、本発明の目的はシュードモナス・アエル
ギノサ感染症から受動的に保護するためのモノクローナ
ル抗体を提供することである。他の目的は、これらのモ
ノクローナル抗体を産生ずるための手段を提供すること
である。さらに他の目的は、モノクローナル抗シュード
モナス・アエルギノサ抗体を分泌し得るハイブリドーマ
細胞系を製造することである。さらに他の目的は、抗P
、アエルギノサモノクローナル抗体を含有する医薬組成
物を提供することである。さらに他の目的は、P、アエ
ルギノサ感染症の治療又は予防的処置が必要とされる場
合に、抗P、アエルギノサモノクローナル抗体を投与す
ることからなる治療方法を提供することである。さらに
他の目的は、P、アエルギノサ感染症並びにP、アエル
ギノサ及び1以上の他の微生物を含む複合微生物感染症
の治療又は予防的処置が必要とされる場合に、抗P、ア
エルギノサモノクローナル抗体及び抗生物質の同時投与
からなる治療方法を提供す名ことである。
さらに他の目的は、P、アエルギノサ免疫型及び血清型
確認のためのモノクローナル抗体を提供することである
0本発明のこれら及び他の[1的は下記記載から明らか
となるであろう。
本発明は、シュードモナス・アエルギノサの特定の免疫
型と特異的に反応するモノクローナル抗体(MAb)の
産生、及び特異的モノクローナル抗体を産生ずる細胞系
に駕する。
本明細書で用いられるモノクローナル抗体という語は、
関連抗原との同種結合性という特徴をもった単一の抗体
種を表わす、ここで用いられる同種結合性とは、シュー
ドモナス・アエルギノサリボ多糖類(LPS)上の特異
的炭化水素配列のような特異的抗原又はエピトープと結
合し得る抗体種の能力を表わす。
モノクローナル抗体は、リンパ芽球細胞又はハイブリド
ーマから産生されかつ分泌される。
リンパ芽球細胞とは、生体内で長期間かつ多世代にわた
り細胞を増殖させしかも大量の特異的抗体を産生させる
ことができるエプスタイン−バール(Epstein−
Barr)ウィルス(E B V)で形質転換された抗
体産生Bリンパ球である。本明細書で用いられるハイブ
リドーマとは、ハイブリッド細胞を形成させるために非
EBV形質転換抗体産生Bリンパ球又はEBV形質転換
抗体産生Bリンパ芽球細胞と永久増殖性(immort
alizing)細胞との融合によって形成された細胞
を表わすが、EBV形質転換Bリンパ芽球細胞の方が好
ましい。
抗体産生Bリンパ球又はリンパ芽球細胞は。
宿主を免疫し、抗体産生細胞を単離するか又は特異的抗
体産生細胞の存在について正常個体をスクリーニングす
ることにより得ることができる。細胞系は同種結合性と
いう特徴をもつ単一抗体を産生ずる細胞を選択するため
にクローニングされる。選択クローニングは融合前に行
なわれ、即ちこの場合にはリンパ芽球細胞がクローニン
グされ、あるいはクローニングは融合後に行なわれ、即
ちこの場合にはハイブリドーマ細胞がクローニングされ
る。クローニング方法は当該技術分野において公知であ
る。リンパ芽球細胞系及びハイブリドーマ細胞系は、モ
ノクローナル抗体を産生するために使用することができ
る。
下記の記載及び実施例はP、アエルギノサ免疫型1,2
,3,4,5,6及び7と反応するモノクローナル抗体
に関して本発明を説明するものであるが[フィッシャー
ら、ジャーナル・オブ・バタテリオロジー、第98巻。
第835−836頁、1969年(F 1sheret
 al、、 Journal of Bacterio
logy 98 :835−836 (1969))コ
、本発明は他のP、アエルギノサ免疫型及び血清型と反
応するモノクローナル抗体にも適用可能であると解され
る。他の血清型としてはIATS3及び15があるが、
格別それらに限定されない。
抹消血リンパ球は、不連続密度勾配遠心法による全血の
分離によって、嚢胞性繊維症の健常人ボランティア又は
子供から得られる。
精製されたリンパ球は、エプスタイン−バールウィルス
(EBV)で持続的に感染されかつこれを放出する細胞
、好ましくはB95−8細胞からの上澄液と混合される
。EBVに富む上澄を得るために、B95−8細胞は約
1×10s〜約3×10s細胞/mQ、好ましくは約2
X10’細胞/ m Q  の濃度で培養される。細胞
は、許容される培地中、好ましくは10%牛脂児血清、
抗生物質及びグルタミン含有+7)RPMI−1640
中約37℃で約7日間培養される。無細胞培養液は、遠
心分離及び0.45mmフィルターでの濾過によって得
られる。約2時間にわたるリンパ球及びEBVのインキ
ュベート後、細胞は遠心分離によってペレット化され、
増殖培地、好ましくは約15%牛脂児血清、グルタミン
及び抗生物質が添加されたRPMI−1640に再懸濁
され、大量培養にて増殖せしめられるか又は更に好まし
くは約500〜約7,000細胞/ウエルの濃度で培養
プレート中に分配される。このインキューベート中に、
EBVは特異的抗体を産生ずるBリンパ球をはじめとす
るリンパ球に感染する[バードら、ジャーナル・オブ・
エクスペリメント、第154巻、第832−839頁、
1981年(B 1rdat al、、 Journa
l of Experimant 154 :832−
839 (1981))コ、 ウィルス感染の結果、リ
ンパ芽球細胞と称されるリンパ球及びBリンパ芽球細胞
と称されるBリンパ球に関して細胞の形質転換が生じる
。Bリンパ芽球細胞は長期間にわたって増殖し、しかじ
も同種結合特性を備えた特異的抗体を経済的に多量に分
泌することができる。経済的に重要なことは、治療に必
要な量で生体外において産生され得るというレベルに関
してである。リンパ芽球細胞の増殖性は、増殖中の細胞
、好ましくはスティン及びシグル、セルラー・イムノロ
ジー、第79巻、第309−319頁、1983年[5
tein and Sigal。
Ce1lular Im+++unology 79 
: 309−319(1983)]  に記載されたよ
うに放射線照射された細胞からの上澄液の不連続密度勾
配遠心分離による精製後、植物凝集素で刺激された放射
線照射ヒト調帯血リンパ球の約5×104〜約5 X 
10’個、好ましくは5 XIO’個/ウ個用ウェルに
よって高められる。7種のフィッシャーP、アエルギノ
サ免疫型の各々に対する抗体の産生に関して調べるため
に、培養液は培養開始後約3週間口及び約4週間口に回
収され、固相放射免疫試験法(SPIRA)、酸素結合
免疫試験法又は蛍光免疫試験法、好ましくはS P I
 RAによって試験される。
成人ヒトドナー由来リンパ球から樹立された培養物のス
クリーニングにより、それぞれP、アエルギノサフィッ
シャー免疫型2,4及び5に対する抗体を産生する3つ
の細胞系を確認した。抗免疫型2抗体産生細胞系はRM
5と称され、得られる免疫グロブリンはMAb−RM5
と称される。抗P、アエルギノサ免疫型5抗体分泌細胞
系は11F9と称され、得られる免疫グルプリンはMA
b−11F9と称される。抗P、アエルギノサ抗体分泌
細胞系はFDD7と称され、得られる免疫グロブリンは
MAb−FDD7と称される。
FDD7細胞はコズバーら、ジャーナル・オブ・イムノ
ロジー、第133巻、第3001−3005頁、198
4年[Kozbor at al、。
Journal of Immunology L 3
3 : 300 L −3005(1984)]限界希
釈操作に供され、抗体産生クローンが単離される。抗体
はMAb−FDD7と同一であって、MAb−FDD7
.7と称され、 り、ローンされるリンパ芽球細胞系は
FDD7.7と称される。嚢胞性繊維症患者からのリン
パ球の形質転換により、P、アエルギノサフィッシャー
免疫型3.6及び7と反応する抗体を産生ずる細胞系が
得られた。この細胞系はCF −9H10と称され、得
られる免疫グロブリンはMAb−9810と称される。
抗体の特徴は、MAb−RM5がP、アエルギノサフィ
ッシャー免疫型2 から抽出されるリポ多糖類(LPS
)と反応しかつに (カッパ)L鎖をもつIgMイソタ
イプであることを示している。細胞系11F9はIgM
イソタイプのMAb−11F9抗体を分泌し、P、アエ
ルギノサフィッシャー免疫型5から抽出されるLPSと
反応する。細胞系FDD7.7から分泌されるMAb−
FDD7.7はIgMイソタイプであって、にL鎖を有
し、P、アエルギノサフィッシャー免疫型4から抽出さ
れるLPSと反応する。細胞系CF−9H10はIgM
イソタイプでにL鎖をもつMAb−9H10抗体を分泌
し、P、アエルギノサフィッシャー免疫型3,6及び7
かへ抽出されるLPSと反応する。抗体のイソタイプは
、試験用ウェルがヒト免疫グロブリンM、G又はAのH
(heavy)鎖に対するヤギ抗体で覆われる5PIR
A法によって決定される。ウェルはブロックされ、培養
液が加えられ、数時間インキュベートされる。大量洗浄
後、ヒトに又はλL免疫グロブリン鎖に対し特異的な1
zsI−ヤギ抗体が加えられ、結合性が調べられた。
結果は、MAb−FDD7.7.MAb−RM5、MA
b−9H10及びMAb−11F9はμH鎖を有するが
、MAb−FDD7N7゜MAb−RM5及びMAb−
9H10はにL(light)鎖を有することを示して
いた。
細胞系RM5.FDD7.7.  CF−9H10及び
11F9は、免疫不全動物、好ましくはマウスに投与さ
れた場合に高度の受動的保護を誘導する抗体を培養液中
に分泌する。
特にRM5細胞系から産生される抗体は、侵入(チャレ
ンジ)の約2時間前から侵入の約2時間以後までに約0
.02〜約2μg以上/マウスの用量で投与された場合
に、生存P。
アエルギノサフイッシャー免疫型2の侵入に対して免疫
不全(Xici)マウスを保護する。
同様の条件下で、MAb−FDD7.7はP。
アエルギノサフイッシャー免疫型4の侵入から特に保護
することができる。同様の量のMAb−9H10又はM
Ab−11F9の投与の場合では、生存P.アエルギノ
サフィッシャー免疫型3,6及び7又は免疫型5の侵入
からXidマウスを保護する。
上記のようにして単離されるリンパ芽球細胞は、抗P、
アエルギノサモノクローナル抗体細胞系の製造並びに治
療上有効な特異的モノクローナル抗体の産生及び単離に
おいて重要な段階をなす。特異的抗体産生リンパ芽球細
胞が確認されかつ単離されたならば、これは生体外で培
養され、対応モノクローナル抗体が上記のようにして回
収される。EBV形貿転換リンパ芽球細胞系は通常十分
量のモノクローナル抗体を産生ずるが、一部のものは限
られた寿命を有しており、通常特異的細胞系に応じて約
2〜約14か月の期間にわたり増殖することはない。し
かしながら、はとんどの抗P、アエルギノサリンパ芽球
細胞系は単離後抗体を分泌しかつ複製し続けるが、一部
のものは1年以上の期間にわたり治療上有効量のモノク
ローナル抗体を産生ずることに注目すべきである。一部
のリンパ芽球細胞系は長期にわたって培養することがで
きず、永久増殖性細胞と融合されなければならない。
永久増殖性細胞とは、不定期間にわたって複製を継続す
ることができ、しかもリンパ芽球細胞と融合した場合に
得られるハイブリドーマと称される細胞型にかかる延命
化を付与するような細胞として定義される。許容される
永久増殖性細胞融合相手は、リンパ芽球融合相手から産
生される特異的抗体を変更させることなく、永久増殖性
を付与する。得られるハイブリドーマは一次融合によっ
て特定のリンパ芽球細胞と永久増殖細胞とが融合したも
のであって、二次融合により第二の永久増殖細胞と融合
し、二次融合相手の永久増殖性及びリンパ芽球細胞の抗
体特性をもつハイブリドーマを産生ずることができる。
−次融合又は二次融合の場合において、融合細胞は当該
技術分野で公知の方法によりリンパ芽球細胞に特有の特
異的モノクローナル抗体の産生に関してスクリーニング
される[一般的には。
コーラ−及びミルスタイン、ネーチャー、第256巻、
第495−497頁、1975年(Kohler an
d Milstein、 Nature 256 :4
95−497 (1975))及び複数融合に関するカ
ブラン(Kaplan)、米国特許第4.582,79
7号明細書参照]、結果的に、元々のモノクローナル抗
体産生リンパ芽球細胞に由来するすべての細胞は正確に
同一抗体を産生しており、誘導性細胞と称される。誘導
性細胞としては、世代又は核型の同一性にかかわりなく
、リンパ芽球細胞のあらゆる後代、子孫又は派生物、並
びにハイブリドーマ及びその後代、子孫又は派生物を含
む融合によるあらゆる細胞が挙げられる。永久増殖性細
胞としては、特にミエローマ性Bリンパ球、非抗体産生
Bリンパ芽球細胞、異種間融合により得られるヘテロミ
エローマ、又はヒト。
マウス、ラット及びモルモットをはじめとする様々な哺
乳動物種から単離される他の形質転換細胞があるが、ヒ
トリンパ芽球及びヒトマウスへテロミエローマが好まし
い。許容される融合相手としては、格別限定されないが
、ヒトミエローマ細胞GM4672[ショーンフェルド
ら、ジャーナル・カブ・クリニカル・インベステイゲー
ション、第70S、第205−208頁、1982年(
S honefeldet al、+ Journal
 of C11nical Invgstiga−ti
on 70 : 205−208(1982))]:ヒ
トリンパ芽球KR−4及びヒトハイブリッドミエローマ
KR−12[コズバーら、ジャーナル・カブ・ イムノ
ロジカル・メソッズ。
第81巻、第31−42頁、1985年(にozbor
 et al、、Journal of Immuno
logical阿ethods  81  :  31
−42  (1985)  )  ];ヒヒトマウスへ
テロミエローマ系sHM  D33[テンプら、プロシ
ーディング・カブ・ナショナル・アカデミ−・カブ・サ
イエンスUSA、第80巻、第7308−7312頁、
1983年(Teng et al、、 Procee
ding ofNational Academy o
f  5cience  USA。
80 : 730B−7312(1983) )及び米
国特許第4,574,116号明細書参照]及び5BC
−H2O[ファング(F oung)ら、ジャーナル・
カブ・イムノロジカル・メソッド、第70巻、第83−
90頁、1984年コニヒトリンパ芽球WI−L2−7
29HF、[米国特許第4,594,325号明細書コ
;又はNS、1のようなマウスミエローマ細胞[コート
(Cots)ら、プロシーディング・カブ・ナショナル
・アカデミ−・カブ・サイエンスtJSA、第80巻、
第2026−2030頁、1983年]があるが、KR
−4及びSHM−D33が好ましく、SHM−D33が
最も好ましい。RM5.FDD7.7.CF−9H10
及び11F9細胞は、コズバーら、プロシーディング・
カブ・ナショナル・アカデミ−・カブ・サイエンスUS
A、第79巻、第6651−6655頁、1982年に
記載されたKR−4細胞又は米国特許第4,582,7
97号明細書に記載されたSHM−D33細胞と融合せ
しめられる。約107個の抗体産生リンパ芽球細胞RM
5.FDD7.7.CF−9H10又は11F9及び約
107個のKR−4細胞又はSHM−D33細胞は、−
次融合において、約45%ポリエチレングリコール分子
量約4000 mol、tzt、の存在下で約1分間混
合される。次いで細胞懸濁液は約10分間かけて約1=
10に希釈され、約37℃で約30分間インキュベート
される。ポリエチレングリコールは遠心分離により除去
され、細胞は培地中で、好ましくは約15%牛脂児血清
補充RPM11640中で、約10’細胞/ウエルの濃
度まで培養される。各ウェルには放射線照射ヒト訳帯血
すンパ球約5×104/ウェルが加えられる。約37℃
で約24時間インキュベート後、培地は取除かれ、ヒポ
キサンチン約10−’M、アミノプテリン約4 X 1
0−’M、 チミジン約10−5M及びウアバイン約5
X10−’M金含有新鮮RPMI−1640と交換され
る。培地は約3〜4日毎に交換される。約3週間後、培
養液は上記のようなP、アエルギノサフィッシャー免疫
型特異的抗体に関して試験される。しかしながら、いか
なる上記リンパ芽球細胞もあらゆる許容される永久増殖
性細胞と融合し得ることが留意されねばならず、したが
ってスクリーニングされかつ特定のハイブリドーマが単
離される。スクリーニング及び単離の基準は、細胞が特
異的免疫型抗体又は1種以上のフィッシャー免疫型と反
応する抗体を産生ずるか否かである。前述のように、こ
れらのハイブリドーマは他の永久増殖性細胞と1回以上
にわたり融合することができる。更に融合したか否かは
、リンパ芽球及び−次融合細胞に関する融合の場合と同
様の方法でスクリーニングされる。操作の方法は本明細
書に記載されているか、又は当該技術分野において公知
である。抗P、アエルギノサ抗体産生リンパ芽球細胞と
の一次融合の結果、下記ハイブリトッド又はハイブリド
ーマが得られる:RM5XKR−4又はSHM−D33
 : FDD7.7XKR−4又はSHM−D33 ;
CF−9H10XKR−4又はSHM−33:11F9
XKR−4又はSHM−D33.特徴的ハイブリドーマ
としては、格別限定されないが、RK−52,RM5x
KR−4,FK−16−4,FDo7.7xKR−4;
  CK−IGll−18,CF1219−9H10X
KR−4、R8−1H7,RM5XSHM−D33 ;
RS−1G11、RM5XSHM−D33がある。−次
融合により産生されるハイブリドーマは、リンパ芽球細
胞が融合前にクローニングされなかったならば、コズバ
ーら、ジャーナル・カブ・イムノロジー、第133巻、
第3001−3005頁、1984年の限界希釈法によ
ってクローニングされる。二次融合は、コズバーの方法
によりクローニングされて得られるハイブリドーマを用
いて上記方法に従い行なわれる1個々のハイブリドーマ
から産生されるP、アエルギノサ特異的MAbは抗原認
識性及びマウス保護性によって規定される対応リンパ芽
球細胞系から産生される特異的モノクローナル抗体の特
性をすべて有している。RM5ハイブリドーマは、フィ
ッシャー免疫型4P、アエルギノサの侵入からマウスを
特異的に保護するモノクローナル抗体を産生ずる。CF
9H10由来ハイブリドーマはP、アエルギノサフィッ
シャー免疫型2の侵入からマウスを特異的に保護するモ
ノクローナル抗体を産生じ、一方FDD7.7ハイブリ
ドーマはP、アエルギノサフィッシャー免疫型3,6及
び7の侵入からマウスを特異的に保護するモノクローナ
ル抗体を産生じ、他方11 F9由来ハイブリドーマは
フィッシャー免疫型5の侵入からマウスを特異的に保護
するモノクローナル抗体1産生する。
治療及び予防的用途をもつP、アエルギノサに対するモ
ノクローナル抗体としては、様々なフィッシャー免疫型
1−7又はI ATS血清型3及び15に対する1種以
上の抗体がある。最も広範囲の治療及び予防的効力は。
7種すべてのシュードモナス免疫型及び2種の血清型と
反応するモノクローナル抗体をすべて用いることによっ
て得られる。このためには、単一の免疫型もしくは血清
型特異性をもつ7種以上の個々のモノクローナル抗体又
はそれらが複数の免疫型特異性を有する場合にはより少
数種の抗体を用いる。抗P、アエルギノサモノクローナ
ル抗体の予防及び治療用製剤は少なくとも2種の別個の
モノクローナル抗体を含有すると通常考えられる。
本発明のモノクローナル抗体は、eA準内的医薬実務従
い、医薬組成物中単独で、又は好ましくは薬学上許容さ
れる希釈剤もしくは担体と混合させて、ヒトをはじめと
する哺乳動物に投与することができる。許容される希釈
剤としては、格別限定されないが、生理食塩水、緩衝液
、リンゲル注射液、デキストロース注射液、デキストロ
ース食塩水及び乳酸リンゲル注射液、又は抗生物質のよ
うな他の治療剤もしくは治療価値のある他のモノクロー
ナル抗体を含有した希釈液がある。治療価値のある他の
モノクローナル抗体としては、他のダラム陰性もしくは
グラム陽性細菌及び抗生物質に耐性であるかもしくは耐
性を獲得するであろう他の微生物に対して反応する特異
的抗体がある。抗P、アエルギノサモノクローナル抗体
は、局所的に又は非経口的に投与することができる。局
所投与法としては、皮膚上及び肺への吸入による局所法
がある。局所用医薬担体としては、格別限定されないが
、アルブミン、ゼラチン、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、プルロニック、テトロニック又はアルギネートのよ
うな軟膏、ペースト、溶液、ゲル、固体水溶性ポリマー
がある。非経口投与法としては、静脈内、筋肉内、腹腔
内及び皮下投与がある。非経口投与の場合、モノクロー
ナル抗体の無菌溶液が通常調製され。
溶液のpHが適度に調整されかつ緩衝化される。溶質の
総濃度は製剤を等張化させるように調節されるべきであ
る。
P、アエルギノサに対するモノクローナル抗体がヒト患
者において治療及び予防上使用される場合、1日量は通
常担当医によって決定される。しかも、投与量は個々の
患者の年令、体重及び応答性、並びに患者の症状の程度
に応じて変動する。しかしながら、大半の場合において
、有効な1日量は1回又は分割用量で約1μg〜約30
0μg/kg体重の範囲である。一方、ある場合にはこ
れらの制限を超えた投与量とすることが必要である。
本発明の範囲内には、抗生物質のような抗菌剤と併用さ
れる抗P、アエルギノサモノクローナル抗体の併合治療
予防的使用をも包含する。抗生物質は、様々な微生物種
によって産生され、他の微生物の増殖を抑制し、かつそ
れらを最終的には破壊するような化学物質である。 こ
の併合又は同時投与療法は、P。
アエルギノサ感染症並びにP、アエルギノサ及び1種以
上の細菌もしくは他の微生物に起因する複合感染症の双
方を治療する上で有利である。最初の場合には、P、ア
エルギノサに対するモノクローナル抗体の作用は、細菌
の増殖を抑制し、かつモノクローナル抗体がシュードモ
ナス属細菌を攻撃し更にその免疫学的に除去し得るよう
な抗生物質の存在下で高められる。逆の事態、即ちモノ
クローナル抗体が細菌細胞に攻撃し、かつ抗生物質の抗
菌活性を高め得る免疫的除去を開始するような事態も生
じる。いずれも場合においても、併合療法は、モノクロ
ーナル抗体又は抗生物質いずれか単独の場合よりも有効
である。併合療法の場合、各成分の量は総量が最大の抗
菌作用を発揮するように調整されねばならない。このた
めには、最適の投与量とするために、モノクローナル抗
体及び抗生物質の各成分の量を増減させることが必要で
ある。これは最も容易には担当医によって行なうことが
できる。
複合感染症は通常、熱傷患者、放射11!療法もしくは
化学療法をうけた癌患者、腹部手術をうけた患者及び集
中治療中の患者のような様々な形の免疫不全又は低下を
きたした個体において発生する。抗P、アエルギノサモ
ノクローナル抗体はシュードモナス属細菌の免疫的除去
を誘導する一方で、抗生物質は他の細菌を破壊又は抑制
する。抗生物質は上記のようにモノクローナル抗体の活
性をも高める。
P、アエルギノサ免疫型及び血清型と反応するモノクロ
ーナル抗体は、実際の感染原因が不明である場合にも抗
生物質と一緒に投与することができる。抗P、アエルギ
ノサモノクローナル抗体と一緒に投与される広域スペク
トル抗生物質又は2種以上の抗生物質の使用は、細菌等
の感染源が確認できなかった場合に特に患者において抗
菌活性スペクトルを高めるようになるであろう。したが
って、感染性微生物を制御する上で十分に広域の活性を
有するような適当な抗生物質を選択することが有利であ
る。各成分の有効投与量は上記のようにして決定される
。抗生物質は格別限定されないが、網羅的でないものの
実例が示されている下記群から選択される: ■、アミノグリコシド系 アミカシン     リンコマイシン クリンダマイシン  硫酸ネチルマイシンジベカシン 
    トブラマイシン 硫酸ゲンタマイシン 2、セファロスポリン系 セファクロール   セホチアム セファドロキシル  セホキシチン セホペラゾン    セフトリアキソンナトリウム セボペラゾン    セフシキシジム ナトリウム セホタキシム    セフチゾキシム セフタキシム    セファレキシン ナトリウム セフメタゾール   セフトリアキソンセフメノキシム
   セホペラゾン セフタジジム    セフロキシム 3、マクロライド系 4、ペニシリン系 アンピシリン    ペニシリン■ ペニシリンG    ピペラシリン ピペラシリンナトリ ラム 5、テトラサイクリン系 塩酸ミノサイクリン 塩酸テトラサイクリン ドキシサイクリン 6、ポリペプチド系 ポリミキシンG   バシトラシン 7、ポリエン系 アムホテリシンB   ニスタチン 上記物質は注射可能な局所用抗生物質である。
1種以上のモノクローナル抗体が1種以上の抗生物質と
一緒に同時投与される場合には。
抗生物質の1日量は通常、抗生物質製造者又は一般の医
療実務者から推薦されるような担当医によって決定され
る。しかも、投与量は。
個々の患者の年令、体重及び応答性、並びに患者の症状
の程度に応じて変動する。抗生物質の投与量は当該技術
分野において公知である。
下記実施例は本発明を説明するものであるが、しかしな
がらそれらと同一の実施例のみに限定されるわけではな
い。
実施例 1 特 的抗体産生細胞の形質転換 び確認正常ボランティ
ア又は嚢胞性繊維症患者のヒト抹消血リンパ球を、25
0Xgでのハイパキュー−フィコール(Hypaque
−F 1col)密度勾配遠心分離によって、新鮮採取
抹消血から得た。ヘパリン処理血液10mQがら単離さ
れたリンパ球lXl0’個をRPMI−16401mA
に懸濁し、継続的に感染性エプスタイン−バールウィル
スを産生放出するB95−8細胞[ローゼンら、ジャー
ナル・カブ・イムノロジー、第130巻、第2899−
2902頁、1983年]から得られる無細胞培養液3
rnQの添加後、それらを37℃で2時間インキュベー
トした。リンパ球を遠心分離により回収し、15%牛賄
児血清、グルタミン及び抗生物質補充RPMI−164
0培地に再懸濁し、補充RPMI−1640培養液0.
2mQの入ったウェル当たりI X 103. 3 X
103又は6 X 10’個の細胞濃度で96ウエル培
養プレート中に分配した。形質転換細胞の増殖性を、植
物凝集素[ジフコ(D 1fco)]1 : 1000
 の添加により刺激された5×10’細胞/ウエルの濃
度でのハイパキュー−フィコール精製2500rad放
射線照射ヒト調帯血リンパ球の添加によって高めた[ス
テイーン及びシガル、セルニラ−・イムノロジー、第7
9巻、第309−319頁、1983年]、細胞を5%
CO□−95%空気の湿潤雰囲気F37℃でインキュベ
ートした。リンパ球培養物に最初の単離期間中において
7日毎に栄養を補給した。
P、アエルギノサに対する抗体を産生ずる細胞を確認す
るために、個々のウェルの培養液を培養後3週間口及び
4週間口に回収し、抗体の存在否に関して調べた。 P
、アエルギノサLPS免疫型又は血清型抗体の存在は、
固相放射免疫試験法(SPIRA)によって調べた。5
PIRA法に必要な抗原は、トリプシン大豆ブイヨン中
で細菌約10″′個/l1112の濃度となるまでP、
アエルギノサ免疫型1〜7を増殖させることによって製
造した。細菌細胞を20分間5.00Orpmの遠心分
離によって回収し、pH7,2の0.15M  NaC
Q  0.01Mリン酸塩含有のリン酸緩衝液(PBS
)で2回洗浄し、透過率12〜16%となる濃度でPB
Sに再懸濁し、沸騰水浴上に 2.5時間置き、しかる
後チメロサールを0.01%加えた。5PIRAのため
に、各細菌免疫型をpH9,0の0.02Mトリスで1
0倍希釈し、0.1m12を96ウエル丸底ポリビニル
アツセイプレートの、適当なウェルに加えた。
シュードモナス免疫型の結合を最小の16時間にわたり
4℃で行なった。上澄液を除去し、ウェルを1%牛血清
アルブミン含有のPBS+0.02%アジ化ナトリウム
(P B S−A Z)でブロックした。25℃で1時
間のブロッキング後、ウェルをPBS−AZで洗浄し、
形質転換細胞の培養上澄液25μQを加えた。
室温で少なくとも3時間のインキュベート後。
ウェルをPBSで洗浄して遊離抗体を除去し、1%BS
A  PBS−AZで希釈されたヒトλL鎖及びにL鎖
に対し特異的な12% 工標識アフィニティー精製ヤギ
抗体100μQを加えた0両抗体の濃度は、ウェル当た
り各々25、OOOcpm が加えられるように調整し
た。 プレートを一夜4℃でインキュベートし、PBS
−AZで洗浄し、各ウェルを放射線量測定のために取外
した。ウェストファール及びジャン、炭水化物化学にお
ける方法、第5巻、第83−91頁、  1965年[
Westphal and Jann、  Metho
ds in  Carbo−hydrate Chem
istry V、83−91 、 1965]の方法に
より製造された無細胞リポ多糖類を5PIRA法におい
て全細菌細胞の代わりに用いた。水相中の核酸を37℃
で2時間DNAアーゼ及びRNAアーゼ(各々20μg
/mΩ)での処理により除去し、残留タンパク貿を16
時間プロナーゼ20μg / m Qでの処理により除
去した。LPSを16時間100.000 X g の
遠心分離により精製した[ジョンソン及びベリー、カナ
ディアン・ジャーナル・カブ・ミクロバイオロジー、第
22巻、第29−34頁、1976年(Johnson
  and  Perryw  Canadian  
Journal  ofMicrobiology 2
2 : 29−3−4 (1976))]。
精fiLPsを1%トリエチルアミン含有水に1■/ 
m Qで懸濁した。 5PIRAの前に、それをp H
9、0(7) 0 、02 M )−IJ X ”Q 
10倍希釈した。
培養液は200力ウント/分(c p m)以下でしか
産生されないいずれの免疫型に対する抗体をも含有して
おらず、かかる値はバックグランドと考えられた。バッ
クグランドよりも少なくとも2〜3倍高い計測数を生じ
る培養液上澄は、抗体陽性であると考えられた。
少なくとも20種のEBV形質転換サンプル、即ち約1
6,000個の培養液について。
1つの培養液がフィッシャー免疫型2に対し陽性の応答
を示す前に、7種すべてのP、アエルギノサ免疫型に対
して試験した。健常ボランティアから単離されたこれら
の細胞は免疫型2特異的モノクロ一ナル抗体を分泌し、
RM5と称され、モノクローナル抗体はMAb−RM5
と称された。
同様の実験条件下、免疫型4特異的免疫グロブリン分泌
細胞を含有する第二のウェルを確認した。健常ボランテ
ィアから得られるこの細胞系はFDD7と称され、その
モノクローナル抗体はMAb−FDD7と称された。
FDD7細胞をコズバーら、ジャーナル・カブ・イムノ
ロジー、第133巻、第3001−3005頁、198
4年の限界希釈操作に供し、抗体産生クローンを単離し
た。抗体はMAb−FDD7と同一であり、MAb−F
DD7.7と称され、 クローニングされたハイブリド
ーマはFDD7.7と称される。
同様の条件下で10種の嚢胞性繊維症リンパ球形質転換
体を試験した後、免疫型3,6及び7特異的免疫グロブ
リン分泌細胞を含有するウェルを確認した。この細胞系
はCF−9H10と称され、そのモノクローナル抗体は
MAb−9H10と称された。リンパ芽球細胞系CF−
9H10のサンプルは、ブタベスト条約に基づき198
7年7月9日に米国型培養寄託機関(American
 Type Cu1tureCollection) 
、 12301バークローン・ドライブ。
ロックビル、メリーランド20852.USAに寄託さ
れ、ATCC番号CRL9477が付与された。
同様の条件下、80種の正常リンパ球形質転換体、約6
4,000個のウェルを試験した後、免疫型5特異的モ
ノクロ一ナル抗体分泌細胞を含有する細胞を確認した。
この細胞系は11F9と称され、そのモノクローナル抗
体はMAb−11F9と称された。リンパ芽球細胞系1
1F9のサンプルは、ブタペスト条約に基づき1987
年7月1日に米国型培養寄託機関、12301パークロ
ーン・ドライブ、ロックビル、メリーランド20852
゜USAに寄託され、ATCC番号HB9464が付与
された。
実施例 2 モノクローナル抗 の特徴 実施例1の抗体MAb−RM5.MAb −FDD7.
7.MAb−9H10及びMAb−11F9を、様々な
免疫型のP、アエルギノサから抽出されたリポ多糖類(
LPS)に対する特異性を調べるために、5PIRA法
によって試験した。MAb−RM5はP、アエルギノサ
免疫型2のLPSとだけ反応したが、MAb−FDD7
.7はP、アエルギノサ免疫型4のLPSと特異的に結
合した。MAb−9H10はP、アエルギノサ免疫型3
,6及び7のLPSとだけ反応したが、MAb−11F
9はLPS免疫型5と特異的に結合した。MAb−9H
10とP、アエルギノサ免疫型3,6及び7のLPSと
の相互反応を電気泳動及び免疫化学分析によって更に調
べた。
操作法は、サドッフら、アンチバイオティクス・ケモセ
ラピー、第36巻、第134−146頁、1985年 
[S adoff e t a 1. 。
Antibiotics Chemotherapy 
36 : 134−146 (1985)]に記載され
た方法と同様であった。簡単に述べると、各LPS調製
物をポリアクリルアミドゲルでの電気泳動に供し、次い
でニトロセルロース紙ストリップに移し替えた。これら
のストリップをMAb−9H10と一緒にインキユベー
にし、抗体結合物をヒトIgMに対する128 工標識
ヤギ免疫°グロブリン次いでオートラジオグラフィーに
より視覚化させた。3種すべての免疫型(3,6及び7
)のLPSの場合には、MAb−9H10はLPSに典
型的がっ特徴的な電気泳動移動パターンの分子種と結合
することが判明した。これらの実験では、MAb−9H
IOがLPSと反応し、r=psm製物中に汚物中質と
して存在する他の分子種とは反応しないことを明らかに
した。5PIRA法を利用して、モノクローナル抗体H
及びL鎖のイソタイプを決定した。ミクロアッセイ用ウ
ェルをヒト免疫グロブリンM、G又はAに対するヤギ抗
体で被覆した。ブロッキング後、MAb−FDD7.7
.MAb−RM5.MAb−9H10又はMAb−11
F9含有の組織培養上澄を数時間かけて加えた。ウェル
の大量洗浄後、ヒトにもしくはλL免疫グロブリン鎖に
対し七特異的な12″ニ一ヤギ抗体及び緩衝液を加え、
前記のように結合性を調べた。
MAb−FDD7.7.MAb−RM5.MAb−9H
10及びMAb−11F9に対する陽性反応は、ヤギ抗
ヒトIgMで被覆されたウェルにおいて観察されたが、
MAb−FDD7.7.MAb−RM5及びMAb−9
H10は12−x標識ヤギ抗ヒトにL鎖と反応した。
このことは、MAb−FDD7.7.MAb−RM5 
、 MAb−9H10及びMAb−11F9抗体はμH
鎖を有し、MAb−FDD7.7゜MAb−RM5及び
MAb−9H10抗体はにLを有することを示している
実施例3 実施例1のモノクローナル抗体を、生存P。
アエルギノサの侵入からマウスを保護し得るそれらの能
力に関して調べた。雌性CBA/11L及び雄性(i’
)DBA/2もしくはC57B1/6間の交配から得ら
れる免疫不全(xid)雄性マウスを細菌侵入前にシク
ロホスファミド250mg/kg体重での4日間の処理
により好中球減少症にさせた。特定の免疫型に対するM
Abを細胞上澄液として腹腔内(i、p、)又は静脈内
(i、v、)投与したが、この細胞上澄液はかかる目的
のために抗生物質非存在下で細胞を増殖させて得られた
ものである。
抗体を細菌侵入の2時間前(−2)もしくは15分前(
−0,25)又は対応免疫型の侵入の2時間後(+2)
に投与した。適当なMAb。
即ちRP M 1−1640 + 15%牛脂児血清0
.5IIQ中1gMLμgを1回で投与したが、コント
ロールでは抗体産生ハイブリドーマ細胞を増殖させるた
めに使用されたものと同様の上記培地のみを投与した。
MAbの効力は、一群の実験動物のうち50%を死亡さ
せる(LDs、)ために必要な生存細菌数を計測するこ
とによって調べた。LD、、値はリード及び ミュエン
チ、アメリカン・ジャーナル・カブ・ハイジーン、第2
7巻、第493−497頁、1985年[Reed a
nd Muench。
American Journal of Hygie
ne 27 : 493−497(1985)]に記載
されている如く決定した。特異性は、MAb−RM5を
投与しかつ免疫型4の毒性P、アエルギノサを侵入させ
ることによって評価した。下記結果が得られた。
コントロール 1.V、  −221 MAb−RM5 1.V、  −221,4xlO’M
Ab−RM5 1.V   −0,2526,7xlO
”コントロール 1.P、  −222,I X 10
1MAb−RM5 1.P、  −224,7X10”
MAb−RM5 1.P、  −0,2522,lXl
0”コントロール 1.P、  −2,+2 4 4.
6MAb−RM5 1.P、  −2,4243,lX
10これらの結果は、免疫型特異性MAbが対応P、ア
エルギノサの侵入からマウスを保護することを示してい
る。免疫型2に対するモノクローナル抗体MAb−RM
、5は、P、アエルギノサ免疫型4の侵入から保護する
ことができなかった。
有効投与量は適当なP、アエルギノサ免疫型の侵入する
2時間前に様々な濃度のMAb−RM5をXidマウス
に注射することによって決定した。各動物には、望まし
い濃度のMAbを含有する培養液0 、5 m Q  
を静脈内注射した。下記結果が得られた。
IL創花11− −3.15 0.002        1.50 X 10”0.
02                     4.
20  ×  1020.2         3.4
0 X 10’2.0         6.40 X
 10’これらの結果は、0.02μg/マウスはどの
低量のMAbレベルで対応P、アエルギノサ免疫型の侵
入からマウスを保護し得ることを示している。
MAb−FDD7.7は、細菌侵入の2時間前に1.V
、投与された場合に、P、アエルギノサ免疫型4の侵入
からXidマウスを保護する上で有効であった。下記結
果が得られた。
コントロール    −1,5X to”FDD7.7
   0.02    1.5 x 10’FDD7.
7   0.2    4.7 x 105FDD7.
7   2.0    4.7 x 10’RM−51
03X10 これらの結果は、MAb−FI)D7.7  がP、ア
エルギノサ免疫型4の侵入からマウスを保護し、MAb
−FDD7.7が0.02KK:/マウスの用量で保護
し得たことを示している。P、アエルギノサに対するモ
ノクローナル抗体RM5は、免疫型4細胞の侵入から保
護することができなかった。
P、アエルギノサに対する感受性の低い動物たる第二の
マウス系CFI  も、MAb−RM5の効力を評価す
るために利用された。
マウスを細菌侵入の4日前にシクロホスファミド250
■/kg体重で好中球減少症にさせた。一部の動物には
、フォースバーブ及びブレン、ジャーナル・カブ・クリ
ニカル・パソロジー、第25巻、第65−68頁、19
72年[Forsberg and Bullen、 
Journal ofClinical Pathol
ogy  25 : 65−68(1972)]  に
従いクエン酸第二鉄アンモニウムの形でFe0.02 
■/kg体重を細菌侵入と同時に投与することにより、
細菌侵入に対して更に感作させた。実験マウスを細菌侵
入の2時間前及び2時間後にMAb−RM550μg/
マウスで処理し、コントロールをRPMI−1640で
処置した。下記結果が得られた。
ニウム +     −RPHI   2.45xlO’+  
   −RM5   >2.60 X 10’+   
  +    RPMI  (7,93X 103+ 
    +    RK5  1.33X10’これら
の結果は、シクロホスファミド及びクエン酸第二鉄アン
モニウムによってシュードモナス感染に対し感作された
CFIマウスへMAb−RM5を投与した場合にLD、
。値を<7.93  X  103から1.3  X 
 IOsに上昇させたことを示している。MAb−RM
5は、シクロホスファミド単独で感作されたマウスニオ
イテLD5゜値を2.45  X  10’から2.6
  X  10’に上昇させた。
MAb−9H10は、細菌侵入の2時間前に1.V、投
与された場合に、P、アエルギノサ免疫型3及び6の侵
入からXidマウスを保護する上で有効であった。下記
結果が得られた。
MAb−9H10による保護 コントロール −−−−−32,9X 10’9H10
2,0031,4x 1o3 9H100,5032,9X 10’ 9H100,1036,3X 10” コントロール −−−−−62,4X 10゜9H10
2,0061,I X 10”9H100,5064,
2X 10” 9H100,1066,2X 101 これらの結果は、MAb−9H10がP。
アエルギノサ免疫型5の侵入からマウスを保護し、0.
5μg〜2.0μgの用量範囲で保護し得たことを示し
ている。
細胞系RM5及びFDD7.7から分泌されるモノクロ
ーナル抗体を、細菌侵入後に投与された場合にマウスを
保護するそれらの能力について試験した。免疫不全Xi
dマウスに細菌侵入時とは異なる時間において抗体を1
.V、投与した。
MAb   侵入微生物  LD5゜ 抗体  時間 μg/マウス の免疫型MAb−RM5
  −2    0     2   1.0−2  
  1         1.4X10’−212,5
1,4X 10s 0    16.7 X 10’ +2    1         3.I X 1G”
+212.5        4.OX 103!1l
Ab−FDD7.7 −1/2    0     4
   1.OX 10”−1/2   15     
    2.7 X 10’+2     is   
       3.2 X to’+4       
 15                  2.5 
 X  103+5    15         1
.OX 10’+g     15         
4.7 X 103+10    15       
  2.2 x 102結果は、MAb−RM5及びM
 Ab−FDD 7 、7が細菌侵入後に投与された場
合にマウスを保護していることから、それらの治療有効
性を示している。
実施例 4 ハイブリドーマの産生 実施例1のエプスタイン−バールウィルス形質転換リン
パ球を永久増茄性細胞と融合させて、無期限に増殖し続
けかつP、アエルギノサLPS特異的モノクローナル抗
体を分泌するハイブリドーマ細胞系を産生ずる。抗体産
生m胞を、コズバーら、ジャーナル・カブ・イムノロジ
ー、第133巻、第3001−3005頁に記載された
リンパ芽球KR−4細胞系又は米国特許第4,582,
797号明細書に記載された永久増殖性SHM−D33
細胞系と融合させる。実施例1 のRM5゜FDD7.
7,11F9 又はCF−9H10細胞系I X 10
’細胞数の個々の培養物を同数のKR−4又はSHM−
D33細胞と混合させる。細胞を新鮮RPMI−164
0で数回洗浄し、RPMI−1640中の45%ポリエ
チレングリコール(P E G)分子量400゜に1分
間かけて静かに再懸濁する。a!i濁液を10分間かけ
て新鮮培地で1:10に希釈し、次いで37℃で30分
間インキュベートする。
PEGを3回洗浄して除去し、細胞混合物を平底96ウ
エルプレート中のO,1m12血清補充培地中で培養し
た。各ウェルにI X 10’細胞数及び5 X 10
’細胞数の放射線照射ヒト渋帯血リンパ球を加える。細
胞を37℃で培養する。24時間後、培地をヒポキサン
チン(10”−’M)、アミノプテリン(4X10″″
7M)、チミン:/ (1,6X10″″′M)及びウ
アバイン(5X 10−’M)含有RPMI−1640
と交換する。培地を3〜4日毎に交換し、3週間後に培
養液を実施例1に記載されたP、アエルギノサフィッシ
ャー免疫型1゜2.3,4,5,6.7と反応する抗体
の存否に関して調べた。
RM5XKR−4の融合産物に関して培養されたi、t
oo個のウェル中、2つの培養物はP、アエルギノサ免
疫型2と反応するMAbを産生ずることが確認された。
最も活性なハイブリドーマはRK−52と称され、モノ
クローナル抗体はMAb−RK−52と称された。培養
物は4か月にわたり培養され、P。
アエルギノサ免疫型2特異的抗体を分泌し続けた。ハイ
ブリドーマRK−52のサンプルは、ブタベスト条約に
基づき1986年7月24日に米国型培養寄託機関、1
2301バークローン・ドライブ、ロックビル、メリー
ランド20852.USAに寄託され、ATCC番号H
B9149と付与された。
FDD7.7  X  KR−4融合細胞含有の1.2
00個のウェルの評価によると、P、アエルギノサフィ
ッシャー免疫型4と反応するモノクローナル抗体を産生
ずるのは3つの培養物であった。最も活性な培養物は5
か月以上にわたり特異的モノクローナル抗体を分泌し続
けた。ハイブリドーマはFK−16−4と称され、モノ
クローナル抗体はMA b −FK−16−4と称され
た。ハイブリドーマFK−16−4のサンプルは、ブタ
ベスト条約に基づき1986年7月24日に米国型培養
寄託機関、12301バークローン・ドライブ、ロック
ビル、メリーランド 20852゜U S A ニ寄託
され、ATCC番号HB9150が付与された。
HM5 X S HM−D 33融合細胞含有の同数の
ウェルの評価によると、P、アエルギノサフィッシャー
免疫型2と反応するモノクローナル抗体を産生するのは
少なくとも4つの培養物であった。最も活性な培養物は
、親RM5培養物よりも少なくとも10倍多く抗体を分
泌する。最大量のモノクローナル抗体を産生ずる2つの
最大のハイブリドーマはR8−1H7及びRS−1G1
1と称され、モノクローナル抗体はそれぞれMAb−R
S−1H7−HM5及びMAb−RS−IGI 1−H
M5と称された。ハイブリドーマRS−1H7のサンプ
ルは、ブタベスト条約に基づき1986年7月24日に
米国型培養寄託機関、12301 ハークローン・ドラ
イブ、ロックビル、メリーランド 20852.USA
 に寄託され、ATCC番号HB9151が付与された
。ハイブリドーマR5−1G11のサンプルもブタベス
ト条約に基づき1987年7月1日に米国型培養寄託機
関に寄託され、A”r c c番号HB9465が付与
された。
cF−9H10xKR4融合細胞含有(7)500個以
上のウェルの評価によると、コズバーら、ジャーナル・
カブ・イムノロジー、第133巻、第3001−300
5頁、1984年の限界希釈法によるクローニング後に
モノクローナル抗体を産生ずるのは少なくとも2つの培
養物であった。iも活性な培養物は、P。
アエルギノサフィッシャー免疫型3,6及び7と反応す
るMAbを分泌する。ハイブリドーマはCK−1G11
−18と称され、モノクローナル抗体はMAb−CK−
IGI 1−18と称された。ハイブリドーマCK−I
G11−18のサンプルは、ブタペスト条約に基づき1
986年7月31日に米国型培養寄託機関、12301
パークローン・ドライブ。
ロックビル、メリーランド20852.USAに寄託さ
れ、ATCC番号HB9161が付与された。
個々のハイブリドーマから産生されるモノクローナル抗
体のイソタイプは、融合前の元来のリンパ芽球細胞のも
のと同一であった。
これらの細胞系から分泌される免疫グロブリンをコズバ
ーら、ジャーナル・カブ・イムノロジー、第133巻、
第3001−3005頁、1984年に記載されている
如く試験した。細胞を[” S ]−メチオニンの存在
下でインキュベートし、上澄をμHfi及びに及びλL
鎖に対する抗体並びにプロティンA含有スタフィロコッ
カス・アウレウス(S taphylo−coccus
 aureus)を用いた免疫沈降、次いでポリアクリ
ルアミドゲル上での沈降物質の分析によって分析した。
これらの実験では、KR−4系の細胞が免疫グロブリン
を分泌し、これら細胞由来のハイブリドーマRF−52
及びFK−16−4もまたP、アエルギノサに対して特
異的なモノクローナル抗体の他にこの免疫グロブリンを
分泌することを明らかにした。SHM−D33融合相手
から得られたR8−1H7細胞の上澄液は、検出可能量
のみのP、アエルギノサ特異的抗体を含有していた。
リンパ芽球細胞系又はハイブリドーマから得られるモノ
クローナル抗体は、細胞培養環境中で産生されかつ培養
液中に分泌される。
例えばハイブリドーマR8−1G11は5゜1.1及び
1個細胞/ウェルでクローニングされ、15か月にわた
り継続培養され、1×10@細胞/ m Qの飽和細胞
密度で抗体40μg以上/ m Qを分泌した。2倍量
に複製される系は無血清培地(HB104)中での増殖
に適しており、しかる後中空ファイバー系[エンドトロ
ニクス社(Endotronics、 Inc) ]中
で増殖させた。アキュシストーP (Acusyst−
p)系(エンドトロニクス)の2つのカートリッジに細
胞を加え、14日後培地中に放出された細胞物質を流速
8 m Q / h rで回収した。60日の回収期間
をかけて、MAb−R8−IGI 1−RM5総量3g
以上含有する上澄成約10Qを回収した。
実施例 5 実施例4のモノクローナル抗体を、生存P。
アエルギノサの侵入からマウスを保護するそれらの能力
に関して調べた。実施例3に記載された免疫不全Xid
マウスに細菌侵入の2時間前に静脈経路から抗体を投与
した。
ハイブリドーマ産生モノクローナル抗体による保護 処 置   用量μg  侵入免疫型   LD511
コントロール   −−−−−23,2X 10”RK
−522,0023,4X 10’コントロール   
−−−−−23,I X 101RS−IO21,20
24,2X 10’RM5     1.20    
  2    3.1 x 10’コントロール   
−−−−−41,5X 10”FK−16−42,00
43,I X 10sFK−16−40,2042,7
X 10’FK−16−40,0245,5x 10’
FDD 7.7    2.00     4    
4.7 X 10’FDD 7.7    0.20 
     4    4.7 X 10’これらの結果
は、ハイブリドーマ産生モノクローナル抗体がP、アエ
ルギノサ侵入からマウスを保護することを示している。
RK−52、RS−1H7及びFK:16−4細胞系か
ら産生される抗体はそれらの対応免疫型に対して特異的
である。
ハイブリドーマRS−1G11から産生されるモノクロ
ーナル抗体は、500の生存1)。
アエルギノサ免疫型2細菌で侵入されたXidマウスの
生存率を高めた。MAb−R5−IGllが投与されな
いコントロールマウスは生存率10%であった0MAb
−R5−IGllO,001μgで処理されたマウスは
生存率70%であって、抗体 o、ot ILgで処理
されたすべてのマウスは生存していた。これらの結果は
、MAb−RS−IGI 1がシュードモナス感染から
マウスを保護する上で非常に有効であることを証明して
いる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、P.アエルギノサリポ多糖類免疫型 及び血清型と反応するヒトモノクローナル抗体。 2、抗体がP.アエルギノサフィッシャ ー免疫型2〜7と反応する、特許請求の範囲第1項記載
    のヒトモノクローナル抗体。 3、抗体がP.アエルギノサフィッシャ ー国際抗原分類系血清型3及び15と反応する、特許請
    求の範囲第1項記載のヒトモノクローナル抗体。 4、ヒトBリンパ芽球細胞系RM−5及 びその誘導体。 5、ヒトBリンパ芽球細胞系FDD7.7 及びその誘導体。 6、ヒトBリンパ芽球細胞系CF−9H 10及びその誘導体。 7、ATCC番号がCRL9477であ る、特許請求の範囲第6項記載のヒトBリンパ芽球細胞
    系。 8、ヒトBリンパ芽球細胞系11F9及 びその誘導体。 9、ATCC番号がHB9464である、 特許請求の範囲第7項記載のヒトBリンパ芽球細胞系。 10、P.アエルギノサフィッシャー免疫 型2と反応しかつIgMイソタイプを有する、特許請求
    の範囲第4項記載の細胞系により産生されるヒトモノク
    ローナル抗体。 11、P.アエルギノサフィッシャー免疫 型4と反応しかつIgMイソタイプを有する、特許請求
    の範囲第5項記載の細胞系により産生されるヒトモノク
    ローナル抗体。 12、P.アエルギノサフィッシャー免疫 型3、6及び7と反応しかつIgMイソタイプを有する
    、特許請求の範囲第6項記載の細胞系により産生される
    ヒトモノクローナル抗体。 13、P.アエルギノサフィッシャー免疫 型5と反応しかつIgMイソタイプを有する、特許請求
    の範囲第8項記載の細胞系により産生されるヒトモノク
    ローナル抗体。 14、MAb−RM5と称されるヒトモノ クローナル抗体。 15、MAb−FDD7.7と称されるヒトモノクロー
    ナル抗体。 16、MAb−9H10と称されるヒトモ ノクローナル抗体。 17、MAb−11F9と称されるヒトモ ノクローナル抗体。 18、特許請求の範囲第4項記載のリンパ 芽球細胞系と永久増殖性細胞及びその誘導体との融合か
    ら産生されるハイブリドーマ。 19、RK−52と称されかつATCC番 号HB9149である、特許請求の範囲第18項記載の
    ハイブリドーマ。 20、RS−1H7と称されかつATCC 番号HB9151である、特許請求の範囲第18項記載
    のハイブリドーマ。 21、RS−1G11と称されかつATC C番号HB9465である、特許請求の範囲第18項記
    載のハイブリドーマ。 22、特許請求の範囲第5項記載のリンパ 芽球細胞系と永久増殖性細胞及びその誘導体との融合か
    ら産生されるハイブリドーマ。 23、FK−16−4と称されかつATC C番号HB9150である、特許請求の範囲第22項記
    載のハイブリドーマ。 24、特許請求の範囲第6項記載のリンパ 芽球細胞系と永久増殖性細胞及びその誘導体との融合か
    ら産生されるハイブリドーマ。 25、CK−1G11−18と称されかつ ATCC番号HB9161である、特許請求の範囲第2
    4項記載のハイブリドーマ。 26、特許請求の範囲第8項記載のリンパ 芽球細胞系と永久増殖性細胞及びその誘導体との融合か
    ら産生されるハイブリドーマ。 27、特許請求の範囲第18項記載のハイ ブリドーマにより産生されるヒトモノクローナル抗体。 28、特許請求の範囲第22項記載のハイ ブリドーマにより産生されるヒトモノクローナル抗体。 29、特許請求の範囲第24項記載のハイ ブリドーマにより産生されるヒトモノクローナル抗体。 30、特許請求の範囲第26項記載のハイ ブリドーマにより産生されるヒトモノクローナル抗体。 31、薬学上許容される担体中にP.アエ ルギノサフィッシャー免疫型と反応する有効量のモノク
    ローナル抗体を含有する、P.アエルギノサ感染症治療
    又は予防用の医薬組成物。 32、特許請求の範囲第31項記載の医薬 組成物の有効量を投与することからなるP.アエルギノ
    サ感染症治療又は予防方法。 33、P.アエルギノサと反応するモノク ローナル抗体が1種以上のフィッシャー免疫型と反応す
    るモノクローナル抗体類からなる、特許請求の範囲第3
    1項記載の医薬組成物。 34、P.アエルギノサと反応するモノク ローナル抗体がフィッシャー免疫型2〜7の各々と反応
    するモノクローナル抗体類からなる、特許請求の範囲第
    31項記載の医薬組成物。 35、薬学上許容される担体中にP.アエ ルギノサ国際抗原分類系血清型と反応する有効量のモノ
    クローナル抗体を含有する、P.アエルギノサ感染症治
    療又は予防用医薬組成物。 36、特許請求の範囲第35項記載の医薬 組成物の有効量を投与することからなるP.アエルギノ
    サ感染症治療又は予防方法。 37、薬学上許容される担体中にフィッシ ャー免疫型2〜7並びに国際抗原分類系血清型3及び1
    5の各々と反応する有効量のモノクローナル抗体を含有
    する、P.アエルギノサ感染症治療又は予防用医薬組成
    物。 38、特許請求の範囲第37項記載の医薬 組成物の有効量を投与することからなるP.アエルギノ
    サ感染症治療又は予防方法。 39、P.アエルギノサ細胞又は無細胞リ ポ多糖類を免疫型2〜7並び血清型3及び 15と特異的に反応するヒトモノクローナル抗体と接触
    させ、かつ結合する抗体を決定することからなる、P.
    アエルギノサフィッシャー免疫型2〜7並びに国際抗原
    分類系血清型3及び15の確認方法。 40、薬学上許容される担体中に、アミノ グリコシド、セファロスポリン、マクロライド、ペニシ
    リン、テトラサイクリン、ポリペプチド及びポリエンか
    らなる抗生物質群より選択される有効量の抗生物質と一
    緒に投与される、P.アエルギノサフィッシャー免疫型
    と反応する有効量のモノクローナル抗体を含有する、P
    .アエルギノサ感染症治療又は予防用医薬組成物。 41、P.アエルギノサと反応するモノク ローナル抗体がフィッシャー免疫型2〜7の各々と反応
    するモノクローナル抗体類からなる、特許請求の範囲第
    40項記載の医薬組成物。 42、特許請求の範囲第40項記載の医薬 組成物の有効量を投与することからなるP.アエルギノ
    サ感染症治療又は予防方法。 43、薬学上許容される担体中に、アミノ グリコシド、セファロスポリン、マクロライド、ペニシ
    リン、テトラサイクリン、ポリペプチド及びポリエンか
    らなる抗生物質群より選択される有効量の抗生物質と一
    緒に投与される、P.アエルギノサフィッシャー免疫型
    と反応する有効量のモノクローナル抗体を含有する、P
    .アエルギノサ感染症並びにP.アエルギノサ及び他の
    微生物に起因する複合感染症の治療又は予防用医薬組成
    物。 44、P.アエルギノサと反応するモノク ローナル抗体がフィッシャー免疫型2〜7と反応するモ
    ノクローナル抗体類からな る、特許請求の範囲第43項記載の医薬組成物。 45、特許請求の範囲第43項記載の医薬 組成物の有効量を投与することからなるP.アエルギノ
    サ感染症並びにP.アエルギノサ及び他の微生物に起因
    する複合感染症の治療又は予防方法。 46、薬学上許容される担体中に、アミノ グリコシド、セファロスポリン、マクロライド、ペニシ
    リン、テトラサイクリン、ポリペプチド及びポリエンか
    らなる抗生物質群より選択される有効量の抗生物質と一
    緒に投与される、P.アエルギノサ国際抗原分類系血清
    型と反応する有効量のモノクローナル抗体を含有する、
    P.アエルギノサ感染症並びにP.アエルギノサ及び他
    の微生物に起因する複合感染症の治療又は予防用医薬組
    成物。 47、P.アエルギノサと反応するモノク ローナル抗体が国際抗原分類系血清型3及び15と反応
    するモノクローナル抗体類からなる、特許請求の範囲第
    46項記載の医薬組成物。 48、特許請求の範囲第46項記載の医薬 組成物の有効量を投与することからなるP.アエルギノ
    サ感染症並びにP.アエルギノサ及び他の微生物に起因
    する複合感染症の治療又は予防方法。 49、薬学上許容される担体中に、アミノ グリコシド、セファロスポリン、マクロライド、ペニシ
    リン、テトラサイクリン、ポリペプチド及びポリエンか
    らなる抗生物質群より選択される有効量の抗生物質と一
    緒に投与される、P.アエルギノサフィッシャー免疫型
    2〜7並びに国際抗原分類系血清型3及び 15と反応する有効量のモノクローナル抗体を含有する
    、P.アエルギノサ感染症並びにP.アエルギノサ及び
    他の微生物に起因する複合感染症の治療又は予防用医薬
    組成物。 50、特許請求の範囲第49項記載の医薬 組成物の有効量を投与することからなるP.アエルギノ
    サ感染症並びにP.アエルギノサ及び他の微生物に起因
    する複合感染症の治療又は予防方法。
JP62195397A 1986-08-06 1987-08-06 治療用ヒト抗シユ−ドモナス・アエルギノサ抗体 Pending JPS63107999A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US89376786A 1986-08-06 1986-08-06
US893767 1986-08-06
US071408 1987-07-16

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63107999A true JPS63107999A (ja) 1988-05-12

Family

ID=25402059

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62195397A Pending JPS63107999A (ja) 1986-08-06 1987-08-06 治療用ヒト抗シユ−ドモナス・アエルギノサ抗体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63107999A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009057080A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Hiroo Mizukawa 注入補助具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009057080A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Hiroo Mizukawa 注入補助具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5196337A (en) Human monoclonal antibody, and its production and use
US5378812A (en) Monoclonal antibodies cross-reactive and cross-protective against P. aeruginosa serotypes
EP0105804A2 (en) Human monoclonal antibodies against bacterial toxins
OA10213A (en) Oral treatment of helicobacter infection
US4834976A (en) Monoclonal antibodies to pseudomonas aeruginosa flagella
EP0341684B1 (en) Human monoclonal antibody, hybridoma producing the same and pharmaceutical
JPH0659233B2 (ja) グラム陰性細菌エンドトキシンをブロツクするモノクローナル抗体
EP0176365B1 (en) Human monoclonal antibody and its preparation
EP0256713A2 (en) Therapeutic human antipseudomonas aeruginosa antibodies
EP0327648B1 (en) Human monoclonal antibody and drug for prophylaxis and treatment of infectious diseases comprising same as effective ingredient
NL194961C (nl) Compositie omvattende een component die in staat is tot reactie met Pseudomonas aeruginosa flagella, farmaceutisch preparaat, cellijn, monoklonaal antilichaam, werkwijze ter bepaling van Pseudomonas aeruginosa, alsmede pakket voor het detecteren daarvan.
Anderson et al. Bovine monoclonal antibodies to the F5 (K99) pilus antigen of E. coli, produced by murine/bovine hybridomas
EP0441395B1 (en) Human monoclonal antibody and pharmaceutical composition containing the same for the treatment of pseudomonas infections
JPS63107999A (ja) 治療用ヒト抗シユ−ドモナス・アエルギノサ抗体
US4772464A (en) Protective antibodies to serotypic determinants of flagellar antigens
EP0434685A1 (en) Gram-negative bacterial endotoxin blocking monoclonal antibodies
JPS63500035A (ja) プソイドモナス アエルギノサ 外毒素aに対する保護用ヒトモノクロ−ナル抗体
Van de Rijn Analysis of cross-protection between serotypes and passively transferred immune globulin in experimental nutritionally variant streptococcal endocarditis
USH1198H (en) Pseudomonas aeruginosa type-specific human monoclonal antibodies, their preparation and use
US5521085A (en) Transformed cell lines producing human monoclonal antibodies specific for Pseudomonas aeruginosa serotypes
EP0211352B1 (en) Protective antibodies to serotypic determinants of flagellar antigens
JP2587770B2 (ja) 形質転換細胞
JPH0361428B2 (ja)
JPH0411897A (ja) 抗緑膿菌外毒素aヒトモノクローナル抗体
EP0383090A1 (en) Human monoclonal antibody to pseudomonas Aeruginosa, and its production and use