JPS63103119A - ボ−ドドレンリ−ルの取付け装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、水分を含む湿地や干拓地等の軟弱地盤を改良
するため、水分吸上げ用ボードドレンを地中に埋設する
ボードドレン施工機において、ボードドレンを巻いたリ
ールを取付ける装置に関する。

（従来の技術） 軟弱地盤を改良するため、地盤にボードドレン（従来は
紙を材料とし、ペーパードレンと称されていたが、近年
はプラスチックス製を主流とし、プラスチックドレンと
称されることもある。）と称される毛細管現象による水
分吸上げ部材を、マンドレルと称されるパイプに抜は止
めして収容した状態でボードドレンの上端が地上に露出
するように施工機によって埋設し、これを長期間放置し
ておくことにより、前記ボードドレンを介して吸上げら
れる地下水を地上において蒸発させ、これによって地盤
改良を行なうことが行なわれている。

このようなボードドレンを用いる軟弱地盤改良用施工機
においては、ボードドレンを巻いたリールを幽付けるリ
ールスタンドは、ボードドレンを収容した゛マンドレル
を取付けたマンドレル取付け装置に一体に設けである。

このマンドレル取付は装置は、施工機本体上に設置され
ているウィンチによりリーダに沿って昇降される。この
ような装はにおいて、施工途中にボードドレンの残り分
が不足し、補給の必要が生じた場合は、リールスタンド
がリーダの下部（地上近く）にある状態、すなわちマン
ドレルが埋設されたままの状態でリールの交換作業を行
なう必要がある。しかし、このリールの交換作業を行な
うには時間が必要であるから、この間、埋設されている
マンドレルが周辺土圧により引抜きが不能となってしま
うという事態が発生する（このような事態の発生は、特
に高深度、多連施工の場合に起こりやすい、）という問
題点があった。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたもので、ボー
ドドレン交換によるマンドレルの引抜きが不能となるこ
とのないボードドレンリール取付は装置を提供すること
を目的とする。

（問題点を解決するための手段） この目的を達成するため、本発明は、マンドレルの頂部
を一体にあるいは着脱自在に取付けるマンドレル取付は
装置に、ボードドレンのリールスタンドを着脱自在に取
付け、前記リールスタンドのマンドレル側にマンドレル
またはリーダに設けられているガイドレールを案内部材
とするガイド装置を設け、施工機には、前記マンドレル
取付は装置用ウィンチとは別のリールスタンド巻上げ可
能なウィンチを備えると共に、前記リールスタンドを前
記マンドレル取付は装置に地上における操作により着脱
する遠隔操作装置を備えたことを特徴とするもので、ボ
ードドレン交換時には、リールスタンドをマンドレル取
付は装置から分離し、リールスタンドを地上に残してマ
ンドレル取付は装置をマンドレルと共に引上げた後、ボ
ードドレンを地上にて交換し、その後リールスタンドを
ウィンチにより引上げ、遠隔操作によりリールスタンド
とマンドレル取付は装置とを結合する。

（実施例） 以下本発明の一実施例を図面により説明する。

第１図は本発明によるリール取付は装置を備えたボード
ドレン施工機の一例を示す側面図である。

第１図において、ｌは施工機本体であり、下部走行体１
ａ上に旋回装置ｉｂを介して上部旋回体ＩＣを設置し、
上部旋回体ＩＣ上には、原動機１巻上装置および各種制
御装置が組込まれている。２はリーダであり、該リーダ
２は上部旋回体ＩＣの前部にブラケットとビンを介して
回動自在に立設され、その上部と上部旋回体ＩＣの後部
との間に介在さセた左右のバックステー３によりほぼ鉛
直に支持される。なお１本体１は、油圧ショベル等を用
い、ブームの先端にリーダ２を取付ける構造も採用でき
る。

２０は前記リーダ２に沿って設けられたガイドレール、
５はガイドレール２０に沿って摺動するガイドギブ２１
を介して上下動自在に装着されたマンドレル取付は装置
であり、該マンドレル取付は装置５は、前記上部旋回体
ＩＣ上に設置されたウィンチ２２に巻かれ、かつトップ
シーブ４に掛けられたワイヤローブ３０により支持され
ており、該マンドレル取付は装置５には、後述の機構に
より、ボードドレン１７を巻いたリールスタンド６を着
脱自在に取付ける。また、該マンドレル取付は装置５に
は、１本以上のマンドレル７を垂下状に固設するか、あ
るいはボルト等により着脱自在に取付ける。マンドレル
取付は装置５に複数本のマンドレル７を取付ける場合に
は、マンドレル７と同数のリールスタンド６を備える。

マンドレル７は中空鋼管であり、ボードドレン１７を内
部に収容し、ボードドレン１７の下端を折り曲げてマン
ドレル７に係止させる等の手段により抜は止めする。

３１はガイドレール２０に摺動自在に装着されたガイド
ギブ３２ａを有し、マンドレル７を挟持するチャック装
置３２と、該チャック装置３２とリーダ２下部との間に
設けられたマンドレル圧入用油圧シリンダ３３とからな
るマンドレル圧入装置である。

次←こボードドレン取付は装置について、第２図ないし
第′５図により説明する。第２図および第４図に示すよ
うに、リールスタンド６には、リール６ａを設け、この
リール６ａにボードドレン１７を渦巻状に巻いたもの１
７Ａが装着可能となるように、分解可能な構造を有する
。また、リールスタンド６の上部の中心には、本体１に
設置される前記ウィンチ２２とは別のウィンチ（図示せ
ず）に巻かれた吊りロープ１６に接続する接続部６１が
設けられ、吊りロープ１６は、マンドレル取付は装置５
に前方に突出させて設けたブラケット５Ｃに取付けた対
をなすガイドローラ２７に案内され、マンドレル取付は
装置５とリールスタンド６との位置ずれ無くリールスタ
ンド６が引上げられるようになっている。

マンドレル取付は装置５には、下方に突出するように取
付けた板状の雄結合部５ａを設け、一方、リールスタン
ド６には、前記雄結合部５を挟むように挿入する２枚の
平行板からなる雄結合部６ｄが設けてあり、これらの結
合部５ａ、８ｄには、第３図に示すように、ビン穴１８
．１９がそれぞれ上下２個所に穿設され、これらのビン
穴１８．１９に上下２本のビン１０を挿入することによ
ってマンドレル取付は装置ｉ１５にリールスタンド６が
結合されるようになっている。

第３図、第４図に示すように、ビン１０による結合は、
地上からの遠隔操作によって行なわれるように構成され
ている。すなわち、雄結合部６ｄの一側面には、ビンｌ
Ｏを摺動自在に貫通保持した箱状のビン保持部６ｈが設
けられ、ビン１０のビン保持部６ｈ内の部分には、ばね
受け１１が固定され、該ばね受け１１とビン保持部６ｈ
の内壁との間には、ビン１０を結合方向に突出させるよ
うに付勢するばね１２が巻装されている。また、ビン保
持部６ｈの外側にはビン１０にそれぞれ対応したブラケ
ット２３が設けられ、ブラケット２３にはビン２４によ
りリンク１３が回動自在に取付けてあり、各リンク１３
の一端は長穴１３ａを介し、ビンｌＯの一端とビン２５
により連結され、各リンク１３の他端は接続リンク１４
にビン２６により接続され、接続リンク１４には、地上
から操作するための紐、ワイヤロープ、チェーンなどの
操作部材１５が接続されている。

また、第２図、第４図に示すように、前記雄結合ｆｆＢ
６ｄのマンドレル側には、リールスタンド６を吊上げる
際に、マンドレル取付は装置５に対する位置ずれを起こ
さないように、マンドレル７に沿って転勤する複数個（
図示例は３個）のガイドローラ９を取付けたブラケット
８が、ボルト２８およびナツト２９により取付けである
。第３図に示すように、雄結合部６ｄを構成する上部開
口部は外開きに曲成すると共に、第２図、第４図に示す
ように、雄結合部６ｄ内には雄結合部５ａを案内するガ
イド板６ｆが設けられ、さらに、雄結合部５ａの左右に
は、雄結合部６ｄの上端６ｅが当接するストッパ５ｂを
設けることにより、リールスタンド６を引上げた際に、
雌雄の結合部５ａ。

６ｄが円滑に嵌合され、かつビン穴１８．１９の位置合
わせが自動的に行なわれるようにしている。

３４はリールスタンド６の上部に設けたボードドレン案
内用ローラ、３５．３６はマンドレル取付は装置５に設
けたボードドレン案内用ローラである。

次にこの装置の作用について説明する０通常は、マンド
レル取付は装置５とリールス・タンドロとは第３図に示
すようにビン１０により結合されており、第１図および
第２図の状態に保持され、施工可能な状態となっている
。マンドレル７の下端にボードドレン１７の下端を係止
させ、圧入装置３１によりマンドレル７を地中に圧入し
、マンドレル７のほぼ全長について圧入した後、マンド
レル７をウィンチ２２により引上げると、マンドレル７
のみが引上げられ、ボードドレン１７は残留し、残留し
たボードドレン１７を地上部分にて切断して次の地点で
再び同じ動作を繰返すことにより、連続打設施工を行な
うが、これによりボードドレン１７を補給する必要が生
じた場合には、第５図に示すように、リールスタンド６
を台３７にａ置し、例えば杭打機本体１の運転員が操作
部材１１５を引くことによって、ビン１０をビン穴１８
　、１９’から抜き、これによりリールスタンド６をマ
ンドレル取付は装置５から外し、ウィンチ２２を作動さ
せてマンドレル７をその取付は装置５と共に予め引上げ
ておき、土庄によってマンドレル７が引抜けなくなる事
態の発生を防止する。そして、地上に残しておいたリー
ルスタンド６に新たなボードドレン巻きもの１７Ａを装
着する。そして、吊りロープ１６をリールスタンド６の
接続部６１に接続し、ウィンチを作動させて吊りローブ
１６を介してリール６ａと共にリールスタンド６を引上
げる。この際、マンドレル７に沿って転動するガイドロ
ーラ９を案内としてリールスタンド６が引上げられ、ま
た、吊りロープ１６もガイドローラ２７により案内され
る。リールスタンド６がマンドレル取付は装置５の近傍
に達した際に、前記運転員が操作部材１５を引くと、ビ
ン１０が保持部６ｈ内に没し、ビン１０が雄結合部５ａ
に当接することなく上昇でき、雌雄の結合部５ａ、６ｄ
が嵌合され、ストッパ５ｂに結合部６ｄの上端６ｅが当
接した後、操作部材１５を離すと２ばね１２の力により
ビン１０がビン穴１８゜１９に挿入され、リールスタン
ド６がマンドレル取付は装置５に結合される。

上記動作において、リールスタンド６を吊りローブ１６
を介して吊上げる際、マンドレル７をガイド部材として
利用しているので、リールスタンド６が遊離することな
く、リールスタンド６の位置決めが正確に行なわれる。

なお、上記実施例においては、遠隔操作装置として、ビ
ン１０、バネ１２、リンク１３および操作部材１５によ
り構成される機械式のものを用いたが、油圧式、空気圧
式、電気式などの動力源を用いたもの等を用いることが
できる。また、リールスタンド６を案内するものとして
は、単管式の場合には、マンドレル以外にリーダ２に設
けたガイドレール２０を用いることができる。

（発明の効果） 以上述べたように、本発明においては、マンドレルの頂
部を一体にあるいは着脱自在に取付けるマンドレル取付
は装置に、ボードドレンのリールスタンドを着脱自在に
取付け、前記リールスタンドのマンドレル側にマンドレ
ルまたはリーダに設けられているガイドレールを案内と
するガイド装置を設け、施工機には、前記マンドレル取
付は装置用ウィンチとは別のリールスタンド巻上げ可能
なウィンチを備えると共に、前記リールスタンドを前記
マンドレル取付は装置に地上における操作により着脱す
る遠隔操作装置を備えたので、ボードドレンの補給が必
要になった時、リールスタンドをマンドレル取付は装置
から分離して地上に残し、マンドレルをマンドレル取付
は装置と共に引上げておいて、地上においてボードドレ
ンの交換を行なうことが可能であるから、マンドレルが
土庄によって引抜けなくなる事態の発生を防止すること
ができる。また、このため、高深度施工や多連施工も可
能となる。

また、リールを取付けたリールスタンドをマンドレルあ
るいはガイドレールを案内としてウィンチにより巻上げ
て取りつけるため、リールスタンドもマンドレル取付は
装置に対する位置合わせが確実に行なわれ、結合が容易
かつ確実に行なわれる。

また、ボードドレンの交換、補給作業は遠隔装置により
、地上において施工機本体の運転員により行なえるので
、リーダに人が登ってボードドレンのリール交換作業を
行なう必要がなく、極めて安全である。

【図面の簡単な説明】

ｉ’ｓ　１図は本発明によるリール取付は装置の一実施
例を装備した施工機の一例を示す側面図、第２図は第１
図のＥ部の拡大図、第３図は第２図のＦ−Ｆ拡大断面図
、第４図は第２図のＨ−Ｈ断面図、第５図は該実施例に
おけるボードドレン交換時における状態を示す側面図で
ある。 特許出願人　東急建設株式会社外１名 代理人　弁理士　秋木正実外１名 −第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. マンドレルの頂部を一体にあるいは着脱自在に取付ける
   マンドレル取付け装置に、ボードドレンのリールスタン
   ドを着脱自在に取付け、前記リールスタンドのマンドレ
   ル側にマンドレルまたはリーダに設けられているガイド
   レールを案内部材とするガイド装置を設け、施工機には
   、前記マンドレル取付け装置用ウインチとは別のリール
   スタンド巻上げ可能なウインチを備えると共に、前記リ
   ールスタンドを前記マンドレル取付け装置に地上におけ
   る操作により着脱する遠隔操作装置を備えたことを特徴
   とするボードドレンリールの取付け装置。