JPS63102934A - イ−ジ−オ−プン蓋 - Google Patents

イ−ジ−オ−プン蓋

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JPS63102934A
JPS63102934A JP24733386A JP24733386A JPS63102934A JP S63102934 A JPS63102934 A JP S63102934A JP 24733386 A JP24733386 A JP 24733386A JP 24733386 A JP24733386 A JP 24733386A JP S63102934 A JPS63102934 A JP S63102934A
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JP
Japan
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easy
resin
open lid
layer
ethylene
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Pending
Application number
JP24733386A
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English (en)
Inventor
光博 今泉
尚 竹内
稔 栗山
白井 敬二
亀井 良祐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 IL−二且月】1 本発明はヒートシール面がプロピレン系樹脂である容器
のイージーオープン蓋に関するものであり、#熱性がす
ぐれているばかりでなく、気体透過抵抗性についても良
好であり1、スープ、味噌汁、シチューなどの流体また
は具などの固形物を含む液状の食品用容器に適合するイ
ージーオープン蓋を提供することを目的とするものであ
る。
更釆立且遺 従来からスープ、味噌汁、シチューなどの液体ものまた
は具などの固形物を含む液体もの食品は喫食時の調理の
容易性から、樹脂加工アルミニウム箔などの袋に収容さ
れていた。
しかしながら、このような袋詰めされたものでは、喫食
時に別の容器に移し替えなければならず喫食後の洗浄な
どを要し1食品の簡易簡便な喫食という点で問題があっ
た。そこで、従来より食品をカップ状容器に収容し、容
器に収容した状態で喫食できるようにすることが要請さ
れていた。
一方、カップ状容器に使用されるイージーオープン蓋と
しては、食品安全性にすぐれ、かつレトルト殺菌(13
0℃−60分)および電子レンジでの加熱(95℃−1
O分)が可能であり、またチルド流通(−5℃〜5℃)
に耐える耐熱性、耐寒性および耐水性を有し、かつレト
ルト殺菌後にイージーオーブレとなる気体透過抵抗性を
有するイージーオーブン蓋が要望されている。
しかし、従来から使用されているイージーオープン蓋に
ついては、アルミ箔貼り合わせの場合、電子レンジに使
用することが困難である。また、紙とプラスチックとの
複合品については、レトルト時の長期間の液体食品容器
として耐水性に問題がある。さらに、ホットメルトやヒ
ートシールラッカーを使ったものに関しては、レトルト
時の耐熱性に問題があるとともに、食品安全性の面から
も好ましくない。
が ・ しようと る、J へ 以上のことから、本発明はこれらの欠点(問題点)がな
く、すなわち食品安全性が良好であるばかりでなく、レ
トルト殺菌および電子レンジによる加熱も可能であり、
しかもチルド流通に耐え得る耐熱性、耐寒性および耐寒
性を有し、レトルト殺菌後にイージーオープンとなる気
体透過抵抗性を有するイージーオープン蓋を得ることで
ある。
1、 占    るための   よび 本発明にしたがえば、これらの問題点は、ヒートシール
面がプロピレン系樹脂である容器のイージーオープン蓋
が外層、中間層および内層からなり、外層の厚さが5.
0ル田ないし 1.0■であるポリカーボネート樹脂、
ポリエステル樹脂およびポリアミド樹脂からなる群から
えらばれた合成樹脂の層であり、中間層が気体透過抵抗
性樹脂の層であり、かつ内層がプロピレン系樹脂とエチ
レン系樹脂との混合物の層であるイージーオープン蓋、 によって解決することができる。以下、本発明を具体的
に説明する。
(A)プロピレン系樹脂 本発明の内装において使われるプロピレン系樹脂として
はプロピレン単独重合体およびプロピレンを少なくとも
85重量%含有するエチレンもしくは他の炭素数が多く
とも12個のα−オレフィンとのランダムまたはブロッ
ク共重合体があげられる。
これらのプロピレン系樹脂のメルトフローインデックス
(JIS  K−7210に従い、条件が14で測定、
以下r MFR(1) Jと云う〕は0.005〜80
 g 710分であり、0.01〜80 g / 10
分のものが望ましく、とりわけ0.O1〜40g/10
分のプロピレン系樹脂が好適である。  MFR(1)
が0.005g/10分未満のプロピレン系樹脂を用い
ると、イージーオープン蓋を得る成形加工性が悪く、良
好なイージーオープン蓋が得られず、また80g710
分を越えたプロピレン系樹脂を使用すると、イージーオ
ープン蓋の耐衝撃性が弱く、イージーオープン蓋が実用
に適しない。
(B)エチレン系樹脂 また、内層を製造するために前記プロピレン系樹脂と混
合されるエチレン系樹脂としてはエチン単独重合体およ
びエチレンと炭素数が多くとも12個のα−オレフィン
(たとえば、プロピレン、ブテン−1、4−メチルペン
テン−1、オクテン−1)との共重合体があげられるあ
。エチレンとα−オレフィンとの共重合体のα−オレフ
ィンの共重合割合は、通常多くとも15重量%であり、
12重量%以下が好ましく、特に10重量%以下が好適
である。該エチレン系樹脂の密度は、一般には0、90
0〜0.9Et5 g / cゴであり、 0.905
〜0.980g/cゴが望ましく、とりわけ0.910
〜0.955g / c m’が好適である。さらに、
メルトフローインデックス(JIS  K−720に従
い、条件が4で測定、以下r MFR(2) Jと云う
〕は、前記のプロピレン系樹脂と同じ理由で、通常0.
01〜80 g / 10分であり、0.02〜eo 
g / 10分が好ましく、特に0.05〜50 g 
/ 10分が好適である。
該エチレン系樹脂はいわゆる高圧法によって製造される
低密度ポリエチレンでもよく、またいわゆるフィリップ
ス触媒またはチーグラー触媒によって製造される直鎖状
の低密度ないし高密度ポリエチレンでもよい。
(C)気体透過抵抗性樹脂 また、本発明において用いられる気体透過抵抗性樹脂は
エチレンと酢酸ビニルとの共重合体のけん化物またはポ
リ塩化ビニリデンおよびその共重合体物、あるいはナイ
ロンなどの従来公知の気体透過抵抗性樹脂のいずれか一
種である。
たとえば、エチレンと酢酸ビニルとの共重合体けん化物
のエチレンと酢酸ビニルとの共重合体のエチレンの共重
合割合は通常15〜80モル%であり、15〜55モル
%が好ましい。また特に、けん化度は一般には80%以
上であり、85%以上が望ましく、とりわけ90%以上
が好適である。
さらに、メルトフローインデックス(JISK−721
0にしたがい、温度が210℃および荷重が2.1Ei
Kgで測定、以下r MFR(3)と云う〕は通常0.
1〜50 g / 10分であり、 0.1〜20g/
10分のものが望ましく、とりわけ0.5〜20 g 
/ 10分のものが好適である。  MFR(3)が0
.1g/10分未満のエチレンと酢酸ビニルとの共重合
体けん化物を使うと、後記の多層積層物を製造するさい
に成形性が良くない、一方、20 g / 10分を越
えたエチレンと酢酸ビニルとの共重合体のけん化物を使
用すると、多層積層物を製造するときに押出性が悪く。
良好な積層物が得られない。
また、ポリ塩化ビニリデンおよびその共重合物は塩化ビ
ニリデン単独重合体または塩化ビニリデンを少なくとも
50重量%以上含有する塩化ビニルとの共重合体であり
、MFR(2)は通常0.1〜50g/10分であり、
0.1〜20 g / 10分のものが望ましく、とり
わけ0.5〜20 g / 10分のものが好適である
さらに、ポリアミド(例えば6−ナイロン、非品性ナイ
ロン)などの従来公知の気体透過抵抗性樹脂はメルトフ
ローインデックス(JIS  K−7210にしたがい
、各樹脂JIS指定温度に伴い荷重が2.16Kgで測
定、以下r MFR(4) Jと云う〕は通常0.1〜
50g/10分であり、0.1〜20 g 710分の
ものが望ましく、とりわけ0.5〜20 g 710分
のものが好適である。  MFR(4)が0.1g/l
o分未満の気体透過抵抗性樹脂を使うと、後記の多層積
層物を製造するさいに成形性が良くない、一方、20 
g / 10分を越えた気体透過抵抗性樹脂を使用する
と、多層積層物を製造するときに押出性が悪く良好な積
層物が得られない。
本発明のイージーオープンの蓋の外層はポリカーボネー
ト樹脂、ポリエステル樹脂またはポリアミド樹脂からつ
くられる。
(D)ポリカーボネート樹脂 本発明において用いられるポリカーボネート樹脂は通常
下記の四つの方法によって製造することができる。
(1)単官能性芳香族または脂肪族ヒドロキシ化合物か
ら得られる炭酸のジエステルとヒドロキシ化合物とのエ
ステル交換反応〔以下「方法(1)」  と云う〕 (2)ジヒドロキシ化合物と、それ自身または他のジヒ
ドロキシ化合物のビスアルキルもしくはビスアリールカ
ーボネートとのエステル交換反応〔以下「方法(2)」
と云う〕 (3)酸結合剤の存在下でジヒドロキシ化合物とホスゲ
ンとの反応〔以下「方法(3)」 と云う〕 (4)酸結合剤の存在下でジヒドロキシ化合物とジヒド
ロキシ化合物のビスクロル炭酸エステルとの反応〔以下
「方法(4)」と云う〕これらの製造方法のうち、一般
に工業的に製造されている方法は上記の方法(1)と方
法(3)である。
方法(1)は溶融法と云われ、不活性ガスの雰囲気下で
エステル交換触媒の不存在下または存在下で高温減圧下
でビスフェノールAとジフェニルカーボネートとを反応
する方法である。該エステル交換触媒として、種々の金
属、金属のアルコラード、酸化物、炭酸塩、酢酸塩、水
素化物、有機酸のアルカリ塩、アルカリ土類アミドなど
が用いられている。
また、方法(3)は溶剤法と云われ、溶剤の存在下でビ
スフェノールAとホスゲンとを酸結合剤(たとえば、苛
性アルカリ、ピリジン)の存在下で室温付近で反応させ
る方法である。
方法(1)によって製造させるポリカーボネート樹脂の
分子量は通常0.5刀ないし5万であり、特に11万〜
3万が一般的である。一方、方法(3)によって得られ
るポリカーボネート樹脂の分子量は、通常 1万〜20
万であり、とりわけ2万〜15万が一般的である。
これらのポリカーボネート樹脂は工業的に生産され、多
方面にわたって利用されているものであり、たとえば、
立川、坂尻編“プラスチック材料講座〔17〕 ・ポリ
カーボネート” (日刊工業新聞社、昭和4B年発行)
によって、それらの製造方法、性質などが詳細に知られ
ている。
(E)ポリアミド樹脂 また、本発明において使用されるポリアミド樹脂は一般
にナイロンと呼称されるものであり、アミド基(−CO
N)l−)の緑返しによって主鎖を構成するものである
。このポリアミド樹脂は一般には下記の方法によって製
造されている。
(1)ラクタム開環 HN−R10−(HNRICo)          
   (1)(2)アミノ酸の縮合 H2N−R2C00H4(NHRCo)+H20(2)
(3)ジアミンとジカルボン酸との縮合H2N−R3−
NH2+HOOC−RC00H−(NHR3NHCOR
’ Co)−+H20(3)(1)〜(3)式において
、R1は炭素数が5〜11個のアルキレン基であり、R
2は炭素数が5〜18個のアルキレン基であり、R3は
炭素数が2〜11個のアルキレン基であり、またR4は
炭素数が3〜40個のアルキレン基である。
このポリアミド樹脂の代表的なものとしては、(−カプ
ロラクタムを開環重合することによって製造されるナイ
ロン8、同種のものとしてはγ−ブチロラタム、δ−バ
レロラクタム、ξ−エナントラクタムまたはη−カプリ
ルラクタムを開環重合することによって得られるポリア
ミド樹脂。
ω−ラウロラクタムを開環重合させることによって得ら
れるナイロン12.11−アミノウンデカン酸を加熱会
縮合することによって得られるナイロン11、ヘキサメ
チレンジアミンとアジピン酸とを重縮合することによっ
て得られるナイロン66、ヘキサメチレンジアミンとセ
バシン酸とを重縮合することによって得られるナイロン
610があげられる。さらに、 N−フルコキシメチル
変性ナイロン(タイプ8ナイロン)、トリメチルへキサ
メチレンジアミンとテレフタール酸との重縮合体などの
透明ナイロン、ナイロン8、ナイロン11、Q2ナイロ
ンなどがあげられる。
これらのポリアミド樹脂の分子量は一般には 1万以上
、15,000〜50,000のものが好ましく、特に
15.000〜30,000のものが好適である。また
、重合度にして100以上であり、 150〜500の
ものが望ましく、 150〜300のものが好適である
これらのポリアミド樹脂は工業的に生産され。
多方面にわたって使用されているものであり、たとえば
、福木修編“プラスチック材料講座〔16〕・ポリアミ
ド樹脂” (日刊工業新聞社、昭和45年発行)によっ
て、その製造方法、性質などが詳細に知られているもの
である。これらのポリアミド樹脂のうち、 260℃の
温度における粘度が500〜50.000ボイズのもの
が好ましく、特に500〜3.000ボイズのものが好
適である。
(F)ポリエステル樹脂 さらに、本発明において使われるポリエステル樹脂はテ
レフタル酸とエチレングリコールまたはブチレンゲリコ
ールとの共縮合体である。
該共縮合体を製造する方法とは直接にテレフタル酸とエ
チレングリコールまたはブチレングリコールとを共縮合
する方法、たとえばエチレングリコールをエステル交換
させることによってビス(β−オキシエチル)テレフタ
レートを製造し、さらに重合させることによって製造す
る方法、エステル交換によらず直接テレフタル酸とエチ
レンカーボネート、酸化エチレンとから製造する方法が
あげられる。
該ポリエステル樹脂を製造するにあたり、高温における
分子量を一定に保つためにインフタル酸、セバシン酸、
安息香酸、アジピン酸、 l、5−または2.6−ナフ
タリン醜およびヘキサヒドロフタル酸のごとき二価のカ
ルボン酸ならびにそのエステルを15%まで添加しても
よい。
該ポリエステル樹脂は工業的にポリエチレンテレフタレ
ートCPET)、ポリブチレンテレフタレート (PB
T)として製造され、フィルム、容器な“どして多方面
において利用されており、製造方法、物性などは、たと
えば村橋俊介、小田良平、井本稔編°°プラスチックハ
ンドブック″(朝食書店、1984年2月発行)、第5
08頁ないし第521頁によって知られているものであ
る。
これらのポリエステル樹脂の平均分子量は通常約to、
oooないし約100.000であり、 15,000
ないしioo 、oooのものが望ましく、15.00
0ないし80,000のものが好適である。
(G)イージーオープン蓋およびその成形方法類イージ
ーオープン蓋の外層の厚さは5.0 g mないし 1
.0mmであり、5.OILmないし0.5■が好まし
く、特に10.0−田ないし0.5+wmが好適である
。外層の厚さが5.0ル履未満では、得られるイージー
オープン蓋をたとえばレトルト処理した場合、耐熱性が
よくない、一方、 L、Ommを越えると、熱伝導性が
低下し、ヒートシール時にヒートシールに要する時間が
長くなる。
また、中間層の厚さは、一般には3〜100 graで
あり、 3〜80ル層が望ましく、とりわけ5〜80μ
mが好適である。中間層の厚さが3p層未満では、バリ
ヤー性が劣るのみならず、この層の厚さをコントロール
することが難しく、ピンホールを生じることがある。一
方、 100 p■を越えると、経済的でなく、内層ま
での熱伝導性が低下し、ヒートシールが劣る。
さらに、内層の厚さは、通常10〜200gmであり、
15〜150 p、raが好ましく、特に20〜150
 JJ、11が好適である。内層の厚さが107を厘未
満では、厚さをコントロールすることが難しい、一方、
 200JL11を越えると、コストの点で問題があり
、熱伝導性が低下し、ヒートシール性が劣る。
イージーオープン蓋の成形方法は、シート状物をそのま
ま用いるか、シート状物を一般に行なわれている真空成
形あるいは圧空成形またはプレス成形することによって
得られる。シート状物の成形は上記外層および中間層ま
た内層の各組成のフィルムをドライラミネート法で作成
する方法、また各層間の接着性を改良するために後記の
接着性樹脂を用いて共押出法で作成する方法があげられ
る。
接着性樹脂は、たとえばオレフィン系重合体100重量
部に対して0.O1〜5.0重量部の不飽和カルボン酸
またはその誘導体をグラフト重合させることによって得
られるグラフト共重合体があげられる。
よび 以下、実施例によって本発明をさらにくわしく説明する
実施例 l イージーオープン蓋を製造するために外層用材として厚
さが80gmのビスフェノールAを主成分とするポリカ
ーボネート(粘度平均分子量28 、000)のフィル
ム、中間層用材として厚さが301LI11の塩化ビニ
リデンと塩化ビニルとの共重合体(平均重合度 約80
0.塩化ビニリデン共重合割合 75重量%)のフィル
ムおよび内層用材としてプロピレン−エチレンランダム
共重合体(MFR(1)  3.5 g/10分、エチ
レン含有量 4.8%〕100重量部に対してMFR7
,5g / 10分の直鎖状エチレン系共重合体20重
量部を混合して作成した70pmのフィルムを使用した
内層用材と中間層用材とをウレタン系接着剤を用いドラ
イラミネーター(岡崎機械工業社製)で接着、積層させ
、次に上記で得た積層シート(内湾用材/中間層用材 
積層シート)の中間層側に外層用材とをウレタン系接着
剤を介して上記ドライラミネーターで接着させ、イージ
ーオープン蓋用積層シートを得た。この得た積層シート
は、厚さが200ミクロン、幅が8305mのものであ
った。
次に、この得たシートを圧空熱板成形機(浅野研究所社
製、形式 CL311 )を使って直径が78.81、
深さが5.0a+mの落し蓋型イージーオープン蓋を得
た。
このようにして製造したイージーオープン蓋の容器のレ
トルト性、気体透過性および電子レンジ処理性を測定す
るために後記のようにして製造したカップを組み合せた
容器をつくり、得られた容器(カップ)を使って評価し
た。
(、/Jツブの製造) 内層aとしてMFR(1)が1.0g/10分のプロビ
レン単独重合体、中間層すおよび外P9b’ としてM
FR(1)が0.5g/10分のエチレン−プロピレン
ランダム共重合体(エチレン含有量 18wt%)40
重量%および前記エチレン単独重合体lO重量%および
粒径 1.OILmである炭酸カルシウム50重量%か
らなる無機充填剤含有プロピレン系重合体、中間層Cお
よびCo としてプロピレン単独重合体100重量部に
対して0.3重量部の無水マレイン酸を過酸化ベンゾイ
ルでグラフト変性したMFR(1)が2.5 g 71
0分の接着樹脂、接着樹脂層dとしてエチレンと酢酸ビ
ニルとの共重合体のけん化物(エチレン含有量が38モ
ル%、けん化度が98%、MFR(2)が4.0g/I
Q分)を使った上記内層、中間層、中間層および接着樹
脂層において使用した各樹脂を多層シート製造装置(東
芝機械社製、フィードブロック方式、径 40mm押出
機四台、四種六層)を使って内層a/中間層bり中間層
C/接着樹脂層d/中間層c’/外層b°の積層構成で
シートの厚さが0.9mm (各層の厚みa層 0.0
3mm、 b層 0.51mm、 c層 0.015、
d層 0.03 ・mm、c’層0.015mm、  
b ’  0.3mm) 、幅f(80mmのシートを
得た。得られたシートを真空成形機(浅野研究所社製、
形式 FLV441)を使って直径81.2m層、深さ
70mm、容量230ccの容器を成形して得た。
■容器のレトルト性 カップに全内容量の5%が空間部分になるよう水を充填
し、イージーオープン蓋を温度200℃、時間3秒間、
圧力2.5Kg/ cゴのシート条件でリングシールを
行ない密封水充填容器を得た。
得られた密封水充填容器をレトルト釜(大和製鑵社製、
形式 K)IR−1it−101−M )を使って温度
121℃1時間20分間レトルト処理を行ない、レトル
ト後の容器の変形度合および蓋材のイージービール性度
合を評価した。
その結果は、容器の変形が全くなく、レトルト時に蓋材
シール面から水もれすることがなく、かつレトルト後で
も蓋部が簡単に開封できた。
■気体(酸素)透過抵抗性 本発明の容器(カップ)の気体透過抵抗性評価として、
酸素透過率測定装置(モダンコントロール社製、形式 
0X−TRAN 100A)を使ッテ酸素透過率を測定
した。その結果は0.03cc724時間、カップ、酸
素が1気圧(111定温度 23℃)で非常にすぐれた
気体透過抵抗性を有する容器であった。
■電子レンジ処理性 本発明の容器(内カップ)にコーンスープ180ccを
入れ電子レンジ(机下電機産業社製、形式NE−A81
0 )で5分間処理した。
その結果は、コーンスーブの温度が98℃であった。イ
ージーオープン蓋の変形を認めることができなかった。
イージーオープン性もすぐれていた。
このことから、本発明のイージーオープン蓋は電子レン
ジ性に適した蓋であることが明白である。
実施例 2 実施例1においてイージーオープン蓋の外層に用いたポ
リカーボネートフィルムのかわりに、厚さが100 p
、、 tmであるポリエチレンテレフタレート(粘度平
均分子量 約12万)のフィルムを使ったほかは、実施
例1と全く同様にイージーオープン蓋を製造した。得ら
れたイージーオープン蓋について実施例1と同様に容器
のレトルト性および電子レンジ処理性の評価を行なった
。その結果はいずれも実施例1と同様な結果であった。
また、気体酸素透過抵抗率は0.025cc/ 24時
間拳カップであった(酸素 1気圧、温度 23℃、容
器内相対湿度 80%、容器外相対湿度 65%)。
実施例 3 実施例1においてイージーオープン蓋の外層に用いたポ
リカーボネートフィルムのかわりに、厚さが1001L
11であるナイロン−6(密度 1.14g/crri
’、粘度平均分子量 約32,000)のフィルムを使
ったほかは、実施例1と全く同様にイージーオープン蓋
を製造した。得られたイージーオープン蓋について実施
例1と同様に容器のレトルト性および電子レンジ処理性
の評価を行なった。その結果はいずれも実施例1と同様
な結果であった。また、気体酸素透過抵抗率は0.02
0cc724時間φカップであった(酸素 1気圧、温
度23℃、容器内相対湿度 90%、容器外相対湿度6
5%)。
実施例 4 実施例1のイージーオープン蓋の中間層に使った塩化ビ
ニリデン−塩化ビニル共重合体のかわりに、厚さが30
JLff+のエチレンと酢酸ビニルとの共重合体〔エチ
レン含有量 3Bモル%、けん化度89%、 MFR(
3)   4.0 g / 10分〕を用いたほかは、
実施例1と全く同様にイージーオープン蓋を製造した。
得られたイージーオープン蓋について実施例1と同様に
容器のレトルト性および電子レンジ処理性の評価を行な
った。その結果はいずれも実施例1と同様な結果であっ
た。また、気体酸素透過抵抗率は0.011cc/24
時間−カツブであった(酸素 1気圧、温度 23℃、
容器内相対湿度 80%、容器外相対湿度 65%)。
実施例 5 実施例1においてイージーオープン蓋の内層に使用した
プロピレン−エチレンランダム共重合体と直鎖状エチレ
ン系共重合体の混合物のフィルムツカわりに、プロピレ
ン−エチレンブロック共重合体(MFR(1)   4
.0g/10分、エチレン含有量15重量%〕100重
量部に対して、MFR(2)がe、0g710分の高圧
法低密度エチレン重合体(密度 0.922 g / 
c m”) 15重量部からなる混合物のフィルム(厚
さ 70pa+)を使用したほかは、実施例1と全く同
様にイージーオープン蓋を製造した。得られたイージー
オープン蓋について実施例1と同様に容器のレトルト性
および電子レンジ処理性の評価を行なった。その結果は
いずれも実施例1と同様な結果であった。また、気体酸
素透過抵抗率は0.025cc/ 24時間Φカップで
あった(酸素  1気圧、温度 23℃、容器内相対湿
度90%゛、容器外相対湿度 65%)。
比較例 l 実施例1においてイージーオープン蓋の中間層において
使用した塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合体のフィル
ムを使わなかったほかは、実施例1と全く同様にイージ
ーオープン蓋を製造した。
得られたイージーオープン蓋について実施例1と同様に
容器のレトルト性および電子レンジ処理性の評価を行な
った。その結果はいずれも実施例1と同様な結果であっ
た。また、気体酸素透過抵抗率は5.0cc/24時間
ψカップであった(酸素  1気圧、温度 23℃、容
器内相対湿度 90%、容器外相対湿度 65%)。
比較例 2 実施例1においてイージーオープン蓋の外層に使ったポ
リカーボネートフィルムのかわりに、厚さが1001L
11のプロピレン単独重合体(MFR(1)4.0 g
 / 10分〕のフィルムを用いたほかは、実施例1と
同様にイージーオープン蓋を製造した。
しかし、リングシール時にシールバーに糸ひき現象が発
生し、またイージーオープン蓋にリングシールのあとが
はっきり残るなどの美麗性にかけるものであった。
比較例 3 実施例1においてイージーオープン蓋の内層に使ったプ
ロピレン−エチレンランダム共重合体と直鎖状エチレン
系共重合体の混合物のフィルムのかわりに、厚さが70
gmのプロピレン−エチレンランダム共重合体(NFR
(j)   3.5 g / 10分、エチレン含有量
 4.8重量%〕のフィルムを使用したほかは、実施例
1と同様にイージーオープン蓋を製造した。実施例1と
同様に容器のレトルト性の評価を行なったがレトルト処
理後、蓋を容易に開けることができなかた。
比較例 4 実施例1においてイージーオープン蓋の内層に使ったプ
ロピレン−エチレンランダム共重合体と直鎖状エチレン
系共重合体の混合物のフィルムのかhりに、厚さが70
gtsのプロピレン−エチレンランダム共重合体(MF
R(1)   3.5 g / 10分、エチレン含有
量 4.8重量%〕のフィルムを使用したほかは、実施
例1と同様にイージーオープン蓋を製造した。得られた
蓋を前記カップにヒートシールすることを試みたが、シ
ールすることができなかった。
&四Jど弧Z 未発′明のイージーオープン蓋材はいずれも耐熱性にす
ぐれ、食品充填においてレトルト殺菌が可能であり、さ
らに気体透過抵抗性にすぐれているためにチルド条件下
での流通、貯蔵、陳列が可能である。
しかも、電子レンジ処理も可能であり、食品の品質低下
がなく、極めて高品質かつ簡易な蓋である。
また、イージーオープン蓋は、安全衛生性も良く、さら
に無菌包装システムと組み合せることにより無菌充填包
装としても有効である。
代表的な用途を下記に示す。
(1)各種加工調味食品容器 (2)各種液体調味食品容器 (3)各種食品容器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ヒートシール面がプロピレン系樹脂である容器のイージ
    ーオープン蓋が外層、中間層および内層からなり、外層
    の厚さが5.0μmないし1.0mmであるポリカーボ
    ネート樹脂、ポリエステル樹脂およびポリアミド樹脂か
    らなる群からえらばれた合成樹脂の層であり、中間層が
    気体透過抵抗性樹脂の層であり、かつ内層がプロピレン
    系樹脂とエチレン系樹脂との混合物の層であるイージー
    オープン蓋。
JP24733386A 1986-10-20 1986-10-20 イ−ジ−オ−プン蓋 Pending JPS63102934A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01128832A (ja) * 1987-10-13 1989-05-22 Mobay Corp 多層構造体
JPH03200563A (ja) * 1989-12-28 1991-09-02 Dainippon Printing Co Ltd 熱成形可能なピール蓋材
US6117553A (en) * 1996-11-28 2000-09-12 Sumitomo Chemical Company, Limited Multi-layer self-tack wrapping film

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS581672A (ja) * 1981-06-23 1983-01-07 東洋製罐株式会社 易開封性熱封緘包装体
JPS5836260B2 (ja) * 1980-02-27 1983-08-08 株式会社日立製作所 太陽熱集熱器

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