JPS6310674Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は新しいタイプの樹木の根元覆いに関す
るものである。

近時市街地、公園、広場などのコンクリート又
はアスフアルト舗装、或いはブロツクや煉瓦舗装
した場所に樹木を植栽する場合、機能的及びデザ
イン的に優れている透模様を付した樹木の根元覆
いを敷設している。

この従来の樹木の根元覆いは、樹木の根元が人
に踏まれないように保護すると同時に、樹木への
給水部を確保する効果があるが、平板状であるた
め樹木の根元覆い上を走行する車輛等により樹木
の幹が傷付けられる虞がある。

そこで本考案は、車輛等の侵入を防止すると共
に、一層美観を増す効果のある樹木の根元覆いを
提供しようとするものである。

即ち、本考案は任意の場所に草花の植栽をする
ポツト部を設け、このポツト部で草花を植栽する
ようにすることにより車輛等の侵入を阻止すると
同時に一層美観を増すようにしたものである。

以下本考案の種々の実施態様について図面に基
づき説明すれば次の通りである。

第１図は本考案の代表的一実施例を示すもの
で、この場合は分割式本体の各構成片１，１の内
側に排水孔２を有するポツト部３を設けたもので
ある。

この構造の場合、樹木Ｔを囲繞する植込部Ａが
形成されるので、各植込部Ａに草花等を植栽すれ
ば美観を増すと共に樹木Ｔは防護されることにな
るので、従来のように車輛等により幹が傷付けら
れることを避けることができる。

第２図は水耕植物を植栽する場合に用いられる
もので排水孔のないポツト部３′を各構成片１，
１の内側に設けたものである。

第３図は更に異なる実施例を示すもので、ポツ
ト部３″，３″の底部に植木ばち４，４が入る透孔
５，５を設けて、別の場所で育成した植木ばちを
四季折々に交換し易くして植込み作業の簡易化を
図つたものである。

また第４図に示すものはポツト部３，３の
底部６，６が地面に接地するように下面に突出さ
せて、従来の分割式本体のように、止金具で相互
に連結しなくとも、構成片１，１が安定して設置
し得るようにしたものである。

以上例示した何れのものにおいてもポツト部に
色彩のよい草花を植栽することにより、アクセン
トをつけ、歩行者の目を楽しませることができ、
実用上木の根元覆いの構造として優れたものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図は夫々本考案の実施例の断面図
である。 １……構成片、２……排水孔、３……ポツト
部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 草花類の植栽をするポツト部を具備したことを
   特徴とする樹木の根元覆い。