JPS6299529A - 水栓用吐水管 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、単水栓や湯水混合栓の水栓本体に連結し、水
及び混合水を放出するための水栓用吐水管に関する。

〔従来の技術〕

従来、水栓の吐水管は加工の容易さから真鍮等を素材と
するパイプ状の材料を曲げ加工し、これをそのまま水栓
本体に固定または旋回可能に取付けたものが一般的であ
った。

しかし、このパイプ状のもので曲げ部分の変形をいくら
かは生じるものの、全体として一様な断面を呈し、しか
も曲げ加工のためにその断面形状は円形のものに限られ
る傾向にあった。

近来、システムキッチン等の発展から水栓器・貝類も周
囲との調和を図った設計を求められるようになり、単純
な形状に停まらず様々な意匠的な変容を遂げている。

例えば、吐水管部分を水栓本体と一体化し、鋳造により
これを形成する場合には、先端部を大きくしたり円形断
面以外にも矩形断面のものとすることは比較的容易であ
ることから、機種によってはこの型式のものがかなり普
及している。

〔発明が解決しようとする問題点〕

一方、吐水管の長さをある程度以上必要とするものでは
、従来と同様にパイプ状のものを使用してこれを様々な
形状に変形させている。

このパイプ状のものを変形して吐水管を製作する一般的
な加工方法として、バルジ加工と呼ばれるものがあるが
、これは外周に金型をセットしてパイプ内に圧力を負荷
することによって製作する過程を必要とする。

しかし、このような加工方法では、所定形状まで複数の
金型によって順次加圧変形させるので、数段階の加圧過
程を必要として生産性の面で難点がある。

また、一つの製品を製作するにしても、金型を複数設置
しなければならず、長さの異なるものに対しても仕様に
合わせて金型を準備する必要があるので、設備費も高く
なる。

本発明は以上のような問題に鑑み創作されたもので、吐
水管の製作に当たって、その加工工数及び設備の削減を
図り製作費を低減することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段及び作用〕本発明の水栓
用吐水管は、吐水管本体の両端部に一対の取付は口を予
め開設しておき、この取付は口の一方には水栓本体の流
出口に接続しかつ供給流路に連通ずる第１ブツシュを設
け、さらに他方の取付は口には吐水方向を指向する中空
の第２ブツシュを固定する構成とし、吐水管本体自体を
曲げ変形する必要なく製作できるようにしたものである
。

〔実施例〕

以下、図面に示す実施例に基づいて本発明を説明する。

第１図は本発明に係る吐水管の断面図で、１は真鍮等を
素材として形成した吐水管本体、２はこの吐水管本体１
の基端側上部に固定した第１ブツシュ、及び３は吐水管
本体ｌの先端側下部に固定した第２ブソシエである。

吐水管本体１はやや偏平断面を呈する直管状であり、第
１．第２ブンシュ２，３はともに筒状体をなしている。

第１ブツシュ２は水栓本体Ａの取付は口Ｂに回転自在に
連結して水栓本体Ａ内の流路と吐水管本体ｌとを接続す
るためのもので、吐水管本体ｌと接合する下端部分には
流路としての切欠６を一部に設けた拡大部５を形成して
いる。尚、７は上端部分周面に設けた凹溝で、内部に係
止リング１４を配置し、この係止リング１４に袋ナノ目
３を係止して吐水管本体ｌを水栓本体Ａの取付は口Ｂに
回転自在に連結している。

第２ブツシュ３は上端部周面を欠落して段部８を形成し
た円筒状で、これらの第１．第２ブツシュ２．３によっ
て水栓本体Ａからの水は吐水管本体ｌを経て下向きに第
２ブツシュ３から吐水する流路を構成する。

第２図は吐水管本体１の加工及び第１．第２ブツシュ２
．３の組み立てを示す工程図である。

吐水管本体１は円形断面または図示のように矩形断面の
素材を予め所定長さに裁断しておく　（同図（ａ））。

この予め成形した吐水管本体の両端において、第１．第
２ブツシュ２，３を接続するための取付は口１０．１１
を成形するために切欠２０．２１を両端側が開放するよ
うにカントする（同図（ｂ））。

次いで、第１ブツシュ２の取付は口１０を成形する段階
に移行し、この取付は口１０の径に等しい外径を持つ円
筒状のブロック２２をこの切欠２０内に冶具等を用いて
セントしく同図（ｃ））　、吐水管本体１の両端の余り
代１２部分を曲げ加工機によって強制的に曲げ変形させ
る（同図（ｄ））。

さらに、ブロック２２を取り除き、余り代１２の不要な
部分を削除するとともに周面を研磨することによって、
円形の取付は口１０を得ることができる。

尚、第２ブツシュ３の取付は口１１の加工もこれと同様
に行う。

このようにして吐水管本体ｌの上下面に第１゜第２ブツ
シュ２，３を接続する取付は口１０．１１を吐水管本体
１端部の余り代１２部分のみを曲げ変形することで加工
できる。

次に、取付は口１０．１１内に第１５第２ブツシュ２．
３を嵌合し、溶接やハンダ付は等の手段でこれらを吐水
管本体１に一体化し、さらに研磨及び鍍金処理を施すこ
とによって、一工程を完了する（同図（ｅ）、　　（ｆ
））。

上記構成の吐水管では、吐水管本体１の両端に取付は口
１０．１１を吐水管本体１に成形して、これらに第１．
第２ブツシュ２，３を接続するので、吐水管本体１自体
の両端を屈曲変形する必要がな従って、吐水管の仕様に
応じて多量の金型を必要とすることはなく、しかも長さ
に無関係に様々な吐水管を製作できる。

また、従来のように金型を用いて屈曲変形させるもので
は、吐水管本体１の長さに上限があって設計の自由度が
拘束されていたが、吐水管本体Ｉの両端の部分的な曲げ
変形のみでよいので、長さ寸法に影響を受けることはな
く、長尺、短尺のものを容易に製作できる。

〔発明の効果〕

本発明は、吐水管本体の作成に当たり工程数の削減がで
き、しかも仕様に合わせた金型等を一切必要としないの
で、生産性の向上と設備費の低減が図れるという効果を
奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る水栓用吐水管の要部断面図、第２
図は製作工程を段階的に示す斜視図である。 （１）吐水管本体　　　　（２）第１ブツシュ（３）第
２ブノンユ　　　０ω、　　ｎｏ取付は口（１２）余り
代 （２０）、　　（２１）切欠　（２２）ブロック特許出
願人　　　　　東陶機器株式会社代理人　　小児　益（
はが２名） 第１図 □７ 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、吐水管本体の両端部の管壁に一対の取付け口をそれ
   ぞれ開設し、同取付け口の一方に水栓本体内の流路と前
   記吐水管本体内を連通する第１ブッシュを固定し、さら
   に他方の取付け口に吐水管本体から吐水方向を指向する
   中空の第２ブッシュを固定してなる水栓用吐水管。