JPS6310659A - ポリイミド樹脂組成物及びその製造法 - Google Patents

ポリイミド樹脂組成物及びその製造法

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JPS6310659A
JPS6310659A JP14728286A JP14728286A JPS6310659A JP S6310659 A JPS6310659 A JP S6310659A JP 14728286 A JP14728286 A JP 14728286A JP 14728286 A JP14728286 A JP 14728286A JP S6310659 A JPS6310659 A JP S6310659A
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JP
Japan
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formula
polyimide
repeating unit
resin composition
polyimide resin
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JP14728286A
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English (en)
Inventor
Takayuki Oota
太田 隆之
Tokio Yamamuro
山室 時生
Naoki Takamiya
直樹 高宮
Tetsuo Kasai
鉄夫 笠井
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Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はフィルム等の製造に有用なポリイミド樹脂組成
物に関し、更に詳しくは一般式(1)で示される&l返
し単位を有するポリイミドに特定量の一般式〔■〕で示
される繰り返し単位を有するポリイミドを含有せしめた
ポリイミド樹脂組成物に関するものである。
〔従来の技術:〉よびその問題点〕
ポリイミドフィルムの製造は一般にポリイミドの有機溶
媒溶液又はポリイミドの@駆体であるポリアミド酸の溶
液を加熱ドラムやベルトなどの基体上に流延し、熱風で
溶媒を乾燥除去して自己支持性フィルムとした後、基体
からフィルムを剥離してさらに勢処理を施すことによっ
てポリイミドフィルムとする。しかし、この方法で得ら
れるフィルムは表面が極めて平滑であるため、滑シ性に
著しく劣シ、巻埴シ、巻出し等フィルム製造上及びその
稜加工上大きな問題があった。
滑り性を改良する方法として加熱ドラムやベルト等の基
体の表面そ粗らすとか、無機粒子を添加する方法が考え
られるが、これらの方法では渭り性は改良されうるが、
表面力1著しく徂れたりして均一な凹凸をつけることが
回器であった。また、他の重合体そ0加する方法では、
高温での稜加工時、添加重合体の溶融による、フィルム
の溶着等の問題が生じ、商品価値の著しく劣ったフィル
ムしか得られなかった。即ち、従来技術では、ポリイミ
ドフィルムの特徴を生かしたまま、表面が平滑で且つ滑
シ性の良好なフィルムを得る事は困難であった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは上記諸間頭を解決するため、鋭意研究の結
果、特定量の構造式(II)で示される繰シ返し単位を
有するポリイミドを一般式〔■〕で示される繰シ返し単
位を有するポリイミド樹脂に含有せしめることにより、
従来法の流延フィルム化技術によっても、表面平滑で且
つ滑り性の良好なポリイミドフィルムが得られることを
発見し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明の要旨は、一般式[1) (式中 R1はダ価の有機基 R2は1価の有機含は除
く。) で示される繰り返し単位を有するポリイミド重合体70
0重量部に対し、構造式[1)%式% で示される繰シ返し単位を有するポリイミド重合体0.
7〜75重量部を含有してなることを特徴とするポリイ
ミド樹脂組成物及びその製造方法に存する。
以下に、本発明の詳細な説明する。
本発明において一般式口〕で示される繰り返し単位を有
するポリイミドは、例えばジアミン化合物とテトラカル
ボン酸二無水物との公知の反応によって得られる。
即チ、g、a’−ジアミノジフェニルエーテル、<t、
a′−ジアミノジフェニルメタン、p−7二二レンジア
ミン、 3.3’−ジメチルベンジジン等のジアミン化
合物とピロメリット酸二無水物、ベンゾフェノンテトラ
カルボン酸二無水物、3sisり、り′−ビフェニルテ
トラカルボン酸二無水物等のテトラカルボン酸二無水物
とを実質的に等モルで仕込み、N、N−ジメチルホルム
アミド、N。
N−ジメチルアセトアミド、N−メテルーーービロリド
ン、フェノール、p−クロロフェノール等の有機溶媒中
で比較的低温、例えば50℃以下で反応させてポリイミ
ド前駆体溶液を作シ、これを熱的あるいは化学的にイミ
ド閉環させる公知の方法等によって製造される。又、例
えばJ 、 j’、4t、 9t/−ベンゾフェノンテ
トラカルボン酸二無水物とトルエンジイソシアネート及
びメチレンビス(フェニルインシアネート)のi合物’
i同時にあるいは順次に反応させる方法によっても製造
される。
なお、ジアミン化合物として複数at類を用いることも
できるし、少量のトリアミン化合物を併用してもよい。
又、必要に応じて投数種類のテトラカルボン酸二無水物
を用いることもてきる。
一般式〔■〕中のR1の例としては、下記の構造式を有
する基を挙げることが出来る。
〇 一般式(1)中のR2の例としては、下記の構造式を有
する基を挙げることが出来る。
れる。
更に、一般式(1)で示される繰り返し単位の数(11
合度)としては、ポリイミドの耐熱性、機械的強度等か
ら10以上1ooo以下であることが好ましい。又、N
、N−ジメチルホルムアミド又はタッチ硫酸中、0.!
 f/dll の濃度かつ30℃の温度で測定した対数
粘度(ηinh )が00jda/f〜10dj/fの
範囲のものが好ましい。
本発明において、構造式〔■〕で示される繰シ返し単位
を有するポリイミドは、g、g’−ビスアミノフェノキ
シフェニルプロパント、z、i’、t。
ダ′−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物を実質的に
等モルで仕込み、N、N−ジメチルホルムアミド、N、
N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、p
−クロロフェノール等の有機溶媒中で比較的低温、例え
ばSO℃以下で反応させてポリイミド前駆体溶液を作)
、これを熱的あるいは化学的にイミド閉環させる公知の
方法等によって製造される。
前示構造式〔…〕で示される繰シ返し単位の数(重合度
)としては、ポリイミドの耐熱性、機械的強度等から7
0以上1ooo以下であることが好ましい、又、N−メ
チルピロリドン中、0、J f/aの濃度かつio℃の
温度で測定した対数粘賀(η蝕)が、コ、Or:l/l
〜コ、jrdl/fの範゛囲のものが好ましい。
前足構造式〔■〕で示される操シ返し単位を有するポリ
イミドの添加量は前足一般式〔■〕で示される繰り返し
単位を有するポリイミド100f量部に対し、θ、/〜
IjM量部、好ましくは1〜10重景部である。0./
 11量部よシ少ないと滑シ性が十分改良されず、又、
75重量部より多くなると滑り性は十分改良されるが、
表面が粗れて商品価値の著しく劣ったものしか得られな
くなる。
次に本発明のポリイミド樹脂組成物の製造法について説
明する。
前足一般式〔I〕で示される繰シ返し単位を有するポリ
イミド溶液又は前足一般式(I[[)で示される繰り返
し単位を有するその前駆体溶液に前足構造式〔IV〕で
示される繰り返し単位を有するポリアミド酸溶液を添加
混合した後、有機溶媒を乾燥除去する。必要に応じ加熱
乾燥する。
前足一般式〔■〕で示される繰シ返し単位を有するポリ
イミド前駆体の場合は加熱乾燥と同時tζイミド閉環す
るか、乾燥後加熱してイミド閉環して本発明の組成物を
得る。
また、前足一般式CDで示される繰り返し単位を有する
ポリイミド又は前足一般式(I[)で示される繰り返し
単位を有するその前、9体の製造時、即ち、重合時に単
量体と一緒に又は重合中に前足溝造式〔IV〕のポリア
ミド虐溶液を仕込んで重合し、前足構造式CF/]のポ
リアミド酸溶液含有前示一般式〔■〕のポリイミド6液
又はその前駆体溶液を得た後、上記のようにして本発明
の組成物を得てもよい。
本発明のポリイミド樹脂組成物は耐熱性の極めて高いフ
ィルム、塗膜等として有用でちゃ、特に表面の凹凸が小
さいにもかかわらず、動摩擦係数が小さいという特徴を
有する滑り性の改良されたものである。
本発明のポリイミド樹脂m献物からなるフィルムあるい
はシートは前述の如くベルト(ドラム)上に流延する方
法によって一般に調造されるが、また、ガラス板等の上
に流延することによっても製造される。さらにアルミニ
ウム、鉄、傭、銅、セラミックス等の基板の上にコーテ
ィングして溶媒を乾燥除去することによシ、積層体とす
ることも出来る。
本発明の組成物はそれ自体公知の方法に従い周知の配合
剤、例えば酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、着色
剤等を配合してもよい。
〔実施例〕
以下、実施例によって、本発明の詳細な説明するが、本
発明はその要旨を越え々い限シ、下記実施例によって限
定されるものではない。
なお動摩擦係数はASTM−D−//4tダに基き測定
したフィルムとフィルム間の動摩擦係数で、フィルムの
滑り性を表わし、動摩擦係数が小さい程滑り性が優れて
いることを示す。又、表面粗度(Ra)は、ランクテー
ラーホプソン社製タリステップ@)を用い、JIS−B
θ6θlに定義された方法に準じて平均突起高さを求め
た。
実施例1〜3、比較例1 tootM合釜中にg、4t’−ジアミノジフェニルエ
ーテル(以下、ODAと略記する)2.22鱈のN、N
−ジメチルアセトアミド(以下、DMACと略記する)
溶液と、3.3′−ジメチルベンジジ以 ン(沈下0TI)と略記する)、2.37卯のDMムC
溶 ノ液を仕込み攪拌混合し、更にピロメリット酸二無
水物(以下PMDAと略記する)4t、り/fを少量ず
つ添加した後、反応釜中のDMA O総量が69.73
klとなるようにDMA0を加えた。反応液温度をダ0
℃に保ちつつ攪拌下に1時間重合し、粘稠なポリイミド
前駆体(ポリアミド酸)溶液を得た。この溶液の一部を
とDs N−メチルピロリドン(以下NMPと略記する
)で希釈してo、s t7cia溶液を調製し、対数粘
度を測定したところ2.2dll/l であった。
次に3004フラスコに g 、 y /−ジアミノフ
ェノキシフェニルプロパン(以下g、g’−BAPPと
略記する) /2.32 fを仕込み、DMACで溶解
し、3.31,4t、@/−ビフェニルテトラカルボン
酸二無水物(以下、BPD人と略記)r、r/fを添加
した後、反応容器中のDMAC総量が/!!、Ofと々
るようにDMACを加えた。室温下、5時間攪拌重合し
たのち22時間放置して前足構造式〔IV)で示される
繰り返し単位を有するポリアミド酸溶液を得た。この溶
液の一部をとJ、NMPで希訳して0.J□P溶液を調
整し、対数粘度を測定したところ2.2dllf″′C
あった。
先に重合したPMDA系ポリイミド前駆体溶液2001
を攪拌装置付フラスコにょシ、PMDA系ポリイミド前
、電体100重量部に対し、DPI)A系ポリイミド前
駆体が表1の割合に々るように加え、室温で約5時間攪
拌し、よく混合した。この混合液をドクターナイフにて
ガラス板上にキャストし、120℃でIO分間熱風乾燥
機中で乾燥した。次いでこの半乾燥フィルムを金属枠に
固定し、200℃で74分間さらにito℃でダ分間熱
処理を行い、50μmのフィルムを得た。このポリイミ
ドフィルムの表面粗度及び動摩擦係数を測定した結果を
表1に示す。
表 / 〔発明の効果〕 本発明によると、耐熱性および機械的強度に優れ、表面
が平滑で且つ滑り性の良好なフィルムを得ることができ
るため、工業的に有用である。
出 願 人  三菱化成工業株式会社 代 理 人  弁理士 長谷用  − (ほか1名)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼………〔 I 〕 (式中、R^1は4価の有機基、R^2は4価の有機を
    示す。但し、R^1が▲数式、化学式、表等があります
    ▼であり、か つR^2が▲数式、化学式、表等があります▼である 場合は除く。) で示される繰り返し単位を有するポリイミド100重量
    部に対し、下記式〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ ……〔II〕 で示される繰り返し単位を有するポリイミド0.1〜1
    5重量部を含有してなることを特徴とするポリイミド樹
    脂組成物。
  2. (2)一般式〔II〕で示される繰り返し単位を有するポ
    リイミドを0.5〜10重量部含有する特許請求の範囲
    第1項記載のポリイミド樹脂組成物。
  3. (3)一般式〔III〕 ▲数式、化学式、表等があります▼……〔III〕 (式中、R^1は4価の有機基、R^2は2価の有機基
    を示す。但しR^1が▲数式、化学式、表等があります
    ▼であり、かつR^2が▲数式、化学式、表等がありま
    す▼である場合 は除く。) で示される繰り返し単位を有するポリアミド酸100重
    量部と、下記式〔IV〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ ……〔IV〕 で示される繰り返し単位を有するポリアミド酸0.1〜
    15重量部とからなる混合溶液を加熱して溶媒を除去す
    るとともにイミド化することを特徴とするポリイミド樹
    脂組成物の製造法。
  4. (4)一般式〔IV〕で示される繰り返し単位を有するポ
    リアミド酸が0.5〜10重量部である特許請求の範囲
    第3項記載のポリイミド樹脂組成物の製造法。
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