JPS6298178A - シヨ−ケ−ス内の除霜方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は冷凍品を収納しておくショーケースの着霜面の
除霜方法に関するものである。

（従来技術） ショーケースを冷凍運転すると冷却面にその雰囲気中の
湿気が付着し、霜が着く。

この着霜によって冷凍機の冷却効率を悪くすると同時に
顧客が商品を購入するときの印象を悪くしている。その
ため定期的に除霜を行うことが必要である。従来の除霜
方法はタイマーで定期的に冷凍機を停止させて自然除霜
する方法や冷却面に電気ヒーターを入れ、そのヒーター
の。

熱により定期的に除霜する方法の他、コンプレッサーか
らのホットガスを冷媒回路の切り換えによって冷却コイ
ルへ流して除霜するホットガス除霜方法等がある。

（発明が解決しようとする問題点） 冷却面に着霜した霜は時間と共にその量も多くなり長時
間放置しておくと、氷状となってしまうことがある。こ
のことによりショーケース内の冷却はその霜を介して行
うこととなって冷却効率を悪くしている。

したがって定期的な除霜が必要である。

しかるに従来の除霜方法は定期的にショーケース内の冷
却を停止し、その除霜時間を短縮するために電気ヒータ
ーとかホットガスを利用しているが、冷却を停止して除
霜を行うため除霜時に他のショーケースに商品を移動さ
せる等の作業が必要であり、除霜に対する効率的な方法
がとられていなかった。

（問題点を解決するための手段） したがって本発明の技術的課題は短時間に除霜できる除
霜方法を提供することを目的とするもので、その技術的
課題を解決する技術的手段は、着霜面に取外し可能な薄
いシートを張り、これに着霜させて、その着霜したシー
トを取外して除霜するショーケース内の除霜方法である
（発明の効果） この技術的手段によればショーケースの冷却面に取外し
可能なシートを張り、霜をそのシートに付着させ、これ
を取外してショーケースの外で除霜できるもので再度冷
却面にシートを張りつけることによりショーケース内に
収納した商品を移動することなく除霜ができ、顧客の印
象を害することの恐れのある霜をより短時間に除霜でき
るという特徴がある。

（実施例） 以下図面に示す実施例について説明する。

先ず、ショーケースの一例について説明する。

第１図における（１）はショーケースの側壁であって、
冷凍機（２）の冷却コイル（３）が埋設されている。

ショーケース（１）内は上方から保温帯（４）、ディシ
ュアップ温度帯（５）、予備冷凍温度帯（６）に仕切ら
れている。

保温帯（４）とディシュアップ温度帯（５）と、　　は
支持枠（７）に設けられた吹出ノズル（８）で互いに連
通し、ディシュアップ温度帯（５）の冷気が吹出ノズル
（８）から保温帯（４）に向かって流れ、アイスクリー
ムの品温か外気によって乱されないようになっている。

ディシュアップ温度帯（５）内には常時回転するファン
（１０）　　（１０）が設けられ、これで温度勾配をな
くして温度の均一化を計り、冷凍機（２）はＯＮ、　Ｏ
ＦＦするセンサー（１１）で制御される。

ディシュアップ温度帯（５）と予備冷凍温度帯（６）と
の境界にはアコーデオンシャッター（１２）がある。な
お、（１３）はショーケース上部の開閉扉、（１４）は
予備冷凍温度帯の開閉扉でここから予備のアイスを取り
出してディシュアップ温度帯に補給する。

通常ディシュアップ温度は一１３℃〜−１５℃であるが
、予備冷凍の温度帯の温度は一２３°ｃｅ−−２５°Ｃ
である。

吹出ノズル（８）には又案内板（９）が設けられ、これ
によって冷気が横方向に流れ支持枠（７）とケース周壁
との隙間からディシュアップ温度域に１流できるように
なっている。又、ディシュアップ温度域におけるファン
の容量としてはアイスクリーム容器周辺の冷気の流速が
０．２ｍ／ｓ〜０．５ｍ　／ｓ程度の微風でよ＜０．３
ｍ／ｓ程度が適正である。したがってこの流速になるよ
うにファンを選定するとよい。

吹出ノズルのサイズとしては開口部は１０１１〜３゜ｌ
程度がよいが、１５關程度が適正である。

案内Ｆｊ、（９）ノ高さは支持枠（７）ヨリ１０ｍ１〜
３０１程度でよいが、２ｏ龍程度が適正である。案内板
の長さはショーケースの横方向の長さと同じくし、幅は
客からみてアイスクリームががくれない方がよいと思わ
れ５０＋ｎ程度が適正である。

何れにしても保温帯では上部の扉を開放した場合の外気
の侵入熱とかガラスからの副射熱によって加温されるが
、ディシュアップ温度域へ外気の影響を与えないように
働（空間領域である。

ディシュアンプ温度域ではアイスクリームをすくいとる
作業空間を形成しており、通常は−１３℃〜−１５℃に
１呆持されている。

そして内部に装置したファンにより雰囲気の温度が均一
化されており、アイスクリーム品温が一定化されて良好
なスクープ性を有するアイスクリームを提供できるよう
になっている。

予備冷凍温度帯域ではディシュアップ温度帯域への補充
用のアイスを収納する部分であり、客にアイスクリーム
を提供している場合、上部のシャッター（１３）を閉じ
ておくことにより−１５°Ｃ〜−１６°Ｃの温度域とな
って、ディシュアップ域へアイスクリームを移してもす
ぐにスクープできる。これは予備冷凍温度帯の側壁のみ
からの冷却コイルで内部が冷却され、底壁には冷却コイ
ルがないので以上のような温度を示すのである。

一層シャッターを開けることにより一２３℃〜−２５°
Ｃ付近の冷凍温度帯とすることができる。これはディシ
ュアップ温度帯で冷却された冷気が降下し予備冷凍温度
帯が一層冷却されるからである。

したがって従来のストック域よりディシュア。

ブ域へ移したアイスクリームが固くてすくいにくく客へ
の供給ができないという現象を解消することができるば
かりでなく一定品質のアイスクリームを客に提供するこ
とができる。

本発明は以上のようなショーケースのうちの例えば保温
帯（４）の内壁に取外し可能な例えば磁性ゴムシートを
張り、これに霜を付着させ、これを取外してショーケー
スの外で除霜し、再度内壁に張りつけるものである。

具体的には保温帯（４）の内壁は塗装された鉄板からな
りこの上に磁性ゴムシート（１５）を張る。磁性ゴムシ
ートは磁石粉末を配合して加硫成形したシートである。

その状態で冷却を開始する。

冷却面が冷却コイル（３）によって冷やされ、同時に磁
性ゴムシート（１５）も冷却される。冷却が進むとショ
ーケース内の雰囲気中の湿気が冷却面に吸着し、着霜が
起きる。しかし−１冷却面にはシートが張っであるため
着霜はシート面上に発生し、冷却面自体の鉄板上には着
かない。

着霜の時期をみてシー１−　（１５）を剥がし、ショー
ケース内で除霜し、再度シート（１５）を取付ける。

以上の操作を適時繰返すことにより除霜作業をより短時
間に完了することができる。

磁性ゴムシートは薄膜であり、したがって収納物の冷却
に影客を与えることな（半永久的に使用できる。

実験例 ディップアイスショーケースの固定キット、上部の冷却
面に０．８＋ｎの１０分割した磁性ゴムシートを周囲に
張り、冷却を行った。

その結果２４時間に着霜が５１ｍであったがシート面上
への着霜のみで冷却鉄板への着霜はみられなかった。

シートを取外し除霜後再度取付は継続して冷却したが同
様の結果であった。

シートの接着に接着ソールを用いてテストしたが接着さ
れている壁面が冷やされている場合接着できない。

又、シールと壁面との間に接着シールの厚みだけ空間が
できてしまい、その部分への着霜がみられる等の問題が
発生し、接着ということでは磁性ゴムシートを用いるの
が最も良好である。

シートの材質についてプラスチックや布等を用いてもよ
いが低温下であるため硬化し、変形や破損し易くなるこ
と、除霜後の水分の除去作業が面倒になることなどから
磁性ゴムシートが最もよい。

又、シートの表面は霜の付着保持力の面から適度な粗さ
があった方がよい。

シートの厚みについては薄い方がよいが耐久性や伝熱性
の面から１１１前後が良好である。シートの大きさにつ
いては取外しが便利な大きさであればよいが５０ｃｍか
ら６０ｃｍ位が作業性としては良好である。

【図面の簡単な説明】

第１図はショーケースの切断正面図 第２図は同上縦断面図 第３図はショーケースの外観図である。 （１）・・・・ショーケースのイ則壁 （３）・・・・冷却コイル （４）・・・・保温帯 （５）・・・・ディシュアップ温度帯 （６）・・・・予備冷凍温度帯 （７）・・・・支持枠 （８）・・・・吹出ノズル （９）・・・・案内板 （１０）・・・・ファン （１１）・・・・センサー （１２）・・・・シャッター （１３）・・・・ショーケース上部の開閉扉（１５）・
・・・磁性ゴムシート 第１図 ７り 第２図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）着霜面に取外し可能な薄いシートを張り、これに
   着霜させて、その着霜したシートを取外して除霜するこ
   とを特徴とするショーケース内の除霜方法。
2. （２）シートは取外し易いように適当な大きさのに切断
   された磁性ゴムシートを用いることを特徴とする特許請
   求の範囲の第１項記載のショーケース内の除霜方法。