JPS63102414A - 広帯域トラツプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は映像機器１通信機器等に用いられる広帯域トラ
ップに関するものである。

従来の技術 従来トラップとしては、圧電共振子が多く用いられてき
た。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら従来の圧電共振子では、高周波がむずかし
く、また広帯域でトラップ減衰量の太きいものを得るこ
とがむずかしい。

本発明はこのような問題点を解決するもので、高周波化
が可能で、広帯域、トラップ減衰量が大きいトラップを
得ることを目的とするものである。

問題点を解決するための手段 この問題点を解決するために本発明の広帯域トラップは
、圧電基板上にＱの高い共振子と、同じ共振周波数をも
ち、Ｑの低い共振子を作成し、両者を並列につないだも
のである。

作用 この構成により、広帯域でトラップ減衰量の犬きなトラ
ップを得ることができ、また表面弾性波を利用している
ため、高周波化も可能となる。

実施例 第１図は本発明の一実施例による広帯域トラップの素子
の上面図である。第１図において１は圧電基板、２は第
１の共振子、３は第２の共振子である。第２図は本発明
の一実施例による広帯域トラップの周波数特性である。

第２図において、４は第１の共振子の周波数特性、５は
第２の共振子の周波数特性、６は全体の周波数特性であ
る。

通常共振子をトラップとして使用する場合、Ｑの高い共
振子を用いると、狭帯域でトラップ減衰量の大きなトラ
ップが得られる。逆にＱの低い共振子を用いると、広帯
域にはなるが、トラップ減衰量が小さなものしか得られ
ない。そこで広帯域でトラップ減衰量の大きなものが必
要な場合、圧電基板１にＱが低く広帯域の第１の共振子
２と、Ｑが高く狭帯域の第２の共振子３を作成し、これ
ら全並列につなぐという構成としている。このようにす
ることによって、４のような周波数特性と５のような周
波数特性を合成して６のような広帯域でトラップ減衰量
の大きなトラップを得ることができる。

表面弾性波共振子では反射器の本数が多くなるとＱ値が
高くなるため、反射器の本数を変えることによって、Ｑ
値のちがう共振子を得ることができる。

また共振子は、第１図のような１ポート型表面弾性波共
振子の組合わせだけでなく、多対交叉電極指の組合わせ
や、第３図のように１ポート型表面弾性波共振子７と多
対交叉電極指８の組合わせでも良く、これらの組合わせ
により、設計の自由度が大きくなる。

発明の効果 以上のように本発明によれば、同一基板上に共振周波数
が同じで、Ｑ値の高い共振子とＱ値の低い共振子を作成
し、これらを並列に接続することによって、広帯域でか
つトラップ減衰量が犬き々トラップを得ることができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による広帯域トラップの素子
の上面図、第２図は同素子の周波数特性図、第３図は本
発明の他の実施例による広帯域トラップの上面図である
。 １・・・・・・圧電基板、２・・・・・・第１の共振子
、３・・・・・・第２の共振子、７・・・・・・１ポー
ト型表面弾性波共振子、８・・・・・・多対交叉電極指
。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　はが１名第１
図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）圧電基板上に、第１の共振子と、この第１の共振
   子と同じ共振周波数をもちかつ上記第１の共振子よりも
   Ｑの低い第２の共振子を形成し、上記第１の共振子と上
   記第２の共振子を並列に接続したことを特徴とする広帯
   域トラップ。
2. （２）第１の共振子と第２の共振子が１ポート型表面弾
   性波共振子であることを特徴とする特許請求の範囲第１
   項記載の広帯域トラップ。
3. （３）第１の共振子と第２の共振子が多対交叉電極指で
   あることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の広帯
   域トラップ。
4. （４）第１の共振子と第２の共振子が１ポート型表面弾
   性波共振子と、多対交叉電極指であることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項記載の広帯域トラップ。