JPS6310603Y2 - - Google Patents

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JPS6310603Y2
JPS6310603Y2 JP444983U JP444983U JPS6310603Y2 JP S6310603 Y2 JPS6310603 Y2 JP S6310603Y2 JP 444983 U JP444983 U JP 444983U JP 444983 U JP444983 U JP 444983U JP S6310603 Y2 JPS6310603 Y2 JP S6310603Y2
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voltage
piezoelectric
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polarization direction
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JP444983U
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Description

【考案の詳細な説明】 《考案の分野》 この考案は、いわゆる圧電バイモルフからなる
アクチエータで機械的接点機構を作動させる圧電
式キープリレーに関し、特に、入力電圧の極性を
変えることで接点機構を反転させる1入力形のも
の関する。
《考案の背景》 最近、いわゆる圧電バイモルフをアクチエータ
として接点機構を作動させるようにした圧電式リ
レーが開発され、接点機構との組合せでキープリ
レーの形態をとるものも開発されている。
この種の圧電式リレーに用いられる圧電アクチ
エータの構造を第1図に示している。圧電アクチ
エータは、2枚の圧電素子1と2を張り合わせた
2層の構造体からなる。両圧電素子1,2の両面
には電極が形成されていて、両者の接合面の電極
は端子Aに共通接続され、他の面の電極は端子B
に共通接続されている。また、圧電素子1,2は
それぞれ矢印で示す方向に分極処理が施されてい
る。
上記の圧電アクチエータの一端を固定して片持
梁の状態とし、端子AとB間に所定の直流電圧を
印加すると、その電圧の極性に応じて、例えば圧
電素子1がその長さ方向に伸長し、反対に圧電素
子2が収縮する。その結果、アクチエータの自由
端側が矢印aのごとく下側へ変位するように撓
む。端子A,Bに印加する直流電圧の極性を反対
にすると、両圧電素子1と2の伸長、収縮の関係
が反対となり、アクチエータの自由端側は矢印b
のごとく上側へ変位する。
この圧電アクチエータと機械的接点機構とを組
合せ、アクチエータの変位でもつて接点機構を作
動させるように結合し、圧電式リレーが構成され
る。
圧電式リレーは、圧電アクチエータが電圧効果
で動作し、電流をほとんど消費しないことから、
従来の電磁式リレーに比較して消費電力が極めて
小さい、発熱しない等の利点を有している。
ところが、圧電アクチエータは次のような基本
的な問題点がある。端子A,B間に印加される直
流電圧は、2つの圧電素子1と2の一方に対して
はその分極方向と順方向に作用し、他方に対して
は分極方向と逆方向に作用する。その結果、2つ
の圧電素子1と2の一方が伸長し、他方が収縮す
るわけである。ここで圧電素子の分極方向と順方
向に印加される電圧は問題ないが、分極方向と逆
方向に印加される電圧は圧電素子の分極性を低減
させるという問題がある。圧電素子の分極方向と
逆方向に長期間電圧が印加されていると、分極の
減衰が顕著となり、徐々に圧電性を失い、脱分極
の状態となる。すると素子の圧電性が失われ、ア
クチエータとしての変位量が小さくなてしまう。
《考案の目的》 この考案の目的は、上述した圧電アクチエータ
の特質に鑑みて、圧電アクチエータの性能が劣化
しない長寿命を1入力形圧電式キープリレーを提
供することにある。
《考案の構成と効果》 上記の目的を達成するために、この考案は、反
転バネにより2位置に安定する機械的接点機構
と、2枚の圧電素子の積層構造体からなり、駆動
電圧の極性に応じて2方向に変位して、その変位
によつて上記接点機構を反転させる圧電アクチエ
ータと、入力端子に与えられる電圧を適宜に分圧
して上記圧電アクチエータの両圧電素子の駆動電
圧として印加する回路で、分圧抵抗とダイオード
で回路構成され、入力電圧の極性に応じて分圧比
が異なる有極性の分圧回路とを備え、上記圧電素
子の分極方向と順方向に印加される駆動電圧が大
きく、分極方向と逆方向に印加される駆動電圧が
小さくなるようにしたことを特徴とする。
この構成によれば、キープリレーであることか
ら圧電素子には正負両方向の直流電圧が印加され
るが、印加電圧が圧電素子の分極方向と逆方向に
なるときに、自動的にその電圧が順方向の場合よ
り低くなるので、逆方向の電圧による減極作用は
非常に小さくなり、長時間使用しても圧電アクチ
エータの性能がほとんど劣化せず、長寿命な1入
力形圧電式キープリレーを実現することができ
る。
《実施例の説明》 第2図はこの考案の一実施例による1入力形圧
電式キープリレーの構成を示している。接点機構
20は、対向配置された2つの固定接片21,2
2と、固定接点21,22間を移動する可動接点
23を固着した可動片25を有する。可動片25
には一体に反転バネ24が形成され、その基端は
固定部材26に支持され、その可動端が、圧電ア
クチエータ10の先端に係合している。
圧電アクチエータ10は、先に説明したように
2枚の圧電素子1と2を張り合わせた圧電バイモ
ルフからなる。なお、図中の矢印cは圧電素子1
と2の分極方向を示している。
圧電アクチエータ10の左端が固定され、その
右側の自由端側が接点機構20の可動片25の先
端25の先端に係合しており、アクチエータ10
の変位aあるいはbにより可動片25を反転させ
る。可動片25は、その反転バネ24の作用によ
り、固定接点21側に接触した位置と固定接点2
2側に接触した位置の両方に安定する。アクチエ
ータ10の変位は可動片25を反転させるための
トリガとして作用する。
また、図のように圧電素子1と2の張り合わせ
面の共通電極11は入力端子Bに接続され、圧電
素子1の上面側電極12が有極性分圧回路31の
出力端Cに接続され、圧電素子2の下面側電極1
3は有極性分圧回路32の出力端Dに接続されて
いる。
分圧回路31は、入力端子AB間に与えられる
電圧を適宜に分圧して出力端Cに生じさせ、その
電圧を圧電素子1(電極11と12間)に印加す
る。ただし、この分圧回路31は有極性で、入力
端子AB間に与えられる直流電圧の極性に応じて
その分圧比が異なる。
つまり、分圧回路31は分圧抵抗R1,R2お
よびダイオードD1,D2からなり、端子Aに正
電圧+Eが印加された場合、ダイオードD1を通
して出力端Cに入力電圧+Eがほぼそのまま(ダ
イオードD1の順方向電圧降下がある)生じ、そ
の電圧が圧電素子1に印加される。このときの電
圧は圧電素子1の分極方向に順方向の電圧であ
る。これに対して入力端子Aに負電圧−Eが印加
された場合、その電圧が抵抗R1とR2で分圧さ
れ、分圧電圧が出力端Cに生じ、圧電素子1に印
加される。このときの電圧は圧電素子1の分極方
向と逆方向の電圧である。つまり、圧電素子1の
駆動電圧が分極方向と順方向の場合には大きく、
分極方向と逆方向の場合には小さくなる。
もう1つの圧電素子2の駆動電圧を与える有極
性分圧回路32は、分圧抵抗R3,R4およびダ
イオードD3,D4からなり、上述の分圧回路3
1とその動作極性が反対であるが、その作用は同
じである。つまり、入力端子Aに正電圧+Eが印
加された場合、圧電素子2に分極方向と逆方向の
分圧されて小さな駆動電圧を印加し、反対に負電
圧−Eが入力端子Aに印加された場合、圧電素子
2に分極方向と順方向の大きな駆動電圧を印加す
る。
つまり、入力端子Aに正電圧+Eを印加する
と、圧電アクチエータ10の電極11が負で電極
12および13が正となる駆動電圧が印加される
が、電極11,12間の駆動電圧は大きく、電極
13,11間の電圧は小さい。この駆動電圧を受
けてアクチエータ10は矢印aの方向に変位し、
接点機構20を反転させる。接点機構20を反対
に動作させるには、入力端子Aに負電圧−Eを印
加すればよい。その際の圧電素子1と2に加わる
電圧の大小関係は上記と逆になる。
なお、分圧回路31におけるダイオードD2
は、入力端子Aに正電圧+Eが印加されている状
態において分圧抵抗R1とR2に不要な電流を流
さないようにするためのものであり、抵抗R1,
R2が充分大きく選ばれておれば、ダイオードD
2を省略してもよい。同様に、分圧回路32にお
けるダイオードD4を省略してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は圧電アクチエータの説明図、第2図は
この考案の一実施例による1入力形圧電式キープ
リレーの構成説明図である。 10……圧電アクチエータ、1……圧電素子、
2……圧電素子、20……接点機構、21,22
……固定接点、23……可動接点、24……反転
バネ、25……可動片、31,32……有極性の
分圧回路、A,B……入力端子。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 反転バネにより2位置に安定する機械的接点機
    構と、 2枚の圧電素子の積層構造体からなり、駆動電
    圧の極性に応じて2方向に変位して、その変位に
    よつて上記接点機構を反転させる圧電アクチエー
    タと、 入力端子に与えられる電圧を適宜に分圧して上
    記圧電アクチエータの両圧電素子の駆動電圧とし
    て印加する回路で、分圧抵抗とダイオードで回路
    構成され、入力電圧の極性に応じて分圧比が異な
    る有極性の分圧回路と、 を備え、上記圧電素子の分極方向と順方向に印
    加される駆動電圧が大きく、分極方向と逆方向に
    印加される駆動電圧が小さくなるようにしたこと
    を特徴とする1入力形圧電式キープリレー。
JP444983U 1983-01-17 1983-01-17 1入力形圧電式キ−プリレ− Granted JPS59110936U (ja)

Priority Applications (1)

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JP444983U JPS59110936U (ja) 1983-01-17 1983-01-17 1入力形圧電式キ−プリレ−

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JPS59110936U JPS59110936U (ja) 1984-07-26
JPS6310603Y2 true JPS6310603Y2 (ja) 1988-03-29

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JP444983U Granted JPS59110936U (ja) 1983-01-17 1983-01-17 1入力形圧電式キ−プリレ−

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