JPS631008B2 - - Google Patents

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JPS631008B2
JPS631008B2 JP51115315A JP11531576A JPS631008B2 JP S631008 B2 JPS631008 B2 JP S631008B2 JP 51115315 A JP51115315 A JP 51115315A JP 11531576 A JP11531576 A JP 11531576A JP S631008 B2 JPS631008 B2 JP S631008B2
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JP
Japan
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circuit breaker
phase
close
transmitter
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JP51115315A
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Guriiga Geruharuto
Booruto Yoakin
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Siemens AG
Original Assignee
Siemens AG
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Publication date
Application filed by Siemens AG filed Critical Siemens AG
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Publication of JPS631008B2 publication Critical patent/JPS631008B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/02Details
    • H01H33/28Power arrangements internal to the switch for operating the driving mechanism
    • H01H33/30Power arrangements internal to the switch for operating the driving mechanism using fluid actuator
    • H01H33/34Power arrangements internal to the switch for operating the driving mechanism using fluid actuator hydraulic
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H9/00Details of switching devices, not covered by groups H01H1/00 - H01H7/00
    • H01H9/16Indicators for switching condition, e.g. "on" or "off"
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/02Details
    • H01H33/022Details particular to three-phase circuit breakers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H9/00Details of switching devices, not covered by groups H01H1/00 - H01H7/00
    • H01H9/0066Auxiliary contact devices

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、遮断器の相ごとに設けられそれぞ
れの相の高電位にある主接点を液圧により開閉駆
動する複数の液圧操作器と、前記液圧操作器と1
対1の対応関係に配され、液圧により駆動されて
前記主接点と連動し該主接点の開閉状態を間接的
に表示するとともに前記操作器に遮断器の引外し
指令を伝達する回路を開閉する電気接点を有する
開閉位置発信器とを備え、開路動作につづく閉路
動作が、短い時間間隔で行われるように制御され
る液圧操作の高速度再閉路用高圧遮断器の構成に
関するものである。
〔従来の技術〕
高速度再閉路用遮断器は通常送電電圧の高い電
力系統たとえば送電電圧が220kV以上の系統に用
いられ、系統に短絡事故が発生したときこの事故
電流を高速度に遮断するとともに、通常遮断後に
は短絡事故の原因も消滅して事故が再発すること
が少ないことから、前記遮断動作にひきつづき短
時間に再閉路して送電を再開することにより、実
質的に電力供給を中断することなく送電を継続す
る運用がなされている。しかし、短絡事故の原因
が消滅せず再閉路時に再び短絡事故が発生するこ
とは当然ありうるから、遮断器はこの事故をひき
つづき遮断できる能力を備えていなければならな
い。
ところで、電力系統の構成は、周知のように、
発電所において発生された電力が送電変電所の変
圧器を介して送電線に送り込まれ、この送電線の
末端に位置する受電変電所の母線に到達し、この
母線に接続されている複数のフイーダを介して負
荷地域へ分配され、あるいはこの母線から隣接の
変電所に接続されている連絡線を介して隣接変電
所との間で電力のやりとりが行われるように構成
されている。そして、前記送電変電所と受電変電
所とを結ぶ送電線の送電端と受電端とにはそれぞ
れ遮断器が設けられ、受電変電所で受電する電力
はこの受電端遮断器を介して母線に入力される。
いま、受電変電所の母線に、あるいはこの母線
と隣接変電所とを結ぶ連絡線上に短絡事故が発生
したとし、この事故を除去する場合の前記両遮断
器の動作について考える。本発明が対象としてい
る遮断器は前述のように高速度再閉路用遮断器で
あり、従つてこの遮断器を動作させる継電器もた
とえば距離継電器あるいはインピーダンスリレー
のような高速度動作の継電器が用いられており、
一方、前記短絡電流は受電端遮断器と送電端遮断
器とを通つて流れるから、両遮断器はそれぞれこ
れら高速度動作の継電器から引外し指令を受け
る。両遮断器がこの引外し指令を受け取る時点
は、遮断器から事故点までの距離のちがいにより
わずかな差を生じ、送電端遮断器の方がわずかに
おくれる。このため、受電端遮断器が短絡電流を
遮断し、わずかにおくれて送電端遮断器が遮断動
作する時点では短絡事故はすでに除去されてお
り、送電端遮断器は単に送電変電所と受電変電所
とを結ぶ、無負荷となつた線路の充電電流を遮断
することになる。もちろん、遮断器から事故点ま
での距離のちがい方が小さい場合は、両遮断器で
短絡電流を直列に遮断する場合もありうる。
ところで、高速度再閉路責務が課せられた遮断
器は、最初の遮断動作にひきつづき、無条件にか
つ自動的に再閉路動作を行うように義務づけられ
ているから、受電端遮断器も送電端遮断器もとも
に再閉路動作を行うとともに、再閉路時間すなわ
ち最初に遮断動作における主接点開離時点から再
閉路動作による主接点の再閉成時点までの時間は
通常同一となるように遮断器の制御シーケンスが
組まれているから、再閉路動作はまずさきに遮断
動作した受電端遮断器において行われ、これより
わずかにおくれて送電端遮断器が再閉路動作す
る。このとき最初の短絡事故の事故原因が消滅し
ていなければ再び短絡事故が発生し、以後、遮断
器は最初の事故時と同様に動作する。なお、高速
度再閉路用遮断器は通常の遮断器と同様、高電位
にある主接点と連動して主接点の開閉状態を表示
するとともに操作器に引外し指令を伝達する回路
を開閉する電気接点を有する、通常補助スイツチ
を称する開閉位置発信器を備え、引外し指令は必
ずこの電気接点を介して与えられるとともに遮断
動作の途中で開放されることにより引外し指令を
遮断する。主接点の開閉駆動が液圧によつて行わ
れる場合は、主接点と開閉位置発信器の電気接点
との連動は、常時作動液を高圧力下に保持してい
るアキユムレータから送出される作動液を、主接
点を駆動するピストンを収容する液圧シリンダと
開閉位置発信器の電気接点を駆動するピストンを
収容する発信器シリンダとに分流して送り込むこ
とにより行うとともに主接点の開閉時点と開閉位
置発信器の電気接点の開閉時点との同時性は、両
接点の開閉時点をたとえばオシログラフを用いて
検出するとともに、この開閉時点にずれがあると
きは、前記アキユムレータから発信器シリンダに
到る作動液管路の絞りを調整することにより得る
ものとしている。周知のように、遮断器本体や液
圧操作器には不可避的な製造誤差と種々の摩擦損
失とがあり、各相動作相互間の機械的同時性を得
ることは容易ではない。しかし同一相に着目すれ
ば同一相内の製造誤差や摩擦損失が動作回数とと
もに変化することは実質的になく、動作時間の実
質的な変化は生じない。従つて同一相において一
度主接点と開閉位置発信器の電気接点との開閉時
点の同時性が得られた後は、この同時性は不変に
維持されるものと考えることができ、また現実に
もこのような考えで遮断器の適用や運用がなされ
ている。もちろん主接点を開閉駆動する液圧シリ
ンダや開閉位置発信器の発信器シリンダにたとえ
ば金属の切り粉などが混入し、これがピストンと
シリンダとの間に喰い込んだような場合にはピス
トンの円滑な動きが阻害され、主接点と開閉位置
発信器の同時性は得られない。しかし、このよう
な切り粉の混入などは、主接点と開閉位置発信器
とが機械的に連結され、主接点を開閉駆動するシ
リンダが液圧もしくは空気圧シリンダである従来
の多くの遮断器においても起こり得ることであ
り、この場合には通常主接点側機構部材の損傷や
破損が生じ、遮断器は事故を起こしたものと見做
される。このような事故状態の遮断器において、
正常な機能を期待することはできないから、遮断
器はあくまで不可避的な要因を除いては正常に製
作されているものとする。
〔発明が解決しようとする問題点〕
以上のように、各相動作相互間の機械的非同時
性が避けられない液圧操作の高速度再閉路用高圧
遮断器における問題点は次の通りである。
まず、系統の短絡事故が線路の2相または3相
に発生したとする。冒頭に述べたように、本発明
が対象とする高圧遮断器は相ごとに操作器が設け
られ、各相独立して開閉駆動ができるように構成
されているが、線路の2相または3相に短絡事故
が起こると遮断器は3相とも同時に引外し指令を
うける。これにより、まず、受電端遮断器が遮断
動作して短絡事故を除去し、送電端遮断器は、受
電端遮断器までの無負荷線路の充電電流を遮断す
る。すでに述べたように、遮断器本体や操作器に
は不可避的な製造誤差や種々の摩擦損失があり、
各相動作相互間の機械的非同時性は避けられない
から、各相のストローク−時間特性はわずかづつ
異なり、前記引外し指令時点後に所定の時間をお
いて与えられる再閉路動作開始のための再閉路指
令の時点では、各相主接点の遮断ストローク上の
位置に差が生じており、この位置を起点として投
入コイルの励磁と、この励磁につづく投入動作と
が行われるから、線路の短絡事故の原因が消滅し
ていない場合には、受電端遮断器と同様に送電端
遮断器も各相同時に引外し指令を受け、このた
め、主接点の再閉成につづく再遮断時の主接点開
離時点のばらつきは最初の遮断動作時と比較して
さらに拡大しうる。このように、充電電流遮断時
の主接点開離時点の差が大きいと、周知のよう
に、充電電流の無再点弧遮断が困難となり、再点
弧による異常な過電圧により系統の絶縁が脅かさ
れて好ましくない。
つぎに、線路の1相に他絡事故が発生したとす
ると、遮断器は事故相のみ遮断動作するように継
電器システムから引外し指令が与えられるから、
まず、受電端遮断器の1相が他絡事故を除去し、
つづいて送電端遮断器の同一相が充電電流を遮断
する。もしもこの遮断につづく1相再閉路の途中
で残りの線路2相に短絡事故が生じたとする。当
然のことながらこのときには3相引外しの指令が
継電器システムから出力されるが、継電器システ
ムと各相操作器側の引外しコイルとの間には開閉
位置発信器の電気接点が介在しており、前記2相
の電気接点はあらかじめ閉成されているから該2
相の主接点は直ちに遮断動作に入るが、再閉路中
の1相はまだ前記電気接点が閉成たれていないか
ら引外し指令が伝達されず、この電気接点が閉成
されてからはじめて遮断動作に入る。従つて、受
電端遮断器ではこのおくれて遮断動作に入る1相
は、この相の線路の他絡事故原因が消滅していな
ければ他絡事故を、また消滅しておれば負荷電流
または充電電流を遮断し、また送電端遮断器は1
相がおくれた状態で三相充電電流遮断が行われる
こととなる。
この発明の目的は高速度再閉路用遮断器におい
て、電流の三相遮断が主接点の可及的最小限の不
揃い以上の不揃い状態ではおこり得ない遮断器の
構成を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、この発明によれ
ば、遮断器の相ごとに設けられそれぞれの相の高
電位にある主接点を液圧により開閉駆動する複数
の液圧操作器と、前記液圧操作器と1対1の対応
関係に配され、液圧により駆動されて前記主接点
と連動し該主接点の開閉状態を間接的に表示する
とともに前記操作器に遮断器の引外し指令を伝達
する回路を開閉する電気接点を有する開閉位置発
信器とを備えた液圧操作高圧遮断器において、前
記各相の開閉位置発信器の電気接点の反操作器側
端子を、並列に接続されるとともに互いに連動し
て逆の開閉動作を行う2個の電気接点を備えてな
る制御スイツチの一方の端子に共通に接続すると
ともに前記制御スイツチの他方の端子は前記引外
し指令の電源に接続し、かつ、前記各相の開閉位
置発信器の電気接点を開閉駆動する発信器駆動部
をそれぞれ遊び継手を介して前記制御スイツチを
開閉駆動する駆動機構に連結するとともにこの駆
動機構を前記開閉位置発信器の主接点閉路位置対
応位置方向へ常時付勢するアクチユエータを付設
し、かつ、前記開閉位置発信器を主接点開路位置
対応位置方向へ駆動する発信器駆動部の力が前記
アクチユエータから駆動機構に与えられる力より
も大きくなるように発信器駆動部を形成して、少
なくともいずれか1相の開閉位置発信器の主接点
開路位置対応位置では前記制御スイツチの一方の
電気接点が閉路され3相すべての開閉位置発信器
が主接点閉路位置対応位置となつたとき他方の電
気接点が閉路されるようにして、全ての相の開閉
位置発信器の電気接点が主接点の閉路または開路
位置対応位置にそれぞれ移行完了した場合にのみ
前記制御スイツチを介して引外し指令が伝達され
うるように遮断器を構成するものとする。
〔作用〕
すでに述べたように、本発明が対象とする高圧
遮断器は相ごとに操作器が設けられ、各相独立し
て主接点を開閉駆動操作することができるように
構成されているが、つぎのような操作は継電器シ
ステムからはあり得ない。
(1) 線路の1相に他絡事故が発生してその相の遮
断器が遮断した場合、残りの2相は遮断待機状
態にあるが、この2相中の1相のみを開閉駆動
する操作、 (2) 線路の2相または3相に短絡事故が発生して
遮断器が3相遮断した場合、1相のみを再閉路
駆動する操作、 すなわち、遮断器の1相のみが閉路状態とな
り得る操作、および (3) 遮断器の2相のみを同時に開閉駆動する操
作。
従つて、上述のように遮断器を構成することに
より、遮断器の3相または2相が閉路位置、すな
わちこれらの相に属する開閉位置発信器の電気接
点が主接点の閉路位置対応位置にあり、残りの相
に属する開閉位置発信器の電気接点が主接点の開
路位置対応位置にあるときに引外し信号が制御ス
イツチの電気接点を介して操作器に伝達され、ま
た全ての相の開閉位置発信器の電気接点が主接点
の開路位置対応位置にあるときは、まず、開閉位
置発信器を介することなく遮断器3相の投入操作
が行われ、遮断器の3相が全て閉路位置に到達し
て全ての相の開閉位置発信器の電気接点が主接点
の閉路位置対応位置となつたとき、この電気接点
を介して引外し指令が操作器に伝達可能となり、
かつ、この引外し指令は主接点閉成後、すなわち
開閉位置発信器の電気接点が主接点閉路位置対応
位置に到達後、継電器の動作時間を経て与えられ
るから、遮断器の再遮断動作は実質的に遮断器の
投入静止状態からはじまり、従来のように再閉路
につづく3相の再遮断時に主接点の開離時点の不
揃いが最初の遮断時よりも拡大されうることはな
くなる。これにより充電電流の三相遮断時におけ
る無再点孤遮断が容易となり、異常な過電圧の発
生が阻止されて系統絶縁の信頼性を維持すること
ができる。また、充電電流の二相遮断は三相遮断
よりもさらに容易であるから特に問題が生ずるこ
とはない。
〔実施例〕
以下、本発明を図面に示す実施例を基に詳細に
説明する。
第1図には大地から絶縁して高電位に支持され
た主接点と、この主接点の開閉駆動に直接関与す
る、液圧操作器を含む各種部材とからなる遮断器
主部1が示されている。前記主接点はそれぞれ可
動接点2,3,4を有し、この可動接点がそれぞ
れ液圧により駆動される。そのために、それぞれ
差動ピストン6を有する液圧操作器5が備えられ
ている。差動ピストンの小断面側7には高圧アキ
ユムレータ8内の液圧が常にかかつている。この
ために、各操作器5用にそれぞれ配管9が設けら
れている。
各相のピストン6の大断面側10には操作器5
から出ている配管9Aと、後に動作を説明する主
弁11aとを介して選択的にアキユムレータ8内
の液圧力がかかる状態と、かからない状態とのい
ずれかになる。それには各相の操作器に結合され
ているパイロツト弁11が用いられる。パイロツ
ト弁11は引外し用の電磁作動装置12と、これ
と同様の、図示されていない投入用の電磁作動装
置とにより選択的に駆動される。遮断器を投入す
るためには、図示されていない前記電磁作動装置
に電気信号が与えられ、これによつてパイロツト
弁11、主弁11aが切り換わり、差動ピストン
6の大断面側10に液圧力がかけられ、ピストン
6は矢印13の方向に移動する。遮断器の投入完
了後は前記電磁作動装置は電源から切り離される
が、一度投入方向へ切り換わつた主弁11aは液
圧的に自己保持され、差動ピストン6の大断面側
10には液圧力が継続してかかり、遮断器は投入
状態を保持する。引外し時には電磁作動装置12
に電気信号が与えられてパイロツト弁11、主弁
11aが逆方向に切り換わり、差動ピストン6の
大断面側10は圧力が抜かれ、差動ピストン6の
大断面側作動液は配管14を通つてタンク15へ
導かれるので、ピストン6は矢印13と反対方向
に駆動される。
これらの遮断器動作は、図示の実施例では、全
ての可動接点2,3,4の3相一括のみでなく、
単相単独でも行なえるように構成されている。
遮断器はさらに、液圧により駆動されて前記可
動接点と連動し可動接点の位置を間接的に表示す
るとともにパイロツト弁11を引外し方向へ駆動
する引外し用電磁作動装置12へ引外し指令を伝
達する回路を開閉する電気接点を有する開閉位置
発信器16aおよび27a,16bおよび27
b,16cおよび27cが備えられている。ここ
で、16a,16b,16cはそれぞれ前記の電
気接点を備えたスイツチ27a,27b,27c
を開閉駆動する発信器駆動部であり、前面にピス
トンロツド22a,22b,22cを備えた差動
ピストン17を有し、これら差動ピストン17
は、その小断面側18a,18b,18cに配管
19を介してアキユムレータ8から液圧が常にか
かつており、この駆動部の構成は操作器5の構成
に全く等しい。
可動接点2の操作器が投入方向に動くときに
は、制御配管20aにも、投入方向に切り換わつ
た主弁11aを経て液圧が加わり、この液圧は、
可動接点の移動が開閉位置発信器の差動ピストン
によつて模擬されるように、調整可能なノズル2
1を介して発信器駆動部16aの内の差動ピスト
ン17の大断面側に伝達される。これによりピス
トンロツド22aは矢印23の方向に移動する。
この、可動接点移動の発信器駆動部による模擬
は、操作器5の構成と発信駆動部の構成とが全く
等しいことから、実質的に同時に動作を開始する
可動接点と差動ピストンとのそれぞれの動作終端
の時点をオシログラフを用いて計測するととも
に、この時点が一致するようにノズル21を調整
することにより、動作途中の移動の状況も両者が
実質的に全く一致するようにすることができる。
このように、可動接点2の投入方向への移動時
に矢印23の方向に移動するピストンロツド22
aには、長孔241が形成された遊び継手24が
結合され、このピストンロツド22aは遊び継手
24を介し、後に詳細を説明する制御スイツチ3
1を開閉駆動する駆動軸30に固着されたクラン
クアーム29と矢印23方向への移動時には非連
結となり、これと逆方向すなわち引外し方向への
移動時には長孔241の右端で連結状態となるよ
うに両者の連結構造が形成されている。またこの
ために駆動軸30はアクチユエータ32によりク
ランクアーム33を介して常時時計まわり方向に
付勢されている。
ところで、制御スイツチ31は、第3図に示す
ように、機械的に連結され互いに連動して逆の開
閉動作を行う2個の電気接点31a,31bを並
列に接続してなる1組の接点を備え、駆動軸30
の反時計方向回動終端では電気接点31aが閉成
され、時計方向回動終端では電気接点31bが閉
成される。一方、アクチユエータ32がクランク
アーム33を介して駆動軸30を時計方向に回動
させる力は、開閉位置発信器の駆動部16a,1
6b,16cの各差動ピストン17がクランクア
ーム29を介して反時計方向に回動させる力より
も小さくなるように各部の寸法関係が設定されて
いるから、開閉位置発信器の少なくとも1つが遮
断器主接点の開路位置対応位置にあれば、制御ス
イツチの一方の電気接点31aが閉成され、他方
の電気接点31bは全ての開閉位置発信器が主接
点の閉路位置対応位置にあるときにはじめて閉成
されることになる。なお、アクチユエータ32は
液圧の代わりにばねを使用することもできる。
第3図、第4図および第5図は、開閉位置発信
器の種々の状態に対応する制御スイツチの状態を
示す。これらの図において、Tは引外し指令を与
えるためのスイツチ、122,123,124は
それぞれ遮断器の可動接点2,3,4に従属する
引外し用の電磁作動装置12の励磁コイル、27
a1,27b1,27c1はそれぞれ開閉位置発信器の
スイツチ27a,27b,27cの電気接点、3
1a,31bは制御スイツチ31の電気接点であ
る。電気接点27a1,27b1,27c1は、遮断器
の主接点と開閉状態を同じくするa接点として形
成され、それぞれ遮断器の可動接点2,3,4が
投入されたときに閉じて、スイツチTからの引外
し指令を伝送する。電気接点31aは遮断器の主
接点と逆の開閉状態となるb接点として、また3
1bは主接点と開閉状態を同じくするa接点とし
て形成されるとともに、両者は機械的に結合さ
れ、また電気的に並列に接続されているので、制
御スイツチ31はその両終端位置においてのみス
イツチTからの引外し指令を伝送する。
第3図は遮断器の引外し状態を示す。第1図に
対応するこの位置では、制御スイツチ31の電気
接点31aは閉じ、一方、電気接点31bは開い
ている。しかしながら開閉位置発信器のスイツチ
27a,27b,27cの電気接点27a1,27
b1,27c1は全て開いているので、スイツチTか
らの引外し指令はコイル122,123,124
に伝達されない。
すでに述べたように、継電器システムによる遮
断器の操作のうち、遮断器の1相のみが閉路状態
となり得るような操作や、2相のみの同時開閉駆
動の操作はあり得ないから、この3相引外し状態
からの再閉路は3相同時に行われ、この結果第4
図のような3相投入状態になつて制御スイツチ3
1が切り換わり電気接点31bが閉成された状態
となつてから継電器の動作時間を経て初めてつぎ
の単相再遮断または3相再遮断が可能になる。従
つてこれらの再遮断は実質的に可動接点が3相と
も静止した状態からはじまり、主接点の開離時点
の不揃いが特に問題となる充電電流三相遮断時の
不揃いが最初の遮断時より拡大されることはな
く、遮断が容易に、従つて系統の絶縁を脅かすこ
となく行われることになる。
第5図は線路の1相に他絡事故が生じ、遮断器
が単相遮断した後、再閉路している途中の状態を
示す。この途中の状態では制御スイツチ31の2
個の電気接点31a,31bはこの再閉路途中の
相に属する開閉位置発信器の動作に支配されてい
ずれも閉成されないから、スイツチTが閉じても
引外し指令は伝達されない。再閉路が完了し電気
接点27b1が閉成されるとはじめて制御スイツチ
31が切り換わり引外し指令の伝達が可能にな
る。なお、前記単相遮断時の遮断終端では制御ス
イツチの電気接点31a,31bは第3図と同一
の開閉状態となるから、残りの2相も遮断動作可
能となり、この状態で残り2相につながる線路に
短絡事故が発生すると、遮断器は三相引外しの指
令を受け、前記2相に引外し指令が伝達されて該
2相が遮断する。従つて送電端遮断器は充電電流
の二相遮断を行うことになるが、この場合にも2
相主接点の開離時点の不揃いは小さく、かつ二相
遮断は三相遮断に比し遮断が容易であるから問題
を生じない。
〔発明の効果〕
以上に述べたように、本発明によれば、遮断器
の可動接点の引外しは、その直前の遮断器の動作
経過に左右されることなく、引き外すべき可動接
点がすべて投入位置に揃い、残りの相の可動接点
が投入または引外し位置にあるときにのみ開始す
ることができる。このため、再閉路につづく再遮
断時の三相充電電流遮断あるいは二相充電電流遮
断時の可動接点開離時点の不揃いが小さく、充電
電流遮断が容易かつ絶縁的に安全に行われ、高速
度再閉路用遮断器が適用されるような、重要な電
力系統の運転信頼性の向上に大きく寄与する効果
が得られる。なお、遮断器の引外しを、引き外す
べき可動接点がすべて投入位置にそろい、残りの
相の可動接点が投入または引外し位置にあるとき
にのみ可能ならしめるための制御スイツチの駆動
を、前記実施例に示したように、可動接点を開閉
駆動する操作器と全く同一構造に構成された開閉
位置発信器の駆動部によつて行うようにすること
により、可動接点開離時点の不揃い防止をより精
度高く行うことができるメリツトが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例による遮断器の構成を
示す斜視図であつて、遮断器が3相とも引外し状
態にある場合を示す。第2図は第1図の構成にお
いて遮断器の3相が投入状態にあるときの要部の
斜視図である。第3図、第4図および第5図はそ
れぞれ、開閉位置発信器の電気接点の開閉状態と
これに対応する制御スイツチの電気接点の開閉状
態とを示すものであつて、第3図は遮断器の引外
し状態、第4図は投入状態、第5図は中央相のみ
投入未完了状態にあるときの回路図、第6図は第
1図の構成において遮断器の2相が投入され残り
1相が引外し状態にあるときの要部の斜視図であ
る。 1:高圧遮断器主部、2,3,4:可動接点、
5:液圧操作器、16a,16b,16c:開閉
位置発信器の駆動部、17:差動ピストン、2
4:遊び継手、27a,27b,27c:開閉位
置発信器のスイツチ、27a1,27b1,27c1
開閉位置発信器の電気接点、30:駆動軸(駆動
機構)、31:制御スイツチ、31a,31b:
制御スイツチの電気接点、32:アクチユエー
タ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 遮断器の相ごとに設けられそれぞれの相の高
    電位にある主接点を液圧により開閉駆動する複数
    の液圧操作器と、前記液圧操作器と1対1の対応
    関係に配され、液圧により駆動されて前記主接点
    と連動し該主接点の開閉状態を間接的に表示する
    とともに前記操作器に遮断器の引外し指令を伝達
    する回路を開閉する電気接点を有する開閉位置発
    信器とを備えた液圧操作高圧遮断器において、前
    記各相の開閉位置発信器の電気接点の反操作器側
    端子を、並列に接続されるとともに互いに連動し
    て逆の開閉動作を行う2個の電気接点を備えてな
    る制御スイツチの一方の端子に共通に接続すると
    ともに前記制御スイツチの他方の端子は前記引外
    し指令の電源に接続し、かつ、前記各相の開閉位
    置発信器の電気接点を開閉駆動する発信器駆動部
    をそれぞれ遊び継手を介して前記制御スイツチを
    開閉駆動する駆動機構に連結するとともにこの駆
    動機構を前記開閉位置発信器の主接点閉路位置対
    応位置方向へ常時付勢するアクチユエータを付設
    し、かつ、前記開閉位置発信器を主接点開路位置
    対応位置方向へ駆動する発信器駆動部の力が前記
    アクチユエータから駆動機構に与えられる力より
    も大きくなるように発信器駆動部を形成して、少
    なくともいずれか1相の開閉位置発信器の主接点
    開路・位置対応位置では前記制御スイツチの一方
    の電気接点が閉路され、3相すべての開閉位置発
    信器が主接点閉路位置対応位置となつたとき他方
    の電気接点が閉路されるようにして、全ての相の
    開閉位置発信器の電気接点が主接点の閉路または
    開路位置対応位置にそれぞれ移行完了した場合に
    のみ前記制御スイツチを介して引外し指令が伝達
    されうることを特徴とする液圧操作高圧遮断器。 2 特許請求の範囲第1項記載の高圧遮断器にお
    いて、開閉位置発信器の電気接点を開閉駆動する
    発信器駆動部はピストン両側の受圧面積が異なる
    差動ピストンを備えて形成されるとともに、この
    差動ピストンの小受圧面積側には常時液圧がかか
    つており大受圧面積側には主接点の閉路動作中な
    らびに閉路後の静止状態においてのみ液圧がかか
    ることを特徴とする液圧操作高圧遮断器。
JP51115315A 1975-09-25 1976-09-25 Hydraulic operation high pressure breaker controller Granted JPS5241874A (en)

Applications Claiming Priority (1)

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DE2543107A DE2543107C3 (de) 1975-09-25 1975-09-25 Einrichtung zur Antriebssteuerung für hydraulisch betätigte Hochspannungs-Leistungsschalter

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JPS5241874A JPS5241874A (en) 1977-03-31
JPS631008B2 true JPS631008B2 (ja) 1988-01-11

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ID=5957585

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JP51115315A Granted JPS5241874A (en) 1975-09-25 1976-09-25 Hydraulic operation high pressure breaker controller

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US (1) US4101746A (ja)
JP (1) JPS5241874A (ja)
CH (1) CH607285A5 (ja)
DE (1) DE2543107C3 (ja)
FR (1) FR2326022A1 (ja)
GB (1) GB1536440A (ja)
IT (1) IT1068289B (ja)

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IT1068289B (it) 1985-03-21
JPS5241874A (en) 1977-03-31
FR2326022A1 (fr) 1977-04-22
DE2543107C3 (de) 1978-07-20
GB1536440A (en) 1978-12-20
DE2543107A1 (de) 1977-03-31
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US4101746A (en) 1978-07-18
CH607285A5 (ja) 1978-11-30
DE2543107B2 (de) 1977-12-01

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